仕事が煮詰まっている上に、AKB48界隈でも面白からざる事ばかり。
そんな訳でとっとと帰って寝ようかとも思ったが、何となく東京タワーへ。
大展望台へ上がると、いつもと来ている客の傾向が異なる。
何だろう・・・と思ったら
梅田急病との事で、代打小林。
例によって公式ブログでの告知は無い。 この件については別項にて。
定刻になっても始まらず、15分遅れでスタート。
小林は赤羽橋へ行くべきところを赤羽へ行ってしまったらしく、来るには来たが何をやるんだかまるで解っていない状態でスタート。
のっけからミズノ氏の喋りでスタート、定型原稿とリクエストの読み上げ以外はお仕舞いまでほぼミズノ氏がなんとかして終わった。
急な仕事でもあり、誰が代打で出ても初回は何が何だか判らないうちに終わるのが常なのだけれど、それにしても頭を抱える出来では有った。
話を振られても合いの手を入れるでもなく無言で頷くってのは、幾らなんでも酷い。
折井の時は原稿と睨めっこしてガチガチで終わり、中西は緊張しているってのを連発してアワアワしたまま終わり、たいてい過緊張がマイナスに働いているのが見て取れたのだけれど、小林はそう言った感じでは無く、本人も「緊張はしていない」と話していた通り表情に硬さは無かった。
ただ例の件以来の鬱々とした気分が表に出ているようで表情は暗く、ミズノ氏が話を振ってもほとんど話が拡がらないどころか、前出の通りで合いの手すら満足に入れられない。
反面、与えられた原稿は予想以上にきちんと読めていて、判らない文字もそのままにせず質問してペンを入れていたし、曲の間には次に喋る事を浚っていたりもしたので、職業モラルが低いのではなく、ただ単に何をする仕事なのかを把握しないまま現場に入ってしまったのだと思う。
カフェ・ラ・トゥールから一品頼むコーナー。
「パリに行ってからココアが飲みたくて」とココアを頼む小林。
「フランスだと『ショコラ』ですよね?」とミズノ氏に振られても無反応。
「パリにはココアが無かったので、コーラばかり飲んでました」と小林。 まぁフランス人にココアと言っても持ってきてくれないだろう。
パリの思い出にショコラを好んだ荷風と全く逆の理由でココアを欲するところが小林らしい。
初日の食事でムール貝がバケツで出てきたのに面くらい、フランスでは何でもバケツで出てくるのかと思ったとか、フランスのパンは硬かったとか、(守備範囲に球が来れば・・・であるが)小林らしさの片鱗は見られた。
最後に今日の感想を訊かれて、「ラジオの仕事をやっているけれど、何時もは透明の仕切りがあるのでお客さんが目の前にいるのは新鮮でした」と答えていた。
たとえ親が死んでも客前にでたらシャンとしなければならない仕事をしている訳で、現場に出たら精神的な落ち込みを出してはいけない。
準備する時間の無さとか、マイナス条件をさっぴけば見るべきものはあったのだけれど、さっぴかなきゃならないものが多すぎる。
梅田急病、秋元と宮澤はレコーディング、増田は舞台、奥は児童福祉法、消去法で転がり込んだ仕事なのだから、活かして欲しいチャンスだった。
事務所も赤羽橋なんて東京に住んでいても出歩かない人は知らないような駅に呼び出さずに、浜松町からタクシーに乗せるくらいしていただきたい。 折井や秋元ならともかく、相手は小林なのだから。
しかし、兎にも角にもこうしてチャンスを引き寄せるところは、実に小林らしくある訳だが。