軍配はチームPBに上がったようだ。
掘り出して競わせる企画ってのは面白かったが、かつては内容を確認せずに指名買い出来た週刊プレイボーイと言う雑誌の質の低下を形として見せられたのは実に哀しいことであった。
チームPBを含めてAKB48に裂かれた紙幅そのものは大きかったが、何の工夫も見られないメンバーを切り身にして並べるだけの刺身にすらなっていないグラビアや、見て来たような嘘を並べた好い加減な上にも好い加減なブレイク・ヒストリー。
前田敦子のグラビアに神保町決戦の応募券を付けたり、企画意図から外れた勝つための暴走も見苦しかった。
小峯が居た頃のかつてのプレイボーイは、大人気なくは無かったけれど、少なくともここまで子供染みては居なかったように思う。
元々人気のある連中を並べて勝ちは得たものの、この連中の魅力をどこまで掘り下げて読者に提示できたのかも甚だ疑問。
逆にチームYJの側は定期で取れるのがモノクロ1ページのみ、あとはなんとか少ないカラーページに押し込むくらいで、分量としては物足りなかったが、メンバー一人ひとりの魅力を引き出し掘り下げて分かりやすく提示してくれたし、それがメンバーの自信にもなったのではないかと思う。
今ねちねちコツコツとレビューを書いている「AKB48 わがままガールフレンド」の中でも、選抜常連の連中を喰う勢いで、峯岸や北原が輝きを放っている。