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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
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petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2011-02-12 ハイジ [長年日記]

_ ぱすぽ☆ 〜私達、そのうち世界へフライトします!ツアー〜@秋葉原UDXシアター(2/11 3部)

所用で1部2部は見られず、2部の開演時間くらいに漸く秋葉原へ。 なんとか3部のみ観覧。
整理券の籤運は良く、客席を含めた全体が見渡せる席を確保。 出来れば袖から見たいのだけれど、客の立場では不可能。

開演まで、会場内を観察。 椅子や床がヤレていない割に換気口には埃が溜まったままになっていたり、稼働率の悪さが伺える。
賃貸料を下げたり、箱としての使いやすさを考えた施設の改善をしたりする経営努力が必要なのではなかろうか。

今日も備え付けのスピーカーは使わず、持ち込み機材での対応。 雑な業者だと地べたに直置きにしてしまったりするスピーカーの下にゴム板を敷いていたり、ケーブルの這わせ方が理に適っていたり、金は掛かっていないが仕事はきちんとしている。

天候の所為もあってか、7〜8割の入り。 費用対効果を考えるともう少し入っても良いと思うのだけれど、空いている分ゆったり見られる。

歌って踊っている間は若々しい槙田紗子が、動きが止まった瞬間から老け込む謎を解くべく、槙田中心に観察。
歌って踊っている槙田紗子は

  • 重心が前寄り
  • 表情が歌詞にあわせてクルクル変わる
  • 指先まで神経が行き届き、やる気が漲っている

動きが止まった槙田紗子は
  • 踵重心で棒立ち
  • 表情がニヤニヤ寄りで固定
  • 頭のてっぺんから爪先まで弛緩

踵重心になると、膝は緩く曲がり、腰が前に出て、肩は後ろに引っ込み、首が前に出る。 人類の進化の過程を描いた図のネアンデルタール人あたりの立ち姿。 あまり美しくは無いし、これを是正しただけで10歳は若返って見えると思うのだけれど、そうなると槙田紗子の「らしさ」も薄らいでしまうのが難しいところではある。
漫研やアニ研、生徒会などで偶に見られる、メガネと長い黒髪でその美しい素顔を隠した文化系女子が歌って踊っているのが貴重なのであって、凡百の「可愛らしいアイドル」になってしまっては勿体無い。

閑話休題、我ながら焼きが廻ったなぁ・・・と思ったのは、生きているマイクの数を見誤っていた事。 ヘッドセットマイクは全部生きていたが、手持ちワイヤレスは森と佐久間のだけが生きており、残りの連中にはワイヤードのマイクを持たせていた。
しかし、雌端子がモロ見えなのには興醒め。 そのままワイヤードのマイクを持たせるのではなく、ジャックから数センチのところでケーブルを切ったのを付けておくだけで「らしく」見える。 出来ないなりの「もう一と工夫」が欲しい。

森詩織は今日も高いレベルで安定。 安心して見ていられるし、見ていて楽しい。
他のクルーの自己紹介の最中に、突っ込みどころを探して何かたくらむ表情も面白い。
そのポケットには何を隠しているのだろうか。

安定している森詩織とは対照的に、良く言えば人間味溢れる佐久間夏帆。
マイクを持ち替えたりするときに緊張が表情に出てしまったりもしつつ、歌要員としての自覚は強くなってきたようで、決めるべきところではきっちり決めていた。
この人は頭蓋骨の形が綺麗なので、高い位置でポニーテールにすると映える。

玉井杏奈は頭で考えていては出来ない動き。 振り付けを完全に咀嚼し切って自家薬籠中のものとしている。
この横に頭で考えながら演っている槙田紗子が来たりすると、それぞれの解釈の違いがそれぞれの美点となって見えてくる。
このあたりも実に面白い。

終演後、馴染みと思しき客に
「何スか、今日(の格好)は?」
と訊ねられた竹中先生。 胸を張りつつ答えて曰く

「ハイジです」

確かにハイジっぽくはあったが、掛けていたメガネがロッテンマイヤーさんのそれであったので、思わず噴き出してしまった。

_ 更新情報

コラム置き場に

をアップロード。
もはやAKB48について楽しい事を書ける気がしない。

_ ついでに更新

コラム置き場に



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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