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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2011-11-24 毛利元就も吃驚 [長年日記]

_ 週刊ヤングジャンプ 2011 51号

フレンチ・キス
見ただけで風邪を引きそうな最低のグラビア、いやまぁ実に酷い。 呆れ果てた8ページ28カット、撮影は宮坂浩見。

どんなに酷くても表紙くらいは何とかデッチ上げるものなのだけれど、高城と柏木は眩しい中で無理繰り目を見開こうとして下瞼が上がっており、目をクワッと見開いた倉持明日香は凶相と言うほかなく、ドぎつい目元はクレオパトラに扮したエリザベス・テイラーを東洲斎写楽が描いたかのよう。
睨まれて有り難いのは成田屋くらいのもので、女子のグラビアで目をひん剥くなんてのはゾッとしない。 百年の恋も一瞬で醒める、・・・と言うか、これでは恋に落ちない。

1ページ目の柏木。 芯のある被写体ブレは好ましいが、良く言えばハイキー、悪く言えば白っ飛び。 白く飛ばさなければ粗が目立つ歳でもあるまいに。 そして胴長隠しのウエストアップ。

見開きで三人川の字の図。 熊手みたような大仰な付け睫毛は流行りだから仕方が無いにしても、これを付けたまま目を閉じたらどうなるか、想像力が働いていないカメラマンも悪いし、弾かなかった編集も無能。 胡粉を塗りたくったようなレタッチも興醒め。 人相まで変わってしまっている。

高城亜樹は例によって安産型隠し。 強い光で死んだ表情。 褒めるところが無い。

倉持明日香も芯のある被写体ブレで面白いカットに成り得るのだけれど、光が強すぎて表情が死んだ上に白っ飛びで台無し。

更に見開きで動かして撮ったカットを細かくズラリ。 写真の取捨選択と割付けのセンスが欠如しており、散漫で且つ退屈。
動物や子供のように撮って初めて表情が生きる高城亜樹を珍しく上手く撮ったカットも扱いは小さく、無理に流し目をさせた変な顔は大きく使われている。 柏木も大きく使われているのは退屈な決め顔ばかり。

最後のページは3人並べているのだけれど、これも光が強すぎた凶相。
モデルを生かさず服を見せたファッション写真の撮影手法もお門違い。
宮坂浩見が応用の利かない下手糞なのか、編集のセンスが欠如しているのか、事務所の担当者に審美眼がなくて変な駄目出しをしているのか、それらの全てが重なったのかは判然としないが、兎に角見ていて頭の痛くなる低劣なグラビアであった。

フレンチ・キスはシングルを出す度に大量露出。 ソロでも束でもグラビア三昧であるが、正直申し上げて碌なものが無い。
数をこなしてどうして良いか判らずに戸惑ったような表情こそ無くなったが、手馴れた感じの取って付けた様な作り笑顔が増えた。

三本束ねた矢が三本分の強さにならぬ不思議。 毛利元就も吃驚である。

篠田麻里子
例の写真集からの5ページ8カット、撮影はTakeo Dec.
碌でも無いものを見せられた後だけに、モデルもカメラマンも金の取れる仕事をしているこのグラビアは地獄に仏。
流れ作業で大人数を撮らされた時の Takeo Dec. には、目も当てられないようなのもあるが、こうしてじっくり撮らせると矢張り上手い。
こうして背景や衣装を生かしつつ、人が映えるように撮るのがポートレートだと私は思う。
それを閑却したのが巻頭の屑写真群。


「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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