今日はあとがつかえているようで、いつもより15分短い11:00終演。
そんなわけでマクラもそこそこに三席+ゲスト。 弁当幕も無く、スッキリした構成。
「小噺」談奈
「千早振る」錦魚
「オゲレツウクレレ」角森隆浩
「大工調べ」(序)談奈
口開けで出て来た談奈さんはマクラもそこそこに鰻と泥鰌と穴子の小噺でさらっと降りちゃう。 このあたりは左談次師ゆずりで上手い。
錦魚さんはチクリと毒をいれたりしつつも、軽く楽しく。
オゲレツウクレレの角森隆浩さんは素晴らしいイカレポンチで、どうかしているウクレレロックを高らかに歌い上げて去って行った。
牧伸二、ぴろきより、坊屋三郎に近い「ひとりボーイズバラエティ」と言った趣。
トリの「大工調べ」は談奈さんらしさが存分に出ていた。
談奈さんの偉そうな奴と言うのは、実にどうも腹立たしいのだけれど、棟梁の啖呵が焼肉屋の冷麺みたいで、つるつる喉越しは良いが切れ目が無くて歯切れが悪い。
下がるべきところで下がらない溜飲に苛々したところで与太が出てきてドタバタになるのだけれど、ひとしきり笑って気が付くと、苛々が消えてスッキリしている。
不思議な芸。