小田急地下化で半ば廃墟と化した下北沢駅前は更に混沌とした感。
滝田ゆうが「寺島町奇譚」で描いた「ぬけられます」みたいな貼り紙があったり。
タウンホールまで行ってしまって戻ったりしつつ現場を確認し、しばし時間を潰してから入場待ちの列に並ぶ。
この時点ではさほどの数にはなっておらず多少の不安は有ったが、私が入ってからも開演まで陸続と客は増え続けて「大入り」と言ってしまっても良い集客。
「じゃあ押上でつ離れしなかったのは何だったんだ」とやり場の無い怒りが湧いて来たりしつつ開演待ち。
開演までの間繋ぎのDJは蛇足。 誘った友人は此処で一気に萎えたと話していたが、これには一言も無い。
アルバム曲とこれまでの衣装総ざらえで、今のメグリアイを可能な限り観て貰おうという意図は伝わってきた。
早替えを想定した衣装ではないので脱ぎ着には相応の時間が掛かり、岡崎や山田のソロ曲の前は残りの5人で演って繋いだりしていたが、間延びしたところはあり、ワンマンライブをやるとなるとこの辺りが課題になってくる。
なんだかんだ文句を言いながら観ていたAKB48ではあったが、公演の構成に関しては図抜けていたことを改めて思い知る。
岡崎みさとのソロ曲「I WISH ~キミダケヲ~」は天性の鼻濁音も相俟って丁寧な歌唱。 岡崎の声は張ると高音が金管楽器のようにピリピリするのだけれど、鼻濁音で適度なミュートが掛かって耳に優しい。
山田渚のソロ曲「迷宮Fantasia」は本人の声質や音域に合わせて書かれているので思う存分声を出せており、軽く振りが付いた事で曲の世界観に入り込んだまま歌い切れていた。
山田は全篇通して表情が豊か。 興奮して寝付けず、完徹で臨んだとのことで、寝不足による何でもカンでも楽しい状態であったのかも知れないが、表層的ではない心からの笑顔を見られたように思う。
最後に3曲演って、4期メンバーのお披露目。
白鳥愛花(19)
佐々木澪(15)
白鳥は長身の美形、佐々木は beauty より funny 寄りの高校一年生、LinQの伊藤ちゃんに似た雰囲気。
メンバーの変動があっても、言わなくて良い事・明らかにしなくて良い事については触れないのは良かった。 それが辞めて行った者、残った者、入ってくる者、それを見ているしかない客、それぞれの幸せだと私は思う。
友人が何人か来ていたのだけれど、終演後に会食した友人は否定的な見解。 良否よりは好悪に寄った話であったが
「岡崎と山田だけ突出」
「曲がみんなアニソンみたい」
このあたりに関してはその通りと言えばその通りであって、それが駄目となると仕方が無い。
メグリアイの楽曲に関しては、様々なグループと並べて聴く機会に較べてみると丁寧に作り込まれているのが判るのだけれど、「耳に引っ掛からない」と言われることもまま有る。
逆に言うと邪魔にならないので何かしながらでも(現に今、こうして)聴いている事が出来るのだけれど、B面の佳曲みたいなところはあって、その辺りの歯痒さは正直なところ私も感じている。
岡崎ワントップの状態から山田が並び立つところまで来たのであるが、浅原や山中も振りが大きくなって来たとは言え前列後列のバランスが悪いのは確か。
坂本樹莉はシームレスで柔らかい動きで歌唱も安定しているのだけれど、小さく纏まってしまっている感はあり、この人がもう少し弾けるとバランスも良くなってくるのではないかと思う。
下北沢シェルターは会場規模としては身の丈に合っていたと思うが、6人からが歌って踊るには些か狭すぎる。
ワンマンライブをやるのであれば、メンバーが思い切り動ける広さの舞台でお願いしたい。
どれくらい混むのか予想もつかなかったので早めに横浜へ。
会場は運河の上の橋上広場で、客が暴れると橋ごと揺れる。
そして太鼓橋状になっているので、ステージから離れて後ろへ行けば行くほど低くなっていて、どこから観ても平等に見辛い。
それでも街のド真ん中で4時間から大騒ぎ出来る会場ってのも中々無い訳で、いつも乍ら asfi の送り手の創意工夫には恐れ入る。
このイベントの送り手は、全篇見て行くような物好きは寧ろ少なく、目当てだけ見て「ワッ!」と騒いで帰って行く蝗のような当世のアイドル客の習性を熟知していて、顔付けも其れを踏まえて組んでいるのでトリだから格上と言う事もなく、喰い付きやごく浅い時間に出るところ以外はそれぞれのグループの都合に合わせて出演順が決められている。
なので主催の asfi もトリと言う事は無く、ヒザに上がったステーション♪の方がトリのメグリアイより持ち時間が長かったり、雑なようでいて丁寧、よく考えてある。
ステージや観覧エリアも客民度を低めに見積もった設え。 客の理性・品性に頼っていないので注意事項の告知などしなくても、トラブルは起きない。
このあたりの柔軟で合理的な思考が出演者の多いイベントを切り回す事を可能にしているのだと思う。
出演順や時間が判り難いくらいで、客として不満なところもなく、いろいろなアイドルを纏めて見てみたい向きにはオススメのイベント。
印象に残ったグループを幾つか。 悪印象が強すぎて罵詈讒謗を書き散らかしたい衝動に駆られたのも幾つか有ったが、それは言はぬが花と言う事で。
シブヤDOMINION
何度か観ているが、その度に練度が上がっている。
レッスンだけでなく、客前に出る経験によるものではないかと思う。
吉野ていら(シブヤDOMINION)
制服と言うより軍服と言ったほうが近い衣装にはシャホヴニツァを思わせる赤白チェックの布地が使われており、裏方に相当なマニアがいそうな予感。
choice?
メンバーのうち二人が神奈川県民とのことで、表情に出るくらい興奮していたのが微笑ましかった。
渡辺くるみ(choice?)
オケの作りは少々安っぽいのだけれど、曲そのものは良く出来ていて、歌が付くと聴くに堪えるものになるのが面白かった。
ハニースパイス
「超絶美少女系アイドルユニット」と自ら名乗りつつ、看板に偽りが無いのに驚く。
吉沢七海(ハニースパイス)
美形揃いなのに吊り合わず衣装が安っぽく、更には一人だけ違うものを着ていたので衣装でも忘れたのかと思ったら、それが正式の衣装らしく二度驚く。
ステーション♪
思ったより移動と動きが激しく、撮影は大惨敗に終わったので写真は無し。
「綺麗」より「親しみやすい」寄りの見た目なのであるが、ぽっちゃりしていても侮れない動きの滑らかさ激しさ。 舞台の前後左右の客に対する気配り目配りもぬかりなく。
荒くれる客も多いが棲み分けも出来ていて、そう言う客は観覧エリア中央に集まるので、そこにさえ居なければ静かに観ている事も可能。
asfi
ハロープロジェクト楽曲のカバーを演る意味については懐疑的であったのだけれど、このライブで考えが変わった。
先に演ったカバー曲で喰いついて来た通りすがりの高校生集団がそのあとのオリジナル曲で盛り上がって物販に殺到しており、集客と認知に関して一定の効果は有った。
市川咲(asfi)
「良く知られてはいるが昨日今日の曲ではない」という選択も、贋物感を薄くしているように思う。
メグリアイ
連休と言う事も有ってか、遠隔地(愛知)在住で幽霊部員状態にある高田淳美も居る六人体制。
まだ4期メンバーを投入する局面には無いようだ。
坂本樹莉(メグリアイ)
カメラ本体はデジタル化したもののそれ以外は使い慣れた昭和の機材で廻しているので撮り始めると普段にも増して凶悪な人相になり、およそ楽しそうには見えないそうだが、これでも私自身は楽しく見て(撮って)いる。
閑話休題、メグリアイの話。
坂本樹莉が気になったので重点的に観察(そして撮影)。 手を抜いたりする訳ではないのだけれど、偶にポカがあるのと、滑らかで柔らかい動きながら纏まりすぎて伸びやかさに欠けるようなところがある。
グループの浮沈の鍵となるのはこの人なのではないかと、私は考えている。
kamagra shop <a href=http://www.rwuk.org/?product=propecia-effects-on-women-interactions>propecia effects on women interactions</a> how do i buy viagra http://dstvmediasales.com/sitemap.php?farm=viagra-prolonged-erection - viagra prolonged erection women use propecia for men http://www.rwuk.org/?product=cialis-cupons - cialis cupons about levitra drug