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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2013-07-28 再開 [長年日記]

_ UTB 2013 2月号(1/27の続き)

寝かせすぎたものを掻い摘んでの更新。

梶谷桃子
4ページ4カット、撮影は西田幸樹。
衣装に合わせて黒バック、グレーバック、白バックで1カットずつ。
屋外でもう1カット。
曇天の西田幸樹に矢張りハズレは無く、柔らかく廻った光を生かして風に靡く髪も美しく。
惜しむらくはバックのボケが美しくないことであるが、これはまぁ仕方が無い。

福田花音
6ページ8カット、撮影はHIROKAZU。
ピーカンの浜辺で撮ったものなどは、矢張り眩しさで固まってしまったようなところもあるが、波打ち際で撮ったものは、眩しげでありつつ表情も生きており、波も躍って面白く。

鞘師里保
6ページ16カット、撮影は西田幸樹。
スタジオの中で踊らせたものの中から、一枚で目を惹くものを見開きに、並べることで連続性の伝わるものを大小とりまぜて、こちらも見開きで見せる。
静止画像でも伝わる躍動感。
最後に屋外で1カット。
西田幸樹の頭上には、常に柔らかく光を回す雲があってほしい。

真野恵里菜・矢島舞美
7ページ13カット、撮影は佐藤裕之。
ハロープロジェクトを離れる真野恵里菜、その記念企画の3回目。
正しく相乗効果、一人だと出さない種類の表情を二人とも出している。
佐藤裕之は、一時期易きに流れたようなヤッツケ仕事が目に付いたが、ここのところ再び高いレベルで安定。
窓から入る光を生かした屋内のカットは矢張り上手い。

_ UTB+ 2013 3月増刊

松井玲奈
表紙と巻頭グラビア、10ページ11カット(うち見開き1箇所)、おまけピンナップがついて来る。
一見儚げでありつつ芯は強く、静かな侠気と狂気を内に湛えている松井玲奈の、主に商売用の「食べやすい部分」を切り取ったグラビア。
ところどころにうっすらと「本当はおそろしい」部分が見え隠れ。

橋本愛
7ページ6カット、うち見開き1箇所。 撮影はサトウ ノブタカ。
射すくめるような眼差しとどう向き合うか、正面から受けるか、かわすか、受けつつ流すか。 実験めいた6カット。
サトウ ノブタカがどんな答えを導き出したのかはわからないが、カメラを見るような見ないような、それでいて意識はしているようなカットが良く撮れている。
体形には色気が無いので、薄着をすればする程色気は無くなり、厚着をすればする程艶が増す不思議。

峯岸みなみ
7ページ7カット、撮影は山口勝巳。
思えばこれがロバート・キャパの撮った「ナチ協力者の女性」みたような陰惨な姿を晒す前の最後のグラビアと言う事になる。
山口勝巳らしい「人間のブツ撮り」で見られるものにはなっているが、峯岸みなみの病的なまでのカラーコンタクト依存が、表情を薄気味悪いものにしている。
「求められる峯岸みなみ」を演じ続けた結果がこれなのかも知れないが、こんな死んだ目をした峯岸には、なんの魅力も感じない。

河西智美
6ページ6カット、撮影は佐藤裕之。
撮影した日の前後の出来事を知っているが故の先入観かもしれないが、どことなく抜けたような惚けたような表情。
河西のグラビアは、こうした素材そのものを生かす構成のものがあまり無く、どうしても奇を衒ったようなものになりがちで、それは全部秋元康が悪いのだけれど、AKB48の頸木から逃れられれば、またこうしたものが見られるかもしれない。
2カット目の横顔が良い。 遅きに失したが、こう言う河西智美が見たかった。
そして最後のカット、何気なく絡めた指と指から立ち上る色気。 こう言うものは企画先行で型に填めたなグラビアでは出ない。

田島芽瑠
6ページ5カット、撮影は栗山秀作。
指原莉乃プロデュースのHKT48連載グラビア。
例によって指原と1カット、あとは田島だけで4カット。
指原莉乃の良いところは、型に填めすぎないところ。
残っている客気質、まぁこれは一生涯消えないと思うのであるが、それが生かされている。
田島の良さの「わかりやすい部分」を引き出して入り口を作るのが指原の仕事であり、それを理解してやっているから厭味が無い。

谷川愛梨
6ページ6カット、撮影は桑島智輝。
この人らしい卒の無い的確な仕事。

古畑奈和
5ページ5カット、撮影は熊谷貫。
握手会対応であったり、アイドルの接客業としての部分が持ち上げられる方面には興味が持てないのでその良さが分からなかったが、熊谷貫と真正面から向き合ってたじろがずに居られた事は評価できる。

刈谷友衣子
5ページ5カット、撮影は丸谷嘉長。
メイク薄めで本質を抉るようでいて、綺麗事の枠からは出ない丸谷嘉長らしい仕事。

工藤綾乃
白ホリで5ページ5カット、撮影は栗山秀作。
地元に住み続けつつ、東京で仕事をする工藤綾乃と、栗山の肌色表現の相性の良さ。

杉咲花
4ページ7カット、撮影は長野博文。
幼女から少女へ移ろいゆく季節の記録。
フォトテクニックデジタルに於ける長野の連載とは違う色味だが、私はこちらの方が好み。
1カット目が秀逸。
スティーグリッツの初期の手持ちポートレートに、こんな感じのものがあったような気がする。

宮元佳林・浜浦綾乃
5ページ7カット、撮影は佐藤裕之。
3ページ目左下などが秀逸。 一寸暗めの場所でも光の捉まえ方・廻し方の上手さ。

石田亜佑美
5ページ7カット、撮影は長野博文。
杉咲花のものと較べると、より客先(アップフロント)の要望に沿ったような色味になっているが、それでも構図や光の廻し方は長野風味になっており、一定以上の水準にはなっているのが凄い。
7カット目、坂の上で振り向いたカットなどは、実に上手い。

福田花音・和田彩花
5ページ6カット、撮影は佐藤裕之。
1カット目。 窓から差し込む光をバックに置いて向き合わせたカットが良い。
昼間の屋外で撮ったものも良いのだけれど、矢張り夜であったり暗めの屋内であったり、光源が限られた状況下の方が佐藤裕之らしさは出るように思う。

真野恵里菜
7ページ9カット、見開き1箇所。 撮影は西田幸樹。
屋内撮影分も勿論良いのだけれど、2ページ目と3ページ目の晴れた日の街の中で撮ったものに唸る。 強い日差しの中で、その強い日差しは生かしつつ、ここまで柔らかく切り取れるとは。
撮る方もモデルも大変だったと思うが、印刷屋も泣いたであろうし、編集も胃が痛くなったのではないかと推察される。
そしてそこまでしたくなる真野恵里菜と言う素材。

道重さゆみ
最新写真集からの7ページ7カット、撮影は西田幸樹。
こちらもよくよく見るとナンダコリャな光の廻し方をしているカットがあり、見れば見るほど頭が痛くなる。
ハロープロジェクト方面の仕事に関しては如何なものかと思う事もあるが、真野恵里菜にしても道重さゆみにしても、こうして「きちんと手間を掛けて撮って貰える機会」があると言うのは、実に幸せな事だと思う。
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# Dwightsa (2014-02-08 00:27)

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「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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