常磐線か、遠いなぁ・・・と思っていたが、バスを乗り継げば金町までは出られることを思い出したので足を運んでみた。
更地にはせず、壊せるところを壊して再開発をした柏駅前は面白い感じに入り組んでおり、古い喫茶店が其処此処に残っているのが良い。
タワーレコードの入っているビルは妙な場所にあり、タワーレコードに用事のある人しか来ないような立地。
イベントスペースは猫の額で、例によって仮設ステージなどは無し。 なんで作らないのか訝しく思っていたが、なんとなく腑に落ちてきた。
最年少の星野くるみがお休みで5人体制。 激しいフォーメーションチェンジが無いので、ひとり二人欠員が出ても目立たない。
これは振り付けがしっかり染み付いているからでもあると思う。 それぞれの解釈の違いや動きの癖はありつつ、揃っているべきところは揃っている。 人前で歌って踊ることを生業にする上できちんとしておくべきところで手を抜いていない。
「ネコになったら」は星野パートを千葉が担当。 二宮と二人で歌っている間、他のメンバーは客席を回って百万人握手作戦的接触営業。 これも舞台と客席の境目が曖昧だからこそスーっと客席へ入って戻って来られる訳で、そこまで考えてやっているのかどうかは判然としないが、やり方として面白い。
冷やかし半分で見ていた地元の若者が居たのだけれど、握手をする際にアタリを付けた槻島もも、終演後に出身校から趣味から聞き出して、それこそ「あっと言う間」に落としていた。
冷やかしで見ていた人を「客」にしてしまう保険屋のおばちゃん的豪腕。 これが千葉と言う土地柄にあったやり方なのかもしれない。
最後に新曲を披露したのだけれど、「振り付けを憶えていない」と言うよくわからない理由で川原結衣がほとんど踊らずに賑やかしに回るという展開。
私はMIXなるものを唾棄しているのだけれど、それを賑やかし役の川原がやっていると、これはこれで良いような気がして来る。 実に馬鹿馬鹿しく、楽しい。
帰りがけに寄った四国大名の美味しいような美味しくないようなかき揚げうどんもも含めて、なんとなく充実した一日。