18:00少し前に現地着。 例によって前方にCD購入者優先観覧エリア。 買い物客の動線として通路を確保して、後方階段部分も観覧エリアに。
18:00を少し回ったところで開演。 先ずは lyrical school から。
前のほうはヘッズ(リリスクのファン)で埋まっていて、その中で見ようとすればそれなりに揉まれる事になるが、揉みくちゃになったりすることはないし、その外側に居さえいれば、まだまだのんびり観ることは出来る。
客の分母が大きくなったときにどうなるかは判らないが、客席の環境に関しては楽観している。
気合入れのような儀式からわらわらと出てきて一曲目。 リリカルスクールのライブは、曲の繋ぎが実に上手い。 トラックが良くできているのもあるが、特段煽るようなことをせずとも、ゆるやかに盛り上がっていく。
「好きなように楽しんでください。 ただし、周りの迷惑にはならないように。」 マルイシティは声出しNGなので、そのあたりの注意も喚起しつつ、煽ったりはしない。
曲から「こうして欲しい」「こうしたら楽しい」というのが伝わる作りになっているので、客は思い思いにそれに乗ったり乗らなかったり、やはり乗ったり。
観覧マナーに関しては「皆さんホント優秀でした」と及第点。
変な同調圧力が無くて、それぞれが思い思いに楽しんでいつつ、協調したほうが楽しいところでは協調。 それに乗っても良いし、乗らずにのんびり観ていることも許容される。
lyrical school は、昨今のアイドルの現場の中では最も敷居が低く、気負わずに楽しめる現場の一つなのではないかと思う。
続いてバニラビーンズが例の出囃子に乗って登場。 口開けは(七時にはちと早いが)「東京は夜の七時」
自己紹介がてらひとしきり喋ってから新曲の振り付け講座をマクラに新曲へ。
「ワタシ・・・不幸グセ」と言うタイトルから漂う地雷臭にどうも気が乗らず、仕事が繁忙期だったりもしてリリースイベントも最終日になって漸く足を運んだのだけれど、曲の出来は素晴らしく、ここ数枚のシングルの中でも出色なフィル・スペクター風味の佳曲。
カップリングも良く出来ているのだけれど、譜割りが細かく且つ難解で客がリズムを取るのに四苦八苦、それを傍から見ているのもまた楽しい。
CD即売会もありますよと告知しつつ「お手に取ってみてください。」と婉曲な表現をするところがバニラビーンズらしさ。
どうも歯車が上手く噛み合ってくれない歯痒さはあるが、良い曲に恵まれたのは幸甚。