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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
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酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2015-02-01 アイドルのセカンドキャリア [長年日記]

_ 第12回Aプロジェクトシンポジウム「アイドルと建築」

ミサワホームの主催する建築関連のシンポジウムにゲストとして濱野智史、PIP: Platonics Idol Platformも出演と言う事で新宿へ。
参加申し込みから当落の発表まで間があったので家を買いそうもない私のようなルンプロは足切りされたのかと思ったら、当選のメールが来ていた。

企画の詳細はこちら
全体の流れを記録したブログ →  「アイドルと建築」シンポジウムに参加!(空き家の活用で社会的課題を解決するブログ 1/31更新分)

建築家二人のプレゼンを受け、濱野が「プラットフォーム」「アーキテクチュア」と言った共通項からテーマに沿うような話に持って行く流れ。

場に札が揃ったところでPIP: Platonics Idol Platformによるライブ。 腹の探り合いめいた緊張が一気に和み、元々アイドルが嫌いでは無いと言うか、建築家二人も嵌った経験があったり現在進行形で嵌ったりしている事もあり、具体例が示されたことで話が一気に膨らみ転がって行く。

アイドルと言う存在は、人生の一定期間限定でそうした状態に在る謂わば仮設建築のようなものであり、「アイドルと建築」から私が想像したのはアルベルト・シュペーアが「廃墟価値の理論」として主張した
「千年後にギリシャやローマのような美しい廃墟となるよう建築するべき」
であったり、立原道造が「方法論」に於いて記した
「すべての建築は結果において廃墟となる。ゆえに建築は廃墟になることまで想定して構築されなければならない」
であったり、二次利用出来ない記念碑的公園的なものだったのだけれど、坂東幸輔が示した空き家再生による地域活性化とそれを踏まえた濱野のアイドルのセカンドキャリアについての展望はアイドル時代に培ったものを違った形で生かす具体的な手段まで考えており、内定を蹴ってアイドルとしての人生を選択した空井美友の就職活動経験談も含めて、従来型のキャリアパスが崩壊した社会で生きていく道を示すものとなっていたように思う。

「空き家・空き店舗を利用したアイドルによる地域おこし、アイドルを育む街づくり」のようなものは酒田のSHIPを嚆矢としてさまざまな場所で生まれてきたが、現在に至るまで大成功とまで言えるようなものは出ていない。 RYUTistなども好事家層の評価は高いものの、一般的な認知はまだまだ。
坂東幸輔が徳島で行っている空き家再生による地域おこしが過疎を食い止めるのではなく、軟着陸させる方向に持って行くものである事、地域に根差した活動で一定の評価を受けているアイドルは地元にも客を呼べている事などから考えると、目標設定次第でやりようはあるのではないか。

当初カバーも取り混ぜて7曲と告知されていた PIP: Platonics Idol Platform のライブは音響トラブルもあってオリジナルの4曲に変更。
音響トラブルへの対処などで濱野が飛び回っている間、柚木や石川が繋いでいた。 やはり只の鼠ではない。
マイクが2本しかなかったり、オケの音が聞き取りにくかったり、セットリストがいきなり変更になっても対処できるあたりに進歩が見て取れる。


石川野乃花(PIP: Platonics Idol Platform)
この他の写真はこのあたりに。

_ MC JUPITER-9 再評価

カメラはいつものK10D、iso=400で開放。MC JUPITER-9 85mm/f2にて撮影。
85mmの距離感がどうも合わずに放置気味だったのだけれど、デジカメに移行してから1.5倍になって感覚が変わり、久しぶりに引っ張り出してみたら意外に撮りやすく、色のりも好み。
ライブをプリセットとか手動絞りのMFレンズで撮るからそうなるのだけれど、背後の光源に惑わされてAEが機能しないとシャッタースピードもマニュアルにしてしまい、デジカメなのにフルマニュアルで撮る羽目になる。
碌でもないカメラをとっかえひっかえ使って勘露出で撮ってきた経験が意外なところで生きている。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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