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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2015-08-24 渋谷と恵比寿の間 [長年日記]

_ tetsuya-mono-chrome 松田忠雄 × 菅谷哲也(Tokyo Arts Gallery 2015/7/24~8/2)

渋谷と恵比寿の間にあるギャラリーでの写真展。
何をやっているのか通りから見えるので入りやすく、光が間接的に入って良く回るので写真も見やすい。

松田忠雄がモノクロで撮った写真展は何度か開かれているが、今回は被写体が男性。

左右の壁にロケで撮ったもの、奥の壁にスタジオ撮影分。
スタジオで撮ったものは、どちらかと言うと色白な被写体を黒バックで黒光りするように撮っている。
ミュージカルで使う銀色の塗料(オズの魔法使いのブリキ男など)を塗ってモノクロで撮ると、こんな仕上がりになるとの事。

ロケで撮った分はMモノクロームで撮った由。
粒感の有ると言うか、白と黒の間、黒と灰色の間の諧調が豊かな美しい。
以前はデジタルで撮ったものをプリントすると、情報量の少なさが視覚的に感じられたものだが、今は昔。 デジタルもここまで来たか、の感。
レタッチはそれなりにしているのだと思うが、どのプリントも自然で、弄った痕跡が目に付くものは無い。
これは撮っているレンズが良いと言うのも有って、良いレンズはフィルムに残る(今は撮影データだけれど)情報の量が多く、プリントする際に潰しても飛ばしても絵になる。

作品は全て購入可能。
サイズはいつもより小さめだが、その分手頃になっていて、心理的ハードルはそう高くない。 被写体が好きなら思い切れる値付け。

印刷機で刷られたものとプリントでは一枚に込められた情報量の桁が違うので、本当に気に入った作品に出会ったら思い切って購入することをお勧めする。

ピントの置きどころ、深度、露出、全てが適切。 ピタリ嵌っているようでいて、決まり過ぎた息苦しさも無い。

手元に置きたくなる美麗な写真達だった。

_ PIP定期公演第二章 #11 PIP月イチ定期公演2015年8月

プロ野球負けられない宣言
先日行われた観戦ツアーの模様を動画を交えて。
西武がこてんぱんにやられてヤケクソな(それでも芸人としての自らは忘れない)石橋哲也。

試合には勝った空井がその後の泥沼を知る由も無く、無駄に上機嫌なのがドキュメントとして面白い。

PIPEACE
瑞野と山下が休み、派生ユニットからゆたんぽ%。
司会はいつもの石橋哲也(カオポイント)
地上波バラエティー出演記念と言うことで、今回は「すべらない話」。 すべってしまったらその話をリメイクすると言う事で、ゲストにBBゴロー。
稲川淳二の物真似で知られているが、実はこの人は筋金入りのカープファンで「ヘバってきた時の北別府学」が凄いのである(が、それはまた別の話)

すべってしまった話はBBゴローの助言で怪談にリメイクと言う事で、そっち方面が苦手な小室とゆたんぽ%が始まる前から怯えている。

空井はネタとしては面白いが話が刈り込めておらず、石橋曰く「無駄に球数が多い」。
ロッテで喩えると三宅宗源か。

ネタとしては面白い話も、総じて整理されておらず、起承転結も無い。
短く纏めて聞く側に興味を持たせつつ話すと言うのは、やはり難しい。

バラエティとなると矢張り見せ場は小室が持って行く訳なのだけれど、今聞いた怪談を自分なりに再現しろと急に言われて照れも衒いも捨ててやれるなりにやってみる姿勢はもっと評価されて良いと思う。


定期ライブ
一寸遅れて14:09頃に開演。
「僕を信じて」の福田の歌い出し。 まぁまぁ安定はしてきたので、この調子で音が取れていればこなれて行くと思う。

LasRabbi は今月も「踊ってみた」で一曲。
この「踊ってみた」と言うものが私には分からない(好き嫌いではなく分からない)し、需要があるかどうかも分からないのだけれど、質としては悪くない。
本気で踊る森崎の脚。 間近で見ると慶派仏師の作のような隆々ぶり。
先日告知のあったオリジナル曲は9/19のイベントでお披露目とのこと。

ユニット曲はこれまで演ってきたものの焼き直しばかりで、評価できるのは濱野と瑞野の「ライオン」のみ。
瑞野はまだこなれておらず、歌詞が飛んでしまったりと粗もあったが、歌に関しての伸び代は大きいように思う。
濱野は捏ね繰り回し過ぎるところが気にはなるが、矢張り上手いし魅力的な歌い手ではある。 それがこれ一曲のみと言うのも解せない。

歌と振り付けで後者に重点が置かれすぎているのも気になるのだけれど、それはさておき。
現状で演者としての魅力が劣る者が同じ曲を演っても思い出補正が掛かる事もあって、並大抵の出来では超えられないし、超えられないのが判っていて演るのは思考停止であり、送り手としての怠惰であると私は考える。
やる気が有るメンバーが居るのであれば、新しい曲をやらせても良いのではないか。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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