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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2016-06-04 写真展ふたつ [長年日記]

_ 檜画廊写真展「街の記憶・建物の記憶」

神田神保町のすずらん通り東京堂の近くにある画廊での写真展。

なぎら健壱は路地やアーケードの薄暗がり。 立石仲見世あたりの猥雑な空気。

飯田鉄は70年代の浅草。 私が物心付くか付かないかくらいの時期。
桑原甲子雄や木村伊兵衛でお馴染みの建物などもありつつ。

石川栄二は薄く霞んだような、乾いた感じの色合い。
炎天下の散歩の陽炎のような、眩暈のような揺らぎ。

森田剛一はローキーで濃く。 同じ正方形フォーマット乍ら、石川栄二と好対照のみっしりとした、情報量の多いプリント。

中藤毅彦はコントラスト高めで粒感のあるカッチリしたプリント。
雪の残る上野駅不忍口ガード下から建て替え前の聚楽を撮った写真が懐かしかった。

鮮明であったりおぼろげであったり、晴れた夏の日のような眩しいような明るさから、路地裏の呑み屋の暗がりまで、様々な記憶を呼び起こし掘り起こすような写真展であった。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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