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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
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酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2017-05-24 何か或るもの [長年日記]

_ 週刊ヤングジャンプ 2017 25号

馬場ふみか
表紙と巻頭8ページ14カット、見開き1か所。 撮影は細居幸次郎。
連載漫画との「コラボグラビア」と言うのは、短絡的な仮装の域を出ないものばかりで、見るべきものは無かったのだけれど、初めて面白いものに出くわした。

ボクシング漫画に因んだものなので、グローブを付けたりリングに立ったりしているのだけれど、寄せ過ぎていないのが良い。
表紙と1~2ページ目迄の導入部でノルマ?を済ませた後は、「汗を搔いたので温泉へ」。 ここからが本番。
屋外から始まって屋内へ。 湿り気のある、光の柔らかく廻る場面。 深度を浅くして撮る細居幸次郎は、やはり巧い。

身に着けたもの、纏ったものを見せる振る舞いも、自らそのものを見せる振る舞いも出来るし、何か与えられた役割を演じる事も出来る稀有な被写体。
肉感的な部分を切り取られがちな馬場ふみかの、演技者としての部分。
柔らかな表情や仕草、身に纏った空気や、醸し出す「何か或るもの」。
これらを上手く掬い取った8ページ。 眼福。

安藤咲桜
巻末6ページ17カット、クレジットが無いので撮影者は不明。
前号の予告ページでは細居幸次郎となっているが、巻末の目次では佐藤佑一となっている。
集英社サイトのグラビアアーカイブでは「(c)Yuichi Sato/SHUEISHA」と入っているので、佐藤佑一で間違いなさそうではある。

薄着の仕事に拒否反応を示していた次期もあった安藤咲桜(それは無理からぬことではある)であったが、肚を括ったのか生きた表情でカメラの前に立てている。

その辺り斟酌してか、水着映えする安藤咲桜に合わせた衣装の選択でありつつ、誇張するようなポーズは控えめにして、可愛らしく見せる方に振っているのは良い。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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