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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


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酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2017-12-02 ノンストップ [長年日記]

_ notall定期ライブ(29.12.1)

予約クリック合戦の結果はまずまず。 物販でお賽銭を納めたあと、暫く時間を潰して開場待ち。
近くに居た夏の大規模アイドルフェスでnotallを知り、今日初めて定期ライブに足を運んだと話すお客さんと常連さんとの会話が興味深かった。

チケットは買ったものの、どう言う順番で入場するのか分からなかった様子。
楽しみにしている気分が言葉の端々から滲み出ており、常連の人もそれに応えてチケットを買う手順から入場の順番まで、丁寧に教えていた。

慣れて仕舞うと気にならなくなるが、初めての人には確かに分かりにくい。
物販のレギュレーションも含めて、訳知りの人が多くなってしまっている弊害を感じた。
同業他社と較べても分かり易くすべく簡略化されているが、何も知らずに来た人でも分かるようには整理はされていない。

私の理解としては

TIGETと言うチケット予約サイトで予約すると整理番号が貰える(TIGETそのものは無料)。
予約しなかった場合、予約者が入場した後に入れる。

チケット代は予約してもしなくても同額。
チケットは七時半から三階のスタジオ入り口で販売開始。
券売機でチケット代と同額の入場券を購入、予約していた場合は整理番号を告げて予約表と照合、半券の裏に番号を記入して貰う。

開場時、スタッフが番号を読み上げるので、順に入場。
基本的に立ち見、事情がある場合、事前に相談すれば椅子を用意してくれることもある。

だいたいこんな感じになっているのだけれど、初めての人には些か分かり等難いらしい。
(私の理解も違っているかもしれない)

終演後にも聞くともなく聞いていると、初めて来たと言うその人は、当日券で入ったため後ろの方になってしまい、「聞こえるが見えない」状態だったと語っていた。
常連の人は「一度前で見ると後ろでは見られない」と話していたが、それだけの落差は確かにある。 私にとっては「撮れる」「撮れない」が重要な問題であるが「見える」「見えない」もそれなりに切実であるようだった。

会場の STUDIO WAROS はそもそもがライブハウスではなく収録スタジオなので、舞台が低い。
そこへ持って来て立ち見なので、後方からだと先ず見えない。 人垣が厚すぎるので隙間からとも行かない。

思い立ったときに見に行きやすい価格設定と会場規模ではあるのだけれど、見えにくいのが疵。
客が考えるような事は既に検討済だとは思うが、前二列くらいを座りにしてしまった方が良いように思う。

今回は事前に告知されていたが「ノンストップ公演」。
合間に給水するくらいの間はありつつも、中休み無しで十曲ほど。
見せる曲乗せる曲聴かせる曲楽しませる曲取り混ぜて飽きさせない。

重馬場に強く、荒天でもアウェーでも海外でも動じない強さがあるので、「ノンストップ公演」も初めて演った気がしない。

例によって手抜き無しなのだけれど、notallの全力は「やるべき事」のみに傾注する愚直な「全力」ではなく、「やるべき事」「やったら面白い事」「やっちゃいけなそうだけれど、やっても怒られなさそうな事」を取り混ぜて、時に直感で、時に状況から判断してその場で出来る最良を最大でやる「全力」。

トンパチな田崎礼奈が単パネしても、浮き世離れした片瀬成美がボケても、本人も含めてなんとかしようとするし(※丸投げでなんとかしないこともある)、だいたいなんとかなる。

予定調和では決して終わらない、終わらせないところにnotallのライブの面白さがある。

開演が多少遅れたのは覚えているが、終演して会場を出る際に時計を見たら十時半になんなんとしている。
流石にこれには驚いたが、時間感覚が麻痺するくらい濃密で楽しい一と時であった。 終バスは逃して電車で帰る羽目にはなったが、細かいことはどうでも良くなる充実感。

来年からは開演時間を一時間早めて、終演後に物販を行う形式に変えるとのこと。
それでも開演は20:00なので、勤め人に優しい。
より充実した定期ライブを期待したい。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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