乗り継いで一時間半、国内のとある倉庫で荷受けと出荷と梱包のお仕事。
まる三月働いていなかったから筋肉痛で碌でも無い事になるのでは無いかと思っていたのだけれど、そんなに酷くはならなかった。
8:30〜17:30迄、基本的に残業は無しで日当は¥6800-。
いい加減な品物を扱わなくて済むし、嘘はつかなくて済むし、人間関係は職場内で完結してるし、私にとっては働き易いようだ・・・今の所は。
財布ん中に金は有るんだけど、これに手をつけるわけには行かないんで、昨晩のGO! GO! Magic Nightは蹴飛ばしたんだけど、漸く各所にあがってきた断片的な情報を総合すると相当面白かったらしい。 前回は「また倦怠期か?」なんて言われてたのにどう言うことなんだこれは?。
まもなく開催です。 現在時計とにらめっくらで待機中。
ドイツ戦なのに空席ありまくり。 なんで韓国の国旗振ってるんだ?。
自国の試合は街頭テレビででも見るけど、他の国の試合は好カードでも見ないんだったらワールドカップを開催する意味なんか無いんじゃないでしょうか?。 全部日本でやった方が良かったんじゃないか?、もったいない。
ホスト国としての韓国についての話はついに内定の出たとある学生の日記 6/21分とかダイエットが3月目に入ったなべちゃんの日記 6/21分でも展開されていますが、あの横断幕はねぇだろうと私も思いました。 次のスペインもこないだまでファシストの国だった訳ですが、どんな横断幕が張られるんですかね? で、更に勝っちまった日には本家ドイツですよ、どうなる事やら。
何も無い平日のチームB公演だから見られるだろうとタカを括って秋葉原。
劇場には開演前に着いたものの、何時に無く混んでいる。
何とかチケットは買えたので入り口へ向かうと団扇を配っている。 明日が早乙女の誕生日なので、一日早く生誕蔡。
平日にしちゃ混んでいて、立ち見3列目くらい。
なんとか全体を見渡せる位置に陣取って、開演を待つ。
片山が意外に面白いことに気付いたので、前の人の頭の間から井上を見たり、柏木を見たり、片山を見たり。
見たい所が見えない日は、普段見ない部分で面白そうなところを注視。
「Blue rose」は渡邊を中心に。 派手さは無いが、綺麗な止め撥ね払いが美しい。 楷書の芸。
「禁じられた2人」は仲谷。 柏木にばかり目が行っていたけれど、仲谷の科白廻しも凝っている。
「雨の動物園」は片山の歌を聴く。
程好く上手くて、歌いだしのタイミングがずれないので、聴いていて疲れない。
「ふしだらな夏」からの四曲は、あっちを見たりこっちを見たり。 カールグスタフみたいな井上と、ドラグノフみたいな柏木。
「シンデレラは騙されない」は三白眼の片山が見たかったのだが、柱の影で見えないので遠くの仲谷を見たり、近くの井上を見たり。
終演後に八幡山の駅前のあたりから来たような浦野の寒いシンデレラの仕切りで楽しく早乙女の誕生日を祝う。
早乙女の喜び方が初々しくて良い。
手繋ぎ挨拶をやり直して終演。
お披露目から一年(その時の事は こちら に。)、紆余曲折ありつつも一年持った。
客層の固定化から来る厭な予兆が感じられるようになりつつある。
それは客が集まり始める時間がなし崩し的に早くなってきたり、歩道を塞いで屯したり、人込みを憚らず煙草を吹かしたり、スクーターで乗り付けて路上に放置したり、客としての横のつながりや纏まりが群集心理としての悪い面に働きつつあるように感じられた。
こうなる現場はアイドルに限らず民度が低めに安定して客層に拡がりが無くなって行く傾向にあり、客の自律性に依拠した濱野の遣り方が客の側に裏切られつつある。
この傾向が顕著に見られるということは、「そう言う客層」にしか届いていない訳であり、広く売れる為にはその外側に届ける工夫も必要だと思うのだけれど、今のところ出演するライブやイベントも旧来型のごった煮イベントに偏っていて、ブロック経済的枠組みの中での客の取り合いから先に進めていない。
プロ野球負けられない宣言
開演に先立ち、例によって空井と石橋(カオポイント)による野球談義。
例年は調子が上向く交流戦で躓いて低迷を続けるロッテには空井もボヤくほかなく、悪いなりに何とかなっている西武の相対的優位が変わらない石橋は上機嫌。
ロッテには勝って欲しいがボヤく空井も見たい。
PIPEACE
森崎恵プロデュースの派生ユニットから ゆたんぽ% が参加。 四月以来消息不明の北川萌絵は今回も告知なしで欠席。
これ迄のところ辞める連中はきっちり送り出して来た訳で、それすら出来ないと言う事はまぁ色々あるのだろう。
押上WALLOP放送局でのPIPの番組は6月一杯ですべて終了という突然の発表から「名場面集」と言う形での振り返り企画。
CMに入ると流石にどんよりするが、配信される時間は気丈に振舞っていた。
ガヤ入れ・オチ要員としての森崎が良い仕事。 上げたり下げたりする猛獣使いが居て光るタイプなので、身内だけで廻す時にはその役回りが出来るメンバーが必要になるが、今のところ石川だろうか。
最後の最後でVTRが流され、7月から新たに番組が始まると言う種明かしをされてメデタシメデタシ。
石橋哲也は仄めかしと巧妙な言い回しで言質を取られるような物言いを避けており、それが伏線となっていた。 一と月前からメンバーに終了の告知をしておいて、最後の数分間徹底して居直ることでそれ迄のお通夜モードの展開を笑いに転化。
悪くない後味で〆るところは流石。
PIPデビュー一周年記念公演
一周年と言う事で、全員初期の衣装である紺のポロシャツで登場し、お披露目で演った三曲を皮切りに新富町時代の演目で押す構成でみっちりと。
グループ総体としての力量が上がっている為、借り物の曲も自家薬籠中の物としつつあり、きっちり見世物にはなっていた。
のっけから最大戦速の柚木の横で、空井も永瀬も付いて行けてはいる。
暫く演らなかった(出来なかった)ユニット曲も、抜けたメンバーのパートを別のメンバーで埋めて久しぶりに。
橋田 唯
出ずっぱりでも乱れない。 肩で息することも無く、顔色も変わらず、表情にも出ない。 背負ったものを背負い切る矜持。
Mädchen から Weib になりかけている過渡期の可憐さ。
永瀬 綾香
知己と話をしていて出たのが「失敗しないことに重きを置いているのではないか」。 言われてみるとソツは無いが守りに入ってしまっているような気はする。
言われてみればそう思えなくも無いくらいの話で、質的には悪くない。
福田 蘭奈
普段はあまり感情の昂りを表に出さないのであるが、一周年と言うこともあってか髪に花冠を付けたり頬にスパンコールを貼ったり、珍しく晴れがましさを目に見える形で。
それを指摘されると照れるところまで含めての福田らしさ。
小室 志織
動きの切れはそのままに、止め撥ね払いに情緒が出てきた。 怪しかった音程も揺らぎやすかった感情も安定。
安心して観ていられる。
瑞野 由佳
一と皮剥けたと言うか弾けたと言うか、怪我で休演する前より遥かに良くなっていて驚く。
必要とされることは不足なく出来ていて、そこに一寸ずつ上乗せしてサーヴィス。
アキレス腱が断裂しかかったと言う怪我の程度からすると本復には到っていないのではないかと思われるが、それを感じさせない動き。
表情にも翳りを見せない。
小林の担っていた絶対的な安定感にプラスして客席を大掴みに捉えた目配り手配り。
工藤 千里
求道者的な重さが無くなり、楽しんで歌い踊れている。 蕾のままでも美しくはあったが、頑なな何かから解き放たれたことによる華やかさ。
澤村 まどか
可愛らしさに分かりやすさが付与されてきつつある。 次の動きに気をとられて素になる瞬間が無くなったので、魔法が解けなくなった。
柚木 萌花
振り付けに関しては相変わらず隙が無い。 完璧といっても良い出来ながら盛り込むより精度を上げるほうに神経が行っているので胸焼けするようなこってり感はなく、よくよく見ると凄みを感じるけれど全て事も無げに演っているように感じられる。
激しく動きながらだと揺らぐこともあるが、音程も安定してきたし声も出ている。
豊栄 真紀
終演後の記念撮影で舞台上に呼び込まれ、在京中であった事を知る。
紺の前ボタンのワンピースにライトグリーンのカーディガンを羽織り、光沢のある黒皮のストラップパンプス。 髪は少し伸びただろうか、アイドルとしての衣装ではなく大学生としての私服と言うこともあってか大人びて見える。
物販の出口のところで自主握手会を開催。 合理的なようなそうでもないような、計りかねる振る舞いが豊栄らしくあった。
空井 美友
音程を外さなくなって、緩急強弱も付けられるようになり、「歌」になってきた。
最初期は器械体操めいていた振り付けも演武を経て「振り付け」に。
濱野 舞衣香
緩めのポニーテールが愛らしい。
ユニットの相方が軒並み辞めてしまったのと持ち歌の難易度が高いのとで思いの外出番は少なかったが、全体曲で歌い上げる部分はこの人が歌うと矢張り締まる。 難しいとこを割り振られているが、とっ散らからなくなった。
石川 野乃花
石川も「斯くあるべし」から解き放たれつつあるように思う。
用意してきたそのままではなく、状況や感情に合わせて紡ぐ言葉は纏まらないこともあるが、それ故に心に響く。
山下 緑
一部の全体曲にしか出た事の無かった山下が、限られた曲数ではあったがこれまで出られなかった全体曲やユニット曲にも参加。
覚束なくはありつつも絶望的な表情は見せず、インチキ日舞の即興当て振りめいてはいたが石を投げたくなるような酷さは無く、出来ても出来なくても表情には出さずにモナリザの微笑を浮かべつつ何食わぬ顔で舞台に立てているのは良かった。
森崎 恵
序盤から感極まる森崎。 振り付けに篭もる情念も二割増し。
喜怒哀楽が激しく出るので表情は崩れがちだが、その突き抜けた可愛く無さ加減が微笑ましい。
安斉 由華(PIP-KYOTO)
合わせる時間もあまり無かったと見えて緊張した表情である時間が長いのだけれど、ふとした瞬間にそれが解れてフニャリとした笑顔になる。
LasRabbi(工藤、ゆたんぽ%、森崎)
オケの音が薄く、音程は掴めてもリズムが取り難い。 更にはリズム感の無い(あるいは乱したいだけの)客の破調のハンドクラップが邪魔をする。 それでもオケとのずれは最小限に止めており、三人で合わせる営為の積み重ねは感じられた。
不自然な間繋ぎが挟まり、何事かと思ったら森崎が選抜衣装で登場。 嬉しそうでありつつ恥ずかしそうでもあり、また申し訳無さそうでもある複雑怪奇な表情。
感極まりっぱなしだったのも頷ける。
選抜メンバーに帯同して出ずっぱりではありつつ、選抜にはなれない期間が長かったので感慨もひとしおであったのだと思う。感極まりっぱなしだったのも頷ける。
今後の告知の為に第一子が誕生したばかりの濱野智史が登場すると客席からは「おめでとう」の声。
メンバーから涎掛けのプレゼントなどありつつ、CD発売のお知らせなど。
毎月のようにメンバーが抜けたり音信が途切れたりする中でも纏まりは保ち、一周年に際して練り上げた公演を見られたので先ずは一と安心。
試練の季節を越え、笑顔で春から夏へ。
春山淡治而如笑 夏山蒼翠而如滴