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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


1999-10-10

_ 色恋、仕事の愚痴、家庭内の揉め事

などは日記のネタとして使わない事にしているので、この三つで、・・・と言うか後者二つで脳味噌のかなりの部分が喰われている昨今はコンテンツの充実を計るどころか日記すら滞りがちだ。
 日記すらつけられなかったもう一つの理由は、質・量ともに物凄い日記を一年分纏めて1日で読んでしまった為に暫くフヌケになっていたからだ。 その日記と言うのはルカさんと言う人の日記であって、この人はゲームの宣伝企画の仕事をしており、基本的に物凄く忙しくて、「寝てない」「眠れない」「家に帰れない」「リタリン」と言った表記が矢鱈と多かったりするのだけれど、ほぼ365日分の日記を毎日、その日に書けない時には後日纏めてアップロードしており、しかも面白い。 翻って自分の日記を読み直してすると薄いの薄く無いの・・・。
 以前ミニコミの様な個人雑誌を出していた頃は、自分の生活に自分で波風を立てたり、休みの度に無理矢理どこかへ出掛けたりしていたが、最近はそうもいかずにのんべんだらりと暮らしている。 一度旅に出るとどうやっても二万からかかってしまうからせいぜい月に一度が良い所だし、あまりバカな事も出来ない。 まぁ破産しない程度にぼちぼちやっていこうと思っている。


2002-10-10 肉の話2題

_ ブルジョアマック

マクドナルドの一部店舗でチーズクォーターパウンダーと言うチーズバーガーのお化けみたいなのを売っている。 その名の通り1/4ポンドの肉塊がビッグマックみたいなゴマ付きバンズに挟まりきらずに横からはみ出して、その値金240円也。 マクドナルドのハンバーガー喰って肉汁が溢れてきたのは初めてだ。 贅沢をした気分にはなれるんだけど、ハンバーガー4つ分の値段ってのを考えると、贅沢が過ぎるような気もしてくる。 

_ ステーキを喰うの記

先日、上京した友人と東あずまの「ステーキ&グリル Mr.デンジャー」と言う店に行ってきた。 知っている人は知っていると思うがここはプロレスラー松永光弘選手の店だ。 試合の無い日は松永選手が手ずからステーキを焼いている。

この日も松永店長は在店。 我々は2000円セットを注文。 私がこんな散財を出来る訳も無く、これは友人のおごり。 それはさておき、この2000円セットがまた凄い。 サラダ、スープ(ポタージュと「デンジャースープ」と言うミネストローネを辛くしたようなのから撰べる)、ライス、ドリンク(ウーロン茶かビール)、そしてステーキは450グラム(苦笑)。 鉄板の実に4/5は肉と肉汁で埋まり、端の方にちょこっとコーン、そして何故かうずらの卵が一つ。 塩胡椒で軽く味はついているのだけれど、お好みでかけるステーキソースが甘口から辛口まで何種類か置いてある。 火が通り過ぎないように鉄板をあまり熱していないのも良心的。

で、これがですねぇ、旨いんですよ、実に。 何か秘密があるとは思うんだけど、肉がナイフで切りにくいくらい柔らかくて肉汁もたっぷり。 量的に厳しいかと思ったんだけど、あっさり平らげてしまった。 御馳走様でした。

月に何度もは喰えないが、たまに自分にご褒美をあげるつもりで食いたいと思った。 給料が入ったら行ってこよう、そうしよう。

_ 澁谷さまのラジオ

茨城放送で好評放送中(の筈)の澁谷さまとRemiさんのラジオですが、ラジオドラマの方は第1章がいよいよ最終回を迎えるとの事。 これはCDになるそうで、遠隔地に住むものにとっては嬉しい話であります。 ドラマは第2章に続くようです。

_

そろそろまた土浦辺りまでラジオを聴きに行こうかなぁ・・・なんて考えているんですが、誰か車出してくれませんかねぇ(苦笑)

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

# ひろてぃー [お呼びでしょうか(笑)?要連絡。]

# JIM [土浦キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!]

# 山♪田 [今度そのMr.デンジャーに連れていってください!読んでるだけで腹が減る。(笑)]

# るれいさちゅわん [水道橋にあるDDTステーキ、よく前を通りかかるのですが、 ヲタ特有の妙な羞恥心が沸いてしまい、未だに入ったことがあり..]


2003-10-10 いやはや・・・な日々

_ 「ヲレORT!!」

・・・と言ってやろうと思っているのですがね。
さて、この人が突っ込みを入れるかどうかがその日記の鬼畜度のバロメーターと言われているOTR氏からの木下さん情報ですが、あんなにかわいいのになんてことをいうのですか(←棒読み) ・・・久しぶりに(ほにゃらら)を使ってしまいました。

_ 今日の一枚


SHIPの リリ
これもベッサRですが、レンズはコシナ・フォクトレンダーのノクトン50mm/f1.5 。 多少絞っていますがほぼ開放。 同じようなスペックでも現代の高性能レンズは写りが違います。 優等生過ぎてあまり面白味は無い。

2004-10-10

_ 談志門下前座勉強会

開場時間の5時半の時点で5〜6人並んでいた。 その後も客はどんどん入ってきて、大入り満員。 ここまで入るとは思わなかった。

「転失気」風吉
入門から現在にいたるいきさつなどの話を長めに。 風吉さんのお客さんが多かったようで、かなりウケていた。 噺に入ってもソツの無い運びで危なげなく。 同じ噺を聞いた今月の広小路寄席よりも、身内が居た分緊張したのではないかと思うが、よく笑うお客さんにも助けられて頑張ったと思う。

「三人旅」千弗
改名の経緯などをマクラに振って噺へ。 出来としては良かったけれど、この噺で良かったかどうか・・・。 この辺りは受け付けから楽屋への申し送りとかも含めての話。 千弗さんの落語そのものは良い出来だった。

<仲入り>

「だくだく」談大
前二人と後に上がる一人を肴にしたマクラから。 一緒に見た民間人の友人も「三番目の人が一番面白かった」と言っていたが、今日出た中では一番良かった。 次回も楽しみだ。

「お血脈」キウイ
前の三人が時間を余らせた状態でのトリだったので大変だったと思う。 時計代わりの携帯の電源を切っていたので、正確な時間はわからないが、なんだかんだで結構な余裕ができていて、マクラで引っ張ってから噺へ。 マクラにかかった辺りで、手を振って退場するあからさまなアンチの客が一名。 目的はどうでも、やり方が野暮だ。
噺そのものはまぁ良いとして、途中の客に迎合したような入れ事はいただけなかった。 なんと言うか、悪い意味での「余裕」と言うか、客のウケを客観的に見すぎて、それに引きずられる場面が目に付いた。  居直って目先の笑いに走らない腹の太さが欲しい。
客は大入り。 鈴本のトリが小三治師であった事を考えると、凄いことだ。 次回に繋げて欲しい。

1000円払っただけの価値はある、良い落語会だった。 一人30分の持ち時間を割り振って、その時間内に出来る事をするシンプルな構成も良かったと思う。
出演順に関しては、香盤に拘らずにやった方が良いように思った。
本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

# 陰陽師 [民間人です(笑)素人の感覚で言えば、談大さん>風吉さん≒キウイさん>千弗さん、の順に面白かったです。]

# Dwightsa [buy kamagra quick <a href=http://dstvmediasales.com/sitem..]


2006-10-10 晴れの特異日

_ なんだかわからない

9/29付の劇場支配人ブログで

先日 、皆様にお伝えいた重大発表の件ですが・・・
11月4日の夜公演終了後にチームAとチームK
の組替え発表をいたします。
今まで、各チームで各メンバーが培ってきた
経験そして、それぞれのメンバーの個性
才能にさらに磨きをかける為の組替えです!!
皆様、楽しみにしていて下さい!」


それが本日付のブログでは


「チームKはもうすぐ、3rdのレッスンも始まりますし、正念場です。
組み替えの発表を受けて、沢山の方から質問をいただきました
が、チームKの3rd公演は、現状のチームKで行いますので
よろしくお願いいたします。」



4th公演から組替えと言う事なのだろうか?
それともまた何か変わったのだろうか?。

_ AKB48 チームK公演

ほぼ一週間ぶりの秋葉原。 籤運良く3列目にありつく。

影アナは増田。 「タコ焼きめっちゃ好きやねん!!」を久し振りに聞く。 BGMの音が無駄に大きく、厭な予感はしていたがPAはハズレの日。 音出しのタイミングがずれたり、マイクの音量が小さすぎたり。 ハウリングの収束は早かったので、下手というより不慣れと言う感じではあった。

組替えの発表まで一と月を切ったものの、先行きは不透明で、この面子のチームKを何時まで見られるのか、よく判らない。 判っているのは、この「青春ガールズ公演」はあと僅かであるということのみ。

「Blue rose」の間奏で、マイクスタンドにシールドが絡まり、倒すタイミングを逸して苦笑する大堀。 四人四様で余裕が出ていて、安心して見ていられる。
怖いくらいだった秋元の表情も柔らかくなっていた。

「禁じられた2人」は、いつも大島ばかり見てしまうのだけれど、河西が良いと聞いたのでそちらもちらちらと。
確かに表情の付け方、目の置き所に進歩が見られるし、台詞回しや間の取り方も良くなっていた。
大島は大島で、影だけ見ていても鳥肌が立つくらいの出来。 後ろを向いた時の「背中の説得力」が、また凄い。

梅田は相変わらず一部出演ではあるが、徐々に出演部分は増えており、全員揃った「雨の動物園」を久し振りに見た。 八月の末以来か・・・。
梅田の動きは心持ちおとなし目乍ら、歌って踊れる喜びに満ちた良い表情だった。
動物園後のMCにはそのまま梅田が残って、客席に好意的などよめき。
「どんな動物を合体させたいか?」と言うお題。 「ペガサス」だの「ケンタウロス」だの、嫌がらせの様に知らないものが出てきてうろたえる小林。 わからなくても「小林的解釈」でずんずん前に進むさまが楽しい。
「わかったわかった!!」
たぶん判っていない。

パグと大島(優)を合体させたいと言う小野に「パソコンで出来そうだね」とアイコラを推奨する小林。 その横に、話そっちのけにして着ぐるみ衣装の尻尾でじゃれあう奥と梅田。
スタニスラフスキー曰く「役を演じるというより、役の人物の感情を俳優は生きるべき」
リアリズムだ!!

「Don't disturb!」の途中、気がついたら秋元の衣装の透明な肩紐が切れていたが、例によって慌てず騒がず。 「Virgin love」では野呂の衣装にブレスレットが絡まり、躊躇せずにすぐ外してさりげなく捨てていた。
秋元には受難の日であったが、動じないところは流石。

秋元を注視していると、もう一本の柱は視界から外れがちになるのだけれど、友人達のによると、今日の宮澤は非常に良かったそうだ。

浴衣着替え待ちのMCでは、佐藤と今井のショートコントをたっぷりと。 「劇団NY(ニューヨーク)」と名乗っていた。
今日も良い出来。 大いに笑わせてもらった。

こう言う「イカレたお姉さん」をあたたかく見守る奥は良い表情をしている。


2008-10-10

_ Club 333 Night View DJ(DJ:折井あゆみ)

降ったり止んだりの一日だったが、三連休を前にして東京タワーを訪れる人は多かったようだ。
私が七時半前には、展望台への入場券売り場に列が出来ていた。

今日の折井は白いフワフワした帽子を被り、赤いチェックのシャツにベストを羽織って、足元はブーツ。
深まる秋を感じる着こなし。

目当てで来ている人もいつもより多かったが、立ち止まって見ている人が居れば行き交う人の興味も引く訳で、足を止めていく人も多く、その分リクエストも多い。
展望台の中に居る人の数は、エレベーターの運行にあわせて満ち足り引いたりするのだけれど、満ちてきたタイミングで誰かがリクエストを書いていると、後から来た人も何かしら書いて行く。
結局9時前まで当日のリクエストだけで番組が廻る、良い循環で動く日だった。
折井の表情も明るく、DJミズノ氏も何時になく饒舌。

リクエストで松田聖子の「時間旅行」が掛かった。
「些細な行き違いから20年前に別れた彼との思い出の曲」らしい。
二十年、長いようで短い。 他人事ながら甘く苦く切ない気分に。

カフェ・ラ・トゥールから一品頼むコーナーでは、今週もアイスココア。 例に依って「あっという間」に到着。 ガムシロップを一つ入れて、軽くステアしてから口に運んでいたが、一瞬素の「美味しい物を飲んだ顔」になるのが微笑ましい。
折井は毎週のように「飲み物のほかにもミルクプリンイチゴサンデーとか、女の子の喜びそうなメニューもあります。」とミルクプリンイチゴサンデーに言及するのだけれど、「食べてたら喋れないので」と軽く恨み節。
立って見ている我々のところにも、時折トーストを焼く香りが漂ってくるのだけれど、こちらも食べながら見られない。
いや、見られる席も有るにはあるのだけれど、トースト一枚で一時間半粘るのも野暮だ。

外に出たら、雨が降ってきた。


2009-10-10 Lysistrata

_ ワニブックス@モバイル 小林香菜「よのなか入門」 〜新たなる地平2009編〜 (第68回)

この連載も回を重ねて68回。 今回から久しぶりの外ロケにて
「小林香菜、東京一周俳句十番勝負」
の巻。

この連載で笹公人先生に手ほどきを受けた短歌が暫く小林の「特技」になっていた訳だが、長くて面倒になったのか、三十一文字から下の七七を削って何時の間にやら「俳句」に変わっていた。
俳句と言ってもそこは小林。 無季定型なので広義の「俳句」になる。

初手は国会議事堂前から。
国会議事堂って何だか知ってますか?と問われ、小林先生答へて曰く
「大人の会議をするところですよね」
小林にとっての「大人」とは・・・とつらつら考えるうちに大堀の顔が浮かび、アリストファネスの「女の平和」とか「女の議会」的なものを想像。
そんな国会中継なら見たい。

続いてNHKへ。 そう言へば小林も年に一度の国民的歌謡ショーであるところの紅白歌合戦に出演したことがあった。
まぁ、私のような非国民は縁なき衆生でありますが。

さらに109の前へ。
場違いなピンクのセーラー服衣装を好奇の目と言うより、あからさまな蔑みの目で見て通り過ぎていく群集にどんより落ち込んで行く小林に救いの神。
「キャー、香菜ちゃんですか!? かわい〜!!」
仕込ではない通りすがりの婦女子にちやほやされて復活。 ご満悦の小林。

敢えて引用しなかった小林のホトトギス曲解系即物的写生俳句はワニブックスモバイルでご確認を。

何故か小林が歌いまくると言う次回更新は10/15予定とのこと。

_ 唐破風

最近、SKE48の松下唯が面白い。
ブログの自画撮りの写真も良い味なのだけれど、声の仕事をした「闘真伝」のCM撮影風景の写真がツボだった。
一緒に出演している佐藤亜美菜のコッテリした顔と並ぶと如何にも地味なのだけれど、自分に魔法を掛けて可愛く見せる努力をしている。
で、まぁ、アップになった写真の口元。 上唇がアヒル口を通り越して唐破風みたようになっている。
どこかで見たような・・・と思ったら、戸島がよくこんな顔をしていた。
私はこう言う顔も好きらしい。

_ 中西里菜、成田梨紗 事務所移籍

成田は、役者が多く所属するオフィス斬へ移籍。 本来の役者志望に舵を切った選択。
中西は業務提携と言う形で名前が載っていたプラチカ(戸島の所属事務所)へ完全移籍。
次の展開を待ちたい。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

# まつむら [明日の夜からザーカイと約束した、阿佐谷北の墓参りに行きますか?]


2016-10-10 書割

_ シースルー写真展2

浅草橋西口近く Gallery Drain で開かれている写真展。
鎌田紘子のプロデュースで撮影は全て黒澤奨平。

カラーコンタクト常備、しっかりメイク、決め顔・決めポーズ。 どう撮るかよりどう撮られるかに重きが置かれており、女性客がうっとり見蕩れていたのには納得が行った。 好悪は別として、これはこれで有って良いかたちだとは思う。

撮られて映えると思うがグループを束ねる立場にあって一人仕事の少ない佐野友里子の写真が見られたのは良かったが、表情が諧調に乏しく、美点であるところの長い手足が生かされたカットが少ないのは残念。

ライブなどでは肉感的な部分を強調した衣装が多い藤田恵名も、珍しく隠した衣装。
これが男性からの見方の排除と言う事なのかもしれないが、些か偏狭なものの見方・切り取り方であるように感じられた。

隠したからこその良さは感じられず、カラーコンタクトで目の表情は死んでおり、ポーズも硬い。
撮る側が掘り出した被写体の魅力は出ていないが、被写体の側が撮られたい自分には近いのかもしれず、それが観覧する女性の恍惚に近い表情に現れていたのだと思う。

高野寛の「甘いだけのラブソングがあっても良いじゃないか」
佐藤春夫の「アイスクリームを 誰が噛むか」

ひたすら甘いだけの、解釈の必要のない、そんな感じの写真。
書割でも綺麗なものを見たい向きにはお勧めできる。

_ 中藤毅彦写真展[Lumiere」

上野、谷中、根津、千駄木界隈で開催中の芸工展2016に併せて、谷中の個性的な店舗4か所で同時開催される写真展へ。

かつて色々なものを放り出して徘徊した思い出の地である谷中も、昨今は観光開発が盛んで、今日も漫ろ歩く人の群れが路地の奥まで。
もはや独りになりに行く街では無くなってしまっていた。

comSOkoya
マンション建設計画が頓挫して広大な原っぱとなり、今は防災広場となっている初音の森近くの路地の奥にある尺八道場。
引き戸を開けて敷居を跨ぐと、三和土の左右の壁に味わい深いおじさんたちの写真が数葉。 焚かれたお香の匂いに迎えられ、中の人に挨拶をして拝見、お礼を述べて退出。

nido
谷中銀座から突き当りを右に折れて、よみせ通りを少し北へ行ったところの路地の奥、右にマキシマ研究所、左にステンドグラス工房nidoと言う濃密な空間。
パリの街を撮ったスナップがステンドグラスの額に納めて展示してある。
小品ばかりなのだけれど、それ自体で意味を持つ額が小窓のように機能しており、そこから覗く世界のような趣。
薄暗い店内の雰囲気も相俟って、妖しくも美しく。

tokyobike Rentals Yanaka
三崎坂を登り切った交差点を右に折れたところにある、東京の街を走ることに特化して考えられ、設計された自転車を貸しだすお店。
常に開かれている入り口から左の壁にニューヨークで撮られた大きなプリント。
借りる人、返す人、お茶を飲んで待つ人、活気もあり落ち着きもある店内に合った写真。
丁度返しに来る人で賑わう時間帯に行った為、落ち着いて見られる状況ではなかったが、その雰囲気が写真には相応しくあった。

もう一か所、千駄木の Rainbow Kitchen と言うハンバーガーショップでも展示されているとの事。
説明すると長くなるが、私はハンバーガーなどの「綺麗に食べられないもの」が苦手なので、こちらは回避した。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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