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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2003-11-16 曇天

_ 酒田着

7:40発の高速バスで酒田入り。 天気予報は雨でしたが、幸い雨は降っておりません。 ライブは3時半からとのこと。

_ 中通りネットプラザ

現在、中通り商店街のネットプラザでこれを書いています。 無料なのが嬉しい。

_ 昼食

船場町の玉勘でうな重。 肉厚ながら蒸しが効いてて箸で千切れる柔らかさ。 焼きも頃合で香ばしく、たれも甘すぎず辛すぎず兎に角旨い。 山椒も香りが良くて苦くない。 ここまでの鰻を食ったのは何年ぶりだろう。 まさに「口福」である。 生きていて良かった。

_ SHIP中町の日ライブ@まちづくりサロン

そろそろ寒くなってきた所為もあってか、今回は屋内。 今日の天気予報は最悪であったが、殆ど降らなかった。 お祭りとかぶっていた訳でもなく、天気も微妙だった割に客の入りは良く、並べられたパイプ椅子は全部埋まり、立ち見もびっしり。 5曲+アンコール1曲。 1曲終るごとにMCが挟まり、何時に無く喋り多め。 喋り方も以前の「全校集会で壇上に上がって喋らなければならなくなった引っ込み思案の図書委員」みたいなぎこちなさは影をひそめ、初々しさは残しつつ上手くこなしていた。 今回は電車移動だったのと、行く先々で散歩する事にしていたのもあって、何時に無く軽装で鞄も一つだけだったのでカメラも50mm付けたベッサRとライカD−IIIのみ。 ライブの撮影にはチト短いので、撮るよりも見るほうがに集中してみた。
曲はいつも通りなのだけれど、メンバーの変動があったため、パートの割り振りが変わっていたのでそのあたりが新鮮だった。 今日、酒田に来ないで蹴鞠見てたヤツは(以下略)。


2005-11-16 アジアシリーズを見てきたの記

_ アジアシリーズへ

飛良泉先生と話しているうちにロッテを生で見たくなり、ごりぱんさんが押さえていたチケットを分けてもらって、飛良泉先生が作ってきた

こんな帽子を被って外野席で観戦。

_ 対中国戦

第一戦が清水、第二戦が小林、と来て、第三戦は渡辺・・・かと思いきや、先発はまさかのジョニー黒木。 渡辺は決勝に温存と成った訳だが、黒木を出す事で客も満足。
フランコとベニー以外は「浦和ロッテマリーンズ」(控え)の選手で、しかもベニーはDH、フランコは楽なファースト。 セカンドの塀内とサードの渡辺の守備がアレで、いきなりエラーがらみの失点で幕が開き、その後も重苦しい試合展開。
ストレートが120km台のピッチャーを打ちあぐんでいるうちにまたもノーアウト1、2塁のピンチ。 ここで黒木が飛んできたピッチャーライナーに足を出して止めて、浮いた弾をセカンドが捕って戻れないランナーをまとめてアウトにしてトリプルプレー。
これで黒木は交代。次は誰が出てくるのか「小野ですかねぇ」「小野は昨日投げました。」。 で、出てきたのが小宮山。 負け試合にしか使わないと思っていたので、これにはびっくり。
この小宮山がじつに良くて、8回まで無失点。 良いものを見た。
たまったランナーをベニーが帰したのが攻撃面での唯一の見せ場。 余りに締まらない試合展開にだれた客は、試合途中で流れるロッテガムのCMで「よしこ」コール。
9回に小林(雅)が出てきて、いつも通りひやひやしつつも試合終了。

_ 決勝戦

先発は渡辺。 審判が恐ろしくヘタクソで同じような球筋でボールになったりストライクになったり。 キャッチャーが首をかしげたり、バッターが首をひねったり。
三塁線にきわどい当たり飛んで、ファール臭くは有ったのだけれど、塁審が何も言わないので一塁に送球してアウトなになった・・・と思ったら、「いやいやファールです」とか、そんな事の繰り返し。
そんな状況でも飄々と投げつづけた渡辺は、6回を被安打8ながらエラーがらみの1失点でマウンドを藤田らに譲り、8回は薮田、9回は小林(雅)。守備固めで諸積が入ると、そこここから 「モロー!!」 と声が掛かる。 手を挙げてそれに応える諸積。
いつもの「小林雅英劇場」でひやひやしながらも何とか勝利。並びの客が

「マサー!!いつも通りヤレー!!」

それが怖いんだけど、勝ったからよし。

_ 応援ボード

私の何列か前で親子で観戦していた小学生と思しき女児が、二つ折りになるホワイトボードに応援メッセージを書いたり消したりしていたのだけれど、これがなかなか面白かった。
アンパイヤが下手糞な所為なのだが、ボールが先行する場面が多く、打たれると捕れそうな球が野手の間を抜けるのに痺れを切らして

投げろストライク!
打たれたらとれ!!


このまま真っ直ぐ育って欲しい。

_ ブーイング

表彰式でのこと。
誰がプレゼンターとして出て来ても(例えそれがコナミの上月でも)大きな拍手で迎えられているのに、讀賣新聞の社長として登場した滝鼻氏にだけは大ブーイング。
滝鼻氏も、まさか東京ドームでブーイングを喰らうとは思わなかったであろう。
痛快だった。


2007-11-16 10年

_ 立川吉幸 二つ目披露の会

「今日ばかりは…」と残業を勘弁してもらって町屋へ。
駅前のムーブ町屋ホールにて、二つ目昇進披露の会。
同時に二つ目になった辺りは紀尾井ホール(小ホールだけど)昼夜二回廻しで満員御礼とか、博品館劇場で家元がゲストとか、紀伊国屋ホールでゲスト談春・志らく…と派手に花火が打ちあがる中、ムーブ町屋。
ゲストは談幸・左談次・ぜん馬・龍志・さこみちよと言う面子。

「スタンダードが一番強いと思うんです」

前に吉幸さんはこんな事を言っていた。 スタンダードナンバーの名手をズラリ揃えての披露目ってのが、吉幸さんらしく思った。

酔漢の不規則発言でざわついたりもしたが、あたたかい空気の中で進行し、トリが吉幸さんで「蜘蛛駕籠」。
マクラから何時に無く早口でどうなるかと思ったが、噺に入ればしっかり持ち直したのでホッとした。
腕ッこきの師匠連の後なので、普段は感じないアラが見えたりもしたが、300人の客をきっちり笑わせていたのには感心した。
普段は多くても一束くらいの客の前で演ることが多いので、小さく纏まってしまうのが心配だったのだけれど、寄席は寄席なりに、ホールはホールなりに、箱の大きさにあわせて出来ていた。

良い披露目だった。

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2009-11-16 捕まえるのが遅すぎた

_ 小林香菜 よのなか入門 vol.73

何時の間にかぽっちゃりした・・・と言うかもっさりした小林に、そろそろ何とかしていただこうと言う事でダイエット企画始動。

小林ポッチャリ期の始まりは、昨年テレビの収録中に重度の捻挫をして暫く安静にしなければならなかった事から。
あれで筋肉が落ちてしまい、代謝量が減ったので食べた分が即脂肪になってしまうようになった由。

で、ダイエットを頭の片隅には置きつつ放置してきた結果が現在のもっさり体形。 それをマネージャー、衣装さん、スタッフetc...に指摘され漸く文字通り重い腰を上げて痩せるべく決断。
客は定着率が悪くて、そもそも痩せていた頃を知らないのでそう言う事は指摘されないらしい。

とりあへず、ダイエットに効果のありそうな食品を摂取させてみる。 まずは豆乳から。
紅茶味の美味しい豆乳しか飲んだことが無いと抜かす甘ったれた根性を叩き直すべく、敢えてハードコアな豆々しい豆乳をあてがう編集氏。
この辺りのしょっぱい顔の小林が楽しい。 この辺りと言うか、今回はしょっぱい顔の写真が目白押し。 眼福。

豆乳は豆腐みたいで飲めない、キャベツはドレッシングが無いと喰えない、コンニャクは生臭くて喰えない・・・で敢え無くギブアップ。

シオシオのパーで続く次回更新は11/14とのこと。

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2014-11-16 「地獄感」溢れる地獄であった。

_ palet「SNOW DISTANCE」発売記念イベント(東武百貨店池袋店 8F屋上スカイデッキ広場)

万年筆の修理に雑司が谷へ出向いたその足で池袋へ。 懸案だった palet のリリースイベントを観覧。 無軌道な若い衆向けに特化したようなグループに渋好みの新メンバーと言うのが気になっていたのであった。

客層は若いのからそうでもないのまでまんべんなく。 お行儀の悪そうな連中は観覧エリア後方と9Fデッキあたりに陣取っており、最前列付近の方が平和だったのには拍子抜けした。 まぁ、ライブハウスなどの閉鎖空間になればまた違ってくるのだろう。

開演前に注意事項としてジャンプ禁止のお達しはあったのだけれど、なぜ禁止なのか客の側がまったく分かっておらず、構わずに飛びまくるもの、飛ばないまでも飛ぶ素振りを見せるものがズラリ揃っているのでまぁ揺れること揺れること。 禁止にした意味が丸で無い。
スタッフは終始ピリピリ。 事あるごと注意に出向くが完全に舐められており、強権を発動しないこともあって、リフトだのジャンプだのと若い連中は遣りたい放題。

禁止事項としてアナウンスされた事を守らない、スタッフの注意にも丸で耳を貸さない一部始終はステージの上からも見えており、その傍若無人な振る舞いは palet と言うグループの活動そのものを否定することにも繋がる訳なのだけれど、特典会にも悪びれることなく参加する神経の働きが私には理解できない。 踏み付けにしている相手に客としてサービスを求める無神経さ。 他者への想像力の欠如。

楽曲はそれなりに練られており、歌って踊る部分も悪くは無いが、活動が近視眼的で拡がりがない。
新メンバーの中野佑美は挙措も美しく、喋りも歌も丁寧。 観に行く動機には充分成り得るのだけれど、周辺環境が悪すぎる。
「"SNOW DISTANCE" は、女の子の切ない気持ちを歌った曲なので、是非歌詞に注目して聴いてみてください。」と語りかけてから歌い始めたものの、騒ぎたいだけの層はまるで聴いていない。

メンバーが舞台上から客に釘を挿すなんざ非常事態以外やらない方が良い(況してやオープンスペースでのイベントに於いてをや)のだけれど、裏方が裏方として機能していないので客の狼藉を誰も止められない。 客をコントロール出来る存在がその場に一人も居ない。

久し振りに見た「地獄感」溢れる地獄であった。


2018-11-16 いろいろ更新しています。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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