トップ «前の日記(2010-12-25) 最新 次の日記(2011-01-05)» 編集

墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2010-12-26 爪の垢 [長年日記]

_ 週刊ヤングジャンプ 2011 04・05合併号 続

ゆきりんの The アイドルクエスト (第5回)
カラーでグラビア1ページ1カット(撮影は藤丸修)、モノクロで対談2ページ。今回のゲストは杉本有美。 撮られるがままの柏木に、グラビアと言う仕事について語る。

ファッション誌のモデルが仕事の振り出しであった杉本有美も、はじめはグラビアの仕事に抵抗があったと言う。
それがある切っ掛けで抵抗が無くなり、服が主役のモデルの仕事と自分を見せるのが仕事のグラビアとの違いに気付いてから、急に楽しくなったのだそうな。

詳しくはヤングジャンプそのものを読んでいただくとして、柏木のみならず「なんとなくグラビアの仕事が始まってしまった」向きには煎じて飲ませたい爪の垢であった。

逢沢りな
巻末グラビア5ページ7カット。 撮影は細野晋司。
背景も衣装も小道具も全て白。 冬らしい色づかい。 このあたりの季節感の出し方が良い。

アップにしたり、下ろして耳当てを付けたり、髪のあしらい方にも変化をつけており、水着(・・・の、ようなもの)も2パターン。
身体の線を強調したカットより、表情を生かしたカットの方が出来は良い。
可愛らしく見える角度に幅の有る逢沢りなの特徴が生きた5ページ。

_ SWITCH 25周年記念号 続

AKB48(板野友美、大島優子、小嶋陽菜、篠田麻里子、高橋みなみ、前田敦子、渡辺麻友)
巻頭グラビア20ページ18カット、見開き2箇所。 撮影は荒木経惟。
グラビア本篇以外にも、目次やらQ&Aやら、あちこちに使われている。

撮影レポートに4ページ割かれており(撮影は野村佐紀子)、荒木が七人それぞれとどう向き合ったかが判るし、それは写真からも伝わって来る。

最初の見開きなんざ盛大にピンボケだし、他にも甘いカットは散見されるが、それを敢えて使うのは、それだけの説得力を写真が持っていてるから。

相性の問題だと思うが、出来映えには多少差が有る。

・大して面白くない → 篠田麻里子、渡辺麻友
・綺麗には撮れている → 板野友美、小嶋陽菜
・面白い → 大島優子、高橋みなみ
・凄い → 前田敦子

大島優子は珍しく衒いも何も無く素の自分でカメラの前に立っている。 何をしても受け止めきれる相手には、小細工が利かない。
作り笑いをしなくて良い所為か、高橋みなみも安心して撮られている。

圧巻は前田敦子。 泣かされた訳ではなく、誘導されて涙が溢れたあとなので、目は充血し空ろな表情ではあるのだけれど、前田敦子の内面の「得体の知れない何か」が呼び覚まされて写っている。

人は努力すればひょっとして大島優子にはなれるかもしれない、然し前田敦子にはなれない。
美醜を超えた何かを、前田敦子は持っている。


「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
1998|11|12|
1999|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2000|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2001|01|02|03|04|05|06|07|08|11|
2002|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2003|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2012|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2013|01|02|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2014|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2015|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2016|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2017|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2018|01|02|03|04|05|07|08|11|
2019|09|11|
トップ «前の日記(2010-12-25) 最新 次の日記(2011-01-05)» 編集