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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2014-10-16 野暮と肉屋 [長年日記]

_ 週刊ヤングジャンプ 2014 46号

和田彩花
巻頭グラビア7ページ11カット、撮影は桑島智輝。
肌の質感の全く無い、何処の講談社かと思うような塗り絵レタッチ。
セットの趣向に合わせて深度を変えていたり、さりげなく厳しい構図であったり、見るべきところはあるのだけれど、絵画的表現を狙ったのかも知れないが、モデルの息遣いが感じられない紋切り型の表情と漆喰で塗り固めたような肌が興を削ぐ。
ハロープロジェクト全般に言える事なのだけれど、力を入れれば入れるほど野暮になる。

ヴァネッサ・パン
巻末グラビア5ページ8カット、撮影はTakeo Dec.。
こちらもレタッチをしていないかと言うとまぁしては居るのだけれど、被写体が生き物として写っている。 瞳を大きく見せるコンタクトレンズが機能していないカットの方が表情に味がある。
2ページ目の右端に縦に並べられた小さな写真4カットは生きた表情。 残りは肉屋のショーケース。

_ 週刊ヤングジャンプ 2014 45号

西野七瀬
表紙と巻頭グラビア8ページ14カット、撮影はTakeo Dec.
水着はやらない人のグラビアで青少年のリビドーを如何に刺激するか考えられた部分も悪くは無いのだけれど、そうではない「普通に服を着たカット」の出来が良い。
全体的に表情が単調(特に笑顔に諧調がない)なのだけれど、由比ガ浜の古書店で撮られた3カットは良い。

深川麻衣
巻末グラビア5ページ11カット、撮影は大江麻貴。
表情の種類が多く諧調も豊かな被写体に寄りかかって撮った11カット。 巻末は紙幅を割けない事情もあるとは思うが、決め手に欠けるカットを並べてお茶を濁した印象。
どのくらいの距離でどれくらい絞るとどこからどこまでが被写界深度になるかが感覚的に掴めていないので肝心な所で逃してしまっていて、それが散漫な印象に繋がっている。
そして相変わらず寄れないし引けない。 すべてが中途半端。

_ 週刊ヤングジャンプ 2014 44号

サキドル エース トーナメント
12人のアイドルが1ページずつ貰って、添付葉書の投票で勝ち負けを決めるトーナメント企画。 撮影は細居幸次郎。
ヤッツケ仕事にはなっていないのが救いではあるが、じっくり撮って貰えている訳でもないので可もなく不可もなく。
この手の企画は写真の出来不出来でもなく、被写体の魅力でもなく、どれだけ太い客が付いているかで勝敗は決まってしまうので、血眼になって投票するのはよしたが良い。


「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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