今週の朝練講談会は「朝練二扇会」は神田松之丞さんと上方落語の月亭天使さんの二人会。
松之丞さんの出る回は熱心な人が早くから並ぶが、遅く行っても入れないと言う事は未だ無いので何時もの時間に何時ものバスで向かう。
「太閤記 太閤と曽呂利」田辺いちか
開口一番で短めに。
落ち着いて聴ける。
「寛永宮本武蔵伝 偽巌流」神田松之丞
悪い奴が出てくるとねっとりと実に悪そうに、職人が出てくると早とちりとおっちょこちょいをてんこ盛りに演る。
この過剰であるが故の面白さと言うのは、今の松之丞さんならではのものであると思うので、見られるうちに見て聴いておこうと思う。
「饅頭こわい」月亭天使
米朝-可朝-八方-八天-天使、となるので、米朝師の玄孫弟子にあたると言うマクラから。
上方ではこう演るのかと感心しながら聴く。
朝練講談会を主催している滝田ゆうが化けて出たような容貌の神保町講談会の人は毎度面憎い顔付けをしてくる。
二人出るうちのどちらか片方は観たい(聴きたい)ようになっているので、うーむと唸りつつも日曜の朝に早起きをする羽目になっているのだけれど、これが実のところ私の食わず嫌い(女流忌避)を治すのに効いている。
東京かわら版の人がツイッターで
講談に男も女もなくて、あるのはただ、かっこよくて素敵な講談とそうでない講談だけだなあ