朝起きてパソコンに電源を入れたら、セーフモードでしか起動しない。 最悪新しいのを買うことまで視野に入れてとりあへず出社。 こんどはこっちがマシントラブルで午後の予定がパー。 明日以降の予定がかなり過密に・・・。
ハードディスクから異音がしていたので、取り外して周りを清掃して組みなおしたら動いた。 1銭も掛からずに直ってくれて本当に助かった。
帰宅途中、電車の中で意識が飛び、最寄駅で降りられなかったので一つ先で降りて散歩。
駅前のいろいろ凝った物を置いている酒屋で泡盛でも買おうと思ったら一升瓶しかなかったのでビールの棚を物色。 バス・ペールエールとヤング・オートミールスタウトなる見るからに濃そうなのを購入。
晩飯を食おうと思っていた汚いラーメン屋が潰れて、惣菜屋が開業していた。 値段が安い割にきちんと仕事をしている雰囲気があったので、チキンカツとハムクリームコロッケを買ってみた。 不景気の風は矢張り吹いていて、呑み屋、ラーメン屋、洋品店、薬局、暫らくこないうちに畳んでしまった店がそこかしこに有った。
歩きつかれたのでバスで帰宅。
カレーが喰いたくなったので、カレー。
玉葱をキツネ色・・・に迄は炒めている気力が無かったので、色が変わるくらい迄炒めてからパセリ、セロリ、エリンギ、エノキ、じゃが芋を細かく刻んだのを加えてざっと炒める。 ある程度火が通ったら、鍋に沸かしたお湯にコンソメを溶かして、そこに野菜を入れて煮込む。
フライパンに油を引きなおしてひき肉を炒めて、塩コショウで味を調える。 火が通ったらこれも鍋へ。
カレールーはS&Bのゴールデン辛口。 オレガノ、クローブ、山椒、ウスターソース、ナンプラー、醤油を適当に加えた。
喰いたい味にはなった。
一枚づつだけれど更新。
前里美弥 その2
SHIP 中町ホームライブ
> 『あのよろし』か?さん
私の使ってるレンズは、総て単焦点なので、深度が浅い替わりに綺麗にボケます。 あ、偶に凄まじいボケ玉もありますが。
高橋にしろ、峯岸にしろ、篠田にしろ、日々手抜き無しでやっている辺りが泣いているのを見るのは、どうにも居たたまれなかった。
客の塩分濃度とステージの上で起きている事との相関関係は、巷間言われている程は無いと私は思っている。
私は(首を傾げざるを得ない部分は散見されるが)全体を通して見ればチームAの公演がダレているとは思わないし、飽きられているとも思わない。
客、メンバー、スタッフ、一番ダレているのは客ではないか。
十一時を廻ってから劇場に着いたら、既に140番台。
夕方迄、用足しをしたり、書類を書いたり。
籤運良く、二列目中央付近。
現行セットリストをこんな良席で観るのも最後かもしれないので、じっくりと。
板野が良い。板野らしさはそのままに、やるべき事はきっちりと。
気負った感じはかけらも無く、終始柔らかい表情だったのにも感心した。
感情が表に出た前田ってのも、初めて見た様な気がする。
涙を堪えたり、笑ったり、考え込んだり。
浴衣への着替え時間が短縮されたこともあって、アンコール待ちの暗転の間も間延びする事無く、良い繋がりでアンコールへ。
前田に限らず、感情が良い方向で表に出たメンバーが多く、多彩な表情が見られて、見応えのある公演だった。
だいたいいつもの時間にいつもの場所へ。
渡辺抜きのチームB公演と言うこともあってか、列は短め。
新しい人が増えた所為か、これまで見られなかった形での横紙破りが横行。
地べたに座り込む者多数。
今日もBLT(…と言うか付録の生写真)の販売が有るので、チケットのみ目当ての客数は読めない。
9時を廻ってBLT購入列とチケット購入列が分けられると、歩道を塞ぎ、地べたに車座になって写真交換会だか自慢大会だかをしていたproletariatではなさそうでいてLumpenみたいな連中は揃ってBLT購入列へ。
入場抽選はそれなりで、下手五列目。 舞台中央の死角は増えるが、センターブロック後方よりはこちらの方が良いかもしれない。
影アナは井上。 たどたどしいと言うか、何と言うか。 下読みした方が良い。
田名部の髪型があっさりしたストレートになっていて、良い感じ。
今日は渡辺が休みで浦野も途中までと言う事も有ってか、生歌率が高く、各自の表情もやる気がみなぎった感じだが、若干表情は硬め。
今日も柏木の自己紹介に茶々を入れる片山が楽しい。
片山のツッコミに膨れたり反論したりする柏木も良い表情。 手元のメモには「柏木、一人上手。」と書いてある。
かつての峯岸のように、喋りながらマイクをこねくり回す松岡。 実年齢より若く見える。
「Blue roze」は、柱で浦野と渡邊が見えないので、井上と米沢を見比べる。
初演から暫くは、チームKの影を引き摺っていた感じだったが、二人とも自分の歌い方を見つけたようで、それぞれ良い顔で歌っている。
今日も蹴り倒して引き戻すと上を向いてしまう米沢のマイク。 それを直すところまで含めて自然な流れになっている米沢の動き。
「禁じられた2人」は、柱で柏木が見えず、仲谷中心に。
マイク音量のバランスが悪く、柏木の声が良く聴こえない。
生音中心の日はこう言うことが良くあるが、各メンバーの声量の違いまで考えて調整するのがプロの仕事だと私は思う。 いただけない。
ハウリングの収束が比較的早かったのが救いでは有った。 以上、余談。
声量も安定していて、科白部分の表情も良い仲谷。
生歌になると一寸苦しそうな柏木。 歌の最中は良い表情なのだけれど、科白部分にかかると、苦しげであまり美しくない。 科白廻しには神経を遣っているようだが、表情がおざなりになっていないだろうか。 このあたりが少々残念では有る。
「雨の動物園」は目の前に来る平嶋中心に。
今日のように気負いが先に立って表情が全体的に硬いような日も、平嶋はいつも通りの柔らかく明るい表情を絶やさない。
公演前に何が有ったのか深読みしたくなるような日の平嶋は、居てくれるだけで救いだ。
渡辺が休みなので、片山の歌は多め。 上手過ぎず下手過ぎず良い感じ。
増田のような巧さは無いし、高橋のような説得力も無いが、片山の歌は聴いていて安心できる。
「夏のフルーツと言えば」と言うお題で、キウイフルーツを胡瓜と混同していた事が露見するも、突っ込まれないうちに上手く話を流す仲川。
「夏の花火の思い出」と言うお題に移り、好きな花火は線香花火とヘビ玉だと話す片山。 ヘビ玉について熱く語るも、賛同を得られず。
片山の貧乏臭い話には夢が有る。
「シンデレラは騙されない」の衣装に着替えた平嶋、柏木、渡邊、井上に入れ替わり。
井上が柏木のドタキャン癖を暴露。 必死に言い訳をする柏木が楽しい。
「シンデレラは騙されない」は今日も片山の魅惑の三白眼を堪能。
曲の最後の決めポーズの睨むような表情がほぐれて笑顔になる瞬間が実に良い。
終演後にスクリーンを下ろしてPVを上映。
柱で殆ど見えなかったが、それでも秋元は秋元として確認できたので、「BINGO!」の時のような、コマ切れどころか挽き肉みたいで、映っているのかいないのか判別出来ないような悲惨な事には成っていないようで安心した。
CDは八月八日発売。 手売りイベントは、前回転売屋の店内ループが横行して揉めたヤマギワのみ。
握手会は守備範囲外なので、正直なところ対岸の火事だが、出待ち禁止が混乱に拍車を掛けない事を願う。
今回の副題は「猛暑に負けず、新富町の会議室で鈴木伶奈生誕!今回は久しぶりのチーム曲も披露!もちろん二時間を超える大ボリューム公演!!」。
2時間どころの騒ぎではない長丁場だったが、ダレ場も無く、気が付いたら終わっていた。
今回から入場が整列ではなく呼び出しに変わり、客の側でスマートフォンの画面に整理番号を表示し、番号順に入場。
確かに酷暑の中、短時間とは言え密集して並んでいなければならない必然性は無いし、客の自律性を信頼するところはPIPらしさなのかも知れない。
これまでで最もスムーズな入場。
大規模屋外イベントと日程が重なったので、集客はいつもより少なめ。 特に沸ければ良い系の客にその傾向が顕著。
これはPIPに何を求めてきているのか、その層の優先順位が何処にあるのかが、その選択と行動に影響しているのではないかと思う。
少なくとも私がアイドルに求めるものは、件の大規模イベントには無かった。
入場が一段落し、影アナは空井。 元気がありすぎるくらい元気だが、それだけ充実しているということだろう。
開演時間になり、暗転して出囃子。 曲が終わる頃合で並び終えて一曲目。 入り捌けについても考えられ、練習も重ねられているのが見て取れた。
例によってDreamin' girls から RUN RUN RUN。 狭い所で歌い踊りながら移動するのと、まだ不慣れなのでぶつかりそうになることがあるのだけれど、お見合いになってしまうのはいただけない。 ぶつかってもよいくらいに躊躇無く動き、見切って交わすのが理想。
曲が終わってからの自己紹介は簡潔にして、お披露目の際にざっくり分けた3グループ対抗ので歌とMCの対決。 それぞれ工夫が凝らされていたが、空井がパワーポイントと言う飛び道具を駆使し、自らは脇に回ってメンバーの個性を引き出すのに専念したのは実に良かった。 一歩引く事で空井自身の個性も浮き出ていた。
石川は髪型から衣装から妙に気合が入っており、MCも主導していたのだけれど、漲るやる気は空回りするところもあり、いつも通りのメンバーの中で独り一寸硬いのが気になった。 この理由は最後の最後で氷解するのだけれど、リーダーとしての責任感が石川を育てているのが見ているだけでも判る。
プロデューサーの濱野智史は洗濯し過ぎて透け掛かったパタゴニアのティーシャツに七分丈のパンツと言ういつもの出で立ち。
照明を購入した事を前日の別のイベントで話していたが、早速3つ買い足したとのこと。
ユニットコーナーは入り捌けにしてもマイクやマイクスタンドの扱いにしても、かなりこなれて来た。
セーラー服など、衣装然とした衣装では畳み皺が目立ったが、小道具を含めて充実させようとしているのは評価できる。
リーダーの石川はユニットでもピリピリする気合と、細部まで神経の通った動き。 これがさり気なく出来るようになれば本物。
羽月・濱野(舞)で新カバー曲「ライオン」。
只の鼠ではない二人による金の取れる芸。
小林希望はソロ・ユニット含めて大車輪。 押し付けがましさが無く、丁寧で味のある歌声。 オケはガイドメロディー付きのショボさでも、小林の歌声に説得力が増した所為か気にならなくってきた。
ユニットコーナーのあとは、鈴木の生誕企画。 ソロで一曲歌い終えたところで、本人から辞める旨発表。
石川のピリピリしていたのも、牛島の冴えない顔をしていたのも、鈴木の噛み締めるように歌っていたのも、全てはこの事に起因していた。
知らなかったメンバーの方が多かったと見えて動揺が走り、そこかしこで嗚咽、そして号泣。
本業のイラストの仕事が多忙を極めての決断とのことで、今後はイラストレーターとしてPIPに関わって行きたい、と鈴木。
読み上げられた濱野からの手紙は、まさに担当教官からの惜別の辞であり、文字通りの「卒業」であった。
La Dernière Classe...
このタイミングで新メンバー加入の発表。 新メンバーと言うか「PIP京都」立ち上げのお知らせ。 世界同時革命さながらの無茶な展開。
アンコールの「初恋サイダー」は、派手に泣いた後なので歌い出しが安定せず、悔しそうに声を整えつつ持ち直していく羽月が良かった。
何故斯界で歌われすぎているこの曲なのかと訝しく思っていたが、濱野智史曰く「地下の定番曲ですが、その中でも一番を目指します。」 確信犯だった。
見る度に何かしら変わっているPIP、その多くは良い変化であり、悪い変化も無くは無いが、着実に前に進んではいる。
回を重ねるごとに(まぁ、前回はヒド過ぎたが)ダレ場も減っており、3時間からの長丁場であったが楽しく過ごすことが出来た。
木戸御免でそこにしか金を落とす場所が無いと言うのもあるが、アイドルの接客業としての側面には惹かれない私ですら物販に行くくらいには楽しい。