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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


1999-08-29

_ 土・日と

喜多方に行って来た。 フジのSS690と言う引き伸ばし機を担いで、鈍行を4本乗り継いで会津若松に付いた頃には昼になっていて、友達の車で蕎麦屋へ。 不味かったので何処で食べたのかは書か無いが忙しく成り過ぎると商売が荒れるのは悲しい物だ。

夜はおばさんの作った物をつまみに酒盛り。 傷に良く無いので深酒する訳にも行かずビール1・と日本酒1合だけで済ませた。 カボチャ・豆腐・油揚げ・枝豆・トマト・キュウリ・・・何でも旨いのだけれど、東京でこのような物を美味しく食べようとする事は既に「贅沢」であることを指摘され「何でお前は東京に暮らしているんだ」と聞かれ返答に困ってしまった。 定期的にやって来て豆腐だの油揚げだのを喰って酒を飲んで帰って行く東京者を先方は不思議に思っているようだ。

_ 本屋で

カメラ雑誌を立ち読みしたところペトリの一眼レフ「ペトリフレックス・セブン」について書かれた記事が余りにもいい加減なのに驚く。 現物を見ずに資料だけで書いている事がありありと判る事実誤認ぶりと、貶されて然るべき欠陥を無理くり誉めてしまう詭弁には呆れた。 「提灯記事」の典型的な例であると言って良いだろう。 ただでさえ「その物自体の価値」とかけ離れた高値で店頭に並んでいるペトリフレックス・セブンは、これによってさらにとんでもない値段に成って行く事だろう。


2002-08-29 休み

_ 今日は休み

昨晩から都内某所に篭ってフィルム現像三昧・・・の筈だったが睡魔に負けて結局3本のみ。 用事が済んだらもう一度戻ってあと4本くらいやっておきたい。

_ 山手線占い

げきしぶ氏のところで紹介されていた山手線占いなるものをやってみた。 結果は神田
性格に着いては、肝は据わっておらず気も小さい、商才は無くて営業だけはやりたくない。 後半は当たっているか?。
恋愛の傾向。 異性に言い寄られた事など無い(笑)。

_ これから

亀戸サンストリートでお好み焼き食い放題→プリンズ祭り→都内某所でフィルム現像。

_ 特報!!

月蝕歌劇団の稽古を見学に行った木塚咲ちゃんはその場で次回公演「メトロポリス」への出演が決まったそうだ。 詳細は後ほど。 これから亀戸へ行ってきます。


2003-08-29 疲弊

_ 逃亡

6/2の日記に書いた「強烈なアンモニア臭のする同僚」が、お盆休み明けから出勤せず、仕事の量は休み前の1.5倍くらいあるので毎日何時に帰れるのか見当もつかない。 臭くないのがせめてもの救い。

_ SHIP、9月のスケジュール

オフィシャルサイトにて9月のスケジュールが発表された
9月 7日(日) 第15回日本一の芋煮会フェスティバル
山形市馬見ヶ崎河川敷(双月橋付近) 
*出演時間未定 
http://www.y-yeg.jp/imoni/
9月14日(日) 開設30周年記念市場まつり
庄内青果物地方卸売市場(山形県三川町)
*9:00〜12:00(出演時間未定)
http://www.inetshonai.or.jp/~seika/ev0308.html
9月21日(日) 国道7号三川バイパスみんな集まれ!もうすぐ開通フェスティバル
三川バイパス 三川ジャスコ付近
9月28日(日) 庄内空港空の日フェスタ
庄内空港
*出演時間未定


9/7→金欠
9/14→後輩の結婚式
9/28→日帰りはキツイ

・・・と言うことで、行くとしたら9/21か。 プリントもしないと・・・。

_ 今日の一枚


SHIP 中町縁日祭り
コシナ・フォクトレンダー ベッサR+コシナ・ノクトン50mm/f1.5 多少絞った
コニカパン100 D-76 2倍希釈現像
漸く出したい色が出せるようになってきた。

2004-08-29 プリント三昧

_ プリント

昼前に起きて部屋を片付ける。 朝飯は前の晩に買っておいたスジャータの500mlパックのコーンポタージュ。 あまり酷くない二日酔いの朝には、これがなかなか良い。
昼前にやってきた友人のネガを夕方までプリント。 ハッセル+プラナーのネガで、プレストとアクロス、あたりのコマを選んでもらって四つ切に伸ばした。 レンズは75mm/f4.5のフジノンをf8まで絞って使った。 屋内でそれなりにライティングを考えて撮ったネガなので、非常に焼きやすい。 6×6は最低でも六つ切以上に伸ばさないとダメだな・・・と思った。


2006-08-29 八面六臂

_ AKB48 チームK公演

籤運良く、二列目下手寄りを確保。 影アナは秋元。 今日も録音ではない感じ。
今日も河西は休み。 こう長いと心配になる。

今日は久々にミキサーがハズレの日。 マイク音量が一定しないまま終わった。

「Blue rose」で秋元がマイクスタンドをあらぬ方向に倒しそうになるが、眉一つ動かさずに反射神経でカバー。

普段はここで暗転して「禁じられた2人」が始まるのだが、舞台が明るくなって野呂パンダ登場。 「話すことを考えてきたけど、全部飛んだ」と言いつつ、客を弄りながら何とか繋いでいた。
野呂が繋ぐと言うことは、「禁じられた2人」の大島の相方は秋元、大堀、増田、宮澤の誰かなのだけれど、全く想像がつかない。

イントロが流れて、出てきたのは秋元。 野呂の時程ではなかったが客席がざわめく。
何時に無く緊張の面持ちで、出だしは声も上ずっていたが、大過無く。
野呂が自分の色で押したのと対照的に、秋元は可也抑えて、大島に合わせるように歌っていた。
小野や野呂が代演の日は、昼公演で合わなかった部分を夜公演で補正していたが、今回は夜のみの一発勝負なので、詰めきれなかった部分はあったのだろうと思う。 歌詞や振り付けを憶えるだけでなく、大島とのバランスまで秋元が考えていた事を、私は評価したい。

「雨の動物園」後のMCで、余計な事を言って小野に睨まれる小林。
「えれぴょんに睨まれちゃった。」「キラキラパワー不足だね。」
力技で〆ていた。

「Virgin love」で、またも秋元の肩紐が外れた。 二の腕で押さえてしのいでから、隙を見て見せブラ紐に挟んで応急処置、袖に引っ込んで直して戻ってきた。

気が付いたら梅田がおらず、アンコールも全休。

「シンデレラは騙されない」の着替え待ちMCに大島が出て来ず、4人で。
この曲は真中にゐる6人(秋元、宮澤、大島、河西、小林、小野)しかマイクを持っておらず、小林と小野のパートも殆ど無いので、大島と河西が休むと秋元と宮澤の双肩に掛かってくる。
そんな訳で、今日は秋元が八面六臂。
終演後の影アナも生で秋元がやっていた。 お疲れ様でした。

_ 過労

チームAの代演に出た面子が軒並み倒れている。
なんでここまで酷使するのか良く判らない。

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2007-08-29

_ Chocolove from AKB48「メールの涙」

定時で上がれたので秋葉原。 石丸ソフトワンへ行ってみたが、握り券は売り切れ。 その足でソフトツーへ行ったら翌日分は有ったので、とりあへず一枚購入。
ポータブルCDプレーヤーを持ち歩いていた頃は店を出るやすぐに包装をひっぺがして聴いたものだが、デジタルオーディオにしてからは音楽の持ち歩きは簡便になった反面、家に帰ってあれこれやらないと聴けない。 こういう日はその辺がもどかしい。

帰宅してパソコンを立ち上げて、とりあへず再生してみる。
メールについての詞という事もあってか、電子音を多用したありがちなアレンジではあるが、丁寧に重ねられた音には好感が持てた。 これなら繰り返し聴く気になる。
能書きばかり偉そうな市ヶ谷あたりのインディーズレーベルから出ているアイドルのCDを聴いていて厭ンなるのは、ミックスとかマスタリングがいい加減で聴けば聴くほど悲しくなる事なので、その点は救われている。 ユニバーサルで良かった。
一枚目が空中楼閣の様な生では再現不可能な音域の曲だったので二枚目がどんな物になるのか些か心配ではあったのだけれど、中西、秋元、宮澤それぞれの持ち味が出ていて、初めて耳にしたときは然程訴求力を感じなかったけれど聴けば聴くほど味の出る佳曲。
AKB48本体の曲ではないので、現状では劇場で聴く事は不可能なのが残念。

思想信条上の理由で秋元ソロバージョンが収録されているものを購入。
あて書きでは無いので音域が合わない部分は少々難あり乍ら、力の入れ方抜き方が巧くなっていて、声を抑える部分から声を張る部分への移り変わりも滑らか。
十分聴くに堪える出来。
思えばソロで歌った合法音源が有るのは、AKB48の中では大島優子と星野みちるとこの三人だけ。 給料が出たら中西と宮澤のものも買おうと思う。

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2009-08-29

_ 【宣伝】桂文字助独演会

立川談志の総領弟子だが、元々は先々代三升家小勝の弟子。
八代目文楽の孫弟子にあたります。

前回の独演会の写真はこのへんに。

文字助師がみっちり二席演る会ってのもここくらいなので、お手隙の方もそうでない方も是非。

以下、告知。

『第四回 桂文字助独演会』
出演:桂文字助(二席)
(開口一番:桂文字ら)
日時:09年8月30日(日)
開演:19時00分(開場:18時30分)
会場:両国・お江戸両国亭 (本所警察署並び)
料金:3300円(予約・前売:300円引き)

★談志一門の総領弟子、桂文字助の独演会。伝説の男の伝説の高座をたっぷりお楽しみ下さい。
予約・問合:
090−5995−1289(倉庫の二階)
souko-no-nikai@docomo.ne.jp

倉庫の二階ホームページ(「倉庫の二階」で検索可能)
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=souko_no_nikai


2011-08-29

_ フォトテクニックデジタル 2011 9月号

ツイッターで賛否あったようで、気になったのでとりあへず立ち読み確認したところ、予想以上に素晴らしい出来だったので購入。

広瀬アリス
表紙+巻頭グラビア8ページ7カット、見開き1箇所。 撮影は小林幹幸。
技術誌らしく撮影機材とデータが載っている。 全てペンタックス645Dでの撮影。 屋内は細かい花柄のワンピースを広角寄りのレンズで静的に、屋外はセーラー服を望遠寄りのレンズで動的に。

最後のページの、横を向いた身体からこちらへ振り向いたカットが素晴らしい。
小雨混じりの曇天であったようだが、その中で敢えて光を弱めにして撮ることによって、この夏特有の蒸し暑さ。 温度や湿度によるものだけではない、纏わり付くような重苦しく不快な暑さと、モデルの火照りや湿り気まで漂ってくるような写真。 そしてその中で見せる凛とした表情。

中判のピントの薄さは使い難さにも繋がるのだけれど、なだらかなボケと情報量の多さを生かせれば、それを写真としての魅力に転化出来る。 モデルとの遣り取りまで含めた小林幹幸の撮影技術の結実。

広瀬アリスはモデルとしても役者としても元気が取柄の一本調子な感じが好きではなかったのだけれど、このグラビアで印象が変わった。
笑顔こそ単調だが、それ以外の表情については諧調豊か。
この仕事でまた一と皮剥けたのではないかと思う。

有村架純
6ページ6カット、撮影は関純一。
大谷石の使い方や窓の形状から撮影場所は自由学園の明日館ではないかと思われるが、特徴的な調度品などは殆ど写し込まない、ロケ地に頼り過ぎない写真。 建て物や調度品より、仄暗く光の柔らかく廻る空間と醸し出す雰囲気を生かして撮っている。
アップと引きで半々。 顔と言うものが立体であることを解った上で映える角度を探りつつ撮っているので、アップでも引きでも有村架純の美点が違った切り口で現れている。
2ページ目の横顔が特に良い。

黒崎レイナ
6ページ7カット、撮影は長野博文。
長野らしい7カット。 2ページ目5ページ目の、画面内に何種類もの「緑」を配した色彩構成が上手い。
色彩遠近法を援用して奥行きを出した2ページ目が面白い。

フォトコンテスト雑感
選者の好みなのかもしれないが、余白が多く構図に厳密さが無い写真が多かった。
そうでないと商売として成り立たないのかも知れないが、ポートレート部門は特に月並み写真が多く、興醒め。
グラビアの質がここまで高いのに、投稿の質が低いと言うのがよく判らない。

_ グラビア ザテレビジョン vol.19

AKB48(柏木由紀、渡辺麻友、指原莉乃、横山由依)
14ページ12カット、見開き2箇所。 撮影は細居幸次郎。
先ず、印刷が悪い。 印刷以前に色校もなってない。
紙は厚くてそれなりのものを使っているのだけれど、それが生かされておらず、980円取る出版物としては失格。 個別ページは特に酷くて、色の出し方に統一感が無い。
屋外撮影分は光が強すぎて悲惨な表情。
カメラマンの仕事以外でのオタンコナス振りで台無しになったグラビアだが、モデルとしての仕事は評価に値する部分も有る。
指原莉乃が良い。 渡辺も柏木は求められる「まゆゆ像」「ゆきりん像」を演じ切っているし、横山ももっともらしい顔でカメラの前に立てているが、指原は求められる指原像+α、「求められていないかもしれないけれど、こんな表情も出せます」と言う提案営業型の仕事。
指原の不幸は、その提案営業に編集者が気付いていない事と、4人並んだ際に突出してしまう事。
妙な売れ方をしてしまった分、肚が据わったと言うか現場対応力が上がったと言うか。 兎に角、良くなっている。

松井玲奈
8ページ7カット、見開き1箇所。 撮影は桑島智輝。
カメラマンとモデルが噛み合ったグラビア。 明暗黒白を上手く使った7カット。 肌の白さと衣装の黒の対比の妙。
何故これを大きく使うのか・・・と、編集者の審美眼には疑義を呈したくもなるが、良く出来たグラビア。

高柳明音
8ページ7カット、見開き1箇所。 撮影は長野博文。
長野らしい、わかりやすい写真なので、写真の選択や配置などはまぁ良く出来ているのだけれど、色がおかしい。
屋外撮影分に関しては、撮影者の意図したものとは似ても似付かぬものになっているように思う。
屋内撮影分が良いだけに勿体無い。

秦佐和子
8ページ7カット、見開き1箇所。 撮影は細居幸次郎。
昭和40年代的衣装とロケーションは面白いし、細居幸次郎もそれを生かして撮っているのだけれど、如何せん印刷が悪すぎる。
凸版印刷の実力はこんなものなのだろうか。

奥仲麻琴、増井みお(ぱすぽ☆)
カラー7ページ、2色で1ページ。 撮影は細居幸次郎。
衣装3パターン、見開きを上手く使って左右対称に配置した構成も面白いし、きちんと撮って貰えているのは嬉しく有り難い。 難しい光線状態ではなかった事もあってか、最後のページで色が暴れている以外は印刷も問題なく。
紙幅を裂いて貰えているのも有り難いのだけれど、2色ページに掛かるページ配分はいただけない。 中綴じの融通の利かなさは理解できるが、それにしても拙劣。

吉木りさ
9ページ9カット、見開き1箇所。 撮影は土井一秀。
最初期のおとなしい水着を着ていた頃からすると、水着もポーズも際どくなってはいるが、それが場末感やうらぶれ感に繋がらないのが面白い。
この人の強さは、グラビアと言うものがどう言う用途で使われるか迄すべて解った上で「汚れない」ことに有るのではないかと思う。 なので全てが際どい割にさわやかな仕上がり。

モーニング娘。
6ページ13カット、撮影は石川信介。
ハロープロジェクトお得意の顔見世グラビア。 生写真やプロマイドの延長線上にある退屈なグラビア。
そんな中でも道重さゆみあたりは流石にちゃんと仕事をしていて見応えもあるのだけれど、全体としては矢張り論評に値しないグラビア。

佐山彩香
6ページ7カット、撮影は佐藤学。
ガチガチに硬かった頃からすると表情も和らいで来たが、水着だけのグラビアと言うのはどうにも物足りない。

森田美位子
4ページ4カット、撮影は佐藤学。
丁寧な文体で綴られる手紙のようなブログが面白いお天気お姉さん兼アイドルな人。
ブログを読むと歳の割に奥手な様でいて、グラビアの仕事がしたかったと言う積極性もある。
水着ばかり3パターンなのだけれど、そのうちの一つが旧い形状のスクール水着で、これが華奢な肢体と童顔によく合っている。 スクール水着の布地が余る柳腰。
仕草に表情があるので、下準備も含めてきちんと撮れば、面白いものが出来上がるのではないかと思う。
服を着た纏まった量のグラビアを、印刷の良い媒体で見てみたい。

竹達彩奈
4ページ4カット、撮影は松田和弘。
声優雑誌にありがちな、インタビューに絡めたイメージグラビア的なもの。
紋切り型の表情とポーズで上手く纏めてあり、合目的的ではあるが、面白味は薄い。

瀧口友里奈
商売用の笑顔で写真集の告知グラビアを2ページ2カット、撮影は矢西誠二。
こう言うのを平気で出せるってのがどうかしている。 これで出版不況にならなかったら、晦日に月が出る。

逢沢りな
2ページ4カット、撮影は細居幸次郎。
似たような告知グラビアなのだけれど、そこはそれ逢沢りななので表情から仕草から一枚毎に異なり、見応えの有るものにはなっている。
細居幸次郎も高さから角度から距離から、様々な試みで逢沢りなの多面性を引き出している。

中島早貴
2ページ4カット、撮影は桑島智輝。
竹中夏海を狂喜せしめた中島早貴の写真集の告知グラビア。
桑島智輝のその場にあるものを組み立てて撮る上手さが判る4カット。

剛力彩芽
2ページ2カット、撮影は福岡諒詞。
80年代的個性溢るる顔立ち。 澄まし顔で出る灰汁のようなものが、クシャッと笑うと一気に薄まる。

NMB48(山本彩、渡辺美優紀)
2ページ2カット、撮影は荒木勇人。
撮られ慣れてハズレの少なくなった山本と、まだまだアタリの少ない渡辺。
メイクが合わないのもあって、今回は渡辺の方が綺麗に写っている。
但し、顔の輪郭は隠さない方が良いと思う。

AKB48(竹内美宥、市川美織、大場美奈、阿部マリア)
9ページ9カット、見開き1箇所。 撮影は土井一秀。
印刷が悪いのかカメラマンの意図なのか、肌の色が妙に黒い。 ビヨンセ的な美しさを狙ったのかもしれないが、大きく外している。
チーム4お披露目の顔見世グラビアとして表情は良く撮れているだけに勿体無い。
特に あけぼのや白魚白きこと一寸 な市川美織がゴマメみたようになってしまっては、元も子もない。
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2015-08-29 大いなる反面教師

_ 魚住誠一 ガーリッシュ・ポートレート写真展

魚住誠一の、魚住誠一による、魚住誠一写真展。
会場は、先日ポートレート専科を開催していたギャラリー・ルデコの一階スペース。

入り口のガラス以外の壁面に所狭しと写真が飾られている。
展示と言うより圧縮陳列。 見易さなどは顧慮されていない。

数で押すばかりで、それ故に照明も漫然と当てられており、見辛い。
ズラリ貼られている全体を眺める分には支障が無いが、その中の一枚を凝視しようとすると、雑に当てられた照明が邪魔になる。

画一的な構図と紋切り型の表情。 歯見せ笑顔とそれ以外しかない。 良く言えば判りやすく、悪く言えば単調で退屈。
作品と言うより作例と書いた方がしっくり来る、公園の似顔絵描きが並べている見本のような感じで、「こんなことしてます」「こんなふうに撮れます」を提示。
何と言うか「山の手のマルベル堂」。
差し当って見るに堪えないものは無いが、心惹かれるものも無い。

色々書いたが、質的な問題はさておき、身銭を切って定期的に写真展を開催する魚住の行動力は評価したい。
これは駄目だと思ったら、駄目である理由を考え、駄目ではない写真を撮れば良い。
反面教師としての存在意義は大いにある。

_ 汐留ロコドル甲子園2015 決勝

雨も上がりかけていたので、渋谷から新橋へ移動して日本テレビへ。
地方発のアイドルを集めたという名目の催しではあるが恣意的な選考であり、地域との繋がりが希薄なところも多く見られたが、そうしたところは予選でほぼ淘汰され、決勝に進んだのは下記の十組。

パツイチモンスター(栃木)、Menkoiガールズ(邑楽・館林地区)、SunRisa(京都・大阪)、アイくるガールズ(いわき)、水戸ご当地アイドル(仮)(水戸)、MlikShake(長崎)、川崎純情小町(川崎)、H&A.(浜松)、さくらんぼんBom(山形)、9-Bit報道部(東京)

致し方の無い事ではあるが、地域に根ざした活動をしようとすると公的資金に頼らざるを得ないところはあり、そうなると介入も招いて楽曲や演出が国体の開会式のような居た堪れない野暮ったいものになってしまう。
東京(都会)を意識しすぎて「幻想の東京」に負けまいとすると、やはり無理が出て、インチキ臭くなってしまう事もある。
残念ながら決勝に進出した中にも、そうしたものが複数見られた。

SunRisaは小学生二人組で歌って踊る部分は良く出来ているが、台本丸暗記感に満ち溢れている現代の角兵衛獅子。
さくらんぼんBomも同様に台本通りの進行であったが、こちらは台本より設定されたキャラクターに縛られている感じで、多少なりともアドリブが利いている分、見られるものにはなっていた。

川崎純情小町と水戸ご当地アイドル(仮)は、首都圏でのイベントやライブに出演することも多く、気負いがない分安心して観ていられるが、慣れ過ぎてしまっていて持ち時間にやるべき事を詰め込めていないところが惜しかった。 聊か冗長。

MlikShakeは先に決まっていた九州でのイベント出演と被ってしまい、8人中3人の出演。 予選の出来が素晴らしかった分、手薄なところが出てしまっていて、構成も盛り上げ方も良かったが今一つ波に乗り切れないまま終わったのは惜しかった。

アイくるガールズは楽曲も悪くないし、舞台の上での振舞いもしっかりしており、見世物としてはちゃんとしたものであったが、客の質は最低。
入場が終わったところに集団で割り込んで前方ブロックを占拠し、他のグループのライブ中も見るでもなく見ないでもなく、儀礼的な拍手すらしない。 兵馬俑が並んでいるような状態。 そこに陸続とアイくるガールズのティーシャツを着た連中が「すいません」でもなく割り込んでくる。
更には人波を掻き分け、荷物や三脚を蹴飛ばして出たり入ったり。
演者の替わり目で客もなんとなく入れ替わるのはこうしたごった煮ライブの常であるが、アイくるガールズの客はお目当ての出番前になると大挙して舞台正面前方へ移動し、圧縮が起きていた。
これは審査ポイントの一つに客の拍手の音量があり、音量計に近いところに陣取ったほうが有利であるという考えに基く合理的判断ではあるのだけれど、他のグループの時には儀礼的な拍手すらしない事も含めて振舞いとして浅ましい。

審査結果待ちの時間に、公式サポーターと言うことになっているLinQのライブ。
司会者との掛け合いで喋らなければならない部分では到らなさが目立ったが、歌って踊る部分は図抜けていた。
しかし盛り上がるのはメジャーデビュー以前の古い曲であり、図らずも浮き彫りになる「それ以降」の迷走振り。
例によってLinQのみ撮影禁止なので、連中が舞台上に居るが故に撮影禁止のお触れが出るなどの茶番もありつつ審査結果発表。

下馬評通りアイくるガールズが優勝。 これは予想通り(良くも悪くも)だったが、二位にさくらんぼんBomが入ったのには驚いた。

勝つたびに客の振舞いで敵を増やすアイくるガールズのあまり明るくない未来を感じつつ帰宅。


2016-08-29 全てが美しい

_ ミラクルジャンプ 2016 09号

平手友梨奈
週刊ヤングジャンプ 2016 39号との連動グラビアで、巻頭4ページ7カット、巻末4ページ5カットのブチ抜き。 A3になるオマケピンナップが付く。撮影は細居幸次郎。
流通は少ないようで、コンビニエンスストアと書店を何軒か回り、漫画専門の売り場を作っている書店に残っていた最後の一冊を入手。
買うまでに一と苦労。

アザーカット程度だろうと多寡を括って買ったのでけれど、ところがどっこい質が高い。 見慣れた決め顔以外の多彩な表情。
平手友梨奈のグラビアを抑えるなら、むしろこちらを買うべきかもしれない。

前半はノースリーブだがダボッとしたワンピース、大き目のサイズの半袖ワイシャツなど、身体の線は出ない衣装なのだけれど、喜怒哀楽のどれにも当て嵌まらないような、どれにも当て嵌まるような表情は、それだけで煽情的であり、引き込まれる。

後半は吊った蚊帳の中で午睡から目覚めて、起き上がりしなに振り向いたカットから。
こちらは蚊帳越しのソフトフォーカスで幻想的に。

ページを繰ると、半袖ワイシャツにグレーのプリーツスカートを合わせた夏の制服のような衣装(前半でも使われたもの)で「世界には愛しかない」の歌衣装を持ち、身体に宛がって姿見を見るような3カットで見開きに。
右端にライカ判的な縦横比で縦に二枚、左側は正方形フォーマットで大きく使っているのだけれど、この正方形の構図が実に良い。
ワンピースを持つ指、抱きしめる腕、畳を掴む様に立つ足の指。 それぞれに表情が有る。

最後に蚊帳の中のカットで使われた衣装で縁側に立ち、引き戸に寄り掛かるようにして小首を傾げたポーズ。
今回のヤングジャンプ・ミラクルジャンプの連動グラビアの中で唯一身体の線が出ている。
そう「この1カットのみ」なのだけれど、それ以外のところで勝負をし、あまり日の当たらない「平手友梨奈の年相応の可愛らしさ」を引き出すことに成功した一連の写真は評価に値すると私は考える。

ピンナップの裏面、「世界には愛しかない」の歌衣装を身体に宛がったまま踊るようなカット。
縁側からの日差し、揺れるスカートの裾、少し上気したような頬。
全てが美しい。 眼福。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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