お給金がちゃんと出るかどうか怪しい。 17日になってから月初めに送った出勤簿が「届いていない書か無いと給料を払わない」と言う電話が口入れ屋から入った。 偶々電話に出た親がそんな筈は無いと言うと、暫くして「今届きました」・・ってねぇ。 何処の世界に届く迄に半月かかるファクスがあると言うのだ。
この出勤簿はメモ程度で良いと言われていた奴が決まった書式で書けと言う事になって、更には「汚い」だの「まがっている」だのさんざケチをつけられてコピーしたやつを送りつけてきたりされて正直うんざりしている。
入って3ヶ月で給料のトラブルが2回。
勤務先の居心地は悪く無いのだけれど口入れ屋がどうも信用出来ない。
都内某所の暗室に篭って断続的に引き伸ばし作業。 日曜に買った印画紙(大キャビネ・100枚)があらかた無くなった。
延々スキャニング。 乾燥するときに印画紙が反っちゃってどうにもやりにくい。
まだスキャンが追いつかないのだけれど、「木塚咲+佐藤ともみ」の写真が大量に有るので明日以降にアップロード・・・したい。
3日間駅前の定食屋を食べ比べてみたのだけれど、今日行った「富士ランチ」は非常に旨かった。 B定食(840円)はポークソテー+魚フライ。 付け合せにスパゲティ(ケチャップ和えではなくちゃんと炒めた奴)と刻みたてのキャベツ。 ライスとスープが付く。
注文すると冷蔵庫から取り出したロースの肉隗から分厚く切り分けてフライパンへ。 揚げ鍋に火をつけると、これまた冷蔵庫から魚を取り出して衣を付けて揚げるんだけど、このときの揚げ油が少なめなのでカットレッツみたいな揚げ焼き状態になっている。 付け合せが準備され、ライスも皿に盛られてそろそろ出てくる頃合になったな・・・と思ったら、先ず出てきたのが綺麗に折った紙ナプキンとナイフにフォーク。 「定食屋」だと多寡を括っていたら「洋食屋」だった。 おみそれしやした。
ポークソテーは火の通り方も頃合で、ちょっとかけられたドミグラスソースも旨い。 魚フライってぇから鯵だろうと思っていたのだけれど、喰ってみるとコレが鯵ではなく、なにやら白身の魚。 鱚にしちゃデカイしまさかカマスてもあるまい。 なんだろう?。 こちらの揚げ加減も頃合で旨い。
平日しかやってないのでそうは来られないけれど昨日おとつい食った店に行くならこっちへ来た方が満足度は高そうだ。
ロビーでガッツキ大会を外側から眺めた後、場内に戻ると、スタッフ然とした人が渋い顔で「ピカピカのライブの時にビデオ回してた人結構居たなぁ・・・。」と話していました。 開場時の注意事項は聞き取りにくいリングアナ口調と音響のヘッポコさ加減で殆ど何言ってるんだか判らなかったのだけれど、チケットには「ビデオ撮影禁止」と明記されていた訳で、これがこじれると次は無いかも知れないなぁ・・・と思ったのをさっき思い出した。
隣室の奇人が壁を叩いて騒ぎ出したので目が醒めた。
隣のキ〒ガイ爺ぃのお蔭で起きる事が出来たので御徒町へ。 小袁治師匠が鈴本の昼の部の主任なので、そちらにも行きたかったが、あそこはどうもマイクの音量を上げすぎるのが気に入らないのと、暗室作業が溜まっているのとで断念。 広小路寄席のI部だけ見る事にした。
「牛ほめ」松幸
先だって談幸師匠のところに入った前座さん。 「まつこう」と読む。
途中、仕込みを忘れて詰まって目が泳いだりもしたが、まんとか纏めていた。 気を付けて声を出して演じ分けをしようとしているのは良かった。 上下の使い方が曖昧だったりもしたが、そのあたりは今後に期待。
「道灌」康四楼
談四楼師匠のところに入った前座さん。 なんと34歳。
巻き舌なので八っつぁんは良い感じ。 一本調子で早すぎるところだけは気になったが、楽しく聞けた。 今後に期待。
「転失気」風吉
噂には聞いていたが、本当に小さかった。 そして意外にと言っては失礼だが、上手かった。
本人の所為とばかりは言えないが、「過ぎるとブーブーが出ます」と言うサゲはどうも違和感がある。
「たらちね」志らべ
マクラはいつも面白いのだけれど、これまでは噺に入るとダレて仕舞うきらいがあった。 それが今回は最後まで面白く聞けたので、正直驚いた。
一門会の前座バトルの講評で志らく師匠に指摘された部分に気を付けているのだろうと思う。 良いものを観た。
「看板のピン」らく次
相変わらず安定して上手く、面白い。 以前、一門会で演った「湯屋番」のように、独自の視点からの演出も見てみたい。
<中入り>
「味噌豆」ブラ汁
可愛げのあるキャラクターなので、こう言う小僧さんの出てくる噺は嵌まる。
「浮世床」千弗
「太閤記」を読むあたりをさらっと短くやってから、「立川流は唄と踊りが出来ないと二つ目になれないんです。」「このへんでちょっとヨロケてみようと思います」ってんで、先に上がったブラ汁さんを呼び込んで踊りへ。
「深川」(踊り)千弗・ブラ汁
2人並んで踊ると、振りの解釈とか切っ掛けのタイミングとかそのあたりの違いが出ていて面白かった。
千弗さんは動きは硬いけれどキレがあり、ブラ汁さんは指先まで神経が行っていて柔らかい動きだった。
「目黒のさんま」ブラ房
さんまが実に旨そう。 来る前に神田駅の田毎で肉南蛮を手繰っただけだったので、観ていて空腹感に苛まれた。
これで漸く快楽亭一門を全部見たことになる。
「平林」談大
12:30開演で、途中「中入り」を挟んで終演が14:30。 ここに10人出る訳で、各自時間配分に苦労しており、談大さんもあちこち細かくつまんで、短く。
かなり端折って演っていたが、上手くまとめていた。
「つる」キウイ
前座で前に9人上がっているなんて言う状況はあまり無い訳で、ネタが被らないようにするにのに、最後の方の人は大変だったろうと思う。
マクラから「国なまり」を少し演って「つる」へ。 客層の所為か、「国なまり」の方が受けていた。 頑張らない噺の方が合っている所為も大いに有ると思う。
この人の、巧まない、力まない時の「客を引き込む力」には驚くべきものがある。
夕方、暗室に戻り、酒田市内のスナップとりえくらぶ関連の写真をプリント。
深夜帰宅。
>eichiさん
鏡の中でもピントが合うので驚きました。
物凄く暗かったりするとダメですが、普通に考えて写真が撮れる明るさならきちんと且つすばやくピントが合ってくれます。
違和感はカメラよりむしろレンズにあり、ズームリングで絵造りをしなければならないのがストレスになっています。
籤運良く二列目中央を確保。 暴れる芸風の人達の近所だったが、思ったより気にならなかった。
梅田が怪我で休み。 増田が「体調不良」で一曲のみの出演。 大堀や河西は、歌部分は全部出たが、MCの部分で休む場面があった。
開演前に駄目出しでも食らったのか、目の潤んだメンバーが散見される状態からスタート。 普段は歌入りオケに生歌を被せているのだけれど、休むメンバーのパートは他の誰かが代わりに歌うこになり、それは当然マイクからの生声のみになるので歌は不安定になるし、声量に余裕が無いければ聴こえないなんて事にも成る。
今日は穴を埋めようとする意識が全体的に高く、声が良く出ていた。
「禁じられた2人」の大島の科白部分は元に戻っており、矢張り前回のはトチりだったようだ。 河西の台詞回しは上手くなっているが、大島は何か変えようとしているのか試行錯誤しているようで、科白に入るタイミングが微妙にずれている。 それでも最終的には帳尻を合わせて来るのがまた凄い。
小林のMCの仕切りが興味深い。 進行役としては拙いのだけれど、小林が進行する過程で生ずる混乱に巻き込まれたメンバーそれぞれの個性が、混乱を収拾しようとする過程で上手く引き出されている。
籤運悪く、上手柱外最後列に漸く空席を見付けて潜り込む。 ここなら何とか見たいものが見られる。
これまでもMCの際に佐藤が物真似(・・・と稱するショートコント)を今井を巻き込んで披露することがあったが、今日は早野も巻き込んで、より大掛かりに演っていた。 面白い。
最後の一曲が終わった途端、大堀の顔色が目に見えて悪くなり、終演の挨拶もそこそこに退場。
どうも柱に鏡が付いてから事故やら病気やら怪我やらが続いているように思う。 死角が無くなるのは有り難いが、合わせ鏡ってのは頂けない。
白菜を買ってきてちょうだいと頼まれて、「見分けが付かないから」とレタスを買ってきてしまう小林。(FCブログ参照のこと)
「この子はこの先どうなってしまうのだろう…」と親御さんはさぞかし心配していることだろう。
私も心配だ。
prettyよりfunny寄りで小野や渡辺のような可憐さは無く、面白い動きではあるが峯岸や板野のようにダンスが得意なわけでもなく、すらっとはしているが小嶋や秋元のような整った容姿も無い。
緊張するとガチガチになり、怖いと言っては泣き、悲しいと言っては泣き、嬉しいと言っては泣く。 兎に角、すぐ泣く。 泣き顔も破滅的に可愛く無い。
似ている芸能人は次長課長の河本。 不二家のカントリーマアムにも似ていると言われている。
でも、居ないより居た方が嬉しいし、居ないより居た方が楽しい。 そんな小林の何が魅力なのかを考えてみる。
「隣のお姉さん」でもなく、「妹系」でもない小林。 強いて言えば「馬鹿な子ほど可愛い」だが、我々には実の親ほどの切実さも責任も無い気楽さはあるから、まぁ出來の悪い孫みたいなものか。
「父性」ならぬ「祖父性」を刺激するアイドル。
居ても差し当たって何かの役に立つ訳でもないが、居るだけで何となく運気が良くなって何でも上手く行くような気がすると言う点に於いてはアレだ、仙台四郎だ。
結論。 「小林香菜は現代の仙台四郎である。」
今回まで、間繋ぎ企画のお絵描き大会。
間繋ぎと言ってもそこは小林。 期待に違わぬ小林っぷりで今回も楽しく。
先ずは前回の続きで「100年後の未来」。
年老いた自分じゃなくて、未来の世の中をって事で描かれたのは動く歩道だらけの世界。
動くのが面倒臭いから飛行機もヘリコプターも電車価格で乗れる世の中。 埼玉の奥地から通ってくる小林らしい発想。
何やら家らしきものが描かれているのだけれど、これはスーパー。 スーパーがあれば暮らしていけるのだろう。 安上がりでよろしい。
次のテーマは「大ブレイク」。
小林的「大ブレイク」とは、テレビと雑誌とCD。
テレビはクイズ番組。 例に依って「KAアイドル(クイズ大好きアイドル)」と注釈付き。
小林が出られるクイズ番組となると、「史上最低のクイズ王決定戦」くらいしか思い浮かばない。
CDは3人くらいのユニットで、あくまでセンター。 ソロじゃないのは「歌の下手なのが目立つから」。
謙虚なんだか傲慢なんだか微妙なところがまた小林らしい。
最後のお題は「埼玉県」。
なにやら丸いものを描く小林。 書き足された注釈は「草加せんべい」
小林が「草加」を漢字で正しく書けた事に驚いた。
次週からいよいよ「めぐりあい宇宙編」。
この次週予告のページに小林的地球図を持って微笑む小林の写真が使われているのだけれど、初回に撮ったと思われる表紙のページの硬い笑顔と較べていただくと、小林がこの現場に順応してきているのがお分かり頂けると思う。
劇場の小林は更に凄い訳だが、サッパリ観に行けない現状では、その片鱗が窺えるだけでも有り難い企画。 長く続く事を祈らずにはいられない。
# かな推し [私もペトリ堂さんのこの日記が長く続く事を祈らずにいられません。]
宮脇咲良
表紙と巻頭16ページ17カット、うち見開き2か所。 撮影は山口勝己。
大道具小道具衣装、すべてが宮脇咲良の透明感を強調する為に透明、銀、白に揃えられている。
山口勝己が新機軸。 動きのあるカットに驚く。
それでも被写体ブレなどは皆無で、時は止まっているのが山口勝己らしさか。
UTBでは桑島智輝に撮らせる事の多い種類の写真だが、求められる物を取りつつ、「らしさ」は存分に出している。
被写体の宮脇咲良は高いレベルで安定しており、その場その時に求められる宮脇咲良としてかっちり決められた構図の中に納まっている。
ところどころあどけなさの残る表情も見せているが、すっかり大人びた。
古畑奈和・大場美奈
11ページ16カット、撮影はTakeo Dec.
過去の一時期精彩を欠いこともあった大場美奈もすっかり復調、柔らかく優しい表情。
古畑奈和は表情が諧調に乏しいのが疵だが、悪くはない。
二人共、縦長で良い臍。
太田夢莉
10ページ13カット、撮影はサトウノブタカ。
メイド服、水着、制服の3種。 メイド服はミニ丈のものとロング丈のものと2種類。
ロング丈のものは、クラシカルなデザインかと思いきや透ける生地になっており、内側に着るものによって、また付けるエプロンによって、清楚にも挑発的にもなる。
1ページ目を4分割にしてメイド服2種を見せ、2ページ目でロング丈、3ページ目でミニ丈。
ページを繰ると4ページ目5ページ目は黒のチューブトップワンピース水着、6~8ページ目は白のビキニ。
流れの作り方が上手い。
最後に夏服の制服なのだけれどブラウスが黒、黒と言うかブルーブラックと言うか。
判り難く書くとローラー&クライナーのライプツィヒアンブラックのような、濃い濃紺と黒の間の色。
非実在制服だと思う(汗を掻くと白くなってしまうので現実的ではない)のだけれど写真映えはする。 臙脂のリボンタイと言うのも良い。
太田夢莉は口が閉じきらない表情が多いのだけれど、引き結んで閉じたり歯を見せて微笑んだり、微細な変化で表情に諧調を持たせているのが良い。
スカートの裾であったりカーテンであったり、何かを掴ませたり握らせたりすると手に表情が出る。
これが自然に出来るようになると、もう一と皮剝けるのであるが。
太野彩香
9ページ11カット、撮影は佐藤裕之。
服を着ているカットと水着のカットで表情がガラリと変わる。 無理に作った泣き笑いのような笑顔はさておき、表情を作らずにカメラの前に立ったカットはなかなか良い。
笑うと口角が上がり過ぎるきらいがあり、表情がクシャッとしてしまうのだけれど、意識して口を閉じると楚々とした感じに。
この落差をうまく使えるようになれば、表情の諧調も豊かになると思う。
肌の白さは七難隠すと言うが、難の無いところに持ってきて肌が白い。
斜めからの光を使って身体の線を下品にならない程度に描き出す佐藤裕之の撮り方も相俟って、意外に水着映えしている。
中田花奈
10ページ9カット、うち見開き1か所。 撮影は西田幸樹。
インタビューの中で細かい指示の入る撮影だったと語っているが、それを踏まえて見ると様々な発見がある。
左目が光に敏感で、ともすれば瞼に力が入って表情に険しさが出てしまうのだけれど、光を柔らかく当てたり、険しく見えない角度で撮ったり。
5ページ目の、一寸俯き加減に横を向いたカット。 表情もさること乍ら、首筋の陰翳が美しい。
1ページ目2ページ目も、似たような角度ながら顎を引くか上げるかで異なる印象。
どう撮れば映えるか、観察し考察し、伝わる指示を出すことで成り立った9カット。
渡辺みり愛
10ページ10カット、うち見開き1か所。 撮影は西條彰仁。
判型の大きさを生かした割り付け。 紙幅を割いてもらっているからこそなのであるが、大きめの写真で押す構成。 風に髪が揺れるカットがアクセントになっている。
光を柔らかく回したカットではカメラと上手く向き合えており、2ページ目6ページ目、8ページ目が良い。
鈴木美愉
10ページ13カット、撮影はサトウノブタカ。
浴衣姿で木桶に冷やした胡瓜や西瓜を頬張り、お茶目なところを。
ページを繰ると縁側に腰掛けて水を張ったブリキの盥で足を浸ける、日本画の題材にありそうな、いにしえの夏の光景。
引いた構図で切り取ってあるので、裾から覗く白い脚を垣根越しに見るてしまったような、そこはかとない背徳感。
浴衣を着て映えると言う事は、細くは無いと言う事でもあるのだけれど、
部屋着のような白いキャミソールも、ウエストはゆったりしていて身体の線は描き出さない種類のもの。 これはこれで良い。
扇風機を両手で挟むように持ち、吹き付ける風に声を震わせて遊ぶようなカットや、前述の頬張るカットなど、ところどころにお茶目さを鏤めて楚々とした部分との対比で見せている。
中山莉子
6ページ12カット、撮影は上原朋也。
スターダスト所属のアイドルグループは、事務所主導での企画物めいたグラビアが多いのだけれど、今回はケレン味薄めで綺麗に撮ってある。
綺麗には撮ってあるが些かファッション誌的な道具立てと構成。
私が見たいのは服でも小道具でもない。 それらは主たる被写体たるモデルを引き立てる物であって欲しい。
高木悠未
6ページ7カット、見開き1か所。 撮影は唐木貴央。
グループの看板を背負っているだけの事は有り、隙の無い7カット。
私にはその隙の無さが息苦しくもあり、商売用の自分を不足無く少し多めに出すそつの無さが詰まらなくもあるのだけれど、万人向けの顔見世グラビアとしては最適解に近い。
無理に表情を作らずにカメラと向き合った4ページ目は良い。
矢島舞美
10ページ11カット、見開き1か所。 撮影は西條彰仁。
貶すところが、無い。
撮る側も撮られる側も、やるべき仕事をきっちりやっていて、完璧に組み上げれば組み上げられるところを、一寸外す。
カメラを虚心に見つめる事も出来るし、カメラを見ずに意識だけを向ける事も出来るし、まるでカメラなど無いかのように振る舞う事も出来る。
4ページ目。 鎖骨から肩にかけてのライン。 高く聳える鼻梁。 思わせ振りに少し開いた唇。 何かを語るかのような指。
様々な要素の詰まった一カット。
眼福。
兒玉遥
10ページ11カット、見開き2か所。 撮影はTakeo Dec.
そう悪くはないのだけれど、頑張りが見えてしまうのが興醒め。
可愛くなろう美しく在ろうと言う意欲と言うか義務感と言うか、そう言うものに囚われ過ぎているような息苦しさ。
これを健気さと受け取る向きには好まれると思う。
そう、良否ではなく、好悪に係る部分。
競合誌が増えて来たのは二匹目三匹目の泥鰌が居ると踏んで、算盤が合うと判断しての事だと思うが、載せて金になるアイドルの原資は限られており、それを捌けるカメラマンも無限に居る訳ではない。
そう言った状況下にあって、UTBはしっかり手間と時間と智慧を投入しているのが、見ていて判る。
指名買いの出来る品質を安定して保っている事には敬意を表したい。
新たな写真展が始まっていたので四ツ谷へ。
市ヶ谷富久町のバス停から歩いてみたが、四谷三丁目の駅から歩くよりも近かった。 路地が入り組んでいるのが難だが、歩いて楽しい道ではある。
街の中で暮らす小動物や昆虫を撮った写真なのだけれど、小動物や昆虫そのものではなく、暮らしている場所まで含めて切り取っているのが面白い。
背景の中にある直線や曲線を組み合わせて画面を組み立てて、そこにそれらが収まる。
ブロック塀の上でこちらを窺う蟷螂、地を這う芋虫、谷中と思われる墓地の野良猫然とした野良猫のふてぶてしさ、雨上がりの路地に這い出してきた蟇蛙、カーテンの隙間から撮ったふくら雀の集会、どちらに行こうか思案する蝸牛。
嫌われがちな生き物に対しても温かい視線。
血を吸って満腹になった藪蚊に対しても、憎しみは感じられない。
私が苦手なうねうねと動く種類の虫を撮ったものもあったのだけれど、グロテスクな切り取り方はしていないのでなんとか我慢して見られた。
富久町からバスを乗り継いで俎橋。 駿河台下まで歩いて神保町画廊。
絵画的な写真を撮る人として認識していた HASEO の作品展へ。
大変な労作だが、私の中の基準では写真ではなく、レンズが描き出した部分が筆で上塗りされている事への違和感が拭い難く、私向きではないのでざっと見て退出。
分かってはいたが、改めて私向きでは無いことを確認してきた感じ。
# ゆたかの [これ手持ち?結構遅いよね?]
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