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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2011-03-06 縮小再生産 [長年日記]

_ ぱすぽ☆ 〜私達、そのうち世界へフライトします!ツアー〜@イオン与野(3/5 3部)

祖父の命日が近いので、展墓を済ませてから与野へ。 二部が終わったばかりの中途半端な時間に着いてしまい、フードコートで時間を潰して三部のみ観覧。

イオン与野は、鰻の寝床のような細長い敷地のショッピングモールで、その中ほどのエスカレーター脇の吹き抜けに仮設舞台を設えてのイベント。 良く言えば、サンシャイン60の噴水広場を小さくしたような。 縮尺としては、東京駅に対する深谷駅、京都の清水寺本堂に対する上野公園の清水観音堂みたいな感じ。
普段はたただの床であるところに、1.5m×2m×30cmくらいの台を、前4枚後ろ6枚並べて、上手下手に踏み台を付けただけの簡素な舞台ではあったが、手抜き無しの4曲。

舞台正面にはかぶりつきから5列くらい固定客がびっしり。 一般の買い物客や親子連れは舞台袖や2階3階から見ていた。 スペースの都合なのかもしれないが、新三郷で見られた親子連れや女性の優待スペースは無し。
イベント告知のポスターは、実際にイベントをやっている場所からは一寸離れた掲示板に小さいものが貼られているくらいで、舞台周辺には殆どなく、開演直前に注意事項などを伝えるためにスタッフがマイクを取る以外は音声での告知も無く(ウグイス嬢の場内放送はあったが)、告知に遺漏がありすぎて何時から誰が何をやるのか一般客にはまるで知られておらず、折角足を止めた客が何だかわからずに立ち去る光景を厭になるほど見せられた。 イベント前にスピーカーから流れる曲も、ぱすぽ☆では無い何か。
メジャーデビューと言えば聞こえは良いが、ジョリーロジャー時代と較べるとイベントの運営が拙劣に過ぎて涙が出てくる。
限られた固定客からの収奪に徹するなら、閉鎖環境でやりゃ良い。 ショッピングモールでイベントを打つ意味を、ユニバーサル側が判っていないってのがどうにも遣り切れない。
新三郷でのイベント時に、周辺店舗からの苦情でコールなどが禁止になった訳であるが、今回はその教訓が全く生かされておらず、イベント前の主催者側からの諸注意では触れなかった。
前のほうの客は自制していたが、後ろの方の騒ぎたいだけの客はお構い無しの乱痴気ぶり。
東京ガールズコレクションと重なって事務所の方も手が足りなかったのかも知れないが、見ているだけで何もせず。

三部のセットリストは、少女飛行→自己紹介→Pretty Lie→LALA LOVETRAIN→ウハエ。
岩村捺未が体調不良でお休み。 佐久間夏帆が卒業式の為、二部から。 藤本有紀美も卒業式で三部から。 三回とも人数が違う変則的構成。 舞台が狭過ぎる為かバミリも無く、目測で間合いを計って踊っていたのには驚いた。
後ろに下がると振り乱した髪が壁にバチバチ当たるような、隣のクルーと肩が触れ合うくらいの狭さなのであるが、激しく踊りつつ歌ってもギリギリで見切ってぶつからない。
一階で後ろから見ていた客には判らなかったと思うが、2階3階から見ていた客には、この凄さが伝わったのではないかと思う。

岩村捺未が跳ぶところは槙田紗子が跳んでいて、知らなきゃ人数が少ないのなんざ判らないし、ウハエの間奏部分の激しいダンスも少女飛行のコロコロも平然とこなしていたり、この糞狭いところでよくやったものである。 怪我無く終わって良かった。

あまりに平然とやっているので、凄い事をやっている割にその凄さが伝わり難い。
この「判り難い凄さ」が私は好きなのだけれど、一寸勿体無いな・・・とは思う。

_ レスなど

@香菜さん
ファンとして見た場合の「黒髪に合う」ってのも意見としては有りだと思います。
しかし、それとは別に、役者としての分別としての黒髪ってのもあるのです。 どんな役が来ても対応できるように、身繕いをしておく分別。
爪にしてもそうなんですが。 これはまぁ、別項にて。

_ Men's Knuckle カズアキの目指せ1000人斬り!(公開生放送 3/6)

放送十回記念で公開生放送をやるてんで原宿へ。
竹下口から竹下通りの人波を掻き分け、整列開始時間の少し前にニコニコ本社前に到着。
開演30分前に整列開始。 抽選で整理券を引き、並びなおしてから入場。 並んだのは40人凸凹。
放送開始の少し前に出演者がスタジオへ。 司会なので当たり前っちゃ当たり前なのだが、戸島は入念にあれやこれやをチェック。
黒くしたという髪の色は、黒というより焦げ茶で、暗くしたと言った方がより適切。
ゆったりした衣装ながら襟ぐりが広くて鎖骨も顕わ。 スカートも例によって丈が短く、ありがたいような困ったような。

普段は対局と別の部屋で解説をしているのだけれど、今回は隔離せず同じ部屋の中と言うことで、藤沢先生もやりにくそうだし、戸島も戸惑っていた。
やりにくいのは判るが、手持ち無沙汰で突っ立ってるのは頂けない。 心此処に有らずと言った感じで、呆けたような顔をしている事がままあった。
これはまぁ戸島本人だけではなく、製作する側が思いつきで立てた企画を細部まで詰めずにやっているからでもある。
司会の仕事そっちのけで対局に没入してさまざまな表情を見せる戸島ってのは、戸島目当てで見に行った我々にとっては面白い見世物ではありつつ、囲碁番組の司会者としては褒められた仕事ではない。

もう一つ気になったのは立ち姿の悪さ。
踵重心になってしまっていて、腰が前に出て肩が後ろに引っ込んで、首が前に出ている。 なで肩なところへ持ってきて首が長いので、極端に書くと猫背な伸びかけのろくろっ首みたいな感じ。
これでは着物も似合わないし、すぐ着崩れてしまう。

全てが駄目だったかというと、そんな事は無く、司会としてやるべきことがはっきりしている部分では、しっかり仕切れていたし、帰りに芝居のチラシを配る際の、公平になるようにするモラリストぶりも好感は持てた。

何と言うか、戸島が仕事をしていないと言うより、戸島にさせる仕事をはっきりさせていない。 戸島を活かしきれていない感じがした。
それぞれに役割を分担させて成り立っている番組で、記録のお姉さんや藤澤先生を対局に駆り出してしまい、その担っていた役割を戸島が代わりにやるべきかどうか、企画段階ではっきりさせていないから、いざ始まるとどうして良いか判らなくなって思考を停止してしまう。 思考を停止して対局に没入してしまう戸島も戸島だが、そうさせてしまう側に、より問題があるように感じた。

前述の通り戸島の様々な表情は見られたし、対局そのものは面白かったけれど、番組の造りとしては惨憺たる物であり、愉快なような不愉快なような、面白いような面白くないような、なんとも言えないもやもやした一時間半であった。

_ bump.y『卒業までに・・・』リリース記念イベント@ららぽーと豊洲(3/6)

原宿から地下鉄を乗り継いで豊洲へ。 イベント開始直前に現地着。 正面の階段席が有料観覧スペースになっており、ほぼ満員。(注:「有料観覧エリアは無かった」との指摘を頂きましたので訂正します) ももクロの時と同様、最下手の部分が家族連れに無料開放。 左右と後方は無料観覧スペース。 イベントが始まると、まんべんなく人が張り付いていた。

voice → 二人の星〜離れていても〜 → 卒業までに・・・ の三曲の間に自己紹介と「休みの日にすること」の話を挟んで淡々と進行。 あっさりた構成でありつつも、充足感はある。

驚いたのは、歌入りオケを使わず、完全に生歌で勝負してきた事。 これが良い。
以前と較べると振り付けも歌も、それなりに上手くなっていたし、振り付けが穏やかな分、マイクと口とがきちんと正対する形で持てていた。

宮武祭以外の5人は揃って底の厚い(高い)靴を履いており、宮武祭の小人感が際立っていたのだけれど、この小人が振り付けも歌も一番安定している。

自己紹介では、一般客に、松山メアリは「19歳!?」と驚かれ、宮武祭は「11歳!」と驚かれ、高月彩良は「13歳?」と驚かれ、桜庭ななみは「桜庭ななみ!?」と驚かれていた。

立って騒いで観る曲でも無いのに、子供もいるのに、とりあへず立ってしまう客のオタンコナス振りであるとか、それを嘲笑的に見て貶しつつ写真を撮る民間人とか、不快な部分はあったが、bump.yそのものは良かったのでもやもやした一日を後味良く終える事ができた。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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