とりあへず仮眠。 電話で叩き起こして貰って件の撮影会へ。
今日はモデル4人のうち2人がまぁそれなりにメジャーな(・・・と言っても「この業界では」ってな感じではある)仕事をしているためか、客の大半はそっちに吸い取られてしまい、私はお目当ての娘を比較的楽に撮る事が出来た。
その娘は最近厭な事が重なったり風邪を引き込んだりしていたので、少々心配していたのだけれど、案外元気そうで一安心。
とっとと終わらせて銀行に駆け込み、金を下ろしたらその足で兎に角中野へ。 ペトリカラー35(黒)を身請け。
このペトリカラー35ってカメラは昭和43年発売の高級コンパクトカメラで、レンズはテッサータイプの3群4枚「ペトリCC40mm/f2.8」シャッターは自社製B・1/15・1/30・1/60・1/125・1/250.
距離計は付いていないが、ファインダーの中には距離目盛もあり、また40mmと言う広目の画角のため目測でも何とかなる。 右手でシャッターダイヤル、絞りダイヤル、レンズ繰り出しノブなどを操作できるし、露出計の表示も距離目盛もファインダー内にあるので、覗きながら殆どの操作が出来る。
慣れれば非常に使いやすいし、写りも非常に良い。 私はペトリの最高傑作だと思っている。
ただし慣れないと非常に使いにくいし、普通の店で買うとべら棒な値段がついていることがあるのでお勧めは出来ない。
起き出して秋葉原へ、ひたひたと待ち合わせて電気屋巡り。 家の冷蔵庫の調子が悪いので、代替品の価格調査。 ついでにノーパソの価格も見て回った。 Macでも3万もあれば何とかなりそうだ。
給料が出たら買おう(・・・とこの時は思った。この時は。)。
ついでに中野のPへご機嫌伺いに。 電車の中で蛇腹カメラの話になり、「1/125s以上ってあんまり使わないやねぇ」なんて話から「昔、マミヤシックスの雑誌広告で『あなたは年に何回1/500秒をつかいますか?』ってのがあってね」なんて話をしていたら、そのものズバリのマミヤシックスK型か有った。
シヤッター、蛇腹、ボディ共にまぁまぁ。 レンズに少し黴があったものの、これは前玉が簡単に外れるのでこれも何とかなる。
マミヤシックスは他の蛇腹6×6カメラと比べると、一回り大きくて重いのだけれど、その分使いやすく、信頼性も高い。
ひたひた女史はいじくっているうちに欲しくなったらしく、値段を聞いてみたら・・・うへへへへ、良いんですか旦那ってな具合になり、ご購入。
私は私でペトリカラー35(黒)なんて物を見つけてしまい、今月もノーパソは無し。
荻窪へ。 区民センターで写真展の打ち合わせ。
終了後、広東風へ移動して晩飯。 始まったのが10:00頃だったので、気が付いたら終電直前。 泡を喰って駅まで急ぎ、漸く間に合った物のタクシー代なんざ無い。 駅から電話をして家のものを待たせておいてタクシー代を払ってもらった。
我ながら情けない。
市内Gへ行って昼飯。 平日で観光客も少ないためか、珍しくタンメンをやっていた。 旨い。
たわらやで10円饅頭を40個買い、生協のスーパーで油揚げ、身欠き鰊、豆腐などのつまみと酒を購って先方の家へ。 饅頭をつまみつつ茶など喫しながら四方山話。 なしくずしで酒となり、さんざ飲んで喰って10:00頃には寝た。
今日の酒は清川の太左衛門、カッツのゼクト(スパークリングワイン)、まだ何か呑んだような気もするが覚えてない。
つまみは油揚げの炙ったのと奴と身欠き鰊の炙ったのと蕗味噌。
カッツのゼクトと和風の貧相なつまみとの相性は最悪だった。 チーズのひとつも買っときゃ良かったが、後の祭り。
6時。 当然始発には間に合わない。 兎に角急いで支度をして家を出た。
8:12上野発の常磐線で北へ。 茨城の真ん中辺りが櫻の盛りで、北に進むに連れて蕾が多くなってくる。 例によってうつらうつらしながら仙台へ。 ついた頃には3時を回っていた。
カフェマチスと言うギャラリーカフェにて、ばく先生の写真展を鑑賞。 仙台の街の中で撮った写真をキャビネで焼いて揃いの額に入れてあって、しかも壁ごとに縦位置と横位置に分けて展示してあった。
4人のカメラマンに依る合同展なのだけれど、誰が何を撮ったかは明記されておらず、ただ撮影地のみが書いてあった。
額込み3600円で販売もしており、何点かには既に買い手がついていた。
金を下ろしに行きがてら、新しく出来た中古カメラ屋「イコンハウス」へ。 品揃えは国産・舶来とりまぜてまぁ満遍なく。 値段は高すぎはしないが安くは無い。そんなに面白い物も無かったので直ぐに出ようと思っていたのだけれど、店で掛かっていたFMに椎名林檎が出ていたのでついつい長居してしまった。
値付けはPhototecよりはマシなのだけれど、店主はカメラに関して素人に毛が生えたような知識しかなくてガッカリ。 東京から態々見に来るような店ではないけれど仙台にいる限りにおいては巡回コースに入れる意味はあると思う。
気になるものも無くは無かったのだけれど高すぎた。 ハリナ35X 23000円也。
とっとと終わらせて、会社の花見もすっぽかして新宿、ロフトプラスワン、「いずみちゃんナイト8」へ。
ケチって私鉄で行こうとしたのがそもそもの間違いで、特急通過待ち合わせやら何やらでどうにも開演までに着きそうもないので、国鉄に乗り換えたのだけれど、ここでも時間をロスしてしまい、予定よりかなり遅れて現地着。
なんとか開演には間に合ったものの、席はほとんど埋まっていた。 あいさつ回りをしているうちに開演。
今回は第1部と第2部を見ただけで帰った。 帰ってからネットに繋いだら何時の間にか寝ていた。
例の如く朝起きない。 昼間はひたひたに貸す蛇腹カメラの手入れ。
この手のカメラはちょっと手を入れるだけで格段に調子が良くなる。 でもって夕方から出掛けた。
まず中野のPへ。 非常にまずい物が鎮座ましましていて、目から鱗だったのだけれど、既に売約済との事。 うーむ、残念。
帰った。 のこり3名は恵比寿の東京都写真美術館へ。 収蔵品の中から「ドキュメンタリーの時代」と云う展示をやっていた。
木村伊兵衛、土門拳、名取洋之助、三木淳のドキュメンタリーの連作を結構な枚数並べていて見ごたえは有ったが、木村伊兵衛のヤツが「秋田」の写真だったのにはがっかり、東京のやつが見たかった。
名取洋之助のは、非常に良かった。
別の業者の撮影会。 こっちは10:00開始なので早起きをしなければならない。
8:30過ぎに家を出て都営の一日券で移動。 蔵前駅で浅草線から大江戸線に乗り換えなのだけれど、改札を出て地上に出て200数十メートル歩いて信号まで渡るのを乗換駅と表示するのは如何な物か?。 雨にぬれないように地下道でもあるならまだ判るけど…。
ともあれ、時間までに集合場所に到着。 今回のは3部制で、1部が屋外、2・3部がハウススタジオ(自然光)とのこと。 私は金もないので当然1部のみ。
スタッフがカメラや写真の事を理解していて仕切りもよく、非常に取りやすかった。 参加人数も頃合で場所取りに追われる事もなく、落ち着いて撮る事が出来た。
眠れずに寝たり起きたりしているうちに、気がつくと11:00をまわっいてた。
急いで着替えて九段へ。 今月も例の撮影会。 今回は雨のため、北の丸公園ではなく曙橋のスタジオへ。 4階までカメラバッグを抱えて螺旋階段をひたすら昇る。
流石に計算してライトを当ててあるので露出は楽で、ASA400で1/125s、f4くらい。 ピントのみに集中できるのでかなり楽だけど、背景が只々白いだけで、小物もないので非常に短調。
外に出たら晴れていたので歩いて四ツ谷へ。 我楽多屋でスタデラの白玉を購入。荻窪に移動して広東風で晩飯を食って帰宅。
起き出してアメ横へ。 ひたひたが靴を買うってんで案内。 しかし、何軒回っても一向に決まる気配がない。 決まらないのは全然構わないのだけれど、どの店でもヒップホップだのラップだの、脳味噌が腐るような曲がガンガン掛かっていてそれが兎に角辛かった。
靴を買った後、「モツを喰おう」ってんで葛飾は立石へ移動。 しかし、無常にも店は片付けと掃除の真っ只中、飢餓不愉快相が顔に出ているひたひたの胃袋をなだめるために駅前の愛知屋で揚げたてのコロッケをあてがってご機嫌を伺いつつ、日暮里へ移動して餃子を…と思ったらこちらも隣の初音そばまで仕舞っている。 しょうがないので駅前のかわむらと言う蕎麦屋へしけこんた。
ここは旨い事は旨いんだけどどうにも高いので、例によって高円寺に移動。 最近はいつも行くたびに込んでいる。 余りに込みすぎるためか、今月から月に何日か休む事にしたそうだ。 豆腐がなくなったり、ジンを切らしたりしたのは、多分急に込みだして今までの仕入れ量では足りなくなってきたからだと思う。 しかし、なんだかんだ言っても旨い物は旨く、やはり定期的に旨い物を食っておかないとイカンなぁと、つくづく思った。
深夜帰宅。
出てきた。 秋葉原でデスクトップパソコン用のメモリと妖しいゲーム関連商品を購入。
谷中銀座のラッキーで餃子二枚とマーボー豆腐、焼きそばで昼飯、これだけ喰って\1400-余。 珍しく私が払った。
食ったあと、アメ横の中田商店へ。 イナダ氏はあぁでもないこぅでもない、とさんざ悩んだ挙句にジャケットを2枚購入。 その間ひまを持て余していた私は、見なきゃ良いのに店ン中をぐるぐる見回っていたが為に、スヱーデン海軍のロングコートを購入。 \3800-+税。 普通の紺の奴と群青色がかった鼠色のと有ったのだけれど、より地味な鼠色の奴にしたのだけれど、これが裏目に出た。 地味は地味なのだけれど、変な色なので人ごみで悪目立ちするのだ。 まいった。
新宿に移動して、今日も模索舎へ。 イナダ氏は買うんだか買わないんだか相変わらず逡巡しているので、手持ち無沙汰な私は黒い本を立ち読みしていたのだけれど、やはり欲しくなってしまって一冊購入。
「獄窓から」和田久太郎、黒色戦線社。
結局、イナダ氏もいろいろ購入。 最後に中野へ。 パルテでカメラの修理代金の支払い。 これでとりあへず今日の予定は総て終了。
買おうってんで、阿佐ヶ谷でひたひたと待ち合わせて秋葉原へ…行く予定が、いろいろこんがらがって駅前の喫茶店で馬鹿話をしたあと、新宿に移動して模索舎へ行った後清龍で呑んで解散。
ひたひたはただ安いだけの清龍がお気に召さなかった様子。 本とCDを買い込んでしまったのでノートパソコンは来月以降に持ち越し。
今日の買い物:CD 「ジンターナショナル」大工哲弘、本 「二人の革命家」大杉栄・伊藤野枝、黒色戦線社
# uxki6q50 [cyqf4x3wn http://002evolves.blogspot.com]