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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


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酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


1999-06-09 [長年日記]

_ 「青い花」を

読み直す。 先に何が来るのか判っている分、落ち着いて読む事ができるので、きりの良い所で切って、ちびちび読むことにした。 この本について澁澤が何か書いていたのを思い出して、いろいろとひっくり返してみたが、何に出ていたのか良く判らなかった。

会社からの帰り道に有る最近出来た空き地で、生え始めたセイタカアワダチソウに混じってさらに頭一つ分高い草を発見。 もしや、と思って近付くと、やはりアレであった。 伊勢神宮のお札と同じ名前の、繊維原料と成る、ぎざぎざの葉っぱの、むしり取って持っているだけで手が後ろに回る、あのアレであった。
 

大学の時によく写真を撮りに行っていた崩壊した橋の辺りに生えていた野生種とは葉の形が違っていたので、たぶん小鳥の餌から発芽したものであろう。 しばらく観察を続けるつもり。

_ -今日の言葉-

にっき【日記】
死後、発表される事を予期して、私憤を書きつらねること。  

筒井康隆 「乱調文学大辞典」より


1999-06-08 [長年日記]

_ 漸く

「青い花」を読み終えた。 これはとても一回読んで理解出来得る代物では無い、これは凄い。

「ツァラトゥストラ」もそうだったが、この本も使える表現に満ちていて、しかも言葉を抜き出そうとすると忽ち陳腐になってしまって、どうにも書きようがない。 困った、が、はまった。

_ ひとの

サイトと日記の表題が同じだと言う事が判り、変える事にしたのだが、なかなか良い物が思い浮かばない。
 日記物の名作と言えば、古くは「土佐日記」(日本初の性別詐称読み物)から「腹立ち半分日記」筒井康隆迄いろいろあるが。 パクるとまたひとと同じに成りかねないので、「困った時の諸橋轍次」(※大修館の大漢和辞典をほぼ一人で作った偉いひと。)と言う事で、「中国古典名言事典」のお世話になる事にした。

 ・・・が、これでは偉そうだ、止めよう。  というわけで適当に「二面楚歌」

1999-06-07 [長年日記]

_ 今日は

仕事中延々と下らない事を考えていた。
 それは「世界地名尻取り必勝法」と言うもので、「ソヴィエットを制した者の上にのみ栄冠は輝く!!」と言う素晴らしい理論である。
 先ず、人を面喰らわせる変に長い地名と「ク」で終わる地名が多い事に着目し、それらを駆使して相手の「く」から始まる地名の在庫を減らし行くのだ。 たとえば。
「ネルチンスク」「イルクーツク」「ヤクーツク」「ウラジオストーク」「ユジノサハリンスク」「クラスノゴルスク」「サンクトペテルブルク」「ニコライエフスク」「スベルドロフスク」
とどめに「ドニエプルペトロフスク!」なんてのを持ち出せば相手は混乱の極みに達するであろう。
 苦し紛れに「く」で切り返してきたらこう言ってやるのだ「クルスク」と。
「ど」も使える。
「レニングラード」「スターリングラード」「カリーニングラード」「ボルゴグラード」「ボロシーロフグラード」など。
「スターリングラード」と「ボルゴグラード」は同じ町だったりするのだが、多分誰も気付かないだろう。

・・・ってな事を考えていた訳である。

_ 仕事が

終わってから、新宿のヨドバシでフィルムと定着液を買い、紀ノ国屋でノヴァーリスの本を探した。
外国文学のハードカバーの棚には見当たらず、「困った時の岩波頼み」で文庫(赤)の棚を見たら、「青い花」と言う本があっさり見つかった。 ついでに「自省録」マルクス・アウレリウス・アントニヌス、岩波文庫(青)と「月島物語」四方田犬彦、集英社文庫も買った。
 「青い花」は困った本だった。 内容は説明できる程頭では理解できていないが、感覚的には良く判る・・・と言うか、震えが来る程何か引き込む様な所が有るのだが、それが何なのかは良く判らない。 漸く半分くらい読み終えたところで疲れ切ってしまって、何もしないでとっとと寝た。


1999-06-05 [長年日記]

_ 結局

五時迄かかって、片付け、水洗、乾燥を終えた頃には7時を回っていた。 焼いた写真とカメラ三台と引き伸し機を担いで喜多方へ。
 タクシーで最寄り駅迄行ったあと、電車の中で延々寝ていた。 三回乗り換えて会津若松着、P.M13:18。  駅前の本屋で待ち合わせていた友達の車でそいつの家へ。
 お互いの出品予定の写真を見て、ひとしきり誉めたり、貶したり、難癖をつけたりしたあと、酒になった。
   つまみは、冷や奴、油揚げを炙ったやつ、ほうれん草とさやえんどうのおひたし、豆かずのこ、とりわさ、揚げなす、と大根おろし。 こう言ったものだと酒が進むようで、六合程呑んだ・・・迄はよかった。
 しかし、寝不足だった奴はナイフを落として指をさっくりやってしまい、酒席は一転鮮血の飛び散る巷と化した。 まぁこれくらいでどうなるたまでは無いので、私は掃除に専念した訳だが、久しぶりに見る纏まった量の鮮血は矢張り鮮やかで、先日この血を流した主が新潟で作った血糊の出来の良さに今さらながら感嘆した。 乾燥した後の変色の度合いも完璧に近かった。
 翌朝、起き抜けにラーメン屋に行って担々麺とチャーハンと餃子を詰め込んで帰った。 東京ではとてもこのような旨さの食い物にはありつけないのだ。

1999-06-04 [長年日記]

_ カメラ屋に

支払いをしたあと、「日本の九龍城」と私が勝手に呼んでいる中野ブロードウェーで月刊東京人と椎名林檎の台湾ブートレグを買った。
 帰って飯を喰ったあとで写真を引き伸した。 引き伸ばし作業をする為には部屋を全面的に片付けて、ネガを撰んで、機械と薬剤の準備をして・・・と、手間がかかる為、軌道に乗る頃には日付けが変わっていた。


1999-06-02 [長年日記]

_ 酒でも

呑まなきゃやってられない気分であったりするが、酒を呑んでしまうと何も出来なくなってしまうので、ハーシーのミルクチョコレートを喰っている。 旨い。

昨日から暇な時間にニーチェを読んでいるがやはり面白い、かさぶたをべりっとやられたり、傷口に塩を擦り込まれる様な所も多く、痛くて重いが、やはり面白い。

実は最近ニーチェを読んでも今一つピンと来なくて途中で止めていたのだけれど、それは自分に都合の良い文言を探しながら読んでいたからであったようで、素直に文字を追って行きさえすればのって読んでいく事ができるようだ。

のって読んでいると、自然に凄い言い回しにぶち当たるようで、今日はフランスパンを棒のまま齧りつつグレープフルーツジュースで流し込むと言う情けない二百四十二円の昼飯の最中に

「いつのことか、わたしは屍色をしたたそがれのなかを、陰気に歩いていた・・・」

なんてところを読んでしまって、思わず泣きそうになってしまったりした。

更に困るのが、電車の中で読みながら寝てしまうと悪夢に直結してしまうことだ。 特に夢うつつで現実と夢の境目がはっきりしない時にはその傾向が強く、

ふと目がさめると車内の人間がみな悪意を持ってこちらをみてるようなきがしたりして一寸びっくりした。

しかしこれではキチガイ野郎だ、明日から気を付けようと思っている。

_ -今日の言葉-

かれらにとって美徳とは、謙虚にさせるものだ。

おとなしく飼育されるものだ。

この美徳によって、かれらは狼を犬に変えた。

人間そのものまで、人間の最善の家畜に変えた。
 

Friedrich Nietzsche 「ツァラトゥストラはこう言った」より


1999-06-01 [長年日記]

_ 今日は

延々本を読んでいた。
「日々不穏」筒井康隆、中公文庫
「文章読本」向井敏、文春文庫
「大東京繁盛記・山の手編」平凡社ライブラリー
「厄除け詩集」井伏鱒二、講談社文芸文庫
 ここのところ書くばかりで、何も読んでいなかったので、収支のバランスをとる為に、色々と読んだ。 下手に本棚の整理なんぞをしたおかげで、読んでいない本、読みかけの本、読みかえしたい本、などなど数限り無く出てきて、更には読みたいけれど人に貸しっぱなしの本を思い出したりしていて、何から手をつけるべきなのか訳が判らなく成っている。 今日はいつにも増してMacの日本語変換がトチ狂っていて非常に疲れる。

 と、ここ迄書いて、「今日の言葉」用にツァラトゥストラを開いたらはまってしまった。 精神的におかしく成っている証拠だ危ない危ない。
 

_ -今日の言葉-

最近さぁ、・・・からだからドリンク剤の臭いがするんだよねぇ・・・
 

キムラさん


1999-05-31 [長年日記]

_ そろそろ

写真展に出す作品を仕上げなければならないのだが、一向に進まない。 家に帰ってパソコンを立ち上げてしまうともう何もする気がしなくなり、気がつくと二時をまわっている悪循環がくり返されている。 撮影はしているので焼く物は幾らでも有るのだが、引き伸ばし機を稼動させるには全面的に部屋を片付けねばならないのだ。 土曜日はベッドの上から物をどかして布団を干しただけで厭になって止めてしまい、日曜日も本棚の整理をしただけで終わってしまった。 何だか馬鹿馬鹿しい、もうだめだ、明日から眼張ろう。

_ -今日の言葉-

謙譲の美徳をもってすれば相手の尊大さに勝てると信ずる者は、誤りを犯すはめにおちいる。
 

ニコロ・マキアヴェッリ 「政略論」より


1999-05-26 [長年日記]

_ 大根を

ひたすら千六本にきざみ、胡瓜をひたすら短冊切りにし、薄切りの牛肉を湯がいて氷水にさらしてサラダを作り、人参とジャガ芋は薄目の銀杏切りにして牛肉を湯がいたスープで味噌汁を作り、トマトと胡瓜とセロリを中華鍋で炒めて何だか良く判らない中華風の炒め物を作って、酒をのみ、さけをのんだ。
   文庫・新書を少し手直し。



昨日、親父がまた仕事を辞めた。


_ -今日の言葉-

だが阿呆よ、別れに際して、おまえにこの教えを授けよう。
人は愛する事ができない場合には、そこを---通り過ぎるべきなのだ。
ツァラトゥストラはこう語った。
そして阿呆と大都市を通り過ぎた。
 

Friedrich Nietzsche 「ツァラトゥストラはこう言った」より



1999-05-19 [長年日記]

_ 様々な

しがらみから「まぁ買ってやってくれや」と言われて、椎名林檎なる歌手のCDを買った。 まずジャケットとブックレットの写真で奴が手にしているカメラからして巫戯けていて、ニコンF2+モードラ、ニコンF3P、キャノン旧F-1、ジャケット写真の中に写っているカメラはAFのプラスチックカメラ4台はどうでもいいいとして、ペンタックスSPが2台、SVが1台、ミノルタSRT−101Tが一台。 しかもニコンは私物らしい(これだけでも既にただ者ではない、FとF2とF3を持っているとのこと)。

で、ブックレットは緑がかったクリーム色・・・というかモノクロフィルムのベース面の色(ネオパンSSっぽい)で、歌詞は縦書き。 「そうそう日本語は縦書きで無くては」とニヤニヤしながらめくっていくと、写真の代わりにピールアパート式ポラロイドの剥がした方の紙ポジが使ってあったり、なかな凝った悪戯がしてある。

_ 肝心の

中身はと言うと、コレがまた凄くて、声量は半端では無いし、音域も広いし、基本的には巻舌で、そこにファルセットが絡み、ウィスパ−隠し味が入り、エフェクターにマイクを繋げば声でライトハンドやらハーモニクスやら速弾きをやらかし、「ヘルタースケルター」風味のオチをつてみたり、緩急強弱の付け方が絶妙で、歌詞もちゃんとした日本語で、楽器も生の物が中心で音も適度に厚く、作詞も作曲もすべててめぇでやっているし、・・・なんだか上手く説明出来ないが結論から言うと「はまった」、久しぶりに重いものを買ってしまった訳だがなんだか一日中聴きっぱなしであり、今もヘッドホンの中で鳴っている。 多分寝る迄聴きっぱなしだろう、明日もそうだろう。

_ なんで

ここのところ重いものを聴かなかったかと言うと、日本語が日本語として聞き取れると文法上の間違いが異様に気になって腹が立ってきたり、歌詞を咀嚼する方に脳味噌を喰われてしまって他の事に手がつかなかったり、疲れている時にそう言う物を聴くと矢鱈と涙腺が弱くなって電車やバスの中で感情の処理に困ってしまったり、兎に角疲れるからであったのだが、そんなことおかまいなしに完全に中毒症状を起こしていて聴いていないと落ち着かなくなっている、かなりヤバい。

なんだかこの人はカラオケではレベッカをやったりして、それもまた凄いらしいのであるが、久しぶりに生で聴きたい気分に成っている。

_ -今日の言葉-

戦争は政治に内属するら、従ってまた政治の性格を帯びることになる。
それだから政治が雄大になり強力になるにつれて、戦争もまたこれに準じるのである、
そして両者のかかる関係が極度に達すれば、戦争はついにその絶対的形態を得るのである。

Karl von Clausewitz 「戦争論」より


1999-05-16 神田祭 [長年日記]

_ 昼頃に

起きたら雨がやんでいたので、神田祭に行った。 浅草の三社祭りと日程が重なっていたのだけれど、よりお祭りらしい神田明神を撰んだ。 兎に角細かい町内会ごとの神輿や山車が沢山出ていて、そこに更に魚河岸だのやっちゃ場(青果市場)だのの大神輿が混じっていて壮観だった。

_ 人込みに

ゲンナリして帰ってきた所に友達から電話が入り、外に晩飯を喰いに行った。 「何か面白い店は無いのか?」

と聞かれたので、隠し玉の「ハルビン料理」という名前からして怪しい店に行った。 とりあへず「ニラ水餃子」「豚足のあったかいやつ」「豚耳」を頼んだら、突き出しで「ザーサイと豚肉炒め」「線キャベツをごま油と塩とニンニクで和えたもの」が出てきたのだがこれがまた謎に旨い。 それらを平らげたあとに「春巻き」「トマトと玉子炒め」を友達が頼んだら、「春雨と豚肉の炒め煮」「キュウリと玉子炒め」が出てきた。 何がどうなってこうなったのかは良くわからないかこれらもまた謎に旨かった。

コレに御飯二杯、ビール中ジョッキ四つで締めて五千円也。 やはり胡散臭い店は楽しい。

_ -今日の言葉-

スコブル旋毛曲りの事を載せて、スコブル好評を博し、スコブル多く売って、スコブル異彩ある権威を発揮したいと思ふだけの事で、
其理由はスコブルフザケ、スコブルノンキナ、稚気を帯びたスコブル単純なものである。

宮武外骨「スコブルとは如何」より


1999-05-04 今日も映画 [長年日記]

_ 朝から雨

時間が無いので無理矢理撮影に入った。 前日は半袖でも汗ばむ様な陽気だったのに矢鱈と寒く、セーターと革ジャンで完全装備する羽目になった。

主役の男は右腰を包丁で刺されていることになっていたが、血だら真っ赤にするには血糊の量が足りなくなったため仲間うちの謎の男が血糊を造った。

普通は・・と言うか本物は豚の血に色々な物をまぜて造るのだが、そんな物は売っていないので、その色々な物だけで造ることになった。 材料は水、障子貼り用の糊、シャチハタの赤インク、トマトピューレ、食紅。 トマトピューレは種を、糊はダマを取るために茶漉しで漉しながら水で延ばして色調と粘度を調整していた。 これをペットボトルの頭をぶった切った奴の中でぐゅぐちゅまぜて、手をぐーぱーぐーぱーするとなかなかリアルなねちょねちょ加減になっていて面白かった。

_ こうやって

裏方の気合いが乗ってくると、役者の演技にも気合いが入って目に見えて良くなってきて、この日撮ったのはラストシーンだけだったのだが、ここだけは別物の様な素晴らしい出来になった。

_ 結局

結局撮影は5時半迄かかり、家に帰り着いたのは夜中の一時半過ぎであった。 そして一日雨の中でつっ立っていた私は見事に風邪を引き、今も咳が止まらない。


1999-05-03 同人映画 [長年日記]

_ 巻町の

角田浜で友人が映画を撮っているので手伝いに行った。 私はスチル撮影とカメラアシスタントをやらされた。が暇だった。

この友人「ヤマモトスタジオ」主宰、山本佳宏監督(仮名 28歳)は「和製エド・ウット」とでも言うべき凄い作風の映画・・・の様な物を自費で撮っている奇特な男であり、今回撮影した作品「不協和音」は十一月に長野県駒ヶ根市で公開される予定。 これ迄の作品はビデオにダビングされているのでご覧になりたい方は私にメールを出して頂けば奴に連絡がつきます(あまりお勧めはしませんが・・・)。

_ 夜は

呑みになったが、主演女優のおねぇちゃんが誰彼かまわず「好きな女優は誰ですか」と聞き始めた。 主演男優は普通の人なので「そうだなぁー、・・・松嶋菜々子とか」なんて言っていた、私にも聞いてきやがったので「んっ?俺?・・・北林谷栄」と言ってみたが「だれですか?AVですか?」と聞かれてしまった。


1999-05-02 また「鉄」の日 [長年日記]

_ 午前中に

ラーメンを喰って、午後から野沢駅へ。 点検のため構内で停車している所を撮影した。 ここでもバカはてんこ盛りで、線路内に入るわ、汽車に触るわと大変な騒ぎ。 二眼レフのファインダーを覗いていると視界が真っ暗に成ったので、驚いて顔を上げるとAF一眼をもった鉄ちゃんが、私の写線を切って前を塞いでいる。 素人の家族連れとか近所のおじちゃん・おばちゃんなら仕方ないが、鉄の癖にマナーのかけらも無い。 こう言うクズ共が居ない時にまた来ようと思った。

この日の使用カメラはライカD-III+ジュピター3 35mm/f2.8、ライツ・エルマー 35mm/f3.5、ローライコードI型ツァイス・トリオター75mm/f3.8、ペトリFT1000+ペトリ55mm/f1.8。

フィルムは35ミリはコニカパン100、ブローニーはアグファパンAPX400。

_ そのあと

新潟に移動して友達の家で呑んだ。 呑み始めて早々に、空手家と謎の武術家の乱取りが始まったと思ったら綺麗に一発入って空手家は「旗本退屈男」に成った。 当てた方も当たった方もカタギでは無かったので額が割れるだけで済んだが、危うく白い液体と赤い液体と肌色の豆腐状の物を掃除する羽目になる所だった。 くわばらくわばら。


1999-05-01 鉄分の多い休日 [長年日記]

_ 喜多方駅から

少し西に行った所に有る鉄橋で、C57-180を撮った・・・わかりにくいかな。 磐越西線の新津-会津若松間を走る蒸気機関車を撮りに行った。 私達が着いた頃には既に何人かが三脚をおっ立てて線路際に陣取っていたのだが、そのマナーの悪さと言ったらもう酷い物で、或る物は路盤の砂利にはみださんばかりにせり出し、また在る者は信号機の梯子段にカメラバッグを置き、ゴミくたは散らかすは、吸い殻は草むらに捨てるわ、滅茶苦茶であった。 しかも「このへんで蒸気吹いてくれないかなぁ」などとタワケタことを言っている。 全身火傷して死ぬぞ。 漸く列車が近付いてきたら、なんだか自棄に汽笛を鳴らしている、これは線路際にバカがとぐろを巻いてるために鳴らしているのだと思うが、鳴らされた当人はへらへら喜んでいる、世も末だ。 思ったより汽車が速かった為、置きピンで一齣撮ってお仕舞い。

この日の使用カメラは、ペトリFT1000+カールツァイス・フレクトゴン35mm/f2.4。

フィルムはコニカパン100。


1999-04-23 金が無い [長年日記]

_ 今月は

絶望的に金が無いので、毎日会社からまっすぐ帰ってきている。 カメラを一台とレンズを二本、委託に出してあるが、元々マニアックなもの、「自分しか欲しく無い様な物」しか持っていないので一向に動かない。 兎に角、給料日までは我慢するしか無い。

暇なので、カメラ一覧を表に直して、ついでに四月十五日の日記を直した。

_ -今日の言葉-

睡眠は死の断片である 死の断片を前借りして、その代わりに昼の勤めに消尽した生を再び貰い受けて更新する。

Arthur Schopenhauer


1999-04-18 金が無い [長年日記]

_ 今日から

区議会議員選挙が始まった。 どの候補者もおしなべてうるさいのだが、公明党の馬鹿候補者が街頭演説をおっぱじめたのには参った。
 「地域振興券は我々が推進しました。」とかなんとかひとしきり手柄話しが続いたあとは、延々共産党の悪口・ダメージキャンペーンをやっている。 「我々公明党は・・・」と言っている回数より、「共産党は」と言っている回数の方がはるかに多い。
狂信的な宗教屋はこれだからタチが悪い。 
※ことわっておくが私は共産党も支持していない。
東京で食える関西風の色の薄いうどんを追加

_ -今日の言葉-

善い者たちは、創造の力を持たないのだ。

かれらはいつも終末の開始である。

−−かれらは、新しい価値を新しい表に書きつる者を十字架につける。

かれらは、おのれのために未来を犠牲にする。

−−かれらは、人間の未来全体を十字架にかける。

善い者たち−−それはつねに終末の開始であったのだ。 ・・・・・

そして、世界傍観者がどんな害をおよぼすにせよ、
善人のおよぼす害こそは、最も害のある害である。

F.W.Nietzche


1999-04-15 更新 [長年日記]

_ ひさしぶりに

更新した。 立ち喰いそば屋探訪を追加。 書き溜めた分の1/3くらいだが、時間が無いので今日はここ迄。

_ -今日の言葉-

唯だ痛恨極まりなきは、今日の日本が尚未だ大乗日本たるに至らず、
百鬼横行の魔界たることてある。
日本の現状、今日の如くなる限り、到底アジア救拯の重任に堪えず、
アジア諸国また決して日本に信頼せぬであろう。

大川周明「復興亜細亜の諸問題」より


1999-03-18 更新 [長年日記]

_ ひさしぶりに

いろいろ更新。 トップページにペトリマークを貼り、第9回東北学生写真展の感想を書き、リンクを直した。

_ -今日の言葉-

障子しめきつて淋しさをみたす

尾崎放哉


1999-03-03 ライカを買う [長年日記]

_ 部屋の模様替えをしてから倦怠期にはいって、更新を怠っていたが、日記だけでも書くことにした。

 日曜日に写真を撮りに出掛けたのであるが、帰りに荻窪の「プリズム」へ寄ったらこの店には珍しく本物のライカが「上海」のレンズ付きで置いてあった。 店の物では無くて客の私物であったのだが、「レンズは借り物だからだめですけど、ボディのみ四万でどうです?」といわれても給料日前だったので涙を飲んで見送る・・・筈だった。
 しかし、なんだかんだと話しているうちにキャノン2Fを委託に出すことになり、「ほかにもなにか・・・」といわれて139Qも出すことにしたことで風向きが変わってきた。
おやじ:「正直なところ買い値は幾らですか?」
わたし:「レンズ(ディスタゴン28ミリ)込みで四万です、だからそのくらいで売れれば・・・」
客:「むむっ・・・」

と言う訳で今手許にライカ3型がある。 山崎光学研究所に出しているズマールが戻ってくれば、私もとうとうライカユーザーである。とほほ。
 さて、とうとう私が撮った写真をアップしました。 ここ から行けます。

_ -今日の言葉-

アカルサハ、ホロビノ姿デアラウカ

太宰治「右大将実朝」より


1999-02-11 亀戸 [長年日記]

_ 友達と亀戸へ

餃子をたらふく喰おうと思っていたが、みぞれ混じりの雨の中行列が出来ていたので、とっとと見切りをつけて千円でインドカレー食い放題の店に行った。 旨くて安いが、カレーが四種類しか無くてちょっと不満。 ヴェローチェで写真展の打ち合わせをして帰宅。 中野へ行こうとも思ったが眠いので止めた。
さて、今日から更新状況もここに書くことにしたので、更新状況のページの過去の内容も下の方に移した。 トップページの不具合も直した。

_ -今日の言葉-

生は快楽の泉である。
しかし、賎民が来て、口をつければ、
泉という泉は汚され、毒されてしまう。

Friedrich Nietzsche

 

1999-02-04 動くタグ [長年日記]

_ 日記

と言っても毎日書けると言う訳でもない。 ・・・とかなんとか言い訳をしていても始まらないので、兎に角更新作業を行った。 インターネット・エクスプローラーを使うとトップページが「フロッガー」の様に動くようにしてみた。 我ながら悪趣味だ。

_ -今日の言葉-

ひとこと口走ったが最後、この世の中から、完全に、葬り去られる。
そんな胸の奥にしまっている秘密を、君は、三つか四つ──筈である。

太宰治


1999-02-03 今日は [長年日記]

_ 今日は

非常に厭な出来ごとがあった。 

-今日の言葉-

「生活とは何ですか」 「わびしさを堪える事です」

太宰治


1999-02-01 定期的な更新 [長年日記]

_ 二月一日

ジオ市民には定期的な更新が義務付けられているけれど、なかなか原稿を書いている時間がないので、短くても兎に角今日から毎日「日記」をつけることにした。 
とは言うものの取り立てて事件も起きないふつうの一日で、たいして書くこともないので、インターネット・エクスプローラーでこれを見ている人のためにちょっと下らない悪戯を仕掛けておいた。 まぁ、うちはネットスケープだから関係ないけど・・・。  

_ 「今日の言葉」は本棚から見繕って適当に抜き書きしています、たいした意味はありません。

_ -今日の言葉-

単なる利口さは、懐疑家の資格にはなろうが、哲学者の資格にはならない。

Arthur Schopenhauer


1999-01-07 更新履歴 [長年日記]

_ 1月 7日

更新がぜーんぜん進みませんが、とりあへず年賀画像をアップ。


1998-12-24 [長年日記]

_ 更新

「散歩の途中で如何にして飯を喰うか」をアップ
私の写真もひそかにアップ。


1998-12-23 [長年日記]

_ 更新

ここに書くのを忘れていたが、ペトリ研究会の部屋とスクリューマウントの部屋を増築。 東北学生写真展のへや もでっちあげた。


1998-12-06 [長年日記]

_ 更新

所有レンズ一覧を追加。


1998-12-05 [長年日記]

_ 更新

所有カメラ一覧を追加。


1998-11-29 [長年日記]

_ 更新

ペトリの間に、ペトリの一眼レフを追加。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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