朝、7:30に起きて風呂に入って支度して麹町へ。
当初は夜のバイト(荷物の仕分け等)をして、ひとまず免許費用を貯めようと思っていたのだけれど、「夜のバイトは止めてくれ」と親に泣かれて、まぁその理由も判らんでは無いので、とりあへず昼間のバイトをする事にした訳だ。
然し乍らコンピューター関連はブラインドタッチが出来ない、右手のみ・左手のみ(しかもカナ入力)でしか打てない・・・とかいろいろ考えてボツ。
力仕事は手に負担がかかり過ぎるし、印刷関連は御免蒙りたい。
写真やカメラと関わっては生きたいのだけれど、カメラマンとして喰って行く自信は無いし、カメラ屋は嫌いなカメラも売らないと成り立たない・・・。
・・・と、いささかわがままな理由ではあるのだけれど、まぁ色々考えてラボ屋を選択した。
ダメだったらまた考えよう。 一週間以内に返事が来るそうな。
浅草駅でM田くんと待ち合わせ。 MZ-5を売る為に相場を調べてまわった。 先ず浅草で早田と真美堂とカワマスをチェック。 谷中へ移動して例の店で昼飯。 私はニラレバ炒めと御飯、まっつう君はエビチリと御飯、それから餃子を一人前づつ。
おばちゃんは相変わらず何言ってるんだか少なくとも半分は判らないのだけれどそれはそれで面白いからいい。
ビールの一つも飲みたい気分では有ったが、金も無いので止めておいた。
そのあと、秋葉原に移動してマップカメラ、ニッシン。 新宿へ移動してドイ、マップカメラ、ドロボウ市場。 何処へ行ってもMZ-5は無い。 売れているのだろうか?。
荻窪へ移動してぐだぐだと管を巻いたあと中野へ。 パルテでひとしきり唸って(私が)からフジヤと日東を冷やかす。 結局まとまった数のMZ-5を置いていたのはフジヤのみ。
日東から駅へ戻る途中のラーメン屋で晩飯。 威張る程旨く無い。
つぎの休みが何時になるか判らないまっつぅくんはフジヤにMZ-5を置いていく事を決断。 委託の手続きをして駅への道すがら「手数料を引くと買い取りの方が高くなっちゃうので委託の値段を上げて来ました。」・・・って、ねえ・・・。
金を作るのが目的であって委託に出すってのはあくまでも手段に過ぎないわけで、委託より買い取りの方が実入りが良いならそれに越した事は無いんで、それなら買い取りに変えっちまいましょう。
・・・って事で、一ン日歩き回って市場調査して委託に出した挙げ句に買い取りと言う、ナンとも締まらない結末の一日ではあった。
六時半をまわってから漸く寝付いたのだけれど、やる事も有るので昼前には起きた。
昨晩のうちに航空便で本が届いていた。
これはアメリカの知り合いに頼んで送ってもらった cocollector guide to KURIBAYASHI-PETRI cameras って本で、辞書と首っ引きになるのではないかと思っていたら、カメラ絡みの専門用語さえ判れば中・高・浪・大と英語嫌いで赤点つづきだった私の様な人間にもなんとか読みこなす事が出来た。
文字ものの資料がなくて今まで判らなかった事も大体判って来た。
ただ、資料を集めて書いたような感じで、現物と照らし合わせると納得の行かない部分も多少有るので、その辺りは自分で調べるしかない様だ。
ざっと目を通してからプリズムへ見せびらかしに行く。 帰りに北口でラーメン。
指定を取って乗り継ぎを気にせずに東京まで寝られると思ったのにそうは問屋が卸さず、指定を取らずに確信犯的に乗り込んで来たアニヲタくんたちがうるさくて朝まで碌に寝られなかった。
あたりを夕方迄断続的にぶらぶら。 大阪は棟割り長屋が矢鱈と多いのだけれど、東京のそれとは建て方がまるで違っていて面白い。 高くても二階家、多くは平屋なので、建て込んでいる割に空がひろびろとしていて気持ちが良かった。
もう一つ東京とは違うのは路地で育てられている草花・植木・盆栽に外来種の植物が多い事で、確かに綺麗では有るのだけれどなんとなく落ち着かなかった。
ちゃんとした紅茶を出すのに定食も充実した「塩鯖定食、しっぽの方」などと言う注文がまかり通るメルヘンな内装の喫茶店を出る頃には陽が傾きつつあり、東京で食べるそれとは全く次元の異なるタコ焼きを買って家路についた。
余り券を個人売買で手に入れて、その足で大阪へ。
15:03発伊東行普通列車。 混んでいる。
その日のうちには名古屋辺り迄行ければ御の字だと思っていたら最終で大阪迄行ける事が判明。 新快速って物があるのをすっかり忘れて普通列車ばかり見ていたのがいけなかった。
まぁ「今日は名古屋泊まりで翌朝大阪に着きます」って言ってしまっていたカボさんに電話をして詫びをいれて軒先きを借りる算段。
接続に余裕が出来たので立ち喰いできしめんをすすりこむ。 てんぷらきしめん¥390-。 ただのきしめんじゃ物足りなかろうと思っててんぷらをのせてみたのだけれど、これは全くの蛇足だった。
小振りのどんぶりにゆがいた麺を盛り、その上にこれでもか!!と油揚の煮付けと青葱の刻んだのがほうり込まれ、その上にさらにかき揚げ。 思ったよりもしっかりした味付けでなかなか旨かった。
売店でビール2本と練り物。 「一口きんぴら」と「タコソフト」。 不味くはないのだけれど、練り物は少々甘過ぎるきらいがあってしかもグルタミン酸過多な上に揚げ油が良くないらしく、盛大に悪酔いして暫く雪隠詰め。
後始末で河田町の薬局へ。
書類の不備で出直しになり、その足で会社へ行ってなんかならなくもなかったのだけれど、なんだか馬鹿々々しくなって抜弁天からゴールデン街へと散歩。
西口しょんべん横丁の岐阜屋でタンメン。 不味くはないがただのラーメンを喰った方が良いようだ。
プリズムへ寄り内職仕事の手伝いをしつつくっ喋って帰宅。
会社のボロチャリをすっ飛ばして飯田橋へ。 椎名林檎の新譜を購入。
飯田橋迄は山一つ越える感じ(これは誇張では無くて、神楽坂上には戦国時代の山城の跡がある)なのだけれど、気合いで往復で約20分。
喰った後、おとつい発狂したCDプレーヤーのほこりを払い、接点を削って磨き恐る恐る電源を入れてみた。 なんとか動いたので買ったCDを昼休み中聴いていた。
好き嫌いはかなり有ろうかと思うが耳に心地良いよく出来たアルバムだと思う。 1曲1曲が有機的に繋がっていて通して聴くと一時間近く気持ち良く過ごせる。
音がかなり厚く作ってあるので低音強調とかの機能は切って普通に聴くと丁度良いと思う。
買って損は無い。
うやむやにして会社から逃げ出して四ッ谷へ。 坂の上に取引先が有る為、物陰に身を潜めて開場を待った。
中はこぢんまりしていてゼニット1R 100mm/f1.5の最短撮影距離が5メートルなので敢えて4〜5列目あたりに陣取った。
始めのうちは取り易かったのだけれど途中から前の奴がちょこまかと席を移動するので往生した。
結局フィルム三本は撮り切れなかったがまぁ仕方が無い。 撮影したフィルムはその場で上納した。
ライブの仕切りは最悪に近かった。 「仕切るのは好きだど無能なヤツ」がやっていそうな感じで、某ハンズ(笑)の某(去年部屋を掃除したら名刺が出て来たので破いて捨てた)のツラを思い出した。
司会のお笑い芸人も出演者の名前と経歴、近況と今後の予定くらいは暗記しておいてしかるべきなのに、アンチョコどころかA4の進行表をめくりながらやっている。 全部覚えられなくても合間々々に覚えられる筈だし、その時はアンチョコを見れば良い。
主催者がおたんこで、「巻け」とか「引っ張れ」とかは客席から見え難い所からさりげなく合図すれば良いのにわざわざ伝令を立てたり、てめぇでのこのこ出て来たり、なっちゃいねぇったらなかった。
私の目についたおたんこぶりは氷山の一角だったようで、内実はそれに輪をかけてひでぇもんだったらしい、難儀な事だ。
そんなおたんこなライブだったのだけれど、私が撮りに行った娘は悪条件にも扱いの悪さにもめげずかなり頑張っていた。
露出計をひねくったり、手でピントを合わせていたのは相変わらず私だけ。 悪条件にもめげずかなり頑張っていた(笑)
一枚でも二枚でも当たりが出ていれば良いのだけれど・・・。
知り合い筋のもちつきへ。 肉体労働ではてんで役に立たないので周りのこまごまとした事を手伝った。 からみ餅用の大根おろしをこむすめ共がちんたらやっていて埒が明かないので大根を2本半くらい一気におろしたら後で右手がとんでもない事になって泡を喰った。
終了後荻窪へ。 プリズムで餅を配る。
新宿へまわってフィルムを買い、2眼レフを見てまわった。
東京駅、5:27。
とりあへず山手線を一周半、代々木で総武線に乗り換えて小岩迄ひたすら寝てから出勤。
この間見知らぬ人に2回起こされた、いびきがうるさかったようだ。
普段は横にならないと眠れないタチなのだけれど、今回は行きも帰りも延々寝ていた。
一日労働に勤しんで家に帰ったら親は呆れていた。
起きて、もう一度巡回してから荷造りをして仙台へ。
水戸迄はひたすら寝ていた。 水戸駅で朝食、てんぷらそば¥320-。 喰った後はまたひたすら寝ていわきへ。 いわきからはまたひたすら寝て原ノ町へ。 原ノ町からはまたひたすら寝て仙台へ。 1時40分着
ウィークリーマンションへ直行し、荷物を置いてわたりょ、六条とダイエーへ買い出し。
前回利用した十字屋にくらべると当たり前の物しか置いていなくて一寸がっかり。
ひと休みしてから仕込みに入った。
例のごとく谷中銀座の「ハッピー」で餃子と御飯、400円、旨い。 そのあといつもと違う角を曲がって、いつもと違う路地をうろうろ、三崎町から初音町、根津片町から池之端、さらに広小路へ。 戦争で焼けていない町は路地も狭く、歩いていて落ち着く。
寝たまま高田の馬場へ。 駅の手前、二丁目で降りて駅迄歩いてみたら一度見たっきりどこで見たのか忘れていた古汚く傾いた喫茶店「ランブル」を発見。 駅前では「ファンタさわやかりんご」を発見、林檎味のファンタを飲むのは何年ぶりだろう。
またまた例のごとく荻窪に寄って馬鹿話しをして帰って来た。
早仕舞いになったので都バスの一日乗車券を買ってぶらぶらする事にした。
先ずは矢来町から細工町、納戸町へ。 納戸町の和菓子屋で母親の誕生祝いを購入。 どら焼き(インドラ、カボチャ、カスタード)三つづつ、桜餅三つ、何やら新製品三つ。 帰ってから喰ってみたらこの新製品が矢鱈旨かった。 あんこと苺をパイ皮で包んで焼いたもの。
モールに寄ってみたら宮下マキ写真展「寝食共存」をやっていたためか店内には写真好きの若者風の客がわらわらいた。 二階のギャラリーに行ってみたらさらにごちゃごちゃしていて写真そのものも私の大嫌いな種類の如何にもイマドキな厚かましく生々しい写真で見るに堪えないのでとっとと退散して我楽多屋へ。 ヤシカDS50mm/f1.9が2000円で出ていたのだけれど、絞り羽根がねばっていてしかもリアキャップが取れない代物だったので止めておいた。 博打を打てる経済状況でも無いし。
ホープ軒で「もやしそば」750円。 ラジオからは蹴鞠の中継。 道路向いの国立競技場でもやっている筈なのに思いのほか静かだった。
銀座へ移動してカメラ屋を冷やかしたあと、前から気になっていた「改造社書店」を覗いてみた。
名前からそのスジの本を期待していたのに何の事は無い普通の本屋でがっかりした。
・・・と言うか入れてもらっているメーリングリストのオフ会へ。
会場である「ミュンヘン」は酒も食い物も旨かったので、普段ならその辺を書くのだけれど今回はそんなのはどーでもいい。 出て来たカメラが凄すぎた。
・・・といった感じなのでフェド・ゾルキーが一万円台から、上海も二万円台で買える事を考えると、いくら露出計がついていると言ってもコレで五万ナンボは高い。
キャノレックスT90、キャノンのT90にコンタレックス用のべローズからマウントを移植したもの。 レンズの脱着に少しお作法が要るものの操作は簡便で使い易い。
レックス用レンズをとりあへず使ってみたい人にはお薦め。 但し自分で作らなければなりません。
ついに触ってしまったのがコンタレックスSE・・・。
ディスタゴン35mm/f4とSプラナー50mm/f4を付けて覗いてみる。
Sプラナー50mm/f4は最遠撮影距離が60センチと言う難物で、凄いには凄いんだけどマクロ屋で無い私にはピンと来なかった。
しかしまぁ何とも驚いたのがディスタゴン35mm/f4。 これは凄かった。
ヘリコイドを回してピントを合わせて行くと、空気中に分散していた分子が寄り集まって像を作って行くような感じで完全に合うと像がピッと立ち上がり、逆にピントを外して行くと像はふわぁーっと分解して行く。
35mm/f4などと言う暗いレンズなのに薄暗い店内でも楽にピントが合うし、結構マクロ寄りの造りなのに普通に使っても違和感が無く、ヘリコイドの「ぬる感」も非常に心地よくて、いつまでも手の中で弄んでいたいくらいだった。
ボディのコンタレックスSEも素晴らしかった。
今迄は聞きっ齧りの半可通で「人間工学を無視した傲慢な作りで、でかくて重くておまけに使い難い」と勝手に思い込んでいたのだけれど、これは少なくともSEに関しては間違いだった。
ファインダーは明るくて見え味もスコブル良く、露出計も正確で且つ合わせ易い。
これは右手の人指し指で絞りを、親指でシャッタースピードを替えられる様にダイヤルが配置されている為で、左手はピントに集中出来る。 私が慣れ親しんで来た右手がシャッターに集中出来るオリンパスと逆の発想なのだけれど、右利きの場合どちらが楽か考えると流石はツァイスでした。
大きくて重いのは確かなんだけれど、その重みにも意味はあって手ブレがかなり押さえられるようだ。 1/8秒迄なら確実に止められると思う。
なんともマズイ物に触ってしまった。 コレ一台あれば後は何にも要らないかもしれない・・・。
ペトリは別です。
# Dwightsa [levitra original <a href=http://dstvmediasales.com/sitema..]