朝から金策をして六本木。 俳優座劇場へ。
早めに行ったので良い席に座れた。 場内はほぼ一杯の入り。 スモークが焚かれ、開演が迫ると、おがくずと埃の混じった匂いがしてくる。 芝居の匂い。
ある戦国大名の興亡を描いた芝居なのだけれど、筋はざっくりしていて辻褄は合ったり合わなかったりする。 先が読めないと言う点においては良かったし、最後の落としどころも綺麗。
終盤、背景の詳しく描かれない登場人物が突然生き生きと動き出して物語を回し始める。 動機が希薄で行動が唐突なのだけれど、芝居が動き始めてしまえば、細かいことは気にならない。
殺陣はケレン味たっぷりの、鬼平的リアリスムより旗本退屈男的カタルシスに軸足を置いたもの。 大勢で舞台に駆け込んで来て斬り合い、ひとしきり斬り合うと駆け出して捌けて行く、そして別の場所から駆け込んで斬り合う。
殺陣の見せ方に関しては文句無く上手く、面白かった。
男装の麗人と言う設定の豪姫。 一部マニアに根強い人気のカルト時代劇「姫将軍大あばれ」を思い出す。
悲劇的では有るが重過ぎず、後味は良い芝居。 日曜にマチネとソワレと二公演残っているので、まだの方は是非。
戸島は、序盤のささやくようなひとりごちるような科白廻しが良かった。 発せられた言葉が意味を持って耳から入り、ストンと収まる。 まさに腑に落ちる感じで、言霊が感じられる。
後半、張るような発声になると、喉からの声になってしまって発声の基礎が出来ていないことが露呈してしまうが、その辺りは本人もわかっていると思う。 無理に張って喉を潰さないようにしていただきたい。 聞き取りにくいが音量としては及第点だった。
時代劇なので着物を着ている訳だが、着付けが些かきっちりし過ぎていた。 着崩れないように保険が掛かっているのだと思うが、戸島の動きは着物を着た時の身体の稼動範囲に合わせて抑制されているので、もう少し柔らかくても良いように思う。
所作や立ち居振る舞いは文句無し。 草履の履き方がまた良く、五本の指で草履を掴むようにしていた。 こう言う履き方の人は、転び難く怪我もし難い。
インタビューでは「殺陣はあるようなないような、踊りもあるようなないような」と語っていたが、見てみるとその通りであるようなないような感じだった。
その「あるようなないような部分」の所作が良かった。
これまでの戸島花ではない戸島花が出ている芝居。
以前週刊プレイボーイの増刊か何かの紹介文で「ツンデレだが、デレが出ることは稀」とか何とか書かれて納得したことがあったが、そう言う突っ張らかった部分の無い戸島が見られるという点だけでも、4500円の価値はあると思う。
前半の捉えどころ無く漂う魂がふと現世と触れ合った瞬間に吐き出されたオノマトペのような科白には説得力が有ったが、後半の意味を持ってしまった科白に関しては少々生硬さが感じられた。
張らなくても通っていた声が、張ると通りにくくなる。
これは戸島の拙さとも取れるし実際そうでもあるのだけれど、戸島の役どころである真璃亜と言う村娘が語りそうな台詞は自然に、語らされている台詞は生硬に成っている訳で、脚本の無理な部分が現れたようにも見える。
今回は役の人格が微妙に切り替わるようなところがあり、変わった後の行動が唐突で動機も弱いのだけれど、「役を演じるというより、役の人物の感情を俳優は生きるべき」とのスタニスラフスキーの言を踏まえると、役の人物を捉え切れず仮託出来なかったところが演技に出たのかも知れない。
個人のブログでは前田のものが相変わらず面白い。 黒前田と白前田が上手い具合に出ており、誤字や誤表記をあえて直さずそのままアップロードしているのも好ましい。
「トレーディングカード」を「トレーニングカード」と書かれていたりしても、前田なら許せる。
イトーカンパニーの二人も頑張って更新しているし、尾木の連中のも楽しい。
然し乍ら公式サイトの動画日記も、ファンクラブのブログも閑古鳥なのは頂けない。
このあたりはメンバーブログを個人ブログの集合体として上手く見せているSKEに完全に遅れを取っている。
限られた客からの収奪に血道を上げてファンクラブサイト内にブログを設置し、屋上屋を重ねて有料のメール配信に移行した結果どうなっているか。
あるメンバーに興味を持って調べてみるとする。 出てくるのは公式サイトの簡素なプロフィールか、客のブログしかない。
ファンクラブに入ってブログを見たとする。 あるのはメール配信以前の記事ばかり。 これでは客も食いつき様が無い。
事務所が決まった連中と、そうでない連中との格差は、こんなところにもある。
メール送信から開放されて、公開されている個人のブログに傾注できれば、調べた客が知り得る情報の量も増える。 尾木組や篠田が有料サイト内のブログ以外にも無料で見ることのできるものを始めた理由は、このあたりにも有るのではないだろうか。
SKEも結果の平等までは保証していないが、少なくとも機会の平等はある。
AKBには、そのどちらも無い。 えらい違いだ。
同じ時期に辞めた連中が薄着の仕事から始める中、地味だが堅実な仕事(パチンコ屋の仕事はどうかと思ったが)を重ねて、ついに舞台出演。 しかも俳優座劇場。
私も木石ではなく、それなりに煩悩もあるので、戸島の薄着の仕事が見たくないかといえばそうでも無いのだけれど、一度上げてしまった露出度を下げるのは難しく、そうでない仕事に舵を切るのも楽ではないので、やらないで済むならやらないで欲しい。
とまれ、この芝居の成功を願っているところ。
当日券も有るようなので、お手隙の方は是非。
嗚呼、戸島のブログが切ない。 6/6の記事が特に切ない。
一応閉鎖コンテンツなので引用する訳にも行かずリンクも貼り難いのだけれど、要約すると
「私のことを知っている人皆に今回の舞台を見て欲しい」 → 「これまでは戸島花であって戸島花では無かったから」
深くて切ないが、そう思える仕事にめぐり合えた事は喜ばしい。
戸島はAKBを辞めて良かったと思う。
板野くんは顔だけ見ているとカッタルそうでも、首から下だけ見ていると動きはきっちりしていたりするので、無下に切り捨てられません。 正直過ぎるのかもしれません、素直では無さそうですが。
やる気のある曲と流す曲で態度がガラリ変わるので、そこを見ている分には面白くもあるのですが、あまり金を払ってみたい種類の見世物ではありませんね。
もうすぐ夏至、七時を回っても西の空は明るく、七時半頃までは夕焼け空。
今月からリクエストの締め切りが八時と決まり、ステージ右側だけでなく、大展望台の二階北側にもメッセージボックスが設置された。
メッセージボックスの周りは黒山・・・とまでは行かないが結構な人だかり。 リクエストカードは書式も変わって綺麗になり、書きやすくなった。
梅田は鼻声の気味だったが、風邪っ引きと言う訳でもなく、それなりに元気そう。
日によっては頑張りすぎて裏目に出ることもあるが、今日はメンバーからの駄目出しも軽くて済みそうな比較的垢抜けた服装。
今週はゲスト有り。 フットタウン三階にあるタワーショップ333の店長がみやげ物を大量に持ち込んで登場。
純金のストラップ二万円也に「高い!」「無理!」を連発する梅田。 堅実な経済観念。
一番の売れ筋は東京タワー型のペットボトルに入った300円のミネラルウォーターとのこと。
告知絡みでは、次週のウェンズディ LIVEに星野みちる(ex.AKB48)が登場。 どよめく客、どよめかせる梅田。
「AKBでは、梅田さんがイチオシです(笑)」と書かれたメッセージに
「(笑)はいらないですよー」
素で返す梅田。
カフェ・ラ・トゥールに一品頼むコーナーになるところで、隣の中国人が大声ででんわを掛け始めてしまい、筆談で黙らせているうちに注文が済んでしまって、何を頼んだのか聞き取れなかったが、ウーロン茶らしきものが゜届いていた。
終盤には、東京タワーホームページのフォームからのリクエストで頼んだ曲が掛かるのに合わせてプロポーズをする人が現れて盛り上がる。
これまで何回かこう言う事が有ったが、全て成功している。
リクエスト以外では、先週も掛けていたステイシー・ケントのアルバムから一曲。 「ナイト・スライド」。
ミズノ氏曰く、リクエストブックに収められている3000曲の中でも、まだ一度も掛けられていない良い曲が沢山有るとのこと。
九時を回って、天の川イルミネーションに流れ星が輝いた頃終演。
リクエストを書いてこっそり佇む人と、リクエストを書いて梅田にアピールする人と、二つに分けると、後者の方が多いようだ。
酷いのになると常に梅田に茶々を入れ続けているようなのも居るが、そこはそれ梅田も上手く流している。
この辺りの「客に翻弄されない強さ」も、チームKの連中の特質だと思う。
公開番組の仕事をしている連中がOGの早野を含めて多いのも頷ける。
ステージ前にはパイプ椅子が二列、20席ほど設えられていて、それにあぶれた客は窓際で。
後ろにキーボード、ギター(プラグド)、パーカッション&コーラスと言う編成。
キーボードとギターは曲ごとに音色や弾き方を変えて人数以上の仕事をしていた。 コーラスも芸が細かい。
星野は右側頭部を編みこんで顔を見せつつ、夏らしいワンピース。
例によって訥々と挨拶してから歌。 喋ると岸田劉生の麗子像みたいだが、歌いだすとガラリ人が変わり、一と回りも二た回りも大きく綺麗に見える。
張らなくても通る声になったのは、ボイストレーニングの成果だろうか、マイクの使い方も上手くなって音量の変動が少なくなっていた。
MCでは、話に詰まるとキーボードの人が助け舟。
「緊張しています」「今日は雨が降らなくて良かった」を針が飛んだレコードのように繰り返していたので、やはり緊張していたのだろう。
「カップルが多い中、失恋の曲を歌うのは申し訳ないんですが」と前置きしつつ、失恋の曲を二曲つづけるところが星野らしい。
「どんよりしちゃいますね」「昔の恋のことなど、思い出しながら聴いて下さい」
星野の歌は失恋の曲でもじめじめドロドロしていないので、そんなにどんよりしない。
<セットリスト>
一回目
・サヨナラのサイン
・春のワンピース
・くちびる
・Missing
・泣きたくなる
・信じたい
・ガンバレ!(弾き語り)
二回目
・サヨナラのサイン
・DEAR M
・I love you
・Missing
・君の名前
・夢の足跡
「ガンバレ!」は劇場でも音源でも聴いたが、より優しい歌い方になっていた。
終演後に物販。 先日発売になったミニアルバムと、アルバムケットの別テイクの写真が売られていた。
例によって間繋ぎ企画なわけだが、写真が美麗。
時事根多を振って小林の反応を見て行く。
先ずは「草食系男子」。
「優しさがあればイイ」とか「今の私に足りないのは優しさなんですよ(訴)!!」とか、なにがどうしたのか切実なお答え。
あとは世事に疎い小林の事、頓珍漢な受け答えに終始するのだけれど、その頓珍漢ぶりがまた楽しい。
高度なボケと、美麗な写真の落差が凄い。
次回更新は6/18・・・(今日だよ!!)
「万が一飛行機が落ちても困らない面子を撰んだ」とも言われているAKB48のフランス公演。 小林も名を連ねている。
そんな訳で小林にフランスについて根多を振って語ってもらう企画。
北海道の下半分がフランスだと思っている小林がまともな事を言う訳もなく、今回も美麗な写真と壮絶なボケと無知が綯い交ぜに。
観光名所に関心がないと語る小林。 ベタなものは好きだと思っていたので、これは意外だし面白い。
フランスと言う国が小林の目にどう映るのか、興味深い。
フランスと言えば、暴れっぷりの良い国民性で知られる。 対外的な戦争は弱いが、革命はお手の物。
その時期に合わせてゼネストとか、糞尿撒き散らす農民デモとか、パリ・コミューンとかマクドナルド排斥とか、フランス人民の奮起に期待したい。
次回更新はこの続き。 6/25予定との事。
土曜は所沢でセパ交流戦の西武対広島、日曜は浦和でイースタンのロッテ対西武を観戦。 試合についてはさておき、日曜の浦和での話。
マリンスタジアムの阪神戦うっちゃらかして三塁側内野自由席で見ていたコアなロッテファンの会話が面白かった。
スポーツ新聞を見ながら
「『関係者からシュートの投げ方についてアドバイスを頂いた』って書いてあるけど、シュートの投げ方まで踏み込んで語れる人ってさぁ、あの人だよねぇ」
「あの人ってまさか、『今日も頑張りましょう!』の?」
「そうだよ、俺たち三人が目が合った瞬間『お疲れ様です!』って直立不動で挨拶したあの人しか居ないよ!!」
千葉テレビの野球解説でお馴染み、クラさん(倉持明)の話題であった。
東京の連中はさておき、名古屋から数合わせとは言え二人連れてくるところがどうかしている。
栄の町を歩けなくなるではないか。
倉持明日香が選ばれなくて本当に良かった。
まぁ仮に選ばれていたとしてもクラさんは
「ハードラックですね。」
で済ませるような氣もするが。
交流戦は演出も派手で、それなりに締まったゲーム展開で且つ質の高いプレーでもあり、見応えは有った(負けたけれど)。
それでも交流戦よりもイースタンの試合の方が見ていて楽しめた。
距離の近さ、視点の低さ、拙さはあるがひたむきなプレー、ふらりと行って見られる気楽さ。
かつてのAKB48劇場にもそう言う物があり、それを見に通っていた訳だ。
身の回りの連中が週末名古屋詣でを始め、研究生公演を選って見に行っている理由が奈辺にあるのか、何となく解ったような気がした。
16×2=32 では、どうも余りすぎる。
選抜常連が半分も入っていないところが私の趣味嗜好が世間とずれているのを現している。
AKBよりSKEの方が能力値が高いとは必ずしも思わないのだけれど、SKEの方が見ていてより幸せな気分な気分になるのは、古株と若手の技量の差とか、数合わせのチーム編成とか、傷病兵多発とか、忙しすぎてうろ覚えとか、「あぁ、今日は流してやる日か」とか、客に媚びすぎるとか、AKBの方に膨張した上に租借地だらけの清朝末期の中国みたいな統制の取れない状態に有る事から来るマイナス要因が多すぎるのだと思う。
8期研究生が劇場での発表では14人だったのがテレビでは13人に減り、報道されてみたら更に減って5人になっていたり。 相変わらずと言えば相変わらずだが、お粗末極まりない。
チームKの連中に関しては、「あぁ、今日は流してやる日か」なんてのは見たことが無いし、客の無作法以外では幻滅した事は無い。 あったとしたら「なちのん」の漫才の根多が自虐と客弄りに走りすぎた時くらいか。
念の為追記。
まぁ確かに千秋楽とか誰か辞めるなんて日にゃのっけから泣きっぱなしで糞の役にも立たないし、代役で普段と違うことも演るとか、ソロダンスがあるとか、そう言う日の小林のダメさ加減たるや破滅的ではあるんですが、あれは「やらない」じゃなくて「出来ない」ので、流しているというより流されていると言う感じだと思います。
そもそも目に見える形で手なんざ抜いたら、劇場から生きて帰れないのがチームKです。
メール予約は全滅に近かったが、かろうじて日曜のマチネは望みのあるキャンセル待ちが来た。
チケットは抽選枠内で買えたが、抽選入場の籤運は最悪に近く、立ち見二列目。 それでも周りが平和な人たちだったので、ストレス無く観覧できた。
チャイムが鳴って影アナ。 担当は桑原みずき。
チャイムが鳴るや拍手が起きていたので驚く。 客がすれちゃって影アナなんざ聞いちゃいないAKBに慣れてしまっていたので、これは新鮮だった。
土佐っぽの桑原。 無理に標準語を喋らず、土佐標準語で通す姿勢が潔い。
「僕らの風」
オーバーチュアで幕が開き、タンバリンを手に持って歌う曲からスタート。
髪を伸ばした中西が、とりあへず見た目は違和感無く女の子になっていた。
「別に隠して無いですよー」と言う感じで、前髪に分け目を付けて額をチラリと見せる松井R。 しかしその前髪は、強固にかためられて如何に激しく動こうとも微動だにしない。
松井Jは文句の付けようの無い出来。 エースの貫禄。
頑張りすぎて怪我をしないようにお願いしたい。
「マンゴー NO2」
中西のスカートの翻し方が物凄い。 スカートの端を握って振り回している。 スカートの中身まで含めて衣装と言うことなのだろう。
「手をつなぎながら」
「チャイムはLOVE SONG」
三曲目で衣装が変わり、四曲目は二人の松井が歌い出し。
見た目も動きも歌も、全てにおいて説得力のある柱が二本あるので、安心してみていられる。
正直申し上げて、松井Jが此処まで良いとは思わなかった。
四曲終わって自己紹介。 一人ひとり根多を仕込んで作りこんで来ていて、長い。 チームKの初期の自棄に必死な感じの自己紹介を思い出した。
長く見て来ている客は既に飽きた向きもあるようだが、森と平松が面白かった。
新海の声が凄いというのは話に聞いていたが、予想以上の奇声。 蚊の羽音を合成したような、何とも言えない声。 これは生で見て聞かないと判らない。
高田志織は、見かけは美少女だが目を閉じて声だけ聞くと姉(元チームKの高田彩奈)にそっくり。
勢い込んで喋って勢い余ってしどろもどろになるところもそっくり。
おいしいものを食べ過ぎないようにしていただきたい。
高井つき奈は切れ長の目と垂れ眉が誰かに似ているような気がしたが、柳家金語楼だった。 くるくる変わる表情も含めての印象。
とりたてて特徴のある顔ではなく、クラスでも五番目くらいの可愛さであろうと思われるが、移ろう表情の中に見るものをぐっと掴む一瞬がある。 これは拾い物だと思う。 人気が有るのも頷ける。
「Glory days」
「この胸のバーコード」
中西と並んでも遜色無い松井J。 出口は今風の歌い方ではないが、安定した歌唱。 聴かせる曲もあるのがこのセットリストの素晴らしいところ。
「ウィンブルドンへ連れて行って」
妙に惹かれるアレンジだと思ったら、やはり樫原信彦氏の手による編曲であった。
高井つき奈は好みの顔と言うわけではなく、メモにも割と酷いこと(「高井=プアマンズしほの涼」とか)が書いてあるのだけれど、舞台の上にいると目で追ってしまう。
何かがあるのだと思う。
「雨のピアニスト」
松井Rは細いのだけれど、挙措に色気と気品があり、こちらも納得の大黒柱。
ユニットではこの曲が一番盛り上がっていたが、これは曲の良し悪しや盛り上がりやすさではなく、松井Rが歌っていると言う事の影響が大きい。
「チョコの行方」
じたばたする平松が面白い。 曲のあとの間繋ぎも、このユニットの四人で担当。 ゆとり教育の副産物を相手に何とかまとめようとアタフタする平田も良い味。
「Innocence」
「ロマンスロケット」
「恋の傾向と対策」
聴かせる曲あり、中華風あり、ロボットダンスありと、一曲ごとに見せ方を変えてくる演出の妙。
松下と出口(・・・と小野?)の歌の上手い連中が芯になって歌いつつ、途中から松井も前に出てくるなど、見せ所聴かせ所の配分が上手い。
出口にしろ松下にしろ中西にしろ、これまでのAKBの流れの中では労多くして報いられるところの少なかった下支え要員にも、それぞれに見せ場が与えられているので、誰のファンであっても心を痛めずに楽しんで帰れる。
これと真逆の「会いたかった」公演をチームKIIでやるわけで、さて人員配置をどうするのか楽しみでもあり不安でもある。
三曲終わって、高田主導の間繋ぎ。 顔が見えないと喋り方は「あの高田」そのままなので、実に懐かしい。
名古屋にいると判らないが、東京に来ると自分たちが名古屋弁であることに気付く(「高田曰く、「私たち訛ってる!!」)と言う話から、東京に来て「東京だなぁ」と思うことについて侃々諤々。
高知からすると、どちらもビルだらけで名古屋も東京も変わらない・・・と土佐っぽの桑原。
「地下に電車が通っちゅう!!」「高知には汽車しか無い。」
このまますれないでいただきたい。
面子入れ替わって、森主導で「外来語禁止ゲーム」。
外来語を使わずに好きなお菓子について語ると言う趣向だったが、真っ先に森が外来語を口走ってしまう。
「グミ!!」と言ってしまったのを力技で誤魔化して、「砂糖のかたまり」(←どんなお菓子だ!)
チョコボールを上手く説明できずに「玉」と表現する平松。
「玉が好き!!」
その場に居たメンバーは誰一人赤面したり茶化したりせずそのまま話を進めていたが、あまりにスレて居ないので驚いた。
結局、どんな味が有るのかと訊かれて「バナナ」と言ってしまった平松が罰ゲームの「エア、グルメレポート。
好きなお菓子を食べた事にして味を説明。 ぐだぐだで終了
「大好き」
最後に全員揃って歌って本編は終了。
アンコールの発動を巡るヘゲモニーの奪い合いもまだ牧歌的。 客もまだスレていないようだ。
「ロープの友情」
「火曜日の夜、水曜日の朝」
軍服風の衣装で二曲。
「ロープの友情」はこのチームのアンセムとなっていくのだろう。
「遠くにいても」
小野(・・・だったと思う)が〆の挨拶をして、最後の最後の曲へ。
あたたかい気持ちで終演。
最後の手繋ぎ挨拶の遣り方が、AKBとは微妙に違うのもまた興味深かった。
上手いこと二周しようと目論む奴とか、例によって醜悪な光景も見られたが、さしたる混乱も無く終了。
舞台の前にテーブルをしつらえて、劇場の中でのハイタッチ。
初期のAKB48の楽しみの多くは、公演そのものだけでなく、同じ公演を見た知己と飯を食いながらああでもないこうでもないと話し、帰宅して日記なりブログなりを書く中で、二度三度咀嚼することによる部分にあった。
近年はホールコンサートなどを除けば知己と同じ公演を見ることなど絶無と言って良く、違った視点からの切り口を公演の記憶が鮮明なうちに聞くことが出来なくなり、勢い自分の視点も固定された物になりがちになる。
今日は久し振りに同じ公演を見た知己と話す機会が有り、公演その物の話から談論風発。 AKBやSKEについての様々な話題で時を過ごす事が出來た。
SKEが面白いのは、まだそう言う事をやっていられる余裕が持てるからだと思う。
採ったメモからいくつか雑感など。
出口と松下のメインボーカルで聴かせる曲。 小野も下手ではないのだけれど、この二人に混じると引き立て役に成ってしまう。 それだけあの二人が凄い。
今日は鼻の奥がツンとする瞬間が何度かあったのだけれど、この曲の出だしを聴いた時も嬉しいような悲しいような、楽しいようなやるせないような複雑な感情に襲われた。
先ず頭に浮かんだのは、戸島にこう言う曲を宛がって欲しかったと言う事。 大江にしても星野にしても折井にしてもそうだが、AKB4では聴かせる歌を唄える連中が、きっちり動ける連中が、並び大名みたいな扱いをされ続けた(され続けている。)
歌を聴かせるこの曲では出口と松下だが、激しいダンスを見せる曲では、中西が良い位置に居る。
これまで報いられるところの少なかった連中にも、納得の行く形と量の見せ場が与えられていたのは嬉しくもあり、報いられるところの少ないまま辞めていった連中の事を思うと悲しくもあり、何とも複雑な気分ではあるが、SKEにはこのやり方を続けて欲しいと思う。
才槌頭に切れ長の目、垂れた眉。 ぱっと見た感じは取り立てて可愛いとも思えないのだけれど、妙に目を惹く。
歌が特に上手い訳でも動きに切れがある訳でもないのだけれど、川本喜八郎の造る人形のように良く動く眉が上下し、その角度を変える度に、表情が移ろい何かを放射する。
その「何か」を確める為に目で追ってみても、凝視している間はその「何か」を見ることが出来ない。
「可愛い」と言うのは可視的なものだとこれ迄考えていたのだけれど、どうやらそうではなかったようだ。
もしかするとそれは不可視で捉え様の無い、エーテルのような物なのかもしれない。
高井つき奈を見ていて、そんな事を考えた。
髪を伸ばして、見た目は女の子らしくなっていた中西は、切れは良いが味わいと言う点では物足りなさも有った、ビールに例えるとスーパードライのような動きにも女性らしい柔らかさと艶かしさが加わり、ベルビュークリークのように時に甘酸っぱく時に苦く、より複雑な表現が出来るようになっていた。
抑えた動きの中でも、表情や仕草で何かを伝えられるようになったのが大きい。
先日のDVD発売イベントの模様を、客は目にする事の出来ない取材タイム中心に。
先ず、囲み取材から。 真ん中に北川がいる絵面が汚いがまぁ仕方が無い。
小林は取材でもいつもの小林。 小林のあまりの小林らしい受け答えに記者・ライター各位が大笑い(ついでに小林も大笑い)している図が珍しい。
そしてイベント本編へ。 大入りの会場に呼び込まれた小林が満面の笑みで走りこんでくる写真から。
「これなら1人で公演できますね〜(嬉)!!!!」
小林、ぬか喜びの図。
ひまわり2ndの頃だったか、楽屋で元気の無いメンバーのために一と公演分歌って踊ったなんて話を思い出した。
こうしてイベント中の写真を見ると、小林が活き活きしているのに気付く。
これが初対面の相手にもコンスタントに出せると強いと思うのだが。
とまれ、楽しいイベントであった。
次回更新は6/11予定との事。
前回に引き続きDVDの販売促進について考える。
写真は小林らしからぬハズレなしのカットが並ぶが、販促について考えたり、18歳になっての抱負などを考えさせると中身は変わっていない。
この中身の面白さをコンスタントに出せれば強いのだが、アウェーになった時に上手く出せないのが勿体無い。
それでも大昔にNACK5に出た際のガチガチっぷりを考えれば、大分良くなって来てはいる。
劇場に来た事が無い・来られない人にとっては、小林の小林っぷりを知る良い教材になると思う。
秋葉原駅前、アソビットゲームシティにて、表題のイベントを観覧。
入場待ちの並びで階段を上っていくと、三階のDVD売場ではキャンセル待ちの受付をしていた。 結局会場は大入り。
撮影タイムがあったのも影響していたと思うが、裏では劇場公演も第二劇場のお披露目もあり、川崎希のブランドのイベントもあり、名古屋でもいろいろ有る上に天気は大荒れ。
それでも満員になったのに驚きつつ納得。 AKB48が売れてきた事を肌で感じる。
まずは司会の編集氏が登場して注意事項などの後、小林を呼び込み。 小林は客の入りに驚きつつも嬉しそう。
まずはDVDの裏話などをサラッと。 そこから先日別の仕事でグアムへ行った話など。
小林に喋らせる前に一々絵で描かせてみる趣向が面白い。
「昔からグラビアやりたかったんですよねぇ?」なんて振りから、グラビアをやりたいと言っても年齢が低すぎると言われて却下され、それでもマネージャーの訴え続けたら、ワニブックスの仕事の中でやらせて貰う機会が来たなんて話を。 そこから更に講談社のグラビアの話が来て、グアムへ行ったとのこと。
骨盤が広いのでお尻が大きく見えやすいのだけれど、お尻を褒められることが多いので、それを売りにしていきたい・・・と小林。
「天使のお尻」と言うキャッチフレーズを定着させるべく、自分からあちこちで言ったり書いたりしているとのこと。
「前からじゃなくて後ろからの方が可愛い」と言われるなんて話もしていたが、確かに小林の美点はウエストから下の躯の線の美しさに有ると思う。 足も長い。
自棄糞に高いヒールの靴を履いていたが、小林くらい足が長いと体型の補正以上の効果が有り、スカートの丈が短かった事もあってかなりの眼福。
質問コーナーでは、ただ質問に答えるだけでなく、そこから話を広げてしっかり話せていた。
総選挙へ向けての意気込みを訊かれると、「軽蔑していた愛情」以来ご無沙汰なので、そろそろ選抜に戻りたいと言いつつ、選ばれないのは何かが足りないのだと思うので、色々なものを吸収して待ちたいと話す小林。
これは要するに「人事を尽くして天命を待つ」と言うことであるのだけれど、ただ慣用句を引くのではなく、その解に自分の力で辿り着くのが小林の小林たる所以。
AKB48には可愛いメンバーが沢山居るので、仕草や立ち居振る舞いを観察して真似するようにしているなんて話も。
小野を見ていたが、あれの真似は無理だと悟り、最近は秋元をよく見ているとの事。
「秋元さんは可愛いと言う感じではないような・・・」との疑義も呈されたが、「綺麗だし礼儀正しい」のでその辺りを真似しようとしているらしい。
奇異な言動からアンポンタンに見られがちな小林だが、よくよく聞いてみると自分の頭できちんと考えて答えを見つけだしている事が多い。
最後に「今の気持ちを川柳で」と司会に乞われて一句。
「これからも たくさんの人を ハッピーに」
握手会で終了。
水着イメージ映像とインタビューなどを交互に重ねたミルフィーユのような構成。
世界地図を描かせたり、算数をやらせたりすると、小林の物知らずでお勉強が出来ない部分が出てくるが、その度に水着映像で口直し。
テニスをやらせてみる → ヒドイ出来 → テニスウエアから脱衣で水着
黒板に書いた計算問題を解かせる → ヒドイ出来 → 制服から脱衣で水着
・・・ってな感じで、緊張と緩和を繰り返して飽きさせない作りになっている。
テニスに関しては「破壊テニス」と銘打たれていて、どう言うことかと思ったら、アンダースローでスタッフから投げられたボールをフルスイングで打ち返しており、軟式のスイングで打っているので全てホームランになってスタジオの壁に大穴を開けていた。 こう言うところで手加減出来ないのも小林らしい。
渡された地図とヒントを元にスタジオ近辺を探検する部分。
最後のチェックポイントのお地蔵様で、証拠写真を撮る前にきちんと手を合わせて頭を垂れる小林。 ただのアンポンタンではない、古風で礼儀正しい部分が期せずして出ていた。
宇宙の絵を描かされると、日清食品のコマーシャルに影響された・・・と言うかコマーシャルそのままの「宇宙人がカップ麺を食べにやって来る」設定で絵を描いてやがったのだけれど、その中に関係ない人が一人。
これは撮影時に雲行きを見てカメラマンに伝える天気読みスタッフの事で、小林はこれを宇宙と交信しているのだと考えて、些か度を超した興奮の体で熱く語る。
曰く、「人間って未来が見えないじゃないですか、あの人には見えてるんですよ、三分後の未来とか五分後の未来とかが!!」
面白い。
最後に撮影の感想などを話しつつ、「買ってくれた皆さんへメッセージを」と促されると、やおら正座し直して三つ指ついてご挨拶。
「この度、DVDを買っていただきまして、誠に有り難うございます。 本当に、皆さんのおかげで、ダウンロード写真集1000部行ってからこうして沢山の事に巡り会えたと思います。 本当に、皆さんに感謝しています。 これからもどんどん向上心を得て、沢山の人と関わり合って、沢山の事にチャレンジしたいと思いますので、是非皆さん、その眼差しで小林香菜のことをどうか見守ってやって下さい」
深々と一礼。
気持ちよく見終えることが出来た。
小林は胸のボリュームに関しては十人並みだが、全く無い訳ではないのでそれなりにビキニ映えはするし、ウエストから下の線は非常に美しく、肉の付き方も頃合い。
最初の頃のマッチ棒みたいな体型から較べると、全身に歌って踊る筋肉が付いているが、その周りに適度に脂肪が付いているので厳つい感じもしない。
良い時期にグラビアを始められたと思う。 2作目以降にも期待したい。
浜松町の駅から東京タワーまでの道のりは、だらだらとした上りに成っている。 10分少々ではあるが、着いた頃にはじっとり汗ばむ陽気。 夏だ。
妙に目当てで来ている客が多いと思ったら、今日でNight View DJが300回とのこと。
原稿を読むのに慣れて来たのか、下読みをしっかりしているのか、まだ「語るが如く」と迄は行かないが大分滑らかに読めるようにはなって来た。
「『梅田さん、こんにちは』、"こんばんわ"ですよォ」
とメッセージを読みながら細かいツッコミを入れたりしつつ進行。
ミズノ氏に急に話を振ったり、自由にやらせてもらっており、梅田の特性が引き出されている。
ジュークボックスリクエストは19:45頃に〆切り。
先週あたりよりは平和裏に。
リクエストでは色々な曲が掛かるのだけれど、曲ごとに梅田の反応が違っていて面白い。
BUMP OF CHICKENは好きらしく、進行表にペンを入れながら細かく激しく動いていた。
300回記念と言う事で、Night View DJの歴史を当時の世相などを織り込みつつ振り返る。
2003年の初代は鮎河ナオミから、杉浦美帆、小林さくら、遥香と続き、昨年が折井あゆみ。
「おりみ・・・」、よりによって折井の名前で噛んで、流石にバツの悪そうな梅田。
6/1の19:00から、大展望台の天の川イルミネーションの点灯式が有るとの告知。
東京タワーイメージガールである梅田は浴衣で出演。 フットタウンの三階にカフェを出しているマザー牧場のイメージガールである近野莉菜も来ると言う事で、チームKの客が大挙押し寄せるのではないかと思われる。
チームKの客は、盛り上がるところでパッと盛り上げられる瞬発力や纏まりはある反面、内輪だけで完結してしまって周りを見ない部分が有る。
チームKの連中がチームA公演に客演で出た時の馬鹿騒ぎのように客同士の軋轢だけで済めばよいが、一般客に迷惑が掛かるような振る舞いは無しでお願いしたい。
今夜もステージ寄りの通路部分に屯して、自分達から後ろにも客が居る事を顧慮しない輩が散見された。
ミズノ氏が前振りをしていた出銭ランドの花火は、強風の為か上がらず。
上がる日は20:35頃、貿易センタービルの横合いに見える。
カフェ・ラ・トゥールから一品頼むコーナーでは、珍しく悩んでいた。
「ソフトクリームに目が行ってしまう」と話す梅田にダイエット中じゃなかったのかと突っ込むミズノ氏。
今日はお昼におやつを食べてしまったのだそうな。 そんな訳で今週もウーロン茶を注文。
ちなみに食べたおやつと言うのが「たけのこの里」
このあたり梅田らしいと言うか、何と言うか。
今回は月末に出るイメージDVDの販売促進についてのお話し。
販売促進はさておき、・・・いやさておけないんですがそれはそれとして
小林が小林なのにちゃんと可愛く撮れていて驚く。 澄ました顔も笑った顔も水準以上。
タクシーの運転手に職業を訊かれて「アイドルです」と答えても信じてもらえそうな美少女振り。 思わず恋に落ちてしまいそうに成るが何とか踏み止まる。
小林が小林で無い何かに成ってしまったのではないかと、食べかけの食い物を押し付けて反応を見たくなる大島優子の心持ちも判らないでもないが、小林が語る販売促進案の内容を読むと本質的な部分は変わっていないようで、大島優子ともども安心する。
とりあへず、5/31の18:00からイベントをやる事だけは決定した由。 詳細は近日発表との事。
具体的なイベント告知は無いに等しいのに、小林が妙に可愛く撮れていただけで何となく得をしたような気分に成ってしまうから不思議だ。
次回更新は5/28予定の事。
元チームKの今井のブログが、今井の誕生日である4/18に誕生日にまつわる話で更新されて以来、今日に到るまで放置されたままになっている。
AKB48を離れた人々の中では、諸事情で開設早々閉鎖の止む無きに到った向きを除けば、こうして実質休止になるのは初めてのケースだと思う。
何がどうなっているのか知る由も無いが、それまでの事務所を離れて手探りで活動して行く日々を書く事も出来るし、私人として生活にまつわる諸々について書く事も出来る訳で、何がどうなったにしても、閉めるでもなく書くでもなく放置すると言うのはあまりよろしくない。
コメントを付けて行く読者だけが読者ではなく、色々な人が心配をしながら読んでいる。
日付は変わってしまったが、自戒の為にそのまま書く事にする。
今夜はチームK公演であり、その中で小林の生誕イベントがあった事を今知った。
身のこなしから物事への取り組み方から様々な面で大人になりつつあるの小林が節目の歳を迎えた事を、とりあへずお祝いする次第。
これまでは気になるメンバーの誕生日や直近の公演には、入れないまでも劇場までは行っていたのだけれど、今日は完全に忘れていた。
忘れていたのは小林の誕生日ではなく、AKB48が劇場で公演を打っていると言う事。
そこまで醒めてしまっていたのかと、我ながら驚いている。
そして驚いている事を驚いているうちに記録する為に、こうして驚きながらこれを書いている。
梅田のNight View DJ。 梅田は回を追うごとに良くなっているが、客の振る舞いはそれと反比例して醜悪になりつつある。
リクエストのコーナーが設置されると、我先にリクエストカードを取って行くのだけれど、リクエスト用の番号が載った曲一覧の冊子を手に取った人がいざリクエストを書こうとすると、カードも鉛筆も陰も形も無く消えうせている。
AKB48の客同士の足の引っ張り合いならまだ洒落になるが、一般のお客さんが居る場所でこれをやっては洒落にならない。
終演となるや、我先にエレベーター乗り場へ殺到して、お見送りの場所取り。 あれだけ近くで見られるのだから、そうガツガツしなくても良いと思うのだけれど、欲望は尽きない。
こう言う醜態は、巡りめぐって自分達の首を締める事になるのだけれど、いざ締まる段にならないと、相変わらず判らないらしい。
まぁ、公演はここ何ヶ月か見ていないわけですが、歳相応の成長と言うのもあるでしょうし、あれで高校にはちゃんと通うという粘り強さもあり、何かが変わってきているのだと思います。
だから食べかけの食い物を押し付けられたり、それを貰って喜んで「変わってなくて良かった」と安心されたり、安心されて喜んだりって事になる訳ですが。
DVD、買ってください。 お願いします。
先日の「ウィッチテイル 見習い魔女と7人の姫」トークイベントの我々客は見られない裏側が見られる特別編。
客は撮影禁止だし、ゲーム雑誌やゲーム系ニュースサイトはゲームの紹介が主になる訳で、小林に焦点を当てて撮った写真は嬉しい。
直前までのほほんとチョコレートを食べて居たりする緊張感の無い楽屋風景なんかも有りつつ。
「チームK公演の裏なのに、割と客入ってますよ」的な会場写真も有るが、自己主張の強いもみ上げが有る人が認識できるくらいで、人定し難いように撮ってくれているのは有り難い。
囲み取材の写真では、「傘を持ったポーズ」ではなく「傘を差した格好」で立つ小林。
傘は雨を避けるための道具であると言う本来の目的に忠実な小林の馬鹿正直さが微笑ましい。
チョコレートを食べる写真もそうだが、楽屋でのアッケラカーのカーな表情が多く捉えられていて、この辺りは好事家向け。
もっともらしい顔で立つ小林の写真で次回へ。
前回に引き続いて「ウィッチテイル 見習い魔女と7人の姫」トークイベント。
囲み取材に便乗した小林コスプレ撮影会。
小林の割に可愛く撮られてはいるのだけれど、何か一と味足りない→役に成り切っていない・・・と言う事で、「ツンデレ魔女のリデルちゃんに成り切れ」と指令が下るも、あからさまに厭そうな小林。
小林が顎を突き出して尊大な表情をすると、それはもう小面憎いのだけれど、そこはそれ綺麗に撮れている。
最後はリデルの科白から「私は香菜、世界一〜になる予定の〜よ!」の「〜」を埋めさせて〆。
オチはワニブックスモバイルでご確認を。
次回は5/25発売のイメージDVDをどう売るかのココロ。
「まぁ売れなきゃ困りますね」で5/22更新(多分)。
ほぼ定刻にスタート。
今日の梅田は大人っぽく髪を下ろして、白いティーシャツに黒のジャケット。
ジュークボックスリクエストは回を追うごとに集まりが良くなり、今日もあっという間に締め切り。
ただ少々大人気ないと言うか、子供染みた真似をする向きも有り、折井の時のように、またぞろ贔屓の引き倒しになりそうな火種が。
お知らせなどの定型分は、慣れて来た様で自然な語り口に。
お勉強が出来る方向での頭の良さは感じられないが、頭は常に回転していて切り返しは速い。 拾ってくれる人、返してくれる人、フォローしてくれる人がいるので、これが個性として生きているが、先々を考えると自己完結させる話術が求められてくると思う。
梅田の面白いのはリクエストに添えられたメッセージの読み方。
一と通り読んでから反応するのではなく、読んでいる途中で合いの手を入れ始める。
「『梅ちゃんは東京タワーパフェを知ってますか?』、知ってますよ!イメージガールだもん!!」
でも食べた事は無いらしいのだけれどそれはさておき、ざっかけない読み方が楽しい。
カフェ・ラ・トゥールから一品頼むコーナーでは、ダイエット中との事で今週もウーロン茶。
ミズノ氏にどんなダイエットをしているのかと訊かれ、
「一と口で百回くらい噛む。 おなか一杯になります。」
しかし「ボーナスでないよ、トホホ」的なメッセージから自分にご褒美をあげようと言う話になると
「頑張った時は、いくらでも食べちゃいます。」
おいおいダイエットはどうしたと言うツッコミか入ったり、梅田がしどろもどろになったり。
梅田の可愛げのある部分が引き出されて、折井の時とはまた違った楽しさが醸し出されつつある。
終演後、梅田目当ての客の大移動が始まったと思ったら、エレベーター前でお見送りの場所取り。
エレベーターの係員が泡を食っていた。
この調子だとお見送りもへったくれも無くなるのは時間の問題だと思われる。
昨年一年は誌面を刷新しすぎて迷走した感も有ったが、正攻法で作った前号が売れたので、無事6月号が出た。
前田敦子 (photo=kojoro hosoi) 表紙+10P
表紙と巻頭グラビアは、AKB48の顔であるところの前田敦子。
前田はツボに嵌ると凄いのだけれど、割と可愛く見える角度は狭い(本人はその辺り良く判っていて、ブログの自分撮りの写真などは実に上手く撮れている。)
この号のグラビアはその角度を敢えて外した実験的なカットが多いが、ハズレ写真で見られる人類の進化の過程のどこかで撮ったような、百年の戀も一遍で醒めるような物は無く、服の裾の絡まり具合や手の置き場に工夫が有り、上手く仕上がっている。
面白いのはこのグラビアの写真を特大プリントにして販売すること。
以前、篠山が撮った写真をペラ紙にプリントして法外な値段で売ったことが(写真の師匠に「ありゃ酷でぇ」と言ったらカラカラ笑って「それは篠山さん一流の洒落ですよ」なるほどそうなのかもしれない)有ったが、あれとは違って印画紙へのプリント。
アップトゥボーイは印刷も紙も良い方だと思うが、それでもプリントそのものよりは落ちるので、前田ファンは「これは!」と思うカットが有ったら買って置いた方が良い。
AKB48初期の初期に売っていたポスターでも5000円からした訳で、アレに較べりゃ十分安い。
私の好みは8カット目。 この角度から前田を撮って成功した写真は少ないと思う。
真野恵里菜 (photo=kouki nishida) 10P
西田幸樹と真野恵里菜の相性も良いが、東急沿線風景と真野恵里菜の相性も良く、今回も良く撮れている。
ヘッドフォンを付けて首を傾げる写真が良い。 堤中納言物語の虫愛づる姫君のように、耳はさみをした髪型も可憐。
足立梨花 (photo=takeo DEC) 8P
蒲田の街と銭湯で、制服と私服とスクール水着。 煩悩少な目な小林幹幸の「スクールガール」的な物と、煩悩過多なお菓子系グラビアの隙間を衝いたようなグラビア。
足立梨花は表情の変化が少ないのだけれど、口の開き方閉じ方が多様。 口元のニュアンスで見せる写真が多い。
髪のあしらい方、ネクタイの締め方、ベストの着こなしetc... 細部まで目配り手配りが行き届いていて、それを感じさせない良い仕事。
鈴木愛理 (photo=shunsaku satoh) 9P
見開き2Pを使って横顔のアップから。 瞳の中に映り込む景色まで計算されている。
前の号では写真を詰め込み過ぎた感が有ったが、今回は判型の大きさを活かした構成。
瞳であったり、唇であったり、寄ったカットで見る者の視点を誘導するのが上手い。
平野綾 (photo=yoshinobu nemoto) 8P
声優として歌手として、売れに売れている平野綾が敢えて水着グラビア。 5月下旬発売の写真集からの先行公開。
何をどう売りたいのか良く判らないスペースクラフトのマネジメントが珍しく「吉」と出ている。
モノクロ読み物ページも面白いのだけれど、とりあへず後回しにしてグラビアから。
北原里英 (photo=tomoki qwajima) 5P
撮られる時にスイッチが入りにくい娘なのかもしれない。 申し訳無さそうな顔が半分くらい。
それでも初グラビアの時よりは良くなった。
扉とか3カット目なんかは、素材の良さが出て良い写真。 表情の種類の少なさは瑕だが、当りカットには引き込まれる。
顔とは対照的に、手の作る表情は多彩。 殆どの写真で、写り込んだ手が何かを語っている。
最後のカットの右手が良い。
AKB48 (高城亜樹、成瀬理沙、中田ちさと、仁藤萌乃) (photo=tomoki qwajima) 4P
シングル選抜にはなっていないが、これからのAKB48を担ってくれそうと言う括りでの4人。
それぞれアップで1ページ。 残りの3人が後に写りこむ構成。
アップの写真はそれぞれ上手く撮ってもらっている。
髪をショートにしてガラリ印象の変わった成瀬は、後に回っても良い表情。
撮られ慣れている所為か、手堅い中田。
高城はアップの澄まし顔と後に回った時のはしゃいだ表情で上手く変化を付けている。
仁藤は後に回った時に面白い顔に成り過ぎているが、アップはそれなりに。
小林香菜(photo=jun-ya kadoshima) 4P
小林が、ちゃんと撮って貰ったグラビアで4ページ7カット。
ゼンマイが切れたような呆けた表情も有るが、割と可愛く写っている。
3ページ目の、肩越しにカメラと向き合う写真が良い。
篠田麻里子 (photo=tomoki qwajima、yoshiro koga) 2P
二冊目の写真集から小さく5カット、インタビューで3カット。
専ら写真集の解説と宣伝に費やされた2ページ。
何と言うか、「キミかわいいね」
素面ではレビューも書き難い。
<つづく>
梅田が担当になってから初めての本格的な雨となった金曜。
三月までは金曜となると当たり前のように雨だった訳だが。
目当てで来ている客は今週も多く、東南面にズラリ窓際族。
秋元が代打で出た日に断線して点かなくなったON AIRランプは何時の間にか直っていた。
今日は何時もの梅田らしい、メンバーに駄目出しを喰らいそうな服装。
髪は高目の位置でポニーテールっぽく結んで、触覚2本。
リクエストは断続的に集まって、19:50頃〆切り。
梅田はマイクの使い方が上手くなり、曲間には微調整を試みたり。
役者として培った能力をNight View DJに活かしていた折井と較べると、喋り方そのものは未だ拙いが、背伸びして上手く読もうとせず、間違いの無いように丁寧にやっているので、聴き手に与える印象は悪くない。
外を見ていたスタッフが、ミズノ氏に手振りで何やら伝えていると思ったら、貿易センタービルの横合いに出銭ランドの花火が見えていた。
カフェ・ラ・トゥールから一品頼むコーナーでは、
「最近一寸おデブちゃんなので、今日は控え目に・・・」
とウーロン茶。
自作の曲のCDを預け、その曲をリクエストしてプロポーズする人(成功して拍手喝采)が居たり、今週も小さなドラマが其処此処に。
瓜屋の件の導入部で流されたビデオでAKB48を甲子園(全国高等学校野球大会)になぞらえるような表現が有ったが、高野連と言う腐った組織の横車で理不尽な制裁が課されるような部分はさておき、夢の入り口として並列に論じるのは乱暴な話であると私は思う。
野呂・奥・平嶋の何を比較するのか判りませんが、奥の首から上の完成度はAKB48でも一番ではないでしょうか、そこから下が高田化していたので驚いた訳ですが。
当り負けしないフィジカルの強さと言う点では野呂が一番でしょう。 装甲車並みの機動力のある重戦車。
声の存在感としては平嶋なっちゃんが一番だと思います。
何人かで歌うパートでも、居れば必ず聞き分けられます。
「ダンスやフォーメーションの高度化=質の高い公演」では無いと私は考えるのですが、チームKの場合は闇雲にその方向に進みすぎました。
AKB48劇場は舞台の床全面がセリになっていて、それが様々な演出を可能にしている訳ですが、床がぐらつくと言うデメリットもあります。
膝や腰に怪我を負うメンバーが多いのも、安定しない床で激しく動く事に依って関節に無理な負荷が掛かる事が原因の一つとして考えられます。
早く治って欲しいものであります。
日本一ソフトウェアが放つニンテンドーDS用RPGゲームソフト「ウィッチテイル 見習い魔女と7人の姫」の発売前トークイベントに何故か小林が呼ばれて
当日は小林さんからのスペシャルイベントも予定!
との事だったので、何がスペシャルなのか判らないが、とるものもとりあへず「ユーザー記者」なる枠に応募してみたところ、当選した旨メールが来た。
この度は「ウィッチテイル 見習い魔女と7人の姫」発売前トークイベント、
ユーザー記者にご当選致しましたことを連絡いたします。
誠におめでとうございます。
誠にありがとうございます。
ユーザー記者として前の方で座って見られる代わりに、義務が発生する
またイベント内で発表されました内容に関しては、
イベント後、必ずご自身の持つblogなどの媒体にてお書き込み下さい。
さて、何人書くだろうか。
しかし小林がこのゲームのイベントに呼ばれたカラクリが判らない。
世にアイドルがあまた居る中、AKB48だけ取ってみても百人から居る中で敢えて小林を選んだと言うのが謎。 何故、小林なのか。
確かに小林は魔法が使える(本人談)けれど、それが世間一般に知れ渡っている訳でもない。
入場受付をして籤を引くも、最後列の一番端。 全体を俯瞰するには丁度良い。
先ず、日本一ソフトウェア広報担当の猿橋氏、キャラクターデザインのタニエル女史、開発したヒットメーカーの北条氏が呼び込まれてゲームそのものの話から。
猿:「日本一ソフトウェアのサルハシと申します」
客:「ヨォッ!日本一!!」
と言う感じで和やかに進行。
プロモーション映像の上映から、パワーポイントで作成した資料でゲームの世界観やシステムの説明。
流石にパワーポイントの使い方は上手くて、ただの電気紙芝居にはなっていない。
このゲームの売りの一つが、タッチペンのみで操作するダイレクト感。 ペンでタッチしてスライドさせるだけでサクサクと進行するのがミソ。
スタイラスをカスタマイズすると、より快適なのではないかと思う。
ゲームの概要については
「ウィッチテイル 見習い魔女と7人の姫」スペシャルサイト
にてご確認を。
参考:「やり込み要素ももりだくさん! DS『ウィッチテイル』ロングインタビュー」
一通りゲームの説明が済んだところで、このゲームの主人公であるところの見習い魔女「リデル」のコスプレをした小林が登場。
衣装だけでなく、カツラまで原画通りに造り込まれており、非常に良い出来。
AKB48でもヲタ属性の強い連中なら狂喜しそうなところだが、そこは小林。 にこやかではあるが興奮する程ではなく。
スタイルだけは良い小林なので、良く似合ってはいた。
表情は少し硬いような気もしたが、受け答えは終始まともで、四次元的混沌を期待していた向きには拍子抜けだったが、三次元的には良い仕事をしていた。
参加者からの質問が幾つか。
「どれくらいプレイして、どの辺りまで行ったか」と言う質問には、「水色爆弾と言うのが出てくるんですが、そこまで」。
時間にして28時間と答えて客席が沸くと、
「スイマセン、一寸盛りました」
「自分以外のメンバーで魔法が使えそうなのは?」と言う質問には、奥真奈美。 「ハーフで整った顔立ちだから」と言う理由は良く判らないが、確かに魔法の一つくらいは使えるような気がしないでもない。
「魔法が使えたら何がしたいか」と言う質問の答えで、小林の片鱗が見られた。
曰く、「掛け算とか割り算とかが苦手なので、自分に魔法を掛けて一日だけでも優等生に成りたい。」
一日だけというのが切実なようでもあり、控え目なようでもあり、深く考えていないようでもあり、まともな受け答えに終始した中で唯一小林らしい答えであった。
小林は一旦引っ込んで、ほたてみわこさんによるテーマソングの披露。
殆どがアイドル方面からの客だったと見えて、知らない曲でもそれなりの盛り上がり。
最後に「大じゃんけん大会」。
キャラクターデザインのタニエル女史の色紙、小林のサイン入りチェキ(instax ワイド 200で撮ったものと思われる)、ほたてみわこさんのサイン色紙がセットで3名樣に。
代表してじゃんけんをした小林が出したのはチョキ→チョキ。 「馬鹿はパーから出す」の法則は当て嵌まらず、図らずも小林が只の馬鹿では無い事が照明された。
最後に北条氏からの挨拶が有って、イベントは終了。
一般客が退出してからプレスの囲み取材と撮影があったようだ。
_ ファミ通.comにて、当該イベントの記事掲載(5/2 追記)
「『ウィッチテイル』のトークイベントにAKB48の小林香菜がすっごいコスチュームで登場!
>テッドさん。
アゥェーに弱いと言う小林の悪い部分も出ましたが、メイクから何から決まっていて写真うつりは良かったと思われるので、そのあたりは救いでした。
人選の黒幕は司会の人なのではないかと、私は考えていますが、もはやどうでも良くなってきました。
これで仕事が続くと良いですね。
連休が始まっている人は始まっていると見えて、国内外からのお客様でごった返す東京タワー。
展望台の入場券売り場に列、エレベーター乗り場にも列。
途中のコンビニエンスストアで割引入場券を買っておいたので、エレベーター二回待ちのみでなんとか展望台へ。
梅田は珍しく女の子女の子した服装。 ヘアアイロンの調子が悪かったとかで、上げた髪型も珍しい。 前髪は触覚二本。
リクエストボックスが置かれるや否や人が群がり、19:40頃には早々と〆切り。
リクエストされる曲もメッセージの内容も上手くばらけ初めて、番組に幅が出てきた。
マイクと口との距離と方向、声の大きさ、喋るスピード、これらが安定して、耳に優しく。
ミズノ氏との呼吸も合ってきており、Cueが出てから喋りだすタイミングも取れてきつつある。
「梅田と居ると楽しい気分になる」と語るメンバーの心持ちも、なんとなく理解できる。
「番組中に口を付けている余裕は無いのだから、フロート系の飲み物を頼むのはヤメトケ」と、命令口調のメッセージに対し、「いつも持って帰って袖で飲んでいる」と抗弁し、断固拒否の姿勢を貫く梅田。
「絶対フロート頼んでやる!」
そんなこんなで、カフェ・ラ・トゥールから一品頼むコーナーでは、ココアフロートをオーダー。 今週もあっという間に届いていた。
曲が掛かっている間、ストローとスプーンを袋から出しておもむろにカップに挿し、ストローの袋を丁寧に畳み、かき混ぜてソフトクリームを溶かし、美味しそうに飲む梅田。
劇場公演で見る梅田は「カッコイイ」寄りの部分が多く出ているが、Night View DJの梅田は「カワイイ」寄りの部分が上手く出ている。
書道編の本編は先週で終了しており、今週は久し振りの間繋ぎ企画。
間繋ぎに成ると活き活きする小林。
クーポンマガジン「Hot Pepper」を偏愛する小林が、その魅力について熱く語り、関係者の証言からその常軌を逸した偏愛行動を検証する素晴らしい企画。
間繋ぎで終らせるには惜しい。
絵や文字を書かせると、三日目の鰯みたいな目になる事も有る小林が、活き活きと可愛いようなそうでないような顔で「Hot Pepper」の素晴らしさを力説。
驚くのは何処で配布されているかを纏めさせると、「渋谷」とか「上野」とか「六本木」とか「日比谷」とか、ほぼ正しい漢字を書いている。 「馬足馬横山」とか「東日本横」とか惜しいのも有る。
「Hot Pepper」で得た知識を生かしてAKB48メンバーとの飲食で幹事を務める事も多いと豪語。(但し、会計は秋元とか大島(優)とかの真人間に任せるらしい)
まぁ、兎に角得意な事と成ると水を得た魚の小林。 全篇非常に良い表情で写っている。
例によって総括の絵を描かせる訳だが、これのテキトーぶりがまた凄い。
最早「肉」の字すら書けず、「内」になっていてる。
次回更新は5/7。 事故が無ければ魔女ッ子小林登場とのこと。
いよいよ大詰め。 「花粉」の仕上げ・・・に掛かるも、シングルタスク小林に対するもぐら叩き的駄目出しが繰り返される。
「ま、こんな感じですかね〜」と、大人の判断で「今日はこれくらいで勘弁してやろう」的大団円かと思いきや、「このままだと、花粉しか書けない人になる!」と発奮した小林がもう一と文字「水」。
ささっと書いたらバランスは今一つだがパーツの一つ一つは割かし良く書けているし、筆遣いの豪快さは褒めてよい。
今後の展開の予定は未定らしいが、とりあへず4/30には更新予定と事。
ちなみに今号のアップトゥボーイ本誌には、小林のみずぎぐらびあが載っている。 月曜に購入予定。
影アナは高橋みなみ。 滑舌の悪さは相変わらずだが、落ち着いて喋れてはいたし、余計な小根多が入っていなかったのは良かった。
開演直前まで着席を促す場内アナウンス。 相変わらず仕切りは悪いが、なんとか開演。
ホネホネワルツ
小嶋、前田(敦)、篠田、大島(麻)
何を着てもお洒落に見えてしまう篠田。 共に肉感的でありつつ、身体の線の出方が微妙に異なる小嶋と大島(麻)。
最初期に似たような髪形をしていた頃に、見分け方が幾つか有ったのだけれど、「白くて柔らかそうなのか小島、黒くて硬そうなのが大島」なんてのが有ったのを思い出した。
ちなみに私は、「口が開いているほうが小嶋、口を閉じているのが大島」てな感じで見分けていた。
篠田がまだカフェに居た頃の話。
前田が楽しそうに歌って踊っていると言う図も、感慨深い。
転がる石になれ
チームK。
声帯ポリープ除去手術から間もない大島(優)とD-1グランプリイメージガールの仕事で九州に行っている梅田が休み。 チームKに正式加入した近野が入り、椎間板ヘルニアで加療中だった成瀬も、この曲を含め何曲かには出ていた。
元からそこにあったかのように、チームKのピースの一つに成っていた近野。
ただいま恋愛中
チームA。
あの頃から居た連中のほうが少ないので、良い悪いではなく、観ていてなんとなく居心地が悪い。
ワッショイB!
チームB
五十音順に並んでいたところに出来た穴に新加入した連中の名前を適当に埋め込んでいるので、並びに法則性が無くなり、一年経つか経たぬかのうちに最早別の曲になっている。
未だにチームBの新公演を観ていないのだけれど、片山のメイクの方向性がガラリ変わっていて驚き、指原に華があって驚く。
指原は背筋もしゃんとして立ち居振舞いも堂々と。 立場が人を作ると言う事か。
手をつなぎながら
チャイムはLOVE SONG
SKEが二曲。 非常に懐かしい感じ。
誰が誰やら殆ど見分けが付かないのだけれど、観ていてとても楽しい。
「20人も居たら見分けなんざつかねぇよ」なんて話していた「理屈抜きに楽しかったあの頃」を思い出す。
真ん中に居る二人の松井が堂々としているので、切羽詰った顔の連中が居ても安心しても観ていられる。
一人異彩を放つ中西。 今日も切れの有る動き。
精神的にゆとりが出来た所為か表情も柔らかくなり、髪も伸びてスカートに違和感が無くなっていた。
二曲演った後、SKEが残って間繋ぎと二期生の紹介。 12歳と21歳が多い。
懐かしい顔が有ったが、知らない名前になっていた。
6月から、SKEのチームSがAKB48劇場で「手をつなぎながら」公演を打つとの事。 またぞろプラチナチケットになるとは思うが、これは観てみたい。
黒い天使
高城、前田、藤江。
笑わない前田が良い。
無理に笑おうとして笑えずにいた頃の前田は見ていて辛かったが、表情を消して歌い踊る前田は絵になる。
コンパスのような藤江の脚。
天使のしっぽ
野口パートに柏木、多田、仲谷。
柏木を突っ込むとしたらここなのだろう。
仲谷はどんな曲に入っても、その曲の色に染まって同化する。 豆腐みたいな感じ。
これはこれで強みだと思う。
ウィンブルドンへ連れて行って
誰が誰やら判らないのだけれど、ひたすら楽しい。
ダンスインフレで観る側も演る側も疲れてしまう今のAKBには無いものが、ここには有る。
雨の動物園
シマウマに倉持、ラクダに近野。 残りはオリジナルキャスト。
思えばこの曲と、この曲の後の間繋ぎで小林の個性が花開いたのであった。
そのまま次の曲になってしまったが、この連中の破滅的な掛け合いを見たかった。
タネ
ノースリーブス(峯岸、小嶋、高橋)
この3人は安心して見ていられる。 高いレベルで均質。
曲の後に3人で間繋ぎ、ふてぶてしく可愛くない事を言い可愛くない振る舞いをする峯岸が可愛らしく見える瞬間が不意にやって来る。 嵌る人はこれに嵌るのだと思う。
初恋ダッシュ
やる気花火
渡り廊下走り隊(多田、渡辺、平嶋、仲川)
赤道直下マーシャル群島の酋長の娘みたいだった仲川が可憐に見える日が来るとは、お釈迦様でも知らぬ仏のお富さん。
渡り廊下走り隊をテレビで見た友人が「仲川ナントカちゃんが一番可愛かった」と話していて、「何を馬鹿な・・・」と内心思っていたが、馬鹿は私の方であった。
ケレン味の無い、常に正攻法の平嶋が清々しい。
回遊魚のキャパシティ
この曲の大島優子が凄いという話は聞いていたのだけれど、一回しか見ないうちに千秋楽。
その大島は今日も休演。
それでも欠けたピースの大きさを感じさせないチームKの相互扶助力。
女子高生はやめられない
チームB。
前述の通り、私のB4th公演の初日は未だ来ていないので、これが初見。
実年齢より老けて見える片山が誰かに似ているような気がして、考えながら双眼鏡で追う。(松居棒だった事に気付いて気分は急降下)
JK眠り姫
チームA。
若い連中が入って必死に歌い踊る中に、妙に手馴れた感じの板野が居ると、何だか頼もしく見える。
やる気が有るんだか無いんだか判りづらい表情だが、首から下を見ていると、やるべき仕事はきっちりこなしている。
梅田から「来週は別の仕事の為お休みします」と告知があったのだけれどAKB公式ブログには動きが無い。
東京タワーHPの最新情報の欄に秋元が代演する旨書かれていたので、とりあへず行ってみた。
秋元と言う事で混むだろうと踏んで早めに行くも、周知されていなかった事もあってか、目当てで着ていると思しき客は少な目。
入りが遅れたのか、10分押しでスタート。 開始直前に ON AIR ランプが断線するなど波乱含みで始まったが、トラブル等は無く。
少々早口で、声も上擦った感じがしないでもなかったが、終始にこやかに。
原稿の下読みまでは手が廻らなかったようで「語る」より「読む」に近くはあったが、座るや否や原稿にペン入れを始めるなど、喋る仕事をするにあたってやるべき事はやっており、肚も座っていて詰まったり取り乱したりする事も無かった。
初回にしては良く出来ていたと思う。
人前に出る仕事だと、気合を入れて格好良いに振りすぎてしまう事も多い秋元だが、今回はそれほどでもなく。
このくらいで良いと、私は思う。
合いの手が「はい」ばかりで
「はいはい」
「はいはいはい」
「はいはいはいはいはい」
ってな感じになってしまう所はご愛敬。
リクエストカードや、次に読む原稿が手元に届く度にペン入れをしていたのだけれど、ペンの握り方が所謂「ドラえもん」握りで、しっかりグーで握って立てて書く、シャープペンシルを使うとのべつ芯をへし折るような力強い書き方。
ペン入れそのものは、早くて的確。
抑えて喋ると色気の有る声なのだけれど、笑うと文字通りの呵々大笑。
喋りに緩急強弱がつきすぎるのは音響屋泣かせだが、そのあたりも秋元らしくあった。
リクエストに添えられたメッセージにつけるコメントもぶれない。
とって付けたような事を言ってお茶を濁したりはせず、丁寧に自分の言葉で話していた。
語るべき自分の言葉が有る強さ。
八時半過ぎに、ふと外を見ると貿易センタービルの左肩に出銭ランドの花火が見えた。
音の無い花火は、妙に淋しい。
カフェ・ラ・トゥールから一品頼むコーナー。
ここ1〜2週間クリームソーダが飲みたくて飲みたくて、クリームソーダ味の飴を買ってしまったくらいですと話すのが厨房に丸聞こえだったらしく、何時にもまして素早くデリバリー。
最後にミズノ氏から感想を訊かれた秋元は
「めっちゃ楽しかったです」
告知など普段は梅田が喋る部分も、秋元が切っ掛けを作って話を振られたミズノ氏が説明するようになっており、構成の巧みさにも助けられたが終始にこやかに明るく喋れていたと思う。
エレベーターを降りて外に出ると霧雨。
一昨日の晩、中で観ていた友人から終演後すぐにウナ電。
「早乙女辞めた〜。」
チームBから研究生に降格されていた早乙女が、18日の公演を最後にAKB48を辞めた由。
野中の生誕イベントの日に発表してその公演限りで辞めるという間の悪さと唐突さが、なんとも早乙女らしく思われた。
善意が裏目に出る事の多い劇場支配人の書く公式ブログは、待ってましたとばかりに終演直後に「早乙女卒業」のエントリを投稿。
偶々劇場に居たから早かったのかもしれないが、告知が後手に回る事が常態化している割に、今回の速すぎる対応には違和感が有った。
早乙女は自分でも言っていた通り優等生然としたところはあったが、その場で結論が出せる切れる脳味噌ではなく、じっくり考えて出した結論が正しい強い脳味噌だったように思う。
だから研究生を暫くやって考えてから出した「辞める」と言う決断は、多分正しい。
早乙女のような、じっくり考える事で正しい結論をだせる人間が、その場での判断力を求められるこの業界に於いて何に適性があるか、私には判らない。
しかし、その「強い頭」が役に立つ何かが、必ず有ると思う。 それを見つける為に、早乙女にはじっくり考えて欲しい。
そうやって考えて出した結論は、多分正しい。
梅田が担当になってから、3回目にして初めての雨。
またぞろ石原の道楽で始まった国際的茶番の招致活動の一環で、五輪色にライトアップされた東京タワー。 大展望台から上が雨に白く煙る。
一寸押してスタート。 今日の梅田はニット地のワンピース。 丈が短いので膝掛けを使用。
いつもとスタッフが違うので、撮影禁止の札が出ていなかったり、リクエストを書かせる机にリクエストカードだけが無かったり、少々段取りが悪かったが、進行そのものはつつがなく。
梅田は大分落ち着いたようで、定型文に関してはほぼつかえずに読めるようになってきた。 これがもう少し読み込んで語れるようになれば一人前。
リクエストはあっという間に集まり、八時前には〆切り。
内容は相変わらずAKB48にくっついた物が多いが、これはこれで良いのかも知れない。
梅田の客弄りの遣り方が、耳だけで聴いていても伝わるようなものに変わって来たので、話の内容が判らなくても、盛り上がりは伝わる。
私も笑ってしまったのだけれど、リクエストに添えられたメッセージに
「梅ちゃん、モバメを送ってください。」
ってのが有った。
「心に響きました。 10時までが更新時間なので、それまでに2通送ります」・・・と梅田は話していたが、果たしてどうなった出あろうか。
カフェ・ラ・トゥールから一品頼むコーナー。 全メニュー制覇を目論む梅田が頼んだのはクリームソーダ。 今日も音速デリバリー。
ここのクリームソーダは、アイスクリームではなくソフトクリームが浮かべられているのだけれど、その先端がピンと立った状態で運ばれてくるところからも、手際の良さが窺える。
梅田は頭の回転が速く、発想力・展開力は有るので、ゲストとの絡みでも話は膨らむのだけれど、それに語彙が追いつかず、聴く側に上手く伝わらないのが瑕。 それを愛敬のある語り口で相殺。
マイクと口との距離と向きであったり、座り方であったり、回を重ねるごとに修正してきている。
実作に入った前回の続き。
矢部先生のてきぱきした指導により、小林が小林なのに小林なりに筆で文字を書いている(それも漢字を!!)。
筆遣いは滅茶苦茶だが、チームKらしい力強い「花粉」の二文字。
ここから矢部先生は細部を詰めて行くような指導に移るのだが、そこは小林。 あちらを立てればこちらが立たずて、一箇所直ると他がおかしくなる。
それでも死んだ魚のような目にはならない今回の小林。 小林なりに手応えがあったのだろう。
AKB48に於ける小林は将に「愚公山を移す」で、反復に反復を重ねて公演の内容を身体に叩き込んで来た訳で、その場で字が上手くならなくても、上手くなる為の要点を聞き、それを基に反復練習すれば上達する事を、経験から知っているのだと思う。
(もしかすると、何も考えていないのかもしれないが)
しかしまぁ小林のシングルタスクっぷりは相変わらずで、サリバン先生並みの忍耐力と創意工夫がなければ小林に物事を教える事は出来ない。
(編集氏が右から左へツルリと抜けるシングルタスク小林のトコロテン式情報処理術を絵解きで説明。 これが実に判り易い。)
そんな小林を何とかしてしまう、矢部先生のコロンブスの卵式方法論が示される次回更新は4/26予定との事。
明晩は、梅田が担当するようになって3回目の Night View DJ。
折井の時とは明らかに変わっていて、良くなっていると思われるのは、目の前の客の扱い。
時折流れの中で客に話を振り、反応を見て話を進める。
折井が所謂「客弄り」をしなかったのは、折井本人の意思だったのか、客観情勢に鑑みての送り手側の判断だったのか、そのあたり定かでないが、集まる客の量と質(主に「質」)から見て出来る状況に無かった事は確かだ。
梅田に替わってからは、観覧マナーに於いて芳しからざる客は散見されるにしても、三月までは割と良く見られた目を覆いたくなるような愁嘆場は演じられていないし、演じる事になりそうな要因も今のところ見当たらない。
まぁ、その愁嘆場を乗り越える事で一年掛けて折井はしなやかに強く成った訳で、禍福は糾える縄と考えればデメリットであったとばかりも言えないのだけれど、見ていて気持ちの良い光景ではなかった。
閑話休題、梅田の話。
音だけで聞いている人に疎外を感じさせるような、目の前の客と直結した遣り取りの仕方には問題が有るとしても、客に話を振る事自体はアリだと思う。
客に話は振っても客には振り回されないで済ませているし、遣り様によっては展望台内全体での一体感を出すような持って行き方も出来る。
さて、明日はどうなりますか。
折井から梅田に替わった途端、二週連続で晴れの金曜。
ご成婚50周年記念と言う事で、夕方から消灯までダイヤモンドヴェールに輝く東京タワー。
19:30を廻ってスタート。 チームKの5th公演の初日を翌日に控えて、少々疲れた感じがしないでもなかったが、大過無く。
頭頂部のプリン面積が拡大していた。 帽子や髪型で誤魔化す工夫が欲しい。
リクエストを書く机の準備が出来るや人が群がり、あっという間にリクエストが集まって早々と19:40には締め切り。
今週は梅田目当てで来たと思われる客のリクエストも増えていた。 イベントの趣旨が浸透してきたのだと思うが、選曲に片寄りが見られるのとAKB48に絡めたネタが多いのが気に成った。
このイベントでは飽くまでも東京タワーイメージガールとしての梅田彩佳の仕事なので、梅田のファンならばそれを踏まえたものの書き様を考えた方が良い。
梅田が見られているのと同時に、梅田のファンの振る舞いも一般客から見られている。
折井の時のような贔屓の引き倒しは、もう見たくない。
梅田は二回目とあって多少落ち着いたようで、声のトーンも低く、喋るスピードも抑えられて来ている。
いつもは奥に入ったままである事が多いマネージャー氏が、遠くからでは有るが梅田の仕事振りを目と耳で確認していた。 やはり気に成るのだろう。
カフェ・ラ・トゥールから一品頼むコーナーでは、アイス黒糖ラテを注文。
喉が渇いていたのか終演までにあらかた飲み干していたが、口湿しの飲み物は別に持参したほうが良い。
ミズノ氏がボリウムを上げきる前に喋りだしたり、目の前の客を弄り過ぎたり、見られながら喋っている自覚に乏しかったり、難はまだあるけれど、折井とは違った梅田の色は出せて来ていると思う。
今週から新企画、小林が書道に挑戦。
小林が書道に挑戦と言うより、書家の矢部澄翔(やべ ちょうしょう)先生が小林の指導に挑戦と言った趣。
先ず、どんな言葉を書くか決めることに。
春なので、春にちなんだどこか行きたいところ・・・と言われても「ラウンドワン!!」と小林。
ラウンドワンが春に因んでいるかはさておき、小林の頭の中が常春であることは間違いない。
すったもんだ有りつつ、最終的に「花粉」になるのだけれど、その間の遣り取りがまた面白い。
勿論、小林が書いた「花粉」の文字は「花粉」の形から逸脱。
今回から写真の撮り方が少し変わって、小林のアップを多用しているのだけれど、コレがまた良い味。
pretty と言うより cute と言うより funny がぴったり来る小林の小林らしさが良く出ている。
次回更新は4/16予定とのこと。
家のものが大病を患ったり、そもそも私の可処分所得が少なかったりで、秋葉原方面とも疎遠になっているのだけれど、幸いにして無料で公開されているメンバー及びOGのブログが増えたので、それを読んで過ごしている。
現役メンバーのブログで面白いのは、ノースリーブスと渡り廊下走り隊。
特に小嶋の文章が突出して面白い。
前田敦子のブログは、前田の書く文章そのものもさる事ながら、「私服のとき」など前田の書いたものに影響されて他のメンバーが書く「元ネタ」の供給源としても面白い。
メンバーやOGのブログを読むと、偶に戸島花が出て来る。
戸島のやっているブログはドコモとauの機種限定サービスなので、頻繁に更新しているような話は聞きつつも見られないで居る。
断片的にでも戸島の生存情報が得られると言う点に於いても、有り難い。
閉鎖系コンテンツで本当に読みたい人「だけ」に読んで欲しいと言う意図も有るのだとは思うが、機種限定のコンテンツってのはいただけない。
戸島の書くものになら多少の出費は厭わないので、その辺りは何とかしていただきたい。
有り難いと言えば鈴木菜絵のブログ。
似たような意味合いで有り難い。
AKB48 チームKの千秋楽と被ったが、前々から予約していたので此方を優先。
THE KEEPERS の主催ライブは、いつも種々雑多な出演者か並ぶのだけれど、今回も各種取り揃えてのご提供。
出演順に、あっぷあっぷ / あけたま / Beer, Curry and Music! / -℃(レイカ) / 完熟娘。 / K3 / THE KEEPERS 。
例によって琴線に触れたり触れなかったりしたので、触れた部分のみ感想など。
あけたま
http://www.aketama.net/
声優系のユニットは苦手なのだけれど、これは私でも食べられる。
しっかり作りこまれていて、客との関係が適切。 客から自由だし、客に対しても自由。
写真はこちらに。
今回もそうだが、美弥乃静の写真だけ、何故かいつも歩留まりが悪い。 動きがシームレスで止まる瞬間を捉え難いからだと思う。
-℃(レイカ)
桜ふみ(Vo)、ピロチ(Gt)の二人組バンド。
ギター小僧的な演奏スタイルなのに節度ある音量調整なのは、オケ全般まで含めてやっているからか。
写真はこちらに。
完熟娘。
http://kandjuk.net/
20世紀からアイドル稼業をやっているひらちれ(平地レイ)が三下に見えるくらいの恐ろしいユニット。 ダンスの練度は過剰なくらい高い。
オリジナル曲の歌詞やMCに年齢に関する excuse が多すぎるのが気に成ったが、やっていることの質は高い。
還元しない濃縮果汁のような濃さ(私には濃すぎる)に、嵌る人は嵌ると思う。
写真はこちらに(※ひらちれのみ)。
Beer, Curry and Music!
http://www.myspace.com/beercurry
男子二人女子一人のユニット。
Serge Gainsbourg ものによく有る、上手くは無いが妙に生々しい歌い方がツボに嵌った。
これも好き好きで、生理的に受け付けない人も居ると思うが、嵌る人は嵌ると思う。
男子二人は後ろでマックブック2台並べて、なにやら弄くりながらコーラスも担当。 もっともらしい顔でノーパソを弄りつつ、客席を観察しているようなところもあり、喰えない人たちだがそこがまた面白くは有った。
サポートメンバーですら野郎が舞台に居ると食いつきの悪いプレアイドル系のライブに、敢えてこの編成で出て来るってのも興味深い。
写真はこちらに。
THE KEEPERS
http://marii-k.com/
相変わらずタチが悪いと言うか何と言うか、客の温め方・乗せ方が上手い。
歌にしても振り付けにしても、結構高度な事をやっているのだけれど、そうは見せずにさらっとやるのが憎い。
歌は上手いと言うか巧い。 難しい曲でもまず破綻しない。
「飲まなきゃやってられるか」くらいの勢いで、曲間にボルビックの1リットル瓶をラッパ飲みし、アオザイ的衣装の裾をバッサバサやって涼をとる如月まりい嬢が凛々しかった。
THE KEEPERS の主催ライブは、出て来る面子が琴線に触れたり触れなかったりしても、トリがしっかりしているので良い気分で帰れる。
写真はこちらに。
東京タワーのホームページは既に切り替えられていたが、梅田彩佳が今年度の東京タワーイメージガールに決まり、このイベントも担当。
AKB48の現役メンバーとあって、集客は多め。 ステージ被り付きで場所取りをする連中が居てどうなるかと思ったが、スタッフの指示で窓際まで素直に下がっていたので混乱は無かった。
春休みとあって、一般のお客さんも多く、リクエストは早々と八時前に締め切り。
その割に梅田目当てで来た方面のリクエストは少なめ。 どう言うイベントなのか調べないで来た向きが多かったようだ。
折井より上背が無い梅田は、椅子に深く腰掛けると踵が地面に着かず、爪先だけ何とか着くような状態。
テーブルについた手で身体を支えるような格好になってしまい、座り姿が少々美しくなかった。
マイクと口との向きや距離に割と無頓着で、顔の向きによって声が大きくなったり小さくなったりしていたのはいただけない。
喋りに間が無かったり、原稿の下読みが足りなかったり、目の前の客だけを相手にするようなところが有ったり、細かい部分で気になった部分は有ったが、初回にしては良く出来ていたと思う。
なまじ出来ている分スタッフからの指示や要求は高度なものになっていると思うが、伸び代は有ると思う。
好みの曲が掛かると、次に読むリクエストカードにルビを振ったり書き込みをしたりしながら身体でリズムを刻んだりしていたのだけれど、その刻むリズムが精確で動きも的確且つ複雑なのが梅田らしかった。
リクエストで「戦場のメリー・クリスマス」が掛かったのだけれど、音量が急に大きく成るタイミングを見切ってボリウムを絞るミズノ氏。 良い仕事。
「20世紀を総合する大作」の製作も大詰め。
「抽象的なものを描け」と言われても具象的なものを描いていた小林は、「自由に描いてよい」といわれると抽象的なものを描きだす。
抽象は具象、具象は抽象。 きれいはきたない、きたないはきれい。
闇と汚れの中を何かか飛び交うような絵、「主婦の日常」が完成。
「作品は売ってこそ価値があります。 この絵もぜひオークションに出して下さい。」と会田先生。
売れる訳がないと小林の泣きが入り、抽選で一名樣限り、特価500円也で提供。
応募先はワニブックスモバイルでご確認を。
新企画が始まるのではないかと思われる次回更新は4/9とのこと。
昨年の四月から、ほぼ一年続いた Night View DJ の折井担当回も最後となった。
友人がレポートを書いてくれたので、ご一読いただければ幸い。
「今年度最後の東京タワー」(うわきものの赤くない日記帳・改)
折井あゆみ本人も、ブログを更新。
「ありがとう、東京タワー。」(折井あゆみのめざまし7コ愛用中)
最近、あまり更新されなくなった折井のブログだが、流石に昨晩の更新は早かったし長かった。
一昨年に代打で二回やった時は、緊張のあまり原稿と睨めっこしっぱなしで、客席に目配りする余裕も無く、DJミズノ氏の手助けでどうにかこうにか乗り切っているような感じであっが、レギュラーになってからは、安定した良い仕事をしてきたと思う。
昨年の折井は、定期的に舞台の仕事が入っていたが、一つの公演を終えるたびにどこかしら良くなって行くのを見つづける事が出来て、定点観測趣味の私には楽しいイベントであった。
とりあへず速報的に更新。 一年通しての感想などは別項にて。
今週も会田誠先生の現代美術講座。
本人も多分「ダメダコリャ」と思っているであろう怪作を会田誠全肯定と言う不思議な展開の流れでポップアート。
「有名人の似顔絵を描けばポップアート」と言う事で、イーゼルに向かう小林。 何故か肌色の丸を描き始める。
すっかり困惑の体でひたすら肌色の丸をグルグル塗りたくり拡大させて行く小林。
その肌色の丸にヤッツケで髪と眉と目と眼鏡と口を描いて、頬を赤く染めて、小林の身近な有名人であるところの秋元康像の出来上がり。
似ても似つかぬあまりの酷さに笑い転げる小林の、くねった変な立ち方が楽しい。
これで20世紀の美術は制覇したので〆に大作を・・・と会田先生。
大作なので画用紙ではなくキャンバスを使用するのだけれど、そのお値段(金4762円也)を聞いてうろたえる小林。
手始めにキャンバス全体に抽象画を描くのだけれど、この抽象ってのが感覚として分からない小林は、形にならないものを描けと言われても、だんだん野菜とか人とか形になってしまったものを描き始める。
目も虚ろで半ば自動人形と化した小林は、何を言われても具象的なものしか描かなくなり、ついに困惑する会田誠の図。 困惑する会田誠なんてのは、こんな事でもなければ見られないので、これはこれで貴重。 その点に於いては小林も良い仕事をしたと言えなくも無い。
惜しい切れ場だが、今週はここまで。
大作の全貌が明らかになるかもしれない次回更新は4/2予定との事。
# テッド [時空を捻じ曲げる力・小林 最高! 無気力・・・板野 納得 眉毛・・・前田(亜) 同意 文才を感じました。]
# Eyyjpyxz [ http://www.stlouisbusinesslist.com/business/5021837.ht..]