なにやら長いタイトルがあったが、割愛。
田安門をくぐると、物販の列が出来ている。
良く考えなくても開演までに買えない様な気がするのだけれど、思い出よりモノなのだろうか。
NHKホールやJCBホールと比べると、流石に入場の整理は出来ていて、すんなり入場。
一階のファミリー席でのんびり観たが、アリーナ中央に大き目の出舞台が有るおかげで思ったより近く見える。
ただしこれは選抜メンバーの話であって、最後列付近に居るSKE48の連中とか内田とか、もう少し前の方ではあるが群集に埋没しがちな小林などを眼で追うと、矢張り遠い。
各席には織り込みチラシの入ったビニール袋があり、柏木の写真集、小野のトレカ、大堀のエッセイ、コンサートの模様を独占配信するWOWWOWの加入チラシ、AKB48モバイルの勧誘チラシ、サルオバサン祭りのチラシ。
さらに、読売新聞特別版が8種類のうち一つ入っているのだけれど、これがまた良い出来。
新聞なので紙質は悪いが、写真としては良い。 私の席には表が前田で裏が高橋のもの。 開くと右が篠田で左が小野、全部開くと高橋みなみの巨大ポスター。
この高橋みなみがプレイボーイ別冊の水着グラビアのしょっぱい表情が嘘のような、実に良い表情。 状況設定でスイッチが入るタイプなのかな…となんとなく思った。
開演予定時間を10分ほど過ぎた頃に影アナ。 担当は野呂。
余計なことを盛り込みすぎる何時もの芸風は鼻に付いたし、そもそも長すぎるのだが、ちゃんと名乗らずに「前田敦子でした」とやったのは良かった。
そんな中、関係者席に秋元康が入ってきた。 誰も石を投げない。
客電が落ちたり点いたり、また落ちたりやっぱり点いたり混乱しつつオーバーチュアで開演。
インフルエンザでチームKの奥と倉持、チームBの多田と小原、研究生の石田と佐藤(す)が休演。 リハーサルを体調不良でこなせなかった増田も休演。
渚のCHERRY
篠田(黄色・前田)、秋元(増山)・野呂(峯岸)・大堀(平嶋)
手元のメモには「ジエットストリームアタック」と書いてある。
篠田の歌がもろにボーカロイド。 下手なりの味というものを完全に否定した人工的で表情の無い歌声。
ここまでして糊塗する意味がわからない。
間奏部分の下克上コーナーは野呂。 まぁ切れた動きではあった。
Blue rose
小野(大堀)、松井珠(秋元)、高橋(増田)、渡辺(宮澤)
渡辺がマイクスタンドを蹴り損ねた以外は良く出来ていた。
高橋みなみは全篇を通じて良かった。
雨の動物園
前田(ゾウ)、小嶋(キリン)、柏木(シマウマ)、宮崎(ラクダ)、峯岸(ペンギン)、板野(ライオン)、佐藤由(パンダ)、河西(サル)
選抜常連にやられても、オリジナルのごった煮感が出ない。
他の曲でやりたい事をやらせて貰っているからか、着ぐるみ衣装でも機嫌よく歌い踊る板野。
虫のバラード
高橋みなみ(秋元)
本日の見せ場の一つ。
高橋みなみは何公演かこなして歌い込まないと歌いこなせない印象があったが、この曲は実によく歌いこなしていた。
マイクスタンドをぶっ倒したり、へたり込んだりする部分も気合十分で、小柄な高橋が大きく見えた。
ハート型ウイルス
宮澤(大島麻衣)、大島(小嶋)、佐藤(N)(川崎)
遠慮会釈無い大島を真ん中にして、脇に廻った佐藤(N)が良い仕事。
北風と太陽。
君はペガサス
松井玲奈(旧秋元)、矢神(旧宮澤)、森(旧佐藤(N))、高井(旧野呂)
松井玲奈+旧ウィンブルドン。 人選も上手いし、任に合った割り振りの妙。
前世で写真屋でも殺したんじゃないかと思うくらい絶望的に写真写りの悪い松井玲奈だが、動いているところを生で見ると実物の良さに圧倒される。
旧ウィンブルドンの三人もよく付いて行っていて、オリジナルとはまるで別物だが見応えのあるものになっていた。
ウィンブルドンへ連れて行って
藤江(黄色、旧森)、宮崎(ピンク、旧高井)、小野(青、旧矢神)
そのウィンブルドン。
出来る人間を集めてやっているので、よく出来てはいる。
ただ、特異な個性を集めて出来上がっていたオリジナルの面白味は無い。
となりのバナナ
指原(小野・奥)、仁藤(河西・小林)
これもどうかしている連中がやっていたからこその面白みは無い。 よく出来てはいる。
指原は立ち位置がまだ半分客。 嫌いではないのだけれど、舞台の上に立ったら「向こう側」の人であって欲しい。 突き抜けられない原因が奈辺にあるのか、考えたほうが良い。
仁藤は何に出ても破綻しないのだけれど、オリジナルを超える何かも見えて来ない。 多少ソツ有っても良いのでは無いか。
愛しきナターシャ
近野(指原)、秋元(片山)、佐藤(N)(田名部)
毛皮が妙に似合う秋元。 マイクスタンドを持って暴れるさまは天下一品。
佐藤(N)はここでも脇に廻っての仕事なのだけれど、地味な割に印象には残る。
エンドロール
峯岸、松井珠理奈、板野、桑原
今日のもう一つの見物。 大島優子の居る本家より良かったのには、流石に驚いた。
合わせる時間はあまり無かったのではないかと思うが、揃うべき所は揃い、各自の個性もしっかりと。
一生懸命なSKE48の二人と(特に「寄らば斬るぞ」的な気合の漲る桑原とは)対照的に、さらりと凄いことをやる板野峯岸。
板野の軽味が重くなりがちな曲の中で救いになっている。
ツンデレ
浦野、渡辺、中塚
オリジナルを殆ど観ていないので括弧内表記は無し。
スモークの煙の向こうでホログラムのような渡辺。 フライングスコッツマン並みに正確な動き。
残念少女
北原、前田、高城
こちらも括弧内表記は無し。
スッポンで奈落から登場する趣向。 スッポンの使用はこの曲だけだったが、結構な勢いで「ポンッ」と出てくる。
歌舞伎では、スッポンからは人間以外のものが出てくるのであるが、そこから無表情な前田と顔面相似形の高城と北原が出てきたのは面白かった。
前田が役者の顔。
黒い天使
片山(高城)、柏木(前田)、仲谷(藤江)
片山のマイクの持ち方。 口との距離と向きを一定に保ち続けている。
仲谷は気合が入り過ぎたのか少々怖いくらいの表情。
柏木は真ん中に居ることに説得力がある。
口移しのチョコレート
河西☆、野呂、大堀
河西と大堀のバランスは取れているが、野呂だけ浮き上がっている。 今回の野呂は妙に出番が多いのだけれど、悪目立ちする場面が目に付いた。
こういう曲を演らせると、流石の河西。 分かりやすい蟲惑。 分かっていても騙される。
わがままな流れ星
篠田(小野)、小嶋(小林)
この曲でもボーカロイドな篠田。 こうまでして糊塗する意味はあるのだろうか。
セリが自棄糞に(2mくらい)上がった状態で平然と歌って踊っているのに驚く。 これも見物だった。
おしべとめしべと夜の蝶々
大島麻衣(大堀)、藤江(河西)
所謂「きんぴらごぼう会」の二人。 グラビアの仕事が増えた大島が黒々と、抜けるように白い藤江との対比の妙。 Ebony And Ivory
本家よりあっさりとしていたが、大島の歌が聴けたのは良かった。 流石の安定感。
飛べないアゲハチョウ
出舞台の部分にズラリ。 増田休演で柏木。
大人びた曲の中で平嶋がしっくり来ていて感心。
片山と米沢の攻めの姿勢。 華のある柏木が入っても突出させない。
ゲンナリするダレ場を挟んでSDN48。
Black boy
ゲンナリするダレ場からの流れで始まり、第一印象としては最悪。 曲は右の耳から左の耳へ抜けてしまい、さしたる印象も無く。
TPDっぽいような話を聞いていたが、ベイキャニオンズみたいな感じ。
切羽詰った感じの無い佐藤(由)が救い。
強き者よ
チャイムはLOVE SONG
口直しにSKE48。 「強き者よ」は出口や松下の使い方が上手い。 選抜云々の話でかまびすしいが、「誰を」より「どう」使うかが問題。
「手をつなぎながら」を持ってくるかと思ったが「初日」と被るからか「チャイムはLOVE SONG」を持ってきた。
見納めとなる高井つき奈を注視。 表情が間断なく刻々と変わる。 これは惜しい。
初日
Two years later
盛り返す流れでチームBが2曲。
研究生から鈴木(紫)と内田、チームAから北原。
思えば北原も始まりはチームBでの渡辺のアンダーからだった。
内田が良い。 気が付けばオペラグラスでロックオン。
気になる転校生
最終ベルが鳴る
「気になる転校生」で、あの頃は良かった的な感慨に浸る。
漸く出てきた小林は、コンサートではおなじみの蜘蛛の巣が引っ絡まったようなラメラメな髪型。 動きがもっさりと重くてぞろっぺいで、おまけに小さい。 群集に埋没したまま終わった。
JK眠り姫
青春の稲妻
青春の稲妻のソロダンスは峯岸。 良いものを観た。
ノースリーブスの三人に前田板野で間繋ぎ。
ノースリーブスの落ちの無いコントに素でつまらなそうな顔をしてしまい、小嶋に「アイドルじゃない顔してるよ!」と言われて我に返る前田。
ロマンス、イラネ
BINGO!
大声ダイヤモンド
10年桜
徐々に人が増える。 増えると影の薄い連中はどんどん人波に紛れて埋没していく。
そんな中に小林がいたのが悲しかった。
転がる石のSKE48の横に、苔むした小林。 もう一度転がっていただきたい。
オペラグラスで最後列に居た連中を眺めている間に、前のほうに居た連中は出舞台に来ており、気が付いたら本編は終わってチャフが撒かれていた。
言い訳Maybe
会いたかった
ひこうき雲
選抜メンバーの「言い訳Maybe」からアンコール。 休演の倉持と多田の位置に仁藤と片山。
選抜で迎えたコンサートを休演の止むなきに至った倉持はさぞかし無念であろうと思う。
クラさんに「体調管理が甘い」とバッサリやられているであろう事を想像するだに不憫。
とりあへず、しょうが紅茶を。
色んな連中が入れ替わり立ち代わり前のほうに出てくるが、小林は最後まで馬群に沈んだまま。
松井玲奈の顔色がコンサートの進行とともに白くなり、目が小さくなっていったが、最後の方は幽鬼のような表情。
高井つき奈をじっくり観てみる。 それと気付くのが遅きに失した感はあるが、切れ目無く変わり続け、Pretty と Cute と Funny の間を彷徨う表情が面白い。
終演 → 手繋ぎ挨拶。
手を振りながら舞台から去っていくメンバーの中で、一番最後まで舞台に残って客席にお辞儀をしたり手を振ったりしていたのは小林だった。
最後の最後に小林の小林らしい良さを確認できたのは収穫と言うか、救いだった。
今回も晴れて自由の身になった編集氏による「香菜ちゃんの人気者でGOGO!企画」。
前回の人見知り話から続く展開。
ファンの方からの「趣味をはっきり決めて欲しい」と言う要望に、「特技はある」と豪語する小林。 眉に唾をつけながら読み進める。
小林の「特技」とは『俳句』。 短歌で始まったはずが何時の間にか川柳になり、ついに俳句。
ぜんぜん作ってないと鋭くツッコむ編集氏に「でも作れます。もう作れます。今作れます」・・・と蕎麦屋の出前でも最近は恥ずかしくて言わないような見得を切る。
で、せっつかれて作ったのが
こんなにも 責められるのは ひどいだろ
・・・川柳にもなっていない。
他に何か無いのかと言われて悩む小林の図。
みんな悩んで大きくなった。
別のファンの方からの、小林には超能力が有る筈だから調査して欲しい」と言う依頼に、編集部に何故か常備されているホンモノのESPカードを使って早速実験大会。
俺様ちゃんの超能力はこんなんじゃねぇ、ホンモノなのだ・・・と例によってホラなのか本気なのか誇大妄想なのかわからない事を言い出す小林。
小林の超能力とは「人が思っていることを感じ取ることができます。」
それが一番欠けているのではないかと至極もっともな疑義を呈する編集氏に実例を挙げる小林。
「握手会のときとかに、"この人(私から)推し変えしそうだな〜"と思ったら、やっぱりその後推し変えしてたりとか……。」
なのに何の対策も講じないのが小林らしい。
ESPカードの方はと言えば、一回目の成功率は六割。 これはイケると踏んだのか、揃えられるまでやるといきなりやる気を出すのも小林らしい。
久しぶりに見る根拠の無い自信の空中楼閣の上で得意げににやける小林の図。 空のお城に棲んでいてこそ小林。
漸くトンネルを抜けたようなそうでないような感じでは有るが、小林の超能力の有無を突き詰める次回更新は8/27予定との事。
見終えてから何か引っ掛かるものが有り、それが何か考えているうちに劇場内で起こっていた事について幾つか知ることとなり、漸く気になっていた何かが判ってきたので、今更乍ら追記。
もやもやしたもののを書き出してみる。
・何故、一曲目が始まるまで時間が掛かったのか
・何故、いつも同じセットリストなのに全曲終わったら九時を廻っていたのか
・何故、宮澤の生誕イベントが中学生メンバーの出られない九時を過ぎてから始まったのか
一曲目が始まるのが遅かったのは、怪談仕立ての寸劇の混乱を収拾するのに時間が掛かったためだが、最後に宮澤の生誕イベントが有る日にわざわざ収拾のつかなくなる事をすると言うのがまず判らない。
河西は何曲か出て来られなかったと言うし、小林も「わがままな流れ星」の仕舞いのところの掛け合いで片山に揶揄されて声を上ずらせていたが、これは動揺を引きずっていたことを示している。
大堀も擦り傷で済んだ(事になっている)からまだ良いが、もっと大きな怪我をしていてもおかしくない。
暗がりでパニックを起こしたらどうなるのか考えなかったのだろうか。
泣き出してしまった者・動揺した者、平常心で一曲目に入れたとは思えない。
気力で舞台に立っている者、泣き出すと収拾がつかない者、極度の怖がり、怪我人etc...、そこにこの演出。
誰が筋書きを書いたのか知らないが、この小芝居は公演の質を著しく下げた。
盛り上げようとする意図が仮に有ったとしても、経過や結果は免罪されない。
パニックを起こしたり、怪我をすることまでは想定できなかったとしても、怪談仕立てにすれば或る程度混乱し、収拾に時間が掛かる事は判る筈だ。
それすら判らないのであれば、この業界から足を洗った方が良い。
そして九時を廻った。
そこに居るべきメンバーを欠く形で公演が進行するというのは良いことではない。 楽日などは仕方が無いにしても、通常公演でこうした事が繰り返されているのもプロとして如何なものかと思う。
ましてやメンバーの誕生日を祝う段になって、である。
見終えた時は、宮澤の誕生日を祝う温かい空気に浸って居た為に感じなかった違和感が時が経つにつれて大きくなり、その違和感について考えているうちに公演の後味としては2006年8月2日に次いで悪い、今年に限って言えば最悪なものとなった。
こと「公演の質」に関しては、高い水準で安定していると思っていたチームKの公演が、ほぼ全員揃った状態でこうなってしまったのが残念でならない。
高い水準で安定していると思っていたのが幻想であったのかそうでないのか、武道館のコンサート以降になってしまうが、確かめに行こうと思っている。
公演のバランスについても気になることは有るのだけれど、それはまた機会があれば。
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盆暮れは東京タワーのNight View DJもお休み。 全員出る日でもあり、仕事帰りに秋葉原へ。
7時を廻った頃8階に上がると、丁度開演するところに間に合った。
宮澤生誕とお盆休みが重なって無茶な込み様。
売店の扉の前からエスカレーター乗り場まで、ぐるりとロープを張ってスタッフ用の通路を確保してあって、その内側がモニター観覧スペースになっている。
便宜上「観覧」と書いたが、実際は観覧している人の方が少なく、殆どの人は「屯している」と表現した方が良い感じ。
常に喋っていて、歌が始まると少し静かになり、MCになるとまた喋り始める。
これは歌を聴いているから喋らないのではなく、単に喋る声が聞き取り辛いから。
座って語らえる場所なら他に幾らもある訳で、何をしにここに来ているのか全く理解出来ない。
生誕蔡の華やいだ雰囲気を味わいに来ているのかもいしれないが、それにしても煩く、五月蝿い。
昔馴染みの「前はカフェの子に言って音量上げてもらったりしたんだけどねー」てな感じの昔語りを聞いて、そうやって音量が上がったところに血相変えて飛んで来た三島無玄がカフェっ娘怒鳴りつけて泣かした上に音量ゼロにしてしまった事があったのを思い出した。
三島氏、元気だろうか?。
開演はしたものの、始まりの小芝居は怪談仕立てだったらしく、暗転したまま進行。 結局何が何やら判らぬまま一曲目。
河西智美らしき、聞き覚えのある声の悲鳴だけが耳に残った。
チームKが全員揃う事に成っていた訳だが、小野が体調不良で休演。 奥と小林も一部出演。
成瀬の居なくなった穴に研究生の石田、小野の穴にチームBの片山、小林が出ない部分には研究生の鈴木まりや。
片山と石田はモニターでも判別できたが、鈴木まりやは結局最後まで何処に居るのか判らずに終わった。
モニターで見ていると、石田と近野だけ動きが違う。 なんと言うか、若い。 昔の秋元のような、角の取れていない動き。
石田は荒っぽい位なのだけれど、その分目を惹く。
大島は、チームKのメンバーが殆どで安心してやりたい事をやりたいようにやれる「攻めの日」らしく、こってりした仕事。
全体曲でも、モニターに映るところに居る限りに於いては常にそれと判別できる。
振り付けの一つ一つに乗せる情報量が桁違いに多い。
前半の全体曲が終わって自己紹介。 スピーカーの音量そのものは、喋っている内容を聞き取れるくらいの大きさではあるのだけけど、その辺でくっ喋っている莫迦が多いので何を言ってやがるんだか丸で聴き取れない。
奥の声が大人びていた。 もう中学二年生か・・・。
「昨日野球を見に行ったんですけど、ミスター・ロッテと呼ばれた有藤(道世)さんと写真を撮りました。」と嬉しそうに話す倉持。 (この辺りは気合で聞き取った。)
ロッテが勝ったマリンスタジアムの西武戦だと思われるが、球場で撮ったのか有賀藤(海浜幕張駅前のプレナ幕張にある有藤経営のお好み焼き屋)で撮ったのかは不明。
この若さでミスター・ロッテが初芝清ではなく有藤道世であるところに、ご父君の薫陶が窺い知れる。
エンドロール(梅田、大島、松原、野呂)
梅田と並んで踊る大島が奇妙。
動きに切れが有るのは梅田であり、それと並ぶと大島は少しもっさりした感じがしないでも無いのだけれど、動きの一つ一つに情念がたっぷり盛られていて、上手く書けないがとんでもない事をさらりと演っている。
凄いのは、判る。 しかしそれを上手く説明する言葉を私は持たないし、大島の意図を100%汲み取って見ているとも思えない。
梅田も松原も野呂も、水準以上の仕事はしているのだけれど、ここに大島が入ると持って行かれてしまう。
逆に言うと梅田と松原と野呂がしっかりしているからこそ、大島もここまでやれるのだと思う。 もしここに研究生が入っていたら、大島は全体のバランスを取りに行くだろう。
わがままな流れ星(片山、小林)
のっけから怪談仕立ての小芝居で泣かされてどうなるかと思ったが、ユニット曲までには立ち直ったようで、きっちり仕事をしていた。
急に呼ばれたらしい片山もソツなく。 チームBでの片山ではあまり見られない可愛らしい歌と振りだが、さまになっている。
愛の色(石田、奥、大堀、近野、増田、宮澤)
これだけ濃い面子の中に入ると、余程頑張らない限り埋没してしまう。 近野と石田の気合の入りようが尋常でないのも理解出来る。
この中で自分を出して行くのも大変だと思うが、この「チームK」と言う環境の中で演れる事の魅力は、それに勝るのだろう。
抱きしめられたら(河西、佐藤、倉持)
自分を可愛らしく見せる技術にかけてはAKB48でも屈指の河西を真ん中にして、脇に廻った佐藤夏希の動きが面白い。
敢えて楷書の動きにする事によって、河西を殺さずに自らの存在感を出している。 良い仕事。
虫のバラード(秋元)
秋元の声が生きる音域で作られていて、余計な振り付けも無いから、秋元も歌に集中出来るし、歌に説得力が出てくる。
秋元の声が大きくて相手の話が聴き取れないからと言うのもあると思うが、この曲の間は無作法な客のお喋りも已んだ。
エンドロールの四人の間繋ぎのあと、後半全体曲。
片山は全体曲でもチームK的な動きで、上手く溶け込んでいる。 急に呼ばれたり大変な事も有ると思うが、それも含めて良い経験を積めていると思う。
小芝居その他で押しに押して、全曲終わる頃には九時を廻っており、中学生抜きで宮澤の生誕イベント。
今日の宮澤は言葉に詰まる事も呂律が怪しくなる事も無く、自分の言葉で起承転結の有る話をしていた。
明るく手繋ぎ挨拶で〆。
梅田の休演と出演の情報が錯綜し、チームK全員を無理繰り揃えようとした感じもあって、幾ばくかの「悪い予感」を抱えて見に行ったのだけれど、今日のところは杞憂に終わった。
前回の続き。 本復した編集氏による「香菜ちゃんブレイク大作戦的なもの」の第2回。
極度の人見知りが小林のコミュニケーション能力の低さに繋がっている訳であるが、それを言い訳にしちゃいかんという事で、編集氏と対話を試みるものの、無知蒙昧な割に手前ぇの田圃にだけ水を引きたがる小林とスノッブな編集氏とはまるで対話が成立せず。
まぁそれも面白くは有る訳だが毎度そんな「頓珍漢なコバヤシさんで街は大騒ぎの巻」でも仕方が無い。
人見知りを治してコミュニケーションスキルを上げるべくいろんな人と対談するとか・・・と半ば絶望しつつ提議する編集氏に対し「ぜんぜん大丈夫ですよ!かかって来いっ!!!」と小林。 なぜかやる前から対決姿勢。
勝負は腹が減るからパン持ち込んで持久戦的な「小林的対談論」でオチはついて次週に続く。
人見知りなんざ大した問題では無い。 無駄に馴れ々々しいより、人見知りである方が寧ろ付き合い易かったりもする。
しかし小林が仮に人見知りを言い訳にしているのであれば、それは大きな問題だ。
過去の先生方との関わり方を思い返しても、上手く噛み合ったのは向こうから小林に興味をもって近づいてくれたり、途中から小林で遊び始めたり、小林の特異性から何かを引き出そうとした場合だけであって、小林の側から先生の何かを引き出すような事はついに無かった。
何と無く、小林の尻に火が付きかけているような気がしてきたので今回は厳しいようなそうでないような感じで。
これで覚醒するか、背負った薪に火が付いてカチカチ山になるか、「明日はどっちだ?」な次回更新は8/20予定との事。
毎週AKB48絡みのグラビアが載ると言う事態に、薄ら寒い感じすらするが、とりあへずコンビニエンスストアで現物確認。
今週も、買わざるを得ない。
載りますよ的な告知が本人ブログであったので、帰宅途中で確認 → サルベージ。
撮影が長野博文とあって、全篇青みがかった色合い。 髪の毛の質感などにデジカメっぽい粗さも見えるが、雑誌のグラビアページにリバーサルを使う方がもはや珍しいのかもしれない。
柏木の立ち姿はあまり綺麗ではないのだけれど、切り取り方が巧い。 膝上で切るとすっきりして見える。
2ページ目の、ベッドに横たわった写真が秀逸 。 身体の線が綺麗に出ている。
水着の写真より、上に一枚羽織った写真の方が、表情が柔らかい。 柏木の擦れていない部分が上手く写真に捉えられている。
長野博文の上手さは、色作りより、このあたりの感情の揺らぎを写真に掬い取るところに有るのではないかと思う。
柏木のグラビアを確認しようと手に取り、後ろからページを繰っていたら宮澤のグラビアの最後の写真に出食わした。 この一枚で購入決定。 この号の全グラビアの写真の中でも、この写真が一番凄い。
宮澤佐江の、モデルとしての可能性を感じる一枚。
暮れに掃除をした際に捨てずに残した雑誌の中に、一昨年の夏の週刊プレイボーイが有る。 その中でも、扱いは小さくとも宮澤の写真が一番良く撮れていた。
この号でも柏木の5Pに比べて3P、しかも柏木の後のページと扱いはよろしくないし、眩しいと写真にならないのに安易に南国に設定したロケーションも良くないし、飛び跳ねると脹脛に見事なシシャモが現れるような(良く言えば)アスリート体形も興をそそる物では無いのだけれど、引き込まれる憂い顔の妙。
この一枚をより良い状態で見られるだけでも、8/20に発売される宮澤の写真集は買いだと思う。
9/5には、福家書店(新宿サブナード店)にてイベントもあるようなので、接客業としてのアイドルが好きな方面も是非。
また宮澤の名前を間違えてしまいました。 お詫びして訂正いたします。
病み上がりの編集氏が半死半生でお届けする「小林人気向上企画」の続き。
オリオールズの上原の顔真似した(←してません、でも似ている)小林。 「来なかったらどうしよう?」と心配していたらしいアンケートがドーンと集まり、喜ぶ小林だが、集まったアンケートは小林の握手会における愛想の無さとか、公演にいて目線が来ないとか、客の怨嗟の声がズラリ。
今は違います!!と小林。 ここから聞くも涙のセルフ自己啓発話が・・・。
兎に角、小林の「変わろう!!」と言う意思を買おうと言う事で「そこまでしなくても・・・」と言うツッコミは無しで見守る方向で今週はここまで。
微妙な希望を感じつつ具体的な話に入りそうな次回更新は8/13予定とのこと。
「よのなか入門」では、引き続き小林を元気付けるための新企画を募集中。
1. 小林香菜のファンを増やす必殺の方法
2. あなたが小林香菜にやって欲しいこと
以上2点を書いて
kobakana@wani.co.jp (※スパム除けに @ を全角にしてあります、実際に送る際は半角に直してください)
まで是非。
とりあへずコンビニエンスストアで立ち読み。
週刊プレイボーイは少年ジャンプの焼き直しの漫画をはじめとして対象精神年齢の低い読むに値しないページが多過ぎて指名買い出来なくなって久しく、グラビアも余計なキャプションが多いのでよくよく吟味しないと買ってから後悔する。
今回はSKE48のグラビアが良かったので買ってみた。
金340円也
SKE48から四人。 大人し目乍ら水着グラビアの体裁。
見開き2Pは、四人並んで曇天のプールサイドに腰掛けて水をばしゃばしゃやるの図。 松井玲奈は顔色が悪く、表情も硬い。 松井珠理奈と矢神久美はそれなりに。 高井つき奈は笑いすぎて可愛くないに振れた表情。
続いて松井J+R、高井+矢神で1Pずつ。 更に制服立ちポーズの四人並び1Pで〆。
寒すぎるのか、松井玲奈は目に力が無く、目の下にも隈。 湿気で髪の毛がペタリとなりすぎて、額が出すぎた感じもしつつ。
松井珠理奈は安定して綺麗。 もう少し歳相応な部分が出ると、良さが伝わりやすいのだけれど、なかなかグラビアでは出てこない。
矢神は表情の変化に乏しい恨みはあるが、ハズレ写真は無く、何処から切っても可愛らしく写っている。 大当たりは出ないが、常に水準以上の結果は出してくれる。 こう言う「計算できる」奴が居ると、計算しにくい飛び道具も生きてくる。
その「飛び道具」の高井は見開きの写真こそクシャリとゆがんでいるが、それ以外は珍しく素材の良さが引き出されている。 今村敏彦が良い仕事。
高井の雑誌媒体での露出も一先ずお仕舞いになる訳だが、こう言うのを見てしまうと矢張り惜しい。
松井玲奈と並んだときの松井珠理奈の位置取りが面白い。 並んでいるようで居て、常に松井玲奈の肩の後ろに廻っている。 この辺りの奥ゆかしさとか、ふとした時に出る歳相応のあどけなさが上手く写真に出れば、もっと広く受けるのではないかと思う。
松井玲奈は生気に乏しく、表情も冴えないのだけれど、二人で並んも四人で並んでも、常に後ろに回りこまれて一番前に立つ格好になっている。
これが「細うで繁盛記」的なけなげさを醸していて、松井玲奈の印象としては悪くない。
「水着」と銘打ってはいるが、出ているのは腹くらい。 松井珠理奈に至っては臍すらだにも見せていない訳で、編集部の要求する「水着グラビア」をピタゴラス側が上手くいなしてページを分捕ったような駆け引きを感じる。 このしたたかさがAKSにも欲しい。
SKE48の高井つき奈が8月一杯と言う話を見に行った友人から昨晩のうちに聞いてはいたが、メンバーのブログにちょぼちょぼそのあたりの話が載りだすと、どうにも飲まずにはやっていられなくなり、買い物ついでに成城石井でグロールシュとステラアルトワの缶を購入。
増上寺の境内では盆踊り。 近隣に大きなホテルが有るので、外国人観光客も見よう見まねで踊りの輪に入っていた。
いつもより遅めに展望台へ。 夏休み本番とあってか、展望台内にも自棄糞に人が多く、子供が佃煮にするくらいうじゃうじゃ。
劇団四季のジャングル大帝を見てきた男児がライオンのお面を被っておどけていたり、ネズミの耳を付けた幼女がうろうろしていたり、祝祭ムード。 浴衣女子も多い。
そんな光景を肴に窓際で聞こし召しつつ開演待ち。
ほぼ定時に始まったんじゃなかったかと思う。
梅田は喋る仕事が板についてきた。 安心して見ていられる。
マイクが口に近すぎて声がこもりがちなのは難だが、それだけマイクと口との距離と角度に気をつけているということでも有る。
明けたんだか明けてないんだか判然としない梅雨に掛けて、そうめんのつゆは濃い目が好きか薄目が好きか、薬味は何を…なんて感じの、どこぞの酔っ払いが書いたリクエストに添えられた質問が読まれたが、濃いつゆにたっふりつけて食べるのが好きなのだそうな。 薬味はねぎ以外思いつかないと言いつつ、
「アレが好きです!チューブに入ってる緑色の奴!!」
柚子胡椒を持ち歩いていて、味噌汁でもうどんでも何にでも入れるとのこと。 梅田豆知識。
休みを利用して東京に遊びに来た人からのリクエストに添えられた、勢い込んで東京に遊びに来た感じのメッセージに共感する梅田。
東京で暮らすようになっても、その頃の気持ちが残っているのだろうか。 すれていないし、くすんでもいない、柔らかそうでいて芯がしっかりしていてぶれないところも、梅田の美点なのだと思う。
カフェ・ラ・トゥールから一品頼むコーナーでは、オレンジジュース。
「オレンジジュース、好きなので。」
梅田豆知識。
担当編集氏急病とのことで、まさかの休載。
次回更新は、8/7予定との事。
「よのなか入門」では、引き続き小林を元気付けるための新企画を募集中。
1. 小林香菜のファンを増やす必殺の方法
2. あなたが小林香菜にやって欲しいこと
以上2点を書いて
kobakana@wani.co.jp (※スパム除けに @ を全角にしてあります、実際に送る際は半角に直してください)
まで是非。
小林ですら高校に進学出来て、卒業も夢ではないという時代に、学業を択んだ高井。
行ける高校には行けても、行きたい高校へは行けない、行けたとしても卒業出来ないと言う事なのだろう。
とりあへず、中学生が書いたとは思えない透徹した視点で書かれた高井ブログの当該記事を読んでいただきたい。
そのあとで高井の件に触れている他のメンバーのブログを読むと、さらに切ない。
美味い酒にならないのは判っていても、とりあへず飲まずには居られない。
では私も、もう一杯。
昨日に続いて私的初日。 盆と正月が一遍に来た。 西田和昭は来ない。
キャンセル待ちだったが何とか抽選枠内でチケットは買えた。 抽選入場の籤運は可も無く不可も無く、昨日と全く同じ席に座る。
影アナは秋元。 定型文のうちは抑制された声で静かに読んでいたが、読み終えて自分の言葉で喋りだした途端に声のトーンが上がり、バリバリ音が割れる割れる。 これぞ秋元。
河西、倉持、佐藤、松原の小芝居から始まり、中原中也の「汚れつちまつた悲しみに」の朗読に移り、曲が始まる。
芝居の発声(もしくはそれに近いもの)が出来ているのが、この日は増田と秋元くらいしかおらず、客が沸く度に台詞が聞こえなくなるのが難。
芝居そのものは上手く作ってあったので、惜しい。
大島、奥、小野、大堀、野呂、宮澤が休演。 チームBから片山、研究生から石田、岩佐、鈴木、野中、松井が代演。
片山は昨日とは髪型から動きから全て変えてチームK仕様にして来ており、全体曲とユニット曲でも違う色を出していた。 良い仕事。
研究生は石田が安定して良く、岩佐も良い動き。
野中が少々危うい感じだったが、松原が細かくフォローしていた。
今日も何やら落し物を見つけて、動きの中で拾う小林。 拾いマスターの面目躍如。
落ちていたのは秋元のカチューシャ。 「秋元才加、21歳初落し物だね!」と小林。
序盤は表情も動きも硬かったが、このあたりから本来の小林らしい明るさが出てきていた。
佐藤が一人コント的な小芝居を入れ込んだ自己紹介。 佐藤の仕込む根多は無駄な部分を刈り込んできちんと練っているので、客を引っ張り込んで笑わせる。
エンドロール(梅田、倉持、増田、松原)
ヘッドセットマイクで激しく踊りながら歌う一曲。
休演が出てもこう言う曲が成り立つのもチームKならでは。
梅田は枝葉の処理が上手くて華やか。 松原は幹がしっかりしている。 四方柾の美しさ。
わがままな流れ星(片山、小林)
小林らしい、コミカルな曲。 小林は常に宛書きで良い曲を貰っている。
片山は曲に(・・・と言うか小林にと言うか)合わせて、きっちり歌いつつコミカルな部分を出していた。
愛の色(石田、鈴木、近野、増田、松井、松原)
増田と松原で対になるってのも久し振りに見た様な気がするが、松原が自信を持って演っているので、押し出しの強い増田に負けず良いバランス。
近野はチームKの色に染まりつつ、自分の色も出せていた。 チームKの精神のリレーは、上手く行っているようだ。
抱きしめられたら(☆河西、佐藤、倉持)
横並びの曲が多い中、珍しくセンターのはっきりした曲。
キャプテンマークをつけた河西は相変わらずあざといまでの「可愛い自分」を演出。 出来るだけ冷静に観ようと思っているのだけれど、河西を直視すると自分を見失いかけるくらい良く出來た自己演出。 シャッポを脱ぐ。
河西が盛り込む芸風だとすると、佐藤は刈り込む芸風。 動きに無駄が無い。
虫のバラード(秋元)
秋元がソロで歌い上げるロッカバラード。 好きな曲ではないが、秋元の任には合っている。
AKB48でソロの曲と言うと、引き込む星野、魅せる大島だったが、秋元は「聴かせる」。
秋元は帽子を落としたまま捌けて行き、間繋ぎに出てきた梅田・近野・松原が片付けていた。
後半の片山。 押したり引いたりの加減が面白い。
刈り込んで無駄を省いた動きの佐藤の横に来ると、岩佐の動きに無駄な枝葉が多いのが判るが、今はこれで良いのだと思う。
中西優香がそうであったように、立場が人を変えていくのだと思う。 まだ落ち着かなくて良い。
曲そのものピンと来なかったのだけれど、見応えのある良い公演だった。
曲そのものに聴かせる力が少ないので、ユニットの全てが弁当幕に成り兼ねない危うさを孕んでいるのだけれど、力技で見せている。
誠にチームKらしい公演だった。
研究生にとっては、客観的に見て損得だけで考えたらチームAに昇格するのが一番得なのだけれど、そこを敢えてチームKに昇格したいと言はしめるだけの物は確かに有る。
この腕っこきの中で揉まれる経験は、必ずプラスに成ると思う。
現に近野は、以前見たときより格段に良くなっていた。
相当難易度の高い事を要求されている筈なのだけれど、岩佐と鈴木の表情や動きからは「ここに出られる喜び」が感じられた。
色々有って、本人達に関係無いところで7期の印象が悪かったのだけれど、この二人で認識が改まった。
よくやっているし、よく出来ている。
何時以来だか憶えていないくらい久しぶりのAKB48。 チームBの私的初日が漸くやって来た。
入場時の籤運は相変わらずで、まぁ何とか椅子には座れる程度。
初会なので全体が見渡せる場所へ。 裏ぁ返す機会があれば前のほうで見たいし、馴染みン成れば下手で前のほうへ行きたい。 仲谷がとても良い。
今日は名古屋のイベントに借り出された連中その他がズラリ休演(浦野、多田、柏木、佐伯、指原、中塚、渡辺)。 代わりに研究生が大挙出演(今井、岩佐、内田、大家、小森、野中、前田、三木)。
研究生とチームBが一緒くたに見られる、一粒で二度美味しい「アーモンドグリコ」公演だった。
AKB48旗揚げメンバー…平嶋
チームBオリジナルメンバー…片山、田名部、仲川、仲谷、米沢
研究生→チームB…小原(5期)、仁藤(5期)
研究生4期…大家
研究生5期…内田
研究生6期…野中
研究生7期…小森、前田、岩佐
研究生8期…今井、三木
平嶋や仲川が研究生公演にも出演していることもあってか、このメンバーなりの纏りは有り、チームAで感じたような新旧メンバーの噛み合わない感じも、キャリアの差から来るバランスの悪さも感じなかった。 8期以外は。
8期はさすがにまだ硬い。 間繋ぎでの三木の nihilistic な受け答えも気になった。 渡辺茉莉絵と似た匂いがした。
明日以降に追記しますが、納得して3000円払える公演。
「スタートラインがばらばらだからこその見応え」が出せていたと思う。 眼福。
影アナは仲谷。 ユニットコーナーでの代演を仄めかしつつ、滑舌良く。
アイドルの夜明け
ド真ん中で見たことの無い人がバトンを振り回している。 よくよく見たら岩佐、良い仕事。
分け目を付けて額の一部を見せた仲谷を初めて見たが、眉に出る表情が見えるのは良い。
仲川が女の子として可愛くなっている。 これはもっと評価されて良いと思う。
ざっと見渡して、誰も劣化していなかったので安心した。 片山も、もっと松井棒化しているかと思ったが、そこまでは行っておらず、上手く歳を重ねている。
みなさんもご一緒に
ここからワッと舞台上の人数が増える。 研究生でも限られた人数しか一曲目には出てこないが、その数人のレベルが高いので、二曲目でちょっと雑然としてくる。
チームBらしいな・・・と思ったのは、位置取りがあやふやな研究生の動線がずれたときに、チームKのようにぎりぎりで見切ってかわす、もしくは当たってでも筋を通すのではなく、自分から早めに避けてかわすところ。
入れ替わりが激しかった昨年来の経験が生きている。
研究生もこれに甘えては不味いのだけれど、研究生が入りやすい環境ではあると思う。
春一番が吹く頃
研究生は居ない連中(主に中核メンバー)の穴埋めで出てくる訳で、こんな日は気が付くと舞台中央に研究生がズラリ。
8期以外はそれなりに動けていて、あからさまな格落ち感は無いが、それでも動きが緩から急に移るところで古株との差が出る。
大家、内田、岩佐あたりは遜色無いのだけれど、他の7期8期は片山や田名部あたりの細身で動きの切れるのと並ぶと、少し遅れたり動きが小さく簡略化されていたりする事があった。
拳の正義
内田や大家は、一生懸命とゆとりのバランスが良く、見ていて清々しい。
曲の終わりで、すっと暗くなったところで平嶋を見たら、斜めに差し込む光で腹筋の陰影が見えた。 これは腹式呼吸が出来ているという事でもあるし、動く身体が出来ているという事でもある。
平嶋は激しく動いても表情が常に舞台に立つ人のそれで有り続けているし、客席を満遍なく見渡してもいる。
それが媚を売る方向に向いていないのも好感が持てた。
四曲終わって自己紹介。
小森は雑誌などで見てもピンと来なかったが、実物は良い。
どんな状況でも、自分の時間が流れる空気を半径1mに漂わせている。 なんと言うか、「空のお城に住んでいる」
田名部が小森と野球観戦に行く話しをしていたが、田名部は虎チーム、小森はコアラチームのファンである事を公言。
コアラチームシンパが公になったのは、SKE48の山下と大矢に続いて三人目。
赤チームを応援している物好きが居たら、私も無条件で(たとえそれが板野だったとしても)肩入れするのだが、まぁ居ないであろう。
夏の目標として「休みの日には仲谷を外に連れ出して真っ黒にする」と豪語する米沢が楽しい。 腹の中は白いままでお願いしたい。
残念少女(☆仁藤、三木、内田)
口移しのチョコレート(☆仲谷、平嶋、岩佐)
片思いの対角線(☆仁藤、米沢、小森)
天国野郎(☆大家、仲川、仲谷、小原)
愛しきナターシャ(☆米沢、片山、田名部)
仲谷も米沢も、「何とかする+α」で、代演以上のものを見せてくれた。
特に仲谷は曲ごとに違った色を出せていて、ともすれば器用貧乏な便利屋みたいな扱いにされがちだった頃から比べると、一と皮も二た皮も向けていた。 良い。
「天国野郎」は、大家→メイド、仲川→板前、仲谷→つなぎ、小原→制服だったのだけれど、仲川の板前が無駄に似合っていた。
仲川は持ち前の明るさからか、罰ゲームみたいな服を着せられても悲惨な感じがしないのが良い。
大家が正統派になっていて驚く。 4期から生き残って来たのに今更乍ら納得。
ユニットが終わって、米沢が掃けて、片山と田名部で間繋ぎ。
片山が意図せずに牧歌的な発言をすると、客席からは呟くような「昭和だ」「昭和、昭和」。
そのたびにムキになって否定する片山が楽しい。
女子高生はやめられない
好きと言えば良かった
そばかすのキス
タンポポの決心
仲谷と片山が並んだときの、微妙な振りの解釈の違いが面白い。 この揃い過ぎないところが、AKB48の面白さだと私は考えている。
仲川は終始楽しそうではありつつ、笑わないで居るべきところではもっともらしい顔で歌い踊っている。 これも進歩。
ジュブナイルSF小説でよく見られた、地球より引力の強い星に暮らす人間の描写を髣髴とさせる体形の内田だが、ターンした際に横から見ると、前後方向には括れたウエストなのが解かる。
客の分母が増えて薄くなったと言われるが、屑常連も希釈されたようで、アンコール発動のヘゲモニーの取り合い馴れ合いなどが無くなる等、プラスの方向にも働いているようだ。
自然発生的にアンコールの拍手が始まる。
B Stars
横須賀カーブ
アリガトウ
研究生にとっては一番慣れたセットリストであり、研究生公演に仲川や平嶋などの取っ付きやすい連中が出ている事もあってか、キャリアも能力もバラバラな割に、細かく見ていけば粗は有るが、纏まった公演になっていた。
面子だけ見れば飛車角落ちであるのに公演として満足できるものが提供出来ていたのは褒めてよいと思う。
舞台上何処に居てもそれとわかる何かを漂わせている。
前田敦子と同じく、一回で憶えられる解かりやすさが、運営に重用される理由なのだと思う。
「天国野郎」のバックダンサーとしてでランドセル背負って出てきたのだけれど、身長は合っているものの、その他がまったく合っておらず、コントのようで面白かった。
上が支えた現状で、正規メンバーに昇格するのも、ましてや希望するチームに昇格するってのも中々難しいとは思うのだけれど、他の誰とも被らないキャラクターではあるし、きっちり歌って踊れてもいるので、何か切っ掛けがれば上に上がる事は出来ると思うし、上に上がっても埋没せずに何かを出していけると思う。
こと動きに関しては、7期では出色。
内田、平嶋と並んだところを、同じ公演を見ていた友人は「ジェットストリーム・アタックみたいだ」と評していたが、重心が低くて地を這うような素早い動き。
バトントワリングなども、顔が必死すぎるのはさておき、切れの有る動きで力まずソツなく。
AKB48では報われにくいキャラクターでは有るが、使える。 仲谷のように「使える+α」を出していければ、やせてもらえる事の幅も拡がっていくと思う。
7期以降の研究生に関しては、見た目重視であるように感じていたが、岩佐に関しては能力値も判断材料に入っていたのだと思う。
# Dwightsa [viagra overdose side effects <a href=http://dstvmediasale..]
今週もKKi「小林の人気向上委員会」。 清く!正しく!!美しく!!!
人と打ち解けるのに時間は掛かるが、打ち解ければ優しい。 それが初対面での印象の悪さに繋がっていると言うことで、小林の立てた握手会に於ける対客戦略を訊いて行く。
客との会話の糸口を探る小林は、定型質問を取っ掛かりにする事を考え付いたようだ。
どこから来たか訊く → 劇場まで何分掛かるか訊く
まぁなんと言うか、何とかしようという意欲は感じられるし、実行に移したことは評価して良いと思う。
綺麗には撮れているが、私が見たいのはこんな小林ではない。
カメラマンの腕が悪い訳でも、編集氏の話の持って行き方が悪い訳でも、勿論小林が悪い訳でもないのだけれど、虚無寄りの絶望が顔に出ている。
もともと躁と鬱の大きな波の間をたゆたって生きている小林なので、フランス行きで躁の波のてっぺんまで行けばあとは落ちて行くだけなのは解かっていたけれど、まったく以って間の悪すぎる今回の結果であった。
投票権は有った(らしい)ものの、「祭りそのものがちゃんちゃらおかしい」ってんで何もしなかった訳だが、こんな事になるなら厭でも馬鹿らしくても投票してやれば良かったかななんて思ったりしても後の祭り。
「よのなか入門」では、小林を元気付けるための新企画を募集中。
1. 小林香菜のファンを増やす必殺の方法
2. あなたが小林香菜にやって欲しいこと
以上2点を書いて
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まで是非。
次回更新は7/30予定とのこと。
東京タワーのイメージガールが梅田彩佳に変わって直ぐの頃、Night View DJを一緒に見た友人と帰り道で「イメージガールとしての自覚」について話した事がある。
折井あゆみは、東京タワーの展望台内にいる全ての客に向けて、つまりステージ前に「目当て」で来ている客だけでなく、東京タワーに偶々来て展望台内のどこかで「聞いている」客にも、聞いて判るように話しており、原稿に目を通している時間以外、曲が掛かっている間はステージの前を通路として横切る客にも笑顔を振りまいていた。
然るにその頃の梅田はステージの前で見ている「目当て」の客だけを相手に喋っていて、通りすがる客に目をやる余裕が無い。
友人曰く「イメージガールとしての自覚が足りない 」。
私は足りないのは認めつつ、それは育って行く物だと思っていたのだけれど、数ヶ月経った今に至っても、その兆しは見られない。
喋り手としての能力値は上がってきているだけに、惜しい。
折井の場合は直接的に介入してくる客が殆ど居なかったのに対して、梅田に付いてきた客の殆どがAKB48劇場そのままに直接的な介入をしてくると言う違いは有り、客としての対象を広く捉え難いとは思うのだけれど、イメージガールとして成すべき事は何であるか、そろそろ考えた方が良い。
自分目当てで来ている客、その日偶々東京タワーに来ていた客、どちらも対象であり等価な「客」なのだけれど、目に見える物である前者に比重を置きすぎているように感じられる。
東京タワーに人を呼び、また来てくれるように楽しい時間を提供するのが、イメージガールとしての梅田のDJに求められている仕事なのであると私は思う。
大堀恵 大堀恵の「受粉計画」
パソコンから見ると膨大な量の告知の下に最新エントリが有り、少々見づらくはあるのだけれど、大堀の意気込みが具現化したものと考えると微笑ましくもある。
大堀は誤字や誤表記もあり、文章そのものは上手くないのだけれど、ブログの根多の見つけ方とその処理が実に上手い。 「見せる」ブログ。
モバイルメールも続けながら、違った切り口でブログも更新するってのは大変だと思うのだけれど、誰もが見られる場所で情報を発信しつづけると言う事には、「知ってもらえる」と言う大きなメリットが有る。
モバイルメールくらいしか情報発信の手段を持たないメンバー・研究生を根多として取り上げてくれるのも嬉しい。
# Dwightsa [viagra experiences <a href=http://dstvmediasales.com/site..]
現役よりOGのブログの方が、私には面白い。
これは日々の断片を積み上げたブログより、日記に近い書き方をしているからだと思う。
コンスタントに更新していて、文章も写真も駒谷らしい味が出ている。
温度は低いが冷た過ぎず、読んでいて心地良い。
あの駒谷が、こんなにちゃんと文章を書けるとは思わなかった。
宵っ張りの戸島らしく、明け方の更新もある。
漢字を知らない訳ではないが、敢えて平仮名で書いたような文章なのも戸島らしいし、質問コーナーをやっても答えたくない質問はキッパリ拒否するのも戸島らしい。
兎に角、戸島らしさは出ている。
精力的且つ脱力的に更新。
日めくり絵手紙のような日記。
去年の折井も客筋の悪さには泣けて来るくらいだったし、実際私も泣きを見たのだけれど、あれは一極集中であった分、まだ救われていた。
今年は梅田がレギュラー、代打で秋元・増田・小林とチームKの連中が出てきているのだけれど、軒並み折井以上に客筋が悪く、今日はその極大日だった。
曲が掛かっている間はまだしも、梅田が喋ってようが何してようがお構い無しに新参古参の別無く高声でくっ喋ってゲラゲラ笑っている。
それでいて梅田に手を振って反応を求めてみたり、梅田のトチりに大声で突っ込みを入れてみたり。 AKB48劇場そのままの無作法が持ち込まれている。
この手の輩は梅田そのものには用が有っても梅田の仕事はどうでも良く(いや梅田に限らず増田にしても小林にしてもだが)、対象にアイドルの接客業の側面しか求めていない。
AKB48が「そう言う客」向けの営業に血道を上げてきた結果、「そう言う客」しか残らなかった。
残らなかったというか、「そう言う客」を作ってしまった。
# マサ [平成21年11月27日東京タワーに行って来た。 客筋の悪さは変わっていない。 梅田彩佳は曲がかかっている間は ペン入..]
今回は真面目に。 小林の来し方行く末について考える。
まず、今の心境を絵に描いて貰う。
画用紙の真ん中に小さく自分(・・・らしきもの)を描く小林。
曰く、「すべてをリセットして1からやり直すという意味です!!」
そして、撰ばれし30人に入れなかった小林の脳内で開かれた緊急会議の詳細が語られていく。 小林は何時に無く神妙な面持ち。
花のモン・パリで浮かれ気分、己惚れのぼせて得意顔だったのが遠い昔のように憔悴した小林が痛々しい。 あれも努めて明るく振舞っていたのではないかと思わせる、沈鬱と言うより虚無に近い表情。
内容をかいつまむと
・選抜のコたちはみんな細かったからダイエットをはじめた
・写真写りが悪い
で、最終的な結論としては
・人に優しく
小林が正しい漢字を綺麗に書けてしまうのは、「死に至る病」としての絶望の深さによるものなのか、それとも以前教えてもらった書道が思わぬところで生きて来たのか。
小林の「人に優しく」と言うのは、心を開くまでに時間が掛かり、それがぶっきらぼうで冷たい感じを相手に与えるのを何とかしたいということであるが、これは握手会で客に与える印象が悪い等、アイドルの接客業の部分に係る瑣末な問題ではなく、先日の東京タワーでもそうであったように「やる気が無い」「出来ない」"ように"見えてしまう第一印象の悪さを何とかする方向で考えて頂きたい。
小林が寧ろ優しいと言うのは、他のメンバーのブログ等で語られている通りなのであるが、それは或る程度打ち解けてから先の話であり、その"打ち解けるまで"が問題なのだと思う。
もはや勉強しているばやいではないと言うことで、この連載も小林を世界的大スターにする方向へ大転換。
さらにコアに突っ込む次回更新は7/23予定・・・とのこと。
# Dwightsa [purchase viagra on line <a href=http://www.rwuk.org/?prod..]
前回更新時に、私は「してはならないやりかた」を用いて文章を書き、指摘とツッコミをいただくまで、それに気づかずに居た。
この指摘とツッコミは全く以ってその通りなのでリンクを貼って置く。 一読願いたい。
不快な思いをされた読者当事者各位に、謹んでお詫び申し上げる次第。
自戒のため消去はせず、当該部分には打ち消し線を引いておきます。
1. 見ていないものを腐す
2. 片方を持ち上げるためにもう片方を下げる
「研究生公演を見ていない」「開票現場に居なかった」これが 1. にあたります。
「SKE48について書く際に研究生を引き合いに出すのは筋違い」これが 2. にあたります。
とりあへずここまで更新します。
# Dwightsa [zithromax for cold <a href=http://dstvmediasales.com/site..]
SKE48のブログがメンバーがリレー式に書いて行くものから個々に別立てされたものに変わった。
新しいブログの興味深い点は、完全に別立てになっている訳ではなく、ひとつのブログを内部で仕切って使っているところ。
AKB48の別事務所移籍組のブログが玄関まで別になったマンションや一戸建てだとすると、SKE48のそれは玄関と内廊下を共有し、内廊下に各部屋のドアがある寮のような感じ。
松下唯が精力的に更新しすぎて物議を醸したようだが、これはブログの構造が現代の所謂「ブログ」よりweb日記と呼ばれていたころのものに近い為、中川翔子式に日常の断片を逐一記事として投下すると収拾がつかなくなる事に起因する。
運営側としては、多くとも一日数回の「日記」としての更新を念頭においていたのだと思うが、実際は必ずしもそうではない。
私は「情報の即時性」より「読み出」を欲するので松下のとった手法は好みでは無いが、世間一般の需要としては書き手と情報や時間を共有した気分になれる即時性の高い投稿の方が受けるのではないかと思う。
松下のやり方は、ブログという物の捉え方としては間違っていないが、残念ながら使用するシステムとの親和性が低かった。
視点や文体は面白いので、投稿の頻度を瀬踏みしながら上手くやってほしい。
「読み出」と言う点に於いて、SKE48のブログは申し分ない。
AKB48でも文章の味わいと歯応えで比肩し得るのは近野くらいではないだろうか。
特に面白いと思うのは平松と平田、そして松井玲奈。
総じて言えるのは擦れていないと言う事と、意図しているかどうかは別として読者の幅を広く見ているところ。
先般の壮大な茶番においても明らかになったように、今回計られた「人気」と言うのは得体の知れないもので、努力や資質と直接の関連性は無い。
それを得る手段として明確なものは何も無いのだけれど、まず自分の存在と人となりを知って貰えなければどうにもならない事だけははっきりしている。
その「知ってもらう」為のとば口として、SKE48のブログ群は上手く機能している。
SKE48のブログの入り口は一つであり、目当て以外のメンバーの更新状況も自然と目に入る。 よって、目当て以外のメンバーのブログも見て貰える。
AKB48の外部プロダクション移籍メンバー以外の連中は、こうした自助努力による広報手段をほぼ封じられている訳で、そのあたりの不幸は計り知れない。
モバイルメールは釣った魚に与える餌にはなっても、魚を釣る手段には成り得ない。
外部プロ移籍組のブログの中で「即時性」と「読み出」のバランスが取れているのは尾木組のもの。
これは私が或る程度知った上で読んでいると言うのもあるが、「〜がありました」「〜をしました」に+αが上手く付けられているからだと思う。
SKE48に話を戻す。
平松の文章は目にも心にも優しい。 柔らかい文章の中に、読む者の心を掴む言葉が潜んでいる。
そしてそれが狙って書かれたものでは無いところに価値が有る。
平田は器用ではないが丁寧に書かれた文章に人柄が滲み出ている。
人が良過ぎるのはこの世界で活きて行く上でプラスに働かない事もあるかも知れないが、汚れず汚されずなんとかして行って欲しい。
松井玲奈はしなやかな文章。 柔らかい文体だが、ぶれない芯が有る。
大矢の一日一回練った文章で書いたものも面白いし、桑原の土佐弁で押すはちきんな文章も楽しい。
SKE48には、初期のAKB48に有った「語りたくなる何か」がある。大量解雇以降の研究生をまだきちんと見ていない(そもそも今後見る機会が有るかどうかも怪しい)のだけれど、新研究生のアイドルの接客業として側面に軸足を置きすぎたステージ上の振る舞いに対する苦言などを目にするたびに、私の関心は名古屋に引き寄せられて行く。
四人に三人が「員数外」の烙印を押され、涙を飲み悲しみに暮れる事がはじめから判っている公開処刑のような愁嘆場を、イベントに仕立てて客に見せると言うのもAKBらしいと言えばAKBらしいのだけれど(思えば「ゆりばら組み分け中西号泣事件」なんてのもあった)、それを楽しんで見ている客が場内で多数を占めていたと言うのがどうにも遣り切れない。
自らを安全圏に置いて俎上にある連中の一喜一憂を眺めると言うのがそもそも醜悪であると私は思うのだけれど、それは見世物として楽しかったのだろうか。
暁斎や黙阿弥の洗練より芳年や南北の陰惨の方が大衆に好まれてきたように、若い娘が人前で順番付けられてあられもなく泣きじゃくる図を見て楽しむってのも娯楽の一つの形なのかも知れないけれど、私はそれを好まない。
メンバーのブログに散見される「感動した」の文字列も、連中が当事者であるから吐ける言葉なのだと私は思う。
前にも書いたが、選抜されなかった理由がアイドルの接客業としての部分における営業努力の不足だと考えるのだけは已めたほうが良い。
そう言う餌に飛び付くダボハゼは、どんな餌にでも食い付くし、より美味しそうな餌があればそちらに流れて行くものだ。
「非難」で無いことは承知しています。
私の書き方が悪かったのです。 その場に居ない訳ですから。
仕事が煮詰まっている上に、AKB48界隈でも面白からざる事ばかり。
そんな訳でとっとと帰って寝ようかとも思ったが、何となく東京タワーへ。
大展望台へ上がると、いつもと来ている客の傾向が異なる。
何だろう・・・と思ったら
梅田急病との事で、代打小林。
例によって公式ブログでの告知は無い。 この件については別項にて。
定刻になっても始まらず、15分遅れでスタート。
小林は赤羽橋へ行くべきところを赤羽へ行ってしまったらしく、来るには来たが何をやるんだかまるで解っていない状態でスタート。
のっけからミズノ氏の喋りでスタート、定型原稿とリクエストの読み上げ以外はお仕舞いまでほぼミズノ氏がなんとかして終わった。
急な仕事でもあり、誰が代打で出ても初回は何が何だか判らないうちに終わるのが常なのだけれど、それにしても頭を抱える出来では有った。
話を振られても合いの手を入れるでもなく無言で頷くってのは、幾らなんでも酷い。
折井の時は原稿と睨めっこしてガチガチで終わり、中西は緊張しているってのを連発してアワアワしたまま終わり、たいてい過緊張がマイナスに働いているのが見て取れたのだけれど、小林はそう言った感じでは無く、本人も「緊張はしていない」と話していた通り表情に硬さは無かった。
ただ例の件以来の鬱々とした気分が表に出ているようで表情は暗く、ミズノ氏が話を振ってもほとんど話が拡がらないどころか、前出の通りで合いの手すら満足に入れられない。
反面、与えられた原稿は予想以上にきちんと読めていて、判らない文字もそのままにせず質問してペンを入れていたし、曲の間には次に喋る事を浚っていたりもしたので、職業モラルが低いのではなく、ただ単に何をする仕事なのかを把握しないまま現場に入ってしまったのだと思う。
カフェ・ラ・トゥールから一品頼むコーナー。
「パリに行ってからココアが飲みたくて」とココアを頼む小林。
「フランスだと『ショコラ』ですよね?」とミズノ氏に振られても無反応。
「パリにはココアが無かったので、コーラばかり飲んでました」と小林。 まぁフランス人にココアと言っても持ってきてくれないだろう。
パリの思い出にショコラを好んだ荷風と全く逆の理由でココアを欲するところが小林らしい。
初日の食事でムール貝がバケツで出てきたのに面くらい、フランスでは何でもバケツで出てくるのかと思ったとか、フランスのパンは硬かったとか、(守備範囲に球が来れば・・・であるが)小林らしさの片鱗は見られた。
最後に今日の感想を訊かれて、「ラジオの仕事をやっているけれど、何時もは透明の仕切りがあるのでお客さんが目の前にいるのは新鮮でした」と答えていた。
たとえ親が死んでも客前にでたらシャンとしなければならない仕事をしている訳で、現場に出たら精神的な落ち込みを出してはいけない。
準備する時間の無さとか、マイナス条件をさっぴけば見るべきものはあったのだけれど、さっぴかなきゃならないものが多すぎる。
梅田急病、秋元と宮澤はレコーディング、増田は舞台、奥は児童福祉法、消去法で転がり込んだ仕事なのだから、活かして欲しいチャンスだった。
事務所も赤羽橋なんて東京に住んでいても出歩かない人は知らないような駅に呼び出さずに、浜松町からタクシーに乗せるくらいしていただきたい。 折井や秋元ならともかく、相手は小林なのだから。
しかし、兎にも角にもこうしてチャンスを引き寄せるところは、実に小林らしくある訳だが。
新帰朝の小林さまは、たまたま出会った小嶋陽菜に
「Bonjour!」
・・・と挨拶した辺りまでは浮かれポンチのお調子者で居られたようだが、その後は大いに凹む出来事が有ったようだ。
実力とも努力とも関係無い部分を恣意で捻じ曲げた物差しで計った結果に振り回されるのもバカバカしいので、なんとか居直っていつもの小林に戻っていただきたいところではあるが。
閑話休題(文字通りの「閑話休題」だ)、前回に引き続き「チュッパチャプスを語る」の巻。 土留め色な気分になる前の浮かれた小林が見られる。
現在発売されている13種の選抜メンバー・・・じゃなかったフレーバーを好きな順に並べさせる。 こう言うときは悩まない。
ストロベリークリーム → ストロベリー → チョコバニラ → ミルク → マンゴー の順。
ちなみにチュッパチャプス公式サイトの月刊フレーバーバトルでは、
チェリー → コーラ → ラムネ → ストロベリークリーム → プリン の順。
小林の嗜好が刺激や酸味より甘味に寄っている事がわかる。
これは精神分析の資料として参考になるかもしれない。 好きじゃない味として「コーラ」を語る小林の微妙な上にも微妙な表情が味わい深い。
その微妙な表情の小林曰く「なんか、炭酸が抜けてる気がする。」 小林にしては的を得た回答。
「有ったらいいのに」なフレーバーとしてはアーモンドやピーナツを挙げているが、昔はチョコピーナッツと言うのがあったようだ(現在、選抜漏れ)。
チュッパチャプスへの熱い思いを描かせたら例によって醒めた絵になったりしつつ、フランスにも持っていくと語る小林に何本持っていくのか訊くと
「7本」
滞在7日で、7本。 チュッパチャプスは一日一本!! 素晴らしい。
最後のチュッパチャプスを横咥えにしてほっぺたを膨らませた写真が秀逸。 これぞ小林。
そんな訳で通常営業に戻る・・・と思われる次回更新は7/16とのこと。
AKB48にくっついて洋行した連中が、それに係る資本を集中投下していたらどうなっていたであろうか。
洋行しなかった組の順位と照らし合わせてみると、何か見えてくるかもしれない。
選に漏れた連中のブログ等で散見される「努力が足りなかった」の文字列。
アイドルの接客業としての側面に対する営業努力にならないようにしていただきたいと思う。
Arthur Schopenhauer 曰く
人生とは、裏切られた希望、挫折させられた目論見、それと気づいたときにはもう遅すぎる過ちの連続にほかならない
「素晴らしき哉」とは言い難くとも、それもまた、人生。
AKB48を代表してフランスへ派遣される小林にフランスの文化を教えるの巻。
肖像画を見せて誰か訊いたり、簡単なフランス語(Bonjour とか S'il vous plait. とか)の意味を訊いたりするのだけれど、ネタ振りをして小林の引き出しから訳のわからないものを漁る感じ。 俺トークをする小林の表情が味わい深い。
フランス語からの流れで、「語学留学に行きたい」とのたまう小林。
「先生に褒められた」と発音の実演をするが、口から出る単語は食べ物ばかり。 根拠の無い自信に裏打ちされたしたり顔が楽しい。
「な〜まはぁぁ〜〜む(歓喜)!!」
最早英語ではなくなったりなんかしちゃったりしながら次回へ続くのだ。 ちょんちょん。
小林香菜、チュッパチャプスを語るの巻。
フランス公演への出発を前にヤッツケ的に更新。 むつかしい事をやらされないのが分かっている時の小林はプレッシャーが掛からぬ分のほほんとして良い表情。
今回は小林が愛してやまない「30分おまかせキャンディ」チュッパチャプスについて語る。
小林がこの飴を好む理由が語られるのだけれど、それが実に小林らしい。
とめどない食欲を飴で我慢する → 普通の飴だと噛み砕いて食べてしまう → 棒つきなので噛めず長持ち
チュッパチャプスを銜えてリラックスしきった態度と表情で語る小林の写真が挟み込まれるのだけれど、「飴を舐める女」としての小林が実に良く撮れている。
兎に角人見知りをするので、カメラマンの腕が良くても写真にならない事がままあるのだけれど、この連載は企画がやっつけになれば成るほど小林の表情が生きてくる。
こと写真に関しては、今回が一番かもしれない。
ずっと誰かに似ているような気がしていつつ、誰だか思い出せなかったのだけれど、漸く判った。
花紀京だ。
1200円と言う、もはや雑誌とは呼びにくい価格になってしまい、どうなるかと思ったが、豪華グラビア路線が吉と出て売れているようだ。
貴重な大判グラビア誌、頑張っていただきたい。
矢島舞美 (photo=takeo DEC) 10P
制服と私服で10ページ。 外で撮ったカットが多いが、少々眩しがり屋の気味があるので、表情は屋内でのカットのほうが良い。
外で撮ったものも逆光気味の写真が多いので、死んだ表情は無い。
8カット目の、やや下から撮った写真が良い。
「世界一美しい17歳」と言うキャッチも伊達ではない。
小野恵令奈 (photo=kazunori fujimoto) 9P
水着と着衣で9ページ11カット。 顔も身体も過渡期にあるので、見せ方が難しい。 大人びた部分を持て余したような写真が多く、成長を魅力として昇華し切れていない。
反面、4カットで1ページになっているものなど、「可愛いの残滓」を集めた写真は悪くない。
逢沢りな (photo=kojiro hosoi) 7P
写真集の広告を含めて7ページ8カット。 kirakira☆メロディ学園みたいなセーラー服と、競泳水着っぽいスクール水着。 ワニブックスなので縦笛などは持たせない。
水着で正面を切らない構図が面白い。 歯見せ笑いで粗が出るが、それ以外は良い。
色々な角度から撮っている割に、アップになると撮る角度が限定されるのだけれど、これが一番可愛く見える角度と判断したのだろう。 もう一と捻り欲しかった。
高田里穂 (photo=shunsaku satoh) 4P
見開き2ページで1カット、残り2ページでインタビューと細かい写真を12カット。
見開きの写真、表情は良いが明らかに前ピン。 惜しい。
細かい写真はモデルとしては良い仕事をしていて破綻は無いが、面白みも薄い。
ピントは来ていないが、見開きの写真に一番高田里穂が出ているように思った。
川口春奈 (photo=toshihiko imamura) 7P
当代リハウスガールの川口春奈を7ページ17カット。
今村敏彦はレンズの向こう側とこちら側を繋ぐのが巧い。 澄まし顔、笑顔、驚いた顔 etc... 各種取り揃えてお届け。
4ページ目の、草むらに寝転んだ写真が秀逸。 スクールシャツのサイズからスカートの丈から、ケチをつけるところが無い。
大人な部分と子供な部分を巧く撮り分けているのにも感心した。 この号のグラビアでは一番の出来。
桜庭ななみ (photo=kojiro hosoi) 8P
昨年度のミス・マガジンを制服と私服半々くらいで8ページ10カット。
嫌味の無い可愛らしさは出ているが、その嫌味の無さが印象を薄くしている。
カメラのオートフォーカス任せなのか、微妙にピントを外しているカットが幾つか有った。 雰囲気は良いだけに勿体無い。
細かく見なければ、写真としては良く撮れている。
巻頭巻末に℃-uteから3人押し込んで22ページ使わせているところに、巻き返しに賭けるアップフロントのやる気を感じる。
護送船団方式の運営に堕したAKB48はさて、どうなりますか。
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検索しても今回の芝居を手放しで褒め称えるブログばかり出てきて正直なところ気持ちが悪かったのだけれど、観に来た別の劇団の役者さんと大堀ファンの女子のブログで嘘の無い批評が書かれていて安心した。 特に後者は的を得た指摘なので一読をお奨めする。
かく言う私も奥歯にモノの挟まったような書き方しかしていない訳だが、客席の反応を見るに俳優座劇場的な芝居ではなく浅草木馬館的な芝居を見に来ている向きのほうが多かったようなので、これはこれでアリなのかな・・・と。
そんな訳で戸島の話に絞って幾つか。
戸島の役は人格が三つ存在していて、それが脚本の中できっちり描き分けられて居らず、場面ごとに戸島の演技そのものでその時々の人格を現さなければならない。
最初の人格は、父の処刑を手伝わされると言う奇禍によって10歳で心を閉ざし幼児化したまま育った20歳の村娘。
夫の処刑を同じように手伝わされて正気に返ったのが第二の人格。 シャンヌ・ダルク化して領主に立ち向かって行くのだけれど、台詞としては精神が異常に昂揚した状態で口にする耶蘇の教典の言葉だけなので、変化は唐突ながら正気では無いと言う点に於いては何とか繋がっている。
問題は第三の人格で、何の説明も無いまま10年の歳月を埋めて全てを了解した二十歳の娘になり、何故か通りかかった遊芸の一座に身を投じてしまう。
最初の人格は良くやれていたと思う。 鸚鵡返しの間の良さとか、声音とか。 唄いながら登場した一と声目を聴いた瞬間「出来たな」と感じた。
オバQにおけるO次郎の「バケラッタ」のような、鸚鵡返しで本来の意味を喪失した言葉の断片にしっかり感情が現されている。
第二の人格になると、脚本の矛盾が出てくる。
戸島としては演出意図に沿った芝居をしており、声の細さと張った時の聞き取り辛さを差し引けば、うわ言のように耶蘇の教典の言葉を呟き、やがて叫び、民衆の先頭に立って領主に立ち向かって行く、マックス・ヴェーバーの言う所の「カリスマ」には成れていた。
10歳のままで時を止めた娘が覚醒して、いきなり成熟した女性としての演技を始める唐突さには頭を抱えたが、これは戸島ではなく演出・脚本の拙さ。
全ての役柄に言える事だが、登場人物の性格や行動に一貫性が無い。
一揆が城を攻め落として領主を殪すと、カリスマたるその娘は行方を晦まし、遊芸の一座というアジールに逃げ込む。
この第三の人格になると、自らの人生を了解し、成熟した女性として舞台に立っているのだけれど、それについての説明は無い。
正気に返ったところで10歳で成長をやめている訳で、大人への階段を一気に二段飛ばして JUMP したとしても、メルモちゃんの青いキャンディーを舐めたとしても、10年の歳月を埋めて立ち居振舞いから考え方まで二十歳の女性に成っていると言うのは無理がありすぎる。
戸島はその無理を無理として、前後の関連性はさておき、そこにいる二十歳の娘としての演技をしており、前後の関連性さえ閑却して演技そのものだけ見れば、及第点をやれるだけの仕事はしていた。
芝居の終わりに、これまた唐突に始まるダンサーの群舞にあわせて壇上で手踊りのような所作をするのだけれど、指先まで神経の通った美しい動きで、戸島の本領が出ていた。
以前にも引いたが、荷風は「見果てぬ夢」の中でこう書いている。
「つまり彼は真白だと稱する壁の上に汚い様々な汚點を見るよりも、投捨てられた襤褸の片に美しい縫取りの殘りを發見して喜ぶのだ。 正義の宮殿にも往々にして鳥や鼠の糞が落ちて居ると同じく、惡徳の谷底には美しい人情の花と香しい涙の果實が却て澤山に摘み集められる……。」
「的を射た」と「当を得た」、どちらも次善なんです。
どちらを使っても納まりが悪い。
だからちゃんと文章を練って書いていれば、どちらも使わないのです。
如何に私が流して書いていたかと言う事ですね。 お恥ずかしい限りです。
七時半前に展望台へ上がると、窓際に人垣。 何事かと思ったが、たまたま団体さんが来ていた様だった。
マイクスタンドが机上据え置き式のフレキシブルなものに変わり、調整が容易になった。 これで梅田も自分ひとりで調整できる。
今日の梅田は毛先をゆるく巻いてフワリ。 白地に細かく黒のドット柄の入ったブラウスに、着古した感じの淡い色のサロペット。 肩の凝らない服。 これは良く似合っていた。
出だしは珍しく噛まずに立て板に水の梅田。 隣で見ていたカップルが
「凄いね、噛まないって」
「普通だね」
「若いんだよ」
然程若くは無いが、若く見えると言う事なのだろう。
このカップルがはたいたりドツいたりうじゃじゃける度に、梅田が注視。
六月十九日は「619 → ロマンチック」と言う事で、日本ロマンチック協会制定の「ロマンスの日」 大切な人を世界で一番幸せにする日。
そんな訳で日本ロマンチック協会主席ロマンス研究員の井手迫義和氏がゲスト。
井手迫氏が経験談を交えてロマンチックな話をするたびに声を上擦らせて反応する梅田が微笑ましい。
井手迫氏から「ロマンスエグゼクティブ」の称号と名刺を貰って狂喜する梅田。
日本ロマンス協会は太っ腹で、リクエストを読まれた人全員に、愛する人と分け合える「雲仙ロマンティックスイーツ」をプレゼント。 私も頂いたがなかなか美味しかった。
カフェ・ラ・トゥールから一品頼むコーナーでは、珍しく甘い物。 キャラメルラテを頼んでいた。
折井は読みながら考えて、読み終えてから話を始める。 梅田は読んでいる最中から感想を挟み始める。
梅田の特質はこの脊髄反射的な語り口にあると思う。
悪く言えば粗忽、良く言えば天真爛漫。 今はこれが良い方に転がっている。
握手会で手一杯らしく公式ブログでの告知は無く、展望台に上がって初めて増田が代役と知る。
それでも目当てで来ている人が居るのは、モバイルメールで増田が知らせたのだろう。
大分早口だが、滑舌そのものは良い。 無理に標準語にしない自然体の語り。
緊張していると繰り返し言っていたが、寸暇を惜しんで客弄りする余裕は見られた。
客弄りは過剰なくらいこってりとやるのだけれど、原稿へのペン入れやスタッフとの打ち合わせはきちんとやっていた。 グーで握って立て気味に書く、筆圧高めなペンの持ち方。 ドラえもん握り。
凄まじい客弄りと三点バーストの全周目配り。 誘いの隙を作って客に突っ込ませて突っ込み返すナニワな喋くりに驚嘆。
語彙は然程多くないのだけれど、切り返しの種類と語尾の変化が多いので聞き上手に見える。
正直言って客との馴れ合いは過剰で且つ不快なくらいだったのだけれど、打ち合わせやペン入れに掛かるときっちり切り替えられるところには感心した。 流されない強さ。
来年一月公開の映画「Re:Play-Girls 幻影学園」に小林が出演との事。
台詞が憶えられるのか以前に、そもそも脚本が読めないであろう事が心配では有るのだけれど、小林は「掘った墓穴から金銀財宝」みたいなところがあるので、ここから何かが起こるかもしれない。
巻頭グラビア + メンバー名鑑。
チームAからSKE研究生まで載っているのは便利だが、チームAだけ写真がでかいと言うのがどうにも。
集英社がそうしたのか、AKB48側がそうさせたのか。 いずれにしても如何なものかと思う。
巻頭グラビアは、前田、板野、小嶋、大島、小野、宮崎、宮澤。 前田から大島までは一人1ページ、小野・宮崎・宮澤は見開き2ページに三人でピンのグラビア。
グラビア映えする面子を集めてあるが、派閥均衡と言えば派閥均衡。
今村敏彦らしい、良い意味でカメラマンの人の悪さが出ている。
前田が良い。 斜め上から撮った安全牌の写真が多いのは気になるが、この角度が一番映えるので顔見世グラビアとしてはこれで良い。 特に表紙がよく撮れている。
大島は、自由に振舞わせるより、何か目的を持たせたほうが良い仕事をすると思うのだけれど、今回のグラビアは「仕事」をしている。
小野はメイクが合わない所為で、表情が死んでいる。 ただそこでむざむざ殺されてしまってはモデルとして其処に居る意味が無い。 顔が大人になりつつあり、どう見せるかが難しい年頃でもある。
三次元の板野は鼻持ちなら無い事も多いが、二次元の板野は今回も良い仕事、実に良い。 可愛く見えないハズレの角度が無い事も有るが、様々な角度から撮らせてそれぞれに良い表情。 モデルとしての板野は金の取れる仕事をしている。
小嶋は目の下と表情に疲れが見えるが、その中でも一定の仕事はしており、素材の良さも有って写真の出来としては悪くない。
宮崎は全体的に表情とポーズが硬い。 それが初々しさとしてプラスに働いていないので、ちょっと冴えない出来。
宮澤はニコパチでは魅力が伝わり難いので、グラビアの趣向で損をしている。 水着慣れしていないからか、表情も一寸硬い。 服を着た写真なら、今村敏彦との相性は悪くなかったと思う。
手抜きだの偉そうだの、何故だかボロッカスに言われる事の多い前田だが、ただ々々一生懸命やっていた頃より仕事の質は上がっていると私は思う。
とりあへず列記。 時間が有れば追記予定。
チームA
北原里英
藤江れいな
佐藤亜美菜
高城亜樹
チームK
河西智美
倉持明日香
松原夏海
奥真奈美
チームB
浦野一美
片山陽加
田名部生来
佐伯美香
チームS
平田璃香子
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朝から金策をして六本木。 俳優座劇場へ。
早めに行ったので良い席に座れた。 場内はほぼ一杯の入り。 スモークが焚かれ、開演が迫ると、おがくずと埃の混じった匂いがしてくる。 芝居の匂い。
ある戦国大名の興亡を描いた芝居なのだけれど、筋はざっくりしていて辻褄は合ったり合わなかったりする。 先が読めないと言う点においては良かったし、最後の落としどころも綺麗。
終盤、背景の詳しく描かれない登場人物が突然生き生きと動き出して物語を回し始める。 動機が希薄で行動が唐突なのだけれど、芝居が動き始めてしまえば、細かいことは気にならない。
殺陣はケレン味たっぷりの、鬼平的リアリスムより旗本退屈男的カタルシスに軸足を置いたもの。 大勢で舞台に駆け込んで来て斬り合い、ひとしきり斬り合うと駆け出して捌けて行く、そして別の場所から駆け込んで斬り合う。
殺陣の見せ方に関しては文句無く上手く、面白かった。
男装の麗人と言う設定の豪姫。 一部マニアに根強い人気のカルト時代劇「姫将軍大あばれ」を思い出す。
悲劇的では有るが重過ぎず、後味は良い芝居。 日曜にマチネとソワレと二公演残っているので、まだの方は是非。
戸島は、序盤のささやくようなひとりごちるような科白廻しが良かった。 発せられた言葉が意味を持って耳から入り、ストンと収まる。 まさに腑に落ちる感じで、言霊が感じられる。
後半、張るような発声になると、喉からの声になってしまって発声の基礎が出来ていないことが露呈してしまうが、その辺りは本人もわかっていると思う。 無理に張って喉を潰さないようにしていただきたい。 聞き取りにくいが音量としては及第点だった。
時代劇なので着物を着ている訳だが、着付けが些かきっちりし過ぎていた。 着崩れないように保険が掛かっているのだと思うが、戸島の動きは着物を着た時の身体の稼動範囲に合わせて抑制されているので、もう少し柔らかくても良いように思う。
所作や立ち居振る舞いは文句無し。 草履の履き方がまた良く、五本の指で草履を掴むようにしていた。 こう言う履き方の人は、転び難く怪我もし難い。
インタビューでは「殺陣はあるようなないような、踊りもあるようなないような」と語っていたが、見てみるとその通りであるようなないような感じだった。
その「あるようなないような部分」の所作が良かった。
これまでの戸島花ではない戸島花が出ている芝居。
以前週刊プレイボーイの増刊か何かの紹介文で「ツンデレだが、デレが出ることは稀」とか何とか書かれて納得したことがあったが、そう言う突っ張らかった部分の無い戸島が見られるという点だけでも、4500円の価値はあると思う。
前半の捉えどころ無く漂う魂がふと現世と触れ合った瞬間に吐き出されたオノマトペのような科白には説得力が有ったが、後半の意味を持ってしまった科白に関しては少々生硬さが感じられた。
張らなくても通っていた声が、張ると通りにくくなる。
これは戸島の拙さとも取れるし実際そうでもあるのだけれど、戸島の役どころである真璃亜と言う村娘が語りそうな台詞は自然に、語らされている台詞は生硬に成っている訳で、脚本の無理な部分が現れたようにも見える。
今回は役の人格が微妙に切り替わるようなところがあり、変わった後の行動が唐突で動機も弱いのだけれど、「役を演じるというより、役の人物の感情を俳優は生きるべき」とのスタニスラフスキーの言を踏まえると、役の人物を捉え切れず仮託出来なかったところが演技に出たのかも知れない。
個人のブログでは前田のものが相変わらず面白い。 黒前田と白前田が上手い具合に出ており、誤字や誤表記をあえて直さずそのままアップロードしているのも好ましい。
「トレーディングカード」を「トレーニングカード」と書かれていたりしても、前田なら許せる。
イトーカンパニーの二人も頑張って更新しているし、尾木の連中のも楽しい。
然し乍ら公式サイトの動画日記も、ファンクラブのブログも閑古鳥なのは頂けない。
このあたりはメンバーブログを個人ブログの集合体として上手く見せているSKEに完全に遅れを取っている。
限られた客からの収奪に血道を上げてファンクラブサイト内にブログを設置し、屋上屋を重ねて有料のメール配信に移行した結果どうなっているか。
あるメンバーに興味を持って調べてみるとする。 出てくるのは公式サイトの簡素なプロフィールか、客のブログしかない。
ファンクラブに入ってブログを見たとする。 あるのはメール配信以前の記事ばかり。 これでは客も食いつき様が無い。
事務所が決まった連中と、そうでない連中との格差は、こんなところにもある。
メール送信から開放されて、公開されている個人のブログに傾注できれば、調べた客が知り得る情報の量も増える。 尾木組や篠田が有料サイト内のブログ以外にも無料で見ることのできるものを始めた理由は、このあたりにも有るのではないだろうか。
SKEも結果の平等までは保証していないが、少なくとも機会の平等はある。
AKBには、そのどちらも無い。 えらい違いだ。
同じ時期に辞めた連中が薄着の仕事から始める中、地味だが堅実な仕事(パチンコ屋の仕事はどうかと思ったが)を重ねて、ついに舞台出演。 しかも俳優座劇場。
私も木石ではなく、それなりに煩悩もあるので、戸島の薄着の仕事が見たくないかといえばそうでも無いのだけれど、一度上げてしまった露出度を下げるのは難しく、そうでない仕事に舵を切るのも楽ではないので、やらないで済むならやらないで欲しい。
とまれ、この芝居の成功を願っているところ。
当日券も有るようなので、お手隙の方は是非。
嗚呼、戸島のブログが切ない。 6/6の記事が特に切ない。
一応閉鎖コンテンツなので引用する訳にも行かずリンクも貼り難いのだけれど、要約すると
「私のことを知っている人皆に今回の舞台を見て欲しい」 → 「これまでは戸島花であって戸島花では無かったから」
深くて切ないが、そう思える仕事にめぐり合えた事は喜ばしい。
戸島はAKBを辞めて良かったと思う。
板野くんは顔だけ見ているとカッタルそうでも、首から下だけ見ていると動きはきっちりしていたりするので、無下に切り捨てられません。 正直過ぎるのかもしれません、素直では無さそうですが。
やる気のある曲と流す曲で態度がガラリ変わるので、そこを見ている分には面白くもあるのですが、あまり金を払ってみたい種類の見世物ではありませんね。
もうすぐ夏至、七時を回っても西の空は明るく、七時半頃までは夕焼け空。
今月からリクエストの締め切りが八時と決まり、ステージ右側だけでなく、大展望台の二階北側にもメッセージボックスが設置された。
メッセージボックスの周りは黒山・・・とまでは行かないが結構な人だかり。 リクエストカードは書式も変わって綺麗になり、書きやすくなった。
梅田は鼻声の気味だったが、風邪っ引きと言う訳でもなく、それなりに元気そう。
日によっては頑張りすぎて裏目に出ることもあるが、今日はメンバーからの駄目出しも軽くて済みそうな比較的垢抜けた服装。
今週はゲスト有り。 フットタウン三階にあるタワーショップ333の店長がみやげ物を大量に持ち込んで登場。
純金のストラップ二万円也に「高い!」「無理!」を連発する梅田。 堅実な経済観念。
一番の売れ筋は東京タワー型のペットボトルに入った300円のミネラルウォーターとのこと。
告知絡みでは、次週のウェンズディ LIVEに星野みちる(ex.AKB48)が登場。 どよめく客、どよめかせる梅田。
「AKBでは、梅田さんがイチオシです(笑)」と書かれたメッセージに
「(笑)はいらないですよー」
素で返す梅田。
カフェ・ラ・トゥールに一品頼むコーナーになるところで、隣の中国人が大声ででんわを掛け始めてしまい、筆談で黙らせているうちに注文が済んでしまって、何を頼んだのか聞き取れなかったが、ウーロン茶らしきものが゜届いていた。
終盤には、東京タワーホームページのフォームからのリクエストで頼んだ曲が掛かるのに合わせてプロポーズをする人が現れて盛り上がる。
これまで何回かこう言う事が有ったが、全て成功している。
リクエスト以外では、先週も掛けていたステイシー・ケントのアルバムから一曲。 「ナイト・スライド」。
ミズノ氏曰く、リクエストブックに収められている3000曲の中でも、まだ一度も掛けられていない良い曲が沢山有るとのこと。
九時を回って、天の川イルミネーションに流れ星が輝いた頃終演。
リクエストを書いてこっそり佇む人と、リクエストを書いて梅田にアピールする人と、二つに分けると、後者の方が多いようだ。
酷いのになると常に梅田に茶々を入れ続けているようなのも居るが、そこはそれ梅田も上手く流している。
この辺りの「客に翻弄されない強さ」も、チームKの連中の特質だと思う。
公開番組の仕事をしている連中がOGの早野を含めて多いのも頷ける。
ステージ前にはパイプ椅子が二列、20席ほど設えられていて、それにあぶれた客は窓際で。
後ろにキーボード、ギター(プラグド)、パーカッション&コーラスと言う編成。
キーボードとギターは曲ごとに音色や弾き方を変えて人数以上の仕事をしていた。 コーラスも芸が細かい。
星野は右側頭部を編みこんで顔を見せつつ、夏らしいワンピース。
例によって訥々と挨拶してから歌。 喋ると岸田劉生の麗子像みたいだが、歌いだすとガラリ人が変わり、一と回りも二た回りも大きく綺麗に見える。
張らなくても通る声になったのは、ボイストレーニングの成果だろうか、マイクの使い方も上手くなって音量の変動が少なくなっていた。
MCでは、話に詰まるとキーボードの人が助け舟。
「緊張しています」「今日は雨が降らなくて良かった」を針が飛んだレコードのように繰り返していたので、やはり緊張していたのだろう。
「カップルが多い中、失恋の曲を歌うのは申し訳ないんですが」と前置きしつつ、失恋の曲を二曲つづけるところが星野らしい。
「どんよりしちゃいますね」「昔の恋のことなど、思い出しながら聴いて下さい」
星野の歌は失恋の曲でもじめじめドロドロしていないので、そんなにどんよりしない。
<セットリスト>
一回目
・サヨナラのサイン
・春のワンピース
・くちびる
・Missing
・泣きたくなる
・信じたい
・ガンバレ!(弾き語り)
二回目
・サヨナラのサイン
・DEAR M
・I love you
・Missing
・君の名前
・夢の足跡
「ガンバレ!」は劇場でも音源でも聴いたが、より優しい歌い方になっていた。
終演後に物販。 先日発売になったミニアルバムと、アルバムケットの別テイクの写真が売られていた。
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例によって間繋ぎ企画なわけだが、写真が美麗。
時事根多を振って小林の反応を見て行く。
先ずは「草食系男子」。
「優しさがあればイイ」とか「今の私に足りないのは優しさなんですよ(訴)!!」とか、なにがどうしたのか切実なお答え。
あとは世事に疎い小林の事、頓珍漢な受け答えに終始するのだけれど、その頓珍漢ぶりがまた楽しい。
高度なボケと、美麗な写真の落差が凄い。
次回更新は6/18・・・(今日だよ!!)
「万が一飛行機が落ちても困らない面子を撰んだ」とも言われているAKB48のフランス公演。 小林も名を連ねている。
そんな訳で小林にフランスについて根多を振って語ってもらう企画。
北海道の下半分がフランスだと思っている小林がまともな事を言う訳もなく、今回も美麗な写真と壮絶なボケと無知が綯い交ぜに。
観光名所に関心がないと語る小林。 ベタなものは好きだと思っていたので、これは意外だし面白い。
フランスと言う国が小林の目にどう映るのか、興味深い。
フランスと言えば、暴れっぷりの良い国民性で知られる。 対外的な戦争は弱いが、革命はお手の物。
その時期に合わせてゼネストとか、糞尿撒き散らす農民デモとか、パリ・コミューンとかマクドナルド排斥とか、フランス人民の奮起に期待したい。
次回更新はこの続き。 6/25予定との事。
土曜は所沢でセパ交流戦の西武対広島、日曜は浦和でイースタンのロッテ対西武を観戦。 試合についてはさておき、日曜の浦和での話。
マリンスタジアムの阪神戦うっちゃらかして三塁側内野自由席で見ていたコアなロッテファンの会話が面白かった。
スポーツ新聞を見ながら
「『関係者からシュートの投げ方についてアドバイスを頂いた』って書いてあるけど、シュートの投げ方まで踏み込んで語れる人ってさぁ、あの人だよねぇ」
「あの人ってまさか、『今日も頑張りましょう!』の?」
「そうだよ、俺たち三人が目が合った瞬間『お疲れ様です!』って直立不動で挨拶したあの人しか居ないよ!!」
千葉テレビの野球解説でお馴染み、クラさん(倉持明)の話題であった。
東京の連中はさておき、名古屋から数合わせとは言え二人連れてくるところがどうかしている。
栄の町を歩けなくなるではないか。
倉持明日香が選ばれなくて本当に良かった。
まぁ仮に選ばれていたとしてもクラさんは
「ハードラックですね。」
で済ませるような氣もするが。
交流戦は演出も派手で、それなりに締まったゲーム展開で且つ質の高いプレーでもあり、見応えは有った(負けたけれど)。
それでも交流戦よりもイースタンの試合の方が見ていて楽しめた。
距離の近さ、視点の低さ、拙さはあるがひたむきなプレー、ふらりと行って見られる気楽さ。
かつてのAKB48劇場にもそう言う物があり、それを見に通っていた訳だ。
身の回りの連中が週末名古屋詣でを始め、研究生公演を選って見に行っている理由が奈辺にあるのか、何となく解ったような気がした。
# Dwightsa [viagra or levitra which is better <a href=http://dstvmedi..]
16×2=32 では、どうも余りすぎる。
選抜常連が半分も入っていないところが私の趣味嗜好が世間とずれているのを現している。
AKBよりSKEの方が能力値が高いとは必ずしも思わないのだけれど、SKEの方が見ていてより幸せな気分な気分になるのは、古株と若手の技量の差とか、数合わせのチーム編成とか、傷病兵多発とか、忙しすぎてうろ覚えとか、「あぁ、今日は流してやる日か」とか、客に媚びすぎるとか、AKBの方に膨張した上に租借地だらけの清朝末期の中国みたいな統制の取れない状態に有る事から来るマイナス要因が多すぎるのだと思う。
8期研究生が劇場での発表では14人だったのがテレビでは13人に減り、報道されてみたら更に減って5人になっていたり。 相変わらずと言えば相変わらずだが、お粗末極まりない。
チームKの連中に関しては、「あぁ、今日は流してやる日か」なんてのは見たことが無いし、客の無作法以外では幻滅した事は無い。 あったとしたら「なちのん」の漫才の根多が自虐と客弄りに走りすぎた時くらいか。
念の為追記。
まぁ確かに千秋楽とか誰か辞めるなんて日にゃのっけから泣きっぱなしで糞の役にも立たないし、代役で普段と違うことも演るとか、ソロダンスがあるとか、そう言う日の小林のダメさ加減たるや破滅的ではあるんですが、あれは「やらない」じゃなくて「出来ない」ので、流しているというより流されていると言う感じだと思います。
そもそも目に見える形で手なんざ抜いたら、劇場から生きて帰れないのがチームKです。
# ゆたかの [Kでも流してやるやついるよ。 大ネタ仕込んで来てる日の小林香菜の最初の4曲なんてひどいじゃないすか。心ここにあらずと..]
メール予約は全滅に近かったが、かろうじて日曜のマチネは望みのあるキャンセル待ちが来た。
チケットは抽選枠内で買えたが、抽選入場の籤運は最悪に近く、立ち見二列目。 それでも周りが平和な人たちだったので、ストレス無く観覧できた。
チャイムが鳴って影アナ。 担当は桑原みずき。
チャイムが鳴るや拍手が起きていたので驚く。 客がすれちゃって影アナなんざ聞いちゃいないAKBに慣れてしまっていたので、これは新鮮だった。
土佐っぽの桑原。 無理に標準語を喋らず、土佐標準語で通す姿勢が潔い。
「僕らの風」
オーバーチュアで幕が開き、タンバリンを手に持って歌う曲からスタート。
髪を伸ばした中西が、とりあへず見た目は違和感無く女の子になっていた。
「別に隠して無いですよー」と言う感じで、前髪に分け目を付けて額をチラリと見せる松井R。 しかしその前髪は、強固にかためられて如何に激しく動こうとも微動だにしない。
松井Jは文句の付けようの無い出来。 エースの貫禄。
頑張りすぎて怪我をしないようにお願いしたい。
「マンゴー NO2」
中西のスカートの翻し方が物凄い。 スカートの端を握って振り回している。 スカートの中身まで含めて衣装と言うことなのだろう。
「手をつなぎながら」
「チャイムはLOVE SONG」
三曲目で衣装が変わり、四曲目は二人の松井が歌い出し。
見た目も動きも歌も、全てにおいて説得力のある柱が二本あるので、安心してみていられる。
正直申し上げて、松井Jが此処まで良いとは思わなかった。
四曲終わって自己紹介。 一人ひとり根多を仕込んで作りこんで来ていて、長い。 チームKの初期の自棄に必死な感じの自己紹介を思い出した。
長く見て来ている客は既に飽きた向きもあるようだが、森と平松が面白かった。
新海の声が凄いというのは話に聞いていたが、予想以上の奇声。 蚊の羽音を合成したような、何とも言えない声。 これは生で見て聞かないと判らない。
高田志織は、見かけは美少女だが目を閉じて声だけ聞くと姉(元チームKの高田彩奈)にそっくり。
勢い込んで喋って勢い余ってしどろもどろになるところもそっくり。
おいしいものを食べ過ぎないようにしていただきたい。
高井つき奈は切れ長の目と垂れ眉が誰かに似ているような気がしたが、柳家金語楼だった。 くるくる変わる表情も含めての印象。
とりたてて特徴のある顔ではなく、クラスでも五番目くらいの可愛さであろうと思われるが、移ろう表情の中に見るものをぐっと掴む一瞬がある。 これは拾い物だと思う。 人気が有るのも頷ける。
「Glory days」
「この胸のバーコード」
中西と並んでも遜色無い松井J。 出口は今風の歌い方ではないが、安定した歌唱。 聴かせる曲もあるのがこのセットリストの素晴らしいところ。
「ウィンブルドンへ連れて行って」
妙に惹かれるアレンジだと思ったら、やはり樫原信彦氏の手による編曲であった。
高井つき奈は好みの顔と言うわけではなく、メモにも割と酷いこと(「高井=プアマンズしほの涼」とか)が書いてあるのだけれど、舞台の上にいると目で追ってしまう。
何かがあるのだと思う。
「雨のピアニスト」
松井Rは細いのだけれど、挙措に色気と気品があり、こちらも納得の大黒柱。
ユニットではこの曲が一番盛り上がっていたが、これは曲の良し悪しや盛り上がりやすさではなく、松井Rが歌っていると言う事の影響が大きい。
「チョコの行方」
じたばたする平松が面白い。 曲のあとの間繋ぎも、このユニットの四人で担当。 ゆとり教育の副産物を相手に何とかまとめようとアタフタする平田も良い味。
「Innocence」
「ロマンスロケット」
「恋の傾向と対策」
聴かせる曲あり、中華風あり、ロボットダンスありと、一曲ごとに見せ方を変えてくる演出の妙。
松下と出口(・・・と小野?)の歌の上手い連中が芯になって歌いつつ、途中から松井も前に出てくるなど、見せ所聴かせ所の配分が上手い。
出口にしろ松下にしろ中西にしろ、これまでのAKBの流れの中では労多くして報いられるところの少なかった下支え要員にも、それぞれに見せ場が与えられているので、誰のファンであっても心を痛めずに楽しんで帰れる。
これと真逆の「会いたかった」公演をチームKIIでやるわけで、さて人員配置をどうするのか楽しみでもあり不安でもある。
三曲終わって、高田主導の間繋ぎ。 顔が見えないと喋り方は「あの高田」そのままなので、実に懐かしい。
名古屋にいると判らないが、東京に来ると自分たちが名古屋弁であることに気付く(「高田曰く、「私たち訛ってる!!」)と言う話から、東京に来て「東京だなぁ」と思うことについて侃々諤々。
高知からすると、どちらもビルだらけで名古屋も東京も変わらない・・・と土佐っぽの桑原。
「地下に電車が通っちゅう!!」「高知には汽車しか無い。」
このまますれないでいただきたい。
面子入れ替わって、森主導で「外来語禁止ゲーム」。
外来語を使わずに好きなお菓子について語ると言う趣向だったが、真っ先に森が外来語を口走ってしまう。
「グミ!!」と言ってしまったのを力技で誤魔化して、「砂糖のかたまり」(←どんなお菓子だ!)
チョコボールを上手く説明できずに「玉」と表現する平松。
「玉が好き!!」
その場に居たメンバーは誰一人赤面したり茶化したりせずそのまま話を進めていたが、あまりにスレて居ないので驚いた。
結局、どんな味が有るのかと訊かれて「バナナ」と言ってしまった平松が罰ゲームの「エア、グルメレポート。
好きなお菓子を食べた事にして味を説明。 ぐだぐだで終了
「大好き」
最後に全員揃って歌って本編は終了。
アンコールの発動を巡るヘゲモニーの奪い合いもまだ牧歌的。 客もまだスレていないようだ。
「ロープの友情」
「火曜日の夜、水曜日の朝」
軍服風の衣装で二曲。
「ロープの友情」はこのチームのアンセムとなっていくのだろう。
「遠くにいても」
小野(・・・だったと思う)が〆の挨拶をして、最後の最後の曲へ。
あたたかい気持ちで終演。
最後の手繋ぎ挨拶の遣り方が、AKBとは微妙に違うのもまた興味深かった。
上手いこと二周しようと目論む奴とか、例によって醜悪な光景も見られたが、さしたる混乱も無く終了。
舞台の前にテーブルをしつらえて、劇場の中でのハイタッチ。
初期のAKB48の楽しみの多くは、公演そのものだけでなく、同じ公演を見た知己と飯を食いながらああでもないこうでもないと話し、帰宅して日記なりブログなりを書く中で、二度三度咀嚼することによる部分にあった。
近年はホールコンサートなどを除けば知己と同じ公演を見ることなど絶無と言って良く、違った視点からの切り口を公演の記憶が鮮明なうちに聞くことが出来なくなり、勢い自分の視点も固定された物になりがちになる。
今日は久し振りに同じ公演を見た知己と話す機会が有り、公演その物の話から談論風発。 AKBやSKEについての様々な話題で時を過ごす事が出來た。
SKEが面白いのは、まだそう言う事をやっていられる余裕が持てるからだと思う。
採ったメモからいくつか雑感など。
出口と松下のメインボーカルで聴かせる曲。 小野も下手ではないのだけれど、この二人に混じると引き立て役に成ってしまう。 それだけあの二人が凄い。
今日は鼻の奥がツンとする瞬間が何度かあったのだけれど、この曲の出だしを聴いた時も嬉しいような悲しいような、楽しいようなやるせないような複雑な感情に襲われた。
先ず頭に浮かんだのは、戸島にこう言う曲を宛がって欲しかったと言う事。 大江にしても星野にしても折井にしてもそうだが、AKB4では聴かせる歌を唄える連中が、きっちり動ける連中が、並び大名みたいな扱いをされ続けた(され続けている。)
歌を聴かせるこの曲では出口と松下だが、激しいダンスを見せる曲では、中西が良い位置に居る。
これまで報いられるところの少なかった連中にも、納得の行く形と量の見せ場が与えられていたのは嬉しくもあり、報いられるところの少ないまま辞めていった連中の事を思うと悲しくもあり、何とも複雑な気分ではあるが、SKEにはこのやり方を続けて欲しいと思う。
才槌頭に切れ長の目、垂れた眉。 ぱっと見た感じは取り立てて可愛いとも思えないのだけれど、妙に目を惹く。
歌が特に上手い訳でも動きに切れがある訳でもないのだけれど、川本喜八郎の造る人形のように良く動く眉が上下し、その角度を変える度に、表情が移ろい何かを放射する。
その「何か」を確める為に目で追ってみても、凝視している間はその「何か」を見ることが出来ない。
「可愛い」と言うのは可視的なものだとこれ迄考えていたのだけれど、どうやらそうではなかったようだ。
もしかするとそれは不可視で捉え様の無い、エーテルのような物なのかもしれない。
高井つき奈を見ていて、そんな事を考えた。
髪を伸ばして、見た目は女の子らしくなっていた中西は、切れは良いが味わいと言う点では物足りなさも有った、ビールに例えるとスーパードライのような動きにも女性らしい柔らかさと艶かしさが加わり、ベルビュークリークのように時に甘酸っぱく時に苦く、より複雑な表現が出来るようになっていた。
抑えた動きの中でも、表情や仕草で何かを伝えられるようになったのが大きい。
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