トップ 最新 追記

墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2008-03-01 コレなら列べる!!(←もう遅い) [長年日記]

_ AKB48チームB「パジャマドライブ」公演(ゲネプロ)

他のライブと撮影会でスッカラカンになり、暗室に篭っているうちにチケット販売方法が変わり、列べは買える(可能性がある)時代はあっけなく終った。
訳の判らない応募期間とメールアドレスに惑わされつつメールを送るも、初日二日目のFC枠、玉砕。 一般枠、全滅。

うみゆかば、みずつくかばね、
やまゆかば、くさむすかばね、
あきもとの、へにこそしなめ、
かへりみはせじ


辛うじてゲネプロが当たった。

抽選入場の籤運はそれなり。 ガチャガチャの巡後入場券が使われないので、呼ばれたのが遅い割に空席は有った。
流石にセンターブロックは埋まっていて、下手ブロックの全体が見渡せる位置に着席。
その間もリハーサルは続いていて、(まさに「乙女のリハーサル」(さるさる))メンバーは仲川ですら真剣な表情で歌ったり踊ったり。 佐伯のまばたきしない顔が怖い。
下手側の隅で早乙女と柏木が教えあっていたり。

金髪でチリチリパーマの人がいて、「あぁ、浦野もついに此処まで来てしまったか・・・」と思ったら、それはダンスの先生だった。

リハーサル終了 → 幕閉まる → BGMかかる →しばし待つ → 暗転 →オーバーチュア。
幕が開くとガヤガヤ。 導入部は浦野仕切りの小芝居から。 開演前の舞台裏みたいな筋で所作があって、円陣組んで気合入れ → 一曲目。
センターに浦野。 苦節二年、ついに此処まで・・・。
曲中に「パーティー砲」がひさびさに作動。 紙テープが飛び出て懐かしさに涙。
「あの頃」の楽しさを思い出す。

全員道明寺を固めたようなビーズの塊状のアクセサリーをつけているのだけれど、浦野はティアラみたような奴を頭に載せている。 さすが、「ティアラ馬鹿一代」
浦野は動きまで若々しく。

仲川が段取り通り踊れていて驚く。 ちゃんと楽しそうな顔をしている。
他のメンバーはアトリエ・ヒノデの衣装だが、井上だけ田原町のチドリヤで別注したような、そんな感じの大判。

2曲目で半分捌けて着替え。 3曲目は夏までヤル気のワンピース(但し、浦野が着ると「アッパッパ」にしか見えない。 以上、余談。)。 残り半分も着替えに捌けて、途中から登場。
腹の出る衣装と出ない衣装に分かれるが、腹は出ているが腹は出ていない衣装の井上。 ambivalent。

田名部、白くて綺麗な腹。 途中、浦野と並ぶ。 白と黒の対比の妙。

4曲目になると、皆汗ダクダク。 ずっと激しいダンスが続く。 昔の仲川だと、この世の終わりのような顔をしていたと思うが、もうそんな事も無く。
目は生きていた。

自己紹介の起点は柏木。 適当な曲名をつけて遊ぼうと思っていたが、全て発表されてしまった。 つまらん。
悔しいのでテキトーに考えた仮タイトルで書いておく。

自己紹介で段取りが飛んで3回やり直した早乙女。 粘りに粘って最後は形にしていた。
段取りは飛ばないに越した事は無いが、「やり切る」姿勢は買える。

キャッチフレーズが「私のマシュマロ、食べますか?」になった井上。 脂肪分の融点が高く、まったりと口解けの悪そうなのを想像。
まったく褒めているようには見えないかもしれないが、井上に関しては面白くて注目して見ている。
これは凄い個性だと思う。

ユニット一曲目「しっぽのきもち(仮)」
アトリエ・ヒノデが空前の良い仕事。 尻尾の付いたチュチュみたいな衣装で野口、多田、仲谷。 あなたのリードで、島田も揺れる。 仲谷が動くと、しっぽも揺れる。

ユニット2曲目、「パジャマドライブ」 平嶋、渡辺、仲川。
誰だ「チームBの3rdは、全曲 Qlair のカバー」って言ったのは!!。 パジャマの上からコートを着たような衣装でドライブに連れ出されてドキドキってな感じの曲。

踊りながら入れ替わりで片山、松岡、井上。
途中から研究生がバックダンサーで登場。 捕まった宇宙人みたいに小さいのが居て、場内騒然。 おでこが光っているのがいて、よく見たら瓜屋だった。

立ちマイク2本で柏木と佐伯がウインクみたいなドリームみたいな曲。
曲の最後でバロムクロス。

更に入れ替わって菊地、米沢、田名部、浦野、早乙女で「少女革命ウテナ(仮)」
鷲のマークと「B」の字が入った三角旗を打ちたてる菊地。

今や最後の斗いに 勝利の旗はひらめかん

フランス革命のパリ市民みたいな衣装で、ワルシャワ勞働歌みたいな歌詞のついた熱い産業ロックを。
これは良い!!。

この面子で間繋ぎMC。

再び全体曲。 ブロームウントフォス Bv141 みたいな左右非対称の「邪魔をする制服」風衣装。 設計は多分リヒャルト・フォークト博士。
動きが激しく深刻な歌詞なので、久方振りの「三白眼の片山」が見られるのが嬉しい。
途中で渡辺の科白が入る。

「おじさん、何が欲しいの?」

一転して明るい曲になり、再びMC。
「AKBに入ってバカんなっちゃった子、多いよ。」
世知辛い・・・。

樫原伸彦先生の「同期の桜(仮)」で一旦〆。

アンコールの始まりで、さっきの研究生の一群が駆け込んできて騒然。
「コドモは下手に來る」(メモ)

新しい Palms&Labskie のティーシャツは襟ぐりが深く、屈むとドキドキする光景がそこここに。

「会員番号の歌(仮)」 → 「大好きなシャツ(仮)」で終演。

最後に「櫻のはなびらたち 2008」(どこが違うのか判らない)

兎に角、楽しい。 このセットリストなら始発で並ぶ苦労を厭わず通える・・・筈だったんだが、もうそんな時代は終った。

_ レスなど

> IDOLNOTE
元根多が大伴家持の長歌の一部なんで、二番は無いんだけど、最後の部分が二種類あるらしい。
「ながにはしなじ」より「かへりみはせじ」のほうが潔いので、こっちにした訳です。

_ 「おじさん、何が欲しいの?」

戦後の物資欠乏時代。 体調を崩した青木正児先生に、編集者が「米を食えば治りますよ」と言うと、先生一喝して曰く。

「バカモン!米ではない、米のエキッスが不足しておるのだ!!」

酒を届けさせたという。
そんなエピソードを思い出した。
(岩波文庫の「華国風味」か「酒の肴・ 抱樽酒話」に載っていたと思う。)
そうそう、不足しているのは「若い娘」ではないのだよ。

_ ユニット曲に関する考察

柏木と佐伯の曲以外は、エース格の衣装が少し凝った物になっていて、キャプテンマークが付いている。

野口、◎多田、仲谷
平嶋、◎渡辺、仲川
◎片山、松岡、井上
柏木(ピンク)、佐伯(白)
◎菊地、米沢、田名部、浦野、早乙女

抜擢人事としては片山と佐伯。 特に佐伯は名題下から名題への昇格と同時に、良い役も付いた。

エースはエースとして遇されているが、脇を固める連中もバックダンサーとして出てくる研究生以外はそれなりの位置と役割を貰っていて、あからさまな格差はついていない。

_ 米沢の喋り

今日は米沢が良い仕事。
厭味にならない形で、暴走機関車の浦野を上手く制動。

ユニット曲では相変わらず地味な役割を担わされているが、喋るほうでは米沢の頭の良さが上手く機能している。

_ 井上の「人間味」

『落語とは、人間の業の肯定である。』と言ったのは立川談志だったが、チームBで「人間の業」と言うものを体現しているのが井上。
あんまり食べちゃいかんとは思うのだが、実に幸せそうに食べ物の話をする。 井上の欲の八割くらいは、食欲が占めているのではないか。
ぽっちゃりはしているが、ブクブクはしておらず(ここが佐藤亜美菜との違いなのだが、それはまた別の話)、古来「色の白いは七難隠す」と言うが、八難くらいは隠してくれそうな肌の白さと皮膚の薄さと木目の細かさ。 動いて上気するとほんのり桜色。
チームK発足当初は「ノロ・ハン・キンポー」などど呼ばれていた野呂は、顔から痩せていき、動きも流れず止まるようになったが、井上は寧ろ日を追う毎に膨張しており、動きも怪しくなって来ている。
あからさまに流れる事は無いが、慣性質量に負けて動きが遅れる事はまま有り、それを補うために先へ先へ喰った動きをするのだけれど、そこに更に感情を込めたオカズが入るので、実に不可思議な怪しい動き。
否定する向きもあるが、私は興味深く見ている。
井上は面白い。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

# IDOLNOTE [長閑には死なじ は二番?でしたっけ?]


2008-02-29 春の椿事 [長年日記]

_ 「春の祭典」中止

携帯からなので簡単に。
「桜のはなびらたち2008」販促イベントは、販売手法が反則のオソレアリとかで中止。
売り方も下司だが、それを買う客の方がもっと下司な訳で、さほど悪どい商売とも思えないんだが、「悪目立ち」した作用と反作用が気になる。

接客系イベントが殆ど無かったのも「今は昔し」で、昨今は「始めに接客ありき」。
それも客が望んだことなんだから仕方が無い。

テレ電以降の客なんてそんなもんだ。

_ そもそも

ガチャガチャってのを喜々として売ってるのがどうかしている。
買う方が必死なのはまだわかるとしても、あれは商売としてどうなのか?


2008-02-23 初台 [長年日記]

_ ひらちれ撮影会

午后から初台へ。 ハウススタジオ貸しきりのこんなかんじの撮影会。
撮る人撮られる人に所謂「八階の客」がちらほら。

使用機材は

コンタックスRTSII
ペトリ28mm/f2.8(無銘だが、私の見立てではペトリ)
ペンタコン50mm/f1.8
ノボフレックス240mm/f4.5

ベセラー・トプコンRE−2
アンジェニュー28mm/f3.5

ライカD−III
ズマリット50mm/f1.5

マミヤM645

ビオメター120mm/f2.8
フジノン250mm/f5.6

ペトリ F1.8 (50mm/f1.8付き)

ニコンD−70+いつものシグマ

フィルムはストックのコニカミノルタパン100とTri-X。

それぞれのモデルと撮る人がビルの上から下まで好きなところで撮影するシステムのため、一度撮り始めると他のモデルさんのところへ行き難い(そもそもどこへ行ったかわからない)以外は運営上の難点も無く、快適に撮影。
やるのがもっと早くわかっていれば年末調整をとっておいたのだが・・・。

_ 更新情報

16日のライブの写真をアップロード。

KEEPERS "MANIA" Vol.2 〜聖バレンタイン・ライブ

カメラはニコンD−70+いつものシグマ。
今回は「ブレ上等」「芯のあるボケ」「雰囲気重視」で撮影。
撮っていても楽しいライブだった。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

# Dwightsa [viagra review user <a href=http://dstvmediasales.com/site..]


2008-02-16 恵比寿 [長年日記]

_ KEEPERS "MANIA" Vol.2 〜聖バレンタイン・ライブ〜

所用で恵比寿にに着くのが遅くなり、開場後に中へ。 予約で一束から捌けたそうで、女子の姿もちらほら。
今回の出演者は「メイド縛り」と言うことらしく、現役だったり退役だったり予備役だったりするメイドな人々。
やる曲も様々で、私の琴線には触れたり触れなかったり。
触れなかった方面は割愛して触れた方面についてあれこれと。

混みそうだったのでカメラは少な目に。
ニコンD-70にいつものシグマを付けたのと、コンタックスRTSIIにプラナーだけ付けたのと二台で。

小芝居
インチキ臭い小芝居で開演。 この部分だけ撮影禁止。 良い意味でヒドく、センスのあるナンセンス。
身を捨ててウケを狙いに行く潔さ。

リゼル
出演者唯一の男子(ギター担当)とボーカル女子の二人組。 ボーカル女子は初舞台とのこと。
映画「NANA」がらみで何曲か。
緊張はしているようだったが、破綻するような場面はなく、丁寧に歌っていた。
久しぶりに「絵に描いたようなギター小僧」を見たが、これも楽しかった。

はるちれ
AKB48の曲がやりたいが為に組まれたユニット。 振り付けはほぼ本家に準拠。
病の深さが伺い知れる。
「禁じられた2人」は天音ハル(若い方)が大島優子パート、平地レイ(いつまでも謎に若い方)が河西智美パート。
こっち系の客はあまり居なかったと見えて「逆だろう!!」と言うツッコミは入らなかった(「歌声で合う方にした」との公式発表)。
平地レイがソロで歌った「バレンタインキッス」は、振りをきちんと憶えているどころか身体が曲に合わせて勝手に動いている感すら有り、まさに奇観。
「ガラスの I LOVE YOU」では本家並に「ブーン」と走り回り、くるくる回って「ひらり」。
中身が黒いのでチームBバージョンと勝手に断定。

DuOrange
物凄く歌が上手いと言う訳ではないのだけれど、耳に心地よい歌声。
高音担当の人は、スイートスポットは狭いのだけれど、ツボに填ると実に良い表情をするので、撮りにくいが撮っていて非常に楽しい。

Noisy
あの名曲「私の彼は石油王」をほぼ完璧なパラパラ付きで。
あとは「有名な曲をやります」ってんでネギ持って踊ったり。

THE KEEPERS
一応アイドルなのだが、レパートリーに客席に降りてきておひねりを貰って歩く曲が有る為、訳知り客は幕間に財布を出して小銭の準備。
今日はその曲はやらなかったが、客席後方のドアから客席を突っ切って入ってくる際にペヤングを配っていた。
謎だ。
主催興行とあって、カバーとオリジナル取り混ぜてみっちりと。
こちらが不勉強なのもあるが、カバーでも自家薬籠中の物にしているので区別が付かないと言うか違和感が無いと言うか。
日頃「体力が無い」と公言している割に動きは激しい上にも激しく、MCの度に水を飲んではいたが最後まで運動量は落ちず、ステージを広く使って動き回っていた。
激しく動いた後で息せき切っていても、二人の掛け合いの妙で間が切れない。

バレンタイン直近ライブとあって、終演後に出演者のチョコレート争奪大会。
客を宥めたり賺したり恫喝したりしながら円滑に進行するTHE KEEPERSがここでも良い仕事。

最後に物販があったが、壮絶に金が無いので、全回避して帰宅。
良いライブだった。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

# Demaemiaincjmqg [PhitteeTomi <a href=http://vikaswieier.com>xaikalitag</a> ..]

# WilliamDiut [Hi Bro! MuMvessy http://ujyfyvedcc.com - kuyfgky swidge <a..]


2008-02-05 2006年8月2日 あの日あの時 [長年日記]

_ 「アンコールの声が掛からなかったら、今日はアンコール無しでした」事件

一年有半前の、もはや旧聞に属する出来事であり、昨日の書き方では何が何やら判らない人も多いと思うので、珍しく説明的に。

2006年8月2日  AKB48 チームA公演

この頃はアンコールが始まるのが遅く、まぁそれには桜の花吹雪を掃く為の「モップが通り過ぎた後」と言う目安がなくなってしまった事や、必然性の感じられない浴衣への着替えに矢鱈時間が掛かっていた事も影響はしていたのだけれど、公演の内容や質とは関係の無い所で客席にダレた空気が漂っていた。
そこで「盛り上げよう」と言う意図でキン肉マンの歌を唄い始めた客が居た訳なのだけれど、それが裏目に出て更にアンコールの始動が遅くなり、この日この時を迎えた。

この件に関する公式ブログの見解

唄った客の側の意図は別の所に有っても

「楽屋で着替えている時にアニメソングを聞いているメンバーの気持ちを考えて下さい。」

と書いた戸賀崎氏の言はずしりと重い。

アンコールする・しないは客の自由意志であるし、アンコールなぞ誰が始めても良いのだ。
誰かが「アンコール行くぞ!」と叫ぶ必要すら、そもそも無く、頃合を見計らって手を叩き始めれば良いのだ。 それだけの話だ。
現に馬鹿常連が下らない睨み合いをしているうちに拍手が始まり、焦った輩が上ずった声で慌てて「アンコール行くぞ!」なんて日もある。

「こう言うときはアニメソング歌えば良いんだよ」

これに対して何故私が腹を立てて居るのか、幾らかでも判っていただければ幸いであったりなかったり。


2008-02-03 [長年日記]

_ AKB48 チケット並び

六時に掛けた目覚ましを、止めたことすら覚えていない。
気が付くと既に九時半になんなんとしており、泡喰って秋葉原へ。
雪だてぇのに四百人から並んでいて、その内の数十人は生写真の仕入れに来た転売を生業にするカーストの低い連中だとしても、思ったよりかなり多い人出。
なんとか抽選外なら入れる望みのあるキャンセル待ち券をいただく。
融け掛けたベタ雪が爪先から染みて来て、身体の末端から冷えてくる。
とりあへず喫茶店に避難。

_ AKB48 チームB公演(マチネ)

抽選枠内は15枚出て、枠外もそれなりに詰め込んでいただけたので、とりあへず中では見られた。
立ち見も三列目ともなると、まぁ音が聞こえるだけ外よりはマシと言う感じになる。
特に前に立っている客でハズレを引くと、絶望的に前が見えないし、音も聞こえない。
今日はそんな「ハズレの日」だったが、公演そのものは楽しかった。

「嘆きのフィギュア」
仲谷と菊地が殆ど見えないので、渡辺中心に。
最初の頃の動きもぎこちなく、表情も硬かったのか嘘のようにしっかりした情緒のある動きになっているし、表情にも感情を乗せる余裕がある。
菊地のきびきびした動きにも以前のせっぱ詰まった悲壮感は無く、楽しそうにスタッカートを利かせて動いている。

「涙の湘南」
井上は、髪の毛で顔の輪郭を作る「夏川純式丸顔偽装法」を継続。 自棄糞にくるくる巻き捲った、ウルトラバロックな髪型が面白い。
浦野はすっきりさっぱりショートボブ。 これが一番良いのではないか?
柏木は小野恵令奈を意識したと思われる側頭部の高い位置で二つ縛りにした髪型。 本人としてはかなり気に入ったらしく、楽屋で鏡を見て惚けていたのを自己紹介のときに暴露されていた。
顔や身体付きの大人っぽさから、小野とはまるで別物にはなっていたが、良く似合ってはいた。

「会いたかった」
ダダタッと走り込んできたが、どうも少ない。 佐伯と松岡が学校行事の為にお休み。
以前、学校行事で公演を休んだ戸島花に「やる気がないなら辞めちまえ」的な手紙を送りつけた莫迦が居たが、学業と芸能の両立を志すことが惡である訳がないので、そういう雑音にはめげずに生きて行って頂きたい。

自己紹介
客の介入に翻弄されることもなく、話に詰まることもなく、居たたまれなくなるなる瞬間がまるで無かったので安心して見ていられた 。
片山陽加のキャッチフレーズがまた変わって「陽加17歳、まだ誰の物でもありません」。
ホリプロへのアピールか? 
片山陽加の「懐かしのアイドルキャッチフレーズの巻」(略して「懐アイ」)、次回は「国民のおもちゃ 新発売」と予想。
雪の中来てくれた客に謝意を表する野口玲菜。
何故ここで雪の話を…と思ったら「どこのユキもKYだな。」とボソリ。
これが言いたかったらしい。
平嶋が前述の通り柏木の楽屋での痴態を暴露。 狼狽え、羞恥に身悶える柏木。

「渚のCHERRY」→「ガラスの I LOVE YOU」→「恋のPLAN」
チームAの時は「何だよミネギシが見えネーじゃねーか」「黄色邪魔〜」なんてヒソヒソ話が聞こえたりもしたものだが、…いやまぁメンバーを誹謗チユウ傷すると出入り禁止なので、そこは小声で。
チームBでは皆おとなしく「まゆゆ」を堪能している。
今日は後ろの三人に注目してみる。
以前は有った「ここで頑張らないと」と言う悲壮感が無く、のびのび踊っていて表情も明るく。
米沢の「下克上コーナー」も適度なギラギラ感と余裕の笑み。

平嶋くん、今日も良い仕事。 高いレベルで安定。

「恋のPLAN」に入るとしっくり来る浦野。 佐伯と松岡休みだった訳だが、どちらに入ったのかはよく判らない。 よく判らないが旧戸島ポジションではあった。

ブリッ娘喋りの片山の司会により、節分にちなんだお題で「外に出すなら何?、中に入れるなら何?」
何時の間にか浦野が主導権。 話の流れで野口玲菜「中で出したい」。
発言の意図とは別のところに反応して客席からかすかなざわめき。「やればできるこ」(例 サエコ)になってしまうので、言い回しにも気を付けた方が良い。
野口の言はんとしたのは「積極的な自分を『外に出』すのではなく、『中で出』したい。」と言うことだった。 この辺りの野口の厳密な言い回しへの拘りっぷりも面白い。

「背中から抱きしめて」→「リオの革命」→「JESUS」
髪型の所為か、柏木が際だって美しく。
「リオの革命」の英語科白部分は片山が担当。 発音は怪しいが実に楽しそう。
いつもとは逆に上手から出てきたので、はじめは誰だか判らなかった。

「だけど・・・」
まぁ、片山と浦野の出てくるところは見られたので。
今日休んだ人と組になっている野口と早乙女は完全生歌だったが、ボロを出さずにソロパートを歌いおおせていた。

「桜の花びらたち」
前が踊り始めると立ち見三列目ではどうにも成らない。 隙間から見えるところを見る。

騒ぐ芸風の客同士が牽制し合ってアンコールの発動が遅い。 
「こう言うときはアニメソング歌えば良いんだよ」
なんて話し声すら聞こえる。
こういう人間の屑以下の連中が、立ち見最前列に陣取って騒いでいる訳だ。
「あの日」のこの舞台に立っていた平嶋や浦野を見ながら、そう言うことを言える訳だ。
他者への想像力の欠如した人間が、幅を利かせ過ぎているように思う。
(※この件に関しては、2/5分にて追記)

「未来の扉」→「AKB48」
二曲終わって、再び間繋ぎ。
仲谷主導で始まるが、呼吸が荒くて声も上擦っている上に顔色も悪い。
ここでも浦野がいつの間にか主導権を握るか…と思いきや、米沢が阻止。
渡邊志穂が辞めて以来、自由すぎる浦野に制動を掛けられるのは中学生の平嶋だけになってしまい、遣りたい放題の状態が続いていたが、今日の米沢は実に良い仕事で、嫌味にならないやりかたで浦野に制動を掛けて上手く仕切っていた。
しかし浦野は顔色が青いの通り越して白くなっている仲谷にチークを入れて顔色を良くしろ、さすればどこかの事務所が拾ってくれるであろう・・・とかテキトーな上にもテキトーな事を言って平嶋に窘められていた。 仲谷に対して何か含むところがあるのだろうか? いやまぁ、いろいろ有るたぁ思いますが、程々でお願いしたいものです。
着替えが終わった連中が出てきて

「スカート、ひらり」
柏木と片山を探したり、平嶋を探したり。

最後にもう一曲

「Dear my teacher」
初期AKB48の代表曲となると、私の中ではこの曲。 宇佐美パートを他の人が歌っても、反射的にムカッと来なくなってきたのに気付く。
チームKはチームAの幻影と戦い続けた感があったが、チームBは別の位相で動いている所為か、別物として落ち着いてみていられる。

終演後に今年も豆撒き。 

さっき「こう言うときはアニメソング歌えば良いんだよ」と嘯いていた連中が、今度は柏木を恫喝していた。

豆を撒き終えて今度こそ終演かと思いきや、「福豆手渡し会をやります」。

福豆手渡しより生写真購入を取ってそそくさと出ていく客が結構居て驚く。

_ 福豆手渡し会

生写真を買いたい人たちは下りエスカレーターで退場。 福豆手渡しはエントランスの前のベンチの前に机を設えて。
柏木と片山はまったりとじゃれ合っていた。
井上が食べたそうに豆を見ていた。


2008-01-27 連日の秋葉原 [長年日記]

_ AKB48 チケット並び

歌番組収録、握手会、コマタニ病欠etc...
色々な要素が重なり、一公演だけの日曜だが、まぁなんとかなるだろうてんでゆるりと秋葉原。
八時半過ぎには160枚からの割り込み防止券が捌けたが、夕方になって蓋開けて見りゃキャンセルがそれなりに出て、九時くらいまでに來た人は、抽選枠内で見られたのではないかと思う。
しかし、寒い。

_ AKB48 ひまわり組公演

今日も夜のみの公演。
歌番組の収録があるので、所謂「選抜メンバー」が居ない公演。
研究生から倉持明日香、佐藤亜美菜、成瀬理沙、藤江れいな、中田ちさと、宮崎美穂の6人が出演。
チームK由来が大堀恵、奥真奈美、小林香菜、佐藤夏希、野呂佳代、早野薫、増田有華、松原夏海の8人。
川崎希と成田梨紗がチームA由来、(駒谷仁美は病欠)。

不用意な事を言わない倉持以外の研究生は実に楽しそうで、この面子で公演を成り立たせなければならない責任の重さを理解している古株との温度差が目立った公演だった。

研究生では倉持が頭抜けて良く、歌から振り付けから喋りまでソツ無くこなしている。
成瀬は粗いが思い切りの良い動きと、声の大きいのは買える。
藤江は齧歯類的な可愛らしさ。

体調不良ということで、駒谷が休みで、小林と佐藤(N)も一部出演で出たり入ったり。 こう言う逆境でのチームKの連中は、実に強い。

「ロマンス、イラネ」→「夢を死なせるわけにいかない」
「Let's get ''あと1センチ''」→「愛とプライド」

歌番組の収録で小嶋も戸島も居ない。 今日はこのポジションに松原。
今日は松原の「やる気」を見られたのが一番の収穫。
三曲目からの衣装に変わると、なんと言うか、壮観。
成田、早野、野呂の重戦車フォワード。 倉持の「百万ドルの臍」。 客を目で殺す大堀。 奥の奇跡的なまでの美形感。 多士済々。
三曲目からは小林と佐藤(N)が合流して一と安心。

自己紹介
11時の回の握手会に出られなかった小林は、その後の回で「寝坊だろう」と何度も言われたらしく、「AXのライブ以来、風邪で胃をやられて・・・」「私でも風邪引くんですよ」と、少々憤慨気味。 何となく表情が冴えないような気はした。

最後に川崎が〆の挨拶。

「今日はコマタニヒトミちゃんが体調不良の為、おやすみです。」
「そして、サトウユカリちゃんがメディア収録の為…、調子に乗ってます。

客席からは大きなどよめきと鳴りやまぬ拍手。
戸惑う川崎を後から見守る野呂。
これも野呂の書いた筋書きだろうか。

「Bye Bye Bye」
早野、松原、宮崎。
一生懸命動きすぎて余裕の無い表情になりがちだった早野に大分余裕が出ていて、安心して見ていられる。
元々歌は余り得意でない松原は、声こそ細いものの音を大きく外す事も無く歌えていた。
振りに関しては良く出来ていたと思う。

些か緊張の面持ちの松原とは対照的に実に楽しそうな宮崎。

「初めてのジェリービーンズ」
佐藤(N)のギター捌きが上手い。 ネックの掴み方からして違う。
歌のほうも佐藤(N)が出色。

「となりのバナナ」
小林の顔色が冴えない。 体調の所為なのか、それとも何かまた心配の種を抱えて演っているのか。
奥の方は実に楽しそうに伸び伸びと。 なんだか物凄い勢いで出来上がりつつある。
間奏での小芝居は、アドリブと言う名の行き当たりばったりでは無く、きちんと仕込んできたもの。 小林もほぼ段取り通り出来ていたようだし、きっちり笑いも取れていた。
これが心配の種だったらしく、小芝居が終ると急に活き活きとした顔になる現金な小林。
小林の上手くない歌がたっぷり聴けるだけでも貴重な一曲。 CDになると、河西・小野組の歌になってしまうのだろうけれど、小林の歌の音源が私は欲しい。

「記憶のジレンマ」
研究生だらけの公演でも、見せられる質で客前に出せるのは、増田や野呂の安定した歌と動きが下支えしているからだと思う。 100km/h出せる車が100km/hで走るのと、150km/h出せる車が100km/hで走るのとでは、余裕がまるで違う。

「Confession」
いやまぁ、この曲は大堀に尽きる。
昨日の篠田や大島(優)も凄いと思ったが、あれが「よく出来ている」だとすると、大堀は「ホンモノ」。
振り付けから目配りからマイクスタンド捌きから、全てが「ホンモノ」。 これは凄い。
曲のあとに間繋ぎコーナー。
大堀主導で「最近身の回りで起きた珍現象」についての話をさせようとするが、佐藤(魚)が「チンゲンサイ?」と言った所から段取りがガラガラと崩壊。 「珍現象」を理解させるだけで一苦労。
最後はAXのカウントダウンライブでやらかした大堀の件に話が行ってしどろもどろで終了。

「森へ行こう」→「青春の稲妻」→「生きるって素晴らしい」
「森へ行こう」では、真ん中ではないが前列に小林が居る。 まわりと見比べても振り付けは安定してきており、小林なりに進歩しているのが見て取れる。
途中からささっと早野が合流。
「青春の稲妻」のソロダンスは増田。
昨日の峯岸のようなケレン味は無いが、きっちりと演って外さないのは増田らしい。

「ロマンス、イラネ」PV上映
今日出演している面子が誰も出ていないビデオが虚しく流れる。

「愛の毛布」
樫原伸彦のアレンジだと聞いただけで、なんとなく良い曲のような気がしてくるし、実際聴いていても幸せな気分になれる曲。

「ロックだよ、人生は・・・」→「50%」→挨拶→「ハートが風邪をひいた夜」
アンコールでは野呂が髪を結んで出て来た。 激しく動く曲だけに邪魔になるのだろうか。

曲が終ってメンバー各自から今日の感想と挨拶。
松原は
「今日はいつもと違うポジションをやらせてもらいましたが、自分では納得の行かない出来でした。」
今度チャンスがもらえたら、もっと頑張りたいと唇を噛み締めていた。  その意気や良し。
本人が言うほど酷い出来ではなかったと、私は思う

大堀も、「今日は体がなまっていました」と反省の弁。
野呂も佐藤(魚)が客を名指しにした件で、やんわり釘。

研究生はノー天気に楽しそうにしていたが、チームKあがりの連中は納得が行かない様子だったのが印象に残った。

昨日今日と、極端に出る面子の違う公演を見て思ったのは、昨日の公演が「出来上がったものを見る喜び」であるとすると、今日の公演は「出来上がっていくものを見る喜び」であると言うこと。
私が見たいのは、やはり後者なのだと思った。

今日は実に楽しかった。 朝っぱらから阿呆面提げて寒い中並んだ甲斐は有った。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

# Dwightsa [kamagra forum uk <a href=http://dstvmediasales.com/sitema..]


2008-01-26 一と月ぶりの秋葉原 [長年日記]

_ AKB48 ひまわり組公演

「ロマンス、イラネ」販促握手会の余波で、土日でも一日一公演の週末。
大女優の前田敦子さま以下オールスターキャストで、普段なら始発で行ってもチケットが買えないのだけれど、幸いメール抽選でアタリを引いたので夕方からゆるりと秋葉原。
ハンディのテレビカメラ回しながらウロウロしている輩が居たのだけれど、劇場からの説明は無し。

抽選入場の籤運はそれなりで、何とか全体を見渡せる椅子席は確保。 座れたのは良いが、立ち見最前列の下衆下民が遣りたい放題で鬱陶しい。 余りに酷いので掣肘を加えてみたが、逆に脅しを掛けて来る始末。
ひまわり組になって暫くはこの手のK由来のバカ常連も或る程度大人しくしていたが、最近はまたぞろ跋扈しているようで。

客席はともかく、ステージの上で起こっている事は実に楽しく、メモも採らずにじっくり堪能。 横にだぁーっと広がると、舞台中央だけでなく、其処此処に「テレビに出ている人」や「雑誌に載ってた人」。
誰が出ていたか書き出して見たら、研究生が2人入っていたが尾木プロ3人、ホリプロ3人、太田プロ3人、サムデイ1人。 売れてる連中が根こそぎ出ている。

前田が良く喋るので驚く。 オチのある面白い話をするので更に驚く。
以前は「前田が喋る日=秋元康が上手花道でニヤニヤ見ている日」だったが、友人の話だと最近は良く喋るらしい。
「前田が出る=チケットが買えない」と言う図式で、最早始発で並ぶ元気も無く、メール抽選の籤運も悪く、順後入場券を落札するやる気も資金力も無い我々には前田さまのご尊顔を拝し奉る機会そのものが無いので、こんなに喋るようになっていたとは、お釈迦様でも知らぬ仏のお富さんであった。
「何時頃からですかねぇ?」なんて話をしていたら、どうも太田プロ移籍辺りからではないか。 即ち、大島優子の影響ではないか、という事で話が落ち着いた。
前田は舞台上での立ち居振舞いも堂々として来ていて、振りを間違えそうになっても何食わぬ顔で周りを見て修正して、以前のように悲惨な表情にならないし、密集での動きでぶつかりそうになっても避けない(周りが避ける)し、求められている「顔」としての役割をきっちり果たしている。
此の辺りも、チームKがそうであったように大島優子の影響なのではないか、大島優子が使嗾しているのではないか、大島優子は前田の成長を北叟笑みながら後のほうで見ているのではないか、なんて話を友人としていた。

自己紹介MCで、今日も小嶋の表情が曇る。
嫌がられているのが理解できず、嫌がられている事を止められない老いの醜さ。

「ロマンス、イラネ」→「夢を死なせるわけにいかない」
「Let's get ''あと1センチ''」→「愛とプライド」

小嶋、前田。 大島(優)、高橋がド真ん中で始まる。 オールスターキャストの豪華さ。
気がつくと佐藤(由)が真ん中に居たり。 中西が休んでいなければ、ここは中西なのかな・・・とは思いつつ、真ん中に不遇を託っていた佐藤(由)が居るのは矢張り嬉しい。
佐藤(由)は佐藤(由)で役に適う働きはしていたと思う。
やる気が前面に出ない不思議なグルーヴはそのままに、振り付けの精度は上がって表情も良く。

篠田のガリガリっぷりにも驚く。 肩の骨が尖っている。
体脂肪を落としすぎなのではないか。 危うさすら感じる細さ。
その分、ウエストから肋骨にかけての線は非常に美しい。 美しいが危うい。

篠田とか高橋みなみに較べるとふくよかな感じのする大島(麻)あたりも、動くと皮下脂肪の下の筋肉が浮かび上がるので、太い訳では無いことが判る。

「Bye Bye Bye」
峯岸、小嶋、高橋の尾木プロ三人組。
前回は戸島で観たが、今回はその位置に小嶋。 これは良い配置だと思う。
ひまわり1stでは、小嶋と対になる佐藤(魚)では、失礼ながら明らかな格落ち感があったし、戸島と板野では時分の花としての「可憐さ」では板野だが、歌や振り付けそのものの妙味となると鎧袖一触、戸島だった。 要するに、差が有りすぎた。
戸島と小嶋では、文楽と志ん生くらいに遣っている事の方向性は違うが、質としては同格。 演り方の違いを見比べるのもまた、面白い。
未見だが、マンディアルグ風に言うと「白いエロス」昼の早野と、「黒いエロス」夜の峯岸が対になっているのもまた面白い。 尾木プロはもっと峯岸に仕事を取って、早野の出番を増やしていただきたい。

「初めてのジェリービーンズ」
佐藤(N)急病とのことで、急遽代役に奥。
歌はアレだが、振りのほうはそれなりに出来ていた、もっとも横が元々上手くは無い前田と、素人臭の残る藤江なので、その辺は割り引くとしても一日でよく遣ったと思う。
この曲でも前田に感心。
フェルナンデスの zo-3 とは言え、本物のギターとなればそれなりの重さはある訳で、前回観た藤江、佐藤(N)、成田の組では、ギター馴れした佐藤(N)以外はギターに振り回されてフラフラしながら踊っていたのだけれど、前田はギターのネックを立てて持って居やがったので、ギターの持ち方としては正しくないにしても、遠心力で振り回されたりはせずにきっちり踊れていた。
名横綱(と世間的にはどうでも私は思っている)大砲万右衛門のような「負けない相撲」を取れる前田を見直した一日。

<間繋ぎ>
曲が終ると、何故か尾木プロ3人組が再び出て来て間繋ぎ。
常に自由な小嶋と、それに便乗する峯岸と、少々戸惑い気味の高橋。
曲中にやった小ネタ、「握手会で流されるファンの人」を再現。
峯岸演じるファンの人を三島無玄ばりに強引に且つ全力で且つ真顔で流す小嶋が鬼気迫る怪演。

「となりのバナナ」
バックステージではかなり厄介そうだが、舞台の上の河西は実に良く出来ていて、歌から振りから隙が無く、あざといくらいに可愛らしく振舞う。
おつむの方はあまりよろしくないようだが、何故こう上手く動いているのかを友人と考察。
ステゴサウルスのように、身体の要所要所に神経の塊があって、脳の判断を待たずに脊髄反射で処理して動いているのではないかという仮説を立ててみた。
友人曰く「CPUを使わずに、ビデオカードで処理しているのではないか」とのこと。
小野がまた教科書通りの判り易い可憐さを体現。 こちらも猾い。
曲中の仕込み小芝居で「だるまさんがころんだ」をやろうとしたが見事に滑り、曲が終ってから責任のなすりあいをしながら引っ込んで行く小野と河西。

「記憶のジレンマ」
大島(麻)、佐藤(由)、増田、野呂。
野呂が盛大にエクステンションを付けてバッサバッサ振り回して踊る樣がなんとも可笑しい。
歌入りオケとは言え、この歌える面子に入ってボロが出ない佐藤(由)の進歩にも驚く。
大島(麻)と増田の歌は流石の出来。
身体は差ほどでは無いが、手首から左記の動きが妙に柔らかい佐藤(由)の不可思議な動きを堪能できた。

「Confession」篠田、大島(優)、成瀬、板野。
成瀬の動きを見ながら、秋元がここに入るとどうなるか想像してみる。 成瀬は秋元の動きを下敷きにしたような大きく激しい動き。 但し秋元だと、動きや表情にもう少し情緒が出る。
大島(優)のマイクスタンドを振り回す動きの切れの良さ。
髪をストレートに戻した篠田。 振り乱した時に映える。

曲のあとに間繋ぎコーナー。
野呂にpuffyの物真似をさせる篠田。 野呂は多分「楽屋の爆笑王」なのだと思う。
2分半の「MC向上委員会」は野呂。 話の展開は上手いがオチが弱い。

「森へ行こう」→「青春の稲妻」→「生きるって素晴らしい」
「青春の稲妻」に野郎の声が入るのは興醒めだが、それ以外は衣装も曲も好きな流れの三曲。
「青春の稲妻」のソロダンスは峯岸。
箍の外れたやりたい放題の峯岸のギラギラ感と、やり切った後の不敵な笑みが良い味。
小林のソロダンスは永遠に続くかのような絶望的な長さに感じたが、峯岸のそれは「あっと言う間」に終った。
ネクタイを結ぶ時間を少しでも稼ぐべく、「青春の稲妻」のアウトロがまだ続いているのに、決め顔のままでモゾモゾとポケットを探り出す前田が可笑しい。

「ロマンス、イラネ」PV上映
相変わらず画面の隅々を注視していないと秋元が映らず、イライラする。
「選抜入り」てんで喜んでは見たが、戸島の扱いもそんな感じ。
「Dear my teacher」のPVで意図的に消された駒谷を考えれば、映っているだけもマシだと考えるべきか。

「愛の毛布」
板野が白手袋を忘れていた。 黒いので余計に目立つ。
曲はさておき、良いアレンジだと思ったら、久々の樫原伸彦。 良い仕事。

「ロックだよ、人生は・・・」→「50%」
アンコールは実にドーデモイイ感じの勢いで押す曲。
曲はどうでも、舞台狭しと飛び回る樣は見応えが或る。

曲が終ってメンバー各自から今日の感想と挨拶。 ここで仕切り役の高橋みなみが、代打で「初めてのジェリービーンズ」に出た奥を下手から呼び込もうとするが、上手から出てきてしまう予期せぬオチが付いた。
何時の間にか高橋みなみより大きく育っていた奥。 この先どこまで大きくなるのだろうか。

「ハートが風邪をひいた夜」
余韻を持って家路につける、ライブのお仕舞いには持って来いの佳曲。
この曲の岡田実音であったり、「愛の毛布」の樫原伸彦であったり、初期の楽曲で良い仕事をしていた人たちを使って、また良い曲が出来ていく。

劇場を出たら、エスカレーターは規制退場をしていた。 これまで死人が出なかったのが不思議なくらいで、遅きに失した感は有るが、これは良い事だと思う。 続けていただきたい。


2008-01-16 徒然に [長年日記]

_ 大島麻衣

オフィシャルブログが盛況。
始めは数十件だったコメントが、最近では300から付くようになった。

テレビでのさして不穏当とも思えない発言が叩かれたり、ラジオ番組を寝飛ばしたり(遅刻で済んだようだが)、忙しい中で歯車が微妙に狂ったような感じであるが、現在AKB48が良い循環で動いている要因の一つである「紅白歌合戦出演」を実現せしめたのは、大島の働きが大きい。
極論すれば、大島がゴールドコーストでマラソンを走り切った事から全ては始まっている。

叩かれても、遅刻しても、律儀にブログは更新しているのがまた大島らしい。
明るい記事での更新が増えますように。

2008-01-12 [長年日記]

_ 今月のわたくし

暮れに出た給料で都内某所の家賃と溜まっていた雑費叩っ込んで、「ザマ見やがれ」てんで良い気分で旅に出たツケが回ってきて、気が付いたら元も子もなくスッテンテン。
「まだある」と思っていた金は定期代だった。
月ずえに義理のある飲み会があるので、それ迄は秋葉原も落語もヘッタクレも無く、会社と家の間で行ったり来たりしている他無い。

_ THE KEEPERS無料ライブ

どう転んでもドン・キホーテから逃れられないのか、北池袋のドン・キホーテ地下フードコートにて表題のライブを観覧。
池袋駅にかつてあったスナックランドみたいなものかと思っていたが、あそこまで爛れた空気ではなく、郊外のショッピングセンターの軽食コーナー…のようなもの。
音響トラブルらしくオケが出たり止まったりしていたが、少々押しつつもなし崩し的に開演。
ステージが有るわけではなく、フードコートの隅の区画をちょいと仕切ってスピーカーを設えてある。
マイク音量が強いバランスの悪さであったり、オケがぶつ切りにになってしまうヘッポコな機材であったり、条件としては大変な重馬場だったが、何が起きても狼狽えないのには感心した。

「目当て」で来ていると判る客は十人凸凹。 最初から最後までとは行かないが、フードコートに来た民間人も足を止めて観ていた。
一曲目に玉置成実を持ってきて二曲目三曲目はオリジナル。 あとは私の不勉強でオリジナルとカバーの区別が付かない。

完全生歌なのだけれど、とっちらかる様な場面は皆無。 オケが弱い(弱すぎる)ので、一寸でも音程を外すと耳についてしまう状況下にあってコレは凄い。
どう見ても動き易そうには見えない靴なのに、実に良く動く。 キレが有って、且つ華やか。

限りなくみかん箱に近い状況での無料ライブだったが、ロハで観るには明らかに過剰品質で、金が無い奴が言うのもナニだが、次回はきちんと金を払って観ようと思う。

終演後に物販があったが、今月は絶望的に金がないのでコソコソ退散。

帰りに異様な雰囲気のビルが隣りに有るのを見つけて、よく見たら音楽喫茶「銀河JOY」。 三橋一派の総本山がこんなところに有るとは。
どうりで荒野座のポスターが多い訳だ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

# Legsgxbn [ http://www.stlouisbusinesslist.com/business/5021837.ht..]

# Dwightsa [buy cheap phentermine moreover order viagra <a href=http:..]


2008-01-05 風邪を引くの記 [長年日記]

_ 昨年を振り返る

12/23が私的2周年だった。
遠方優先公演だったので回避して翌24日に早朝から並んでチケットを買ったのだけれど、寒風吹き荒ぶ中で5時間並ぶってのは年寄りのやるべき事ではなく、そのとき引いた風邪を未だに引き摺っており、おとついとうとう寝込んだ。
そんな訳で今日も回避。 メールも外れた。

昨年は1月にMVP入場。 権利そのものは前年の8月に取得していたが、生活が落ち着くのを待って行使。 今井が辞めるのを発表した日で、記念撮影はなんとなく気まずく。
2月は丸一と月観られず、3月もコンサートを2回観たくらい。
5月以降はBに行く事が多くなり、ひまわり組が3000円になって財政が厳しくなり、メールが当たっても朝から並んでもガチャガチャの入場権利モノ当たりのあとの入場になるのがバカらしくなり、徐々にやる気が失せ出した下半期だった。
9月に観たのを最後に12月まで小林を見られないのもバカバカしさに拍車を掛けた。
そんな中、10月の中頃にバニラビーンズを発見して仲間内で盛り上がり、石丸の新Aiai Music Carnivalに行ってみたが、ハロプロからキャナーリに流れてきた向きの琴線には触れなかったらしく、完全なアウェーで悲しくなる。 この頃から「本当に聴きたい音楽」について考え始める。
11月に「48現象」が漸く発売になり、何となく肩の荷を下ろした気分になる。
12月はB1回、ひまわり1回のみ。 漸くひまわり2ndを・・・と言うか小林を見られた。
12月は恵比寿のライブゲートでPlug-in ”S”、下北沢のSoftly! Nights Vol.6に出たバニラビーンズを観に行って、今更乍らライブハウスの居心地のよさを思い出す。

Plug-in ”S”は主催者も出演者のDuOrangeやTHE KEEPERSも、他に仕事を持ったいわば「兼業」の人たちなのだけれど、舞台に立つ上でのモラルや志は凡百の専業の人たちより明らかに上であり、秋葉原に張り付きすぎて視野狭窄に陥っていた事を思い知らされた。
 「宇宙は我々の宇宙だけではなかった」
思えばここ数年で喰った米で一番旨かったのは、新潟の兼業農家の小林さんのお宅で食べた朝飯の銀シャリだった訳で、兼業か専業かで生産されるものの品質が決まる訳ではまったく無かった。
その数日後に下北沢で見たSoftly! Nights Vol.6も実に楽しかったが、バニラビーンズの送り手側の売る気の無さに呆れたり。

AKB48との付き合い方を考えながら暮れた年の瀬だった。
私はご存知の通りの非国民なので、大晦日の国民的歌番組は見ていない。

_ n順後入場券の功罪

ガチャガチャに血道を上げる向きが狙う当たりのひとつにn順後入場券がある。
ガチャガチャをひたすら買って当たりを出す訳だが、ネットオークションやブローカー然とした客を介しての個人間取引と言う手も有る。 むしろそっちの方が手っ取り早い。

指定席ではないが、座りたい(もしくは立ちたい)位置に近い席に座れる訳で、劇場側がやるにやれなかった「金で良席が買える」仕組みが劇場が直接タッチしない形で出来上がり、廻っているのが面白い。
「機会の平等」を目指してメール抽選枠が設けられたり、抽選入場制度のより厳密な運用がなされている裏で、金がモノを言うn順後入場券市場が出来上がっているのに、劇場側も含めて誰も矛盾を感じていないようなのもまた面白い。

休日のソワレともなると、結構な人数が順後入場券で入場しており、比較的早く呼ばれても既にあらかた埋まっている日も有る。
「金で良席が買える」事自体は必要悪だから仕方が無いが、朝っぱらから並んでチケットを買うのは確実にバカバカしくなりつつある。

_ AKB48と、どう向き合っていくか。

私のような扶養家族を抱えたルンペンプロレタリアートの可処分所得ではオークションでn順後入場券を購う余裕も無く(買う気も無いが)、休日の5時間をチケット購入に費やすのも無駄といえば無駄。
観たい日にはメール抽選に応募してみて、当たったら観る。
当たらないがどうしても観たい場合は並ぶ。
そのくらいに肩の力を抜かないと、生活そのものがどうにかなり兼ねない。
そんな訳で今日明日は回避。

_ 新AKB48ソート簡易版

ヒマなので新AKB48ソート簡易版をじっくりやってみたら恐ろしい事になった。
下のほうは差し障りがあるので、10位までの結果を書いてみる。

順位 名前
1 小林香菜
2 秋元才加
3 戸島花
4 奥真奈美
5 小嶋陽菜
6 大堀恵
7 佐藤由加理
8 宮澤佐江
9 片山陽加
10 渡辺麻友

10位から上は関心の高さにほぼ比例。
月旦を交えつつ短評。

10位の渡辺麻友。 可愛い顔に似合わず狂気を孕んだ思考が言葉の端々に出ていて面白い。
携帯の着信音がムスカ大佐、即ち寺田農の声だったり。
寺田農の声が着信音と言うだけでも相当どうかしている。 素晴らしい。
怪我から復帰した頃は折れそうに細かったが、適度に筋肉が付いて動きも良くなった。

9位の片山陽加。 古風な顔立ち、細くて出っ張ったり引っ込んだりしていない体形、合唱部然とした歌唱、時折見せる三白眼、間の抜けた喋りetc...平成生まれなのに昭和を体現。 素晴らしい。

8位の宮澤佐江。 最近グラビア露出が多いが、ボーイッシュに造り込まないときの憂い顔が実に良い。 モデル向きだと思う。
歌も聴けるように成ってきたし、振り付けに情感を出せるようになったのは大きい。

7位の佐藤由加理。 あれだけ殺伐とした中にあって、自分のペースを貫き通す強さ。
観ていると何かを吸い取られそうな不思議なグルーヴの妙。
大島優子も中西も凄いのだけれど、つい佐藤由加理を見てしまう。

6位の大堀恵。 肌露出担当者としての節制と、エロ担当者としての割り切りが凄い。
歌はまぁアレだが、動きは完璧に近い。

5位の小嶋陽菜。 兎に角圧倒的な、息を呑む美形感。
「頑張り」と言うものを全く感じさせない割に、歌とダンスの質は非常に高い。
バカなようでいて、哲学的示唆に富む、本質を突いた発言も面白い。

4位の奥真奈美。 最初に見たときは濃い顔のコドモに過ぎなかったが、なんだかひれ伏したくなるような物凄い美形のコドモに変わった。
プラグマティズムに立脚した合理的判断に基づく、小学生とは思えない発言も興味深い。

3位の戸島花。 激しい気性を理性で抑え込んだ回りくどくて不器用な感情表現が先ず面白い。
曲の世界観を咀嚼し切った完璧な演出の振り付けと、耳に絡みつく甘い歌声。

2位の秋元才加。 健全な精神が健全な肉体に宿った稀有な例。 歌も振り付けも完璧に近い。
感情や雰囲気に流されずにその場を纏め切る強さ。

1位の小林香菜。 どうかしている上にもどうかしている物凄い個性。
本もマンガも読めず、テレビも見ないので、情報の殆どを直接の見聞きに頼って仕入れている。
耳で聞いたまま書くのでハロウィンをハッローウィンと、苗場をナイバと表記したりする。 あばらかべっそんの八代目文楽みたいな・・・と書くと流石に褒めすぎだが、遅れてきた明治生まれと言うか、生きた化石と言うか。 兎に角、稀有な存在だと思う。

小林が一番上に来るとは思わなかった。 一寸驚いている。

10位以下には中西とか大江とか。
中位に来たのは可もなく不可もない連中。
最下位に近い数人は、可愛いだけで曲が無かったり、声が嫌いだったり。
良し悪しではなく、飽くまでも好き嫌いなのであしからず。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

# Dwightsa [best viagra alternative <a href=http://dstvmediasales.com..]


2007-12-24 [長年日記]

_ AKB48 チケット並び

始発で行って間に合わなかったら諦めて家ぃ帰って糞して寝ようと覚悟を決めて秋葉原。
年内最後の休日公演に耶蘇教のお祭りが重なり、五時半前には着いたんだが、何を期待してやがるんだかべら棒な人数が既に並んで居る。
夜は既に200番から出ているが、昼はまだ余裕があるってんで迷わず昼。 戸島、小林、大堀と来たら矢張り昼だろう。
劇場側のスタッフが名簿を作りながら整列させていたが、流石に此処までやれば割り込み難いらしく、替え玉と前後入れ替わったのが居たくらいで、あからさまな割り込みは無かった。
真っ暗なうちはさほど寒くなかったが、烏カァで夜が明けると風が出てきて急に冷え込む。
そんな中、5時間から並んで漸くチケットを入手。

_ AKB48 ひまわり組公演(マチネ)

昼飯に蕎麦手繰ったら急に眠気が出て、数十分仮眠。 何とか気持ちを立て直して劇場へ。
籤運は悪い上にも悪く、最終巡入場で立ち見三列目。まぁなんとか全体は見渡せるし、悪辣に幅を取って立つバカも居なかったので不快な出来事はほとんど無かった。

一曲目の歌い出しが戸島で嬉しくなる。 しかし戸島とか研究生の小原とか近野と言ったあたりは、何曲か出たり出なかったり。

三曲目と四曲目のヘソ出し衣装は、まさに倉持の為に有るようなもので、百万弗の臍を堪能。
微妙な年頃の峯岸は、骨格から肉付きから変わりつつあり、良いトルソ。

前半の全体曲は無駄に振り付けが忙しく、個々人に因っての出来不出来が激しいのが目に付く。 詰め込みすぎたダンスがインフレを起こしている。
高度な事をやろうとしているのだろうけれど、完成型の予想が付かないし、千秋楽迄に果たして完成するのかどうかも疑問。 サグラダファミリアみたいな永遠に未完成なものを見せて行くのだろうか。

四曲終わって自己紹介。
戸島が倉持のことを「クラモティーニ」と呼んでいたのが面白かった。

六曲目の「初めてのジェリービーンズ」では、ギター(フェルナンデスのZO-3)を小道具として使い、弾く真似をしながら踊ったりするのだけれど、佐藤(N)だけはギターに振り回されずに、むしろ振り回して踊れていて感心した。

「となりのバナナ」では、間奏部分で小林と小野の掛け合い漫才。
小林の予想外のボケに噴出す小野。

「Confession」は大堀の一人舞台の観。
スタンドマイクの扱いから振り乱した髪から何から、一人だけ本物。

「森へ行こう」からの三曲の衣装がドイツ的で、ツボに嵌った。 一曲ごとに着こなしを変える趣向も楽しい。

「青春の稲妻」の間奏部分のソロダンス担当が小林で驚倒。
明らかに段取りが飛んで真っ白に成り掛けていたが、何とか誤魔化してあかんべぇで終わらせていた。
飛んだ瞬間、周りで見ていたメンバーが一瞬身を乗り出したのは稀有な図だった。 いやはや貴重なものを観た。

間違えても転んでも自信満々に振舞う小林が、今日の前半のユニット曲では何時に無く萎縮した感じで、自信無さ気に間違えているのが目に付いて、心配しながら観ていたのだけれど、ソロダンスさえ終わってしまえば何時もの小林で、横にちゃんと踊っている小野あたりがくると全然違う動きだったりしても、小林は小林らしく自信満々に踊っていて安心した。

後半の全体曲はアンコール前も後も全く琴線に触れず、何となく観ているうちに終演。それなりに楽しくは有った。

_ 雑感

曲として印象に残ったのは、秋元らしいベッタベタな造りの「ロマンス、イラネ」と、JAシーザーみたいに無駄に大袈裟な「森へ行こう」くらい。
振り付けやフォーメーションも面白味には掛けた感じで、忙しく動かしている割には効果が薄いのように感じた。
兎に角、これまでとは異質な感じ。

これまでも出ていた佐藤(魚)や成瀬や倉持は公式サイトにプロフィールが載っているし、藤江も公式サイトからのリンクは無いものの、スポニチの研究生ページにはプロフィールが載っている。
然し乍ら小原や近野に関してはスケジュールの出演者欄にいきなり名前が有る。
このあたりの好い加減さはどうも気になる。

_ Bomb!1月号

モノクロページに今月もAKB48。

立ち読みで済まそうと思ったら戸島花が載っていたので買ってみる。
大島麻衣と篠田と三人で並んだ写真は、珍しく戸島が真ん中。
モノクロ見開き二ページの為に何故買ったかと言えば、「口角筋の弛んだ戸島花」と言うアルカイックでない希有な写真が載っていたってのもあるが、「この二年間で一番の思い出」として挙げていたのが最初期の担当ユニット曲であるところの「クラスメイト」。
帰宅してから熟読すべく購入。

篠田がミュージックステーション出演を、大島麻衣も「桜のはなびらたち」の全国キャンペーンを挙げている訳で、全て去年の夏以前の出来事なのだけれど、ユニット改編があったのが去年の2/19だから、「クラスメイト」をあの四人で演っていたのは最初期も最初期の話だ。

最近、劇場から足が遠のいている友人と昔語りをしていたら、「いまが楽しいと言っているのは、あの頃の楽しさを知らない人たちだと思う。」と話していたが、私も同じことを考えていた。

今の公演は衣装も豪華になり、オケの音も厚くなり、振り付けやフォーメーションもより複雑になったが、大切な何かを「あの頃」に置き去りにしてしまったような気がしている。
それが何なのかは、私にもわからない。


2007-12-23 寝て曜日 [長年日記]

_ 寝て曜日

今日は日曜乍らAKB48劇場は「遠方優先」と「女性専用」。
遠方公演を遠方枠で先に入った手下から召し上げた席で観る近郊の連中の後ろから眺めるってのもバカバカしいので、今日も寝て曜日。
更にB.L.Tの生写真販売があるので、転売業者の醜い商談で爛れた空気になっているだろうし、不愉快な事は出来るだけ少なくしたい。
写真だけ売るだけでも良い商売にになると思うんだが、写真の売れる売れないより雑誌とのタイアップ企画であることに意味を見出しているのだと思うが、劇場内で起こっている事にまったく関心の無い客を劇場近辺に集めているという点に於いては成功しているのだろう。

_ 小林香菜の新しい綽名

FCブログの本人の書き込みによると、小林香菜の新しい綽名は「カナロン」に決定したとの事。
好きなお菓子であるところのマカロンから「ロン」をつけたようであるが…。

でも・・・このあだ名も、かぁち、かっちゃんみたいに消えちゃうのかなっ・・・・(゜゜チユウ)

少なくとも私は「かなろん」と言う表記はしないと思う。
ちなみにFCブログの他のメンバーにの記事に登場した際の小林の呼称は

12月分(22日更新分まで)
香菜 3回
小林香菜 2回
香菜ちゃん 2回
小林 2回
かな 2回
小林かな 1回
コバカナ 1回
かなちゆう
かあち 1回

11月分
コバ太郎 4回
かなチャン 3回
小林1回
かな 1回
カナ 1回
香菜 1回
小林香菜 1回

登場回数が多いのは篠田・奥あたり。 年下の奥は流石に小林呼ばわりはせず、「香菜ちゃん」もしくは「かなチャン」と表記
11月の「コバ太郎」は全て篠田。
増田の前でなにかやらかした時や、戸島や大堀にバッサリやられる時は小林表記になる事が多いようだ。
今後もバッサリやっていただきたい。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

# Dwightsa [levitra sale <a href=http://dstvmediasales.com/sitemap.ph..]


2007-12-19 [長年日記]

_ 更新情報

ご本人様から許可が出たので、先日の Plug-in ”S” で撮った写真のうち、THE KEEPERS の写真をアップロード。
撮っていてここまで楽しいユニットは久し振り。

_ 宇佐美友紀ブログ移転

宇佐美ブログがライブドアブログからアメブロに移転。

宇佐美友紀オフィシャルブログ「ジュースでごはん」

書いている内容自体は変わらず。 プロフィールからして微苦笑を禁じ得ない宇佐美らしいもの。

_ AKB48 OGブログ雑感

高田のものらしきブログが発見された途端に荒らされて消滅したりもしたが、上村彩子のラジオ番組のブログが有ったりもする。

星野みちる公式ブログ「ちるちるの青い鳥ぶろぐ」
星野らしいと言えば実に星野らしい、一杯聞こし召してから寝しなに書いたような落書き付きブログ。
食事をした記事などに添付された写真には、取って付けたようにコーラが写り込んでいたり、「コーラです」と言い訳が書いて有ったりするのも微笑ましい。
読者の2/3は信じていないと思う。 コーラに見えて、キューバリバーだったりするのではないか。

折井あゆみオフィシャルブログ「折井あゆみの、目覚まし7コ愛用中…★」
OGブログの中では、一番安心して読める。
メガタマゴを完食したと言う記事を読んで、「そう言えば折井の口は割とでかかったな…。」と感傷にふけったり。
辞めてからもうすぐ一年になる。

今井優の〜I LOVE★ 優〜
今井らしく、愚直に読ませる内容のブログ。
卒論が出来上がりましたで添付された写真には「神仙道の研究」。 これも今井らしいといえば今井らしい。
事務所が決まったようだが、事務所サイトは無い模様。

渡邊志穂公式サイト
事務所サイトのプロフィールページがブログ風になっている。
何か吹っ切れたような明るさが有る。

宇佐美友紀オフィシャルブログ「ジュースでごはん」
良くも悪くも一番安心して読めないのが宇佐美のブログ。
一喜一憂しながら読んでいる。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

# Dwightsa [cialis promise program <a href=http://dstvmediasales.com/..]


2007-12-11 Brand New Season [長年日記]

_ Softly! Nights Vol.6

久々のバニラビーンズ。
10月の石丸ソフト2でのイベントに間違って出演した時に「12月にシモキタのイベントに出ます。」と言っていたが、その後まるで告知が無く、一言で下北と言っても広いので、佐井なのか脇野沢なのか大間なのかむつなのか気を揉んでいたら、直前になってシモキタはしもきたでも「下北沢」のイベントである事が発覚。
残業もそこそこに寿司詰めの井の頭線に揺られて下北沢へ。
Club QUEと言う地下二階の、きょうびは「クラブ」ってんですかね、ライブハウスみたようなハコ。

駆け込んだらCo.Suzukisei が盛り上がってきたところ。
このバンドからして当たり。 丁度こう言う音が聴きたかった。

で、Hazel Nuts ChocolateのDJタイムを挟んでいよいよバニラビーンズ

「二曲しか持ち歌が無いのにどーするんですかねぇ?」
「カーディガンズでも歌うんじゃないでしょうか。」
「まさか…(苦笑)」


昨日あたりそんな事を話していたのだけれど、暗転してイントロが流れると「Carnival」。
一緒に観ていた知己と顔を見合わせて苦笑。
ここは反応すべきところだと思うのだが、客の反応は薄め。 しかし「Sick & Tired」じゃなくて良かった。
歌の方はと言えば、上手い下手を超越した心地よい音波兵器。

「あーいうぃーる ねーばのー (I will never know)」
「こーず ゆーうぃーる ねーばしょー (cause you will never show)」
「かーもーな らーみなー (come on and love me now)」
「かーもーな らーみなー (come on and love me now)」


片仮名読みの棒歌いだが、可愛いと言うだけで「凡て赦されている」。

MCでは、リーダーのレナ(キノコ担当、左側)が殆ど喋って、サブリーダーのリカ(外ハネ担当、右側)は「はい」「はい」とひたすら相槌。

外ハネさんは、歌っている最中もあらぬ方向を向いていたり、奇矯な客に目を丸くしてみたり。 ナスターシャ・キンスキーとかシェーン・バーキンの系譜。
「パンが無いならお菓子を食べればいいのに」なんて言いそうな佇まい。

キノコ担当は常に冷静。 一定の方向を見ながら全体を見渡している感じ。 なんとなく「ピチカートファイヴで二番目に人気のあるメンバー」を標榜していた小西を思い出す。

二曲目に知らない日本語の曲を挟んで、シングルの二曲でお仕舞い。
四曲も演ったという事、そのうち一曲が THE CARDIGANS だったってのが凄い。
10月のような無銭のアイドルイベントより、クラブでのこう言うイベントの方が来た客との親和性は格段に高いし、見ていても楽しいので、この手のイベントにはもっと出て頂きたい。

しかし、相変わらずレーベルの人たちが怪しい上にも妖しい。 「スカンジナビア・マフィア」と命名。
物販コーナーが有るのに、CDすら売ってない。
へなちょこ(Hazel Nuts Chocolate)目当てで来た女子が「可愛い〜!」と盛り上がっているのに…。

再びへなちょこのDJを挟んで Aira Mitsuki
Perfumeがカルピスだとすると森永コーラスみたいな、偽中田氏→擬似本番みたいな曲で始まり、見くびっていたらその辺は事務所のセンスらしく、MCを挟んで小山田とカヒミ・カリィ(…だったと思う)を続けて演ったりしていた。 どうかしている素晴らしい選曲。 一気に見直す。
嗚呼、FANCY FACE GROOVY NAME…。
この人はプレーゴ"95とか、9669とか6996とか、その辺の時代の小山田が好きなんじゃないかと思う。 私はその前が好きなんだが。
DAFT PUNKのライブを観に行ったら、ヘルメットの中身が本人なのか疑い始めたらライブに集中できなくなったとか、喋りもどうかしていて、結構面白かった。(問題は事務所だけ。)
80★PAN!(ハレパン)から来たと思われる客は、そんなトラットリア黄金期な選曲にもまったく反応せず、淡々とヲタヲタしく振舞っていた。
この人たちは Aira Mitsuki そのものが好きなのであって、 Aira Mitsuki がやろうとする音楽には、あまり興味が無いのだと思う。

で、とうとう Hazel Nuts Chocolate のライブ。

一人で機械弄って、一人で喋って、一人で歌う。
NHKの「きょうの料理」で一人で20分喋りっぱなし歌いっぱなしで料理を作る平野レミみたいな芸風。
狂気を暢気でくるんだような、楽しく鋭い曲の数々。
これは面白かった。

ここまで見て退散。
いや、実に愉快。 不愉快も皆無。

秋葉原で愉快と不愉快を天秤に掛けて微妙なバランスの中で一喜一憂しているより、不愉快の少ない現場へ行ったほうが精神衛生上良い…と言う事を思い知らされる12月となっている。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

# Dwightsa [uroxatral or propecia <a href=http://www.rwuk.org/?produc..]


2007-12-10 気分を変える日曜 [長年日記]

_ Plug-in ”S”

知人主催のライブを観に行く。
前回はAKB48のメール抽選で当たってしまって回避したが、今回はハズレもハズレ、キャンセル待ちすらかすりもしなかったので、後顧の憂い無く恵比寿へ。

以前は四ツ谷の荒木町にあったハコだったが、恵比寿に移転してからはずっと縁が無く、移転してからは初めて足を運んだが、良いハコだった。

主催者が誰であるか以外何の予備知識も無く、完全なアウェー。
日曜の昼間とあって、他所と被る所為か客の入りはそこそこ。
ただ、そのお陰で撮る客、見る客、踊る客の住み分けが出来ており、ストレス無くその場に居る事が出来る。
開場前の並び列で缶コーヒー片手に歯を磨いている人が居たり、手拍子の替わりに腹鼓を打って居る人が居たり、ワイシャツとスラックスが有り得ないくらい皺くちゃな人が居たり、それら全てが同一人物だったり。
そんな感じで、古典的な怪しい人は居たが目立った害悪は無く、実に平和。

かつて足を運んでいたプレアイドル系のライブで散見された「ほぅ〜ら上手いだろう、オマエラ有り難く聞け」的な”自称”歌の上手い人が出演者に居なかったのは良かった。
上手い下手と気持ち良く聴けるかどうかは、あまり関係が無い。

セットリストはアニソンもしくはオリジナルと言う感じで、アイドル方面の曲は殆ど無く、有っても「何々の番組の主題歌」と言う括り。
出演者の中にBon-Bon Blancoの「涙のハリケーン」を歌った人が居たのだけれど、 「これは「ゲットバッカーズ」の第何期の主題歌で…」ってな感じの説明。

客も「アニソン」と言う括りで見ている…と言うか、本家を見たことは無いらしく、合いの手の入れ方も跳ぶ場所も違うので驚いた。
「嵐に抱かれて ユメからJump!!」のところで、跳ぶかな?と身構えてみていると…、跳ばない。

今日一番の拾い物は
THE KEEPERS
月蝕に通じる過剰な様式美と、見せる事に徹したステージング。 客を弄るが、狎れず媚びず。 良い仕事。
「みかん色の夕陽」だか何だか、そう言う歌詞があったのだけれど、帰宅して藤沢周平の「龍を見た男」を読んでいたら、同じ言い回しがあって驚く。 なるほど沈みかけた頃合の日本海の夕陽はそんな色をしている。
一人称が「僕」なのにはどうも抵抗があるが、板に付いていて不快ではなかった。 また見たい。

商業ベースに乗らない、物販での収奪に重きを置くライブなどは、進行がおざなりだったり、司会の親父が出演者にベタベタしたいだけの間繋ぎに無駄な時間を費やしたり、開演が大幅に遅れたり、終演が絶望的に遅れたりするが、そのあたりはきちんとしていて、ほぼ定刻に開場・開演し、終演していたし、進行もでしゃばり過ぎず控え目過ぎず。

SHIPでも感じたのだけれど、本業として地に足の着いた仕事をしている人と、虚業の世界のみに生きている人では、常識の量と面の皮の厚さに大きく差が出る。

主催の人の誕生日直近のライブという事で、色々と祝われていたが、ほのぼのとしていて良かった。

畑違いで戸惑う事も有ったが、払った代価以上の楽しさは有り、有意義な日曜だった。

2007-12-06 一里塚 [長年日記]

_ 慶祝

宇佐美友紀さん、お誕生日おめでとうございます。

これを撮ってから、もう2年になりますか・・・(再掲)。

_ 今は昔となりにけり

星野みちるのブログにおめでとう記事が載ったが、「ゆっきーって誰ですか?」ってな感じのコメントがズラリ並んでいて驚く。
辞めてから数ヶ月してDVDの手売りが有った時既に、「誰ですかあれ?」なんて言っていたのが居たくらいで、今更驚くには値しないのかもしれないけれど。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

# Dwightsa [cialis poppers <a href=http://dstvmediasales.com/sitemap...]


2007-12-05 徒然に [長年日記]

_ 雑感

AKB48の紅白歌合戦出演が決まったとの事。
なんとなく閉塞感もあったところの慶事であり、ますますチケットを争奪する客の分母が増えることへ厭惡ってのはあるにしても、目出度い事には変わりが無い。

問題は、出演形態がどうなるかという事、巷間噂されているように持ち歌ではない曲をチョロッと歌ってお茶濁しなんて事にならない事を祈る。

_ 回顧

一昨年の大晦日は朝まで仙台で呑んでいて、銀箱担いで始発の鈍行で帰ってお台場へ直行。
酷寒のお台場の池広場で震えながらAKB48のステージを撮って、秋葉原へ移動してチケットを買って公演を観て(手元のメモを見たら整理番号68番で「混んでいて見づらい」なんて書いてある)、大江の一本締めで劇場を出て、仲間内で軽く飲んでから徹夜で暗室作業をして年を越した。

あの頃は売れる売れないなんて事を考えるより「いつ終わるか判らない」ってのが頭に有り、「今のうちに頑張れるだけ頑張ろう」とも思っていた。

AKB48を見始めて二回目の大晦日がやって来る。 去年は大晦日どころか年末の公演も無かったので、酒田へ行ってジャズ映画3本立てオールナイト上映の手伝いをして夜明かしをした。
さて、今年はどう過ごしますか…。

_ 更新

写真を整理したら古いのが色々出てきたので、隠居所の方にぽつぽつとアップ。

二面楚歌 隠居所

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

# Dwightsa [viagra youtube <a href=http://dstvmediasales.com/sitemap...]


2007-12-01 並ばない土曜 [長年日記]

_ AKB48 チームB公演(マチネ)

数ヶ月ぶりに昼夜ともメール抽選枠が当たったので、ゆるりと朝寝をして秋葉原。
既に十二時二十分になろうとしていたが、引き替えたチケットは180番台。 十二時半頃来ても当日券は買えたようだ。
客の動きってのは実に読みづらく、早起きしても買えない日もあれば、昼頃やって来ても昼夜見られる日もある。 今日は後者だったが、次回の土曜日もこうだとは限らない。
入場抽選の籤運はそれなりで、まぁなんとか全体を見渡せる席には座れた。
影アナは菊地彩香。 今日もソツ無く。

_ 髪型色々

ずっと三つ編み二つ縛りだった渡辺麻友が編み込みストレートに。 頭蓋の形が出ない髪型の方が、可愛らしさがより引き立つように思う。

井上も編み込みストレート。 髪の毛で顔の輪郭を作る夏川純みたいな髪型。 上気すると頬がほんのり桜色。

柏木はゆる巻き二つ縛り。 「恋のPLAN」ではカチューシャが浮いてしまっていたが、「スカート、ひらり」には実に良く合う。

片山陽加は馬の尻尾を横に持ってきたような髪型。 後半になると鬢の後れ毛が耳の下の黒子の辺りに張り付いて艶っぽく。

佐伯美香はいにしえの増山加弥乃のような触覚を二本。 目を見開いたまま硬直した、能面のようだった表情も、だいぶ柔らかくなってきた。

浦野一美は毛先にボリウムをもたせてふんわりと。 ソワレでどう変えてくるか楽しみ。

_ 自己紹介あれこれ

他のメンバーが自己紹介で喋っている最中にも、それぞれがそれぞれに様々な表情を見せている。
多田愛佳が喋っている横でうなずきながら目を細める柏木由紀。
菊地彩香のやる受話器を手に持ったようなポーズをはけるまで続ける渡辺麻友。
二つ縛りにした髪を指でくるくる廻して、隣の柏木由紀に微笑みかける多田愛佳。

片山のキャッチフレーズは
「バックトゥーザアイドル。 80年代リメイク中!」
で固まったようだ。 まぁなんとなく「あの頃」風ではある。

_ MCところどころ

井上は今日も食べる話。 クリスマスに何をしたいかとかそんなお題に、「恋のPLAN」のメンバーと鍋パーティーをしたいと答える井上に、客席から小声で

「ちゃんこ、ちゃんこ」

意味深長なツッコミ。
ちなみに井上がやりたいのはキムチ鍋。 「私が作ります」とのこと。
「食べる話」をする井上は実に幸せそうで微笑ましい。

「スカート、ひらり」着替え待ちの間繋ぎは、お題が悪くて上手く繋がらない。
今日も浦野が助け船を出したり、混っぜ返したりしていたが、米沢がそれをきっかけに立て直そうとしていた。
今日は上手く行かなかったが、これは良い傾向だと思う。
しかし喋らせると矢張り浦野の天下。 亀の甲より…。

_ 演出変更

「桜の花びらたち」がスタンドマイクから手持ちマイクに変わった。 舞台の上にも動きが出たし、立ち位置が変わると見え方も変わる。
「背中から抱きしめて」→「リオの革命」→「JESUS」でも感じたのだけれど、最近になって漸く個々人の色が出てきたように思う。
アンコールの早乙女美樹。 黒い腹巻きが無くなった。 見事な腹筋。

_ AKB48 チームB公演(ソワレ)

B.L.Tの生写真販売が有った為、八階に上がると其処此処で転売屋が店開き。 「開場が近くなるとAKBの客が増えて暑苦しい」だの「邪魔だなぁ、早く中に入らないかな。」と言いたい放題。
確か出入り禁止第一号はグッズ転売の咎だったような…。
もっともアレは盗品だったりもした訳ですが。

そんな醜悪な光景も見つつ入場。 マチネとほぼ同じ席から観覧。 ちと遠いが仕方がない。

浦野一美は矢張りソワレでは髪型を変えてきた。 下半分の後ろ髪を残したポニーテールのような髪型。
「涙の湘南」でマイクスタンドを倒してしまったりもしたが、一瞬ハッとしたものの落ち着いてマイクスタンドを起こし、あとは何喰わぬ顔でやり通していた。
MCで根多にするような事もなく。

井上はゆるく内巻きに。 こうした工夫は嬉しい。

「なりきり選手権」だったか何だったか、チームBの誰かになりきって、引いた紙に書かれた状況にあわせて演技をするという趣向。

ユルい雰囲気だがそれなりに面白く。 もっとも、一番面白かったのは佐伯になりきる早乙女の相手役で浦野のやった仲川の真似だったが。

「コレって面白いんですかねぇ?」と演っている浦野一美が笑いながらも疑義を呈していた。
嫌う人は嫌うだろうし、一見さんには判らないとは思うが、毎回では困るけれどこんなのも良いのではないかと思う。
ネタにされた仲川はバツが悪そうにニヤニヤしながら出てきたが、曲が始まればきっちりやるべき事を遣っていた。
この辺の切り替えが出来るようになったのも進歩だろう。
ちなみに今日も仲川はギタレレな漫談のぴろき先生のような頭頂部一つ縛り。

仲谷の目が閉じかけているように見えるくらい腫れぼったくて冷や冷やしたが、歌や話す声を聴いている分には体調の悪さは感じなかった。

_ AKB48 チームBを軍用車輌に例えると

井上奈瑠 → シャールB1bis 優美な重戦車。
仲川遥香 → カチューシャ(スターリンのオルガン) 兎に角うるさいくらいに元気

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

# Dwightsa [cialis ed health man <a href=http://dstvmediasales.com/si..]


2007-11-26 内職で頑張る日曜 [長年日記]

_ こつこつとスキャン

諸般の事情でにっちもさっちも行かない金詰り。
三連休も落語を観に行ったのとチームBの遠方公演を観た以外は家で大人しくしていた。

時間だけはあるので、パソコンの中身の掃除と、ジャンクで買ってきたスキャナのテスト。
なんとかコツが掴めたので、二晩で数十枚スキャン。

_ 更新情報

Chocolove from AKB48 「メールの涙」発売イベント

夏のイベントの写真を冬まで引っ張ってしまった…。

_ 今日の3枚


中西里菜(Chocolove from AKB48)

宮澤佐江(Chocolove from AKB48)

秋元才加(Chocolove from AKB48)
CONTAX RTSII + Noflexar 240mm/f4.5

2007-11-25 有朋自遠方来 [長年日記]

_ AKB48 チームB公演(マチネ「遠方者優先公演」)

遠方から来た人々と「遠方から来た」ことになっている人々を取り混ぜて優先枠の客120人の抽選入場が終わった後に、我々「近郊枠」の抽選。
自動的に12巡以降の入場になる公演ってのも馬鹿らしくはあるが、出したメールが当たったので見ることにした。
公演を観るにあたっての時間的距離的ハンデなんてのは都道府県の区割りで決まる物ではないし、見に来ている顔ぶれが固定化している現状ではさほど意味が有る制度とも思えないが、「地方枠も有ります」と言える広報面でのメリットはまだまだ有るのだろう。

抽選はまぁそれなりだが、席があらかた埋まってからの入場なので碌な席は無く、見えないのと近いのを天秤に掛けて近いのを取り、下手三列目の柱の影に座る。
久しぶりに柱の陰に座ったが、眠くなるくらい見えない。

「嘆きのフィギュア」は出だしで菊地が正面に来るくらいであとは仲谷と多田がカケラくらい見えて、渡辺麻友は影くらいしか見えない。
悔しいので渡辺麻友の影を見てみる。 影の動きを見ていても進歩は伺い知れて、すーっと動いてピタリと止まっていた。

「涙の湘南」は上手側の片山しか見えない。
今日の片山はポニーテールを横に持っていったような側頭部でのゆる巻き一つ縛り 。井上と被るので変えたそうだが、周りから「『現代的だね』と言われる」とこぼしていた。

「会いたかった」でメンバーが走り込んでくると、しばらく見ぬ間に髪型が変わったのがちらほら。
菊地と野口が鬢の辺りを始末したストレートになっていた。 良い。

ストレートにして頭頂部で二つ縛りにした米沢。 うしろ髪がずいぶん伸びて、背中の真ん中あたりまで来ていた。

松岡:「やる気ィ、元気ィ、マツユ気ィ!!」
客:「ウィィィィィィィィー!!」

テキサスロングホーンは親指と小指だけで人差し指は立てないんだが、そんなことも知らん奴が多くてゲンナリ。 それじゃ「グワシ」でございますよ、旦那。

浦野がハッスルに於ける高田延彦のような役回りになってきて、客の煽り方はより巧妙に。 良い仕事。

赤襟とかスカひらの衣装で柏木の衣装が体型に合わなくなりつつある、凹凸が良い方向ではっきりして来た。

レッスン中に米沢が怖がられていたと言う話から、浦野が例によって井上奈瑠のおもしろエピソードを暴露。 「米ちゃんが怖い」と泣きながら抱きつかれた…とニヤニヤ。 むくれる井上、どこ吹く風の浦野。

以下、渡辺麻友式に雑感箇条書き。

・時々醒めた表情で客席を見回す多田。
・衣装の乱れを浦野に教えてもらって、礼儀正しく謝意を表する多田。
・面白い動きと表情で歌っていた野口にも、だいぶ情緒が出てきた。
・思い切り動いて流れまくる松岡由紀。 前衛書道みたいな豪快さ。
・そして派手にすっ転ぶ松岡。
・何事も無かったように踊り始める松岡。
・井上が最近益々Munchener Weiss wurstな感じ。
・前頭部で一つ縛りにした仲川。 ギタレレ漫談のぴろき先生みたいな髪型。
・歌っている時の柏木の表情が変わった。 表現に拡がり。
・今日も客から「昭和」呼ばわりされてむくれる片山。
・平嶋の声が入ると、目立たないパートでも居るのが判る。 倍音の強み。
・まばたきをしない佐伯。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

# Dwightsa [kamagra products <a href=http://dstvmediasales.com/sitema..]


2007-11-24 [長年日記]

_ 寝て曜日

給料日前の連休なんざ嫌がらせみたいなもので、どうにもならないので家で寝て過ごす。

_ 更新情報

ジャンクで買ってきた1000円のスキャナがちゃんと動いたので、久し振りにスキャンしてみた。

藍川りの 1

スキャナが動かなくなったりなんだりで、半年寝かせてしまった。

_ 今日の一枚


藍川りの
CONTAX RTSII+PENTACON50mm/f1.8

2007-11-16 10年 [長年日記]

_ 立川吉幸 二つ目披露の会

「今日ばかりは…」と残業を勘弁してもらって町屋へ。
駅前のムーブ町屋ホールにて、二つ目昇進披露の会。
同時に二つ目になった辺りは紀尾井ホール(小ホールだけど)昼夜二回廻しで満員御礼とか、博品館劇場で家元がゲストとか、紀伊国屋ホールでゲスト談春・志らく…と派手に花火が打ちあがる中、ムーブ町屋。
ゲストは談幸・左談次・ぜん馬・龍志・さこみちよと言う面子。

「スタンダードが一番強いと思うんです」

前に吉幸さんはこんな事を言っていた。 スタンダードナンバーの名手をズラリ揃えての披露目ってのが、吉幸さんらしく思った。

酔漢の不規則発言でざわついたりもしたが、あたたかい空気の中で進行し、トリが吉幸さんで「蜘蛛駕籠」。
マクラから何時に無く早口でどうなるかと思ったが、噺に入ればしっかり持ち直したのでホッとした。
腕ッこきの師匠連の後なので、普段は感じないアラが見えたりもしたが、300人の客をきっちり笑わせていたのには感心した。
普段は多くても一束くらいの客の前で演ることが多いので、小さく纏まってしまうのが心配だったのだけれど、寄席は寄席なりに、ホールはホールなりに、箱の大きさにあわせて出来ていた。

良い披露目だった。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

# Dwightsa [cialis online pharmacy canadian <a href=http://dstvmedias..]


2007-11-12 [長年日記]

_ 「48現象」

八月から「出ます」「出ます」と言われながら、蕎麦屋の出前みたいに先延ばしになっていたAKB48絡みの書籍が漸く発売になった。
原稿の締め切りから時間が経ってしまっているので、内容として旬を逃した感は有るが、AKB48から公に出る書籍に宇佐美が載るのも「あんな事」があったからにはこれで最後だと思われる事を考えれば、出るタイミングとしては絶妙と言えない事も無い。

客のインタビューの幾つかは蛇足なのではないかと思えなくも無いが、「人は良い事も悪い事もしながら生きている」と言う当たり前だが忘れがちな事を思い起こさせてくれたと言う点に於いては無価値ではなかった。

反面、メンバーや送り手へのインタビューは読み応えがあり、弁えた聞き手が突っ込むべきところは突っ込み、突っ込んではいけない柔らかい下腹部のようなところはさらりと流しつつ、触れるだけは触れていたり、良い匙加減。
嘘が嫌いで正直だが、素直ではなく、容易に心を開かない戸島の戸島っぷりなんかが実に良い。

インタビューのページの写真も私の嗜好には合っていて、星野の出っ歯丸出しでクシャクシャの笑顔とか、惡代官みたいな秋元康とか、積み重ねた苦労が滲み出た折井とか、宇佐美の胡座をかいたような鼻を真正面から撮ったものとか、さり気なく本質を抉り出した写真が多い。
流石に宇佐美の写真はもう少し斜めから撮ってやって欲しくはあるが、星野の写真は取り繕わないとっつき易さが上手く出ているように思う。

出来上がってみて驚いたのは、出した原稿が一字一句修正を喰らわずに載った事。
腹が太いのか、何も考えていないのか、そもそも読まなかったのか。

いくら探しても見つからなかった岩波文庫の「帝国主義」が、現物を貰ってきた日に思いも寄らぬ本棚の隅から出てきた。
まぁ、読んだら逆に纏まらなかったと思うし、参考にしようと思った部分を読み返したらイリイッチ・ウリャーノフ先生の偉そうな物言いがどうにも鼻についてものの五分で放り出してしまったので、見つからなくて却って良かったかもしれない。
本質的にボルセビッキとは肌が合わないらしい。

ともあれこの本、買いだと思う。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

# Dwightsa [zithromax diabetes <a href=http://www.rwuk.org/?product=v..]


2007-11-11 [長年日記]

_ AKB48 ひまわり組公演(ソワレ)

メールが当たったので久方ぶりのひまわり組。 籤運良く前の方へ。

小嶋のベストの下の方のベルクロが外れていた。
薄暗がりの中で歌う一曲目の「Dreamin’ girls」が終わると直ぐに脱いでしまうし、下にブラウスも着ているので差し障りは無かったが、下に着たブラウスもずれていたのがまた小嶋らしかった。
しかし、痩せた。 痩せたと言うより窶れた。

大島優子の髪がショートになっていて驚いた。

「ビバ!ハリケーン」の様な、思い切り動いて良い曲の秋元の動きの切れは実に見応えがあり、何度見ても飽きない。

自己紹介のお題がオカルティックな物で辟易する。 怖がりながら話しているのも居たが、口の端にでも乗せるって事は、まだ怖い目に遭い足りないと見える。 本当に怖い目に遭ったら、話題にもしないものだ。
高橋みなみと増田有華は、この手の話をこう言う場ですべきなのかどうか、お祖父さんなりお祖母さんなりに訊いてみると良い。
そもそもこう言う話をするだけでも客席の空気は冷え切る訳で、止めていただきたい。
お題に関する話を、何故か板野に語りかけるように話す峯岸。
板野と河西は、夏の間の蹴鞠焼けの肌の色も褪せて、漸く白くなりつつある。

「アイドルなんて呼ばないで」のポンポン隊。 板野友美が厭そうな顔をしていない。 今日は機嫌が良いらしい。
意味深な表情で「そのうち×××も…」を口ずさむ峯岸みなみと、微妙な表情でやり過ごす小野恵令奈。

「僕とジュリエットとジェットコースター」は、一緒に演る面子によって「攻め」になったり「守り」になったりすると大島がファンクラブサイトのメンバーブログで書いていたが、今日は攻めの日だったのか、大島が凄かった。
大島が単位時間あたりに詰め込んで来る仕事量の迫力に圧倒されて「ハッ」と息を呑むこと暫し。 
「大島優子、おそろしい子!!」(白い目)
動きや歌には影響していなかったが、小嶋の表情が実に辛そうで気になった。
そんな中、今日も超然とした佐藤由加理。

「ヒグラシノコイ」の高橋みなみは、髪型が変わってから帽子の変な膨らみが無くなった。
増田の喉が本調子でなかった時は、珍しく生歌率低めだったりしたのだけれど、今日は生に近かったと思う。
増田はマイクの使い方が巧くて、口パクかどうかはマイクが口と正対しているかどうかよくよく観察しないと判らない。

「愛しさのdefense」は、宮澤が良くて驚く。
沈み込みが深くて、大きくくねって大きく踊る。
脚が長い分、重心が高いのに、軸がぶれない。
後半のサンダル履きの曲で観察したら、秋元と同じく、五本の指でしっかりと掴むように履いていた。

「向日葵」は、声の出ない大堀のパートを歌入りオケで誤魔化さずに残りの三人で歌って居た。
これは良い趣向。

「竹内先輩」→「そんなこんなわけで」→「デジャビュ」の三曲は大島優子と秋元・宮澤あたりを中心に。
秋元と宮澤が並ぶと壮観。 柔の宮澤と剛の秋元。

「夕陽を見ているか?」では、ブーツの履き方に個性が出ている。
履きやすいように上三つの穴に靴れ紐を通さない佐藤由加理、上二つの穴に靴ひもを通さない小嶋陽菜、靴紐を結ばない成田梨紗。

「Lay down」では、いつもとは逆に佐藤由加理が大堀を襲ったり、増田や宮澤が大堀に反撃したりしている横で、峯岸や小嶋もなにやら始めており、同時多発的に色々なことが起こっていて非常に面白い。
「夕陽を見ているか?」と、この後の「BINGO!」と「僕の太陽」を休んだ大堀が、この曲だけは出ていた。
矢張り大堀が居ないと始まらない。 好き放題やっているようでいて、きっちり踊るべきところは踊り、歌うべきところは歌っている。

出だしから中盤までは辛そうな表情が多かった小嶋だったが、最後の二曲は楽しそうに歌って踊っていたので、ひとまず安心。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

# Fkkvlvtw [ http://www.stlouisbusinesslist.com/business/5021837.ht..]

# Dwightsa [cialis online from india <a href=http://dstvmediasales.co..]


2007-11-10 [長年日記]

_ AKB48 チケット並び

雨のそぼ降る中今週も行列。 こんな陽気なので少な目。
大阪方面へ行った向きも多かったようだ。

_ AKB48 チームB公演(マチネ)

籤運良く、前の方へ。

「嘆きのフィギュア」は四人均して観るつもりだったが、渡辺麻友が予想以上に良かったので渡辺中心で。
付くべきところに肉が付いてくると共に、骨格もしっかりしてきたようで、折れそうだった手首なんぞも適度な太さに成長。
動いて止まれる身体が出来てきたので、綺麗に動いてぴたりと止まり、身体機能に余裕が出来た所為か表情も豊かになり、客席にぐるり目配り。
視線を流さずに少しづつ留めるのがまた良い仕事。

井上はゆる巻き二つ縛り、片山はポニーテール、柏木は側頭部で一つ縛り。
米沢は両側頭部で大きくボリウムを持たせて二つ縛り。 怪我が癒えて復帰した米沢だが、足首にはまだサポーター。 動きは悪くなかった。

片山のキャッチフレーズ…のようなものが「もぎたて、採れたて、産地直送」(ポーズ付き)に変わっていた。 佐伯の初々しさが人気なのであやかってみたとの事。

お題は「冬に楽しみたいこと」とかそんな感じだったが、佐伯の答えは「貯金」。
今日もなんだか判らない。 良い味。

仲川の髪型が、ウルトラの母みたいのから、鬢の辺りを始末した普通のストレートに変わった。 ちょっぴり女の子。

柏木は風邪を召されたご様子で、思うように声が出ず、一寸苦しそう。
激しい曲では顔がいつもより紅潮していたようにも見えた。

仲谷がアンコールの途中で退場。 一寸心配ではある。

_ AKB48 チームB公演(ソワレ)

渡辺が良い。 見れば見るほど良い。

昼はストレートだった浦野が、夜は髪にボリウムを持たせていた。 こう言う細かい工夫が嬉しい。
仲川の髪は元に戻っていた。

松岡が「やる気ぃ! 元気ぃ!! マツユキィー!!!」と遣ると、客が「ウィィィィー!!」と叫びながら右手でテキサスロングホーン。
祝祭だ。

「最近変わったこと」とか何とか、そんなお題。

「魚の煮物が出来るようになりました。」と、井上。
ご飯が美味しく食べられるのは結構な事ですが…。
スネークフィンガー。

「ドレッシングがイタリアンから青じそにかわりました。」と瞬きもせず佐伯。

片山のキャッチフレーズ…のようなものは、
「もぎたて、採れたて、産地直送」(ポーズ付き)
から、
「もぎたて、採れたて、新鮮です。」(ポーズ付き)
に変わっていた。
ことあるごとに「昭和」「昭和」と言われて、昼公演では「平成2年生まれなんです!!」と憤慨していたが、矢張り昭和の薫りが漂う。
半田健人のように自らの意思でそうなっている訳ではなく、内側から滲み出る昭和の佇まい。

比較的ゆったりした造りの「恋のプラン」の衣装ですら横方向の張力か掛かっている井上はさておき、渡辺や柏木に体形の変化が現れつつある。
渡辺は動く筋肉と止める筋肉が付くと共に骨格もしっかりして来て、怪我をし難い身体つきになりつつあり、柏木は長細い棒の様だった体形に量感が増してメリハリが付いて来ている。

柏木と同様の変化が仲川にも現れていたのには驚いた。
こう言った変化を見越しユニットを割り振った訳ではないと思うが、可愛らしい動きもサマになりつつある。

「渚のCHERRY」は、ギラギラした動きの後の三人と渡辺の吊り合いが取れてきた。
渡辺は曲ごとに求められる動きが出来るようになって来ており、隙が無い。
立場が人を作ると言う事の好例。

_ 浦野の訴え

昼公演の自己紹介のお題は「冬に楽しみたいこと」だか何だかだった訳だが、締めに入った浦野が「3rdステージがやりたいです。」とその場には居ない秋元康へ。
そろそろお下がりではないセットリストも宛がってやって頂きたい。


2007-11-04 研究生より、第8の刺客。 [長年日記]

_ AKB48 チームB公演(マチネ)

メールが当たったんで昼頃に秋葉原。 握手会の所為か夜から売れて、昼は10時に来て鼻毛抜いてても買えたらしい。

松岡の代役が入る為か、リハーサルは長目で、12時を廻っても未だ続いていた。

入場抽選はまぁそれなりに悪く、下手ブロックの片隅へ。

「嘆きのフィギュア」は左右の移動があるので然程気にならなかったが、「涙の湘南」になったら浦野だけでなく井上すら見えない。 これは誤算だった。
身を乗り出せば影くらいは見えなくも無いが、そこまでやるのも大人気無い。

昨日は爆発コントみたような髪型だった柏木。 今日は鬢の辺りをピンで始末したストレート。 これは良かった。

片山は今日もゆる巻きにしたポニーテール。
いつも編み込み二つ縛りか編み込みストレート(あれはアレで良かったが)。 髪が細くて変化が付け難くかったの所為か少々変化に乏しすぎる気がしていたが、このポニーテールは成功だと思う。

或る日突然変わった訳ではなく、私が見ていなかっただけで元々良かったのかもしれないが、ここのところ柏木が実に面白い。 久しく見ていないが中西がそうであったように、劇場の隅々まで何かを届けようとする強い意志が感じられる。 これはカフェで見ていても、恐らくモニター越しに伝わると思う。

「会いたかった」で走りこんで来た中に際立って黒いのが居てあっけにとられたが、それが松岡の代役の渡辺茉莉絵。 黒い黒いと言われてきた仲川より黒い。 明らかに人工的に焼いた、仲川とは真逆の不健康な黒さ。 黒より黒い黒。
自己紹介で名前が明らかになると、劇場の其処此処から「マリエックス」の声。
AKB48劇場はジャンプ禁止です。 お間違いの無いよう、宜しくお願いします。

これまで研究生には感心させられる事が多かったが、この「第三のワタナベ」はいただけなかった。 準備期間の長短は有って、いきなり入って一と公演丸々遣るのも大変だとは思うが、振りは小さくてあやふやで小さく纏まった感じ。 移動してもぶつかる事暫し。
パフォーマンスの拙さの割に世馴れたMCが鼻に付く。
まぁこの辺は「良し悪し」より私の嗜好による「好き嫌い」に係ってくる部分だし、浦野が「ニュータイプだ」と言っていたように、これ迄のAKB48には無かった種類なので、食いつく人は居ると思う。 全否定はしない。

自己紹介のお題は「帰ってたら先ずすること」
「家の鍵を締める」と言う早乙女。 劇場公演を終えて帰宅すると家族は既に寝ているらしい。 遠距離通勤お疲れ様です。

母親に今日有った出来事を報告する、と平嶋。
こう言うところからも平嶋が真っ直ぐ育っている事を感じる。

「柏木ちゃんにメールを打とうとしてやめる」「いつも苛めちゃうけど、好きなんですよ」と多田。 それを頷きながら聞く柏木。

受けると思った話が滑って「ありゃシーンとなっちゃった」と狼狽える片山。

「恋のPLAN」の後の間繋ぎは渡辺茉莉絵への質問。
「何でそんなに黒いのか」「サーフィンでもやっているのか」と訊く井上。
元々は白いが、顔色が悪く見えるので焼いている、と普通に説明する渡辺茉莉絵。
これが伏線となる。

「背中から抱きしめて」は柏木を目で追ってみる。 歌う表情が良くなって居る事に驚く。

松岡が休みで無しだろうと思っていた「リオの革命」の英語科白部分は浦野が。

母音の強いパングリッシュみたいな発音だが、浦野らしく、過剰な感情が篭っているのが面白い。

「リオの革命」→「JESUS」の流れで、明らかに振りが違うのが居て、ふと見ると渡辺茉莉絵。 良くも悪くも目立つ。

「スカート、ひらり」着替え待ちで、再び渡辺茉莉絵への質問。 …と言うか、風紀委員の浦野さまによる査問会。
身も蓋も無い事を矢継ぎ早に訊く浦野。
「それはさっき奈瑠が訊いた」と井上が口を挟んでも構わず続けたのは根多を仕込んだかららしく、「何故黒いのか」「何故茶髪なのか」「耳たぶの絆創膏は何か」。 何を訊かれても渡辺茉莉絵は「ちょい強めで」
同じ研究生って事でか話を振られた佐伯は「私はちょい弱めなんです」
佐伯の株は上がった。


2007-11-03 同時多発イベント日 [長年日記]

_ AKB48 チケット並び

西新宿の芸能花伝舎で学園祭だかなんだかが有るので、祝日だけれど大した並びじゃ無かろうと多寡を括ってゆるりと朝寝をして秋葉原。
前夜の深酒が祟って起きられなかったと言うのが正直なところ。

八時前には着いたらもうそれなりに並んでいたが、なんとか昼夜のチケットは買えた。
もう少し遅く来た友人はキャンセル待ちになっていたが、キャンセル待ち17番までは抽選枠内で入れたようだった。

_ AKB48チームB公演(マチネ)

まぁそれなりの籤運でそれなりの席へ。
菊地は全ての音符にスタッカートが付いたような動き。
オーディションだとかで本日全休の浦野一美の代役は研究生の成瀬理沙。
成瀬理沙は先週平嶋夏海が学校行事で休んだにも代役を勤めているので、二週連続でチームB公演に登場。
米沢瑠美の代役にはこちらも研究生の瓜屋茜。 佐伯美香も入れると研究生が三人。
場数を踏んでいる成瀬に比べるとやはりぎこちない瓜屋。 顔は引き攣り加減でも目立った失敗はないのは褒めておくべきだろう。
いつもより高い位置でポニーテールにした片山。 柏木は爆発コントのようなヤケクソな髪型。

例によって訥々と自己紹介の佐伯。
目を見開いて声を震わせて「シラケナイデクダサイ」「オネガイシマス」
この声でタワシとかゴム紐を売りつけられたら、たぶん買ってしまうと思う。

お洒落についてのお題で喋る根多のみつからない仲川がカタコトの日本語で挨拶をしていた。
TPOに合わせて服を撰ぶと言う平嶋にTPOの意味を訊く仲川。 同じ「物知らず」でも、覚えると使いたがる小林と「ふーん」で終わってしまう仲川。
こう言うところは見習った方が良い。

「渚のCHERRY」は米沢の代役で瓜屋が入っていたが、今日は下手側の早乙女が実に良くて、渡辺麻友を喰わんばかりの勢い。
渡辺には持って生まれた「華」と言う物があるので、そうそう喰われはしないが、今日の早乙女の出來は際だって良かった。
シャボン玉発生器の調子が悪く、上手側は殆ど機能せず。

声量が無いのを自覚している渡辺はマイクを極限まで口に近付けて歌うが、マイクの側面が鼻先にくっつかんばかりなのが何とも可憐。

井上のスカートには横方向に強い張力が掛かっているようで、箱ヒダが目一杯横に広がっていて危うい。

そんな井上の衣装が何事もなくて、何故サイズにはゆとりの有る筈の柏木にだけ災難が降りかかるのだか不思議に思い、今日は柏木の動きを注意してみる。
柏木は他の連中より動きが大きくて早く、手足を縦横に振り回すので瞬間的に衣装に掛かる力が大きいのだと思われる。

連日の災難に見舞われたにも関わらず、動きの伸びやかさは失われていなかった。

_ AKB48 チームB公演(ソワレ)

今月もB.L.Tが紅梅キャラメル商法で生写真を売り捌き、近隣からの苦情で遣る場所が無くなったからか、もうすぐ開場時間だと言うにカフェには有象無象がトグロを巻いて大交換会。
便所の脇の通路には要らなくなった雑誌本体が其処此処に積まれ、地べたに座り込んでババ抜きみたいに取引き。
落合が中日に行った時のような一対複数のトレードが行われているさまに涙。
終演後に劇場を出たら、まだ交換会を遣っていたのには流石に呆れた。

澱んだ厭な空気の中抽選待ち。
籤運は割と良く、死角はあるが近くて見易い席を確保。 メモを採るには、ちと気まずい。

オーバーチュアで幕が開き、薄暗がりの中に仄かに人影。 早めにポーズを取って固まっている菊地。 ぎりぎりまで楽な姿勢で待つ多田。
多田はどんな時でも常にどこか醒めていて、冷静に何かを見ている。

「涙の湘南」は、浦野も米沢も居ないのと片山が死角に入るのとで柏木と井上を観察。
柏木は高い声を出そうと力むとスマボコ型の目の下瞼が競り上がってジェリービーンズみたいな形になってしまって、少々凶相になるきらいはあるが、それ以外は曲に合わせた表情になっていた。
柏木に関しては、もう殆どツッコミどころが無い。

ゆる巻き二つ縛りが良く似合う井上。
衣装ははち切れんはかりで危ういが、顔はそれほどプクプクしておらず、表情も多彩だし動きも大きくてキレがある。

瓜屋が何かに似ているような気がして、暫し考える。
シロウアカリ。

「恋のプラン」後の間繋ぎは「男の人に歌って欲しい曲」だか何だか。
それらしい曲が続いた後、何故か「イヌのおまわりさん」を歌い出す片山。
それはデモの時に公安に向かって歌う曲です。

先週いろいろと災厄に見舞われた柏木が萎縮しているのではないかと心配していたのだけれど、杞憂だった。
むしろより大胆に且つ繊細に歌って踊っていた。

本日のツッコミ(全7件) [ツッコミを入れる]

# WEfVqyJ [ayhRXC]

# viagra [blefEYEV http://fotdeq.com/ <a href="http://jhdvjg.com/ ">..]

# Cheap viagra [iNlgBCVx http://www.bcbreakers.com/ Cheap viagra 8]]] http..]

# Viagra [HcmMFQEX http://middleclassadvocacyinstitute.com/ Viagra f..]

# Buy Viagra online [SdODEgV http://www.flavorofchabot.net/ Buy Viagra online >..]

# Buy Viagra online [uTWWAiN http://www.kinslerbot.com/ Buy Viagra online 1145 ..]

# Pharme30 [ Hello! edfgedg interesting edfgedg site!]


2007-10-30 平日日記 [長年日記]

_ 書斎派覚書

仕事が立て込んでいる割に金詰りと言う情けない状況にあって、平日の劇場なんざ終演までにもたどり着けない。

そう言う時に限って「哀れ柏木由紀 連夜の御開帳」とか「第七の新人瓜屋茜登場」とか、「篠田が居たら渾名は「ウリャァァァ!!」にされていたに違いない」「そうだそうだ」とか、「藤江は可愛いコドモだが、『ナントカパワー』は無さそう」とか、観に行った連中が喜々として報告を上げてきやがる。
恨めしい。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

# sHyeol [qrpvyEw]

# viagra [mJtsxDg http://novajn.com/ <a href="http://fuiozr.com/ ">V..]

# instant payday loans [qDfLVduw http://paydayloanscost.com/ instant payday loans ..]


2007-10-28 みっちり三席 [長年日記]

_ 倉庫の二階10月興行「キンキンビック落語会」

秋葉原はうっちゃらかして、昼から越谷へ。
はじめの頃からすれば考えられないくらい地元のお客さんが増えて、今日も大入り。

「不動坊」立川談大
「家見舞」立川吉幸
<中入り>
「蝦蟇の油」立川らく里

去年の八月にもほぼ同じ顔付けで開かれた会だが、今回は全員二つ目に昇進という事で、紋付き着たり袴附けたり貫禄が付いた。
清田シャワーのやる気の減退で活動休止中なのでコズミックシャワーの無気力漫才が見られなかったのは実に残念。
漫才はやらないが映画は製作中。 詳しくはオフィス・カブーレのサイトで。

閑話休題。
二つ目にさえ成ってしまえば、気兼ねなく根多を撰べる。
今回はお席亭のリクエストもあったようだが、見応え聴き応えのある根多でみっちり三席。
最後に近況報告座談会で賑やかして三本〆でお開き。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
1998|11|12|
1999|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2000|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2001|01|02|03|04|05|06|07|08|11|
2002|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2003|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2012|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2013|01|02|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2014|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2015|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2016|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2017|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2018|01|02|03|04|05|07|08|11|
2019|09|11|
トップ 最新 追記