表紙と巻頭グラビアにスマイレージ。
封入トレーディングカードとプレゼントチェキの一覧が前半カラーページの最後に移動するなど、多少構成が変った。
スマイレージ
表紙+巻頭グラビア。 10ページ32カット。 撮影はTANAKA。
先ず集合で2ページ、個別で1ページずつ。 細かい写真を散りばめた2ページの後に、集合で2ページ。
全般的に光が強くて、前田憂佳以外の3人は眩しげな表情かが多い。
光が強すぎるだけでなく、赤味掛かったり、緑に染まったり、デジタルの厭なところが出てしまい、酷いコマが多い。
構図であったりピントであったり、基本的な部分は悪くないのだけれど、光が強すぎて表情が冴えないのと色がおかしいのとで、和田福田小川は惨憺たる出来。
前田一人だけ出来が良いのは、単に前田の目が光に強いからであって、他の三人が悪い訳ではない。
それにしてもこの前田の安定感。
色に関しては、細かい写真を散りばめた2ページが酷い。 私はこう言う構成を好まないのだけれど、上がってきた写真がこのザマならこうするより他ない。
松井玲奈
セーラー服、機関銃、廃工場。 日本家屋、白装束、芍薬。 三題噺みたいな設定で6ページ10カット。 撮影は桑島智輝。
松井玲奈のグラビアとしては過去最高の出来。
メイク、髪型、ライティング全て嵌ってか細いが勁い松井玲奈の特質を上手く引き出している。
白くて細長い美しさが出た5ページ目が特に良い。
強すぎる光や低温など、苛酷な撮影環境が目や顔色に出やすい松井玲奈であるが、表情が生きる撮影環境を作りつつ、敢えて死のイメージを醸す衣装を着せることで、却って生気が滾々と溢れ出るような表情になっている。
bump.y
スターダストに倣ってか、スウィートパワーが所属する5人に組ませたユニット。 7ページ9カット。 撮影はこちらも桑島智輝。
個別写真が1枚ずつ有るほかは、全て5人の集合。 この集合の配置が上手い。
見開きの写真が特に良い。 五人五様で顔が向いている方向も意識が向いている方向も違うが、それが一枚の写真として見ると纏まっている。
広瀬アリス
見るに堪えない4ページ5カット。 撮影は宮家和也。
ピントの位置が適正なのが一つも無い。 光線状態も悪い訳ではないのに、深度も極端に浅いから余計に意図しないピンボケが目立つ。
撮られ慣れているモデルなので表情に破綻は無いが、拙劣な撮り手が台無しにしている。
構図と間だけの写真。 構図を切るセンスは有るが哀しいかな技術が無い。
ももいろクローバー
集合、個別、二人ずつ取り混ぜて5ページ7カット。 撮影は門嶋淳矢。
小動物的な有安から楚々とした早見まで、可愛いから綺麗までの間に散らばる個性が活き活きと。
棒付きキャンディーを持たせた個別写真に、それぞれの持ち味が出ている。
小島瑠璃子
セーラー服とピンクの三角ビキニで4ページ6カット。 撮影は佐藤裕之。
表情は未だ硬いが、蔦の絡まる壁際に立たせたり、板の間に横座りさせて振り向かせたり、撮られている事を意識させながらモデルと向き合う撮り方をしたカットは目に力があり、表情が生きている。
逢沢りな
7ページ8カット。 撮影はTakeo Dec.
曇天の屋外とスタジオ。 スタジオ撮影分は水着。
スタジオで撮ったものには顔に一杯聞こし召したかのような赤味がさしてしまっている。
撮られる際に構えると表情が固まってしまいがちで、自由に振舞わせた3ページ目の3カットだけ生きた表情。 それ以外は精彩を欠く。
前半グラビアページの最後に、封入トレーディングカードとプレゼントチェキの一覧。
相変わらず嗣永桃子のチェキは神掛かっている。
ズラリ並んだ33枚の中から、パッと目に飛び込んでくる。
「なんだかんだ言ってもどうせ使うんだろう?」と匿名で下衆な事を書く輩が矢張り多い。
本当に好きだと却って見たくないものなのだけれど、判らない奴には判らない。
肯定は出来ないが、無下に否定も出来ない。 只々、幸せを願うのみ。
似たような状況で書かれた同じ人の文章から、思い入れが筆致に及ぼす影響から、そのあたりを汲み取っていただきたい。
宇佐美友紀さんのグラビアについて (2007-09-24)
涙ぽろぽろぽろこぼれても (2010-06-25)
私は泣くほどの思い入れは無いと思っていた。
・・・がしかし、ビデオ製作会社のサイトで白いブレザーを着て立っている写真を見て絶句し、オフィシャルの楽曲紹介の動画で確認し、込められた悪意に、家の者の手前声は殺したが、泣いた。
「売らん哉」で着せたのだろうが、発案した奴ぁ碌な死に方しねぇだろうと思う。
何も書かないのも不自然だが、書いて宣伝になるのも不本意なのでそれなりに。
AKB48絡みでは 〓(the Artiste Formerly Known As Nakanishi Rina)の袋綴じ、連載ページの「AKB48友撮」、SDN48の3本。
〓(the Artiste Formerly Known As Nakanishi Rina)
篠原潔の撮影で8ページ10カット。
篠原潔が秘術を尽くして体形の粗を隠して撮ってくれたお陰で、実体形以上にスッキリと。
しかし、次のページから始まる原幹恵の3ページ4カットと較べると、色々な意味で不自然さは否めず、見せる体形にする為の節制がなされていない事も見えて来てしまう。
綺麗に撮って貰えているのが救いではあるが、カメラマンの技術で成立したグラビアであって、〓の本領とは言いがたい。
肩から先の部分の不自然さから見て、髪にエクステンションを付けているものと思われるが、エクステンションから上の部分の長さから、ある程度撮影時期は推し量れる。
ポージングの妙で括れが有るように撮れてはいるが、臍の穴の深さから皮下脂肪の厚みは類推出来る訳で、肌を晒す仕事をする覚悟の浅さを危惧せざるを得ない。
借りてきた看板で売れるのは最初の数本だけ。 そう言う職業を選んだのであれば、それ相応の覚悟と節制が必要なのは言うまでも無い。
AKB48友撮
2ページ13カット(本人自撮1枚含)。 撮影担当はSDN48の野呂佳代。
篠田麻里子の商売用で無い顔が貴重。
メンバーが気を許している写真が多いのは野呂ならではだが、キャプションが詰まらない。
大堀もそうだが、自分の役割を狭く規定しすぎているのでは無いだろうか。
SDN48
先日のプレイボーイと同じく、テレビの冠番組で売り込んだ体裁のグラビア。 額面通りには受け取れない。
3ページ12カットのうち、公演とリハーサルとバックステージで7カット。
舞台の上に居る大堀は肩肘張らない柔和な表情。 これがもう少し自然に出せれば、息苦しさも薄まると思うのだが。
ステージ写真は例によって撮影する場所に工夫が見られず、冗長。
立ち位置を変えずにズームで構図を切る悪癖がカメラマンの技倆の進歩を止めた典型例。 舞台の上に居る人間を効率よく枠の中に収めているが、それだけ。
それでもステージの写真が有る分、SDN48の何たるかは伝わる出来になっており、相変わらず私の琴線には触れないが、この写真で興味を持つ人が居てもおかしくはない。
こういった話が増えないように、書き方を考えています。
ニコニコ生放送にて、Men's Knuckle の読者モデル カズアキ氏が囲碁で千人斬りを目指すと言う月一回の番組。 解説は藤澤一就八段、司会と対局中の聞き手に戸島花。 所用で見られなかったので、タイムシフト予約で先ほど視聴。
藤澤一就八段も初めて見たと言う、番組特製の脚付き九路盤を使っての対局。
「黒の世界から来た」と言う事で、カズアキ氏が常に黒番で先手(六目半のコミ)。 30秒以内に打たないと、負け。
対戦相手は女子一人を含む小学生3人。 出だしは良かったが、3人目の しんいちろう くん(11歳)が予想以上に強く、惜敗。
これで動揺したのか再戦して大敗。 2勝2敗と妙な具合にはなったが、次回も有るらしい。
戸島は司会と聞き手で出ずっぱり。 対局中は「藤澤八段大奮闘の巻」で、戸島の口数は少ないが、彼方此方見ながら相槌を打っている事からみて、ただ突っ立っているだけでは無さそう。
視聴者のコメントに「戸島のヤンキー顔がさらに進化している。」ってのが有ったが、ヤンキーと言うか、塗りすぎ。 厳しい家庭に育った娘が、反動で遣りたい放題になってしまった感じ。
現代の大学生としては標準なのかも知れないが、芸能で飯を食うなら差別化は図ったほうが良い。
「自分らしさ」と「売りになる『らしさ』」のどちらをとるのか、どうバランスを取るのか。 自分の思う「可愛い・綺麗」と、求められる「可愛い・綺麗」は、必ずしもイコールでは無い。
役者を目指すのであれば、どんな役にもなれる余地は残しておくべきだと、私は思う。
画面が小さく画質が良くないこともあって、目の下に隈の棚田が出来ていたり、肌荒れが目立ったりすることが無かったのが救いではあったし、仕事振りは堅実だった。
事務所を辞めた人間に対する陰湿な因習の残る業界で、ネット番組とは言え僅か二た月で復活してしまったのが良かったのか悪かったのか、そのあたり私には判りかねるが、とまれ戸島が目に見える仕事をしているのは嬉しい。
6月20日(日)18時30分から、ニコニコ生放送に『囲碁』という新ジャンルが登場! 囲碁に絶対の自信を持つ、雑誌メンズナックル読者モデルのカズアキさんが、 1000人斬りへの道に挑みます!
解説には藤澤一就八段、聞き手には元AKB48メンバーの戸島花さんを迎え、 さらに、百花繚乱さんも出演決定!
そして、番組オープニングVTRは超有名ディレクターに制作を依頼! 今回の対戦相手はまだヒミツです!どうぞお楽しみに!
小林の表情は確かに良いのですが、それが気心の知れた人間の前でしか出せないところに問題があります。
自分の出た映画の関係者試写会に行って旧交を温めた話なんぞを読むと、改善されてきているようではありますが。「選挙」と銘打ちながら、実質的には株主総会の腐ったのみたいなものであったことは、研究生セレクションで選抜枠に入っていた石黒を落としておいて何の説明もしないことからも明らかです。(※雑に書きすぎたのであとで書き直します。)
「宣伝効果」とおっしゃいますが、何がどう宣伝されたのでしょうか。
何が「スゲー」んでしょうか。
これについて語るだけでも不愉快なので、このへんで。
戸島のニコニコ生放送に関しては、私もタイムシフト予約をしたもののまだ見ておりません。
文明の利器で見られると良いのですが、さてどうなりますか。
AKB48絡みでは、モノクログラビアと文字物ページで例の茶番の特集。
投稿ページに仁藤萌乃。
巻末グラビアにSDN48から大堀恵、芹菜、チェン・チューの三人で水着グラビア。 巻末のモノクログラビアにて前田敦子の写真集イベントの模様が1ページ。
茶番特集
舞台の上に並んだ人間の半分が員数外の烙印を押され、選ばれて泣き、選ばれずに泣き、どう転んでも笑顔より泣き顔の方が多くなる愁嘆場を金取って見せようと言う了見がそもそもおかしい訳であるが、秋元康に刃向かうとおまんまの食い上げになるからか、右を向いても左を見ても、この茶番劇に肯定的な記事ばかり。 この特集もその種の提灯記事に堕している。
アイドルと言うものは宗教と似た様なところが有り、寄進や布施には現世的な利益への欲求だけでなく、祈りや願いが込められるように、今回投じられた票の幾許かにもそう言った側面があった。
その祈りや願いを解かり易い形で受けたのがSKE48の大矢であり高柳であった訳であるが、まぁ素人向けの記事である為なのかそもそも洞察力がないのか、その辺りには全く触れず。
文体から察するに「ブレイク・ヒストリー」と同じ人間が書いているようだが、あれに通ずる浅薄な読み物。
南海キャンディーズの山里氏が例によって当たり障りの無い文章を寄稿。
判っていても書かないと言うのも大変だとは思うが、「判っている」だけで貴重なので、今後も善人の皮を被り続けていただきたい。
AKB48を飯の種としか考えていない連中の方が多い中、山里氏の存在は大きい。
SDN48
SDN48から、芹菜、大堀恵、チェン・チューの3人。 巻末のどん詰まりに4ページ8カット。 撮影は飯塚昌太。
先日始まったTV番組絡みの企画グラビアなので、番組で編集部に押し掛けた際の写真が小さく一枚載っているが、これを見ただけでも番組の質が窺い知れる。 私は全く見る気にならない。
大き目の写真は集合で一枚、個別で3枚。
芹菜は撮られ慣れている所為か上手く自分を見せており、チェン・チューも撮る方・選ぶ方が分かっていないので、その長い脚を生かした写真にはなっていないが、表情そのものは良い。
大堀は見上げながら睨め付けるようないつもの表情。 集合やプロフィールの写真は自然な笑顔で、こちらの方が大堀の良さは出ている。
大堀は何時までこの線で押すのだろうか。 自分で自分の表現の幅を狭めているように思えてならない。
前田敦子
巻末のモノクログラビアページに、3冊目の写真集の発売イベントの模様が1ページ3カット。
出た時期が悪かったので皮肉な結果にはなったが、写真集としての出来は悪くなかったし、3種類の自分を一定の期間に集中して撮って貰えたと言うのは、前田敦子にとっては良い経験になったと思う。
写真集が出る時期が一と月でも違っていれば、この記事の大きさや扱いも変っていた。 それを考えると、少し切ない。
小林香菜がブログで「実費写真集」なるものを発表した。 先ずはご覧いただきたい。
小林香菜 実費写真集 「LOVEかな?」
写真集とは言ってもブログの記事の一つなので枚数としては少なく、衣装2パターンで4カット。 撮影は秋元才加。
最後に松本清張の顔真似をする秋元才加の写真が一枚。
キャプションは全て小林本人が書いており、てにをはや句読点の打ち方に乱れはありつつも、頑張って臭い文章を書いている。
何を手本にしたんだか判らないが、臆面もなく歯の浮くような科白を並べているのがなんとも小林らしい。
写真はクリックすると気休め程度に大きくなるが、アメーバブログの腐れ仕様で保存しづらくなっているので注意。 ページ丸ごと保存して、あとでいらないものを捨てれば良い。
逆光気味のカットが多く、写真としてはあまりよろしく無いが、3枚目の白い花のコサージュを付けたカットは可愛らしく撮れている。
AKB48もブログ乱立で、読んで貰うだけでも一と苦労だと思うが、小林香菜はこの記事に限らず、工夫して面白いものを書いている。
コメント数が人気を計る尺度にもなっていると思うので、読んだ向きはコメントを付けてやっていただければ幸い。
参考:ユニバーサル・ミュージック内 Chocolove from AKB48 サイト
「明日は明日の君が生まれる」は音域がべらぼうに高くて、イベントなどではほぼ口パク。 口パクそのものが悪いのではなく、あまりに音が高すぎて本人が歌っているイメージが全く湧かないので、発売当時はなんだこりゃ・・・と思ったものですが、今聴くと懐かしさもあって良い曲だったのかもしれないような気がしてきます。
Chocolove は AKB48 からの派生ユニットのはしりでは有ったわけですが、現在のような大手プロダクションによる護送船団方式の運営になる以前であったのと、ユニバーサルが何をどうしたいのかが見えてこないヤッツケ仕事だったのと、色々な悪条件が重なって、面子が良かった割に泣かず飛ばずで終わってしまいました。
お台場のイベントで、雨の中歌う中西が懐かしく思い出されます。
AKB48絡みはピンナップと巻頭グラビアに板野友美、巻末企画グラビアに小森美果。 「あのブログ美女に逢いたい」にoffice48の6人。
モノクロページでは投稿連載ページに倉持明日香、「部活のこと」に宮澤佐江、AKB48担当編集者による例の茶番展開予想の鼎談。
板野友美
ピンナップ+巻頭グラビア。 6ページ7カット。 ピンナップは2ページ分くらいの面積で、サッカー日本代表のユニフォームを着たもの。 写真としての面白味は無い。
テーマが「虹」と言う事で、衣装も7パターン。
先日の北原里英で味噌を付けたTakeo dec. の撮影だが、何処から撮っても絵になる仕事をする板野なので、今回はハズレ無し。
最近の板野は、ことグラビアに限っては貶すところが無いので困る。
2ページ目6ページ目の振り向きと、4ページ目の一寸顎を引いたカットが良い。
水着でも着衣でも表情にブレが無いのは流石。
小森美果
巻末企画グラビアの掉尾は小森美果。 撮影は藤本和典で3ページ5カット。
小森美果が扱いにくいのは判るが、動物写真のような撮り方で些か雑に過ぎる。
手足の長さであったり、無駄に良い姿勢だったり、身体的特徴の美点も出ていない上に表情も良くない。 結局この企画は初回の松井玲奈以外ダメージキャンペーンに終始して終わった。
良く言えば散文的、悪く言えば支離滅裂なインタビューを短く纏める作業が大変なのもわからないでは無いが、こちらも意訳が過ぎて小森なりの味が出ていない。
「あのブログ美女に逢いたい」
企画グラビア5ページのうち1ページに office48 所属の6人でやっている「1LDK6人暮らし」。 撮影は高橋定敬。
小林香菜の髪が未だ長いので、撮影は少し前だったのだろう。
座談会的にブログの内容と特色が語られているが、奥真奈美の発言は載っていない。 短く纏めるのも大変なのだろうとは思うが、バランスは取って頂きたい。
「部活のこと」
先週の秋元才加に続き、同じくバスケットボール部上がりの宮澤佐江。
秋元と同じく、ファイブファールで退場させられることが多く、最後まで試合に出ていた事が殆ど無いと言うのが面白い。
不器用ながらひたむきに物事に取り組んだ経験が今に生きているところも、秋元に通ずる。
鼎談
サッカーW杯直前特集のすぐ後ろに4ページ。
楽しげに語る人とそうでない人、分析する人と私見を分析と取り違えた人、AKB48で儲けた人と出て行くばかりの人。
しかし講談社の谷口氏。 差し入れに凝ってメンバーのご機嫌を伺っても、こうしたところの発言で地金を出してしまってこの先どうするのだろうか。
実に馬鹿馬鹿しく、失笑を禁じ得ないのは、投票期間にあわせて前田の写真集を乱発して洛陽の紙価を高からしめ、前田の客の財布の紐を硬くせしめた張本人たる集英社近藤氏。
「ひょっとしたら前田敦子さんが1位じゃなくなってしまう可能性もあれば、珠理奈さんが選抜落ちする可能性もあったり・・・・・・見どころいっぱいです。 今年は全国の映画館でも観られるようになったので、ぜひこの"物語"に参加してほしいです。」
今回の愁嘆場の一番の山場の"物語"を書き換えた当人は、さぞかし気分が良いであろう。
糞でも喰らいやがれ。
中西優香がブログに書いていたところによると、松井珠理奈は今回の茶番が決まってから不安定であるのが見て取れ、会うたびに痩せていっているのが分かったそうな。
それを「見どころ」と言い切れる精神構造。
極限状態に置かれた連中の悲喜交々の中に感動が有った事は否定しない。 しかし、平地に乱を起こすような「為にする茶番」を嬉々として行い、高みの見物を決め込むってのは悪趣味の極みだ。
史記の越世家にこうある
戦いは逆徳なり、争いは事の末なり。
注ぎ込まれた金額の多寡を民意として量る「事の末」たる茶番にも、一と先ずケリが付いた。 また来年もやるだろうから、参加される向きは明日から蓄財に励んでいただきたい。
世の中の誰がどう判断しようと、私は小林香菜と言う個性を他に代えがたいものであると思うし、現状でその資質に見合う処遇を受けていないのは小林に努力が足りない所為だとも思わない。
で、あるからして、小林が謝る必要など何処にも有りはしない。
さあ、明日から新規蒔き直し。 先ずは数少ないチームBをより良いものにすべく、奮励していただきたい。
あれは人気投票ではありません。
付いたファンの数とその資金力、それ以外の資金力、思惑etc...、さまざまなものが複雑に絡み合った結果であって、結果=人気では有りません。
投票期間中に売り出された投票権対象商品以外の個人のCDや出版物に流れた資金が如何程であったか考えてみて下さい。
小林は"幸いにも"思惑の渦の外側に居た。 そう考える事も出来ますから、枠に入らなかったのが不幸であるとは限りません。
「テレビに出ている何々ちゃん」が好きな層てなぁ上っ面だけしか見ませんから、そんな輩に小林の何たるかが判ろう筈も無い。 ステージの上でも、寧ろ後列とか端の方に居るときにいい仕事をする訳で、オンデマンドのカメラのフレームにも入らない。
劇場捨てつつあるAKB48を、メンバーも客も見限るべき時期に来ています。 辞めた連中は大島麻衣以外は売れているとは言えない状態にはありますが、折井にしろ星野にしろ宇佐美にしろ、実に生き生き仕事をしている。 そう言うところにも目を向けていただきたいものであります。 辞めてからの人生の方が、長い。
スピードワゴンの小沢氏が、昨年の佐藤亜美菜を或る年のオールスターファン投票の川崎憲次郎に譬えていましたが、今年の大島優子もそう言ったある種の思惑に翻弄された面はある訳で、その点では寧ろ幸せなのではないかと私は考えています。
これは小林だけでなく、枠に入らなかった全てのメンバーに言える事です。
暫く更新が途絶えていた中西のブログに久し振りの記事が上がったと思ったら、大分へ一旦帰郷して充電とのこと。
引退という事ではなく、「充電期間に入る」と書いているのが意味深長だが、とりあへずはゆっくり身体を休めていただきたい。
AKB48を離れてからDVDを一枚と写真集を一冊出した訳だが、中西の本領は歌に有った。
またあの儚げな歌声を聴ける日を、楽しみに待とうと思う。
AKB48絡みでは、表紙と巻頭に前田敦子、センターグラビアに大島優子、巻末の企画グラビアに前田亜美。
モノクロページも連載投稿ページに小野恵令奈、「部活のこと」に秋元才加とテンコ盛り。
前田敦子
8ページ7カット、袋綴じで見開き1箇所。 撮影は中山雅文。
ニューヨークで撮った写真集からの先行クラビア。
国内で撮って撮れない写真ではないようにも見えるが、ニューヨークで撮った事ではなく、前田敦子がニューヨークに居る事が重要。 行きたい国としてニューヨークを挙げていた(「国」なのかはさておき)前田敦子らしく、終始機嫌が良い。
この「機嫌が良い」と言うのは前田の場合重要で、ハズレカットも含めて表情は良い。
カメラマンの巧拙より、前田の機嫌で成立したグラビア。 6ページ目の窓辺に腰掛ける写真がそれを象徴している。
大島優子
渡辺達生の撮影で8ページ11カット。
仕事師と仕事師が組んだ仕事なので全カットハズレ無し。
私の好みからは外れる「間の良い写真」が多いが、質は高く、アップで撮ったカットが特に良い。
7ページ目に、思わず息を呑む。
前田亜美
3ページ6カット。 撮影は長野博文。
企画連載グラビアも巻末に落ち着いたようだ。 北原と指原は酷い出来であったが、長野博文に丸投げしたらしい今週はそれなりに。
前田亜美が撮られなれていると言うこともあってか、表情も柔らかい。
但し、トランプの兵隊のような平べったい体形が出てしまった上に塩っぱい表情になってしまった写真であったり、それがベストとは思えない写真が使われているのは相変わらず。
1ページ目のアップは秀逸。
「部活のこと」
秋元才加が語るAKB48以前のバスケットボールに明け暮れた無軌道な日々を語る衝撃の3ページ。
無茶苦茶なことをやってきたから、落ち着いた今があるし、大抵の事には堪えられるというのは良く判る。
どういう形での起用になるのか、現時点では皆目見当が付かないが、本人からのブログ等での報告によるとJAバンクの広告モデルの仕事が決まったようだ。
都市部では見かけづらいかもしれないが、郊外や農村部では目にする機会が多いのではないかと思う。
言動から察するに、少なくとも埼玉県の都市部には住み暮らしていないであろうと思われる小林にとっては、近所に自分のポスターが貼られると言う、これまでに無い身近で且つ大きな仕事となる。
どうかしくじらないでいただきたい。
月刊ザテレビジョンの別冊であるグラビアムックにAKB48SKE48取り混ぜて大勢出ていると言うので買ってみた。
表紙と巻頭グラビアがAKB48から前田敦子、大島優子、柏木由紀、渡辺麻友の四人。 裏表紙と巻末グラビアがSKE48から松井珠理奈と松井玲奈。
前半グラビアページに、AKB48から北原里英と指原莉乃が棒組みで、9期研究生から島田、竹内、森。
後半グラビアページに、SKE48から大矢真那、木下有希子、矢神久美、小木曽汐莉、高柳明音、向田茉夏。
一年ぶりに起用したAKB48にこれだけ紙幅が裂かれると言うのも、小田原攻めの際の伊達政宗みたいで、一寸生臭くはあるのだけれど、これが時流と言う物なのだろう。
競合他誌のようなモノクロ読み物ページは無しで全ページカラーなのだけれど、惜しむらくは印刷品質が低い事。
紙質で劣る週刊プレイボーイより色が悪いのは、凸版が下手糞なのか角川が色校を出せないからなのか、いずれにしても一寸酷い。 とても千円取れる仕事ではない。
AKB48
表紙をめくるとマジすか学園のDVD-BOXの広告、目次ページにも表紙の4人が後姿で大きく。 そこから更に13ページ35カット。 うち見開き1箇所。 撮影は佐藤学。
見開きの集合、個別で2ページずつ、インタビューで2ページ、最後に集合で1ページと言う構成。
インタビューのページの、4人が自由に動くさまを撮った写真以外は、すべて「間の良い写真」。 ハズレは一カットも無いが、面白味も無い。
撮られ慣れている連中で、且つ可愛らしく露出度も低い衣装と言う事もあってか、「可愛いから可愛い写真」としてはよく撮れており、アイドルの写真は可愛ければ良いと言う向きにはお勧めできる。
私が見たいのは「ただ可愛いだけではない写真」なので、物足りなく感じるが、写真としての出来としては水準以上。
柏木由紀は強い光に弱く、ともすれば下瞼が上がってしまって凶相になりがちなのであるが、目に緊張が現れたカットは無く、上手く撮り・撮られている。
目の下に疲労が形として現れているが、これも上手く誤魔化してある。
いつもの面子のいつものグラビアで、取り立てて変った事も無いのだけれど、矢張り大島優子だけ一と味違う撮られ方。
何処まで意図してやっているのかは判らないが、絡めた指・曲げた指、組んだ腕、凭れた肩、それらの全てが何かしらの意味を含んでいる。
他の3人は手の使い方や指の曲げ方に一定の傾向めいたものがあるのだけれど、大島優子は引き出しの数が違う。
どう演じたら良いかの逡巡が表情に出ることはあっても、身体は頭のてっぺんから爪先、指の先から髪の毛まで常に芝居をしているようにすら思える。
これが役者馬鹿の役者馬鹿たる所以であって、何処まで意識してやっているのか判らず、いつも評価に悩むところであるが、骨の髄までの染み付いた「役者」が無意識下でも常に芝居をさせているのではないか、それが戸島を始めとして周囲から一目も二目も置かれる理由なのではないか、と、私は考えている。
AKB48絡みでは、表紙と巻頭グラビアにいつもの面子+北原里英、モノクロ連載ページに小森美果。 巻末に企画グラビアで指原莉乃。
更に新曲のPV完全ガイドの冊子がオマケで付いてくる。
AKB48以外では、川村ゆきえのグラビアが凄い。 撮影は倉繁利。
AKB48に紙幅を裂き過ぎたのかたったの4ページなのは実に勿体無い。
指原莉乃
巻末の3ページグラビア。 3ページ6カット。
撮影は中山雅文。 6カット中4カットが水着。 あとは制服とジャージで1カットずつ。
スタイリストはプレイボーイではおなじみの米村弘光。
本隊の方の衣装は質こそ高いものの傾向が似通ったものが続き過ぎて些か陳腐化しつつあるが、このグラビアの衣装は新鮮。
ビキニやチューブトップ、セパレートの水着は、只々白くて細い黒文字みたいな体形を何とか誤魔化そうとする善意に基いた無難な選択。 これは誰が着てもそれなりに似合う。
しかし貧相が際立つスクール水着、野暮ったさが生きるバッタ色のジャージ、お洒落要素の無いシンプルな夏服。 このあたりは多士済々のAKB48と言えど指原にしか着こなせないだろう。
この号でも編集者のボンクラ仕事は健在で、一枚目から酷い。 酷いと言うか惨い。
スクール水着でプールっ端に腰掛ける指原は寒さの所為か顔面蒼白。 唇も紫色で引き攣り笑い。
歯見せ笑いだが、歯の根が噛み合っていない感じ。 水着のカットは殆どがこの「薄倖面」。
表情の冴えないカットを敢えてなのか何も判っていないのか大きく使ったり、表情の生きたカットの扱いが小さかったり、指原本人の責任の範疇以外の部分でマイナスの力が大きく働いているのだけれど、このグラビアに限ってはそれがどんな反作用なのだか判らないがプラスに働いて、悲痛なる感激を生み出している。
常識のある編集者なら、唇が紫色になるくらい寒さに引き攣った笑顔の写真をそのまま使ったりはしないと思うのだけれど、不実というか無能と言うか非常識と言うか、そうであるが故に珍しい絵を目にすることが出来たし、指原莉乃が不幸な状況に置かれた時により強い輝きを放つということが改めて判った3ページであった。
水着の写真は殆どが冴えない表情なのであるが、制服のカットとジャージを着てモップに凭れるカットがのほほんとした可愛らしさを生かして撮れているので、それ以外の全ての不幸を帳消しにしている。
この「虐げられているなりに幸せそう」なのが、指原の持ち味だと思う。
大島優子がジュリエットだとしたら、指原莉乃がジュスティーヌ。
「ポニーテールとシュシュ」全PV完全ガイド
冊子の表紙のみ今村敏彦の撮影、オフショットと称するものはレコード会社からの提供。 このオフショットなるものが酷い。 殆どの写真は写った連中がチョキを出している。 記念写真じゃあるまいし。
撮影風景をスタッフの目で切り取るのがオフショット。 記念写真を撮って遊んでいないで、スタッフはスタッフとしての仕事をしていただきたい。
「メンバーの特別解説つき!」とあるが、これも一と言コメント程度のもの。
袋綴じにしなかっただけ良いが、これだけ空疎な内容で「完全ガイド」たぁ聞いて呆れる。
冊子の裏表紙を例の茶番の煽りに使っているのだけれど、この1ページだけでこちらも「完全ガイド」
一票幾らで買えるのかまで書いてあるのは親切。
しかし、「上位になる=良いところで使って貰える」なんてのが幻想に過ぎないことは昨年の結果が証明している。 実に下らない。
AKB48絡みでは、モノクロ連載ページに前田亜美。 前半グラビアページに渡辺麻友、後半グラビアページに北原里英。 モノクロ読み物ページに「カップ麺アイドル」指原莉乃。
表紙に名前があるのは渡辺麻友のみ。 北原里英は前号の松井玲奈と同じ括りの企画グラビアだが、何故か表紙には名前が載らない。 一般的知名度はまだこの程度と言う事か。
AKB48以外での見ものは、熊谷貫の撮った石原さとみ。
水着無しで表紙と巻頭が取れればAKB48の人気も本物なのだが。
巻末に今村敏彦のガス抜きグラビア(脱衣)。
着衣でやりたいようにやらせた今村敏彦が見たい。
渡辺麻友
矢西誠ニの撮影でほぼ水着のグラビア。 6ページ9カット。
初めて見た頃は12歳だった訳で、流れた月日を考えれば当たり前っちゃ当たり前なのだけれど、ガリガリで割り箸のように細かった手足にもそれなりに肉が付き、体形も丸みを帯びてきている。
定番のかっちり決まった表情ではなく、移ろう表情を写し取り、「生き物」としての一面を色濃く出した佳作。
キャプションは相変わらずベタで腐臭すら漂うが、文字としてはさほど邪魔にならないので、読みさえしなければ気にならない。
背伸びをした瞬間を切り取った最後のカットが素晴らしい。
渡辺麻友が一人の仕事でもここまで生き生きと自分を出せたという事にも驚いた。
北原里英
後半グラビアページに4ページ6カット。
Takeo Dec. で北原里英ってんで期待して見たのだけれど、全くの期待はずれ。 一寸残念、いや残念どころか失望に近い。
これだけの素材と腕っこきのカメラマンを揃えてこれは無いだろう。
素材と料理人を揃えたところで満足してしまって、それを活かす工夫が無い。
丸で駄目と言う訳ではなく、2ページ目の右下あたりに良い表情も有るのだけれど、扱いが小さい。
水着にひん剥いて、処理はカメラマンに丸投げってのが見え見えで且つ水着でさえあれば良いと言う感じの雑な構成。
指示でそうしたのか北原本人がそうすべきだと思ったのか、体形の粗を隠すだけのポージングも目に付く。
綺麗に見せようとするのは良い、しかし消極的に粗を隠すだけでは魅力も引き出せまい。 これはいただけない。
そして危惧はしていたが、水着になると表情が硬い。 これだけ布地面積が小さいものを身に着けて平気で居られるほうが寧ろ不自然な訳で、ましてや北原。 こうなる事が見越せる状況下で、より良い表情を引き出す工夫がなされたと形跡も見られない。
北原里英は、時折この世の全てを敵に廻しても悔いは無いようにすら思わせるような訴求力のある表情をするのだけれど、今回のグラビアにはそこまでさせるものは無かった。
例の茶番の前景気を煽るための企画であった筈だが、これでは贔屓の引き倒し。 ダメージキャンペーンに堕した。
「濃い味系カップ麺」 スープも残さず ガッツリ食べ比べ
モノクロページの読み物企画に冬の間は「コンビニおでんアイドル」だった指原莉乃が「カップ麺アイドル」として登場。 アイドル界の季節労働者としての地位を確立しつつある。
表情まで判る写真が2点。 上下ジャージ姿でカップ麺と箸とを手に持ち、シナを作って横座りの図。 そしてカップ麺を旨そうに手繰りつつ寄り目で凝視するの図。
どちらも雑種の馬鹿犬のような愛くるしい表情が活写されている。
読み物部分でもカップ麺について熱く(暑苦しく)語り、主賓たる麻布台綾子嬢を食う勢い。
日清の「行列のできる店のラーメン 熊本」の臭いを評して「通っていた中学校のニオイ」。
表門と裏門の前に豚骨ラーメンの店があり、その臭いが学校に充満していたらしいのだが、まったくどうかしていて面白い。
更には「サッポロ一番 みそラーメン」(カップ)を混ぜそばにして食べる裏技を披露。
この「指そば」なるもの。 お湯を捨てたカップ麺に液体スープを2割ほど掛けて混ぜて、卵黄と一味をさらに混ぜた一品。 卵黄を落とす着眼点が良い。
もっと旨くするには鶏油もしくはラードを足すのが手っ取り早いが、指原が鶏油を作れるとも思えないので、とりあへずチューブのラードを冷蔵庫に常備しておくことをお勧めする。
ラードは全てを旨くする。
さて、こうした大人気ないが子供染みてはいない記事がプレイボーイの妙味だと私は思う。
指原莉乃で遊んだ記事をまた読みたい。
あの小林香菜も19歳である。 新公演のレッスンも佳境、諸事多端の折ではあるが、とりあへずお祝い申し上げる。
躁鬱の波が激しく、煮詰まったり落ち込んだりするとモバイルメールの送信が減ったりしていた小林香菜が、この状況下でも日に一回はモバイルメールを送り、ブログを更新している。
ここに私は19歳なりの小林香菜の自覚を見る。
この大人数の中で埋没しない為には、発信できる情報は自ら発信して行くしかない。
ましてやそれぞれの人気を量的に計ろうとする茶番を控えての時期でもある。
それが義務的ではなく、幾許かの娯楽要素を含んでいるのがまた小林らしい。
AKB48・SKE48絡みでは、モノクロ連載ページの渡辺麻友と短めなグラビアの松井玲奈のみ。
纏めて載せる週に当たるより、印象としては強くなると考えると、松井玲奈は良い巡り合わせ。
妙に薄着なのでおかしいとは思ったが、店頭でパラパラめくった時に前田敦子かと思ったのは瀬尾秋子だった。 メイクや髪型の傾向が似ているというか似せてあると言うか。
松井玲奈
4ページ7カット乍ら、7カット全て衣装が異なる力の入った、水着もあるグラビア。 撮影は長野博文。
長野博文にしては珍しく、緑でも白でもない背景の写真が何枚か。 その分、背景の色に引っ張られて色味がおかしくなっていたりもするが、これはプレイボーイ編集部ではなく、印刷屋の仕事に係る部分。
1ページ目の赤い扉の前に立つ、黒い水着の写真。 松井玲奈の白くて細長い特徴をよく捉えている。 高いヒールのサンダルの履き方・立ち方がぎこちないのはご愛嬌。
水着のカットはまだ表情が硬く、体形からしても水着にする意味は希薄であると私は考えるのだけれど、一般読者層はそれを求めるのだろう。
服を着ている写真の方が、明らかに生きた表情。
強い光を使わない長野博文と、強い光に弱い松井玲奈の相性はよく、そんなに寒くも無さそうな天候であることもあってか、全篇柔らかい表情にはなっているが、前述の通り衣装を着たカットの表情が良いだけに、水着に蛇足感。
キャプションも然程邪魔にはなっておらず、プレイボーイにしては質の高いグラビアになっているが、3ページ目は水着であると言うだけの写真。 2ページ目の小さな写真の方は4枚が4枚とも生きた表情になっているだけに、「水着ありき」の写真選定で画竜点睛を欠く。
それでもこれまで見た松井玲奈のグラビアの中では出色。 とりあへず4ページ目の写真だけでも340円分の価値はある。
>okiちゃん
あの4ページ目は良いですよね。 ただ、まだまだこんなもんじゃない潜在力は有るように思うのです。 それを写真に写し取るというのは、実に大変な作業であるわけですが。
少女から大人になりかけている時期の、無化調の和風美人としての美形となると、確かに並ぶものは無いかもしれません。
前田敦子はモディリアーニ的ですし、小嶋や篠田は大人になりきってしまっているし。 そもそも和風ではない。
和風美人と言えば片山陽加ですが、あっさり昆布だしの松井玲奈に対して片山陽加は煮干しの匂いがします。 料亭の味に対してのお袋の味。 過渡期の儚げな美しさの松井玲奈と、既に出来上がっていてこの先20年は劣化しないであろう片山陽加。
なんだか世界中を敵に廻しそうな気がしてきたので、この辺にしておきます。
office48 所属の連中(秋元才加・梅田彩佳・奥真奈美・小林香菜・増田有華・宮澤佐江)のブログ「1LDK6人暮らし」は、内容は面白いものの六人分が毎日更新されるので非常に流れが速く、過去記事を読みづらいアメーバブログの仕様の所為もあって、中々どうしてストレスが溜まる。
記事タイトルに記名してあるので誰が書いたか判別は出来るが、何を書いたのかがタイトルに入らず、後で読み返そうとして四苦八苦して諦めること数度。
梅田彩佳が履き物を「おくっく」と表記していたのがツボで、ついさっきまで過去記事を掘っていたのだけれど、今回も断念。 梅田は偶に使う幼児語めいた言い回しが面白い。
閑話休題。 シガラミで使っているのだとは思うが、好い加減アメーバのシステムに寄り掛かるのは止めていただきたい。
改ページは多いし表示件数は少ないし、実に読みにくい。
で、まぁ何が書きたいのかというと、小林香菜の書くものは矢張り面白いと言う事。
面白く書こうと意図したものより、小林香菜本人が面白い状態にあるときに面白い気分を吐き出した文章に味がある。
2010-05-04 20:28:10 に書かれたこの記事、「教えてください!」がその好例。
世界一土下座が似合うアイドル。
「akb48 ブレイクヒストリー」で検索して辿り着かれた方がおられるようですが、元の記事が無益なものですので、それに関して書かれた当方の文章にも、有益な情報はございません。
あしからず。
細切れになってしまったAKB48のファッションブック(・・・と称するもの)のレビューを纏めて別館へ。
AKB48 わがままガールフレンド レビュー
先日始まった指原莉乃のブログが素晴らしい。
指原莉乃オフィシャルブログ 「指原クオリティー」
期待に違わぬ駄目っぷりでありつつも、どうでもいい事をだらだら書きつつも、面白い。
「落語とは、人間の業の肯定である」と言ったのは立川談志であったが、その意味においては実に落語的であり、業の深い駄目さ加減を誇るでもなく嘆くでもなくありのままにさらけ出して書いてポンと出した潔い文章。
オチを考えてから書かずに、流れのままに書いてダラリと終える読後の隔靴掻痒感も癖になる。
同時期に始まった北原里英のブログさんじのおやつ共々、コンスタントに1000コメントを記録。
漸く指原に春が来た。
まぁ、明日あたりもう立夏ですが。
モノクロの読み物ページは、桜庭ななみのインタビューと、出演する映画に絡めて書道の腕前披露が3ページ。 お天気キャスターになった森田美位子の密着記事が2ページ。 新人さん紹介記事が3本3ページ。
℃-ute と嗣永桃子の連載は2回目。 地味なページながら嗣永桃子が凶悪なまでの嗣永桃子っぷりで異彩を放つ。
AKB48絡みでは、前号で惜しまれつつ(少なくとも私には)終了した小林香菜のよのなか入門に替わり、AKB48のメンバーを一人ずつ紹介する「AKB48おひとり様」が始まった。 第一回は小森美果。 これについては別項にて。
小松彩夏、福田萌、小林涼子、徳永えりの連載が最終回。 さて、次号から何が始まりますか。
後半グラビアページは封入トレカとプレゼントチェキの一覧から。
封入トレカはBセットが凄い。 私の買ったものにはCセットが入っており、大島優子、小嶋陽菜、柏木由紀、矢島舞美と並んだこちらが世間的には当たりなのだと思うが、Bセットは北原里英と渡辺麻友の出来が凄まじい。
プレゼントチェキは成海璃子と北乃きいの客に媚びないサインが豪快。
嗣永桃子のものは接客業としてのアイドルとしての技巧に長けた連中より更に訴求力のある仕上がり。
AKB48 (前田敦子、柏木由紀、大島優子、板野友美、北原里英、島田晴香)
ヘッドフォングラビアで6ページ6カット。 撮影は細居幸次郎。
前田敦子は定番の角度からではなく、仰向けに寝たところを俯瞰で。 面白い出来。
学校の机にペタリ座る柏木由紀。 X脚を逆手に取ったポージング。
携帯音楽プレイヤーを手に飛び跳ねる大島優子。 珍しく生き生きした壁の無い表情。
しどけなく寝転んで、左手に持ったソーダのストローを口元にやる板野友美。 ストローが視点をその特徴的な口元へ誘導。 何をしているわけでもないのに、妙に艶かしく。
その板野と隣り合ったページに、北原里英。 ただ文庫本を頭の上で持っているだけなのだけれど、板野友美に引けをとらぬ凄艶。 最近の北原里英は実に堂々たる物で、立場が人を作る好例。
島田晴香は傘に縋る様にしゃがんで、とりあへず笑ってみたような表情。 このでくの坊っぷりが初々しい。
島田も含めて、それぞれがそれぞれに持ち味を出した写真になっているが、中でも北原里英が出色。 節度のある艶。
宮崎美穂
5ページ5カット。 撮影は中山雅文。
下手に隠さず、取り繕わない真っ向勝負の宮崎美穂が清々しい。
髪が舞い上がって額が露わになった写真も珍しい。
5カット全て良い出来だが、1カット目のクローズアップが眼福。
ノースリーブス(高橋みなみ、峯岸みなみ、小嶋陽菜)
3ページ4カット。 見開きでピンの写真が3枚並び、集合で1ページ。 撮影は古賀良郎
ピンの写真は三枚の中央に峯岸。 集合でも珍しく funny ではなく pretty な峯岸。 峯岸が良くなった事で、グループとしてのバランスも向上したように思う。
同じスタジオで撮りつつ、背景の壁を変えて変化を付ける細かい工夫が光る4カット。
AKB48 おひとり様(小森美果)
「AKB48 にはかわいくて面白いコがいっぱい でもなかなかファンの人以外知らないので ここで一人ずつ紹介!!」・・・と言う事で、第1回は「ほのぼのシュール」な小森美果。 カラー1ページ、モノクロ1ページ。 携帯サイトとも連動して、一人あたり8回更新。 グラビアの撮影は藤丸修。
空のお城に住んでいる小森はインタビューをしても全く話が噛み合わない。 噛み合わなくても小森本人はニコニコと可愛らしい。
可愛らしくはあるのだけれど、目が此処ではない何処かどころではなく、此の世の何処も見ていないような四次元的な空ろさ。
特技として、プロ野球選手の物真似を披露。 中日の浅尾・森野、巨人の小笠原。 浅尾を持ってくるところが名古屋人らしいのだけれど、投球動作そのものではなく、その一部を切り取った額縁ショー的な物真似なのがシュルレアリスティック。
佐藤ありさ
光の柔らかく廻った屋内と曇天の屋外、静的動的取り混ぜて4ページ6カット。 撮影は今号では3度目の登場となる桑島智輝。
長野博文のように灰汁が強いのが3度も出てくると飽きるが、撮り方に変化を付けてきているので気にならない。 まぁ私がこう言う写真が好きだということもあるが。
ハウススタジオ+屋外と言う似たような構成乍ら、ベッキー・クルーエルのものより光線が弱く柔らかいのと、黄色人種なりの白さにあわせて撮っているのと、プロのモデルとしての仕事が出来る被写体なのと、様々な要因が引っ絡まって趣の違う写真に仕上がっている。
屋内で暖色、屋外で寒色のキャミソールワンピース。 モデルとしてのポージングの屋内と、自由に動かした屋外。 最後のカットが巧い。
団地少女 Vol.12アライテツヤの連載グラビア。 今回は可憐Girl's→さくら学院の武藤彩未。
京葉地区の団地で撮影された2カット。
この手の団地で育った亡友は「この街には文化の香りがしない」と嘆き、中央線沿線にアパートを借りて週末を過ごしていたのだけれど、葬儀の折に訪れたその団地の何とも言えぬ閉塞感を思い出した。
住むのに不足は無いが、暮らすには潤いが足りない。 チェーン店ばかりで個人商店の存在しない、実用本位の街の味気なさ。
そんな風景の中で屈託無く微笑む武藤彩未。 建物の線を生かしたアライテツヤらしい写真。
相楽樹
今年デビューした新人の青田買いグラビア。 藤本和典の撮影で4ページ9カット。
街角での制服と、屋内での私服。 指示されるがままと言った感じのぎこちなく、手馴れていない感じが新鮮。
90ページの中段に、一枚だけとてつもない表情の写真がある。
西田麻衣
一度に沢山見ると胃もたれするが、載っていなければ載っていないで寂しい長野博文の撮影で4ページ6カット。
あまり煽情的な水着グラビアは載らないこの雑誌には珍しく肉感的なモデルの布地面積の小さい水着のグラビアではあるが、そこは撮り手が長野博文なので、生々しさは無い。
成海璃子・北乃きい
主演映画「武士道シックスティーン」の公開にあわせた対談とグラビア。
すっかり貫禄の付いた成海璃子。 役者馬鹿な感じが見るたびに強くなる。
素でカメラの前に立つ成海璃子と、常に「北乃きい」でありつづける北乃きいの対比が面白い。
矢島舞美写真館 最終回
橋本雅司の撮影で7ページ9カット。
晴天の海辺ながら無理の無い表情。 眩しげでは有りつつも、無理に目を開かず、眩しいなりに美しい表情。
この「無理の無さ」が矢島舞美の特質なのではないかと思う。
同じモデルを違うカメラマンで撮影し、一定の紙幅を裂いて掲載してきたこの連載も今回で終了。 見応えのある良い企画だった。
撮り下ろしを加えて、6月に写真集として刊行予定とのこと。 纏めて見る事によって、新たな発見があるかもしれない。
4月号のレビューの後半を下書きのまま放置していたことに気が付いたので追記。
雑誌レビュー UTB 4月号(2)
「ファッションブック」と言う体裁で出されたが、表紙が下着で裏表紙が水着。 これは看板に偽り有りと言はざるを得ない。
水着はともかくとして下着にひん剥く意味が判らない。
「AKB48」と冠が付けば何でも売れる時期に、ここまで安売りする運営側の意図も読めない。
一度上げた露出度を下げるのがどれだけ大変なのか理解しているのだろうか。
評価出来る点は、何度も書くが斉藤亢に撮らせたという事、これに尽きる。
やっつけ仕事の好い加減なつくりの本の中で、それが唯一の救い。
毎週見て来たような嘘を並べてきた擬似歴史読み物が漸く終わった。
担当編集者の自己陶酔に満ちた贅言がツイッターで垂れ流されているので、興味のある向きはどうぞ。
こちら
まぁ盗人猛々しいと言うか何と言うか。
動機は結果に対する言い訳にはならない。 45億年遡って先カンブリア期から人生やり直していただきたい。
先週の野呂と大堀の語った中でもう一つ癪に障ったのは浦野一美を腐したこのくだり
野呂 写真と全然違って「ええー??」って。 スッピンだったし。 なんか変な鴨のTシャツを着てて、「鴨!ええー??(笑)」って。
大堀 でも、浦野はその後チームBに移って若返ったし、今やSDN48で私たちと仲間になりました。
野呂 うん。 "奇跡の人"だよね。
この鴨のイラストの入ったTシャツは、AKB48として始めての大型タイアップであったNTTドコモのテレビ電話のキャラクター「アエルカモ」の物だと思われ、浦野一美以外にもレッスン着にしている連中は居た。
編集者が「過去を知る者」なら、この辺り注釈の一つも付けて然るべきであろう。
そもそもこの頃の浦野は楚々としたお嬢様然とした立ち居振る舞いで、被った猫の下のキャラクターはまだ公にはなっていなかったし、年寄り扱いされ始めたのもチームBに移ってからであり、ぽっと出が古参面してしたり顔ってのをこう言う形で目にするとは、いやはやなんとも驚いた。
※アエルカモについてはこのあたり参照のこと。
>エイプリルさん
「現場を知らずしてakbを語るな」と言うか、知らないなら知らない前提で書けば良いのです。
見て来たような嘘を書き連ね、見て来た者なら外さないあれこれがスッコ抜ける。 実に酷い連載でした。
>@香菜さん
何をしに行ったのかは判りませんが、少なくともグラビアでは無いようです。
最近の小林はブログとモバイルメールを上手く使い分けて情報発信しており、どちらも楽しく読んでおります。
デッチアゲ・ヒストリーも掉尾。 最後は余計な解釈を廃し、聞き書きに徹して終わった。 何故始めからそうしなかったのか。
Marcus Aurelius Antoninus の自省録にこうある
戸島花のヤフー・ファンクラブが、本日を以って終了。
新たにブログはやらないとの事なので、しばしお別れ。
「オトナ目線でAKB48のお話をして差し上げましょう!」と題して、大堀恵と野呂佳代の二人を引っ張り出してチームK初期の話を語らせる趣向。 これがまた酷い。
薄々感じてはいたが、野呂の上っ面だけ撫でたような物の見方には呆れた。
「Kリーガー」でございますか、ハァハァ。
まぁ、ステージから"だけ"見ていれば、分け隔てなく応援してくれる熱い客に見えるのも無理は無いが、裏に廻れば割り込み恫喝馴れ合い買収etc...、全く以って見下げ果てた連中であった。 劇場内で起こった不愉快の殆どがチームK公演で起きていたと書いてしまっても良い。
「甘えてんじゃねぇ」だか「寄っ掛かってんじゃねぇ」だったか、偉そうにメンバーに悪罵を投げつけた奴なんざ、公演中に舞台の上で起こっている事なんざまるで見ちゃいない。
大島が途中でぶっ倒れて引っ込んだ事があったのだけれど、明らかに目の焦点があっておらず危なっかしい挙動の大島に対して周りの迷惑も顧みず、奴さん必死のアピール。 案の定、大島は引っ込んだまま最後まで出て来なかった。
応援する対象がそう言う状態であるときにファンがする振る舞いとして、それ以前に人間として間違っている訳であるが、「応援」が自己目的化して舞台の上なんざ見ちゃいないから、そもそも大島がそう言う状態にあることすら分かっていない。
客として最強たろうとし、ファンとして最良たろうとしなかった連中を持ち上げ、有り難がるなんざ、野呂も大堀も焼きが廻ったと言うか何と言うか。
編集者も多少なりとも客の側から当時の状況を知っていれば、こんな噴飯ものの戯言をそのまま載せはしないと思うのだが、知らねぇってなぁ恐ろしいものだ。
無知蒙昧なのか、面の皮が厚いのか、それともその両方か。 兎に角、呆れ果てた記事であった。 零点。
軍配はチームPBに上がったようだ。
掘り出して競わせる企画ってのは面白かったが、かつては内容を確認せずに指名買い出来た週刊プレイボーイと言う雑誌の質の低下を形として見せられたのは実に哀しいことであった。
チームPBを含めてAKB48に裂かれた紙幅そのものは大きかったが、何の工夫も見られないメンバーを切り身にして並べるだけの刺身にすらなっていないグラビアや、見て来たような嘘を並べた好い加減な上にも好い加減なブレイク・ヒストリー。
前田敦子のグラビアに神保町決戦の応募券を付けたり、企画意図から外れた勝つための暴走も見苦しかった。
小峯が居た頃のかつてのプレイボーイは、大人気なくは無かったけれど、少なくともここまで子供染みては居なかったように思う。
元々人気のある連中を並べて勝ちは得たものの、この連中の魅力をどこまで掘り下げて読者に提示できたのかも甚だ疑問。
逆にチームYJの側は定期で取れるのがモノクロ1ページのみ、あとはなんとか少ないカラーページに押し込むくらいで、分量としては物足りなかったが、メンバー一人ひとりの魅力を引き出し掘り下げて分かりやすく提示してくれたし、それがメンバーの自信にもなったのではないかと思う。
今ねちねちコツコツとレビューを書いている「AKB48 わがままガールフレンド」の中でも、選抜常連の連中を喰う勢いで、峯岸や北原が輝きを放っている。
辞め方はさまざまであったが、研究生OGの何人かに動きがあった。
先ず、瓜屋茜は事務所が決まったようだ。
瓜屋茜わ今日も元気いっぱい
他にも何人かがブログを開設している。
浅居円「MADOKAのブログ」
鈴木菜絵@SMILE
むらなかさとみのモコモコブログ
鈴木菜絵が地道に活動し地道に更新。 村中は不定期な更新ながら、味のある文章。
何故かマガジンハウスから出たファッションブックと称する写真集。
奥付けにディレクターとして淀川美代子の名が見える。 巻末に「AKB48は21世紀のオリーブ少女だ!」と題する蛇足コラムがあるように、オリーブ的な構成。
中島らもの「うめぼし新聞」読みたさに、姉貴のオリーブを盗み読みしていたあのころの尻の下がむずむずするような居心地の悪さを感じつつ読了。
テーマで括った写真のページと、間に挟まる対談や占いで成り立っており、モデルとして登場するのは前田敦子、大島優子、小嶋陽菜、板野友美、松井珠理奈、篠田麻里子、渡辺麻友、宮崎美穂、高橋みなみ、小野恵令奈、峯岸みなみ、北原里英、柏木由紀、宮澤佐江、河西智美(目次の並び順)。
オフショットがページ立てになっているのは前田敦子、大島優子、小嶋陽菜、板野友美、松井珠理奈、篠田麻里子のみ。 残りはその他大勢扱い。
マリン・ルックと水着は斉藤亢、下着(敢えて「ランジェリー」とは書かない)と対談は熊谷隆志、キスマークTシャツと花プリントとイメージチェンジは天日恵美子が、ミリタリーは佐野方美が、それぞれ撮影。
斉藤亢の仕事は凄い。 AKB48は篠山に撮られたことより、斉藤亢に撮られたことを誇るべき。
熊谷隆志の仕事は酷い。 AKB48は商業主義と揶揄されることより熊谷隆志にヤッツケ仕事をされた事を恥じるべき。
オリーブと言えば、TPDのフロントメンバーだった八木田麻衣が「芸能界を目指す素人」として載ったように、「もっともらしいウソ」を巧妙にちりばめた大人になりかけた少女向けの絵本であった訳だが、このファッションブックなるものにも「つくられた物語」のようなものが散見される。
笑顔の下に涙を隠していたにしても、劇場での公演には嘘の無い生の感動があった訳で、それを見るために劇場に通った身としては、こういうインチキ臭い物づくりをする連中が一丁噛みしてAKB48を食い物にするようなのを見るに付け哀しくなる。
インチキが悪いとは言わない。 インチキと判らないように上手く騙してくれさえすれば文句は無い。
全員集合的顔見世写真は無く、人気の濃淡で写真を使われる枚数が決まったりもしないところがファッションブックらしさか。
しかし乍らAKB48でありさえすれば何でも売れる時期に出すファッションブックにしては、布地面積が少なすぎる。 そうしないと商売にならないと踏んだのか、AKB48がお安く見られたのか。 第二弾をもし出すなら、秋冬物中心でお願いしたい。
篠田麻里子は撮られ慣れている上手さ。 何を求められているのか理解して動いている。
板野友美は例によってカメラの前に立つと化ける感じの巧さ。 表情の種類の多さは図抜けているし、ハズレも無い。
大島優子はスイッチが上手く入ればアタリもあるが、ハズレも多い。
マリン・ルックでおしゃれスタート (撮影=斉藤亢)
12ページ9カット。 見開きが三箇所ある。
篠田麻里子=4カット
北原里英=4カット
小嶋陽菜=3カット
河西智美=3カット
前田敦子=2カット
板野友美=2カット
大島優子=2カット
柏木由紀=1カット
宮澤佐江=1カット
1970年代に洋服を図解するためのカタログとしての写真から若い女性のライフスタイルとしてのファッション写真へと新たな地平を切り開いた斉藤亢が撮影。 流石にきっちりした仕事で隙が無い。 モデルも活かし、服も活かす、良く出来た写真。 このマリン・ルックの写真だけでも1500円の価値はある。
「推され」とか「干され」とかそう言う卑俗な物言いは嫌いなのだけれど、写真そのものを見ないで登場カット数だけを見る向きには北原の4カットは異常な数に見えるかもしれない。
北原の、ただ整っているだけではないアクの部分が上手く生きていて、2カット目4カット目あたり実に良い表情。 どちらも一緒に写っている板野や河西の方がポージングも表情の作り方も上手いのだけれど、不思議と北原に目が行く。
『戸島花ファンクラブ』が4月26日をもって終了するのに先立ち、4月5日にてブログの更新が終了。
まだ暫くは読めるので、今のうちに読んだり保存したりしていただきたい。
戸島花 ブログ
事務所を辞めてから新たにブログを始めることは先ず無いようなので、卒業に必要な単位を取り尽くせる位みっちり授業を入れているであろうこの一年は何の音沙汰もなく過ぎるのかもしれない。
そもそも自己都合で事務所を辞めた場合、一定期間表立って活動できない因習の残る業界なので、しばしのお別れになることは先ず間違いない。
最後の写真は、自画撮りの下手な戸島にしては奇跡的に上手く撮れた一枚。 「ニッ」と引き締めた口元が、笑顔の裏側の何かを象徴しているように思った。
AKB48に於いて徹夜が禁止となったのは何時からだったか思い出せないくらいの常識であると私は認識していたわけだが、すっかり客層が入れ替わってしまった現在においてはそんな常識など吹き飛んでしまったようで、明日の握手会を控えた会場周辺では陸続と徹夜をせんとする莫迦が集結しつづけているらしく、公式ブログに【最後通告】の文字列が躍り、
「AKBの運営としては、徹夜はしないことをお伝えしているので
そこにいらっしゃる方はファンではありません」
と警察に伝えた由。
相変わらず手緩い。 これくらいしないと効き目は無い。
下士官 兵ニ告グ
一、今カラデモ遲クナイカラ原隊ヘ歸レ
二、抵抗スル者ハ全部逆賊デアルカラ射殺スル
三、オ前逹ノ父母兄弟ハ國賊トナルノデ皆泣イテオルゾ
全員ふん捕まえてシベリア送りにでもすればよい。
三月の初旬に戸島のブログがある Yahoo!ファンクラブのトップページにて、スタッフ名義で「『戸島花ファンクラブ』終了のお知らせ」の告知。
同じ事務所になっていた中西の方はそのまま継続らしかったので「さては・・・」と思っていたら、やはり事務所を辞める由。
戸島からの終わります的な告知も理由の説明も無いまま三月も終わろうとしていた今日、漸く事務所を辞める旨ブログにて報告。
さらにはレギュラーでアシスタントを務めていたボビー's スタジアムを卒業した事も報告。
努めて砕けた文章を心がけていたのか、些か絵文字が多かったり行き過ぎた言文一致体が読み下しにくかったりもしたのだけれど、そのあたりもまた戸島らしく、これまでも楽しくは読んできたが、今日読んだ二つの記事は無理の無い戸島の文章で、心に響いた。
この先のことは何も書いていないが、これまでもしぶとく芸能と学業の両立を貫いてきた戸島なので、なんとか落としどころを見つけるだろうと、私は楽観している。
いろいろありましたな、この三月は。
「ハナニアラシノタトヘモアルゾ」
・・・か。
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