ダメ元で秋葉原へ。 開演直前だったが、なんとかチケットを購入。 立ち見二列目。
TBSの追加撮影があるとかで、抜かれそうな位置は客の密度も薄目。 カメラの死角になりそうで、且つ見やすそうな場所を確保。
チームBを見るのも先月の13日以来。 足の怪我で松岡と野口と渡辺が、麻疹で渡邊が休み。 チームKからの助っ人の投入も無く、12人での公演。
休演するメンバーが多いと欠落感やら悲壮感が漂いがちになるけれど、こう言う時の平嶋の明るさは救いだ。
暫く見ぬ間に井上がビバンダムみたいになっていて驚く。
菊地が瀧夜叉姫みたいなザンバラ髪になっていて、こちらも驚く。 良い方に転んだとは思う。
表情が明るくなったのは田名部と仲川と早乙女。 後半のバテバテ感とこの世の終わりのような絶望的な表情を見せなくなったのが好印象。
浦野も良い具合に肩の力が抜けたと思う。 人数の割にしっかりした公演であった。
給料日に明細を見ると憂鬱になる今日この頃ではあるが、気散じに酒田へ。
途中鶴岡に寄って、アートフォーラムで 「パレットの記憶」展。
渡邊榮一さんの絵を見て来た。
古今東西の画家のパケットと絵画を並べて展示する企画展。
香月泰男と宮本三郎が見られたのは良かった。
渡邊さんは油彩と銅版画とコラージュを何点か。
面白い絵は他にも有ったが、部屋に飾りたいと思ったのは、渡邊さんのものだけだった。
「やまと桜」の出品酒を嘗めながら煮魚と蕗でつなぐ。
マハタ、オーヨ、モーヨ、コブダイ、フグ(白子のせ)、ショウフクジ(味噌のせ)、生ハモ(塩で)、生シャコ、タラバエビ、ガサエビ、オキニシ貝。
えーと…、もう一杯何か(失念)注いで貰って、カワマス、ワラサ、生アンキモから、最後にエビコ、ヒラメコ、ムラサキウニの軍艦三連弾で締め。
抜けはあると思うけど、18カン。
オマケで生牡蠣四つ。
味噌汁はエビの頭のダシに白身のしんじょ。
ごちそうさまでした。
仕事帰りに秋葉原。 早めに離脱出来たが山手線が遅れやがったので、劇場へは開演直後に到着。
平日で雨と言うこともあってか、カフェの客は少な目で、いつもよりは静か。
三曲終わって自己紹介コーナーに入るが、千秋楽が決まったとどんより話し出す大島。 洒落のめしては居たが、水面下で色々な動きがあることは客の方も承知しているわけで、見ていて辛い場面ではあった。
先日から始まった携帯サイトで募集したお題。 今日は「客席から見るなら何処から見るか」。
佐藤の「本芸ポジ」ってのと、今井の「その日の抽選に任せる」ってのがネタとしては面白かった。
音がよく聞こえた分、動きにも注意して見てみると、大島の動きに関する意識の高さに気付く。
「片思いの卒業式」では、イントロから何人かづつ歩いて入ってくるのだけれど、大島は常に曲のテンポに合わせて歩いている。
増田は意識が移動する方に行っている時には普通に歩いているが、自分のパートが近付いて歌に意識が行き始めると歩き方がゆっくり丁寧になる(これは大島が良くて増田が悪いという話ではないので念のため。)
増田の歌へ意識が集中していくさまも、見ていて非常に興味深い。
このあたりは演技の人と歌の人との違いなのかもしれない。
「花と散れ!」での秋元のキレのある動きが面白い。
足首の捻りで踵を飛ばしたり、深く沈み込んでも体が流れなかったり、ダンスの素養だけでは出来ない動きの妙。
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長らく絶えて無かった週末のチームK公演。
「いざ鎌倉」ってんで気合を入れて5時半前に並んだものの、割り込み防止券を貰ってみれば200番台。
潜り込もうとした鼠が目の前で一匹排除されていたが、相当な数の鼠が居たようだ。
排除された鼠もそのままウロチョロしていたのを見ると、隙を見て別の穴に潜り込んだのだろう。
朝っぱらから並ぶのも疲れるが、並んでいる間にこうした醜悪な人間模様を見ると更に疲れが増す。
数ヶ月ぶりの週末チームK公演に劇場限定版B.L.T.(・・・と言うよりオマケの生写真)と劇場公演500回記念生写真セットの発売が重なった結果がこの騒ぎだった訳だが、
紅梅キャラメルの昔から変わらぬ光景が劇場周辺の其処此処で見られた。 こんなのは未だマシな方で、バラバラんなったのが道端で風に飛ばされていたりもしていた。 流石にそんなのは撮る気にもならなかったけれど。
気を取り直してUDXで茶漬け掻っ込んでから入場抽選待ち。 籤運は最悪乍ら、とりあへず立ち見二列目を確保。
立ち見最前列の連中が暴れたいが為に広めに場所を取ってくれるお陰で、多少の御乱行に目を瞑れば二列目もそれなりに見やすい。 まぁ多少では済まない事もまま有って、今日も終演後に掴み合いの喧嘩が起きかけていた。
私の前の御仁も柵にゃ登る喚く暴れるでそりゃもう酷いものでは有ったが、人間だと思わなければ左程腹も立たない。
出来るだけ心穏やかに舞台を注視。
オーバーチュアで幕が開き、明転して「友よ」。 大島と河西と秋元がデコ出しの髪形なのが珍しい。
早野は石景山遊楽園の雌鼠のキャラクターのような、丸い耳が2つ生えた様な髪型。 私はあまり好きではないが、衝撃的ではある。
ダイエットを始めた高田は、早くも昔日の美少女の面影を取り戻しつつあり、二つ縛りのお下げ髪が良く似合っていた。 表情も終始明るく、良い感じ。
フワフワにしたがる野呂が珍しくボリウムを抑えて七分三分にわけていたが、これも良い感じ。
「脳内パラダイス」「気になる転校生」と進んで自己紹介コーナーへ。 今回から携帯サイトで募集が始まった質問がお題になっており、「何月何日をどんな記念日にしたいか」。 小林さまのお答えが実に秀逸で、
「全部今日にしたい。」
昨日は今日になってしまうし、今日は明日になってしまうから「全部今日にしたい。」
実に哲学的。 今日のマチネの小林には、様々な神が降りて来ていた。
「さっきちょっと泣いてしまったんですが・・・」と小野。 楽日まで公演があまり無い中、夜の公演を休まなければならないかららしく、目を潤ませ、声を震わせつつも、グズグズにならずに持ち直すのは流石だった。
うっかり「こんばんは」と言ってしまった奥の「すいません」も久し振りに見られた。
「泣きながら微笑んで」の大島は今日も色々と。 聴かせる歌としては上手く無いが、歌の見せ方が巧い。 足の運び、表情、視線、全てに意味をもたせて、日毎に新しい。 眼福。
「MARIA」は大堀の見ていてハラハラするくらいの思い切った動きに驚く。 今月は色々な事が有ったので、大堀も期する所が有ったのだと思う。 素早く動くべきところは素早く、ゆっくり動くべきところはゆっくりと。 上手くは無いが味のある歌と、「セクシー担当」を自称するだけのことはある艶っぽい動き。
この曲では増田を見ている事が多いのだけれど、今日は大堀ばかり見ていた。
「君はペガサス」は矢張り秋元。 Chocolove from AKB48で脇に廻った経験が生きてきたのか、抑えた動きや抑えた歌唱の良さが増した様に感じた。 これは宮澤にも言えることで、表情も豊かで落ち着いたものに成って来ていると思う。
「ほねほねワルツ」は小野の丁寧な動きが目を惹く。 口に入る髪の毛をどけたり、髪をどけた拍子にずれたヘッドセットマイクを直したり、それでまた口の中に髪の毛が入ったりと忙しい奥の動きも楽しい。
「くるくるぱー」での大堀には、また別趣の良さが有る。 こちらは明るく楽しく。
試行錯誤が中々プラスに振れなかった今井が醸していた重い空気が何時の間にか消えており、奇人揃いのユニットを上手く廻して良い仕事。
現公演の千秋楽でAKB48を辞める事を発表してからの今井は、何か吹っ切れたのか良い方向に変わって行っているように思う。
歌の後は小林の「似てねーものまね大会」。 小道具として持っていた色鉛筆を選ばせ、それにあわせてメンバーの物真似をするのだが、この「小林的解釈」のフィルターを通した物真似なるものがまた良い意味で碌でも無いもので、馬鹿馬鹿しくて宜しい。
〆に入って高田が喋っている最中に色鉛筆ケースの蓋を閉めそこねた小林が色鉛筆をぶちまけてしまい、自分で拾ったり本多芸能の若い衆に拾わせたり、高田そっちのけで遣りたい放題の小林と、むくれる高田の対比がまた面白い。
ここでの小林には、喜劇の神様が降りて来ていた。
「ねぇねぇ、色鉛筆の赤と緑といえばクリスマスだよねぇ」と何時に無く上手く纏める松原。 この辺りの筋書きは誰が書いているのだろうか。
なし崩し的に「クリスマスがいっぱい」、そして「シアター・パイレーツ」。
「シアター・パイレーツ」の出だしでカチューシャを飛ばしてしまう秋元。 ここ二た月ばかりChocolove from AKB48での抑えた動きしか見ていなかったので、力強い秋元を見るのは久し振り。
今日は「強気」がモットーの秋元にしては珍しく涙腺がゆるみがちで、アンコールの「草原の奇跡」のさなかに大島などから突っ込まれて苦笑しながらペコペコする場面も見られたが、歌や振り付けが乱れるようなことは無く、その辺りはいつもの秋元らしくあった。
週末の公演が3ヶ月ぶりであった事にも象徴される公演数の少なさの中で、公演の質を保っている事に驚く。
自主練習の積み重ねの中で振り付けの解釈が各自で多少異なってしまっても、バラついた感じにはならずに、緩やかな統一感の中で纏まっている。
今月は「客席に頼るな」「まとまりがない」等、客から罵言に近い駄目出しを喰らったりもした様であるが、何を見てこう言う発言が出てくるのかが私には判らない。
チームKの公演が客の盛り上がりに寄り掛かっていると言うより、客の方がチームKの公演に寄りかかっているように私には感じられる。 公演そのものがしっかりしているから、悪目立ちしたい幼児性の高い客が暴れても騒いでも公演が公演として成り立っているのであって、「客席に頼るな」なんざ思い上がりも甚だしい。
三桁のキャンセル待ち券では抽選外ですら入れず、虚しくカフェ観覧。
飲み食いする訳でもなく、モニターを見ているわけでも音を聴いているわけでもなく、ひたすら喋っているようなのが増えた。
そんな訳で歌以外は殆ど聞き取れず。
メディア収録しとかで小野が休み。 楽器担当者が休んだ公演は初めて観たが、小野の担当楽器であるところのタンバリンの音はしていた。 楽器オケもあるようだ。 増田が叩いていたようだ。
カフェでは碌すっぽ聴こえやしないのだけれど、そこはまぁロハなんで文句は言えない。 ただ、マイクで拾った音だけしか聴こえない故に生歌感は高くてその日の喉の調子なんぞは良く判る。
小野が居ない所為もあって、生歌率は何時もより高目だったが、音量があからさまに凹むような場面も無く、全員でよくカバーしていたと思う。
良く見えない分、全体の中での個人の動きについて考えながら見てみると、小林の振り付けが違和感無く周囲に溶け込んでいるのに気付く。 移動の際にドタドタ歩くような事も、張子の虎みたような首の変な動きも無くなり、詰まらないと言えば詰まらないが、確実に進歩していることは見て取れた。
終演時に掃けて行く佐藤と宮澤が上手の袖で立ち止まって振り返り、手を繋ぎながら「今日もあたたかい声援をありがとうございました!」てんで深深とお辞儀。
それに値する客なのかどうかは別として、宮澤と佐藤の意識の高さには感心した。
# ゆたかの [小野が休みのときは増田がタンバリンだよ。(以前もそうだった) 唯一代理が使える楽器だな。 他の楽器が休みのときは代わ..]
# ゆたかの [あの曲で増田の位置は柱の裏だからモニタじゃよく見えないよ。]
# 墨田ペトリ堂 [訂正しました。 久し振りに<s>なんてタグを使った。]
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皆様にお知らせです!
ずっとこの発表を待っていたかとは思いますが・・
ついにみなさんお待ちかねの
ひまわり組
の初日が決定致しました!
AKB48の次のシングルであるところの「BINGO!」のカップリングが「Only today」でがっかりする夢を見た。
コメント欄を開放したら収拾がつかなくなり、長らくコメントが付けられない状態になっていた宇佐美友紀公式ブログのコメント欄が復活。
「そんなに突っ張らからなくても良いのではないか?」と思う事も、「おいおい、あんたそりゃまずいだろう。」とツッコミたくなる事も有ったりするが、更新されればついつい見てしまう。
正直な人の正直なブログ。
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コンサートツアー写真集の握手会も有るので、並びも大したことは無いだろうと高を括って出掛けたが、案に相違して結構な行列。
片山誕生日直近公演とあってソワレのチケットから売れて行き、マチネのチケットのみ確保。
最終順入場ながら奇跡的に椅子席にありつき、のんびり鑑賞。 怪我の松岡は今日も休演。 前髪を切ったと言う菊地は表情も明るく良い感じだった。
「Blue rose」の井上が良かった。 動きに強弱が付き、勢い余って流れる部分が目立たなくなっていた。
井上は髪の毛の先が目に入るのか、汗が流れ込むのか、目をしょぼしょぼさせる場面が何度か見られたが、眉毛の動き一つで表情がくるくる変わる。
「禁じられた2人」の柏木の科白廻しは、また変わっていた。 今後どうなって行くか楽しみ。 仲谷の方は科白が少々走りがち。 こちらも工夫の跡は見られる。
褐色の動物4匹の雑談コーナーでは、野口喋らず。 小林によく有った緘口令の日か?。
浴衣着替え待ちの仲川・渡辺質問コーナーでは、「ピーマンは、なんで苦いんですか?」と質問する渡辺に場内悶死。 こんな質問を口から発しても許される渡辺。 野次も飛ばない。
終演後、友人知人と雑談。
後半のヘロヘロになった頃合の仲川に注目とか、渡辺に掛かっている「可愛く見える魔法」とか、移籍組みの3人はチームBに来て良かったねぇ・・・とか。
「野口は大江・小林枠だよねぇ」と野口の話をしていたら、何時の間にか小林は如何に凄いかと言う、小林がこれまでに起こしてきた奇跡についての話になり、小林を褒め称えつつ、小林を選んだ秋元康は矢張り凄いという話に落ち着いた。
嗚呼、チームKが見たい。
夕方から上野広小路亭へ。 年二回の鯉枝独演会。
「新聞記事」瀧川鯉八
「鯉枝の由来」春風亭鯉枝
<中入り>
「漫才」宮田陽・昇
「十二支来院」春風亭鯉枝
鯉八さんは多少滑り加減のマクラから「新聞記事」。 落語に入ればしっかりと。
アル中で入院した話から「鯉枝の由来」。 枝葉をぶった切って幹だけで押し捲る芸風は相変わらずで、えへら笑いをし過ぎて腹筋がおかしい。
中入りを挟んで陽・昇さんの漫才。 「(頭のてっぺんから)バカヤロー!!」「二度は言えない」、何度見ても笑ってしまう。 腹筋が痛い。
鯉枝さんがもう一席「十二支来院」。 ニヤニヤし過ぎて表情筋が弛緩したまま戻らない。
東武練馬駅から徒歩数分のタイヤ屋さんの地下の地域寄席での二人会。
客の殆どが地元の皆さんで、他所から来ている物好きは私ともう一人くらい。
前回同様中入りになんとか間に合って後半2席。
「近日息子」立川フラ談次
「幇間腹」立川吉幸
恐い兄弟子が楽屋で聴いているので演りにくそうなフラ談次さんだったが、よく受けていたし、酔漢の茶々入れも上手くいなしていた。
吉幸さんの方は納得の一席。 走って行った甲斐は有った。
# Dwightsa [depression after propecia <a href=http://dstvmediasales.c..]
昨年の1月12日から始まったAKB48オフィシャルサイトの動画日記「AKB48日誌」は、長らくチームAメンバー(…と、チームB移籍組の三人)のみの更新だったが、5月9日からついにチームKにも開放された。
初日は大島優子が担当。
削除・差し替えも偶にあるので、日付が変わって更新されたらすぐにご覧になる事をお奨めする。
ちなみに、宇佐美絡みは根こそぎ削除されている。
先日の「うんこ手掴み」の件から、改めて推敲と言う事について考えている。
朝っぱらに「解放」と書いたものの、どうもしっくり来ない、間違っている様な気がするので「開放」に直してみた。
帰宅し次第、辞書を引き直す予定。
帰宅して、とりあへず辞書を引いてみる。 「ときはなつ」ではなく「あけはなつ」方が矢張り正解。
「前進の反対は解放」と言う左翼小噺を思い出した。
# Dwightsa [propecia substitutes hair loss <a href=http://dstvmediasa..]
マチネがチームB、ソワレがチームAと言う変則日程。 何時に並べば買えるのか見当がつかないので、4時半に起きて夢遊病者のように秋葉原へ。
私が並んだ段階で150人くらい。 割り込み防止券はAの4に対してBが1くらいの割合に成っていた。
遅めの入場で最近の定位置と化している下手後方の椅子席を確保。
一昨日とは打って変わって全体的に良い出来で、表情も明るく、動きにも切れが有るように感じた。
各MCでも積極的に絡んでいく姿勢が見られたし、司会を担当するメンバーにも拾ったり拡げたり繋げたりする努力が成されている。
以下、短評。
大阪出身の井上が大阪弁で喋るのを初めて聞いたが、増田のそれとは少々印象が違った。 居住地域の差だろうか?。
オーディションの際に歌った曲として渡辺が挙げていたのが北出菜奈(曲名は失念)だったのには驚いた。
前回公演で様子のおかしかった自己紹介4列目のメンバーは、お互いの自己紹介に絡めて話を膨らませており、野口のキャラクターに寄り掛かり過ぎない進行が好印象。
「禁じられた2人」の柏木の台詞回しが強めの口調に変わっていた。 かつて大島優子がそうしていたように、千秋楽まで試行錯誤を重ねていくのだろうか。
「雨の動物園」後のMCは片山の仕切りが向上。 過剰な演出は無くなっていたが、早乙女を引き立て役に廻らせ過ぎている様に感じられる。
アンコールの二曲が終わったところで早乙女がささっと袖に掃ける場面が有った。 すぐに戻っては来たが、表情は硬めで、一寸辛そうだった。
最後に映画「伝染歌」の予告編・・・のようなものを上映。 映像やストーリーより、大島優子の化け物染みた凄みが恐ろしい。
抽選外で入場。 頭の隙間から全体を見る。
チームBの出来も良かったのだけれど、午前午后で見比べてしまうとその力量の差は歴然。
峯岸や板野や中西の動きは将にプロのそれなのだけれど、全体の中で浮いていない。 つまりダンスが得意でなかったメンバーの地力がそれだけ付いていると言う事なのだろう。
立ち見3列目では流石に死角が多くなるので、聴く方に集中してみる。
動きは完璧に近い峯岸も、こと歌に関しては「いやぁー、峯岸くん。 頑張っとるねぇ〜」とニヤニヤしてしまいたくなる感じではあるのだけれど、一生懸命は伝わって来る。
「春が来るまで」の星野は、以前歌い難そうに感じた部分が格段に巧くなっていて、その説得力に改めて驚く。
アンコールの「制服が邪魔をする」が終わり、着替え待ちの間に稽古風景の映像のBGMとして流される星野みちるの「ガンバレ!」に合わせて客が歌いだすと、ざわついていた場内には歌声だけが響き、暖かい空気の中で最後の曲「なんて素敵な世界に生まれたのだろう」へ。
色々な意味に於いて改めて驚かされたチームA公演だった。
混むと踏んで早目にお台場へ。 10時半過ぎに着いたら既に結構な人出。
例によって折井登場→Chocolove呼び込み→歌と言う流れ。 折井の司会振りも板に付いて来た。
音を拾わないマイクの為か、秋元のマイクを持つ角度が微妙に口から外れていたりもしたが、それ以外はしっかり仕事をしていた。
一曲終わってAKB48の紹介。 Chocoloveの3人の受け答えもしっかりして来たし、中西と宮澤は足元をよく見るようになり、ケーブル捌きのお兄さんを困らせるような場面も無くなっていた。
チームKの大島、奥、小野の3人が呼び込まれて、これまでに発売されたAKB48のシングルの紹介。 奥の身長がまた伸びていた。 喋ると11歳だが、喋らなければとても11歳には見えない。
ジャンケン大会では「チョキを出します。」と言ってチョキを出さない秋元。 立場上、秋元の言を信用した私は敢え無く敗退。 今日は当たり大盤振る舞いで、大量にチョコレートを配っていた。
ゲスト3人が掃けて「スカルマン」の番組紹介を折井が軽くやって、最後にもう一度歌を演ってお仕舞い。
今日の私のAKB48活動も、これでお仕舞い。
昨年の今日もほほ同じ事をやっていた。
8時過ぎにドン・キホーテ前に行ったら並び列など何処にも無く、不安になって友人に電話をしたら・・・
「今日はチームK公演です。 お間違えのない様にお願いします。」
と厭味ったらしく言われたのを憶えている。 まぁ、久々に朝寝をしようとしていたのを叩き起こした私が悪い訳ですが。
一年後の今日、ほぼ同じ時間に並びに行ったら既に220人から並んでいる。 何とかチケットは確保。
遅目に呼ばれたので椅子席はほぼ埋まっていたが、何とか舞台中央が見える席を確保。 ちと遠いが贅沢は言えない。
「禁じられた2人」で仲谷の科白が走っていて、どうなるかと思ったら柏木は間を取りすぎて遅くなってしまっていて、一寸ちぐはぐ。
「雨の動物園」後の茶褐色の動物しか居ないMCはいつにも増してグダグダな展開。 野口をオチにする展開が多すぎる様に感じた。
田名部の動きが良い。 自分の「見せ場」が何処に有るのか考えているのだと思う。
ソワレの印象が強すぎて、マチネの印象があまり無いが、全体的に何となく狎れてしまっている様な感じはした。
空いていた5列目に滑り込む。 「第5列」と言う単語が頭を掠める。
一曲目が始まって異変に気付く。 表情が硬く汗だく涙目なのが何人か、泣きそうな顔なのも居る。
このあたり確信が持てなかったので終演後に知己に訊いてみたが、そのうち何人かはマチネからそんな感じだったらしい。 ただ、私以外は特に変だとは感じなかったようなので、私の見方が100%正しいとは言えなくもあるのだけれど、一応書き留めておこうと思う。
平嶋がどこかのMCで「今日は昼公演と夜公演の間にスタッフさんたちと昔話をしました。」と前置きして、昔は良く泣いたり鼻血を出したりしたけれど、もう泣かないし鼻血も出さないなんて話をしていた。
舞台上の雰囲気としては、チームAの「アンコールが掛からなかったら今日はアンコール無しでした事件」の時と似たような感じ。 あの日も大島が涙目だったり、不安げな顔がちらほら見られたりしていた。
あれも高橋が内幕を話さなければ何だか解らなかった訳で、今日も何か有ったのかも知れない。
始めは二回公演の二回目だから疲れてでもいるのだろうと思っていたが、どうも変だ。
いつもは井上の面白い動きを目で追ったり、特定の部分にしか目が行かないのだけれど、気に成り始めると全体を見渡していたくなってしまい、没入できずに様子のおかしい部分を観察。 古参の3人と柏木、井上、渡辺あたりは硬いながらも舞台の上に立つ人としての表情を保っていたが、自己紹介三列目あたりが特におかしい。
三曲歌って自己紹介。 様子のおかしかった連中も、ぎこちない笑顔だったり、泣いた後のような震えた声だったりしながらもなんとか自己紹介。
ユニットコーナーは出来の良し悪しが分かれた。
「Blue rose」は良かった。 入れ事をしない渡邊と米沢の過不足無い綺麗な動きと、遣り放題の浦野、思い切りの良い井上、良いバランス。 井上は動きの大胆さに目が行き勝ちだけれど、マイクの角度を細かく調整する細心さも持ち合わせている。
「禁じられた2人」も良い。 科白部分のずれはしっかり補正されていた。
「雨の動物園」は表情が硬く、音を外しっぱなしだったりするのも居て、一寸頂けなかった。 こう言う時に平嶋がいると目の遣り場に困らずに済む。 平嶋と渡辺は良かった。
歌の後の茶褐色の動物4匹のMCは短く。
「ふしだらな夏」からの4曲。 田名部が良い動き。
「Virgin love」の途中で下手に掃けた浦野が戻ってきたと思ったら渡邊にぶつかったり、古参組も一寸おかしくはあった。
浴衣着替え待ちのMCでは、渡邊が良い仕事。 最近の渡邊は、ナスティボーイズみたいな明るいヒールぶりが楽しい。
アンコールではそれまでと打って変わって皆明るい表情。 柏木の目力が凄い。 成田屋みたいな良い睨み。
「シンデレラは騙されない」着替え待ちのMCでは渡邊が顎に皺を寄せて何か感情を噛み殺すような素振りを見せたが、話し始めてからは明るく。
平嶋と浦野も上手く話を膨らませて、明るい雰囲気に変えて公演を終わらせて呉れた。
厭な汗を掻きながら観たが、後味は良かった。
連休中だがチームB、お台場ではChocolove+オマケ、六本木ではベイエフエムの公開録音。 客足が読めないので早目に秋葉原。 なんとかマチネのチケットと、微妙な番号ながらソワレのキャンセル待ち券を手に入れた。
例によって入場抽選の籤運はそれなりで、舞台中央が何とか見える椅子席を確保。
松岡が怪我の為休演。
公式ブログ等での告知は無かったが、怪我で一部出演となっていた仲谷が全面復帰。 全治三週間のところ、一週間半で治ったとの事。 これが若さか。 良い笑顔で良い動き。
髪をバッサリ切った渡邊が好印象。 一生懸命が報われ始めた事がどんどんプラスに働いてきていて、表情も明るく、振りも過不足無く綺麗な動き。
MCでも新規加入メンバーの個性を引き出す良い仕事をしており、渡邊がしっかりしている分、浦野もボケたりツッコんだり自由に動けていて、公演そのものが上手く廻る原動力になっている様に感じられた。
マチネとソワレの間に恵比寿へ。 ガーデンプレイスの東京都写真美術館にて、「マグナムが撮った東京」展を鑑賞。 見るべきものは大体70年代までのものに多く、90年代以降のものは詰まらない物が多い。
これはTIME・LIFE的フォトジャーナリズムに乗っかって発展してきたマグナムの宿命的な特質だと思う。
連休中とあってあまりに人が多くて集中して見られず、図録を買って退散。
ウェルナー・ビショフとカルティエ=ブレッソン、濱谷浩の「血のメーデー」が良かった。
ミュージアムショップにて、公開時に買えなかった「ドキュメンタリーの時代」展と「アンドレ・ケルテス」展の図録を購入。
私の撮る写真は70年代以前の機材と感光材料による前時代的落穂拾いなので、買う写真集の趣味嗜好も、どうしてもそのあたりに行ってしまう。
ダメで元々と貰っておいたキャンセル待ち券で、抽選外乍ら入場。
ぽっかり空いていた立ち見二列目へ。
未だ一部器械体操の域を出ない動きのメンバーも居るが、+αとしての情緒が足りないだけで動きとしては揃って来ており、初演から暫くは中盤に続く四曲やアンコールの激しい二曲の後に疲労困憊して見るも無残な表情になっていたメンバーも、とりあへず舞台に立つ人としての表情を保てるようには成って来た。
この辺りは3人の先任伍長の功績が大きいと思う。
三曲終わって自己紹介。 始めに挨拶をする井上も鍛えられてきていて、息も絶え々々に頭のてっぺんから甲高い声を出していたのが、かなり落ち着いて来ていた。
米沢の声優喋り臭の強い自己紹介は賛否の分かれるところであり、私はどうも受け入れ難いのだけれど、喜んでいる客は喜んでいる様であるし、プラスにしろマイナスにしろ「米沢瑠美」と言う人間の印象を客に確実に焼き付けていると言う点に於いては成功していると思う。
野口が口を開くと、その場は野口色に染まってしまい、全部野口が持っていってしまう。 天然の馬鹿力。
渡辺の拙いながらも必死に言葉を紡いでいく姿に悶絶する客多数。 「まゆゆ」と叫びたいだけの客や認知されるべくあの手この手でMCに介入してくる客をどうあしらって行くかが、今後課題に成って行くと思う。
周りのフォローも有るが、田名部が喋りで前に出て行ける様に成って来た。
「カントリーマアムに似ていると言われた」とか何とか話す片山に古参客は微妙な反応。 (ここの「カントリーマアム」「小林香菜」の項を参照のこと)。 そう言えば、片山も小林も「雨の動物園」ではキリンだ。
「Blue rose」の井上が面白い。 手足をブンブン振り回す思い切りの良い大きな動きと、指先まで情感を込めようとする細かい動きの両立。 歌うときと踊るときで切り替わる表情、上下する眉、真一文字に引き結んだり大きく開いたりする口、見開いたり細めたりしながら見つめたり流したりする目。 柏木がエースだとすると、井上は4番と言った感じ。
隣の浦野も色々工夫していて、コートの裾を摘んで踊ったり、ヘッドバンギンクしながら歌ったり。
細く締まったウエストと蠱惑的な肋骨。 量感のある二の腕が可愛らしい井上と並ぶと、ソマトーゼの広告のようだ。
「禁じられた2人」は怪我の癒えた仲谷がブランクを感じさせない動き。
日毎に演り方を変えてきていた大島優子も凄かったが、柏木も金の取れる仕事をしている。
妨害に近い形で介入してくる客に惑わされずに良くやっていると思う。
「雨の動物園」は矢張り平嶋。 曲が終わって掃けて行くところまで客の目を惹き付けている。
曲の後の間繋ぎMCでは、子供らしく身も蓋も無いことを言い出す多田や、奇想天外なボケを繰り出す野口に苦労しつつも話を纏めて行く片山が良い感じ。
「ふしだらな夏」からの4曲では、ユニットコーナーで無任所の田名部と仲川が中央に配置される場面が幾つか有り、田名部が良い動き。 仲川の振りの間違いも目立たなく成ってきた。
「僕の打ち上げ花火」では、16ビートを刻んで倍クロックで動く柏木が面白い。 そう言えば「桜の花びらたち」の宇佐美もこんな感じだった。
チームB初演からそろそろ一と月。 一日三回公演や酷寒のお台場で揉まれたチームA、初演から12日間ぶっ通しで公演を打ったチームKと較べると、客前で演る機会は少ないのだけれど、その分レッスンに費やしているのか見世物としての質が向上するスピードは速いように思う。
これにはチームAからの移籍組3人が良いお手本になっている事や、柏木と井上が初演前からコンサートで経験を積んだ事も影響していると思う。
チームAもチームKも中々満員にならぬ日々を経験してきた訳だが、客の分母が増えた現在に於いてチームBはそう言う経験が出来ない。
そんな中でチームBがどう育って行くのか、興味は尽きない。
チームKの200回目の公演と言う事で、チケットは早々に売り切れ。 カフェも初日や楽日程ではないが結構な人。
そんな訳で例によってカフェから。 千秋楽までに中で何回見られるだろうか。
メンバー誰某の誕生日とか何回目の公演なんて日には、余得を期待して来る向きや付き合いで来ている向きが多く、今日もカフェ終始ざわざわと。
MCなんざ聞き取れる筈も無く、耳を澄まして歌を聴く。
「MARIA」の歌いだしの部分で増田の歌が走っていたので今日は危ないと思っては居たが、「片思いの卒業式」の出だしで蹴躓いて音程を外したら、つられたのか大島もズッコケた。 ここまで派手にやらかすのも珍しいが、しっかり帳尻を合わせたのは流石。
小林は今日も止まる位置を間違えて弾き飛ばされたりしていたが、何事も無かったかのように続けていた。
例によってカフェ観覧。
連休の谷間の平日なんざ平日であって平日でない。 早々にチケットは売り切れてカフェにも結構な数のチケット難民。
「シアターパイレーツ」で停まる位置を間違えて高田のショルダータックルを喰らって弾き飛ばされた小林が上手く着地して何事も無かったかのようにそのまま踊り続けていたのが面白かった。 小林はステップの踏み方からして楽しそう。
佐藤の自己紹介の所で劇団NYの小芝居。 今回もラッキー7のコントみたいな展開。 佐藤の胡散臭い喋り方が愉快。
重力加速度や慣性質量にとらわれない秋元の動きを堪能。 初速も終速も速いのにピタッと止まって流れない。逆に慣性質量を上手く流して止めているのが野呂。 こちらも面白い。
酒田に行きたかったのだけれど、絶望的に金が無いので回避。
始発で並ぶべく4時半に起きたが、昨日の日記の事後処理の為、回避。
昨日より一本遅いバスでお台場へ。 人は増えたが前の方で見られる状態では有った。
最高気温が25℃を超える予報が出ており、折井もコート無しで登場。 真横から見る事になってしまったが、改めて折井の細さに驚く。 中西も細いが折井も細い。
折井はカンペ無しで曲紹介、Chocoloveを呼び込んで下手へ掃ける。
例によって音の出ないワイヤレスマイクで一曲。 歌で出せない分、仕草や表情に力点を置いて演っているように見えた。 中西の溜めの効いた立ち居振舞いと3点バーストの目線配り、秋元の正確で落ち着いた動きを堪能。 宮澤も歌うときの表情に変化をつけていて驚いた。
「AKB48とは何ぞや?」ってのを紹介する部分では、折井の話の振り方も上手くなっていたし、Chocoloveの3人も努めて話を繋げるようにしていた。
「スカルマン」の紹介の部分では、あまり宜しくない方向に話が行ってしまって折井が慌ててフォローする場面も見られたが、この辺りも補正されていくと思う。
秋元は宮澤に話を振ってボケさせて突っ込むところから一歩進んで、脱線した話を戻したり、浮世離れした中西と天真爛漫な宮澤が喋り足りなかったり(また喋りすぎたり)した部分を補って、折井を良く支えていた。
良いバランスのユニットだと思う。
お台場の帰りにカフェにて。
抽選外ながら64番まで入れたようだ。 キャンセル待ち券は何番でも貰っておくにしくは無い。
カフェ店員の裁量でスピーカーの音量が決まる所為か、今日は音量が下がったり、ゼロになったり、また上がったり。 後半は大きめの音で聴きやすくは有った。
駒谷が休演、篠田が一部出演と言う事で、居るメンバーにそれぞれのパートが割り振られていたが、前田と小嶋、特に小嶋が良い仕事をしていた。
この人はふにゃらけているようでいて、やるべき事はいつもしっかりやっている。 重馬場に強い。
シャネル・ネクサス・ホールのエリオット・アーウィットの写真展は今日も面倒になって回避。
AKB48 チームAのソワレも回避。
一日に二回カフェ観覧ってのも流石にどうかと思ったのと、兎に角眠いのと。
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6時に起きたが、既に長蛇の列であると伝書鳩が来たので秋葉原方面は断念。
二度寝してゆるゆるとお台場へ。 撮影禁止と言う事も有ってか、「目当て」で来ていると思しき客の数は少ない。 端の方ではあったが最前列に橋頭堡を確保してイベント開始を待つ。
先ず司会の折井あゆみが登場。 先日の東京タワーでは多少面窶れした感があったが、今日はそんな事も無く。
くすんだ水色のワンピースに七分丈の白いコートを羽織り、髪は大人びた感じのゆる巻きに。 爪先まで厚底になった自棄糞に高いピンヒールのサンダルで出演者との背丈を調整、秋元と同じくらいの高さになっていた。
「元AKB48の」とかそんな前置きは無しに「司会の折井あゆみです」。 台本通りなのかもしれないが、この辺りの潔さが折井らしく感じた。
曲紹介が有ってChocoloveさまご登場。 ヒールの高さで三人の身長を調整しているのが面白い。 156cmの中西が一番高いヒールで、164cmの宮澤は少し低いもの、166cmの秋元は更に低いものになっていて、左から秋元、中西、宮澤の順で並ぶと、丁度「凹」の字みたいになっている。 ご本尊の中西より、脇待の二人の方が上背が有るってのも面白い。
どうやって録音したのか判らぬ位に矢鱈滅ッ鱈キーの高い曲なので致し方無いと言えば致し方無いが、一応ワイヤレスマイクを持ってはいるものの生歌感はゼロに近い。 ほぼゼロ。 いや、ゼロ。
然し乍ら生歌感が無い分、無理をして歌っていないので動きや表情は実に良かった。 ジョン・レノンだったか、「コンサートは見に来るものだ、音楽なら家で聴いてくれ。」かなんか言っていたのを思い出した。
秋元にしても宮澤にしても、三階さんから漸く名題になった位の感じであり、CDの選抜メンバーに選ばれたところで並び大名くらいの役しか付かなかった訳で、脇だが良い役を貰えたのは喜ばしい。
歌が終わって喋る段になると、一旦掃けてマイクをワイヤレスからワイヤードに持ち替えて出て来た。 歌が終わったところでレヴェルを調整すれば良いだけの事だと思うのだが、ワイヤレスの方は完全なダミーマイクなのかもしれない。
上手の袖に居たケーブル捌きのお姉さんが出したり引いたり細かく仕事をしていたが、中西と宮澤が無頓着に踏んづけるので苦労していた。
Chocoloveたぁどう言う意味かとか、「明日は明日の君が生まれる」はどう言う曲かとか、スカルマンってのはどう言うアニメなのか、・・・てな感じの質問を折井が投げて3人が答える訳だが、秋元が宮澤に話を振って、ボケたところに適宜ツッコミを入れて話を膨らませていたのは良い仕事。
「AKB48とは何ぞや?」ってのを一見さんに噛んで含めて説明するコーナーでは、ビデオを流して、それを折井が説明しつつ努めて客観的に3人に話を振るが、素材が古いので折井本人がアップで映ったりする場面もあって一寸遣り難そうではあった。
中西を「りなティン」ではなく「里菜ちゃん」と呼ぶ折井と、折井を「あゆちゃん」と呼んでしまう中西の意識の違いが興味深い。
特製チョコ3つ、劇場の当日券3枚を賭けたジャンケン大会の初っ端に秋元が登場。 「○○(自粛)は最初にパーを出すの法則」に従い、秋元はパーを出さないと判断してグーを出したが、あろう事か秋元が出したのはパー。 小林じゃあるまいし・・・とボヤキつつ、成り行きを眺める。
当たり6枚のところに勝ち残りが4人。 チョコ3枚、チケット一枚持っていかれてチケットが都合2枚残ったが敗者復活戦は無し。 微妙な空気で終了。
銀座のシャネルにエリオット・アーウィットの写真展を見に行ったが、店に入らないとギャラリーにも行けない訳で、気後れして入り口で断念して帰宅。
まぁ私も好きなことを好きなように書き散らかしてはいるがそれなりに自分に課した規範のようなものは有って、それは「明らかな嘘は書かない」と言う事であったり「見聞きしたことに基づいて書く」と言う事だったりするのだけれど(「(笑)」も廃止した)、一番大切にしているのは「自分を安全圏に置いて他者を批判しない」「批評はしても審査はしない」と言う事だ。
鏡花小史の作で一番好きなものの中に、こんな一節がある。
一体、絵なぞと言うものは、批評はすべしだけれども、審査はすべきものでないのです。 神様ならば知らない事、同じ人間同士、批評は出来ても審査の出来よう訳がない。 するのは罰当たりです、僭越です。 ――されるものも不心得です。
(泉鏡花、泉鏡花集成13巻「芍薬の歌」、筑摩書房、1997年、291頁)
しかし、する者も世渡りなら、される者も世渡りで、それは可いとして、と言う一文が入る。)
権利と義務、自由と責任は表裏を成すものである訳だけれど、一昨日の日記に責任の方は放擲しておきながら自由を謳歌して悪口雑言罵詈讒謗、処刑断罪何でもござれの手合いからの誤読によるリンクが有ったので、むかっ腹ついでにこんな事を書いている。
ウンコを手掴みにしても、こちらの得になるような事は一つも無い。 手が汚れるばかりで他山の石にもならない。 説諭しても効き目は無いが、書かないと増長する。 書いても書かなくても不愉快なら、せめて精神衛生上良いほうに・・・。
当該リンク先はこれ。
インターネットだからリンクしたきゃ勝手にすりゃぁ良い。 しかし判らねぇものに何でリンクを張るかねぇ。 判らねぇなら読み解く努力をすりゃあ良い、知らない単語は調べりゃ良い。 調べて解らなきゃ訊きゃぁ良い。
読みたい奴だけ読みゃぁ良いんで、判り易く書いちゃ居ないかわり調べても判らないような書き方もしちゃいない。 碌に読み解く努力もせずにこう言う誤読をされるのは実に不愉快。
本人が来た(1)(2)ので対応してみる。
「多分」ではなく、あなたのことです。 明示しないで書くのは趣味じゃないんでリンク元も書いてある。
「一昨日の日記に(中略)リンクが有ったので」は正確に書くと「一昨日の日記にリンクで飛んできた痕跡があった」と言う事。 この日記はアクセス解析もしていないし、誰が読んでいるかも解らないのだけれど、何処から飛んできたかリンク元だけは表示されるようになっている。 リンクされたのなんざ書かれた頃から知ってはいて、不愉快は不愉快だったけれど、27日の日記にまだそこから飛んで来た痕跡があったのでここんとこの憤懣も含めてぶちまけてみたという訳です。
インターネットなのでリンクはご自由にどうぞ。 私の不愉快はリンクをされた事より斜め読みで誤読をされた事から来ていますから、リンクを外していただく必要もありません。
あなたの斜め読み癖は「責任の方は放擲」と書いたのを「責任の方は投擲」と返してくる事に象徴されていると思います。 私なんざ一回で済んでるからまだ良いけれど、牽強付会と言うか断章取義と言うか、捻じ曲げた解釈をした上で持論の補強に使われるのは気持ちの良いことでは有りません。
何が誤読なのかとのご質問ですが、ハンス・ヨアヒム・マルセイユはタバコを吸って噎せ返るような柔弱な優等生では無いと言う事です。
「責任の方は放擲」ってのは、「ピントのずれた視点で」と言うexcuseをつけて逃げ道を作った上での言動を指しての事です。 あなたの下衆な文体と不躾な物言いと安易な引用には辟易しているので、可能な限り読まないようにしていますが、アンテナ経由でどうしても目には入ってきます。 書いてすぐ消されたようですがコンサート時の秋元への謂れ無き罵言であったり、星野みちるがAKB48を踏み台にしようとした事への告悔に関する一文であったり、書き手の主観ばかりが先走って批判される側や読み手の痛みを顧慮していない。 他者への想像力が丸で欠如していると言わざるを得ません。 更にそれが事実基づいていないとなると、もはや致命的です。 学業と芸能活動の両立を志した戸島に「やる気が無いなら辞めちまえ」的な手紙を送りつけた輩と何ら変わらない。
アップロードする前に再度推敲なさる事をお奨めします。
さりとはつらいネ
テナコトオッシャイマシタカネ
よりによって平日ばかりのチームK公演。 「すまじきものは」てぇ奴で、開演ギリギリに着いたがチケットなぞ残っている筈も無くカフェ観覧。
なにやら雑誌を売ったんだかなんでかで「もののついで」に来た客が多く、カフェは終始ざわざわと。 こうなると歌はともかくMCなんざ碌に聴き取れない。
梅田が休みで大堀も一部出演。 三曲目の最後の部分で歌いながら大堀がスルっと入って来た。 上手い。 大堀が居ない部分のパートも見苦しくない程度には埋まっていた。
「泣きながら微笑んで」の大島の衣装から帽子が消えていた。 春らしくと言う事だろうか。
2コーラス目からコンサートの時に使われていたリズムマシンの強いオケに変わっていて、少々興醒め。 そう言えばカフェのモニターで流されているメンバー紹介のビデオから、大島の変顔が削除されていた。 勿体無い。
「MARIA」の出だしで増田の音程が揺らいだので調子でも悪いのかと思ったが、その後は安定していた。 増田パートではどうしても聞き耳を立ててしまうので、細かい部分が気になってしまう。 この曲に関しては大堀も良い動きだった。
「君はペガサス」の秋元は何度も書くが実に良い。 大きく強く動くべきところは大きく強く、小さく優しく動くべきところは小さく優しく、上手くメリハリを付けて動いているし、動き出しのタイミングやスピードも完璧に近い。
「ほねほねワルツ」は量感を増した奥と、更に細く白い小野の対比の妙。
「くるくるぱー」の後アイテム紹介での小林。 正月飾りとクリスマスのリースが裏表になっている輪っか状の物を自慢気に紹介すると秀才の早野が「リバーシブルだね」。
「リバーシブル」が分からなかった小林は目を輝かせて「ウノ?、ウノ?。」
こいつを合格させた高校は何処なんだろう?、この勢いで大学まで行って頂きたい。
「都の西北、早稲田の隣♪」
自己紹介の際に今日の目標として「女性の強さと弱さを表現したいと言っていた秋元。 「草原の奇跡」歌い出しの部分と「片思いの卒業式」の秋元パートの対比がまさにそれで、抑えて歌う部分が大分聴けるものに成って来た。
カフェで観て長々と書いているのも情けない話では有るが、平日にばかり演られるとチケットを買いに列らべないどころか来られるかどうか判らないのは勿論、キャンセルせざるを得ない場合に劇場に電話を入れる余裕が有るかどうかすら読めないので迂闊にメールも出せない。
そんな訳でカフェの片隅で観ている。
カフェでも良いから観ていたい「脳内パラダイス」公演。
書き漏らしたことなどをメモから。
曲としては凡庸で、聴いていてもさして感興を催さないのだけれど、見ている分には色々と面白い部分もある。
それは篠田のすらりとした肢体であったり、揺らぐ音程であったり、オーバーオールの肩紐を直す中西の仕草であったりするが、最大の見所は佐藤の不可思議な動き。
流石に最初期の「クラスメイト」の頃のようなギッタンバッコンした動きではないが、この人特有の何とも言えないグルーヴで楽しそうに踊っているさまが実に面白い。
マチネは大島が映画の舞台挨拶で休演、星野が一人で担当。
4月5日にカフェで観た時には未だ激しい音の上がり下がりに梃子摺っていた様に感じられたが、ものの2週間で歌いこなせるようになっていて驚いた。
夜は大島が戻って二人で。 大島の強くて可愛げのある声と星野の優しい声のバランスが良い。
折井とのコンビでもそうだったが、誰かを支えるパートに廻ったときの星野は実に良い仕事をする。
こちらもメモから。
チームBは16人居る訳だが、ユニットの枠は14人なので2人あぶれる事になる。
現在は仲川と田名部の二人が無任所で、全体曲の始まりで中央に居たりしてそれなりに配慮はなされているものの、矢張りお茶を挽いている感はある。
仲川の方は間繋ぎのMCでそれなりに存在感を出しているが、田名部がちと心配。
今井や佐藤や高田はこうしてお茶を挽かされた経験を発条にして欠くべからざる存在としての自分を作った訳で、田名部の今後にも注目したい。
浴衣衣装の下駄などは使いまわしだったが、「ふしだらな夏」からの4曲で使うサンダルは新しくなっていた。
チームKは写真の通りコルク底の普通のサンダルだったが、チームBは運動靴をサンダルにしたような、底のしなやかなものになっていた。
見てくれは良くないが、チームKで足の怪我が頻発したことを考えての対策なのかもしれない。
写真は秋元のサンダル。 千秋楽の頃には随分伸びてしまっていた。
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昼はメール予約で当たったので「夜だけ買えりゃ良いや」と9時前に秋葉原。 周辺状況によって昼から先に売れたり夜からだったり気が抜けないが、なんとか夜のチケットを確保。
入場抽選は例の如くで悪いなりに椅子席は確保。 漸く舞台中央が見られる。
怪我で休演していた渡辺が復帰。 入れ替わりで松岡が休演、仲谷が一部のみ出演。 チームKの時もそうだったが、このセットリストはなかなか全員揃わない。
復帰した渡辺は初見だったが、兎に角白くて小さくて細い。 重用されるのも理解できる可憐さ。 身の回りの人間も何人か骨抜きにされていた。
今日も井上の全力少女っぷりが楽しい。 振りの起点からの動きが速くて、動き始めてから収束するタイミングを計るような動きが先ず面白い。 振り回した腕に振り回されて身体が流れる場面もまま有るのだけれど、そこはご愛嬌。
仲谷はユニットの担当曲のみの登場。 バーの止まり木見たような椅子にちょこなんと腰掛けて歌うさまが痛々しい。 相方の柏木も遣りにくそうで歌が走ったりもしたが、全体的には大過無く。
まさかの一巡目入場で最前列へ。 近すぎて死角も多いのだけれど、指呼の間で歌って踊っているのを見られるのは矢張り格別。
近いと細かい所まで確認できるので、微に入り細を穿って観る。
改めて浦野の細さに驚く。 四肢が長くて、細くて白い。 先の先まで神経の行き届いた繊細な動きがまた美しい。
渡邊は全ての動きが丁寧。 力の入れ具合も程好く、良い。
以前は一生懸命が表に出すぎていて少々重かった平嶋はマチネで「出来るだけ笑顔でいるようにしている」と話していた通り終始笑顔を絶やさず、何度も書くが実に良い。
この三人はチームBに来て良い方向に変わったと思う。
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始発で頑張る気力体力共に無く、何とか起き出して秋葉原へ着いたら既に長蛇の列。
昼公演のチケットのみ、辛うじて確保。
抽選入場は最悪に近い籤運だったが、下手ブロック最後列の椅子席に何とかありついた。
チームAの4th公演を漸く劇場内で観ることが出來た訳だが、やはりカフェで観るのとはまるで違い、実に楽しい。 この臨場感と言うか同じ空間を共有出來る感じはモニターではどうやったって伝わらない。
4人減った事による欠落感は、ずらり並んだのを目にして少なさを感じた時ではなく、全員が歌って踊っている場面で「折井はどこだろう?」「浦野はこの部分をどう踊るだろう?」・・・と探して、連中がもう此処には居ない事にハタと気がついた時に訪れる。
舞台中央が見えないので、下手側を中心に観覧。 中西、戸島、小嶋は、それぞれがそれぞれに特徴のある動きに磨きをかけており、非常に良い。 舞台両脇の花道を使う曲が幾つかあるのだけれど、こちらに負い目が有る所為か、花道に来た戸島が何時に無く恐く見えた。
キャンセル待ちは61番迄入れたので、中に入ると言う選択肢も有ったが、懐具合を勘案して回避。 カフェ観覧。
小嶋の何日か遅れの誕生日企画が行なわれていたが、善意で動いている客と自己顕示の為にそれに便乗している客との温度差が出ていたのは残念だった。
用意された物や状況設定を見れば、小嶋の側からも何がどうなってこうなったのかは判るわけで、それを自分の手柄にしようとしても、そうは問屋が卸さねぇんだが、その程度の事も判らないオタンコナスを御してよくぞ実行段階まで企画を持っていったと思う。
人の褌で相撲を取ろうとしたってプラス評価には繋がらないことに気付けない愚かしさと、積み上げられた善意を平気で踏みつけに出来る醜悪さが綯い混ぜになって、後味はホロ苦く。
まぁ小嶋本人は素に戻って喜んでいたので、企画としては成功だったと思う。
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11日以来のチームK公演。 11日のセットリストは「青春ガールズ」だったし、その前に演った「脳内パラダイス」は2月の18日だから、二た月空いた事になる。
「二た月ぶり」「CD発売イベント」「今井誕生日直近」と混む要因が重なり、開演前には何とか劇場にはたどり着いたが案の定満員札止め。
CDは発売の握手会のついでに来ている向きが多いらしく、椅子の無いカフェは終始ざわざわと。 公演の最中に抜け出して握手会に行く二股膏薬も10人凸凹。
驚いたのは丸二た月空いたのに動きがしっかり揃っている事で、小林ですらちゃんと踊ってやがる。 奥の動きから子供っぽさが消えて、情緒が出て来た。
秋元は、こと動きに関しては文句の付け様の無い出来。 中で観たい。
大島はソロの曲の出だしで音程を取り損なってから持ち直せずに最後まで行ってしまった感じ。 苦労する大島って図も珍しい。
「MARIA」の出だしで歌が走ってしまった増田は、持ち直してあとは大過無く。 歌いだしできっちり音を取れる増田から始まる曲は他のメンバーのパートも安定してくる。
アンコールのメドレーが終わったところで今井の誕生日企画。
辞めることが明らかになっている中で誕生日を迎える初めてのケースだったが、誕生日と共に今井の今後の人生の船出を祝福するような、企画するファンの自己顕示なんざ欠片も無い暖かいもので、実に良かった。
今井のコメントも実に今井らしい実直さに溢れていて、声を震わせ瞳を潤ませつつも笑顔で終わらせており、感情を表に出しつつもそれに流されないチームKの勁草ぶりをよく顕していた。
戸島花さん、ガンダーラとか図書委員とかアルカイックとか夢の無い化粧の巧さとか、これまで好き放題の事を書き散らかしてしまい、大変申し訳なく・・・。
日々、慙愧であります。
そんな戸島さんの粋な計らいで、4/17の戸島さんの担当日に秋元才加登場。
戸島花と言う人はブログや動画日誌での他メンバーの取り上げ方が実に面白い。
これはお世辞では無い。
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劇場では7時からチームB公演、bayfmではON8の8時台に板野・小林・佐藤(夏)・篠田・高橋・成田・星野。 Yahoo!動画ライブトークには大江・大堀・奥・川崎・小嶋・駒谷・佐藤(由)・高田・戸島・中西・早野・前田・増田・増山・松原・宮澤。 こちらも8時から。
とりあへず帰宅して、片耳ヘッドフォンでラジオを聴きつつ、普段は立ち上げないIEでYahoo!動画を視聴したが、聖徳太子ならぬ身には同時視聴は無理で、どちらも中途半端になってしまった。
前田と高橋を分散させたり、次回発売CDの選抜メンバー(太字で表示)を五人づつ割り振ったり、それなりに考えているのは判るが、同じ時間にぶつけられるのは迷惑極まる。
bayfmでは古川が「こっちも生放送です!!」。 そりゃ言いたくもなるわな。
内容の面白さと言う点ではbayfmに軍配。 Yahoo!動画は小嶋の小嶋っぷりと、秋元康の小嶋評、佐藤の謎の動きが面白かった。
メール予約が久々に当たったんで「片方買えりゃ御の字」と9時頃に秋葉原。 着いてみりゃ結構な人出で、辛うじて夜チケは確保。
入場順抽選は可もなく不可もなくで、何とか舞台中央の見える椅子席は確保。 開演を待つ。
いつものオーバーチュアで幕が開くと暗がりの舞台上には懐かしい衣装の懐かしい並び。 明転して曲が始まると当たり前だが知らない人たちが歌い踊っていて、暫し呆然。
歌って踊る素地が出来ている移籍組と新加入組とでは矢張り歴然とした差が有り、機械体操の域を出ない動きや情緒もへったくれも無い歌声が目や耳から入っては来たが、目立つところに移籍組が配置されていた所為か危惧していた程の不快感は無く。
今はまだ海のものとも山のものとも付かないが、兎に角前へ向かって進んでいく連中の成長過程を見る楽しみもAKB48に通う要因の一つであったことを今更乍ら思い出した。
源氏物語絵巻みたいだった駒谷が自力で綺麗になったり、チームK発足当初は嫌いで仕方が無かった小林の一挙手一投足が今は見に行く楽しみの一つになっていたり、細面の美少女だった高田が肝っ玉母さん化したり、図書委員でガンダーラと言う渾名の高校生みたいだった地味な戸島がすっかり垢抜けて過激な淑女になったり、我々は一年かそこらで如何に人間と言うものが変貌するかを目の当たりにしてきた訳で、まだ硬さの目立つチームBの面々がこれからどうなって行くのか、興味は尽きない。
夜は最悪に近い籤運。 柱で舞台中央は見えないが何とか椅子席を確保。 立ち見は腰に来るから座れるだけでも有り難い。
平嶋が良い。 これまでは生で出た一生懸命がどうも苦手だったのだけれど、実に伸び伸びと楽しそうに演っている所為か自然と目が行く。 メモには「平嶋、出血大サービス。」と書いてある。
全体的に振りがあやふやで歌も安定せず、それがフォーメーションにも響いていて実に危なっかしいが、チームKはある程度の経験を積んで練度を上げてからこのセットリストを演った訳で、初っ端からこれを曲がりなりにも演れているってのは凄いことなのかもしれない。
「Blue rose」は下手から渡邊、浦野、井上、米沢の並び順。 浦野の過剰な迄のロック姉ちゃんぶりに驚き呆れたが、歌の安定感は頭抜けていて、安心して聴いていられる。
渡邊は抑制の利いた動きで客席を睥睨。 良い仕事。
井上は一寸粗いが、堂々と大きく動いているのは良い。
「禁じられた2人」は大きすぎる大島優子の影を払拭する意図からか科白部分が全面的に書き換えられていて、これはこれで面白い。 良く出来ている。
「雨の動物園」は脇に廻った平嶋の存在感が主役格を喰っていて、一年数か月の間に積み上げたものを見せ付けていた。 平嶋は全体を通して実に良く、新規加入組のあやふやな動きや不安や焦燥が表情に出てしまっているのを目の当たりにして居たたまれなくなったら、とりあへず平嶋を見て気を取り直す作業を今日は何度も繰り返した。
「僕の打ち上げ花火」はオケのミックスが変わっていて、下駄の音が強調されすぎていて興醒め。 曲そのものは相変わらず楽しい。
「転がる石になれ」はどうしてもチームKと重ねて見てしまうので、どうしても没入できないと言うか醒めてしまうと言うか、いやはやなんとも。
「シンデレラは騙されない」はセンターに移籍組三人とコンサートで大島・秋元の代役を勤めた柏木・井上の二人。 これは納得の人選。 豪快な井上と緻密な柏木は好一対。
公演そのものの感想はこれくらいにして、以下私的月旦。
井上の量感のある健康的な二の腕が素晴らしい。 衣装がはだけても振りを間違えても、動揺を表に出さずに押していける強さは好印象。
ガンシップ並みの弾数で満遍なく目線を配る柏木。 客に自分だけを見ているような幻想を繰り返し抱かせる恐るべき15歳。 漂うメジャー感。
丸顔で垂れ目だが鼻の標高は高い松岡。 自己紹介に挟む子音強めの流暢な英語と和風な顔立ちのコントラスト。 体調不良で一部お休みだったが、憂い顔がまた絵になる。
年嵩の浦野がリーダー格で、その次の位置で取り仕切る渡邊が活き活きと良い仕事。 立場が人を作る好例で見も蓋も無いことを言っても洒落になる程度に収まっており、楽しく見ていられる。
ひみつのアッコちゃんのチカ子みたいなおかっぱ眼鏡の仲谷。 飛び道具然とした容姿乍ら振りや歌や喋りは一線級。
告知は無かったが伝書鳩が来たので仕事帰りに東京タワー。 折井あゆみの二度目にして最後と噂される代打DJを見てきた。
前回は無かった椅子席が2列設えられており、立ち見を含めて20人凸凹と言ったところか。 これ以上多いと収拾がつかなくなるので、告知をしない(出来ない)のも仕方が無い。
最前列中央に陣取った例のキ〒ガイが時折奇声を発して折井の仕事を邪魔していたが、折井も慣れたもので動ずる事無くきちんと仕事はこなしていた。
前回は頼んだホットミルクに口をつける余裕も無く終始顔を上げずに只々原稿を読んでいた感が有ったが、今回は曲間に場内を見渡したり客と手振りでやり取りをしたり、頼んだティーフロートを平らげる余裕もあり、多少の読み間違いはあったが自然な語り口で良い仕事をしていた。
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例によって秘術を尽くして定時離脱。 秘術と言っても開演時間になんとか間に合わせるのが精一杯なので大した秘術でもないが。
客の入場が終わって、椅子を並べ始めたところに着いたらしく、カフェ観覧では久し振りに椅子にありついた。
「ただいま 恋愛中」「くまのぬいぐるみ」「Only today」と続く導入部。 曲そのものは左程激しくないものの、切れ目ない動きが続く為か、三曲終わって自己紹介に入る頃には大分息が上がっているのがモニター越しにも判る。
昨日は不本意な出来だったらしく、今日は完璧を期す旨ブログに書いていた中西は流石の出来で、実に良い動き。 表情までは分からないが話す声は明るかったので、本人もそれなりに納得の行く出来だったのではないだろうか。
中で見ていないので、未だにどのあたりに誰が居るのか把握できておらず、目を皿にして観たい部分を凝視。 初期の峯岸のように側頭部で一つ縛りにした小柄なのが居て、誰かと思ってよくよく見たら星野だったので驚いた。
もうすぐ高校生になると話す前田が、ポロッと「ちゅうごく3年生の・・・」。 前田の「ちゅうごく3年生」も聞き納めか。
「7時12分の初恋」の前田は、これまでの公演のユニット曲での主役扱い乍ら周りに喰われていた前田ではなく、主役に適う良い仕事をしていて見応えがある。
歌だけとって見れば大江の方がより情緒があるのだけれど、動きと表情に関しては申し分無い。
刮目して観る。
中で聞いていないので何とも言えないが、星野と大島の「春が来るまで」はカフェのスピーカーから流れる歌を聴く限りにおいてはこの公演の全ての曲の中で一番生歌感が強いように感じる。
細かく音符が連なり、音程の上り下りも激しい曲なのでその分アラも目立つが、何とか歌いこなそうとする営為が垣間見られてこれはこれで良い。
自分が作らない種類のこう言う曲を歌いこなした経験は、星野のこれからの曲作りにも生きてくるのではないかと思う。
全曲終わって最後の挨拶のところで高橋みなみ生誕祭。 「笑い方が不自然」とか、日頃さんざんな言われ様の高橋では有るが、今日は自然に驚き、喜んでいた。
今日は兎に角中西が良かった。 眼福。
中で見たい。
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