久しぶりにメール抽選でアタリを引いたので、ゆるりと朝寝をして秋葉原。
いつもより一時間遅く着いたが、名古屋でイベントが有る所為なのか列は短めで、難無く当たらなかった方のチケットを確保。
今日もBLTの付録写真販売が有るので、九時過ぎに列を分離。
あちらさんは三時半まで延々並ばなければならない。 ご自愛頂きたい。
抽選入場の籖運はそれなりに良く、柱際乍ら中央ブロックの三列目を確保。
下手側が死角になるが、それはまぁ仕方が無い。
影アナは仲谷。 抑揚は無いがそつ無く、滑らかに読んでいた。
相変わらず左膝にべたべたとテーピングのの片山。 動きに差し支えているような印象も無く、表情が曇るようなことは無かったので、さほど深刻ではないのかもしれないが、なかなか直らないのは少々心配ではある。
柏木が前髪を眉が見えるくらい、少しだけ短くしていた。 これだけで表情に幅が出てくる。
汗が目に流れ込んで辛そうな仲川。 三曲終わる頃には、毎度滝のような汗を流してこの世の終わりのような表情になっている。
自己紹介の際のお題は「海に行きたいか山に行きたいか」と言うものだったが、「つまらないから答えたくない」と柏木。 折角考えてくれたのだからちゃんと答えろと片山が駄目出し。 この辺りの掛け合いも予定調和では有るが、やはり楽しい。
駄目出しした割に片山の答えもいい加減な物で、柏木の逆捻じを食らうも、適当に受け流す。
「Blue roze」は久しぶりに四人が見える位置で。
井上の動きはキレを増しており、動きに意識が行ってしまって表情が固まるような事ももはや無く。
浦野のロックねえちゃん振りもだいぶ板に付いてきている。
渡邊の動きは綺麗でそつも無いのだけれど、箍が外れないと言うか無理をしないと言うか、少々面白みに欠ける恨みが有る。
「禁じられた2人」の柏木がなかなか面白かった。 仲谷の科白に合わせて、ちゃんと芝居をしている。
柏木本人の科白部分も、今日は表情まで意識したものになっていたように感じた。
「雨の動物園」は真ん中が見えるので片山中心に。 渡辺が休みなので片山の歌パートは今日も多め。
押しつけがましくない程良い上手さ。
歌の後の間繋ぎMCは「花火の真似」。 片山の演る線香花火が微妙で、すったもんだしているうちに時間切れ。 段取りが飛んで切れる片山が楽しい。
「転がる石になれ」でノリ過ぎて振り付けを間違える浦野と言う珍しい図が見られた。
漸く見られた。 映像作品としては面白い出来だったが、相変わらず秋元は並び大名のような扱い。
小道具として使われているポラロイドのSX-70で写真を撮る小嶋陽菜の表情が、オフショットでよく見られる素で面白がっているときのそれで面白い。
上映する際に暗転したところで、BLTのオマケ写真目当てで並びに行く連中がドヤドヤと退場。
実に見苦しい。
抽選入場の籤運は最悪に近かったが、ぽっかり空いたセンターブロック下手柱際に潜り込む。
影アナの仲谷は「MC頑張ります。」
片山の膝のテーピングが無くなっていたので、先ずは安心。
自己紹介のお題は「都市伝説」。
「ここ(AKB48劇場)にも出るんです、ティアラを付けた女が!!」と、浦野を都市伝説に仕立てる渡邊。
「まぁティアラ馬鹿とも言いますけど。」
むくれる浦野。
「都市伝説なんか知らないし、そう言う質問をする意味がわからない」と、またも回答を拒否する柏木。
たしなめる片山を「片山さんと絡むのにも飽きた。」と返す刀で袈裟懸けにバッサリ。 二の句が継げない片山。
文字だけで書き連ねると殺伐とした感じになってしまうが、実際はそれほどの事も無く、柏木の「俺様プレイ」を楽しんだ。
「Blue rose」のマイク蹴り倒しで、あらぬ方向にマイクが倒れてしまった米沢。 うろたえずに立て直していたが、表情は素に戻ってしまっていた。 何食わぬ顔で出来ると良いのだけれど、なかなかそうも行かないのだろう。
「禁じられた2人」の柏木は、目を細めると表情が苦しげになりすぎるのが疵だが、見応えはある良い出来。
「雨の動物園」の後のMCは、「夏バテで頭が廻らない」とこぼす片山の仕切りがグダグダで、そのグダグダッぷりが楽しい。
頭が廻らない片山の頭を両手で掴んでグルグル廻す野口。
浴衣着替え待ちのMCで、喋っている野口の髪を弄りつづける柏木、横から止める多田と言う図が面白かった。 多田が止めてもむきになって弄り続ける柏木と、我関せずな野口と、ひたすら止めようとする多田
清楚で可愛らしいイメージを自ら叩き壊して行く柏木が楽しい。
浴衣に着替えた連中が出てきて交代。
仲川の発案だったか、難しい言葉を出して行こうという事になりなるが、知的に見せようと喋れば喋るほど痴的になっていくドタバタ。
一朝一夕と言ったまでは良かったが、意味を訊かれて「一つの石を投げると鳥が二羽・・・」と一石二鳥と混同しているのがバレて赤面する平嶋。
昨日今日と田名部に注目してみたが、予想以上に良くて驚いた。
こと動きに関しては、チームBの中でも出色。
ソワレの終演後も、手繋ぎ挨拶でメンバーがはけた後にPV上映。
Over17組でまともに映っているのは大島優子と小嶋陽菜だけ。
判りやすい面子だけ抜き出して並べた潔い造り。
「売らん哉」もここまで行くと気持ちが良い。
だいたいいつもの時間にいつもの場所へ。
渡辺抜きのチームB公演と言うこともあってか、列は短め。
新しい人が増えた所為か、これまで見られなかった形での横紙破りが横行。
地べたに座り込む者多数。
今日もBLT(…と言うか付録の生写真)の販売が有るので、チケットのみ目当ての客数は読めない。
9時を廻ってBLT購入列とチケット購入列が分けられると、歩道を塞ぎ、地べたに車座になって写真交換会だか自慢大会だかをしていたproletariatではなさそうでいてLumpenみたいな連中は揃ってBLT購入列へ。
入場抽選はそれなりで、下手五列目。 舞台中央の死角は増えるが、センターブロック後方よりはこちらの方が良いかもしれない。
影アナは井上。 たどたどしいと言うか、何と言うか。 下読みした方が良い。
田名部の髪型があっさりしたストレートになっていて、良い感じ。
今日は渡辺が休みで浦野も途中までと言う事も有ってか、生歌率が高く、各自の表情もやる気がみなぎった感じだが、若干表情は硬め。
今日も柏木の自己紹介に茶々を入れる片山が楽しい。
片山のツッコミに膨れたり反論したりする柏木も良い表情。 手元のメモには「柏木、一人上手。」と書いてある。
かつての峯岸のように、喋りながらマイクをこねくり回す松岡。 実年齢より若く見える。
「Blue roze」は、柱で浦野と渡邊が見えないので、井上と米沢を見比べる。
初演から暫くは、チームKの影を引き摺っていた感じだったが、二人とも自分の歌い方を見つけたようで、それぞれ良い顔で歌っている。
今日も蹴り倒して引き戻すと上を向いてしまう米沢のマイク。 それを直すところまで含めて自然な流れになっている米沢の動き。
「禁じられた2人」は、柱で柏木が見えず、仲谷中心に。
マイク音量のバランスが悪く、柏木の声が良く聴こえない。
生音中心の日はこう言うことが良くあるが、各メンバーの声量の違いまで考えて調整するのがプロの仕事だと私は思う。 いただけない。
ハウリングの収束が比較的早かったのが救いでは有った。 以上、余談。
声量も安定していて、科白部分の表情も良い仲谷。
生歌になると一寸苦しそうな柏木。 歌の最中は良い表情なのだけれど、科白部分にかかると、苦しげであまり美しくない。 科白廻しには神経を遣っているようだが、表情がおざなりになっていないだろうか。 このあたりが少々残念では有る。
「雨の動物園」は目の前に来る平嶋中心に。
今日のように気負いが先に立って表情が全体的に硬いような日も、平嶋はいつも通りの柔らかく明るい表情を絶やさない。
公演前に何が有ったのか深読みしたくなるような日の平嶋は、居てくれるだけで救いだ。
渡辺が休みなので、片山の歌は多め。 上手過ぎず下手過ぎず良い感じ。
増田のような巧さは無いし、高橋のような説得力も無いが、片山の歌は聴いていて安心できる。
「夏のフルーツと言えば」と言うお題で、キウイフルーツを胡瓜と混同していた事が露見するも、突っ込まれないうちに上手く話を流す仲川。
「夏の花火の思い出」と言うお題に移り、好きな花火は線香花火とヘビ玉だと話す片山。 ヘビ玉について熱く語るも、賛同を得られず。
片山の貧乏臭い話には夢が有る。
「シンデレラは騙されない」の衣装に着替えた平嶋、柏木、渡邊、井上に入れ替わり。
井上が柏木のドタキャン癖を暴露。 必死に言い訳をする柏木が楽しい。
「シンデレラは騙されない」は今日も片山の魅惑の三白眼を堪能。
曲の最後の決めポーズの睨むような表情がほぐれて笑顔になる瞬間が実に良い。
終演後にスクリーンを下ろしてPVを上映。
柱で殆ど見えなかったが、それでも秋元は秋元として確認できたので、「BINGO!」の時のような、コマ切れどころか挽き肉みたいで、映っているのかいないのか判別出来ないような悲惨な事には成っていないようで安心した。
CDは八月八日発売。 手売りイベントは、前回転売屋の店内ループが横行して揉めたヤマギワのみ。
握手会は守備範囲外なので、正直なところ対岸の火事だが、出待ち禁止が混乱に拍車を掛けない事を願う。
厭な予感がしたので、ちょいと早めに秋葉原。
案の定、いつもより長めの行列。
昼は買えたが夜の分のチケットは売り切れてしまい、虚しくキャンセル待ち券を貰う。
抽選入場の籤運は相変わらずで、下手が見渡せる立ち見3列目。
早乙女が良い。 いつもより多目に早乙女に目配り。
表情の振れ幅が大きくなり、柔らかい表情を出せている。
「会いたい人は誰か」と言うお題で、チームKの佐藤夏希の名を挙げていたのが印象に残った。
恵まれているとは言い難い早乙女の現在を考えると、相談相手としては適任だと思う。
そのお題で「好きな声優さん」と答えた多田。 よりによってと言うか、さもありなんと言うか、平野綾。
平野綾に関しては、たぶん多田より客の方が詳しい。
閑話休題、どんなのに出ているのかと訊く片山に「『涼宮ハルヒ』だよ」と答える多田。
「そんなマンガが有るの?」と片山。
涼宮ハルヒを知らない片山を「時代遅れだよ」とバッサリ切り捨てる多田。
自己紹介の辺りで柏木が「片山陽加メンバーの昭和なところ、古いところが好きです。」と言っていたが、「アニメ」と言わず「マンガ」と言うところは将に昭和型。 昔はアニメーションの事を「まんが映画」と呼んでいた。
山手線ゲームで負けて、最近よくやる(やらされる)「ブリッ子の真似」なるものをやらされて、厭だ々々と口では言いながら、結局まんざらでも無さそうにやる片山。
キャンセル待ち40番台乍ら、奇跡的に椅子に座れた。
抽選対象だったマチネより良い席。
「Virgin love」で平嶋の衣装の肩紐が外れた。
先ず振付けの動きの中で直そうとし、駄目だと見るや袖に駆け込んで直して復帰。
良い判断だと思う。
「リベンジとはどう言う意味か」と、よりによって浦野に訊く渡辺に冷や冷や。
自分の髪型を「マッシュルームもしくは戦時中の女の子ヘア」と表現する仲谷。
終演後の手繋ぎ挨拶を止めて、渡邊志穂が千秋楽を以ってAKB48を辞める事を発表。
泣き崩れるより呆然とする感じで幕。 片山の思考を停止したような表情が印象的。
終演後の追い出しの影アナの松岡も上の空な感じ。
上手花道脇で見学。 客席をキョロキョロ見回す。
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マチネは地方客限定公演と言うことで、実質1公演。
大島(優)、小野、篠田、前田が揃い、混みそうな気がしたので早めに秋葉原。
まぁチケットは買えたのだけれど、最近来始めた人々の思慮の足りなさには呆れる。
二列で並んでいる後ろから、平気な顔して一列で並んでおいでになる。
後から来た訳知りが、二列から一列に変わる横にシレっともう一列作って、結果二列に戻ったりしているのだけれど、これは一列にしちまった方が悪い。
時間がポッカリ空いたので、渋谷のシアターDにて、若手お笑いライブ。
逆切れガンジーが出るから見に行ったのだけれど、客層も出演者も肌に合わず。
逆切れガンジーは、今日もヒドい(良い意味で)ネタで腹を抱えたが、笑えない出演者の方が多かった。
そんな中でも良かったのは、こけし達、社会人Z、パパロア。
ザ・ベビースターズも上手かったけれど、ネタが好みではなかった。
入場抽選は今日も悪く、何とかお立ち台の片隅に橋頭堡を確保。
細部は今日も飛び道具を使って観察。
冷房の噴出口の真下なので、自棄糞に出てくる冷風に頭が痛くなり、途中からは朦朧と。
ちゃんと踊れているかに見えた小林は、正確無比な秋元の横に来ると矢張り「小林的解釈」で踊っているのが判るが、楽しそうなので良い。
「本多芸能の手伝いをした」と小林。 HGSSロゴの入ったティーシャツまで有るそうで、小林の物なのかと他のメンバーに訊かれると
「なんだか判らないケド、有る。」
整列させたり、割り込み防止券を配ったりしたいと話す小林は実に楽しそう。
仕舞いにゃ「HGSSになりたい」と小林。
高橋に「りんごほっぺさん?(劇場スタッフ吉田氏のこと)」と訊かれると
「石谷さんが良い」
五十音順で毎日書かれる携帯サイトのブログ。
チームAは 佐藤(由)
チームK は小林
チームBは 片山
見たい面子の文章が並んだ。 それぞれに味が有って楽しい。
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小雨そぼ降る中、秋葉原へ。
CD発売に伴う握手会の参加券を求める人々が道路向かいのヤマギワで列を作っていて、劇場のチケット列は少な目。
CD販売の列がまるで進まないので訝しく思っていたが、向こうに並んでいた友人によると、まぁ色々有ったようだ。
昼夜のチケットは無事買えたが、入場抽選は最悪に近く、なんとかお立ち台の片隅を確保。 今日も飛び道具を使いつつ観覧。
片山が左膝に湿布だかテーピングだかをしていたが、動きには影響なく安心。
自己紹介の際のお題は「どんな着メロ・着歌を使っているか。」
渡辺が「天空の城ラピュタ」のムスカ大佐の声だと言い出して驚く。
「わっはっはっは。 見ろ、人がゴミのようだ!!」だったらどうしようかと思ったが、「私はムスカ大佐だ。」と言う当り障り無いものだった。
着信音がムスカ大佐の声だと言う事は、これ即ち寺田農の声だと言う事であり、実に夢のある話だ。
これ迄いじられ放題やられ放題だった柏木に逆襲を開始した片山が楽しい。 お題の件はあっさり済ませて「関係無い話をして良いですか」と断って話し始める律儀さ。
マチネでは、以前長電話した際に、話の途中で反応が無くなったので心配して呼び掛けたら寝ていた事を暴露。
片山の逆襲に臍を噛んだり膨れっ面をする柏木も微笑ましくて良い。
「Blue rose」は、柱で米沢しか見えないので、じっくり米沢を観る。
だいぶ余裕が出て来ており、終始柔らかい表情。
マイクスタンドを蹴って引き戻すと、相変わらずマイクが上を向いてしまうが、その辺りの対処は手馴れたもの。
「禁じられた2人」は、仲谷の科白部分を中心に。
科白回しだけでなく、表情にまで気を配っているのには感心した。
「雨の動物園」は、目の前に来た動物を観察。
8人揃うと柱で遮られても誰かしら視野に入る。 平嶋が来ると、パッと明るくなる。
「日付変更線」や「転がる石になれ」「シンデレラは騙されない」など、真顔で歌う曲の片山の表情が実に良い。
曲が終わると表情が和らぐ訳だが、その切り替わり方も面白い。
ソワレ迄の時間潰しも兼ねて、生写真販売列に並んでみる。
五枚で千円。 ホワイトバランスがおかしいのか、白バックが物によってはグレーなっていたりするが、表情は良く撮れていて、値段相応の価値は有った。
知己とあぁだこうだと批評をしつつ「今日のはハズレ無し、早乙女が意外に可愛く撮れていた。」なんて大声で話していたら、AKSの入っているビルから出て来た当人らが目の前を横切って冷や汗を掻く。
この週末の抽選入場の籤運の悪さは破滅的で、最終順入場。 お立ち台もヘッタクレも無く、下手側で立ち見。
マチネで片山の面白さを再発見したので、片山を中心に観覧。
舞台中央で起こっている事をある程度捨てて、下手側の視界を確保して見るなんてのは、チームAの「PARTYが始まるよ」公演以来。
兎に角、長時間の並び、立ち見、睡眠不足の三重苦で肉体的に疲れていたのと、CD販売に伴う厭な話を聞きすぎて精神的にもよろしく無い状態にあったのと、メモを採れるような状況でも無かったので、楽しかったと言う漠然とした記憶しか無い。
「マイブームは何か」とか何とか言うお題の時と、もう一箇所で計2回片山の「ブリっ子の真似」なるものを見られた。 眼福。
「よく『昭和だ』と言われる」と片山。 なるほど納得。
終演後に劇場で行なわれる握手会は、整理券の番号順ではなく並んだ順だという事で、終演を待たずにそそくさと劇場を後にする浅ましい光景が久し振りに見られて、「お見送り」があった頃を思い出した。
あれももう、一年以上前の話になってしまった。
柱や人垣で遮られた為に、これまであまり見て来なかった部分を観る事が出來た。
米沢や早乙女の表情が良くなったのには驚いた。 特に早乙女。
何か吹っ切れたような浦野。 自虐に成り過ぎず、良いバランスの喋り。
後先考えずに、とりあへず頭に浮かんだ事を喋る仲川の扱いが上手い。
一番の収穫は、矢張り片山。
これでチームBの公演を私なりに楽しく観るポイントを掴めたように思う。
日記書き掛けで沈没。 気が付くと明け方で、続きを書き終える頃には夜が明けて、そのまま秋葉原へ行ってチケット行列。 この悪循環は何とかしたい。
CD発売に伴う握手会やら、映画公開に因んだ遊園地でのイベントやらが重なり、チケット行列は少な目。 なんとか昼夜のチケットを確保。
抽選入場の籤運はさっぱりで、何とか椅子席は確保。 座れたのは良いが、兎に角眠い。
ミキサー卓が変わったらしく、ここのところ音響トラブルが多発。 オケの出が早すぎる事が多く、暗転中の入れ替わりが済まない内にオケが出て明転ってのが何度も有って見苦しい。
マイク音量とオケの音量のバランスも悪いし、ハウリングの収束も遅い。 一寸いただけない。
どんな女性に憧れるかとか何とか、そんなお題での話。
「樋口一葉」と答える野口。 理由は
「ぐっさんなのにお札に顔が出ているから。」
野口は3500円札の肖像になりたいそうで、何故3500円なのかの理由は
「なんとなく」
長いブランクの有った松岡は、良くも悪くも初々しい。
アンコールで派手にすっ転んで、隣に居た田名部を驚かせていたが、本人は顔に出さずにそのまま続けていた。
この人の日本語は、日本語を外国語として習得した人のような言い回しやイントネーションが有って興味深い。 要観察。
何か厭な事でも有ったのか、妙にやさぐれた感じの浦野。 これはこれで面白い。
余りに眠くて、記憶が定かでないのでこの辺で。
入場抽選はさらに悪く、座れたのは良いが治安が宜しくない席。 中央ブロック後方より、下手ブロック後方の通路寄りの方が、私が見たい部分の視界は良い事が判った。
マチネに引き続いて音響トラブル。 更に照明もおかしかったり。
それでも狼狽えずに進行していたのには感心した。 初日から4ヶ月目に入り、物に動じなくなって来ている。
珍しく側頭部二つ縛りの仲谷。 前髪は例に因って海苔が貼り付いたかの如く微動だにせず。 どう言う仕組みになっているのか。
井上は高橋みなみ式の、パイナップルの蔕が頭頂部に付いたような髪型。
片山は昼夜とも編み込み二つ縛り。 以前のような無理にボリュームを出すようなのではなく、自然な感じで良い。
「黒髪ロングがチャームポイント」と語る松岡。 怪我で休演していた期間が長かった所為か、動きそのものは間違っていないし、あからさまに辛そうな表情も見せないものの、軸がぶれる。
平嶋あたりと並ぶと一寸目立つ。
「Blue rose」のマイク蹴り倒し。 何時の間にか浦野が一番上手くなっていた。 相変わらず蹴って引き戻してみるとマイクが上を向いてしまう米沢。
4人ともマイクの角度を口と正対させるべく、こまめに調整。 これは井上が上手い。
今日もダボハゼのように、食いつけるネタにはどんどん喰い付いて行く仲川。 前に出て行く姿勢は買えるが、喰い付いただけでオチも何も無い事が多い。
今日は平嶋が上手く掬い取って上手いオチを付けていた。
これに限らず、平嶋は常に話を繋げたり、拡げたり、収めたりすることを考えて喋っている。
マチネで採ったメモにも書いてあったが、早乙女が良かった。 頑張りすぎずに柔らかい表情が出せていた。 要注目。
「シンデレラは騙されない」では、片山の魅惑の三白眼を堪能。 人の良さそうな笑顔と、真顔になった時の凛とした感じの落差が面白い。
前回観たのが6/24だから、ほぼ一と月振り。
怪我の松岡と渡辺が復帰してからは初めての観覧。 久し振りに全員揃ったチームBを見た。
うやむやにして逃げてきた仕事絡みの電話が入場直前に入り、あたふたしているうちに立ち見も良い所は全て埋まってしまい、人垣の後から。
高い壁の向こうの中央を取るか、低くて隙間の多い壁の下手を取るか逡巡して下手を取る。 既視感のある視界だと思ったら、宇佐美目当てで通っていた頃によく立っていた場所だった。
碌すっぽ見えやしないが、音が聞こえる分カフェ観覧よりはマシである。
間の悪いところにツッコミを入れてしまったりはしていたが、井上は積極的に喋れるように成ってきた。 振り付けに気を取られ過ぎず、良い表情が持続。
先日のCD販売握手会に行った友人が「まゆゅ(渡辺)は実在した。」と興奮していたが、むべなる哉。 突っ立っていても可愛いところへ持って来て、喋り方から動きから、全てが齧歯類の様に可愛い。 可愛いで出來た生き物。 おそるべし。
仲谷の髪型が絵に描いたようなおかっぱになっていて驚く。 相変わらず前頭部の髪は激しく踊っても微動だにしない。
今日も鼻濁音が綺麗な片山。 喋る段になると毎度客やメンバーに突っ込まれて翻弄される。
メンバーはともかく、客に翻弄され過ぎるのは如何なものかと思うが、翻弄される様は可憐で良い。
日本語のイントネーションが独特で、異国の薫り漂う松岡。 意外に・・・と言っては失礼だが glamorous。
私には濃厚すぎた米沢の自己紹介があっさりしたものに変わっていた。 好印象。
浦野と渡邊はお揃いで側頭部二つ縛りの髪型。
「ツインテール」と言っていたが、我々世代には語感として宜しくない。 「可愛らしい髪型の浦野」ってのも久し振りに見た様な気がする。
今日も元気な平嶋。
ふと目をやった場所に居る事が多い。 それだけ目を惹くのだと思う。
ふくれっ面が絵になる柏木。 横顔も綺麗。
殆ど見えなかった「Blue rose」
スタンドマイクをゆっくり蹴って素早く引き戻す井上。 引き戻すと何故かマイクが上を向いてしまう米沢。
「禁じられた2人」の台詞部分がより感情を乗せた科白廻しになっていた。 緩急を付けた仲谷、溜める柏木。
柏木のくねる動きの返しが強く早くなっていた。 色々な部分に工夫を重ねているのだと思う。
全員揃ったのを久し振りに見た「雨の動物園」。 確かにまぁ渡辺は可愛いのだけれど、片山のソロパートが減ってしまったのは悲しい。 元に戻った訳ではあるのだけれど。
歌の後の間繋ぎMCは多田、早乙女、片山、野口・・・と松岡。
片山の猛獣遣いぶりが楽しい。
舞台中央の視界を捨てて下手を取ったのは、「シンデレラは騙されない」の片山の魅惑の三白眼を堪能する為だったのだけれど、睨むと言う程では無くなってしまっていたので肩透かし。
この人の顔は、角度と表情によってガラリ印象が変わる面白さが有る。
一月にAKB48を辞めて以来、活動状況が良く判らなかった折井が、誕生日にあわせて「折井あゆみの、目覚まし7コ愛用中…★」を始めた。
宇佐美のブログのようなやさぐれた内容ではないので、安心して読める。
私が見たい面子がズラリ並んでいるので朝から並んでみる。
私の好みと世間一般の需要とはズレがあるようで、昼夜のチケットを確保する事に成功。
入場抽選はそれなりで、見たい所が見渡せる席には何とか座れた。 遠いので飛び道具を出したり引っ込めたり。
野呂と佐藤の掛け合いと、小林の小林っぷりを見られるだけでも早起きした価値はある。
但し、頭の切れすぎる戸島が小林が暴走する兆候を察知して止めてしまうので臨界には至らず。
野呂と佐藤のコントは、これ迄の内輪だけで受けるネタではなく、より普遍的な面白さを志向したものになっており、きっちり笑わせた上でちゃんとオチまで付けていた。
自己紹介の際に小芝居を挟む佐藤と、間で笑いを取る野呂の個性の違いを上手くコントにも生かしている。
大江の髪の色が明るくなりすぎていて驚く。
大江と高橋をこれまで対比させて見た事はなかったので、こうして同じパートを演るのを見比べると面白い。 マイク音量の上げ方の所為も有ると思うが、マチネでは増田の歌の音量が勝ってしまっていて少々バランスが悪かった。
奥の手が大きくなっていた。 顔も益々大人びて来ているが、言動からも思春期の香り。
「僕とジュリエットとジェットコースター 」は川崎、佐藤(由)、佐藤(亜)。
佐藤(由)が入ってピリッと締まる。
今日は小林が良く喋る日。 一生懸命話を膨らませたり、纏めようとする努力がドタバタを生んで行く良質の喜劇。
流れでピンクが好きだとかどうだとか言う話になり、濃いピンクが好きだと主張する成田、それを真っ向から否定する小林。
「濃いピンクってショッキングピンクですよねぇ」
では、何故ダメなのか
「ショッキングな感じがするじゃないですか。」
なんだか判らない。
話の流れで大堀はエロいとかなんとかそんな事になり、初めて来たお客さんに「大堀=エロ」なんて印象を持たれたらどうするんだと困惑する大堀には構わず
「めぇたん(大堀)はいつからエロいの?」
数をかぞえさせると「1.2.3.たくさん」と答えそうな大雑把な小林の把握だと
「エロい=セクシー → キャラクターを確立している → エライ」
となるらしい。
そんな流れの中、口数は多くないものの要所々々で重要な一言を発する佐藤(由)。
楽しそうな顔をして歌って踊って良い曲の小林は実に楽しそうで、こちらが抱えている懊悩の全てが馬鹿々々しくなる位の多幸感を得られる。
もう10年も前になるだろうか、椎名がこんな事を言っていたのを思い出した。
「クスリなんか無くても、自由に飛べるじゃありませんか。」
籤運良く、早めに呼ばれて4列目。 もっと前のほうの席はより良く見えるが、音を聴くには3列目4列目辺りが良いようだ。
マチネでは髪の色が明るすぎるように感じた大江だったが、「ヒグラシノコイ」の白い衣装を着た大江はビスクドールのような無機質な美しさで、息を呑む。
増田の強い声と大江の優しい声のバランスも上手く取れており、見応え聴き応えのある一曲になっていた。
本日一番の収穫。
「愛しさのDEFENCE」は駒谷と入れ替わりで今日は佐藤(N)。
この曲はダブルキャストになっている3組6人の誰が出て来てもそれなりに面白く観られる。
基本的な部分がきちんと出来た上で、それぞれがそれぞれに自分なりの味を付けている。
「向日葵」では、マイクの角度を口に正対するようにこまめに調整しながら歌う大堀に感心した。
決して表情には出さず、マイクに掛けた手だけが動いている。
「お祭りの出店は何が好きか」とか何とかそう言うお題での話。
「ケチャップがたっぷりのフランクフルト」と大堀。
この話そのものに深い意味は無いと思うが、セルジュ・ゲンズブールがフランス・ギャルに書いた「Les sucettes」に込めた暗喩を思い出した。
「お祭りの雰囲気だけを楽しめ」と言う家訓で、出店で物を買った事が無い戸島。
青い血が流れているのか、そこまで行かなくても「ドナウの水を数滴ふりかけて」と言う感じなのかな・・・と、ふと思った。
「どんな部活をやっていたか、またやってみたいか」と言うお題での話。
例によって「テニス部の部長をやっていた」と自慢げに話す小林。
では何かテニスに関する豆知識を披露しろと言われて、自信満々に
「雨の日はコートで練習できない」
こんなオカシナ事を言いつつも、戸島は甘えるのが上手いと言う話に脱線しかかると「今は『甘え部』の話じゃない」と軌道修正し、話も上手く纏めていて驚いた。
佐藤と野呂のネタ披露。 ソワレは「オーディション」
普遍的なネタと内輪ウケのネタをバランス良く混ぜていて、一見さんもおいてけ掘を喰わないし、馴染みの客も納得。
内輪ウケと自虐ネタはやるなと言われているらしいが、要はバランスの問題だと思う。
行く先々の水に合わせてネタは変える物であって、濃い客の前で濃いネタを演るのは悪い事ではない。
一般客の前で演る事も視野に入れているなら、普遍的な笑いの要素のある短いネタを幾つか作って、それを組み合わせて演ると客筋や持ち時間に合わせた調整が出来る。
秋元が見たい。
ネタバレを極度に嫌う友人が、金曜にひまわり組公演を見たので、漸く楽曲その他に触れられる。
その辺りを含めて、つらつら書いていくことにする。
「台風が来る」「大雪だ」そんな日にこそ遊びに出掛けなきゃ・・・ってのを寄席で学んだ身としては見に行かない訳には行かないので、台風が来るってのに朝っぱらから雨の中秋葉原へ。
抜き足差し足で家を出ようとしたら耳敏い親に気付かれて「こんな日に出かけるのかい」。
べら棒奴、こんな日だから出掛けるのだ。
いつもよりは遅く着いたのだけれど、同じような事を考えてきた奴が20人凸凹。
こんな日に並びに来るような筋金入りの酔狂な野郎はお兄哥さんの出来が違うらしく、何食わぬ顔して割り込むような(手引きして割り込ませるような)野暮はおらず、朝並んだ実数とチケットなり割り込み防止券なりの番号がちゃんと合っていた。
一年半からこうやって「アイドルファンでござい」と間抜け面晒して並んでいるが、こんな事は最近じゃ先ず無い。
台風直撃の可能性も有ると言う事で、特別な何かを期待していた向きも有るようだったが、私は普段どおりの事を普段どおりに演ってくれりゃそれで良い。
入場抽選は悪いなりに良く、とりあへず死角の少ないところには立てた。 ちと遠いので飛び道具を活用。
影アナは河西。 「今日はハリケーンの中来てくれてありがとう」トカナントカオッシャイマシタカネ。
例によって舌っ足らずな甘口の喋り方。 かわいいから許されてしまう。 と言うか、許す。
裏表になっている「小野・奥」「中西・佐藤(由)」が共に休みなので、それぞれの担当ユニット部分のみSEEDから「藤江れいな」と「佐伯美香」。 全体曲は14人で。
秋元が居ないので成瀬、大島(麻)が居ないので倉持、増田が居ないので出口、小嶋が居ないので佐藤(亜)と、16人中6人がSEED。
ビル・ワイマンが二人居るローリングストーンズみたいで一寸いただけない。
倉持は良い。 収まったユニットも良かったが、でしゃばり過ぎず卑屈にならず、求められている仕事はきっちりこなしている。
成瀬も意外に良かった。 秋元ありきで書かれていると思われる曲での違和感がもっと有るかと思ったが、嫌悪感は丸で湧かず、淡々と見られた。
少々猫背気味ではあるが、厭味の無い声と動き。
まぁ「どちらが見たいか?」と訊かれれば私は秋元が見たいが。
全体曲では然程感じなかったが、1/3がSEEDなので、ユニットになると流石に一段落ちる感じはある。
「アイドルなんて呼ばないで」は成田、河西、早野、藤江。 ポンポン隊は松原、大堀、増山(下手)、戸島、成瀬、・・・と倉持だったか駒谷だったか(上手)。 ポンポン隊の松原と大堀と増山を中心に観る。
大堀は何処に居ても、舞台の上に居る限りは手抜き無しで常に何かしら仕事をしている。 それでいて悲壮感や重さは無く、楽しく観ていられる。
松原はやる気のある顔が印象的。 多くない出番を大事にして、その場で何を出来るかを常に模索している感じ。 良い表情だった。
増山は大分大人びた顔付きに成ってきた。 以前からの丁寧で綺麗な動きはそのままに、より伸びやかに。
上手に目を転じると、もっともらしい顔で戸島がポンポンを振っていて面白い。
「僕とジュリエットとジェットコースター 」は川崎、佐藤(亜)、佐伯。 SEEDの二人を従えた川崎の一人舞台の感。 SEEDの二人も良くやっているが、比較対象が小嶋だったり中西だったりすると、矢張り一段落ちる感じはあるのだけれど、それでも目立った失敗は無いのには感心する。
「ヒグラシノコイ」は高橋と出口。 オケと出口の歌がシンクロしないで、一寸変な感じ。 前の方で見ていた友人の話だと、ミキサーがトチッたらしく、増田の歌入りオケと出口の歌入りオケが被って流れて出口が戸惑っていたとのこと。
高橋の嵩増しした髪型の上から被せたチューリップハットが変な感じで、寿老人のような縦長の頭蓋に見えて面白い。
「愛しさのDEFENCE」は戸島を観ようと思っていたが、駒谷が予想外に良くて驚く。
戸島が止めたり溜めたり撥ねたりする部分の動きを綺麗に流して繋いでいく駒谷。 厭味の無い巧さ。
違和感が有るかと思った増山も、意外に上手く溶け込んでいた。
「向日葵」は松原、大堀、成瀬、倉持。 普段は八割方秋元を見ているので、所在無く他の部分を観る。
大堀は柱の陰で殆ど見えなかったが、松原の意志の強く出た表情が良い。
歌オケが強めの設定のなのを差し引いても、松原と大堀の歌は良くなっていた。
歌の後のMCでは、しっかり前に出て話を繋いで行く松原と大堀に感心。 大堀は喋るべきところでは喋り、引くべきところでは引き、纏めるべきところでは纏め、ダブルスタンバイで出番が限られる分、一回の舞台でやれるだけの事をやっているのが見て取れる。
「Lay down」。 メモには「戸島は凄いな」と書いてある。 凄い。
秋元がハマり過ぎているので比較するのは酷だが、単体で見る分には十分及第点の成瀬。
大堀の妖しい表情と動き。
何かに似ているとは思っていたが、友人に言われてから、「僕の太陽」はもはやなごり雪にしか聞こえない。
メール抽選が当たらなくても楽に昼夜のチケットが買えたのなんざ何時以来だろうか。 そんな訳で夜のチケットも買えたので観覧。
入場抽選は相変わらず悪く、昼と同じようなところから同じように飛び道具を使って観る。
気が付いたら朝だったので、採ったメモから簡単に。
松原が「嘆きの壁」ではなくなっていた。
大堀、化粧の乗りが良い。
三曲目でオケの頭が飛び、高橋みなみが歌で一瞬うろたえると言う珍しい図が見られた。
河西、アイドルオーラ。 華がある。
戸島、コワイ。
出口≒伊佐山ひろ子
高橋、寿老人
大堀、目の周りがラメラメ。 コント赤信号。
「竹内先輩」で早野の第1ボタンが弾ける。
大堀、「エロい」と言われるのはお気に召さぬ様子。 「カワイイ」と言われて大いに喜ぶ。
何かと言うと「昭和の生き証人」にされる大堀
2日4公演だけの出演の藤江と佐伯。 終演後に挨拶をする際に感極まる佐伯。
大堀は見ていて飽きない。
AKB48が発する情報が劇場公演しか無かった頃は、血道を上げて劇場に通い、通えない日はアイドル向上委員会に目を通して情報を補完し、劇場帰りに時化込んだうどん屋で店員に厭な顔をされながら知己と情報を交換したりオダを上げたりしていた訳だが、今では知己が一人として観覧していない日なんてのはザラで、碌に情報も入ってこなくなった。
反面、劇場以外の情報発信は活発になってきていて、こちらを追いかけるのが大変なくらいなのだから一年有半で世の中変わったものだ。
最近更新が滞りがちな公式サイトの動画日誌、日によって更新頻度が偏るファンクラブサイトのメンバーブログ、一日一回更新の携帯サイトの当番制ブログ。 どれに出てくる小林も常軌を逸していて飽きない。
7/11の動画日誌。 篠田がロケ先のホテルのベッドの上で仰向けになってあられもない姿で腹筋に興じる小林を紹介。
「何のために腹筋してるの?」と問い掛ける篠田に小林曰く
「昼ご飯いっぱい食べるために。」
なんだか判らない。
ところ変わってファンクラブサイトのメンバーブログ。
かき氷って冷たいですよねっ(☆_☆)
なんで冷たいんですかっ
?(原文ママ)
氷を口に入れると何故冷たいのかと言う根源的な問題に切り込んでいく小林。
ぁっ!!そぅぃぇば今日ゎ学校テストだったんですょ!!!
どうだったんですかねっ(原文ママ)
高橋洋二じゃないが、10点さしあげる。
また別の日
すごく日焼けしたのに焼けました(O_O)
まぁ。焼けても、
小林 香菜です。(原文ママ)
煮ても焼いても小林香菜。
我々人類が死に絶えた後にも、小林は生き残るのではないだろうか。
コバヤシ三億年。
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買い被り過ぎたようで、小林の髪は別に事務所が手を掛けてやっていた訳では無いようだ。
携帯サイトのブログがちょうど小林の番で「美容院に行った」との記述があり、公式ブログで支配人が書いていた事を勘案すると恐らく染め直して来たのだと思われるが、
みなさんゎ美容院のニオイ好きですかぁ??
答えて下さいね!!(原文ママ)
どう答えろと言うのか。
小林らしいと言えば実に小林らしく、微笑ましいと言うか、頭を小突きたくなると言うか。
ちなみに私は美容院は嫌いで、床屋らしい昔気質の床屋にしか行かない。
そもそもパーマ液の臭いが嫌いだし、天井見ながら洗髪されるのなんざゾッとする。
しかし小林は、なんでここまで楽しそうに生きられるのだろうか。
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ファンクラブサイトのブログで成田梨紗が4日の晩に
「明日は落語を見てきまああす☆笑はじめてなので楽しみ楽しみ★」(原文ママ)
と書いていたので、ちょいと香盤を調べてみた。
文脈から学校寄席では無いと見る。 学年単位で大人数が入れて、安くて、バスが停められるとなると国立演芸場。 大人数で入れるという条件なら浅草演芸ホールも可能性としては有る。
鈴本と末広はキャパが小さいし、バスでは行き難い。 永谷の寄席は一寸狭い。
国立の上席(一日から十日)は落語芸術協会の真打披露で、
柳家小蝠
三遊亭遊雀
スティファニー(奇術)
桂伸治
春風亭小柳枝
<中入り>
真打昇進披露口上
瀧川鯉昇
ボンボンブラザース(曲芸)
桂 文月(桂快治改メ)
と言う並び。
面白い人もそうでない人も居たが、私は寝ていた・・・てな事を成田は言っていたが、これはまぁ仕方ないかな・・・と。
ちなみに浅草はと言へば
初音家左橋
近藤志げる(アコーディオン漫談)
三遊亭歌武蔵
吉原朝馬
大空遊平・かほり
古今亭志ん五
川柳川柳
太田家元九郎(津軽三味線)
入船亭扇橋
三遊亭歌司
松旭斎美智
古今亭圓菊
<中入り>
金原亭馬吉/金亭原馬治(交互出演)
昭和のいる・こいる
柳家権太楼
古今亭菊春
翁家和楽社中(曲芸)
金原亭馬生
大喜利
成田どうこう以前に私が見たい。
買いかぶり過ぎたようで、劇場支配人のブログを見ると、自分でやっているような感じ。
まぁもちろん美容院には行っているのだろうけれど。
メール抽選なんざさっぱり当たりゃしねぇ。 今日も今日とて朝から行列。
劇場版B.L.T.(・・・と言うか付録生写真)の販売列とチケット販売列を分けたので、チケット列は裏へ。 図らずも入り待ちのような形になり、メンバーの出勤風景を遠目に見る。 小林さまは今日もご機嫌なご様子。
チケット販売が始まる10時頃に、知己と「昨日の今日ですからどうなるか判りませんねぇ」と話しながら公式ブログをチェックしてみると、板野体調不良で戸島に振り替えの報。 漸く戸島が見られる。
例によって雑感を散文的に。
珍しく早く呼ばれて二列目中央。 近いと向こう脛の蚊に喰われた痕まで見えるし、舞台で足踏みした震動が床から伝わって来る。
緊張している所為か、自己紹介が「高橋なみ」に戻っている高橋みなみ。
まだ状況が飲み込めていないと話す戸島。
ドン・キホーテの裏で生写真のトレードに勤しんでいた友人の話だと、戸島がタクシーでやってきたのは12時頃だったらしく、開演が13時だからメイクして着替えて体ほぐしてリハやってるうちに時間切れだったのだと思う。
「トジマが来ると聞いて、マリコとミネギシとトジマが入ってきて最初に何を言うか予想してたんだけど、怒っていたらどうしようかと思ってたら、開き直ってたのでよかった。」と小嶋。
確かに開き直ったようにポンポン隊でポンポンを振っていた。
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メールは外れて小雨ぱらつく中、朝っぱらから並んで何とか昼のチケットを確保。 漸く中で観られた。
ダブルキャストとは言いつつも、替わり番こに出てくるような牧歌的なシステムではないので出る面子は偏っていて、大江とか戸島とか奥とか、私が見たい面子が中々出てこないのが恨めしい。
その割に実態の良く判らないSEEDから何人も出ているのがまた不思議。
楽曲情報も無いし、初見だからメモも取って無いし、根多バレを忌避する向きもまだあろうと思うので漠然と雑感など。
SEEDの二人(倉持明日香と佐藤亜美菜)は公演をぶち壊すような失敗も無く、オーディションからの期間が短い割に良くやっていると思うが、やはり動きをなぞるだけで精一杯で、表情は強張り、目は虚ろ、喋ればガチガチで可也痛々しい。
ダンスが下手糞だと言われてきた小林にしても、伊達や酔狂で一年半から舞台に立ってきた訳ではないので、並んで踊ると差は歴然。
まぁ、小林がここまできちんと踊れるとは思っていなかったので、その点は実に感心した。
細かいところでは矢張り「小林的解釈」が無くは無いが、周囲と調和して綺麗に動いているし、心底楽しそうな表情で舞台に立っているのは、観ていて気持ちが良い。
髪の毛のカラーリング、トリートメントもしっかりしているし、事務所でもそれなりに大事にしてくれているのだと思う。
古典的アイドルポップ調の曲の途中で、手隙のメンバーがチアリーダーと言うかポンポン隊というか、まぁそんな感じで出てきて後ろで踊るところがあるのだけれど、宮澤のポンポンの使い方が上手いので感心した。
宮澤のこう言ったところから、細部を詰めていく営為を積み重ねて舞台に立っているのが見て取れる。
やりたい事をやっている時の表情と、そうでない時のそれの落差が激しい板野は、そうでない時のそれでポンポン隊に参加。
板野とダブルキャストになっている戸島がどんな顔をしてポンポンを振っているのか見てみたい。
快楽原則に忠実なエピキュリアンの板野と、克己心の強いストイシズムの徒の戸島が対になっているってのも面白くは有るが、並べて観られないのは困る。
秋元の指令なのか漫才コーナーを受け持つ野呂と佐藤夏希は、自己紹介の部分から喋り方を変えていて、起承転結のある話を聞き取りやすい声と間で展開。
漫才部分では、今井とのコンビではボケを担当する事が多かった佐藤夏希がツッコミに廻って良い仕事。 根多の展開ではまだ硬さも見られるが、見応えのある楽しい漫才。
これ迄髪を束ねる事の多かった峯岸は、顔の周りの邪魔になりそうな部分だけ暴れないように処理をして、ストレートで。
髪を躍らせて踊るのが上手い。
秋元は、可愛いから格好良い迄様々な表情と動きを見せていて、隙が無い。
どう書いても陳腐になってしまうから、これは現物を見ていただくしかない。
或る曲での下手側。 月も朧に亜美菜佐藤、夏希佐藤、由加里佐藤の三人が勢揃い。 こいつは春から・・・もう夏か。
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ファンクラブ枠も一般抽選も全敗。 カフェの片隅で観覧。
中に入らない事にはどうにもしょうがないので雑感のみ。
前田と高橋とか、秋元と宮澤とか、これまで棒組みで動いていたのを分けているのが目に付いた。 感心したのは、大島優子が入る事によるバランスが上手く取られていた事。
大島は動きの質が違うので何処に居ても目立つ。 これは中西や秋元についても言える。
自己紹介では、各メンバーに大体均等に声援が飛ぶのだけれど、研究生のところではカフェから聴いていてもあからさまに声援の音量が凹んでいて、舞台上のメンバーが盛り上げる様が温かいと言うか世知辛いと言うか。 とりわけ佐藤亜美菜のところでは微妙な空気で、カフェもざわついていた。
気が付くと、舞台上では今日は出ない筈の小嶋陽菜が何食わぬ顔で踊っている。 この人も異質な動きなのですく判る。
途中のMCで「初日だけはどうしても出たかったので、無理言って出させて貰いました。」と説明するも、何の誰兵衛だか名乗らないところが小嶋らしいと言えば小嶋らしい。
小嶋とダブルキャストになっている(・・・と巷間言われている)佐藤亜美菜が後半どうなったのか、モニターからでは判らなかったが、前半のみの出演って事になるとまた世知辛い話ではある。
メンバーが喋るコーナーは増えたが、喋るとなるとチームKの方に一日の長がある。 仕切るほうでは大島と秋元が、盛り上げるほうでは佐藤と野呂が良い仕事をしていた。 特に野呂が凄い。
全曲終わって佐藤夏希誕生日企画。 野呂の仕切りで流れるような進行。 盛り上げ用に野呂が持ち出したタンバリンを、私のものだとばかりに取り上げる小野が良い味。
佐藤夏希が髪型をストレートにしたのは去年の8月の事だった。 「佐藤ってこんなに可愛かったっけ」と言うことで身の回りが盛り上がっていたのを憶えている。 私も驚いた口だった。
今年はどんな驚きを見せてくれるだろうか。
これ迄あまり見られなかった「可愛らしい動き」が、違和感なく出来ていたので感心した。
中で観たい。
オフィシャルサイトからも公式ブログからもリンクされていないスポニチサイト内のAKB48 SEEDのページにしか情報が無いので実に判り難いのだけれど、そこでは「研究生」となっているのでそれに従った。
3人目の佐藤、3人目のワタナベ、中西ではない里菜、里菜ではない中西、成田梨紗ならぬ成瀬理沙etc...。 昔の阪神の中継ぎ抑えわかりにくいトリオ「福間・引間・福屋」を思い出した。
さて、選抜されなかった14人のSEEDは、今後どうなるのだろうか。
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万障繰り合わせて秋葉原。 チームA4th公演の千秋楽と言うより、チームA・チームK体制の終焉となる節目の公演。 柄にも無く手紙なんぞ書いてみたりしつつ、公演までの時間を潰す。
抽選開始前にスタッフ野寺氏より、入り口で星野みちる手書き(コピー)の「ガンバレ!」の歌詞に直筆サインを入れたものを配るので、公演のインターバルで流れる際に歌って欲しい旨おはなし。
抽選入場はそれなりに早く呼ばれて、最後列乍らド真ん中の席を確保。 俯瞰できる場所に座れるのは Beobachter 冥利に尽きる。
開演前の影アナは星野。 なんとなく上ずった声。
普段は楽屋出口あたりでやる開演前の気合入れを、今日は舞台上で。 幕の内側から漏れ聞こえる円陣の声に盛り上がる会場。
オーバーチュアで幕が開き、一曲目が始まると、泣き腫らしたような目をしていたり、泣き疲れて虚脱したような表情だったり、ぐっと堪えた表情だったりするのが其処此処に見られたが、振りや移動をトチらないのは流石。
あっと言う間に三曲終わって自己紹介。 成田の声の裏返るのを久し振りに見た。
さんざ泣いたあとの様な腫れぼったい目でいて、強気な姿勢を貫く峯岸。
自己紹介に限らず、「賢く見られたい」峯岸と「賢い」戸島の語り口の違いが面白い。 そんな峯岸は、ファンクラブサイトのブログの文章も生硬で面白い。 あまり書かないけれど。
「7時12分の初恋」は大江を見ていることが多かったが、今日は全体的に目配り。 最早お飾りではない前田の存在感。
増山の背が伸びたのを改めて感じたり、駒谷の灰汁の抜けた動きに、「クラスメイト」の頃の無駄なやる気に満ち溢れた動きからの確かな進歩を見て取ったりしつつも、ひとわたり観察をすると、矢張り大江に目が行き、大江のソロパートに耳を澄ませる事になる。
上ずった声ながら破綻しない大島に感心する「春が来るまで」。
星野は最初期には梃子摺っていた高低差の激しいメロディラインを上手く歌いこなしていた。
舞台中央から発せられる通称「殺人レーザー」の直撃を受けながら見る「純愛のクレッシェンド」。
ビブラートと言えなくも無い不規則振動を伴う峯岸の歌の脳髄に与える影響について考えつつ、歌とは反対に継ぎ目の無い滑らかな峯岸の動きに溜息をつく。
「Faint」は戸島。 ヨー・ヨーマのチェロのような、それ以上やると下品になってしまうぎりぎりまで溜めた動き。 強い意志をもった眼と気怠げな表情。
川崎が思ったよりきちんと踊れていて驚いたり。
「帰郷」は、「ああ ごめんね」あたりでクネクネと動く佐藤の動きに目が行ってしまう。
歌の後のMCでは、「わたしたち、隠し事はないよねぇ」と釘を刺しつつ、本を出した(共著というか、収録されたと言うか、そんな感じではあるが。)事を黙っていた篠田を問い詰める佐藤。 はぐらかす篠田。
「ダルイカンジ」では、眼鏡着用の峯岸が目を惹く。
峯岸にしろ、板野にしろ、ダンス大好きを公言し、言うだけの事は出来ているメンバーと、そうでないメンバーが並んで踊ってもバランスが崩れないのは、ダンスの素地が無かったメンバーがそれだけ進歩したと言うことなのだと思う。
隠し芸大会でパラパラをやっただけの事はある川崎の動きが美しい「Mr. Kissman」。
歌詞も曲調もべったべたな曲だが、そのべたべたぶりが楽しい。
秋元康の「軽さ」がよく出た曲の様に思うが、厭な軽さではない。
ライトノベルに救われる人生もある。
「君が教えてくれた」では、タンクトップ着用の小嶋の姿態に目が行ってしまうが、あからさまに其処ばかり見ている訳にも行かないので、あっちを見たり、こっちを見たり。
7月発売のシングルになる「BINGO!」。 プロモーションビデオは、人生の酸っぱさがあからさまに出た、映るメンバーとそうでないメンバーの扱いの差が物凄い代物だが、舞台上で歌って踊っているのを見ている分には楽しい曲。
歌の後の「大江先生のダンス講座」のところで、中西誕生日企画。 寄せ書きをした傘を贈っていたのだけれど、その意味を説明する大江の詩的な語り口が印象に残った。
19歳になっての抱負を訊かれた中西は「『淋しい』と言わない」
そう言えば昔は(・・・と言っても高々一年前だが)よくそんな事を口にしていた。 上京して最初の年越しを一緒にした折井は、これを聞いて何を感じただろうか。
メンバーが入れ替わって井戸端会議。 自由な上にも自由に喋る小嶋と、理知的な戸島と、理知的に見せようとする峯岸。
〆ようとする高橋の声が上擦って、表情も崩れかかるが、なんとか持ち直して「軽蔑していた愛情」。
歌い出せばいつもの高橋。
曲が終わって掃けて暗転。
アンコール一曲目「LOVE CHASE」。 蜘蛛の糸を投げる小嶋が素に戻った楽しそうな笑顔。
「制服が邪魔をする」は峯岸と中西を見比べて楽しむ。 中西の過剰なまでに思い切った動きの凄さ。
一旦掃けて暗転。
練習風景の映像に合わせて星野の「ガンバレ!」が流れると、客が歌い出す。
細かい節回しまで揃っていたのは、それだけ皆聴き込んでいるからなのだろう。
再び明転して「なんて素敵な世界に生まれたのだろう」。
そんなに好きな曲ではなかったのだけれど、今日は心に染みる。
この曲で一年有半にわたったのチームAの公演もお仕舞い
千秋楽の千秋楽と言う事で、一言づつ将来の目標など。
「なんだかんだで芸能界に生き続けるような芸能人になりたい」と語る佐藤。
何になりたいかは決まっていないが、毎日千疋屋のフルーツを食べられるようになりたい・・・と峯岸。 銀座千疋屋なのか、京橋千疋屋なのか、千疋屋総本店なのか、そこが問題だ。
「役者です」と強く言い切る戸島。 女優と言わない気概。
最後に星野が「ガンバレ!」を生で歌って、星野の送別企画へ移行。 既に増山に身長を越されたくらいで、突っ立っていると小さい星野だが、歌いだすと大きく見えてくる。
歌が終わって、一人づつ星野に餞の言葉を。
「二十歳になったら呑みに連れてってね。」と成田。
酒にまつわる話が禁止になって久しいが、星野の酒の話にはいつも夢があった。
「うん、わかった。」「庄屋ね。」と星野。
から揚げをポチャッと醤油に落として、撥ねた醤油がピチャッと耳に入った話の舞台も庄屋だったのだろうか。
星野との思い出に絡めつつも、小嶋はいつも通り自分の話を。
なにやら星野の耳元に囁く前田。 楽屋のトイレ掃除を請け負ってきた星野に、「トイレのことは任せて」か何か言っていたようだった。
それを受けて星野は例によってニヤニヤしながら「アイドルなんだから、そう言うことはしなくて良い。」「そう言うのは由加理ちゃんあたりにやらせれば良い。」
やさぐれる佐藤。
「私も卒業できるようにがんばる。」と川崎。
そう言えば、満を持して辞める様に感じるのは星野が初めてだ。
大島の番が廻ってくると、星野は「来た・・・」と言いながらニヤニヤ。 泣きそうになるたびに黙る大島。 泣き崩れずに言葉を繋いでいた。
他のメンバーの星野とのやり取りを遠くから眺めていた戸島は、自分の番が廻ってきても星野の傍に寄ろうとせず、頭脳の明晰さは保ったまま幼児退行して駄々を捏ねたり甘えたり泣いたり、揺れ動く気持ちを詳細に解説したり、「笑わせるつもりで喋ってるんじゃないのにお客さんが笑う」と更に泣いたり。
珍しくピーピー泣きじゃくる増山。 泣きじゃくりながらも上手の袖で見ている折井を横目で見つつ、折井の時はあまり泣かなかったので気まずいなんてのは、矢張り増山らしくあった。
星野は最期まで星野らしく、前歯を見せながらニヤニヤしていた。
普段は不得要領な事をボソボソしゃべって、言葉に詰まると「お願いします」で無理矢理纏めて誤魔化す星野が、最後だけあってしっかりした言葉でこれからに向けた抱負とこれまでの感謝の言葉を述べて〆。
「せーの!」で手繋ぎ挨拶。
いつものように手を振りながら左右に掃けて、いつも以上にいつものような終演。
最後の最後の星野の影アナを聞いて劇場を出た。
ニコニコ→前田、中西
ニヤニヤ→小嶋、星野
ニタニタ→川崎
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抽選対象内2枚と言う惨状。 抽選対象外で詰め込むも、目の前でお仕舞い。 虚しくカフェ観覧。
移動が忙しくなると振り付けが適当になる仲川。 初期の小林を思い出した。
井上は思い切りの良さはそのままに、動きが止まるべきところで止まるようになって来た。
舞台の上の人としての表情を保てるようになって来ているし、喋るほうも着実に進歩している。
米沢の自己紹介が簡潔になり、野口や多田のそれも客の反応を確かめない形に変わっていた。
客の反応がマンネリ化しつつあったので、こうした変化は良いと思う。
例によってMC部分は碌に聴き取れないので、聴きたい部分は耳を欹てたり、聞こえる場所へ移動したり。
自己紹介のお題は髪型がどうのと言う話。
編みこみに二つ縛りと編みこみでストレートの日が有ったが、今は編みこみでストレートにしています・・・と、さりげなく話を終わらせようとするも、横から柏木に「私、本当の理由知ってます。」と口を挟まれて狼狽する片山。
柏木:「ホントは帰るとき恥ずかしいからだよね?」
片山:「なんで、なんで言うのー。」
てな感じで、嘆く片山と、そうじゃないなら黙ってれば良いのに・・・と、にべも無い柏木。
この二人のやり取りはいつも楽しい。
ここに限らず、柏木の蕎麦屋の湯桶ぶりは楽しい。
厭味にならず、オチもある。
「Blue rose」のマイク蹴り倒し・引き起こしが四者四様で面白い。
引き起こすとき、毎度マイクが上を向いてしまって直すのに手間取っていた米沢が、引き起こしを早くして歌いだしの前にマイクを直せるようにしていた。
こうして少しづつ進歩していく様を見ているのは楽しい。
「雨の動物園」のあとの動物奇想天外なMCでは、「禁じられた2人」の科白部分を4人で。
素読みの多田、小手先で弄る早乙女、教科書を音読するような片山、棒読みの野口。
生真面目そうでいて隙の多い片山が良い味。
「日付変更線」の後のテストにまつわる話で「『いいくにつくろう鎌倉幕府」を「よいくにつくろう鎌倉幕府』と憶えていて、4192年だと思っていた」と、さらっと物凄い事を言い放つ野口。
おそろしい。
柱の内側しかカメラには映らないので、魅惑の三白眼は一瞬しか見られず。
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朝寝をしてのんびり出掛けたら、土曜にしちゃ人が多い。
夜は落語なのでキャンセル待ち覚悟で割り込み防止券を貰ったら、矢張りキャンセル待ち9番。
9人くらい抽選枠内で入れるだろうと思ったら、抽選枠内は8枚で打ち止め。 抽選枠外1番目に入場で立ち見2列目。 立ち見最前列は大人しい顔ぶれで立ち見乍らそれなりに見やすい。
柏木が前髪に分け目を付けており、上がったり下がったりする左眉が表情を生かしていた。
激しく踊っても微動だにしない仲谷の前髪が面白い。 隙を見せないキャラクターを象徴しているように思った。
今日もダボハゼのように全ての話題に喰らい付いて行く仲川。
オチも何も無い事が多いが、前へ出ようとする姿勢は買える。
アンコールで片山が消えて、どうなるかと思ったが「シンデレラは騙されない」で復帰。
口ずさみながら踊る菊地と多田の間で、唇を真一文字に引き結んで妖しく踊る魅惑の三白眼を堪能。
終演後に平嶋仕切りで7月に出るシングル「BINGO!」のPVを鑑賞。 平嶋の顔がやけに紅潮していて、声も枯れていたのが気になった。
PVの方は、食事で腐った肉を出されて暴動を起こす映画みたような物。
モンタージュの多用はエイゼンシュタインへのオマージュだろうか。
夜の落語までの間繋ぎに出掛けてみたが、思いの外出品枚数が多く、閉館ギリギリまで鑑賞。
多すぎて何処に何があるのか非常に判りにくく、メキシコの写真が集められた一角にスペインでのものが混じっていたり、分類も大まかというかいい加減と言うか。
楽しくはあるが疲れる写真展だった。
「アンリ・ミショー展 ひとのかたち」と「所蔵作品展 近代日本の美術」も併せて鑑賞。
結局、常設展が一番面白くて、小杉未醒の「水郷」とか中村彝の「エロシェンコ氏の像」とか岸田劉生の「道路と土手と塀(切通之写生)」、鏑木清方の「明治風俗十二ヶ月」の中の「金魚屋」と「菖蒲湯」あたりが見られたのは嬉しかった。
戦争記録画も2点。 見たかった宮本三郎のは無かったが、福沢一郎の「船舶兵基地出発」と言う震洋を描いたのがあって驚いた。 島尾敏雄の乗っていたのはこれか・・・。
立川流の前座二つ目3人の同期の噺家さんの会。
開口一番の千弗さんも含めて7月から全員二つ目。
「うなぎ屋」千弗
「佐野山」談大
「死神」志らら
<中入り>
「短命」吉幸
なかなかの入りで良いお客さん。
談大さんの「佐野山」は珍しく登場人物の殆どが怖くない。
志ららさんの落語は久し振りに聴いたが、思ったよりちゃんとしていた。
吉幸さんは今日も良かった。
客席の空気を自分の色や温度に変えられる人は出世すると思う。
ファンクラブ枠で外れた時点で終戦、休むためには休む為の根回しや段取りが必要になるが、あまりに時間が無い。
観るためには先ず原資としての賃金を得なければならないし、開演はいつもより1時間早いし、外れた時点でカフェ観覧すら望むべくも無い。
残業だナンダとひっ絡まって、劇場に着いたのは8時を廻った頃。 流石にアンコールまで終わってやがった。
「私の時間ですから」と、野呂仕切りで暫し進行。 梅田の話を聞いたりなんだりしているうちに風呂敷を頭から被った頭の打ち所の悪い人みたいな高田が登場し、去年の11月のゴングショーで物議を醸した腹筋背筋をやりながら山手線の駅名を言う芸とも言い難い芸を披露。
これを二度見られるたぁねぇ・・・長生きゃするもんだ。
場が和んだところで端から千秋楽にあたっての所感など。
まぁ詳しい事ぁ書くべき人が書くだろうし、ビールをチェイサーにBeefeater舐めながら書いているので既に記憶も曖昧、私的備忘録にとどめる。
小野が1stの頃にやっていた「みんなと心を一つにする良い方法を思いついた」と言って、皆でチームKのポーズをするってのをほぼ一年ぶり、・・・いや、1stの公演を再演した際にもやっていたかも知れないが、兎に角久し振りに再現。
あの頃は正直なところ辟易しながら観ていたのだけれど、こうして見せられるとその「辟易していた思い出」そのものが懐かしく愛おしい。
野呂のは辞めるメンバーについて話が及ぶと「まぁ、辞める奴も二人居ますが・・・」てんで「卒業」なんて陳腐な言葉を使わずに通していた。
「子供っぽい部分もあるので、そのあたりも出したかったけど、本当の子供には勝てない」など、野呂の面白味がよく出た挨拶だった。
一通り終わったところで、もう一度「草原の奇跡」。
歌は聴けないと思っていたので、これは嬉しかった。
辞める二人が最後に挨拶。 高田のだらだらした話も、これが聞き収めかと思うと寂しい。
そのだらだらした話に「長い!」と割って入った今井が挨拶をした後、この日の為につくったと言う自作曲「ありがとう」を披露。
タイトルを聞いた瞬間に頭の中で歌い出した水前寺清子をなんとか追い払って謹んで拝聴。
最後に手繋ぎ挨拶をやり直して〆ていたが、こう言う時にはいつも音頭を取って纏めていた秋元が次の仕事で抜けてしまった後だったので、グダグダで幕。
公演の本編は観られなかったが、最後の瞬間に立ち会うことが出来て良かった。
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何も無い平日のチームB公演だから見られるだろうとタカを括って秋葉原。
劇場には開演前に着いたものの、何時に無く混んでいる。
何とかチケットは買えたので入り口へ向かうと団扇を配っている。 明日が早乙女の誕生日なので、一日早く生誕蔡。
平日にしちゃ混んでいて、立ち見3列目くらい。
なんとか全体を見渡せる位置に陣取って、開演を待つ。
片山が意外に面白いことに気付いたので、前の人の頭の間から井上を見たり、柏木を見たり、片山を見たり。
見たい所が見えない日は、普段見ない部分で面白そうなところを注視。
「Blue rose」は渡邊を中心に。 派手さは無いが、綺麗な止め撥ね払いが美しい。 楷書の芸。
「禁じられた2人」は仲谷。 柏木にばかり目が行っていたけれど、仲谷の科白廻しも凝っている。
「雨の動物園」は片山の歌を聴く。
程好く上手くて、歌いだしのタイミングがずれないので、聴いていて疲れない。
「ふしだらな夏」からの四曲は、あっちを見たりこっちを見たり。 カールグスタフみたいな井上と、ドラグノフみたいな柏木。
「シンデレラは騙されない」は三白眼の片山が見たかったのだが、柱の影で見えないので遠くの仲谷を見たり、近くの井上を見たり。
終演後に八幡山の駅前のあたりから来たような浦野の寒いシンデレラの仕切りで楽しく早乙女の誕生日を祝う。
早乙女の喜び方が初々しくて良い。
手繋ぎ挨拶をやり直して終演。
例によって開演直前に劇場へ。
今日から野口復帰と言うことで、なんとか入れたが混んでいる。
三曲終わり際に米沢がするするっと入って来たが、気が付くと渡邊が居ない。 差し引き13人で自己紹介。
不得要領だが何故か許せてしまう野口の自己紹介を久し振りに聞いた。
毎度ツッコミどころの多い片山の自己紹介に茶々を入れる柏木が楽しい。 ツッコんでもツッコまれても絵になる柏木。
自己紹介1列目と2列目はこうやって話が拡がったり膨らんだりするが、3列目になると寂しくなる。 菊地は頑張っているが。
まだ治りきらないのか、話し始めて咳き込み、眉をハの字にして涙目になりながら言葉を繋いでいく米沢は美しかった。
自己紹介の今日のお題…「今だから言えること」
ナルハン井上のお答えは、浦野の「(前頭部を指差しながら)ここにティアラが見えるの〜」ってのを聞いた時に
「なにがティアラだよ(←吐き捨てるように)…と思った」
ジョージ・ワシントン並に正直な井上。 井上だから洒落になる。
今は「うっすらと」見えるそうだ。
「Blue rose」でも眉がハの字になりがちな米沢。 ご自愛いただきたい。
マイクをそぉ〜っと蹴って、素早く引き戻して角度やら何やらを直す時間を稼ぐ井上と、ゆっくり引き戻して歌いながら角度を直す米沢の対比。
井上のコートは腹が出ないようにする為か、翻らないように細工がしてあるのだけれど、これは野暮だ。
一時期野呂が着ていた継ぎ足しTシャツを思い出した。
化け物じみた大島優子と比較される宿命の重荷を背負った柏木は、大島同様常に試行錯誤。 本人は大変だと思うが、面白い。
それを見て仲谷は何を感じているのか。
野口復帰で人数の増えた「雨の動物園」だが、歌は片山のワンマンショーの趣。 喋りになると野口が持っていってしまう。
「転がる石になれ」の頃になると顎が上がって肩で息をする仲川と、舞台の上の人の顔を保ちつづける平嶋の差が出てくる。
「元気」とは何かについて考える。
「シンデレラは騙されない」では今日も片山中心に。
片山の目つき顔つきが何かに似ていると思っていたのだけれど、「柳生一族の陰謀」の烏丸少将(成田三樹夫)だった。
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秋葉原から廻せないのは判っていたので、そっちは蹴飛ばして越谷へ。
「漫才」宮田陽・昇
「河川漫談」世界のうめざわ
「コント」三遊亭王楽とガッポリ建設
陽・昇さんは、サラリーマンは実は働いていないと言う壷算みたいなネタ。 話には聞いていたが面白い。
世界のうめざわは師匠のコロムビア・トップの話で温めてから河川ネタへ。
都内の河川が専門なので、埼玉に来てどうするんだろう・・・と思ったら、ちゃんと下調べをしてご当地ネタを仕込んで来ていた。
ガッポリ建設は、いつものネタで温めたところで王楽さんを呼び込み。
ガッポリネタ→コテコテの落語家的所作→ガッポリネタ
という流れで、ステレオタイプな落語家像を演じる王楽さんが大した事はしていないのに自棄に面白く、いい流れで終演。
メール予約が当たらなくても昼夜分まのチケットを確保。
開演までの間繋ぎに、御徒町でつけ麺を手繰ってから裏町を歩いていたら天体望遠鏡屋を発見。 冷やかしがてら覗きに行ったら、店頭でオペラグラスの投売り。
「これさえあれば何処でも最前列」てんで洒落で購入。
このおふざけが凶と出て、抽選入場の籤運は最悪で最終順入場。
お立ち台の片隅が空いていたので其処へ。
公演やら練習やらに絡んだ怪我で松岡と渡邊が、そうではない怪我で野口が、気管支炎で米沢が、更には学校行事で平嶋が休演。
流石に舞台上はスカスカなのだけれど、音だけ聞いている分には左程気にならない。
片山の安定した歌唱が救いになっている。 むしろ片山が歌った方が安定するくらい。
菊地が泣くのを我慢して無理に笑っている表情で気にはなったのだけれど、開演前にまた何かあったのか、コンタクトがずれたのか、汗が目に入ったのか、その辺りはよく判らないが、以前より表情に強さが出て、良い顔になっている。
仲川があからさまに振り付けを間違えたり、凍りついたり、絶望的な表情を出さなくなったので、どう変わったのか観察してみた。
相変わらず口が半開きだったりするが、「隙があるほうが可愛い」と言う向きも有るようなので、これはこれで良いのだろう。
振り付けに関しては「仲川的解釈」に基づいて、完全に正しくは無いが間違ってもいない流れに沿った動きにはなっていて、小林とはまた違った方向で特異な動きをしていた。
進歩ではあると思う。
井上が髪の色を明るくしたのは賛否有りそうだが、緩く巻いた二つ縛りの髪型は良く似合っていた。
時折、上方の言葉を使うが、増田ほどのコテコテ感が無いのは居住地域の差だろうか。
柏木は前髪を多少切ったのか、眉が見えるか見えないかくらいになっていて、表情に変化が付いていた。
オペラグラス越しでも目が合ったような気にさせるところがまた恐ろしい。
普段は中央しか見ない「シンデレラは騙されない」は下手側に注目してみる。
他の曲では柔らかい笑みを浮かべる片山も、この曲では顎を引いて挑戦的な顔になる。
顎を引くと三白眼になるきらいはあるが、曲の世界観には合った妖しげで良い表情。
台本を使っての進行も上手くなっているし、歌も走らず遅れず外さずで安定して上手いし、始めの二た月は印象が薄かったが、今月に入ってからは注意して観るようにしている。
まったく籤運が無い日で、ソワレも最終順に近い入場。
椅子席はなんとか確保。
この劇場の大きさでオペラグラスを使うと、舞台上からは誰を見ているのかあからさまに判ってしまうので政治的にあまり宜しくないし、そもそも怪しい。
視野が狭くなりやすいし、AやKでは一寸使い難い。
渡邊の喋りが楽しい。 チームAでは自己紹介以外では殆ど喋る部分が無かったので隠れていた美点が良い形で出て来ている。
激しい曲が多いセットリストではあるが、浦野の柔らかい動きの美しさは、ゆったりした曲の中で出てくるので、「Don't disturb!」では浦野も見ていただきたい。
ソワレは平嶋も出演。
どこのMCだったか、「チームBで一番元気」と主張する仲川に異議を唱える平嶋。
元気が公演の最後まで持続しているのは平嶋なので、私は平嶋に軍配を上げる。
今月に入って私の中での評価が上がったのは片山と菊地、特に片山。
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千秋楽まであと二回。 楽日の開演がいつもより一時間早く、メールでの完全抽選ということも有って、今回も望み薄。
頑張れる時に頑張って見てみようと朝から並んでみた。
始発で出て五時半前には着いたのだけれど、既にボーダーラインは越えており、キャンセル待ちになる可能性がある旨告げられつつ、しばし並ぶ。 結局キャンセル待ちにはなったが、望みの有る番号ではあった。
抽選枠内のキャンセル待ちが8枚出て、何とか入場。 松原誕生日企画が重なり、比較的早く呼ばれたものの、センターブロックは全て埋まっており、下手側の通路脇を確保。
今日はプレスやら関係者やら取引先やらが大挙やって来ており、上手袖の扉前だけでは収まりきらずに、下手柱前通路にもズラリ並んでいた。
「友よ」が始まって秋元と高田が柱で見えない事に気付く。 まぁ、仕方が無い。
河西が早くも涙目になっていたが、最後まで泣き崩れるようなことは無かった。
千秋楽で今井と高田が辞めるのと、チームKとしての公演も一区切りつくのとで、色々と思うところはあるのだろう。 泣かないまでも涙目になっているメンバーもちらほら。
自己紹介コーナーの最後で、小林から梅田が休演であることの告知。
2ndの途中で怪我をして以来、断続的に出演はしていたが、結局公式ブログでの告知も無いくらい恒常的な休演になってしまった。
「泣きながら微笑んで」の大島は今日も良い仕事。 間奏部分でも表情や視線の動かし方、足の運び、すべてに説得力がある。
「MARIA」は出だしで走るようなことも無く、増田の歌唱が終始安定していた。
大堀の表情や動きの艶やかさを今日も堪能。
千秋楽まであと二回と言うことで、湿っぽくなりそうな空気にならぬように、努めて明るく振舞おうとする統一した意思のようなものが感じられた公演だったが、中でも秋元が率先して盛り上げていたのが印象に残った。
これは今井が「脳内パラダイス公演」の千秋楽を持ってAKB48を辞める事を発表した日もそうだったのだけれど、この日も纏めるべきところ、締めるべきところで良い仕事をしていた。
全曲終了後にケーキと花束が運び込まれて松原誕生日企画。
声を震わせつつも、泣き崩れずに乗り切る松原。
千秋楽は6月の頭だと思っていたので、チームKで誕生日は迎えられないと思っていたが、チームKの公演で祝ってもらえて嬉しいというような事を話していた。
それを聞き乍ら、ニット帽を目深に被り、後の扉に凭れて泣き顔を見せまいとする大島が左右から突付かれていた。
最後も秋元が明るく〆めて大団円。
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開演後に入場。
チラシには
シャチの恩返し(原作・横田順彌・・・とあったが、前半は落語無しで三四楼的宇宙論。
他 古典落語2席
嫌なら帰れば良い。 そして二度と行かなきゃ良い。
木戸銭が惜しけりゃ返してもらえば良い。
「俺はきみの落語が聞きたい」ならわかる、しかし「みんな」ってのは何なのか。
こいつは帰らずに最後まで居た。
チラシに書いた内容を説明無しにやらないのは悪いが、怒り方があまりに大人げ無い。
後半は普通に(普通でもないが)落語。
「青菜」をみっちり。
Chocolove from AKB48のイベントが有ったが、色々煮詰まって遠出する気力も無く、今週末のAKB48がらみの行動は日曜のソワレのみ。
秋元も中西も宮澤も好きだが、そもそも握手会と言うものが苦手なのと、今回の楽曲がどうも好みで無いと言うか、個性が生かされていないと言うか、音域が余りに嘘臭いと言うか、あのメイクはねぇだろうと言うか、兎に角まぁそう言う事なのとで、どちらに行くべきか天秤に掛けて、判断がつかずにどちらも蹴飛ばして引き篭ろうとしつつも、劇場公演に未練が残ってのこのこ秋葉原へ出掛けた次第。
罰が当たって最終順に近い入場。 足取り重く劇場に入ると、未だ椅子席に空きがある。
最終順で入った友人も立ち見最前列を確保出来ており、ソワレのチケットは押さえたものの、横浜の奥地でのChocoloveイベントから開演までに戻って来られなかった連中の分の隙間が相当有ったようだ。
引き続き怪我の3人が休演。 マチネには居た上村がソワレで消えて今日で一年。 怪我の3人は戻って来られるのだろうか、戻って来て居場所はあるだろうか・・・と開演前に友人と暗く話したりもした。
早乙女がメイクと髪型を変えて来た。 試行錯誤をしている点は買える。
一列目二列目と較べるとドーンと地味になる印象の強かった自己紹介三列目は、菊池が他のメンバーの部分に上手く絡んで盛り上げていた。 菊地は歌も踊りもさることながら、喋るほうでも実に良い仕事をしていて、日毎に客の声援も大きくなって来ているように感じる。
高いレベルで安定している柏木は、今日も良い仕事。 細かいニュアンスをより遠くへ伝える為なのか、仰角の付いた動きが面白い。
脊髄反射で好きな事を喋る多田が面白い。 身も蓋も無いことを口走ってもしょうがないと思わせるコドモの強み。
井上が他の人が振った話に喰い付いて行けるように成ってきた。 黙って頷くだけだったのを考えると、大きな進歩ではある。
片山の歌の美点は、技巧の高さそのものではなく、程好い上手さとその安定性にあるように感じた。 鼻濁音も綺麗だった。
チームBは、公演としての完成度然り、移籍組や出来すぎる一部のメンバーを除く各自の現段階での能力然りに関しては矢張りチームAやチームKに及ばないが、発展途上にあるものの成長を見守れるという点に於いては、既に何者かになりつつあるチームAチームKに比しての面白味は有る。
柏木由紀・・・フンメル
例によって開演直前にチケットを購入して、抽選外で入場。
空いていたお立ち台の隙間に潜り込む。
舞台中央の美味しいところは丸で見えないが、何を喋っているか聞こえるだけでもカフェ観覧に較べれば精神衛生上格段に宜しい。
昨日同様4人休演。 渡邊は復活したが、中谷がアンコールを休んだり、全部出たものの浦野の右膝にサポーターが巻かれていたり、更に休演が増えそうな危うさはある。
然し乍ら人数の少なさや潜在的怪我人の存在が悲壮感や焦燥感に繋がらずに、明るく楽しい公演に終始していたし、穴を埋める立場の人間も大きく成長していた。 菊地と片山が実に良い。
終演後に友人と軽く立ち話。 意見が一致した点としては
・浦野は灰汁が抜けて見やすくなった
・片山の歌の上手さは救いだ
・菊地の動きが良い
の三点
「Blue rose」はマイクをゆっくり蹴り倒して素早く引き戻す井上の動きが面白い。
曲の途中で米沢のマイクのシールドがセリに絡んでしまい、袖からスタッフ氏が色々頑張っていたが、曲の終わりで米沢のマイクスタンドを引き倒してしまったところで時間切れ。 「禁じられた2人」の後の暗転が長引せて調整していたがそこでは直しきれず、「雨の動物園」が終わったところで漸く修復。 機械への損傷は無かったようで後半はつつがなく。
「シンデレラは騙されない」の前のMCで渡邊が怪我で休演のメンバーのうち、松岡の名前を言い忘れて客席が軽くざわつく。
あの夜から一年・・・。
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久し振りに平日公演を抽選対象で見た。 籤運はそれなりだったが、米沢誕生日と言う事も有って入場した客が中央に集中していた。
上手下手の前の方は未だ空いていたが、全体を見たいので中央6列目。
渡辺。松岡、野口が怪我で、平嶋が修学旅行でお休み。 麻疹で休演していた渡邊は一部復帰。
前回観覧時に気になった井上を中心に見る。
出だしで表情が冴えなかったような気がしたが、途中から気にならず。
膨張したように見えるが動きは寧ろ良くなっており、勢い余って流れるような部分は目に付かなくなった。 下に付いた筋肉が上部の脂肪を消費しきれていないのだと思われる。
この人は動きに集中すると表情が硬くなる傾向があるが、それも目に付かなくなって来たという事は、それだけ振り付けが身体に馴染んできたということなのだろう。
口下手だったMCも含めて、概ね改善傾向にあったので安心した。
「Blue rose」は渡邊が復帰。 居ると場が安定する。
浦野の動きがこなれてきて、過剰なロック姉ちゃんぶりへの違和感が無くなった。
こちらが慣れただけかもしれないが。
井上の思い切りの良い動きと、浦野の手練手管を駆使した動きの対比も面白い。
「禁じられた2人」は、歌が走りがちな中谷とじっくり溜める柏木の違いが面白い。 微妙なバランス。
休んでいる四人がごっそり抜けた「雨の動物園」だったが、片山の歌の上手さが光っていた。 小林があれだけ梃子摺っていた曲を難なく歌いこなしていたので驚いたが、単に小林が下手過ぎたのかも知れない。
然し乍ら小林はあの絶望的な歌唱力でもあの曲を見世物として成立させていた訳で、それはそれで凄い。
米沢誕生日企画は「僕の打ち上げ花火」と「シンデレラは騙されない」の二段階で。
終演後の影アナで今日の担当者である渡邊が米沢に一言喋らせてたのは良い仕事だった。
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