「決定」というより「抜擢」と表現したい。
野暮な勘繰りは抜きにして、とりあへず小林に大きな仕事が来た事を喜びたい。
世の中、判り易いものにしか喰い付かない連中が多くて、小林に限らず、AKB48の中でその良さが判り難い連中はなかなか人気が出ないし、人気が出ないと仕事も来ない。
昔、戸島に付く客が少なかった頃、友人に「なんでですかねぇ」と訊ねたら答えて曰く「なまものだからね」
劇場公演で生で観るとなんとも凄いのだけれど、雑誌に載ってもその良さが伝わらない。 劇場公演など無いに等しい昨今は、劇場で発見してくれる客そのものが居なくなってしまった。
そんな中、一年と言う長きにわたり定期で仕事のあるイメージガールに成れたと言うのは、実にありがたいことだ。
時間が出来たらもう少し何か書く予定。
@香菜さん
Night view DJ に関しては、原稿の下読みさえしっかりやっていれば問題ないと思います。
スタッフは腕っこきです。
t200ki さん
ニュースにはまだなっていませんが、本人が発表したので良いのではないかと。
表紙と巻頭グラビアに Not yet だったのだけれど、中山雅文の退屈窮まる写真と拙劣な編集に辟易して購入見送り。 しかし、この判断は誤りだった。
佐藤すみれ
巻中グラビア4ページ12カット。 撮影は川島小鳥。
前述の通りで購入を見送ったら、佐藤すみれのグラビアは実に良い出来。
露出面積の多い水着では、若干表情が硬いが、その硬さがプラスに振れている。
笑顔は画一的で変化に乏しいのだけれど、素でカメラと向き合った時の憂いを含んだ表情は実に良い。
モデル経験がマイナスに働いておらず、服ではなく、自分を見せる撮られ方も出来ている。
憂い顔が美しく、属性としては陰なのだけれど、それでいて華がある(この辺りは大島優子に通ずる)。 本格的なグラビアの仕事はまだ少ないが、撮れば撮るほど良くなるモデルだと、私は思う。
水着映えもするのだけれど、服を着たグラビアで壁や鎧を外した表情を見たい。
震災関連の特別編成は続いており、内容はそれに沿ったものになっていたが、とりあへず今週は放送。 抑制された中にも、梅田らしさは感じられる30分だった。
普段はあまり掛からないAKB48が纏めて4曲。
元気になれる曲として掛けた「大声ダイヤモンド」にも「桜の木になろう」にも何等感興は催さなかったが、「夕陽を見ているか」で涙腺が緩み、最後に掛かった「桜の花びらたち」では様々な思い出が去来して、少し泣いた。
東京タワーのイメージガールを2期務めた梅田も、この三月で次の誰かに襷を渡すらしく、番組そのものは続くものの、梅田の(そして HARRY さんの)担当は来週限りとのこと。 世の中が平静を取り戻した中での放送になる事を祈りたい。
語彙が少なく、言葉の撰び方も少々ぞんざいではあったが、落ち着いたその声は耳に優しく、ラジオ向きだと思う。
また何時か、ラジオから梅田の声を聴きたい。
ゲームという物をやらなくなって久しい私であるが、巻末にぱすぽ☆のカラーグラビア8ページと言う事で買ってみた。
私が読んで楽しめる記事は、分量こそ少ないものの幾つかは有り、吉祥寺のハモニカ横丁探訪など、質もなかなか。 アイドルも細かいところで使って貰えている。
ぱすぽ☆以外で目に留まったのは、ニンテンドー3DS体験記事にバニラビーンズ、SKE48が2ページでグラビアとインタビュー、アイドリング!!!の連載ページなど。
ぱすぽ☆
8ページ39カット、撮影は塚原孝顕。
成田の航空科学博物館で撮影。 YS-11のタラップに10人並べたカットから始まり、屋外撮影分は袖なしデニムにパニエの衣装で、踊らせたりじゃれ合わせたりして動的に。 屋内(機内)撮影分はフランス陸軍風の黒い衣装で、何人かずつ組ませて静的に。 普段は激しく動くのを遠くから見ているので判りにくい衣装の細かい部分まで良く判る。
現代の大型ジェット旅客機より、YS-11の方がグラビア映えする。 欲を言えば全日空色のYS-11より、エールフランスかKLM色のフレンドシップなのだが、国内にあるはずも無く
簡易だがタラップに並ばせて撮った1ページ目から始めて、10人の個別写真を並べる構成も良い。 判っている人による、判っているグラビア。
残念ながらこうしたグラビアの方が少ない訳で、当分の間はこれがぱすぽ☆にとってのグラビア仕事の代表作になるのではないかと思う。
岩村捺未はカメラ慣れしていつつも、媚びたところも巧んだところもなく、そのまま撮られている。 この「そのまま」が、実は難しい。
表情こそ「ニヘラー」っとした感じに終始しているものの、カメラと向き合う角度が一定しないので、表情に変化があるように見える。
素材の力で見せる奥仲麻琴。 見せ方の上手い増井みお、安斉奈緒美、佐久間夏帆。 岩村と同じく巧まない森詩織。
現場人気の高い根岸愛と槙田紗子は、カメラを前にして少々考えすぎてしまった感じ。 灰色の脳細胞が邪魔になる事もある。
玉井杏奈は動いてナンボなところがあり、静止画だとその魅力が伝わり難い。
藤本有紀美もカメラの前に立つと構えてしまって、表情が単調。 カメラから意識が離れた瞬間を捉えたカットは、塩分過多ながら味わい深い表情。
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表紙の中央には "アイドル"という言葉が輝く時代 とある。
グループアイドルばかりが持て囃される偏りはありつつも、アイドルであること、ファンとしてそれを楽しむ事が肯定されないまでも是認はされる世の中になりつつある事に感謝したい。
AKB48(大島優子、北原里英、小嶋陽菜、高橋みなみ、宮澤佐江)
表紙と巻頭グラビア、7ページ6カット、見開き1箇所。 撮影は桑島智輝。
見開きで集合、あとは個別で1ページずつ。
春らしくピンクで揃えつつ、個々人に合わせた「らしい」衣装。 高橋と北原は膝の下辺りから、小嶋は全身、大島と宮澤はアップ、ピントの置き場も深度も適切、そして構図の切り方が実に厳しい。
5人が5人「らしく」撮られているし、スカートの裾を掴む手、髪を触る指、様々な形で表情を出している。 切り取り方の巧さもあるが、小嶋と宮澤、そして大島が特に良い。
大島は困った写真。 表紙、集合、個別と全て違った趣の表情。 どれも良いのだけれど、個別のカットが凄まじく良い。 顔の右半分と左半分で考えている事が違うような、何とも形容し難い表情なのだけれど、それを読み解こうとするとずるずる引き込まれてしまうような怖さがある。
正常な判断が下せなくなるので、出来るだけ引いて見ていたいのだけれど、深みに嵌まりそうな一枚。
鈴木愛理
6ページ6カット、撮影は西田幸樹。
雪の降る街で撮った2カットと、屋内で撮った4カットで構成。
万遍無く廻った光の中で見せる柔らかな表情。 降り積む雪の眩しさは、浜辺の太陽の眩しさと「眩しい」が異なる。 曇天の西田幸樹にハズレ無し。
週刊誌などでは未だに真冬でも海辺で撮った水着グラビアを載せたがるが、それとは対極にある、季節に合わせたグラビアを乗せてくれるUTB。 有り難い。
bump.y
6ページ6カット、撮影は長野博文。
長野らしいグラビアでは有るが、今回は些か光が強すぎるようで、眩しげな表情が散見される。 この5人はね変な小細工をせずに撮った方が良いように思う。
松山メアリは大理石のような硬質な美しさ。 色気とかそう言うものとは、別の部分の美。
桜庭ななみは長野の撮影手法に身を任せて、「撮られる」と言うより「撮らせている」感じ。
高月彩良は長野に幻惑されて良い具合に思考を停止して素材の良さが出ている。 逆に宮武美桜は、毒気に当てられて呆然としている感じ。
宮武祭は、どうかしている小父さんの本質を見極めようとしているような表情。 ナボコフ的な少女ではなく、レーモン・クノー的なそれ。
橋本愛
4ページ4カット、撮影は熊谷貫。
撮り甲斐のあるモデルなのだと思う。 撮る側も撮られる側も、楽しそうな写真。
熊谷貫が、例によってゴリゴリ迫って撮っても、受けて立ち跳ね返せる力がある。
3ページ目が凄い。 これは熊谷貫にしか撮れないカット。
ともすればきつく切り取られがちな顔も柔らかく。
スマイレージ
6ページ6カット、撮影は桑島智輝。
集合で前後1ページずつ、個別カットを間に挟む構成。
ハイキー気味に撮って、肌の色を揃えている。 作り込み過ぎのような気がしないでもないが、綺麗には撮れている。
軽く扱われがちな福田や小川に手間が掛けられているのも嬉しい。
それぞれの個性が認知されたと判断したのかもしれないが、ショートカットで四人並べるってのは如何なものか。
メンバーの個性を上手く引き出している同業他社と較べて、この辺りが拙劣。 殿様商売。
逢沢りな
今年二十歳になる逢沢りなの大人を引き出した7ページ6カット、うち見開き1箇所。 撮影は細居幸次郎。
水着のカットより、服を着たカットの方が寧ろ艶っぽい。 布地面積を徒に減らすのではなく、ロケーションやメイク、そしてモデルの表情で醸し出す「大人」。
二つ枕だがダブルベッドと言う、微妙なロケーションも良い。 4ページ目の横顔に引き込まれる。
最後の見開きも、大きな判型を生かし切った割付け。 写真を生かす編集が出来るのも、この雑誌の強み。
指原莉乃
立場が人を作る事を示す6ページ6カット。 撮影は桑島智輝。
部屋着っぽい白い衣装から徐々に薄着になって水着になる構成。 水着になると未だ表情が硬いが、服を着ている分にはカメラの前に素で立てるようになって来た。 大きな進歩。
無駄な自虐性が無いので、指原そのものの良さか無理なく引き出されている。
水着の写真も表情こそ硬いが、週刊プレイボーイの時のような陰惨さは無い。
AKB48関連の連載は終わってしまったが、連載漫画の続きが気になるのと、グラビアの質は矢張り高いのとで、そのまま買い続けている。
逢沢りな
細野晋司の撮影で、6ページ14カット。
南の島の浜辺で撮った、典型的水着グラビア。 表情を殺さない工夫はなされているが、矢張り眩しげな表情が多い。
3ページ目の、太陽を背負わせて撮ったカットは、眩しいなりの生きた表情。
スマイレージ
4ページ17カット。 撮影は杉木よしみ。
何を今更な顔見世グラビア。
「らしく」撮れているのが救い。
祖父の命日が近いので、展墓を済ませてから与野へ。 二部が終わったばかりの中途半端な時間に着いてしまい、フードコートで時間を潰して三部のみ観覧。
イオン与野は、鰻の寝床のような細長い敷地のショッピングモールで、その中ほどのエスカレーター脇の吹き抜けに仮設舞台を設えてのイベント。 良く言えば、サンシャイン60の噴水広場を小さくしたような。 縮尺としては、東京駅に対する深谷駅、京都の清水寺本堂に対する上野公園の清水観音堂みたいな感じ。
普段はたただの床であるところに、1.5m×2m×30cmくらいの台を、前4枚後ろ6枚並べて、上手下手に踏み台を付けただけの簡素な舞台ではあったが、手抜き無しの4曲。
舞台正面にはかぶりつきから5列くらい固定客がびっしり。 一般の買い物客や親子連れは舞台袖や2階3階から見ていた。 スペースの都合なのかもしれないが、新三郷で見られた親子連れや女性の優待スペースは無し。
イベント告知のポスターは、実際にイベントをやっている場所からは一寸離れた掲示板に小さいものが貼られているくらいで、舞台周辺には殆どなく、開演直前に注意事項などを伝えるためにスタッフがマイクを取る以外は音声での告知も無く(ウグイス嬢の場内放送はあったが)、告知に遺漏がありすぎて何時から誰が何をやるのか一般客にはまるで知られておらず、折角足を止めた客が何だかわからずに立ち去る光景を厭になるほど見せられた。 イベント前にスピーカーから流れる曲も、ぱすぽ☆では無い何か。
メジャーデビューと言えば聞こえは良いが、ジョリーロジャー時代と較べるとイベントの運営が拙劣に過ぎて涙が出てくる。
限られた固定客からの収奪に徹するなら、閉鎖環境でやりゃ良い。 ショッピングモールでイベントを打つ意味を、ユニバーサル側が判っていないってのがどうにも遣り切れない。
新三郷でのイベント時に、周辺店舗からの苦情でコールなどが禁止になった訳であるが、今回はその教訓が全く生かされておらず、イベント前の主催者側からの諸注意では触れなかった。
前のほうの客は自制していたが、後ろの方の騒ぎたいだけの客はお構い無しの乱痴気ぶり。
東京ガールズコレクションと重なって事務所の方も手が足りなかったのかも知れないが、見ているだけで何もせず。
三部のセットリストは、少女飛行→自己紹介→Pretty Lie→LALA LOVETRAIN→ウハエ。
岩村捺未が体調不良でお休み。 佐久間夏帆が卒業式の為、二部から。 藤本有紀美も卒業式で三部から。 三回とも人数が違う変則的構成。 舞台が狭過ぎる為かバミリも無く、目測で間合いを計って踊っていたのには驚いた。
後ろに下がると振り乱した髪が壁にバチバチ当たるような、隣のクルーと肩が触れ合うくらいの狭さなのであるが、激しく踊りつつ歌ってもギリギリで見切ってぶつからない。
一階で後ろから見ていた客には判らなかったと思うが、2階3階から見ていた客には、この凄さが伝わったのではないかと思う。
岩村捺未が跳ぶところは槙田紗子が跳んでいて、知らなきゃ人数が少ないのなんざ判らないし、ウハエの間奏部分の激しいダンスも少女飛行のコロコロも平然とこなしていたり、この糞狭いところでよくやったものである。 怪我無く終わって良かった。
あまりに平然とやっているので、凄い事をやっている割にその凄さが伝わり難い。
この「判り難い凄さ」が私は好きなのだけれど、一寸勿体無いな・・・とは思う。
放送十回記念で公開生放送をやるてんで原宿へ。
竹下口から竹下通りの人波を掻き分け、整列開始時間の少し前にニコニコ本社前に到着。
開演30分前に整列開始。 抽選で整理券を引き、並びなおしてから入場。 並んだのは40人凸凹。
放送開始の少し前に出演者がスタジオへ。 司会なので当たり前っちゃ当たり前なのだが、戸島は入念にあれやこれやをチェック。
黒くしたという髪の色は、黒というより焦げ茶で、暗くしたと言った方がより適切。
ゆったりした衣装ながら襟ぐりが広くて鎖骨も顕わ。 スカートも例によって丈が短く、ありがたいような困ったような。
普段は対局と別の部屋で解説をしているのだけれど、今回は隔離せず同じ部屋の中と言うことで、藤沢先生もやりにくそうだし、戸島も戸惑っていた。
やりにくいのは判るが、手持ち無沙汰で突っ立ってるのは頂けない。 心此処に有らずと言った感じで、呆けたような顔をしている事がままあった。
これはまぁ戸島本人だけではなく、製作する側が思いつきで立てた企画を細部まで詰めずにやっているからでもある。
司会の仕事そっちのけで対局に没入してさまざまな表情を見せる戸島ってのは、戸島目当てで見に行った我々にとっては面白い見世物ではありつつ、囲碁番組の司会者としては褒められた仕事ではない。
もう一つ気になったのは立ち姿の悪さ。
踵重心になってしまっていて、腰が前に出て肩が後ろに引っ込んで、首が前に出ている。 なで肩なところへ持ってきて首が長いので、極端に書くと猫背な伸びかけのろくろっ首みたいな感じ。
これでは着物も似合わないし、すぐ着崩れてしまう。
全てが駄目だったかというと、そんな事は無く、司会としてやるべきことがはっきりしている部分では、しっかり仕切れていたし、帰りに芝居のチラシを配る際の、公平になるようにするモラリストぶりも好感は持てた。
何と言うか、戸島が仕事をしていないと言うより、戸島にさせる仕事をはっきりさせていない。 戸島を活かしきれていない感じがした。
それぞれに役割を分担させて成り立っている番組で、記録のお姉さんや藤澤先生を対局に駆り出してしまい、その担っていた役割を戸島が代わりにやるべきかどうか、企画段階ではっきりさせていないから、いざ始まるとどうして良いか判らなくなって思考を停止してしまう。 思考を停止して対局に没入してしまう戸島も戸島だが、そうさせてしまう側に、より問題があるように感じた。
前述の通り戸島の様々な表情は見られたし、対局そのものは面白かったけれど、番組の造りとしては惨憺たる物であり、愉快なような不愉快なような、面白いような面白くないような、なんとも言えないもやもやした一時間半であった。
原宿から地下鉄を乗り継いで豊洲へ。 イベント開始直前に現地着。 正面の階段席が有料観覧スペースになっており、ほぼ満員。(注:「有料観覧エリアは無かった」との指摘を頂きましたので訂正します) ももクロの時と同様、最下手の部分が家族連れに無料開放。 左右と後方は無料観覧スペース。 イベントが始まると、まんべんなく人が張り付いていた。
voice → 二人の星〜離れていても〜 → 卒業までに・・・ の三曲の間に自己紹介と「休みの日にすること」の話を挟んで淡々と進行。 あっさりた構成でありつつも、充足感はある。
驚いたのは、歌入りオケを使わず、完全に生歌で勝負してきた事。 これが良い。
以前と較べると振り付けも歌も、それなりに上手くなっていたし、振り付けが穏やかな分、マイクと口とがきちんと正対する形で持てていた。
宮武祭以外の5人は揃って底の厚い(高い)靴を履いており、宮武祭の小人感が際立っていたのだけれど、この小人が振り付けも歌も一番安定している。
自己紹介では、一般客に、松山メアリは「19歳!?」と驚かれ、宮武祭は「11歳!」と驚かれ、高月彩良は「13歳?」と驚かれ、桜庭ななみは「桜庭ななみ!?」と驚かれていた。
立って騒いで観る曲でも無いのに、子供もいるのに、とりあへず立ってしまう客のオタンコナス振りであるとか、それを嘲笑的に見て貶しつつ写真を撮る民間人とか、不快な部分はあったが、bump.yそのものは良かったのでもやもやした一日を後味良く終える事ができた。
みなとみらい地区にある遊園地の、大観覧車の下にあるウッドデッキを特設ステージにしてのライブイベント。
後楽園のラクーアを吹きっ曝しにしたようなところ。
ジェットコースターも観覧車も止まる強風の中でのフライト。
ウハエ
(自己紹介)
少女飛行
LALA LOVETRAIN
少女飛行
凸凹したウッドデッキなので、少女飛行のコロコロダンスでは苦労していた。
現場に張り付いていた訳ではないので、実際どれくらいやったのかは判らないが、場所柄リハーサルも入念には出来なかったのではないかと思う。
通路で見ていると「何かやっている」「見ている人がいる」と言う事で足を止める人が少なからず居るのだけれど、変幻自在のフォーメーションを目の当たりにして、「スゲー!」と感嘆の声も聞かれた。
そうなんです、この人たちすごいんです。
喧騒の巷に身を置いて苛々しながら観るより、後ろからでものんびり観る方が性に合っている。
風を避けて時間を潰して、日が落ちた頃合いに現地へ戻ると、CD売り場には長蛇の列。
販促イベントが続くと、客の側も資本の集中投下とか、有効活用について考えざるを得なくなり、出した答えが被る事もままある。
3部は撤収を迅速にする意味合いもあってか、私服でのフライト。 客は3部での握手会に集中。
私服にはそれぞれ個性が出ていたが、安斉奈緒美の突き詰め方に感心。
2部では結んでいた連中も髪を下ろし、振り乱して踊る様はさながら連獅子のごとく。
照明が貧弱で観づらくはあったが、楽しい時間ではあった。
みなとみらい地区は商業施設も多く、行楽・買い物の人出は多いのだけれど、敷地が広いところに施設が点在している為、人口密度が低い。
だからオープンスペースでやっても、客の動線から外れたところでは一般客の目には触れにくいこともある。
それでもUDXやMt.RAINIER HALLのような閉鎖空間で縮小再生産を繰り返すよりは良い。 CDそのものの売り上げには繋がらなかったかもしれないが、通りすがった人々の反応は悪くなかった。
感想戦・・・と言う名の馬鹿ッ話をたっぷりして帰宅。
これも含めてイベントの楽しみ。
戸島花がまたぞろブログを開設。
戸島花 公式ブログ(仮)
無所属の筈なのだが、トップページはきちんとしており、ただの無所属ではない感じ。
前の事務所を辞めてそろそろ一年。 何らかの動きがあるのかもしれないが、ブログも事務所も三度目のナントカ。 そろそろ落ち着いて頂きたい。
今週もぱすぽ☆を観たいと言う友人を連れて渋谷へ。
前回に懲りて後方から全体を俯瞰する感じで観覧。横に広く傾斜の付いているので、最後列からでも遠くは感じないし、視野にすっぽり舞台が収まって、全体を把握するには寧ろ観易い。
先週より入りは良く、八割から埋まっていた。 同業他社とイベントが重なる中、メディア露出も少ない現状においては健闘していると思う。 後ろの方でもそれなりに見えるからか、整列入場終了後も開演直前まで断続的は客が増えていったのが印象に残った。
照明も音響も良いのだけれど、惜しむらくは歌入りオケの被せが強く、ライブ感が薄い。 ユニバーサルが主導権を握る販促イベントだからこうなっているのか、事務所の方針としてこうなっているのか、その辺りが気になる。
設備は良いだけに、それを活かし切れていないのが勿体無い。
口開けはウハエ、森詩織が客席を軽く煽ってから夢パスポート → ハレルヤ。
自己紹介で息を整えてからLet it Go!! → LALA LOVETRAIN → 夏空ダッシュ。
佐久間夏帆が最後の曲は少女飛行であることを告げ、小道具のカートも出てきてそれぞれ所定の位置に就いたところで流れて来たのがウハエのオケ。
一瞬「ハッ!」としながらも、慌てず騒がずおもむろにカートを片付ける森、槙田、玉井。 立ち位置を修正する7人。
トラブルを楽しめるゆとりが有るのが、今のぱすぽ☆の強みだと思う。 一回目より切れた動きの森詩織。 客席もそれに呼応するように盛り上がり、再びカートが出てきて、今度こそ少女飛行で〆。
只でさえ一時間近いライブを三回廻しのところを、スタッフの不手際で一曲増やすってのは頂けないが、仕切り直してもう一曲やらせる判断が早かったのは良い。
もっさりした動きの人は、それを誤魔化す為の小細工をする事が多く、喰った動きで初動を早めて動き終わりのタイミングを合わせたり、振り付けを端折ったりするのだけれど、岩村捺未にはそれが無い。 許容範囲の下限値に近い動きながら、極端に下手糞には見えないし、不快でもない。 不快でないどころか、見ていて和む。
全体を観ているときに、視野の隅でただならぬものを感じてそちらを見ると、玉井杏奈であったり槙田紗子であったりが、こともなげにとんでもない事をやっている。
森詩織の場合は、矢張りとんでもない事をこともなげにやりつつ、気迫が表面に出ているので、ぱっと目に付く。
こともなげにやり過ぎて、その凄さが伝わりにくいのが難点では有るが、何度見ても新しい発見が有り、噛めば噛むほど味が出る。
表紙と巻頭グラビアの武井咲についての評価に困っているうちに、次の号が出てしまった。 踏ん切りがついたので、遅ればせながらレビュー。
武井咲
表紙と巻頭グラビア7ページ7カット、見開き1箇所。 撮影は西田幸樹。
綺麗は綺麗で、面相に関して貶すところは無いのだけれど、表情が単調で面白味に欠ける。
曇天の西田幸樹でこれだけ詰まらないグラビアも珍しい。
これはカメラマンの腕ではなく、そう言う個性のモデルなのだと思う。 整ってはいるが、引き出しが少ない。
ノースリーブス
7ページ4カット、見開き3箇所。 撮影は桑島智輝。
高橋→リボン、峯岸→メガネ、小嶋→ドレス、三人三様のそれぞれを象徴するアイテムを身につけさせて見開き三連発。 判型の大きさを生かしたグラビア。 髪を下ろした高橋みなみが珍しい。
峯岸みなみの人口黒目と、高橋みなみの大袈裟すぎる付け睫毛が興醒めだが、写真としての出来は悪くない。
2カット目、手前に来た峯岸がアウトフォーカスになっているが、表情は良いので然程気にならない。 峯岸みなみの可愛くないから可愛いパラドキシカルな魅力が上手く引き出されている。
小池里奈
7ページ21カット。 撮影は樂満直城。
例によって過不足なく商売用の小池里奈を切り売りしたグラビア。
歯見せ笑顔が多く、表情は単調。 表情の種類が少ない訳ではなく、大きく扱う写真の表情に偏りがある。
詰まらなさの半分は編集者の責任。
ももいろクローバー
6ページ6カット、撮影はTANAKA。
スタジオで楽器を持たせて撮った、ガールズバンド風な6カット。 集合は無く、個別写真を並べた構成。
百田→ボーカル、玉井→ベース、高城→タンバリン、有安→ドラム、佐々木→キーボード、早見→ギター。
一時期は晩年の先代桂春蝶師のようなゲッソリぶりだった高城れににも、漸く生気が戻って来た。
担当楽器がタンバリンと言うのも、フラワー・トラベリンバンドにおける内田裕也の立ち位置と考えると腑に落ちる。
マルベル堂的な紋切り型の撮り方で、他の5人は上手く撮られているが、早見あかりだけは詰まらない写真。
こうして型に填め過ぎると死んでしまうのが早見あかりの特異性であり、玄人受けする所以なのだと思う。
藤原令子
4ページ6カット、見開き1箇所。 撮影は栗山秀作。
ここのところ当たり多い栗山秀作。 このグラビアも良い。
藤原令子は、表情の種類こそまだ少ないものの、見るたびに柔らかくなっている。
消したがる事務所も有るが、口元のほくろは大事にしていただきたい。 上弦の月の傍らに輝く宵の明星のように、非対称の唇に程よくアクセント。
スマイレージ
7ページ8カット、見開き1箇所。 撮影は桑島智輝。
前田と和田、福田と小川で組ませて肌色のバランスを取ったり、細かい仕事が効いている。
一番何も考えていなさそうな小川が生き生きしていて、一番物事を深く考えていそうな福田の表情が冴えない。
渡辺麻友
7ページ7カット、撮影は佐藤裕之。
ピントは甘いカットもあるが、その場の空気を写し取る事にかけては腕の冴えを見せる佐藤裕之。
屋内撮影分での、その場にある光の使い方が上手い。 Neue Sachlichkeit を引き摺って写真を見たり撮ったりしている私には堪えられない7カット。
晴れた日に表で撮るだけが写真ではない。 このグラビアには、谷崎が「陰翳礼讃」の中で書いている 物体と物体との作り出す陰翳の綾 がある。
4カット目が特に良い。 眼福。
北原里英
6ページ6カット、撮影は桑島智輝。
ガチガチの歯見せ笑顔で見ているこちらにまで胃痛を起こせしめた初グラビアから幾星霜、色気の欠片も無かった北原からそれらしきものが放たれる写真を見る日が遂にやって来た。
出るところも引っ込むところもそれなりで、胴も長いのだけれど、日々の劇場公演に追い捲られていた日々と較べて身体つきが丸みを帯びた所為か、暫らく見ぬ間に幾分艶っぽく。
以前と変わらぬあっけらかんとした表情と、ついぞ見たことの無い蟲惑的な表情との落差も利いている。
NMB48(小笠原茉由、木下春奈、近藤里奈、白間美瑠、山田菜々、山本彩、渡辺美優紀)
集合で1ページ、2人2人3人で組ませて1ページずつ。
先行するAKB48・SKE48と較べて、発足当初から扱いが良く、恵まれたスタートでは有るが、それは客が付かない苦労が出来ないと言う事でもある。
難解な個性は無く、判り易く可愛らしい7人。
AKB48(岩佐美咲、小森美果、野中美郷、松原夏海)
4ページ4カット、撮影は門嶋淳矢。
SWEET 4 PIECES と銘打たれているが、割った話が尾木プロ追加移籍組の4人。
この連中が取り上げられるのは喜ばしいが、何をしたい・させたいのかは見えて来ない、埋め草的4ページ。
野中と松原はグラビア映えすると思うのだけれど、それが活かされていない座りポーズ。
AKB48 おひとり様(横山由依)
モノクロページのインタビューと連動した1ページ5カット、撮影は古賀良郎。
現在売り出し中の横山ではあるが、写真からはその魅力が伝わってこない。
モノクロページと携帯サイトのインタビューまで含めて見ると、漸く人となりが見えて来る。
森瑞季
2ページ2カット、撮影は樂満直城。
部屋着と水着で1カットずつ、可も無く不可も無く。
足立梨花
写真集の宣伝方々2ページ7カット。 撮影は熊谷貫。
以前も書いたように、足立梨花と熊谷貫の相性の悪さが際立つ。 肌の白さが生かされず、熊谷の生々しく撮る手法が裏目に出ている。
高田里穂
こちらも写真集の宣伝方々4ページ7カット。 撮影は西田幸樹。
顔のパーツが前を向いているので、押し絵のようで正面から撮るとのっぺりして面白味に欠ける高田里穂だが、横顔は良い。 それを上手く掬い取ったカットは味わい深い。
スマステ(福田花音)
スマイレージの持ち回りグラビア。 今回は福田花音。
メイドと言うか、ウェイトレスと言うか、そう言う格好で2ページ2カット。 撮影は桑島智輝。
前半のグラビアページではあまり良くはなかった福田花音だけれど、こちらは表情も良い。
2カット目の、敢えて水平を出さずに斜めに切り取ったロトチェンコ風味の構図が巧い。 撮った桑島智輝も、ページ内に配置した編集者も良い仕事。
ハロプロ 3girls(岡井千聖、清水佐紀、光井愛佳)
こちらも写真集の宣伝方々2ページずつ。
ピンと来ない写真が並ぶ中、岡井千聖だけは引きの強い表情>
撮る角度が似たり寄ったりなのはいただけないが、表情そのものは良い。
真野恵里菜
6ページ8カット。 撮影は栗山秀作。
舞台やドラマで積んだ経験がグラビアにも生かされており、表情の引き出しの数が以前より増えた。
役者を撮らせると上手い栗山との相性も良く、見応えのある8カット。
鈴木愛理
木漏れ日やランプの燈りなど、柔らかい光を生かして撮った佐藤裕之ならではの6ページ9カット。
写真としては良いのだけれど、欲を言えばもう少しレンズに金を掛けて欲しい。 絞りを開け気味に、深度を浅くして撮る手法は被写体の表情をより自然に切り取る一助になっているのだけれど、背景のボケが少々五月蠅く、汚い。
新規ご搭乗キャンペーン開催中と言うことで、演芸方面の友人二人を連れて行ってみた。 座った席の周囲の客民度が極度に低かった為、奇禍には見舞われつつも、ライブと握手会そのものには満足していただけたようで良かった。
整理券の籤運も良く、音響照明etc...設備も良かったのだけれど、席が確定してからスタンディングである事を発表するユニバーサルのオタンコナスな対応のお陰で、非常に不愉快なライブイベントとなった。 立って観易い席と座って観易い席は異なるし、ましてや隣りの客は選べない。
メモなど採っている時間的精神的ゆとりは無かったので、曲順は安斉奈緒美ブログより引用。
少女飛行
Go on a Highway
LALA LOVETRAIN
(自己紹介)
GPP
ハレルヤ
夏空ダッシュ
ウハエ
曲の数や構成は先日のUDXシアターと同じなのだけれど、設備は大違い。
足を取られない舞台、生きたマイク、ちゃんとした照明とスピーカーetc...
従前どおりの歌入りオケなのだけれど、インカム組も手持ち組もマイクと口との向きと距離に関しての意識が高くなっており、生声比率は上がっていたので、ライブがよりライブらしくなった。
「一生懸命」と「楽しい」の釣り合いも程よく取れていて、ライブそのものだけ見れば、質の高いものに。
色々あったが、根岸愛の健気さに救われて、全てではないか殆ど帳消しに。
これで ぱすぽ☆ そのものは、厭にならずに済んだ。
今観に行って楽しいアイドルを一日で見せるために、友人二人を連れて豊洲へ移動。
着いたらまだ12時の部が続いていた。 開始が押したのかと思ったらそうではなく、1ステージ50分近い、みっちりなセットリスト。
昼飯を食って時間を潰してから16時の部を観覧。
激しい上にも激しい動きの中でも、マイクと口との距離と向きを保とうとする意識が切れないので、生声比率は非常に高いのにスピーカーからはしっかり歌声が伝わって来る。 流石に音程は揺らぐし、決して上手くは無いのだけれど、観る者聴く者の感情には強く響く。
有料観覧スペースは、熱心に見る客と大人しく見る女子席に分けられており、その横には親子連れ向けの無料スペースも確保。
私のように正面以外から俯瞰しつつのんびり見たい向きは、外縁部が無料観覧スペースになっている。
紫色の客(ミリオンダラーマン小松氏)が、何故あそこまで熱心なのか、1部の握手会を先に見た友人は訝しんでいたのだけれど、2部で実際に歌い踊る高城れにを見て「あれは確かに凄い」と納得していた。
難しい事を簡単そうにやり、激しい動きをしても深刻な表情にはならない。 楽しんでやれていて、それを客に伝えることも出来ている。
現在、その日思いついて観に行けるアイドルの中では、最も満足度の高いユニットである事は間違いない。
「今会えるアイドル」であるうちに一度は観に行く事を、強くお薦めする。
憂き事多き日常を忘れさせてくれる癒しと祝祭が、そこには在る。
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今日も手元不如意につき、3部のみの観覧。
入場整理券は籤運も良く、昨日と同じところを確保。
客席一列目に括り付けられたフットライト代わりの照明にはゼラチンが貼られていたが貼り方が甘く、案の定終演後に見たら殆ど剥がれていた。 発想や着眼点は良いのだが、ノウハウが足りない。
場内の天井の照明は、六列あるうちの前の二列をステージ用に使用。 残りの四列も曲の最中に明滅させて上手く使っていた。 ゼラチンの件も含めて、全てが上手く行っている訳ではないのだけれど、とりあへずやれそうな事はやってみる、使えそうなものは使ってみる姿勢は買える。
客は今日も7割からの入り。 混みすぎて私が見られなくなってしまうのも困らないかと問われれば確かに困るのだけれど、それよりある程度以上の数の客に支えられて長続きして欲しい。
CD発売に伴うイベントなので、既存曲を挟んで7曲。
今日は珍しく増井みおが進行。 たどたどしくはあったが、遣り切ってはいた。 役割を固定しすぎず、とりあへずやらせてみるところも好印象。
「3部は派手な槙田紗子です」と槙田。
何処が派手なんだと突っ込まれると、ラインを太くしてチークも入れたと主張。 微笑ましい。
今回のトピックは、5曲目の「ブレイクアウト」。
10人版になってから初めて見たのだけれど、入れ替わり立ち代わり横に付くクルーを従えて、右へ左へ移動しながら歌いっぱなし踊りっぱなし、鬼気迫る森詩織。。 さながら「血煙高田の馬場」。
動きの激しい曲が増えたので、終演後は流石に辛そうな顔をする場面もあったが、目は爛々と輝いていた。
入場待ちの整列のさせ方が悪いのと、手が足りていないのと、客が勝手なのと、複合的要因で巡査が出張るくらいの混乱。
整理番号は100番以降だったので、人垣の頭越しにメンバーの上半身が見えたり見えなかったりする感じ。
それでも楽しくはあった。
暗転したステージにクルーが並んでウハエ。 自己紹介を挟んで4曲。
Let it Go!!
無敵GIRL
LALA LOVETRAIN
夏空ダッシュ
ここから間繋ぎの「個人コーナー」へ。
ショッピングモールでのイベントでやるのは如何なものかと思ったが、目当ての客が来ているワンマンライブなら許容できる。
ただ、余興の域は出ないので、弁当幕でありワンマンライブ唯一のダレ場でもある。
ぐるぐるどっかーん!(藤本有紀美、奥仲麻琴、増井みお)
メグメグ☆ファイアーエンドレスナイト(増井みお)
LOVE & JOY(安斉奈緒美、岩村捺未、佐久間夏帆)
can't nobody!(玉井杏奈、槙田紗子)
Jumping(玉井杏奈、根岸愛、藤本有紀美、槙田紗子、森詩織)
間繋ぎ個人コーナーは、仏頂面の M&M's(増井みお、奥仲麻琴)を従えて踊る藤本有紀美の「ぐるぐるどっかーん!」の突き抜けた馬鹿馬鹿しさに、腹を抱える。 なんとも言えない塩っぱい表情で舞台上をうろつき、客席にチョコレートを投げ捨てる奥仲麻琴は、さながら ザ・シーク。
「ダレ場」と書いておいてナニだが、ぱすぽ☆にどっぷり嵌まってしまうと、このダレ場すら楽しい。
関心が薄い時期に見た玉井+槙田のダンスには何ら感興を催さなかったが、今改めて観てみるとダンスへの向き合い方が対照的で、実に面白い。
万年筆趣味の集まりで書家の人に「草書や行書は楷書を崩したものではなく、それぞれ隷書から発展したものだ」と聞いた事が有るが、槙田紗子のダンスと玉井杏奈のそれとの関係も似ている。 槙田紗子がお手本通りにやっていて、お手本を解釈して崩したのが玉井杏奈なのではなく、槙田紗子も解釈して咀嚼した上でああなっている。
この二人に森詩織を足した三人が「少女飛行」でカートを使ったコロコロダンスを担当している意味も判ってきた。
夢パスポート
ハレルヤ
Break Out!!
この辺りの曲の組み方も上手い。 Break Out!! の森詩織は昨日にも増した切れた動き。 さながら鍵屋の辻の36人斬り。
高さのある上段蹴りて〆たあとは、森の仕切りでバレンタイン話。 それぞれ「らしい」話。
ここで一と休みして、畳み掛ける4曲。
少女飛行
Pretty Lie
Go on a Highway
GPP
GPPはスタンドマイクで。
それぞれマイクの前に立つ時にはしっかりマイクの高さと向きを合わせながら歌っていた。
上手く歌うだけではなく、上手く伝える技術も重要。
さくら色
この春高校を卒業する連中が5人(槙田があと一年あるってのも意外なのであるが、それはさておき)。
森も根岸も佐久間も泣いていたのだけど、二階から見守っていたスタッフ連も涙ぐんでいた。
歌い終えてから「てめぇ泣きやがって」式に突っ込まれる森詩織。 「いろいろ思い出して泣いちゃったよ。」と、何時に無く素直。
一旦はけて暗転。
AKB48発祥の悪習である、アンコール始動のヘゲモニーの取り合い(この悪弊から、客からの自然発生的拍手が減った)が醜く始まり、どうなるかと思ったが、なんとかアンコールに漕ぎ着けた。
アンコールは ウハエ 。 盛り上がって終演。
退出時に階段でハイタッチ会。 余韻に浸ってボーッとしていたのと、柄にも無く「応援してます的アピール」をしたのが裏目に出て、気が付いたら流されて半分くらいのクルーを通過。 いやはや10人組み手は難しい。
所用で1部2部は見られず、2部の開演時間くらいに漸く秋葉原へ。 なんとか3部のみ観覧。
整理券の籤運は良く、客席を含めた全体が見渡せる席を確保。 出来れば袖から見たいのだけれど、客の立場では不可能。
開演まで、会場内を観察。 椅子や床がヤレていない割に換気口には埃が溜まったままになっていたり、稼働率の悪さが伺える。
賃貸料を下げたり、箱としての使いやすさを考えた施設の改善をしたりする経営努力が必要なのではなかろうか。
今日も備え付けのスピーカーは使わず、持ち込み機材での対応。 雑な業者だと地べたに直置きにしてしまったりするスピーカーの下にゴム板を敷いていたり、ケーブルの這わせ方が理に適っていたり、金は掛かっていないが仕事はきちんとしている。
天候の所為もあってか、7〜8割の入り。 費用対効果を考えるともう少し入っても良いと思うのだけれど、空いている分ゆったり見られる。
歌って踊っている間は若々しい槙田紗子が、動きが止まった瞬間から老け込む謎を解くべく、槙田中心に観察。
歌って踊っている槙田紗子は
AKB48絡みでは、巻頭グラビアページの最後に渡り廊下走り隊7。 投稿連載ページには島崎遥香。
公演も無い、レッスンも無い、メディアの仕事も無い正規メンバーは何処へ行くのだろうか。
巻末グラビアページに「東京モデルズコレクション」と題した提灯記事に板野友美と小嶋陽菜。 提灯記事とは言え、篠田麻里子抜きなのが分からない。
AKB48以外で気になったのは巻中グラビアの川村ゆきえ。 橋本雅司にしては雑な撮り方。 総じてグラビアの質は低い号だった。 立ち読みで済ませようかとも思ったが、平嶋夏海が載っているのでお賽銭のつもりで購入。
渡り廊下走り隊7
6ページ10カット、見開き1箇所。 撮影はTakeo Dec.
多田愛佳と渡辺麻友で1ページ、7人並べて(中央は渡辺麻友)見開き。、2ページ8分割で個別写真、集合で1ページ。
一人だと渡辺麻友、二人だと多田愛佳が横に来て、三人になると仲川遥香が加わる。 更に平嶋夏海と菊地あやか、そして岩佐美咲と小森美果と言う序列なのだろう。
撮られる機会の多寡が表情に出ていて、小森と岩佐は些か硬い。 平嶋の表情は、硬いというより冴えない感じ。 プロダクション尾木(※訂正しました)入りは果たして平嶋にとって良かったのか悪かったのか。 矯められ方がよろしくない。
このグラビアに限らず、撮られる機会の少ない連中は生写真みたいな紋切り型の表情で写る事が多い。
私は売れない連中の売れない要因の一つに、生写真撮影でおかしな癖が付いてしまって、たまにグラビアで撮って貰っても死んだ表情にしかならない事があると思っている。
運営の下らない小銭稼ぎが、モデルとしての資質の芽を摘んでしまっている。
客の出足が読めなかったので、早めに秋葉原。
9:30前に着いたが、ドン・キホーテ裏に何やら長蛇の列が出来ていて肝を冷やした。 幸いぱすぽ☆の列では無く、会場であるUDXシアター前に行ってみると、10人ほどの列が出来ていた。
その後、列は伸びたが、それでも最終的には7〜8割の入りで、予想より少ない。 UDXでも4階となると目当てで来ている以外の振りの客は捕まらない。 他のイベントと被っているにしても、先週の就航式の出足と較べると、矢張り寂しい。
CDの販促イベントなので、チケットを購入するとCDの引換券と入場整理券が貰える。 整理番号はランダムになっており、番号は可も無く不可も無く。 幸い視界の開けた席には座れた。
ishimaru soft 本店の閉店に伴い、販促イベントで使える新たな会場を探す中で借りてみたのだと思うが、余りライブイベントに適した箱ではなかった。 (これについては後述)
皮肉なもので、客の分母が大きくなり過ぎて、常打ちの箱を持っていながら活かしきれていないところもあれば、ちょっとしたイベントをやるにも箱探しで苦労するところも有る。
舞台は幕を閉めたまま使わず、舞台と客席一列目の間のスペースを使用。 幅は足りていたが奥行きが窮屈。 ぱすぽ☆は振り付けそのものもさることながら曲中の移動も激しいので、少々危うい場面も有ったが、上手く見切って紙一重でかわしていた。
一曲目の後に自己紹介を挟んだ以外はほぼぶっ続けで7曲。 「少女飛行」と「ウハエ!」はお披露目の時と較べると大分揃ってきた(もっともあの時は首から上しか見えなかったのだけれど)
手持ちマイクの組とインカムマイクの組とに分かれていたのだけれど、どちらも生きていたのには驚いた。 10チャンネルのワイヤレス。
森詩織は、マイクがほぼ等距離で口と正対している。 佐久間夏帆は見栄えを意識してか斜めに持っており、それなりに音は拾っていたが、歌要員としては森のように持った方が良いだろう。
「少女飛行」における、キャリーバッグを使った「コロコロダンス」の既視感は、すわ親治の「ネコダンス」だった。
2部も整理番号はまぁまぁ。 入場時に駆け出したり、椅子を跨いだりする行儀の悪いのも散見されたが、混乱らしい混乱も無く。 客席を含めた全体を見渡せる、1部と似たような位置の席を確保。
BGMは洋楽のポップスが掛かっていたが、途中からハードロックに変った。 より'らしい'選曲。
客は1部と同じく7〜8割の入り。 連日の濃厚な接客系イベントのさなかの接客度の薄いイベントと言う事で回避した向きも居たのかもしれないし、まだまだ客の総数が少ないのかもしれないが、2部の客足は思いの外伸びなかった。 その客席後方では、Pre-dia のお姉さま方が見学していたらしい。
前述の通り本来のステージと客席との間のスペースで演っている為、横幅は足りていても奥行きが窮屈。 フットライト代わりの照明を一列目の客席に取り付けたりもしていたが明るさは不十分で、蜜柑箱よりはましだったが、貧弱なステージではあった。 先日の就航式でも感じたが、一寸詰めが甘い。
高さ30cmくらいのパネルを並べるだけでも違っただろうと思うが、人員的にも予算的にも厳しかったのかもしれない。
ただこれはスタッフのやる気の欠如や怠惰から来るものではなく、単なるノウハウの不足なので、一つひとつイベントをこなして、それをきちんと総括して行けば、経験は良い形で蓄積されて行くと思う。 事実、昨日のイベント後に呈された客の苦言に関しては、ほぼ改善されていたし、スタッフ絡みで不快なことは皆無。
終演後にステージに残されたキャリーバッグは、気が付いたスタッフによってササッと片付けられていた。 裏方に緊張感の有る現場は、客を裏切らない。
1回目とはまた違ったセットリストで、「ウハエ!」から始まり「少女飛行」で終わる8曲。 新曲は漸く耳に馴染み始めた。
聴く度に味わいを増す佳曲。
一見ヘラヘラしているようで、その実ヘラヘラしている岩村捺未だが、ヘラヘラしてばかりはいられない歌ったり踊ったりする部分では、きっちりやるべき事をやっている。 それで居て気負いを感じさせないのが岩村の岩村たる所以。
地味が売りの槙田紗子は、振り付けの起点と終点がしっかりした楷書の動き。 地味であるが故に却って目を惹く。
上背のある藤本有紀美と安斉奈緒美。 大きく動こうと心がけている部分は共通しているが、それぞれの答えの出し方が違うので、較べて見る楽しみが有る。
これは可憐な動きの増井みおと奥仲麻琴についても、楷書の動きの槙田紗子と根岸愛についても言えるのだけれど、共通項が有るメンバーの微細なニュアンスの違いを見る楽しさが、ぱすぽ☆にはある。
藤本有紀美は、比較的地味な顔立ちなのだけれど、歌って踊ると何割か輝きを増す。
関節の可動範囲が大きい玉井杏奈は動きが実に滑らかで、中央に来て踊ると舞台がぱっと華やぐ。
佐久間夏帆は、巧い玉井が横に来ると粗も目立つが、ピンと伸びた指先まで神経が行き届いている。
佐久間の良さは、曲のさなかでも自分以外のメンバーの自己紹介の時間でも、その行動から垣間見られる心栄えの美しさ。 至らないなりに最善を尽くそうとするその振る舞いが胸を打つ。
新曲の振り付けの中でマイクを横に持つところがあって、その持ち方でもそれなりに音は拾えているのだけれど、見栄えに拘ってその持ち方を激しく動く部分に援用するとマイクと口との向きや距離が一定しないので、実際の歌唱よりスピーカーから出力される歌唱はより不安定に聴こえてしまう。(これは返しを聴いて確認した)
森詩織は振り付けがそうなっている部分以外では、口とマイクとを正対させて、ほぼ均一に距離も保っている。 だからどんなに激しく動いても、歌唱にぶれが無い。 この辺りゆるがせにしない所に、森の意識の高さが見て取れる。 初めの頃はあまり興味の無かった森だが、その仕事振りの確かさ故に、見蕩れてしまう事が増えた。
佐久間はマイクの持ち方にしても、ボソッと呟いた一言が波紋を呼んだり滑ったり、良かれと思ってやっている事が裏目に出たりもしているが、「より良く」と言う動機は感じられる。 勿論、動機は結果に対する免罪符にはならないのだけれど、一寸したヒントを与えれば良い方向に転がって行くのではないかと思う。
何時も乍らの手元不如意で、2部までの観覧。
貧弱な設備では有ったが、見応えの有る楽しいイベントであった。
喫茶店で書き物をするつもりで家を出て、ふらりバスに乗り、携帯でなんとなくツイッターを覗いたら、Michiru(a.k.a. 星野みちる)が16時から公開録音をする旨告知。 間に合いそうなので行ってみた。
異動ら転職やらですっかりご無沙汰だが、一時期は毎週のように通った東京タワー。 何処でチケットを買って、何処を抜けて行くと早いくらいの事は身体に染み付いている。
15時半過ぎには着けたので、収録開始時間にはまだ間が有ったのだけれど、そこは天下の TOKYO FM の公開収録、無茶な混み様。
2週分の収録らしく、ゲストは Michiru (a.k.a. 星野みちる)と古内東子の二人。
Michiru の方は鼎談のみでライブは無し。 歌ってナンボの人だけに、これは一寸惜しい。 いつものように訥々と語り、いつものように時折とんでもない事を口走って、お守り役の HARRY 氏を慌てさせたり。
古内東子は新旧取り混ぜて4曲。
チョコレートが飛び交う季節なので、それに因んだ話をしていたのだけれど、手作りチョコレートに疑念を持つ古内東子。 曰く「念が篭もっているから、受け取るほうは重く感じるのではないか?」
"らしい"切り口の話。 オールナイトニッポンをやっていた(私も聴いていた)だけあって、喋りも達者。
梅田彩佳は原稿の読み方に限っては上手くなっていた。 但し、そこから外れた部分では、些か言葉の選び方が雑で、聞いていてハラハラした。
こうした喋る仕事と言うものは、読む技術だけでなく、言葉を紡ぎ出す技術、語る技術が必要なのだけれど、そちらの方での進歩は、残念ながら見られなかった。
固定客は来ても、「逢いに来る」だけで「聴きに来て」はくれない環境下では、育つものも育たない。
チームKの連中には押し並べて言える事なのだけれど、客筋が悪い。 このあたり、つくづく不幸だと思う。
表紙と巻頭グラビアは、連載漫画の映画化と連動して夏菜。 AKB48方面では指原莉乃の連載企画と、巻末に北原里英。
夏菜
7ページ9カット、撮影は細野晋司。
他誌でも露出が増えているが、カメラマンの作風も相俟ってヤングジャンプらしいグラビアに仕上がっている。
映画での役の所為なのか何なのか、他誌では笑わない表情でのカットが使われる事が多かったが、2、3、4ページあたりの写真には、芸名に苗字があった頃のそれを思い起こさせる柔らかい笑顔も使われている。
さっしー美少女化計画 (第6回)
先週の北原に続いて、指原の企画もいきなり最終回。
セルフポートレートで1ページ18カット、桑島智輝の撮影で1ページ1カット、撮影風景レポートで1ページ。
撮られるのは下手だが、携帯電話のカメラで自分を撮るのは妙に上手い指原。 しかし一眼レフ相手では勝手が違うらしく、セルフポートレートは塩っぱい出来。 「なさけない指原さん」を期待している向きにはお薦めできるが、私には物足りない。
桑島智輝撮影分は、決め顔・決めポーズの皮相的な写真ではあるが、申し訳無さそうな顔をしなくなっただけでも長足の進歩ではあるし、その場に有るものを構成するカメラマンの技術とセンスで、見応えのあるものになっている。
しかし「なさけない指原さん」ってのは、AKB48の中に居てこそのキャラクターであって、AKB48の看板を外した"ただの指原莉乃"になると売りには成り難い。
梅田彩佳にしても指原莉乃にしても、そしてAKB48のメンバー殆どに対して言える事だが、AKB48の中でどう振舞うかばかりを考えた、近視眼的な仕事振りが目に付く。 其処から先の人生の方が長い訳なのであるが・・・。
北原里英
巻末グラビア5ページ6カット、撮影はこちらも桑島智輝。
・砂漠でテニス
・成層圏でヘッドフォン
・セーラー服で日本刀
・密林で白ビキニ
surrealistic な4つの設定でのグラビア。
そう言うものとは無縁の存在であると思っていた北原里英の色気のある写真を見る事になろうとは、長生きをすると偶には良い事もある。
設定としてはどうかしている上にもどうかしているのだけれど、肉感的な唇にはこってりグロスが塗られて存在感を増し、浅黒い肌もジョージア・オキーフの絵の様な緑の背景の前に立たせるとより映える。 北原里英の美点は余すところなく引き出されており、 ページ数以上に見応えのあるグラビアに仕上がっている。
最後のカットが秀逸。 光の当て方と立ち姿の指示が絶妙、torso の美しさ。
ライティング、ポーズ、背景、構図。 これらが上手く組み合わされた biedermeier っぽいグラビア。 眼福。
こうして見ると北原里英も良いなぁ・・・と今更乍ら。
ただ刺身にしただけでは淡白な魚や硬い小骨が多い魚も、昆布で〆たり骨切りをして湯引きにしたりすれば、その素材の良さをより分かり易く味わう事が出来る。
戸島花が司会の囲碁番組。 戸島が定期的に見られるのもここだけなのであるが、毎度告知が直前なので見逃すことも多い。
今回も出先から戻ったら既に半分終わっていた。
今日の戸島はニットのワンピース。 例によってスカート部分の丈は短く、嬉しい様な心配な様な、複雑な心境。
一時期の夏川純のような、髪の毛で顔の輪郭をつくるような髪型はいただけない。
出演者は記録のお姉さんも含めて番組のシステムに順応しており、ぐだぐだなりに安定した進行。
戸島も手綱を引いたり緩めたり、持ち上げたり落としたりバッサリ斬り捨てたり、緩急自在の進行。
主役の棋力は安定しないが、番組としては面白くなっている。
ベルサール秋葉原にて、ぱすぽ☆のメジャーデビュー発表イベント。
おっちょこちょいのライター某が筆を滑らせてしまい、情報が事前に漏れたりもしたが、イベントとしては恙無く。
メジャーデビューにあたり、安全就航を祈願しての神事があったり、テープカットをしたりしてから、デビューシングルのタイトルチューンとカップリングの曲をお披露目。
振りはまだ揃い切っていないようにも見えたが、これまでより複雑化したダンスやフォーメーションの中でもクルーの表情は生きており、これから詰めて行けば楽しいものになりそう。
新しい曲はまだピンと来ないのだけれど、メジャーデビューにあたっても、これ迄の路線を踏襲した曲調だったのには安心した。
マスコミ向けの発表としての色合いが濃く、客は賑やかしで集められたようなところがあり、楽しませる工夫がなされていなかったのはいただけない。 大きなモニターを設えたのであれば、其処に歌い踊るさまを映し出すなり、なにかしらの工夫が欲しかった。
そのあたりは新衣装の撮影をさせる事で補おうとしたのかも知れないが。
撮影タイムの後、ハイタッチでお見送りたったようだが、撮影すべく前の方に詰め掛ける向きのやる気に気圧されて退散。
外に出ると、「ぱすぽ☆安全のしおり」なるものを三百円で販売していた。
まぁお賽銭代わりに購入したのであるが、裏側の隅に presented by B.L.T. の文字列。 東京ニュース通信社のやっつけ仕事。 印刷が良くないのもむべなる哉。
コラム置き場に
・ぱすぽ☆の濃&濃's
をアップロード。
表紙と巻頭グラビアにポスターが付いて、文字物ページにはインタビューまで。 我が世の春を謳歌する板野友美。
モノクログラビアページには、SKE48のチームE。 「ワッショイE!」は、チームEのオリジナル曲だそうです。 いやぁ、そうでありましたか。
投稿連載ページには、研究生の市川美織(a.k.a. フレッシュレモン)。 もはや選抜常連組と人気研究生にしかメディア露出のチャンスは無いらしい。
板野友美
巻頭グラビア8ページ12カット、撮影は長野博文。
放って置いても一と齣ごとに表情もポーズも変えてくる板野友美と、一と齣ごとに違う表情を撮るべく秘術を尽くす長野博文。 相性の悪さからか、これまで見た板野友美のグラビアの中でも最低級の出来
ここまで単調な板野友美もなかなか無い。
何とも評価に困る8ページ。
「"アジア発のコンテンポラリー・アート・フォトグラフィー誌 IANN" の Vol.5 に、ももいろクローバーの早見あかりが出ていて、これが凄い」と聞いたので暫く探してみたが、この手の本の常で大きな書店にしか置いていない上にどのジャンルに振り分けて並んでいるのか見当も付かず、見つけられずにいたのだけれど、既に持っていた方に譲っていただいた。
こちらで既にバックナンバーになってしまった Vol.5 の写真のサムネイルが見られる。
新津保建秀の撮影で巻頭グラビア、18ページ18カット。
連写した齣をズラリ並べただけのものなのだけれど、靡く髪やモデルの表情の変化から感情の揺らぎや移ろいを表現。 じっくり見てじっくり味わえるグラビアになっている。
歌って踊ることを生業とするアイドルは、「其処から先の仕事」を取ってくるのに苦労するのが常なのだけれど、早見あかりの場合「其処から先の仕事」が先に来ていた。
それなのに敢えて歌って踊ってを手抜き無しで演ると言うのが面白くもあり、また貴重でもあり、将に「奇貨」だった訳なのだけれど、四月で ももクロ からは脱退する由。
「卒業」と言う陳腐な上にも陳腐な物言いをせず、直截に「脱退」と表現するところがまた早見あかりらしく思われるのだけれど、齢十五にして人生を転換する潮時を見極めてしまうと言うのも凄い。
然しアイドルと言うものは鵺的なものであって、「こうあるべき」と言う最適解は無い。 接客業としてのアイドルの部分には適性が有るとは言えない事は日々の活動の中で感じていたのだろうし、そこから「向いていない」と考えるのも無理からぬ事では有るが、そうであるが故に接客業としての側面に重きを置かない向きに対しては訴求力の有るアイドルとして存在し得るのであって(だからこうして私も長々と駄文を書き連ねている)、この時期に ももクロ を辞めるのは些か短慮に過ぎるようにも思えるが、本人が決めてしまった以上致し方ない。
役者としてもモデルとしても面白いキャリアを重ねているので、今後はそっち方面での活躍に期待したい。
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表紙でも巻頭グラビアでもないが、AKB48関連記事・グラビアはテンコ盛り。 結論を先に書いてしまうと、フレンチ・キスの季節感の有るグラビアの出来が非常に良い。
カラーグラビア以外では、モノクログラビアページの新成人タレント晴れ着写真に小さくAKB48の7人(片山陽加、佐藤亜美菜、佐藤夏希、中田ちさと、松井咲子、松原夏海、宮澤佐江)。 宮澤佐江を縁の下の力持ち6人が取り囲む格好。
モノクログラビアにはノースリーブスのアニメタイアップ記事。 投稿連載ページには大場美奈なのであるが、このあたりの研究生になると私にはまるで分からない。
小森美果
巻頭グラビアページの最後に3ページ5カット。 撮影は福沢卓弥。
例によって何を考えているのか判らない表情。 歯見せ笑顔で且つ眩しそうな凶相ばかりの5カット。
5カット目は辛うじて可愛らしく見えなくなくもないが、引きは弱い。
編集部より事務所側の意向なのではないかと思われるが、この季節に浜辺で水着ってのが短絡的でいただけない。
後述する岩佐真悠子のグラビアのように、苛酷な環境下での撮影から見応えの有る写真が生まれることも有るが、その中で見られる写真に出来るだけのモデル(もしくは役者)としての覚悟も技量も無い被写体からは、何も引き出せない。
フレンチ・キス
巻中グラビア8ページ13カット。 撮影はTakeo Dec.
前半はニットやファーなどをあしらった小道具を使った水着グラビア、後半は黒のタートルネックのセーターにチェックのスカート、黒褐色のニーハイソックスにローファーのようなデザインの黒いハイヒールで揃えてのグラビア。 文字は邪魔だが写真の出来は良い。
これまで良いと思った事が一度も無かった高城亜樹が、一と皮剥けて良い表情。 表情の種類も増えたし、気の抜けた呆けた表情も無い。
倉持明日香は相変わらず歯見せ笑顔が単調なのだけれど、それ以外の表情には幅が出てきた。
柏木由紀は水着部分では眩しげな顔になってしまっているが、後半の黒セーターのカットは表情もポーズも良い。
水着部分は柏木の胴長X脚であるとか、高城の松の木のような頑健な太腿であるとか、体形の粗は隠されているが、反面美点も引き出されておらず中途半端な感じ。 そんな中でも倉持明日香の臍だけは綺麗に撮れている。
季節感も有り、三人三様の魅力引き出されている佳品。
岩佐真悠子
前号の袋綴じグラビアが好評だったようで、アンコールグラビア4ページ7カット。 撮影は栗山秀作。
酷寒の北海道で撮影されたグラビアなのであるが、カメラマンとモデルががっぷり四つに組んだ見応えのあるグラビア。
醸される色香と纏った衣装の面積は、必ずしも比例も反比例もしない事が判る。
一見必然性が無さそうな事に必然性が有ったり、その逆も有り得たり、グラビアと言う物は実に難しいが、その分面白い。
見る者にとっても、撮る者にとっても、撮られる者にとっても。
コラム置き場に
・佐藤夏希の来し方行く末
をアップロード。
昨年末にした下書きを漸く纏めたが、時期外れの話題になってしまった。
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「俺の名前覚えた?」って強く聞く人。 そうじゃなくて、私の好きなアニメのコスプレをしてきてくれると覚えるしうれしいです(ニコッ)。(原文ママ)
表紙と巻頭グラビアに篠山紀信の撮ったAKB48。
グラビアは16ページで、見開きで7カット。
これ迄のAKB48劇場でのステージ写真は、巻末で篠山が語っている通り、確かに詰まらない物は多かった。 然し乍ら篠山の写真も褒められた出来では無い。
撮影時に感度の設定を上げられるだけ上げてシャッタースピードを稼ぐ事自体は悪くない。 しかしそれが行き過ぎていて、ストロボを焚いて止めるよりはマシだが、瞬間が固定され過ぎていて生々しさがまるで無い。
その場にある筈の熱気や音は写り込まず、温度も音も無い世界。
AKB48劇場に渦巻く"あの熱気"を写真として表現出来ておらず、上っ面を削り取った鉋屑のような写真になっている。
公演を一回や二回、招待席で踏ん反りかえって見たくらいで判った気になっているのも片腹痛い。
公演の中で、何処で何が起こるのかを頭に入れて、それを切り取れる適切な位置から撮るのが舞台写真だと私は考えている。
公演の流れのみならず、何処に誰が居て何をやっているのか。 前列で踊っている連中だけが輝いている訳ではなく、後列に埋没しまいとあがく輝きもあれば、後列から客席を俯瞰するような醒めた眼を見せる鈍い光を放つ者もいる。
柱の陰の碌すっぽ見えない席にだって、そこからしか見えない光景はあるし、お立ち台の端からしか劇場全体は見渡せない。 撮り易い位置からだけ見ていては、劇場公演が人を惹き付けた理由は判らない。
下手な鉄砲ではないから数撃ちゃ当たるんだと篠山は胸を張っているが、十分下手な鉄砲であり、威張れた出来では無い。
さらっと見て流す分には綺麗に撮れているが、見れば見る程不愉快。
きれいきれいに撮れてはいるが 写るすべてが上っ面
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1曲目 2人の星〜離れていても〜 2曲目 voice 3曲目 赤鼻のトナカイ(東京タワーSPECIAL) 4曲目 赤いマフラー(スタッフブログより)
この tdiary と言うシステムはweb日記のはしりのシステムで、htmlタグ手打ちで日記的なものを始めた私には使い易いのだけれど、何をどう書いたか検索するのは実に面倒で、自分でも探せない事がまま有る。
そんな訳でとりあへずグラビアレビュー(一部読み物も含む)を抜粋して別ブログに保存することにした(とりあべず今年一年分までは遡って保存)。
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
カメラマンやモデルでタグを付けて分類したいのだけれど、そう言うサービスが見つからなかったので、とりあへず掲載誌で分類してみた。
何か便利なブログサービスが有れば、ご教示いただきたい。
戸島花がアシスタントを勤めるニコニコ生放送の囲碁番組。 タイムシフト予約で視聴。 戸島がツイッターで告知してくれたお陰で見逃さずに済んだ。
今月は小沢一郎×与謝野馨の対局と連動していて、出演者一同妙な興奮状態。 藤澤一就八段も不規則発言多目。
戸島は暫く見ないうちに髪もメイクも華美になっていた。 例によってスカートは短く、襟ぐりが広いので前屈みになる局面では危うかったり。 まぁ、私がやきもきしても仕方がないのであるが。
粛々と進行するところと混ぜっ返すところの切り替えも上手く、放送作家や出演者に駄目出しをするなど、戸島らしさが存分に出ていて面白く見る事が出来た。
戸島がブログ更新終了後に始めたツイッターであるが、使い方・線の引き方がまた戸島らしい。
フォローするのは基本的に同業者のみ。 自らの発言に対しての返信には、対象を特定せず反応。 弁えている。
相変わらずこの先どうするんだか判らないが、これなら名前と生年月日が変わったり、そう言う驚き方はしなくて済みそうだ。
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レビューが進まないのはメディア型アイドルになってしまった(そして大人の事情に「翻弄される側」から「翻弄する側」になってしまった)AKB48やSKE48に対する興味が薄れた為。
売れて来れば仕方の無い事ではあるが、手間と時間を掛けたグラビアも減ってしまった。
紙幅は裂かれているが、感興は催さない。
AKB48 48分の3かける2
仲良し二人組企画グラビア3本。 菊地あやか×仲川遥香、門嶋淳矢の撮影で3ページ18カット。 仁藤萌乃×倉持明日香、細居幸次郎の撮影で3ページ4カット。 指原莉乃×小森美果、細居幸次郎の撮影で3ページ20カット。
仲川と菊池の関係についての話は、初期チームBと最近の話のみで構成されていて、明るさの裏側にあるものがチラリと脳裏を掠める。
指原と小森の「看護婦と患者のコント」が面白い。 小森は何を考えているのか判り辛い謎の微笑に加えて、気心の知れた指原と絡ませる事で生きた表情も引き出されている。
看護婦姿の指原が妙に妖艶で、小森に脱脂綿を突きつけられて厭な顔をしているカットも面白いが、笑っても居ないし困っても居ないエアポケットに入ったような瞬間の表情に引き込まれる。
友人が指原莉乃を評して曰く「今、世界で一番面白い生き物」。
指原が狙ってやった事ではなく、その生態を含めた存在そのものが面白い。
高柳明音
前田敦子のドラマ撮影風景、小野恵令奈の写真集宣伝ページを挟んで高柳明音。 栗山秀作の撮影で4ページ6カット。
制服(夏服)姿で線路端を走り、のんびりと私服で公園。
髪が長く、量も多い上にあしらい方が野暮ったいのだけれど、それを上手く誤魔化して撮ったカットは可愛らしく撮れている。
SKE48で面白いのは、高柳も含めて碧の黒髪を大事にしているメンバーが多いこと。
AKB48ではOGも含めて重いだの何だのと理由を付けて安易に染めてしまう(戸島花!!)連中が多い中、これは貴重。
AKB48 おひとりさま(佐藤すみれ)
小森美果、片山陽加に続いて佐藤すみれが登場。
カラーで1ページ1カット(撮影は古賀良郎)、モノクロ1ページでインタビュー。
携帯サイト連動企画なので、ワニブックスモバイルには更に詳しいインタビューが掲載されている。
カラーページには正面から撮ったカットが使われているのだけれど、顔のパーツが正面を向いているので、斜めから撮った方が映えるのではないかと思う。
赤沼夢羅
長野博文の撮影で2ページ2カット。
スタジオでじっくり撮っており、長野博文らしい光と色。
じっまり撮ってもかしこまった表情にならないのは流石。 1カット目が良い。
制服向上委員会
現代のグループアイドルはおニャン子クラブと比較して語られる事が多いが、客文化にしても送り手側の手法にしても制服向上委員会の影響下(もしくは「車輪の再発見」)にある事が多い。 AKB48がNHKの「日本の叙情歌」でやっていた唱歌のメドレーもそう。
客文化に与えた影響も多く、「PD」「とも〜みちゃん」の言いだしっぺや、「ケチャ」の命名者も制服向上委員会の流れの客。
閑話休題、9月から再始動したその制服向上委員会から5人。 2ページ6カット、撮影は荒木勇人。
担当ライターは村山義典。 流石に判っているだけあって要点を押さえつつ簡潔に。
メンバーは相変わらず変化球主体だが、それがこのグループの魅力でもある。
藤原令子
宮家和也の撮影で4ページ4カット。
4月号以来半年振りの登場。 前回は細居幸次郎の撮影で4ページ6カット。 未だ何者でも無い少女の素材そのものを撮ったグラビアだった訳だが、今回はこの仕事が決まってから担当マネージャーと合宿をして臨んでおり、それが吉と出てモデルとして仕事が出来ている。
カメラの前で上手く表情を作るのではなく、カメラの先に意識を持って行って、良い表情を引き出して貰えるようにしている。
カメラの前に素で立つというのは、簡単なようで難しい。 それが出来るようになりつつあるのを感じる4カット。
逢沢りな
普通の写真は見開きで一枚、コラージュが見開きで2枚、1ページで1枚。 これを7ページに詰め込んである。 撮影は何をやらせても水準以上の出来になる桑島智輝。
纏め方の上手さもさること乍ら、元の写真が良い。
私はコラージュのような小細工は嫌いなのだけれど、これは良く出来ている。
スマイレージ
7ページ6カット、撮影は楽満直城。
1ページ目と最後の見開きで集合、間に個別写真を挟む構成。
個別写真は都電荒川線の9000型車輌を借り切っての撮影。 絞りを開けて撮る事によってレトロ調車輌のわざとらしさを殺し、温かい色合いのみを生かしている。 背後に写り込んだメンバーの表情も、なんとなく判る程度になったボケも頃合い。
しかし最後の集合はいただけない。 一番奥の小川紗季だけアウトフォーカスに。
最近よく見られる「意図しないアウトフォーカス」については、項を改めて書く予定。
どのカットも似たような表情の前田憂佳は別として、あとの3人は表情を作る事に意識が行き過ぎている。 スマイレージについては、送り手側が型に填め過ぎているように思う。 それが無い おはガール メープル with スマイレージ での4人は、実に活き々々としている。
嗣永桃子
最新写真集で使われなかったカットの中から5ページ6カット。 撮影は西條彰仁。
営業的には水着が無いと不味いのだろうけれど、1カット目と3カット目のピーカンの浜辺での水着は蛇足。 光が強すぎると流石に嗣永桃子でも表情は硬くなる。
それ以外は嗣永プロの完璧な仕事。 貶すところは無いし、西條彰仁の腕も冴えている。
矢島舞美
「女優六景」と題して趣向を凝らした6ページ6カット。 撮影は桑島智輝。
桑島智輝の引き出しの多さと、矢島舞美の対応力に感心。
3カット目の「泣く女」が秀逸。 美しい泣き顔。
真野恵里菜
7ページ6カット、うち見開き1ヶ所。 撮影は佐藤裕之。
表情も背景も画面構成も良いのだけれど、肝心なところでピントを外してしまっている。 佐藤裕之の美点と欠点が出ている。
真野恵里菜は、役者としての経験が写真を撮られる際にも生かされており、表情・仕草・立ち姿、どれも良い。 それだけにピントの甘いのが気になる。
70ページ余を裂いてAKB48の特集。 かなり前に買ったのだけれど、歯応えが有り過ぎるので後回しにして来た。 年を越す前にやっつけたい。
いつもは掲載順に書いていくのだけれど、巻頭の荒木経惟は時間が掛かるので個別グラビアから。
大島優子
すべて見開きで10ページ5カット、撮影は藤原新也。
夜の渋谷の街を歩き乍ら撮っており、ストロボが焚かれたカットは、ブレた画面の中にその瞬間だけが浮き上がって切り取られている。 好きな手法ではないが、上手い。
AKB48のステージ衣装も、奇異な感じはせず、渋谷の街に溶け込んでいる。
藤原新也自身がAKB48のコンサートや劇場公演に足を運び、大島優子を観察した上で撮ったと言うだけのことはあって追い込み方が上手く、大島の役者としてのスイッチは入っているし、可愛いだけではない「したたかさ」と言うか、狂気を孕んだ本性と言うか、そんなもの迄写っている。
見ているだけで草臥れるような重い写真だが、その分見応えもある。 写真の並べ方、文章の流し込み方も上手い。
前田敦子
5ページ5カット、撮影は蜷川美花。
例によってピントもヘッタクレも無く、色と雰囲気で押す写真。 前田は全カット機嫌の良い「白前田」。 この秘密は対談の中で明らかになる。
写真の出来はさておき、撮るにあたっての姿勢は素晴らしい。 前田敦子の魅力についても、実に的確に捉えている。 この辺りの観察眼の鋭さと撮影に入る前の周到な準備が、被写体を良い気分で撮影に臨ませている。 それが仕事が引きもきらぬ理由の一つなのだと思う。
こう言う事が出来ていないから、中山雅文の写真はピントも露出も適切なのに退屈窮まる。 ピントや露出や構図は写真と言うものを構成する重要な要素ではあるのだけれど、技術的に上手ければ良い写真になるとは限らない。 以上、八つ当たり。
対談の中で語られる被写体との向き合い方は、方法論として正しい。 以下引用。
だからやっぱりね、撮ってもらう、撮らせてもらうということって、本当に信頼関係だけで、「この人に撮られたら大丈夫」と思ってもらえるかどうかなんだよね。 それで九割方勝負が決まる。 「この人に撮られたら嫌だ」とか何か身構えたりすると絶対うまくいかないの。 だからよく「どうやってその色や世界観を出すんですか?」と訊かれるんだけど、人と人だから気持ちよく仕事ができて信頼してもらえればいいとしか本当に思ってないのね。
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アイドルオタクの、アイドル。
ネクラなのに、おしゃべり好き。
ヘタレなのに、前に出たがり。
と、このあたりは本人自らの証言だが、彼女を知る誰もが胸抱く大事な一項目を、ちゃんと付け加えておきたい。
かわいいのに、おもしろい。
アイドルはかつて、ファンに擬似的な恋愛感情をプレゼントし、支持を集めていたのかもしれない。 でも、指原莉乃という新世代アイドルは、もっとたくさんの、いろんな感情の全部を、彼女を見つめる人々に追体験させてくれる。 それはとっても、貴重な体験なのだと、この日の撮影を通して実感できた。 そうして自然と、彼女を応援したくなった。
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