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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


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酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2013-08-17 重馬場に強い岡崎みさと [長年日記]

_ やっぱりここでも メグリアイ厨!

無料ということもあってか、集客は心持ち多め。 ここのところ確実につばなれするようにはなってきた。
押上という場所柄、他所から廻しにくいのが難と言えば難なのだけれど、視聴環境としては快適で費用対効果の面から考えれば良い現場だと思う。

帰省中の浅原がお休みで、ほぼレギュラーメンバー。

今回は全篇ライブと言う事で、自己紹介を軽くしておいてライブへ。

山中が今日の衣装のブーツを忘れてしまって、一人だけサンダル。 二週連続のオチ要員。
4期が入ってから見違えてよくなっていて、振りも大きくなって表情も良い。

白鳥ぬきの五人で始まり、白鳥in山田outでさらに何曲か。

4期の二人はだいぶ良くなってきていて、移動はまだ覚束ないところもあるが、振りに関しては身体に入ってきている。

白鳥は漸く動ける身体になってきて、踵を飛ばしてステップを踏めるようになってきた。
移動する段になると表情が素に戻ってこれから行く場所を凝視する癖は早めに直したほうが良いが、心が折れたのを表情に出さなくなったのは良い。

佐々木は歌っている最中に客目線になってしまうようなところが無くなり、とりあへずもっともらしい顔で踊れるようになってきた。
舞台に居ることを楽しんでしまう笑顔と、舞台に立てる喜びから出た笑顔は似て異なる。 佐々木は今、過渡期にある。

坂本の表情が途中から曇りだして、涙目になっていたが気になった。
努めて明るく振舞おうとはしていたし、歌って踊っての部分に関しては貶すところも無いのだけれど、隠せるものは隠してもらったほうが楽しく見られる。
ライブのさなかに起こったことであれば仕方が無いし、思ったように出来ないもどかしさから来る懊悩からくる涙であるようにも感じられたのだけれど、もしライブの前に起こった何かが原因なのであれば、ライブの前に切り替えたほうが良い。

ワイヤレスマイクの調子も悪く、スイッチがONになっていても電源が入ったり入らなかったりする場面が多く見られたのだけれど、不測の事態で開いた穴を埋めようとする意識が共有されていて、機材トラブルとしては深刻なレベルではあったものの、ライブとしては大過なく。
そんな状況にあっても岡崎みさとは何事も無かったかのような通常営業。 見掛けによらず重馬場に強い。

頑張りすぎたのか山田渚は過呼吸になってしまったようで、物販はお休み。

後味の悪さはありつつ、見応えはあるライブだった。

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2013-08-16 二回廻し [長年日記]

_ 小桃音まいメジャーデビューシングル発売記念ミニライブ

所謂「ガンダム前

にて、「BANG BANG 鼓笛サンバ」の発売記念ミニライブ。
バスの乗り継ぎに手間取って、付いた頃には始まってしまっていたが、小桃音まいは今日も隙の無い仕事っぷり。
バックにシブヤDOMINIONの連中を従えて歌い踊っても、小桃音まいだけ際立って美しい動き。 上手さでも激しさでもなく、「美しさ」

放熱も通気も悪そうな衣装ながら、表情にはそれを出さない。

短時間ながら唸らされた。

_ 『choice?×モバダビ賞』 ライブステージ

大井競馬場のトゥインクルレースに合わせてRizumuとchoice?のミニライブ。
大井町と大森から無料バスが出ているのは知っていたが、トゥインクルレース期間と年末は錦糸町からハトバスが出ているようだ。

大井競馬は鉄火場の雰囲気は残しつつ、家族で来られる場所としての設備も整えており、目を血走らせた親父客と家族連れが並存。

まだまだ暑く、日差しも強いが、海が近いこともあってか吹き抜ける風はすでに秋のそれで、日陰に居る分には過ごしやすい。
ライブが始まる頃には日も暮れた。

レースとレースの間にやるミニライブなので、Rizumuが1曲choice?が2曲。 終演後にアトラクションをみっちりやって、すぐにまたミニライブという構成。


舞台袖にスピーカー1対、足元にモニタースピーカー1対、出演者はなぜか腰に付けた受信機から伸びるイヤフォンを耳につけていた。

アトラクションは流石に訳知りばかりだったようだが、ライブそのものは一見さんも多く、親がお馬さんの競走に夢中で子供はほったらかされている傾向の家族が多かったこともあってか、子供が多かったのが印象に残った。

フィノリアファクトリーの楽曲は、オケもペラッペラで曲もベタ、歌のほうも上手くはないのだけれど、バランスが非常に良い。 聴いていると妙に耳に残るし、見ていても楽しい。



この他の写真はこのへんに。

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2013-08-10 薄の簪 [長年日記]

_ WALLOP放送局『やっぱりここでも メグリアイ厨!』浴衣SP

浴衣スペシャルということで、浴衣や甚平の客もちらほら。

浴衣でライブとなると、襷十字に綾なして、裾も端折ってねぶた祭りの跳ね人みたいにしてしまうことがままあるが、その轍は踏まず普通に着付け。
浴衣を普通に着付けたままライブをやってしまって色々あった反省は生かしているようだ。
放送部分はミニゲーム大会、エクストラタイムは大人しめな曲を選って3曲。

浴衣でゲーム大会は企画もきちんと練ってあって恙無く進行していたのだけれど、コップに注いだコーラを細長い紐状のストローで早飲みをするところで、貧血でも起こしたのかよろめいてへたり込んだ白鳥がカットアウト気味にフェードアウト。
浅原や坂本が機転を利かせて繋ぎ、コメディリリーフ的な役回りになっていた山中がきっちり演りきったこともあって、白鳥が居なくなってしまっても何とか最後までもたせていた。

その山中、本当に着られる浴衣が無かったのかもしれないが、つんつるてんの子供用浴衣におさげ髪、自分は山中香穂ではなく「座敷童である」と頑なに言い張り、その設定で進行。 これが実に良かった。

浴衣は全般的に着付けがだらしなく、ちょっとよろしくない。
坂本は着付けも美しく、頭のてっぺんからつま先までコーディネートが行き届いていて実に良かった。
胸高に帯を締めた佐々木と、すっきり着付けた岡崎と浅原はまぁ及第点。
ただ帯の下に前板を入れていないので帯が撚れてしまっていた。
山田と白鳥は体形を和服に合わせる為の小道具を端折った為に着崩れてしまっていたのと、帯を結ぶ位置が低いのとで、「温泉宿で火事に遭った避難民」みたいになってしまっていた。
髪型や浴衣と帯の色遣いは良かっただけに画竜点睛を欠いた感。

帯の締め方、衿の合わせ方は年齢や職業によって異なるのだけれど、アイドルという職業にある場合は衿をしっかり合わせて胸高に締めるべき。
このあたりは本人ではなく送り手の責任に係る部分。
着付けの出来る人を一人確保しておいて、時間に余裕を持って控え室で順繰りに着付けると着崩れないし、足りない物があっても調達すれば対処出来る。
最近はめんどくさがりな若者に迎合して前板やアンコを端折るような教え方をする呉服屋すらいるので、知らなくても仕方が無いのだけれど、美しく着るためには面倒なあれこれも必要になる。
特に見られる商売なら猶のこと。

前述の通りで、エクストラタイムのライブは大人しめなところから3曲。
沸ければカラオケでも良いくらいの人々には物足りなく思われる選曲だったかもしれないが、偶にはこう言う「聴かせるライブ」も良い。

佐々木は振りが身体に入ってきたらしく、考えずに踊れていた。 「見る側の人」になって楽しんでしまうようなところも無く、終始自然な笑顔。
これからが楽しみ。

リーダーと言う物が存在しないメグリアイの場合、新しくメンバーが入ってきた際にどこまで自由にさせてどこから縛るか。 慣れてきたところで筋は通す必要性が出てくると思うのだけれど、その嫌われ役を誰が背負うのか、また背負わせるのか。
これも送り手が決めなければならない事のひとつ。 さて、どうなりますか。


2013-08-02 「ほぼ同期の麻里子」 [長年日記]

_ Club333 Night View DJ(担当:宇佐美友紀)

宇佐美にしては告知が早かったので、万障繰り合わせて東京タワーへ。


19:30ころ、アシスタントのミズノ氏とともに登場。 入りが遅いので多少不安はあったが、始まるまで進行表を読み込んだり、要所々々になにやら書き込んだりして過ごし、始まってしまえば流石の仕事ぶり。

自己紹介では、今やっている声の仕事についてさらりと。
「司会とパーソナリティーのお仕事」
・・・のような言い回し。

張らなくても通る声、リクエストカードに書き込まれた一寸したエピソードから話を拡げる機転と技術。 紆余曲折あったが、喋る仕事で食えているのにも納得。

bayfm でやっている昼の番組のリスナーらしき人からのリクエストがAKB48の曲で、宇佐美にしては珍しくAKB48に居た頃の話など。
当時からの古い客がちらほら居たからかもしれないが、宇佐美難民仲間の友人も初耳であるような話をしていた。

ミズノ氏が最初から居た子達も少なくなっちゃいましたね・・・と振って篠田の話になったのだけれど、「ほぼ同期の麻里子が」と言っていたのが妙に可笑しかった。

場所柄、常識のない野暮なのが通りかかって騒ぐこともあるのだけれど、声を張ったり厭な顔をしたりせず、終始淡々と。
小さなネタからも話を膨らませることが出来るのだけれど、隙間を無理に埋めようとする焦燥感は無く、ゆったりしたペースで進行。
以前は機転こそ利くものの言葉の選び方が些か雑だったりもしたが、声のトーンも抑えて適度なしとやかさ。

リクエストカードを書いたり読まれたりするのには慣れていたはずなのだけれど、こと宇佐美に読まれるとなると妙なこそぱゆさがあり、我ながら驚いた。


2013-07-28 再開 [長年日記]

_ UTB 2013 2月号(1/27の続き)

寝かせすぎたものを掻い摘んでの更新。

梶谷桃子
4ページ4カット、撮影は西田幸樹。
衣装に合わせて黒バック、グレーバック、白バックで1カットずつ。
屋外でもう1カット。
曇天の西田幸樹に矢張りハズレは無く、柔らかく廻った光を生かして風に靡く髪も美しく。
惜しむらくはバックのボケが美しくないことであるが、これはまぁ仕方が無い。

福田花音
6ページ8カット、撮影はHIROKAZU。
ピーカンの浜辺で撮ったものなどは、矢張り眩しさで固まってしまったようなところもあるが、波打ち際で撮ったものは、眩しげでありつつ表情も生きており、波も躍って面白く。

鞘師里保
6ページ16カット、撮影は西田幸樹。
スタジオの中で踊らせたものの中から、一枚で目を惹くものを見開きに、並べることで連続性の伝わるものを大小とりまぜて、こちらも見開きで見せる。
静止画像でも伝わる躍動感。
最後に屋外で1カット。
西田幸樹の頭上には、常に柔らかく光を回す雲があってほしい。

真野恵里菜・矢島舞美
7ページ13カット、撮影は佐藤裕之。
ハロープロジェクトを離れる真野恵里菜、その記念企画の3回目。
正しく相乗効果、一人だと出さない種類の表情を二人とも出している。
佐藤裕之は、一時期易きに流れたようなヤッツケ仕事が目に付いたが、ここのところ再び高いレベルで安定。
窓から入る光を生かした屋内のカットは矢張り上手い。

_ UTB+ 2013 3月増刊

松井玲奈
表紙と巻頭グラビア、10ページ11カット(うち見開き1箇所)、おまけピンナップがついて来る。
一見儚げでありつつ芯は強く、静かな侠気と狂気を内に湛えている松井玲奈の、主に商売用の「食べやすい部分」を切り取ったグラビア。
ところどころにうっすらと「本当はおそろしい」部分が見え隠れ。

橋本愛
7ページ6カット、うち見開き1箇所。 撮影はサトウ ノブタカ。
射すくめるような眼差しとどう向き合うか、正面から受けるか、かわすか、受けつつ流すか。 実験めいた6カット。
サトウ ノブタカがどんな答えを導き出したのかはわからないが、カメラを見るような見ないような、それでいて意識はしているようなカットが良く撮れている。
体形には色気が無いので、薄着をすればする程色気は無くなり、厚着をすればする程艶が増す不思議。

峯岸みなみ
7ページ7カット、撮影は山口勝巳。
思えばこれがロバート・キャパの撮った「ナチ協力者の女性」みたような陰惨な姿を晒す前の最後のグラビアと言う事になる。
山口勝巳らしい「人間のブツ撮り」で見られるものにはなっているが、峯岸みなみの病的なまでのカラーコンタクト依存が、表情を薄気味悪いものにしている。
「求められる峯岸みなみ」を演じ続けた結果がこれなのかも知れないが、こんな死んだ目をした峯岸には、なんの魅力も感じない。

河西智美
6ページ6カット、撮影は佐藤裕之。
撮影した日の前後の出来事を知っているが故の先入観かもしれないが、どことなく抜けたような惚けたような表情。
河西のグラビアは、こうした素材そのものを生かす構成のものがあまり無く、どうしても奇を衒ったようなものになりがちで、それは全部秋元康が悪いのだけれど、AKB48の頸木から逃れられれば、またこうしたものが見られるかもしれない。
2カット目の横顔が良い。 遅きに失したが、こう言う河西智美が見たかった。
そして最後のカット、何気なく絡めた指と指から立ち上る色気。 こう言うものは企画先行で型に填めたなグラビアでは出ない。

田島芽瑠
6ページ5カット、撮影は栗山秀作。
指原莉乃プロデュースのHKT48連載グラビア。
例によって指原と1カット、あとは田島だけで4カット。
指原莉乃の良いところは、型に填めすぎないところ。
残っている客気質、まぁこれは一生涯消えないと思うのであるが、それが生かされている。
田島の良さの「わかりやすい部分」を引き出して入り口を作るのが指原の仕事であり、それを理解してやっているから厭味が無い。

谷川愛梨
6ページ6カット、撮影は桑島智輝。
この人らしい卒の無い的確な仕事。

古畑奈和
5ページ5カット、撮影は熊谷貫。
握手会対応であったり、アイドルの接客業としての部分が持ち上げられる方面には興味が持てないのでその良さが分からなかったが、熊谷貫と真正面から向き合ってたじろがずに居られた事は評価できる。

刈谷友衣子
5ページ5カット、撮影は丸谷嘉長。
メイク薄めで本質を抉るようでいて、綺麗事の枠からは出ない丸谷嘉長らしい仕事。

工藤綾乃
白ホリで5ページ5カット、撮影は栗山秀作。
地元に住み続けつつ、東京で仕事をする工藤綾乃と、栗山の肌色表現の相性の良さ。

杉咲花
4ページ7カット、撮影は長野博文。
幼女から少女へ移ろいゆく季節の記録。
フォトテクニックデジタルに於ける長野の連載とは違う色味だが、私はこちらの方が好み。
1カット目が秀逸。
スティーグリッツの初期の手持ちポートレートに、こんな感じのものがあったような気がする。

宮元佳林・浜浦綾乃
5ページ7カット、撮影は佐藤裕之。
3ページ目左下などが秀逸。 一寸暗めの場所でも光の捉まえ方・廻し方の上手さ。

石田亜佑美
5ページ7カット、撮影は長野博文。
杉咲花のものと較べると、より客先(アップフロント)の要望に沿ったような色味になっているが、それでも構図や光の廻し方は長野風味になっており、一定以上の水準にはなっているのが凄い。
7カット目、坂の上で振り向いたカットなどは、実に上手い。

福田花音・和田彩花
5ページ6カット、撮影は佐藤裕之。
1カット目。 窓から差し込む光をバックに置いて向き合わせたカットが良い。
昼間の屋外で撮ったものも良いのだけれど、矢張り夜であったり暗めの屋内であったり、光源が限られた状況下の方が佐藤裕之らしさは出るように思う。

真野恵里菜
7ページ9カット、見開き1箇所。 撮影は西田幸樹。
屋内撮影分も勿論良いのだけれど、2ページ目と3ページ目の晴れた日の街の中で撮ったものに唸る。 強い日差しの中で、その強い日差しは生かしつつ、ここまで柔らかく切り取れるとは。
撮る方もモデルも大変だったと思うが、印刷屋も泣いたであろうし、編集も胃が痛くなったのではないかと推察される。
そしてそこまでしたくなる真野恵里菜と言う素材。

道重さゆみ
最新写真集からの7ページ7カット、撮影は西田幸樹。
こちらもよくよく見るとナンダコリャな光の廻し方をしているカットがあり、見れば見るほど頭が痛くなる。
ハロープロジェクト方面の仕事に関しては如何なものかと思う事もあるが、真野恵里菜にしても道重さゆみにしても、こうして「きちんと手間を掛けて撮って貰える機会」があると言うのは、実に幸せな事だと思う。
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2013-07-24 夏バテ貧乏 [長年日記]

_ 更新情報

あれこれ滞る中、コラム的ななにかを二本更新。

アイドルイベントに行けない事を嘆く余り世間を呪詛する下らない人生への処方箋

阿鼻叫喚愛国無罪系視野狭窄馬鹿乱痴気地獄

 メグリアイも客民度としてはマシな部類だと思うし、あまり不快な出来事も無いのだけれど、度し難いバカの馬鹿さ加減は底無し。


2013-07-17 阿鼻叫喚愛国無罪系視野狭窄馬鹿乱痴気地獄 [長年日記]

_ 山田渚生誕記念メグリアイ ミニライブ@WALLOP放送局

少し早めに押上へ。 今日は表題の通りの特別編成で木戸銭なしの無料開放。
そんなこともあってか、札止めとまでは行かぬまでも結構な入り。
高校生組も試験期間終了、東京近郊在住のメンバー総出演。 3期までのメンバーはピンク迷彩のスカートにメグイアイTシャツ、足元は黒のブーツ。 4期生はチュチュみたいなスカートにメグリアイTシャツ、足元は編上靴。 山田渚はシャツイン、岡崎みさとはキュッと結んだり、Tシャツの裾はそれぞれが趣向を凝らしてアレンジ。

ダンスレッスンをしてからのライブと言う事で、三期までの「いつもの五人」はいつも以上に揃っていたし、四期の二人も目に見えて動きが良くなっていた。
まだまだ上手いと迄は言えないが、大分カタチにはなってきたし動きにもキレが出てきた。 何より表情が良い、生きている。

本日の主役であるところの山田くんは衣装替え以外は出ずっぱりで、三期と四期が出たり入ったりする構成。
裏でやるレッスンはレッスンで大切なのだけれど、客前で演るのが一番の稽古になる。 対バンのライブだとまだ戦力にはなりにくい状況にある四期のメンバーもここでなら出る機会は有る訳で、舞台に立つ機会を大切にして欲しい。

山田くんの二十歳の抱負は「宿題をやる」であったり「平仮名を書けるようになろう」であったり、「苦手な平仮名は"ね"と"れ"と"ぬ"」であったり、与太郎感たっぷりではあったが、物心ついてから台湾海峡を渡ってこちらに来て苦労してきた訳で、それを考えるとなんともいじらしい。

ソロ曲の「迷宮Fantasia」。 客前で演る機会も少ないと思うが、以前見た時より歌いこなせていたし、間奏部分で裏に駆け込んで戻ってきて客席にメッセージカードを(文字通り)ぶちまけたり、山田くんらしさのでた微笑ましい光景。

例によって愛国無罪系視野狭窄馬鹿の乱痴気(これは別項にて)もあり、愉快な事ばかりではなかったが、全体としては楽しく和やかに推移。
次回は8/10とのこと。

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2013-07-08 明るい退廃 [長年日記]

_ ハナエ ミニLIVE -たなばたえでぃしょん!-

今度出るシングルのタイトルに惹かれてサンシャインシティ噴水広場へ。
コニカミノルタが協賛している七夕飾りが広場を彩る。

調べても研音検閲済の情報しか出てこないので些か隔靴掻痒の感はあるが、モデルで歌手。 出自としては歌手寄りと言う事になろうか。

モデルとしてのファンか、それともタイアップで付いたアニメ方面か、それとも可愛ければ何にでも食いつくアイドル客か。 客席を見渡しても主たる客層が読めないのだけれど、女子率は高い。
椅子席の二列目三列目に「憧れ凝視系中高生女子」、最前列には座らない(座れない)奥床しさ。
アイドルの現場で見かけるような客もチラホラ。 大人しく観ている女性客が多い中、郷に入って郷に従える客と、それが出来ないで光り物振り回すしか能が無いのと対照的。 沸きゃ良いって物でも無いのだけれど、それを理解する力が無い。

大手らしく、浴衣のお姉さんの司会付き。 諸注意のあと、本日の主役を呼び込む。
これまでに出したシングルから先ず2曲、最新シングルのタイトルチューンである「恋は神聖ローマ」のあと、最後にカップリングの「変幻ジーザス」。

「変幻ジーザス」は手持ちマイクで歌う振り付きの曲。 マイクスタンドを端に寄せてから振り付け講座。
それまで固まって観ていた客が見る間にほぐれ出す。
件の中高生女子たちも、始めはぎこちなく小さく、そして次第に大きく動き出す。

歌は程よく上手く、あざと過ぎないウィスパーヴォイス。 振りも歌を阻害する激しさは無く、挙措も綺麗。 盛り上がることを強要しないが、押すべき所は押してなだらかに盛り上がって行く。
「馬鹿騒ぎ≒盛り上がり」としか捉えられない短絡的馬鹿が送り手にも客にも余りに多いが、静かに観て・聴いていても満足出来るものも在る。

リリース日の7月24日には、渋谷の2.5Dでリリースイベントとのこと。
現場に行っても勿論楽しめるが、2.5Dの配信は兎に角質が高いので、どちらも見ておいて損は無い。

参考:ハナエ オフィシャルサイト

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2013-07-06 客の民度 [長年日記]

_ WALLOP放送局『やっぱりここでも メグリアイ厨!』

坂本樹莉の誕生日当日で、事前にその旨告知があった爲か、いつもより早め・多めの集客。
リハーサルは坂本のみで念入りに。

遠隔地の高田と試験期間中であろうと思われる佐々木がお休み、それ以外の6人が出演。

今回は制服ライブと言う事で、それぞれが持ち寄ったホンモノであったりインチキであったりする制服を着用。

岡崎と山中がセーラー服だったのだけれど、都会的に洗練された岡崎のものに対し、山中のものは極めてオーソドックスなセーラー服で、且つ丈を短く見せる為にウエストのところを折り込んであり、妙にツボに嵌まった。
客席からは見えてしまっていたのだけれど、ライブが一通り終わるまで気付かなかったようで、それだけ集中していたと言う事でもあり、私が見始めた頃の「不安そうな表情」が無くなったのは良い。

本人は気付いていないが当然周囲は気付いていて、笑いを堪える浅原が大変そうだった。
長袖のブラウスを三分ほど捲っていて、細かくお洒落。
浅原は進行についてもしっかりしていて、一寸時間が空いてしまったところで間繋ぎの助け舟をだしたり。 居るだけで安心感がある。

そんなこんなで鼻の下伸ばして観ていたら、蹴り上げる振り付けで勢い余って脱げた山田渚のローファーが飛んで来て向う脛に当たる奇禍に見舞われたり。
山田渚は伸び伸び踊っているので、脱げた靴にも勢いがあった。
(靴の甲に、なにやら溢した赤ペンキらしきものが付いているのが「らしく」あった。)

白鳥愛花はこの世の終わりみたいな表情をしていてどうなるかと思ったが、動きに切れが出てきた。
午前中に初の対バンライブ出演だったようで、そこでの出来を引き摺っていたのかもしれないが、着実に良くなってはいる。
今のところ上手くは無いし、トチリが目に付いたりもするのだけれど、それは「目を惹く」と言う事であって、華があるからこそなのである。
ステップも爪先で刻めるようになってきたので、上手く動けるようになればそこから先は早いと思う。

岡崎は試験期間中のストレスを晴らすような動き。 脚が長く、重心も高いのに安定している。
居るだけで有り難い、眼福。

坂本は気合の入り方が違っていて、ライブ本編も良かったし、最後の3曲をスペシャルライブとして一人で演り切ったのは大きかった。
緊張を隠すためか何時に無く饒舌だったり、進行表を手に持ちっぱなしだったり、ぎこちなさが出ている部分もあったが、歌も安定していたし、この道でやって行く覚悟を示した15分であったように思う。

ライブ本編は全5曲。 山中と浅原と白鳥が出たり入ったりする構成。
AKB48の「代わりはいくらでもいるんだ」式の研究生磨り潰して残ったのだけ使うような育成法ではなく、もう少し地道に育てて頂きたいと、切に思う。

ライブそのものは良く練られていて見応えもあったが、坂本生誕で舞い上がった一部の客が立ち上がって騒ぎ出したのは頂けなかった。
ライブに収録が入るのではなく、収録の際にライブをやっているのであって、カメラの前に立ち塞がるなど常識があればやれないのだけれど、それが無いから困る。

ステージ右端にモニターが置いてあって、どんな構図切ってどう流しているか判るのだけれど、馬鹿が立ち上がっちゃって以降は中央のカメラが使えず、左右から坂本のアップを交互に撮るような感じで、苦労してやっているのが見て取れた。
岡崎生誕の時にはこうはならなかった訳で、付いた客の民度で足を引っ張られるというのも、坂本にとって惨い話ではある。


2013-06-25 [長年日記]

_ BABYMETAL 「メギツネ」リリースイベント(追記)

ステージの設置箇所が観覧エリアに対して極端に上手寄りだったのだけれど、@JAMや以前行われたasfi主催のものもそうだったので、会場都合によるものなのかもしれない。
変わっていた点としては、ステージの床。 @JAMではカーペット状のものが敷かれていたが、BABYMETALではアルミの床が剥き出しになっていた。
カーペットが有った方が滑りにくいが、靴底が引っ掛かって踊りにくく、足首にも負担が掛かるので、剥がして正解。
舞台前縁に置かれたお立ち台はテープで固定していて少々危なっかしかったが、上がる人の体重が軽いのでそれでも良いと判断したのであろう。

あらかた準備が整ったところで、舞台にはブルーシートが掛けられた。 とりあへず雨の降る気配は無かったが、予報は不安定であり、都心部ではゲリラ豪雨が発生していたので予防措置としては的確。
開演時間が迫り、ブルーシートを剥がした後はタオルで床を拭いていた。 こういう心遣いが有って然るべきなのだけれど、出来ない業者の方が多い。

舞台側面や後方の階段など、観覧できない場所を早めに明確化し、小まめに目配り声掛けをして人を滞留させないようにしていたので、そちらの仕事は一人で足りており、舞台周りに人員を集中出来ていたから、比較的少人数でも対処できたのだと思う。

柵押さえ要員は、一枚につき一人で始まり、状況に応じて増員。
ただ押さえるだけではなく、暴れる客にもこまめに声を掛けて熱くなり過ぎぬように制御。
最悪の事態を想定しつつ、そうならない様に講じた対策が意図通りに効いていた。

声を荒げず、客前でバタバタせず、手持ち無沙汰にうろうろしているようなのが居ないから、馴れ合いで甘い汁を吸おうとする客にも付け入る隙は無いし、舐められることも無い。
以前、噴水広場で岩佐美咲のイベントを見た時もそうだったのだけれど、ちゃんとした事務所のイベントでは、全員が全員何かしら仕事をしていて、客とスタッフの二股膏薬でヘラヘラしているようなのはいない。

コールも振り真似もヲタヲタしくないオーソドックスなもので、揃ってもいるのだけれど、コールはCDに収録されている合いの手をなぞっただけの教科書通りのもので、このあたり我が国の支配されるのが上手い(そしてそれを好む)国民性をよく理解して作っている。
興奮し、陶酔した群集が統率されつつ熱狂する様は、レニ・リーフェンシュタールの「意志の勝利」に通ずるものがあり、背後に聳え立つガンダムは、さながらシュペーアの「光の塔」(あれは別の映画であるが)。

舞台上には左右1対しかお立ち台は無かったのだけれど、佳境に入ったところでスタッフが入り捌けに使う階段を運び込んで、中元すず香を手招き。 登らせて煽る演出。
柵押さえにあらかたスタッフを投入しつくした状態で更に煽らせる人の悪さ。
大丈夫だと踏んでのことだと思うが、きっちり状況判断が出来た上なので博打にはなっていない。
全曲終わって捌けようとする三人を呼び戻してもう一度お立ち台に登らせ、最後に一と煽りくれる演出も上手く嵌まっていた。

客と送り手は共犯関係にはなく、客が一方的に踊らされる様は、当事者としてではなく、観察者として見ている分には非常に面白い見世物であった。

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2013-06-23 21世紀の国策産業ロックアイドル [長年日記]

_ BABYMETAL 「メギツネ」リリースイベント(ダイバーシティ東京 プラザ フェスティバル広場)

新曲のPVが良く出来ており、生で見たくなったのでバスに揺られて連日のお台場。
大手の仕掛けるメジャーレーベルのアイドルと言う事で早めには行ったのだけれど、無茶な混み様。
圧縮とモッシュで阿鼻叫喚の巷と化すことが目に見えている優先観覧エリアを避けると、上手・下手の後方から見るほか無いのだけれど、既に鈴なり。 なんとか端のほうに潜り込む。

ステージの基本構成は@JAMと変わらないのだけれど、設営し直したのか表面はアルミ板むき出しのもの。 舞台前縁の上手と下手にお立ち台、スピーカーは2対、モニタースピーカー1対、LEDスポットライト4対。
イベントで使えるスペースを大きく囲い、舞台側面部分と後方の階段部分を殺して、観覧スペースを舞台正面に集約。
最前列にはプラスチック柵を紐で縛って繋げたものを並べ、一枚に一人押さえ要員を投入。 暴れそうな客を分散しないのが上手い。
開演前にスタッフが出てきて諸注意など。 「いつもと(ライブハウスと)違って柵が華奢なので前に押さないでね」「柵が壊れたらイベント中止だから程ほどにね」的な釘挿し。
これも「言ったから押さない」とは全く考えておらず、イベントが中止になった場合の責任の所在を明らかにしておくための伏線。

18:30を少し過ぎて開演。 タイトルチューンを含めて3曲と、文字通りのミニライブではあったのだけれど、この曲数と接客業としての側面を削り落とした販売戦略でも、広めに取った観覧エリアを埋められるのは流石。

然しながら何もかも作り込まれた上での、管理された盛り上がりから来る厭な感じからか、没入して見ることは無かった。

側面と階段部分に客を入れないから警備人員をステージ正面に集中できるから客が多少暴れても制圧できるし、暴れているように見える客もCDに予め吹き込まれている合いの手しか入れないから何か起こっても対処しやすい。
全てはアミューズと言うお釈迦様の掌の上での出来事。

教科書に書いてあることをなぞっていれば自動的に盛り上がれるし。その予定調和にさえ逆らわなければリスクを負わずに派手に騒いだような満足感が得られる。
突撃隊しかり紅衛兵しかり、こういう手合いは制御しきれなくなったら容赦なく切られるのが常なのであるが、群衆の中に身を置いているうちはそれにも気づかずに済む。

言うまでもなく歌もダンスもしっかり仕込まれており、金の取れる見世物にはなっているのだけれど、下から大人が出した指示に従って煽ったりするのを見てしまうと、「これは私の欲するものでは無いな」・・・と痛感。

今日のベビーメタルを分からない人には分からないように説明すると、「ニュルンベルク党大会を賑やかしにきた興亜三人娘」と言った感じ。産業アイドルと言うより国策アイドルの臭い。レニ・リーフェンシュタールにPVを撮らせたい。

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2013-06-22 漫研で生徒会だったおりこう馬鹿のヒステリーにゲンナリする土曜 [長年日記]

_ @JAM 2013 Next Stage LIVE(BELLRING少女ハート)

朝から夕方まで種々雑多なアイドルが入れ替わり立ち代わり出てくる野外ライブなのだけれど、アイドルと声優をごった煮にしたイベントでアタリを引いたことが無いので、目当てのもの一つに絞って観覧。 これが功を奏してさほど不愉快にならずに済んだ。
不愉快にならずには済んだが、短時間でも送り手のバカさ加減は充分判るオタンコナス振り。 その辺りは追々。

バスの乗り継ぎでしくじって17時少し前に現地着。 丁度とちおとめ25の出番が佳境に入った頃合。
アルミ製の簡易ステージが、左右にステップを踏むたびに危うく歪む。 昨年のTIFで崩壊した件のアレも、東京タワーでやったラジオ日本のイベントのカラオケトラックもそうだったが、イベントを打つ側が「そこで何をやるのか」をまったく考えずに舞台設営をしているからこう言う雑な仕事になる。
強度と剛性は別なのだけれど、その辺りが全く判っていない。
(そもそもどんなグループなのかも碌に調べずに顔付けしていやがる。)

タイムテーブルには「ガンダム SHOW TIME」とあり、5分空けてある(そもそもガンダム待ちと言うのが判らない)のだけれど、天候の所為なのかブライトさんの逆鱗に触れたアムロが営倉にぶち込まれていたのかガンダムは微動だにせず、空しく何も無い時間が経過。
タイムテーブルにゆとりを持たせるのは悪いことではないが、一回々々の転換に時間を掛けすぎて冗長。 イベントを通しての流れも考えていない。
5分経ったところで雇われ司会のコスプレの人が登壇。
だらだらと間繋ぎにもならぬ与太話をして盛り下げたところで、BELLRING少女ハート。

真ん中の人がビザ問題で帰郷したまま戻って来られない状況下にあるのだけれど、現状で出てこられる四人でのステージ。
気負ってカバーしようとする重さもなく、ごくごく自然に居場所を空けてある。
コシダカシアターでの初見では、送り手の大人の悪ふざけに対して受動的であるように感じられたのだけれど、何度か見るうちにそれがなくなってきた。
私の受け取り方が変わった(慣れた)のかもしれないし、彼女らがより自由になったのかもしれない。
二曲演って曲の演出上倒れこみ、倒れたまま自己紹介。 なんだか判らない。

その間にも海外プレスなのか何なのか、BELLRING少女ハートのTシャツを着た白人の巨漢二人組が大興奮で撮影している。

ビーチボールを投げ込んだり、シャボン玉を吹き上げたり、例によって客は遣りたい放題なのだれけれど、反面自律的でもあって、最前列に柵が無い事も理解した上で柔らかめの圧縮。 サークルモッシュも心持ち後ろめで。
暴れているようでいて、超えてはいけない一線も心得ている。

BELLRING少女ハートの出番になるや、風が吹き始め、吹いた風が雲を呼び、雨まで降ってくる始末。 そして、出番が終わるや已むと言う奇蹟。
天候まで含めての演出であるかのような、不可思議な一と時であった。

帰り際、「観覧エリア内での傘は禁止です」と送り手の金切り声。
漫研で生徒会だったおりこう馬鹿を絵に描いたような慇懃無礼。

_ やっぱりここでも メグリアイ厨!(6/22)

お台場から都バスの乗り継ぎにしくじり、七時を廻った頃合に到着。
門仲に出ずに豊洲乗換えにすべきであった。

閑話休題、メグリアイの話。
今週は高田以外全員集合、岡崎が1期、あとは2期から4期まで二人ずつと言う事で、岡崎司会で期別対抗のゲーム大会。
ここ何回かでこの番組に取り組む姿勢そのものから変わって来ていて、見るたびに面白くなっている。
「叩いて被ってジャンケンポン」ジャンケンに勝った山田渚が何故か叩かずに突きを入れて失格。
アイドル界のタイガー・ジェット・シン。

CMに入るタイミングを見計らった進行も(少なくとも岡崎と浅原は)出来るようになってきたし、告知内容も分担して覚えて来てそらで言えるようになっていて、漸く配信する番組として機能し始めた。

本編終了後に恒例オマケライブ。
今回は大博打の新機軸。 3曲とも重要な位置に配されて4期生出ずっぱりの巻。
対バンのライブだと失敗できない分遣りにくいと思うが、ホームグラウンドであるここでやるのは(出来はさておき)良い選択だと思う。

佐々木澪はかなり上達してきていて、周りを見るゆとりが出てきているのが見て取れるが、白鳥愛花はまだまだ危うさたっぷりで見ていて冷や汗が出る。
それでも何故か「ダメダコリャ」的な否定的な感情は湧かず、私のような擦れっ枯らしでも柄にも無く応援してしまいたくなるのが不思議。
白鳥が危なっかしい分、山中と浅原と坂本が鬼気迫る切れっキレの動きと表情。
山中が自信なさげな表情を見せなくなったのは良い。 動きも大きくなった。

白鳥に関して思うのは、折れないで欲しい、諦めないで欲しいと言う事。
歌は歌えて来つつあるので、後は振り付けと立ち位置さえもう少し何とか慣れば持ち回りでの出番も増えると思うし、場慣れすればパニックに陥るような事も無くなる。
白鳥が戦力として計算できるようになれば、メグリアイそのものの好事家以外への訴求力も大きく上がるのではないかと思う。

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2013-06-16 掉尾 [長年日記]

_ Dorothy Little Happy「colorful life」リリース記念イベント(イオンレイクタウンKAZE)

南越谷から乗った武蔵野線で越谷レイクタウンへ。 私と同じく一と駅で降りる客がぞろぞろ。 車輌はあらかた空になり、降りた客の大半がレイクタウンに吸い込まれて行く。

馬鹿々々しいまでの広さのショッピングモールを不安になるくらい歩いたところにある「翼の広場」がイベント会場。
ショッピングモールの規模に比例してか、吹き抜けになっているイベントスペースも広めで、折りたたみ式の簡易ステージを6台使ってある。 幅はあるが奥行きは無い。

椅子席が4列、その左右と後方が観覧エリア。勿論、2階3階からも見下ろすことは可能。
この椅子がカフェで使われるような肘掛け付きのもので(最初期のAKB48もこんな感じだった)、無駄に豪華なのが可笑しい。
舞台の上手下手の最前列はスピーカーで死角が出来てしまうこともあってか、立ち見ではなく「座り見」。 さながら「相撲溜会」

例によって開演前に終演後の特典会の説明と観覧に当たっての注意事項など。

15:00の回は二階から。 音の抜けが悪くて聞き取りにくくはあるが、複雑な移動を上から見てみたかった。
富永美杜がバルコニーの上の方まで目配りの三式彈、弾幕が厚い。
途中ささっと捌けた高橋麻里がテントからミネラルウォーターのボトルを持ってきて喉を潤し、「どこか連れていって」。 重要なソロパートがある「colorful life」の前には富永と秋元も同じボトルで代わるがわる口を湿していたのが微笑ましかった。

上から見下ろすと、振り付けの中に過剰とも思えるほど織り込まれたターンでスカートの裾が靡くさまが美しい。 スーフィーの旋回舞踏には広がったまま廻り続ける裾の靡く様の美しさがあるが、「colorful life」の衣装のスカートは何層にも重ねられた布が素早い回転にあわせて開いたり閉じたりする、水たまりに落ちた雨粒が描き出す波紋のような美しさ。

17:00の回は溜会の後ろから観覧。 スピーカーは邪魔だが音はよく聞こえる。
「どこか連れていって」では肩の力の抜けた歌唱が素晴らしい高橋麻里だが、「set yourself free」など、曲によっては未だ張りすぎるところがあり過渡期にあるようだ。
「colorful life」のコーラスで囁くように歌っている部分も良いのだけれど、本人の志向なのか上からの指示なのか、必要以上に強めに歌う傾向がある。
これは高橋に限った話ではなく、歌にしても振り付けにしても Dorothy Little Happy 全体について言える事であり、盛り込む事に一生懸命でバランスを欠いてしまっている。 日露戦争での戦訓を妄信して兵卒を鍛えさえすれば戦争に勝てると思い込んで破綻した第二師団の愚は仙台の地に未だ根を張っているのだろうか。
リリースイベントの掉尾とあって、「set yourself free」を歌い終えて挨拶をして捌けたあとにアンコール。 改めて「colorful life」を歌って〆。
溢れ出る感情が乗って、最上の「colorful life」になったように思う。

_ 「colorful life」PV雑感

ムービーカメラではなく、デジタル一眼レフの動画機能での撮影だと思うのだけれど、絞り開け過ぎAFに頼り過ぎ。 不意に泳ぐように焦点が移動するから集中して見ると酔う。
白ホリのスタジオで歌い踊る様だけをシンプルに見せようとする意図自体は悪くないのだけれど、それを形にするセンスと技術が無い。 日の丸構図のPVなんざ生きているうちに目にするとは思わなかったし、出来ればお目に掛かりたくなかった。
真ん中に立つメンバーの顔が画面の中心に置かれていて、頭の上に余白が有り過ぎる。 腕を振り上げたときに指先までフレーム内に収めようとしての事でぱあるようだが、足首から下はハナッから切れている。 寄って絵を作る事も引いて絵を作ることも出来ないからこうなる。
ズームレンズしか使っていないから焦点距離ごとのレンズの特性も分かっていない。 どの距離から、どんな角度から撮れば映えるかを試した形跡も無い。
いやはやヒドい出来であった。

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2013-06-15 梅雨の晴れ間に [長年日記]

_ Dorothy Little Happy「colorful life」リリース記念イベント(東京ドームシティ ラクーアガーデンステージ)

12:00と15:00の二回廻しのイベントの二回目を観覧。 降る予報だったが、晴れた。 晴れたのは良いが兎に角暑い。 時折涼風が吹くのが救い。
開演までは「colorful life」のPVを繰り返し流していた。 これについては後述。
開演に先立って終演後の特典会の流れについて説明。 ライブは全8曲約45分と言われて驚く。

5分ほど遅れて開演。 口開けは「デモサヨナラ」。 キラーチューンを頭に持ってくることからも、今回のシングルのカップリングまで含めた3曲に並々ならぬ自信が有る事が窺い知れる。

2曲終わって自己紹介、そして軽く Dorothy Little Happy について説明。
自己紹介を無闇に長くして合戦の作法を平安時代に戻してしまったのがAKB48(チームK)の功罪の『罪』の部分の最たるものであるが、そんな悪弊には染まらず簡潔に。

だらだら喋らずに次の曲に行くのも良い。 ここで「どこか連れていって」。
今回のシングルで私が一番良いと思うのがこの曲。 私の感じたこの曲の良さは、坂本サトルのブログの「本日発売!」と言うエントリにあらかた書かれているので、こちらを参照のこと。

歌うことに専念(間奏ではそれなりに激しく踊るが)出来ているからか、高橋麻里の歌唱はいつに無く伸びやか。
これまでの Dorothy Little Happy は歌を軽視して激しく踊る事にばかり力点を置いており、激しく踊りながら歌わざるを得ないが故に金切り声に近いような耳に優しくない歌い方になってしまう、見せ方・聞かせ方の下手さ加減がどうにも遣り切れなかったのであるが、坂本サトルは最初期から関わっているだけあって手綱捌きが上手く、出せる上限と下限の頑張りすぎないで出せる音域で書いているから、高橋麻里の歌の上手さと声のかわいらしさがきっちり引き出されている。
間奏以外の振り付けが軽くなっているから気負わずに歌えていて、上手いだけではない、上手さの先にある「何か訴えかけてくるもの」があった。

タイトルチューンの「colorful life」はメンバー持ち回りで歌う曲だが、こちらでは高橋麻里は黒子に廻って盛り立てる役。 富永美杜→早坂香美→秋元瑠海の順で歌い継いで行く構成なのは、(私の好みではないが)「今、どう売るか」について考えて出した答えとしては最適解に近いのではないかと思う。
こちらも歌と振りの切り分けがしっかり出来ていて、安定した歌唱。
振り付けも激しすぎないので高速ターンの手前で凶相になることもなく、止め撥ね払いはしっかり揃えた上でそれぞれの解釈を適度に加えた動きも美しいし、何より表情が明るい。
曲紹介の際にリーダーの白戸佳奈が「今回は沢山タイアップが付いて・・・」と話していたが、紆余曲折はありつつも漸くチャンスの尻尾を捕まえかけているようであり、安心した。

参考:Dorothy Little Happy 「colorful life」PV(途中まで)

私が見て(聴いて)頂きたいのは「どこか連れていって」の方だが、こちらはオフィシャルのものが無いので

「どこか連れていって Dorothy Little Happy」

で検索して何とかして頂きたい。

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2013-06-12 ことほぐ [長年日記]

_ 言祝ぐ

非国民の義務らしいので深夜に二行更新

今出舞さん、お誕生日おめでとうございます。

_ 週刊ヤングジャンプ 2013 28号

岡本玲
表紙と巻頭グラビア7ページ7カット+写真集宣伝で1ページ。 撮影は例によって宮坂浩見。

いやはや、予想通りの惨状。 光を当てすぎて目が開いていない、開いていても下瞼が上がってしまっている凶相の写真だけがズラリと並ぶ。
他のカメラマンにも撮らせてみて、より良い写真だったから宮坂浩見に拘るならまだしも、宮坂浩見にばかり撮らせた挙句ゴミクズみたいなものしか上がって来ない状況下で更に撮らせると言う意図が判らない。

ヤングジャンプに載ったものも2010 02号で細野晋司が撮ったグラビアは非常に良かったのだけれど、それ以降は宮坂浩見による惨憺たる出来のものが続き、その集大成が今度出た写真集と言う事になる。
メキシコとフィンランドで撮ったのが売りらしいが、その日その時にその場所で撮る必然性があると思わせる写真が無い。 フィンランドの寒さで固まり、メキシコの強すぎる光で強張る表情。 背景を生かせない構図。
ピントは合わない、光も操れない、構図を切るセンスも無い、モデルを殺しロケーションも生かせない。 こんな下手糞に仕事を出す方も出す方だが、恥ずかしげも無くこんな写真を出してくる宮坂も宮坂であって、岡本玲もこう言う手合いに食い潰される前に、身の振り方を考えた方が良い。

永尾まりや
巻中グラビア6ページ9カット、撮影は飯塚昌太。
巻頭が酷いから落差で良く見えるのかもしれない・・・と何度も見返したが、飯塚昌太にしては珍しくよく撮れた6ページ。
酷い出来のものは週刊プレイボーイで目にすることが多い事から考えて、飯塚昌太本人の腕は、私が考えている程悪くないのかもしれない。

永尾まりやは取り立ててスタイルが良い訳でもなく、表情も単調なのだけれど、斜めからの光で身体の線を美しく描き出し、背負わせた光が表情を柔らかくしている。
2ページ目と5ページ目が特に良い。

THE HOUSE OF CUTIES
ファッション誌の専属モデル6人を今城純と長弘進で7ページ12カット。
専属モデルと銘打ってはいるが、久住小春と松井愛莉が入っていて、その辺りに大人の事情の臭いがしないでもないが、写真そのものの出来は申し分ない。
モデルとしての好みとカラーコンタクトの是非はさておき、5ページ目の森川葵と6ページ目の久住小春は良く撮れている。

_ Dorothy Little Happy「colorful life」リリース記念イベント(亀戸サンストリート)

仕事は抜けられたもののバスは来ねぇ(そもそも開演時間を七時からだと思い込んでいたのが間違いなのであるが)、45分頃に着いたら何曲か終わって一と息ついたところ。
リリース日とあってか、平日の宵の口にしては結構な集客。
梅雨の只中で時折パラッと来つつも天気もなんとかもった。

後半に固めて並べてくれたお陰で、タイトルチューンとカップリング2曲は聴くことが出来た。

「colorful life」はメンバー持ち回りで歌う従前通りの曲だが、「どこか連れていって」は高橋麻里のメインボーカルを四人が脇に廻って盛り立てる曲。
歌とダンスの切り分けが上手く出来ていて、激しいところは激しいが歌うのに差し支えるような事も無く、観て・聴いて楽しい佳曲。
素材は良いのに兎に角「見せ方」が下手で、迷走と言ってしまって良いような一年だったが、漸く光が見えた。

振り付けにしても歌にしても、盛り込むばかりで刈り込むことを知らなかった為にあった妙な切迫感が無くなり、高橋麻里も歌うことに集中できる分声を張り過ぎなくなったし、歌と踊りの切り分けは脇に廻った方も生きていて、動きも軽やかで表情も明るい。

そうそう、こんな Dorothy little Happy が見たかったのである。

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2013-06-09 原生種 [長年日記]

_ ウェザーガールズ 3rdシングル「恋のラブ❤サンシャイン」リリース記念イベント(亀戸サンストリート)

親子連れ買い物客向けの抽選会を挟んで昼夕二回廻しのイベントの二回目を観覧。
此処のところ寒暖の差の激しい日々が続いていたが、急に暑くなった日曜。 買い物客も多い。

ステージ前ベンチを柵で囲い、その内側がCD購入者向けの優先観覧スペース。 CD購入者を一と通り入れ終えてから一般客にも解放。
この柵の内側でのみ、ライブ中の撮影は可能とのアナウンス。 ただし、一般客や周辺店舗にレンズを向けないよう釘を挿される。 一般客にレンズを向ける手合いが居たことに苦情が来て、サンストリート全面撮禁と聞いていたのでこれは嬉しい誤算であった。

CD購入特典や、撮影に関する注意事項の説明も丁寧であり、入場に係る手際も良く、毅然としつつも居丈高ではないところに感心。
当たり前に出来て然るべきことが出来ない業者があまりにも多い。

開演時間となり、袖のテント楽屋からステージへ。
気合入れの儀式なども無く、ニコニコと。
タンクトップの上にTシャツを重ねたような、あまり夢の無い衣装。 以前フェアリーズが着ていた様なレッスン着のような感じの物なのだけれど、悪くは無かった(良くも無い)
left
エース(ウェザーガールズ)
メイクは白塗り感のある濃い目のもので、髪色も日本の流行とは少々違う色味なのが異国情緒か。
昔のバスケットシューズのような形のブーツを履いているのだけれど、これのヒールが恐っそろしく高い。 流石に動きにくそうで振り付けは激しくないが、立ち姿は美しい。 曜日担当が決まっているので自己紹介などの並びは固定のようだが、曲によって立ち位置も変わり、縦横の移動も多いので、どこから見ていても七人満遍なく見られる。

自己紹介から歌詞からすべて日本語で、早口になると聴き取りづらいところもあるが、大意は汲み取れるくらいの会話力はある。 外貨稼ぎの為に身に付けた商売用の日本語ではないからなのか、教科書には載らない類の「必要度は低い部分の語彙」が豊かなのも面白く、好感が持てた。
間繋ぎで「ものまねをやります。 みたいですか?」と言って突っ込んだ根多が「ビートたけし」「谷啓」「小島よしお」。 悪い客が握手会か何かで仕込んだらしく、ホンモノとはかなり違うが、見目麗しき婦女子の「がちょ~ん」は和む。

煽り方も客の反応も当世風のそれとは一線を劃していて一寸古風ではあるが、それが却って心地よい。 世界三大「ヨッシャ行かないアイドル」のひとつ。

特筆すべき点は「年相応である」と言う事、大人っぽさを殊更強調する事も無く、若作りでもない。 本邦の売れ筋が園芸品種だとすると、より原生種に近いような、矮化していない成熟した女性の等身大の美しさ・可愛らしさがある。

途中ダレ場が無い訳でもなかったが、楽しもう・楽しませようとする盛り込み方が尋常ではなかったので飽きるような事も無く、終演して時計を見たら40分を超えていたので驚いた。
無料ライブとしては絶対時間として余りに長く、体感的にはそれこそ「あっと言う間」。
邯鄲一炊の夢を逆さまにしたような、不思議な時間感覚であった。
left

_ メグリアイ ミニライブ@WALLOP放送局(6/1 押上WALLOP放送局)

「やっぱりここでもメグリアイ厨」の特別篇、岡崎みさと誕生日直近と言う事もあってか、放送時間ぶち抜きで無料ライブ。
無料と言う事で入場システムがいつもと違い、階段に整列待機。 ちと暑い。
誕生日とあって岡崎みさとファンの人は仕込みに大わらわ。 自己顕示に走らず、皆で盛大にお祝いしようとする意思が感じられる仕切り。

いつもは駆け込むように現場に入るメグリアイ連中も、今日は早くから入念なリハーサル。 漏れ聞こえる音からも感じられる意気込み。

入場してみると立ち見も出る入りで一と安心。 全篇ライブと言う事で、自己紹介もソコソコに歌で押す構成。 普段は途中でCMを挟んで進行を止めるのだれけど今回はそれも無く、流れを切らずに畳み掛けてくる。

始めは新衣装で既存メンバーのみで。 素材と構造の所為で矢張り通気性は悪いらしく、動くと見るからに暑そう。
山中のスカートのウエスト部分は直したらしく、今日は初見の時ほど気にならなかった。

二曲終わって4期メンバーも合流。 致し方ないのだけれど、既存の衣装なのでサイズがあっておらず、危うさもあったりしたがその辺りは大過無く。

白鳥は髪色を暗くしてきたが、これが実に良かった。 アイドルとして求められる姿と、同世代のしているお洒落とは、往々にして異なるものなのである。
本人は「墨汁みたいな色」と自虐していたが、黒く染めると艶が出にくいので、「うばたまの」と枕詞を付けたくなるような烏の濡れ羽色にするには伸びて生え変わるのを待つしかない。

佐々木は両側頭部に編み込み。 首を傾げている事が多いのだけれど、童顔と相俟って頑是無い可愛らしさがある。
二人とも初演よりはマシになって、ロボットから操り三番叟くらいにはなってきたが、観ているこちらが冷や汗をかくような覚束無さ加減は相変わらず。
その分浅原と山中が下支えしていて、目で励ましたり立ち位置を修正したり。

白鳥はダンスの勘はよろしくないが、ハウリングを起こしたときの反応は早く対処も的確だった。 なんとなく、「あっさり辞めてしまうのではないか」と言う危惧を抱かせるようなところがあったのだけれど、髪を染めた辺りに括った腹が見えたような気がした。
佐々木はダンスや歌の拙いのを愛嬌で補おうとするようなところがあり、岡崎のソロパートを横から賑やかしたりする茶目っ気が楽しい。

山田渚は岡崎が主役の日と言う意識が働いたのか、単にそういう日だったのか、一寸引いて淡々と演る感じ。 引いてはいても過不足は無い。

主役の岡崎はリハーサルから頑張ったらしく、開演した時点で既に大汗。 目からも汗をかいていた。
「鶏口牛後」と文字にするだけなら簡単であるし、綺麗事でもあるのだけれど、岡崎には岡崎の苦悩があり、闇もあるのではなかろうか。 それでも一と度舞台に上がればそんなことは億尾にも出さずに明るく振舞うのが岡崎みさとであり、それが見るものの心に響くのだと思う。

繁忙期につき土曜出勤。 朝から汗みずくで働いた帰りだったのでアトラクションには参加せずに帰宅したが、そちらも盛況だったらしく、良い誕生日になったのではないかと思う。 

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2013-06-08 虚しさの苦み [長年日記]

_ アップアップガールズ(仮)ニューシングル販促イベント(6/5 錦糸町オリナスモール)

仕事帰りに錦糸町へ。 一時期は櫛の歯が抜けるようにテナントが仕舞って行ったオリナスモールもとりあへずは持ち直したようで、買い物客もそれなりに。
南側吹き抜けに設えられた簡易ステージの前にはCD購入者向けの優先観覧スペースが作られ、Tシャツやら何やらで武装した客が前方に陣取り、中ほどから後ろに仕事帰りの背広組が並ぶ。 開演直前におひざ送りのお願いと前説。
傍流とは言えアップフロントだけの事はあり、固定客がいる強みで私がこれまでに此処で観たインストアイベントの中では屈指の入り。
自動ドアの前に通路スペースを空けてステージ下手側面まで観覧スペースにしているのは初めて見た。

吹き抜けとは言え周囲をテナントに囲まれた屋内なので何時もながらオケもマイクも音量は抑え目。 前説でも控えめな応援のお願い。
自己紹介が冗長且つ早口で、マイク音量が絞られていることとも相俟って聞き取り辛い。 自己紹介もそうなのだけれど、誕生日を迎えた古川小夏の挨拶やら海洋生物の物真似(それ自体は良く出来ていた)やら、「アップアップガールズ(仮)」が何であるか知っていないと分からない事を優先観覧スペースにのみ向けて延々と演っているところが、アップフロントの驕りと言うか何と言うか。 傍流に置かれたとは言え親藩か悪くても譜代で少なくとも外様ではない、踏ん反りかえっていても客が金を置いて行く殿様商売の腐臭が鼻に衝いた。

苦虫を噛み潰して観ているのは私くらいで、他の客は概ね楽しそうであったし、予備知識なしにふらりと来て最後まで見て行った買い物客も居たので、インストアイベントとして失敗であったとまでは言わないが、「ここで客を捉まえよう」「名前だけても知って貰おう」と言う気概は感じられなかった。
これは本人たちではなく、送り手の大人の責任に係る部分であり、どう言う場所で何のためにイベントを打つのか、目標や目的が不明確で戦略も戦術もヘッタクレも有りゃしない状況下、現場の兵卒の頑張りで何とかする帝国陸軍的な泥縄。
同じタワーレコードのインストアイベントでも、新宿店と錦糸町店では全く状況が異なる。 店内なのかオープンスペースなのか、屋内なのか屋外なのか、目当ての客だけなのかフリの客はいるのか、対象が変われば見せ方も変わって然るべきなのだけれど、そんな事を考えずに能天気にやっていても客が勝手に来て金を落としてくれるのが大手の強みなのであろう。

近隣店舗からの苦情が来やすい場所でのイベントなので、音も小さめなのだけれど、舞台の上から煽るから大人しくしていた客も徐々に箍が外れ、前説でのお願いなどは吹っ飛んでしまって乱痴気騒ぎ。 嗚呼、「愛国無罪」。

演る曲そのものは好みは別として良く出来ているし、マイク音量が小さくとも通る声、蜜柑箱に毛が生えた程度の猫の額に7人から乗って狭いなりに何とかして踊る対応力、竹中夏海の手加減なしの悪ふざけにも付き合えるだけの地力はあるから、周辺状況を横に置いて舞台の上だけを見ている分には十分楽しいのだけれど、見せ方が下手すぎる。
これは前述の通り送り手の大人の責任。

面白いには面白いが、不愉快と言うか虚しさと言うか、苦みが強く残って後を引くイベントであった。


2013-06-06 平和 [長年日記]

_ lyrical school「PARADE」 リリースイベント(5/24 亀戸サンストリート)

例によって定時で逃げ出して亀戸へ。
六時半頃に着いてみると、ベンチは前二列が埋まったくらいでどうなるかと思ったが、仕事帰りに飛んできた向きが多かったと見えて、始まる頃には殆ど埋まって立ち見二列くらい。
缶ビール片手にした客もちらほら。 このグループにはそんな楽しみ方も似合う。

他のイベントが入っていない、週末だが平日の夜とあって、舞台袖にはテント楽屋が無くて、物販の長机のみ。 そしてこの物販が淡々としていて、売ってます的な告知は最後まで無かった。

楽屋が無いので、開演時間が近付くといつのまにかメンバーが舞台袖に。 ここで誰も茶々を入れに行かない平和な現場。

袖で気合を入れる儀式的なことをやり、その流れで開演。
客のノリや振る舞いがアイドル固有のそれとは異なっていて、巷間よく見られる「通りすがりの民間人が奇態な振る舞いのアイドルヲタを嘲笑するの図」は見られず、それが敷居を下げていて、足を止めて観ていく買い物客もちらほら。
オケのレベルが高すぎるのと、各々の声にあわせてマイク音量を調整していない為に中々どうして聴き取りづらいのだけれど、歌そのものの巧拙はさておき「楽しませる技術」に関してはなかなかのもので、煽りながら繋いで行く。
開演まではベンチに腰掛けていた客も、始まった途端に殆どが立ち上がり、最前列に居た連中はかぶりつきで観ているような状態でありつつ、前述の通りガツガツしないので平和裏に進行。
演った曲数や時間以上の満足感を得られた楽しいひと時。


2013-06-01 覚束無さ加減 [長年日記]

_ やっぱりここでも メグリアイ厨!(5/25)

メンバーの高校生組は中間テスト期間と言う事で、19歳組四人でお届け。
仕事が忙しくなると悠長な事も言っていられなくなるのだけれど、きちんと学校に行かせてもらえるのは良い。

浅原の仕切りで進行。 けして器用な質ではないのだけれど、見るたびに進歩はしていて上手く廻している。
山田渚はこれまで作りこんでいたクールなキャラクターを放棄して楽屋のままの放埓と言うかなんと言うか、「ひとり学級崩壊」のような感じの自由な振る舞い。 これがまぁ、実に面白い。
山田渚が突拍子もないことを言う→山中が怯える→浅原が掘り下げる→白鳥が冷静に突っ込む・・・。 良い循環。

本放送終了後のオマケライブは3曲。
白鳥の覚束無さ加減に驚く。 戸惑いつつも何とか歌って踊っているのだけれど、時折振りが止まる。
振りが止まるのは移動で戸惑った時だけで、あとは何とか繋がっているので、一人では或る程度踊れているのだと思う。
どう言うレッスンをしているのか全く知らないのだけれど、メグリアイで歯痒く思うのは「全体の擦り合わせ」に重きが置かれていない事。 それが面白くもあるのだけれど、客前に出すレベルには達していないものをポンっと出してしまうのは如何なものかと思う。

白鳥に関しては、踵重心で立っているので初動が遅いのと、動ける身体になっていないのとで、まだ一寸時間は掛かるかもしれないが、泣きが入ってもおかしくない状況でもとりあへず勤め遂せてはいるので、長い目で見て行きたい。

それでもライブとして形になっているのは、山田渚が楽しそうにパキパキ動いているのと、山中と浅原が自信無さ気なそぶりを見せなくなったのとで、観ていていたたまれなくなる瞬間がとりあへずは無くなったから。

なんだかんだ言っても、楽しいのである。

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2013-05-20 君を見ずして 何の五月 [長年日記]

_ 『遂にAKIBA上陸!! 渋谷DESEOアイドルまつりvol4〜売切必死!? 聖地公演〜編』(5/19 マチネ)

田原町までバスで出て、地下鉄で末広町まで行きゃ良いや・・・と安直に考えていたのだけれど、三社祭だと言う事をコロッと忘れていたと言うか、嫌いなので情報を遮断していたと言うか、兎に角そんな訳で開演直前に駆け込み入場。
秋葉原Twin Boxは秋葉原の雑居ビルの地下に防音を施してライブハウスの体裁にした箱。
階段を下りると踊り場に受付があり、さらに降りるとバーカウンターと物販スペース。 防音扉の向こうがライブスペース。
そんな訳で敷地面積の割りにライブスペースは狭くて、音場設計も下手糞なので音がグルグル廻っちゃっていて、無理にかさ上げした舞台、低い天井から色々ぶる提げた照明器具の満艦飾。 演る方も演りづらく、客は客で見づらく聴きづらいと言う三拍子揃っている。 今回は木戸銭も安かったので収支としてはトントンであったが、value for money に大いに難があるハコ。
規模に比して物販スペースを広く取っているので、そちらに重きを置く向きには良いのだろう。

T!P(ティップ)
話には聞いていたが充分以上にビジュアルレベルは高い。 ただ、曲が全く耳に引っ掛からなかったのと、タオルを振り回す曲で悪臭と埃が充満したり、客の手拍子がまったく曲のリズムに合っていなかったり、私が楽しめる要素は皆無。

遠山えりい
好きな歌手の好きな曲を歌ってみんなで盛り上がろう式な、けれど自分の声質や可動音域とはまるで合っていないと言う、褒めるところのない演目。

メグリアイ
4期メンバーはお休み。 浅原、岡崎、坂本、山田、山中の5人。
低くて狭いので不慣れな新人には酷な現場だったので、妥当な人選。

山田渚の、両即頭部にお団子をこさえた髪型がツボに嵌った。 これは良い。
無理に作った表情ではなく、今やっている事を楽しめている表情なので安心してみていられるし、そうしていられるのが見る側の幸せでもある。

坂本は一時期の体調不良からは本復した(若しくはいろいろ吹っ切れた)ようで、歌も振り付けもしっかりしていて感情の綻びと言うか切れ目と言うか、そういった物を出さなくなった。
首の据わらない感じの動きが愛らしい。

浅原と山中は動きも大きく表情も明るくなっていて、ふとした瞬間に目が行くようになった。
ちょっとした切っ掛けで化けるかもしれない。

岡崎は天井が低いので一寸踊りづらそうなのが気の毒だった。
面白かったのは、振り付けの動きを小さくするのではなく、動きの中でよけようとしていた事。 しかも、そちらに目をやらずに。
こう言う「細かく判りづらいストイシズム」も、岡崎の魅力を構成するものの一つなのではないかと思う。

私が見たい・身を置いて心地よいアイドルライブと別の位相にあることは分ったので、メグリアイまで観て会場を出たが、次に上がったステーション♪までは観ておくべきだったかも知れない。

_ 松田忠雄 x 南明奈 akina-mono-chrome

本日より開催の表題の写真展
行こうと思った時間帯に本人来場のレセプションが入っており、その時間帯は落ち着いて写真を見られる訳も無いので終わった頃合を見計らって出向いたのだけれど、まだ南明奈本人が在廊中と言う気まずさ。 程なくしてお帰りになられたので、じっくりと一と通り。
例によって、入り口以外の壁三面を使っての展示で、左側と奥が額装した大きなもの。 右側には2Lのプリントが壁一面に。
額装した大きなプリントはそれなりに値は張る(それでも質に比して廉価だとは思うが)のだけれど、壁に直接貼られたプリントは、1050円で買う事も出来る。 印刷だとどうしても潰れてしまう部分がプリントだと残っているので、図録も売ってはいるが、私はこのプリントの方をお奨めする。

今回はタイトル通り全篇モノクロなのだけれど、色合いとしてはアグファのスカーラのような、銀塩ネガのモノクロとは違う軽さがある。
南明奈と言う被写体は、モデルとしての振る舞いはまさにプロなのだけれど、その分カメラの前で正体を現さないようなところがあり、今回も些か撮らされているようなところは有るのだけれど、それがこの人の個性でもあり、プロとしての仕事はしている。
そこで気負って切り込んでいかずに、撮らされているようでいて「商売用で無い南明奈」がこぼれたような瞬間も上手く切り取って写真にしているのが正面奥に飾られた、ベッドにちょこなんと腰掛けた逆光気味のカットであるように思った。

右側の壁一面に貼られたプリントの中でまず目に付いたのは、車の後部座席に座らせたり寝転ばせたりして撮ったカット。
狭い閉鎖空間での間合いの取りかたであったり、構図の切りかたであったり、カメラマンの技倆の出た写真。
などと書きつつも私が一枚撰んで買ったのは、草原に仰向けに寝転んだところを縦位置で切り取ったもの。
どれを買おうか悩みながら見る写真展と言うのも楽しい。

今日一番の不愉快は、見に来ていたオツムの出来の怪しそうな客が、額の大きな値札(それでも妥当と言うか安い)が付いた写真見ながらギャラリーのお姉さんに「(これだけ払ってガッツキ特典は)握手とサインだけですか?」と真顔で聞いていたこと。
金で接触時間を買う思考回路で生きている。

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2013-05-12 梯子する週末 [長年日記]

_ バニラビーンズ8thシングル「マスカット・スロープ・ラブ」発売記念ミニライブ

リリースイベント最終日は亀戸サンストリート二回廻し。 世帯主としてのもろもろに忙殺されて2部のみ観覧。

亡者どもが豪華景品に群がるビンゴ大会の喧騒が去ってから会場へ。
バニラビーンズは民間人が嫌悪する「ヲタヲタしいヲタ」が少ない所為が、いつもは大きなおともだちばかりの椅子席にも親子連れの姿がそこここに。 これはバニラビーンズと言う名前を聞いたことくらいはあるからでもあろう。
自己紹介やこのあとのインストアイベントの告知なども挟みつつ、「ノンセクション」「マスカット・スロープ・ラブ」「ジュエルメモリーズ」の3曲。

先日来気になっていた外ハネの人の振りつけの雑なのは影かたち。 とりあへず一と安心。
カジヒデキによる新曲は、「女性ボーカルならBridgeになるかも」と言う淡い期待は裏切られて、カジヒデキらしいカジヒデキ楽曲。
カップリングの方は、私が食いついて狂喜した最初期の曲に近い味わい。 生楽器の音の扱いが、トーレ・ヨハンソンっぽいと言うかタンバリンスタジオ風味。

新私服(世間で言うところの歌衣装)は初見だったが、相変わらず無駄にスカートが短い、短すぎる。 風が語りかけるくらい短い。
「脚を綺麗に見せる」のが目的であり、「スカートの丈」ってのは手段に過ぎないのであるが、どうも手段が目的をおいてけ堀にして一人歩きしているように思えてならない。
明示するより仄めかすに止めたほうが上品であると、私は考える。
これはまぁ、月刊Neoの田舎臭さにも通ずるものなのであるが。

これを書きながら聴いている「ジュエルメモリーズ」。
「こりゃスゲー!!」・・・と興奮するたちの曲ではないが、聴いているうちに耳に馴染んで行く佳曲。 B面の夏。

_ 「NO IDOL, NO AKIBA ?!」(BELLRING少女ハート ミニライブ)

亀戸で友人から「こんなのがありやすぜ旦那」と吹き込まれ、ふらふらと秋葉原へ。

新装なったタワーレコード秋葉原店のイベントスペースは、一間四方の簡易ステージが設置され、「地べた」から「蜜柑箱」に昇格。

開演に先立ち、ディレクターの田中紘治氏から注意事項
「えー、・・・ものを壊さないでください」
撮影も可とのことで、とりあへず廻してみた。 写真はこのへんに。

仲野珠梨(BELLRING少女ハート)

セットリストも決まっておらず
メンバー:「なに演るんですか?」
「田中:「なに演りたい?」
なんてやりとりもあったが、オケのイントロが流れればササッと陣形を組みなおして歌いだす。 切り替えが早い。

これまでは「やらされてる感」が強かったBELLRING少女ハートであるが、なかなかどうしてやらされてなど居なかった。 実に面白い。

宇佐美 萌(BELLRING少女ハート)

最後の曲の感想部分、「ものを壊さないように、さわいでね。」 → 凶悪なサークルモッシュと言う流れもどうかしていて良かった。

なんとなく、そして柄にもなく握手会にも行ってみたのだけれど、ピンク担当兼エースのガツガツ来るのに気圧されたり冷や汗をかいたり。
台湾で日本語を教えたりしていた友人にそんなこんなを話したら
「台湾女子は距離近いし無邪気だしわがままだし、超かわいいですよね。」
まさにそんな感じであった。

_ 今日の一枚

TIRA(BELLRING少女ハート)

2013-05-11 すまじきものは [長年日記]

_ WALLOP放送局『やっぱりここでも メグリアイ厨!』

繁忙期につき、一と仕事してから押上へ。 メグリアイのネット配信番組を観覧。
出演は高田を除く3期までのメンバーと4期の二人。 ショーケースと4期メンバー加入の御祝儀相場で観覧車数は増えたが、元が少ないので大入りとは行かず。 4期メンバーは、気が付いたら「4期研究生」となっていた。

配信される番組本編では、4期生の人となりを掘り下げたり、ショーケースの反省会をしたり。
4期の二人は、何か振られたときにとりあへず何かしようとする姿勢が良かった。 
秋葉原の頃は一定時間垂れ流してお仕舞いだったので進行もへったくれも無かったが、押上に移ってからは何度かCMを挟む為、厭でも構成を考えねばならず、漸く番組としての体を為して来つつある。

30分の本放送の後は観覧者向けオマケライブ。
岡崎 out、佐々木 in で「Candy*Girl」
佐々木・山田 out、岡崎・白鳥 in で「乙女桜」
山田・岡崎 out、佐々木・白鳥 in で「大好き☆」
の3曲。
出番の無いときは袖で体育座りをして、ニコニコと言うかニヤニヤと言うか、4期生を見守る山田渚と言う図。

スタジオ入りの時、既に4期の二人はこの夜の終わりのような顔をしていたのである程度想像はしていたが、それ以上の覚束無さであって、ドキュメントとして楽しめない事も無いが、ライブとしては一寸辛い出来。
歌って踊って移動すると言うのは矢張り大変な事らしく、立ち位置と移動で戸惑うと振りや歌詞が飛ぶ、振りや歌詞が飛ぶとどちらにどう移動するかわからなくなる悪循環。
二人とも能力として「出来ない」のではなく、状態として「出来ていない」だけなので、先々変わって行く筈であり、現状を肯定していない事は表情からも見て取れたので、折れず腐らず前を向いて欲しい。

この先大きく伸びるかもしれないし、腐って萎れてしまうかもしれない。 直近にそうした前例があるからこそ、4期の二人は大事に育てて頂きたい。

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2013-05-05 ニッセイのおばちゃん、今日もまた [長年日記]

_ 愛乙女★DOLL『Paradise in the Summer』インストアイベント(5/4)

愛乙女★DOLLの次のシングルの予約イベントを観る為に池袋サンシャインシティへ。
別件で居た表参道からバス移動にしたのが裏目に出て、開演5分前に現地着。 前のイベントが長引いたとかで物販は長蛇の列、尻尾に並んで漸く予約手続きを終えたのが18:20過ぎ。
私がこれまでに観た此処でのインストアイベントの中では一番の入りで、無料観覧の人々まで含めてだが店の入り口辺りまで埋まっていた。
そんな寿司詰めなので前から二列目辺りまで着席観覧のお願いが出され、、三列目で見えるか見えないか位の状態だったのが立ち見最前列になる幸甚。

曲間に自己紹介や告知を挟みながら「ビターチョコ・バレンタイン」「Paradise in the Summer」「キミはストーム」の3曲。
近かったと言うのもあるが、曲数以上の満足感。
六人乗ると擦れ違うだけでも一苦労の狭さなのだけれど、涼しい顔で歌って踊る。 大きく踊るので、上背の無いメンバーでも天井から吊り上げられたモニターをブン殴りそうになるのだけれど、見切ってかわしてぶつからない。

近く観て初めて判る事と言うのは矢張り有って、それは頑健そうに見える佐野友里子の足が意外に細い事であったり、芦崎麻耶の表情が振り付けの見せ場でギラつくことであったり、愛迫みゆの皮膚の薄さであったり、この距離で観た記憶の蓄積がイベントやライブ・コンサートの規模が大きくなってから「思い出補整」に効いて来るのだと思う。

愛迫みゆと岩崎夢生のリーダー交代は、双方に良い影響を齎していて、愛迫は負荷が軽くなったことで動きと表情がより凄艶になり、岩崎に移動した負荷は「遣り甲斐」となって生き生きとした表情を生み出していた。

終演後の握手会に「初めて来ました」設定で参加。 急いでいて握手券をそのへんに居た人にあげてしまったりなんだりで、ライブやイベントで観た事は有っても実際「握手会」と言うものは初めてなので、本当の本当ではないが真っ赤な嘘でもない。

印象に残ったのは岩崎の反応

「広いところではまた印象も変わるので、ライブにも来て下さい。」

こんな感じの、下町の商店街の八百屋の看板娘と言うか、保険屋の凄腕外交員と言うか、ざっかけない気安さや親しみやすさが愛乙女★DOLLのグループとしての魅力にもなっているのだと思う。
うっかり入れ込むと破産しかねないので、つかず離れず、適切な距離を保って行きたい。

_ ラジオ日本×東京タワー GO!GO!ラジオ祭り!

東京タワー前の広場にて、ベイビーレイズと愛乙女★DOLLの出る公開収録を観覧。
吹き抜ける風は爽やかだが照りつける日差しは既に初夏のもので、暑くてどうなる事かと思ったら11時を廻った頃合にフットタウンの陰が出来て一気に涼しくなり、寺田寅彦の「涼味数題」を思い出したり。

この公開収録はラジオ日本の「J-POP1422」の為のもので、司会として番組を担当している声優の佐倉薫さんが登場。 紺のワンピースにヒールの有るストラップシューズ、腰までのおさげ髪と言う清楚な上にも清楚な出で立ち。
収録の趣旨が説明され、11時過ぎに愛乙女★DOLLがリハーサル。 4tトラックの仮設ステージなので、軽く踊っただけで盛大に揺れる。 ベイビーレイズもリハーサルをするが、同様に揺れてメンバーも動揺。

中継ではなく「収録」なのでタイムテーブルにはゆとりがあるらしく、予定時刻を少し過ぎて開演。 先ずはベイビーレイズ。

ベイビーレイズ
リハーサルから一人だけ明らかに顔色が悪く、目も虚ろだったのだけれど、そのまま始まった。
完全に生歌で、音程に少々怪しいところはありつつも、しっかり歌えてはいた。 音響がヘッポコだったので、オケの音がとれずにずれてしまったのかもしれない。

自己紹介曲の中程で「名乗り」が入るのだけれど、これが寺山風味なのが面白い。 そしてその曲が終わってから改めて自己紹介。
滑舌も発声もしっかりしており、きちんと育てられているのが見て取れる。 衣装にも金が掛かっていて、流石のメジャー感。

後半に入ると顔色の悪かったメンバーは他の連中が激しい動きの中で上気して行くなか、一と人だけますます青ざめて行き、振り付けもワンテンポ遅れ出したり蹴躓いたり実に危なっかしい。 それでも大過なく演り遂せたのには感心した。
曲は全く好みではないが、よく作り込まれている。

転換
舞台上にはモニタースピーカーが一台ずつ、スポットライトが3基ずつ。 モニタースピーカーは不安定ながらも何とか安定していたが、クランプで括りつけられたライトの留め螺子が経年劣化でバカになっており、揺れの激しさに負けてめげてしまい、転換中に螺子が生きているものに付け替えられていた。
交換したのは良いがコードの捌きが雑で、ライト本体のコードはぶる提がって伸びきってしまっていたり、通路部分にコードがぐちゃぐちゃに打っちゃらかしてあったり、機材の扱いが兎に角雑だったのには呆れた。

愛乙女★DOLL
厭な予感がする中、愛乙女★DOLLが登場。
のっけから「ビターチョコ・バレンタイン」で一見さんを掴みに行く戦略。 キラーチューンが有ると、こういう場では強い。

4tトラックの荷台なので1mからの高さがある割りに狭くて、しかも爪先下がりになっている上に揺れると言う碌でもない舞台。 やりにくいどころか恐怖すら感じたのではないかと思うが、いつも通りの手抜き・手加減なしで30分。
愛迫みゆと佐野友里子は床のグラグラするのにも或る程度は慣れているとは思うが、それにしても揺れすぎではあった。 さながら震度6を再現中の起震車。

左右にステップを踏む曲になると事態は更に悪化。 上下だけでなく、前後左右に大きな揺れ。 適当に噛ましてあるだけの車止めにタイヤが乗り上げて徐々に外れ始めて揺れは倍率ドン、さらに倍と言った趣。
揺れの激しさより、その状況にスタッフの誰一人として危機感を抱かないのが恐ろしかった。

音響も酷くて、モニタースピーカーの返りは弱いし、そもそも総じてスピーカーがヘッポコな上に高音を上げすぎていて音は割れ放題。 リハーサルをやっているときに音量チェックをしていないのでオケとマイクのバランスも悪く、これを録音して果たして放送に耐え得るのか心配になる程。
ハウリングも気付いてから収束までに掛かる時間は及第点なのだけれど、音が割れすぎていて気付くまでに時間が掛かる。

愛乙女★DOLLはこんな修羅場でも通常営業。 悪かったところは何一つ無いのだけれど、請け負ったイベント屋が粗悪に過ぎて全く集中できないまま時間だけが過ぎて行く。

司会の佐倉薫さんが入ってアトラクション的な間繋ぎをしてから後半2曲。 愛乙女★DOLLが提供するものは量的にも質的にも充実していたが、入る器が碌でもなかった。
ステージトラックと仮設ステージでは時間的にも資金的にもかなり違ってくるので、易きに流れたくなるのも判らないではないが、歌って踊る演者を呼ぶのであれば、それに合わせたお膳立てはして然るべき。 平坦な場所なら未だしも、傾斜地に水平を出せないステージトラックを停めると言う発想が私には理解できない。
イベントを仕切る業者が粗悪なのと、ラジオ日本がイベントを打ち慣れていないのと(そもそも無定見でもある)で、どちらも悪いのだと思うが、「複合汚染」と言わざるを得ない全く以てヒドいイベントであった。

_ Machida Idol Revolution Vol.1

町田発のアイドルグループであるミラクルマーチ主催。 近隣自治体を拠点に活動するアイドルを集めて、ゲストに lyrical school
新宿から小田急の快速急行に乗れば町田までは4駅。 気分的・感覚的距離は遠いが、時間的距離は意外に近い。
横浜線のほうの町田駅のビルの端にある吹き抜けのイベントスペースが会場。 音が篭りやすいと聞いていたが、さほど気にならず。 天井が奥に向けて高くなっていくので、篭って聞こえやすいのかもしれない。

会場に着いたら丁度 Pop Lip の出番が終わって、物販とアトラクションが始まったところ。
並行物販ではなく、それぞれの出番の合間に物販とアトラクションを挟むタイムテーブルらしい。
このあたりの精神的ゆとりが、物販で収益を上げられるか否かが切実な問題になってくる芸能事務所系アイドルとの違いで、のんびりして居心地の良いイベントになっていた。

暫く間があって lyrical school 。

lyrical school
ヒップホップは守備範囲外なので脇でボーっと見ていたら、PAブースに石田ショーキチ師がふらりと現れた。
思えば学校をよして住まいを引き払う際に売れるものは殆ど売り払って引越し資金にしたのだけれど、手元に残したCDのうちのいくつかの中に Spiral Life の 2nd と Scudelia Electro の1stがあった。

リリカルスクールの客層は、まだあまり売れていないアイドルの中では一寸毛色が違っている。 しかし変な荒れ方はせず、楽しく盛り上がっており、アトラクションも長蛇の列で理想的な状態。
T-Paletteの「功」の部分。

ミラクルマーチ
正月にイトーヨーカドー古淵店で見て以来なのだけれど、すくすく育っていて且つ擦れていない。 持ち歌も増え、自信を持って歌って踊れている。

あやね(ミラクルマーチ)
そのほかの写真はこのへんに。

写真を撮りながら、ミキサー卓を弄る石田ショーキチ師を観察。
メンバーの動きを見、音を聞きながらチョチョイ上げたり下げたり捻ったり。 シレッとやっているが、仕事が細かく的確で速い。 こっちを見ているだけでも愉しい。
そんな仕事ぶりをミラクルマーチのスタッフが真剣に見ながら時折写真も撮っていたのには感心した。
こう言う向上心のある人が居るところは信用できる。 盗める技術はどんどん盗んでいただきたい。

ストレスの溜まる現場の後だったので、気分的にも救われた、楽しいイベントだった。


2013-05-03 まるで熱心なファンの人のよう [長年日記]

_ メグリアイ ショーケース『私たちを見て下さい』

小田急地下化で半ば廃墟と化した下北沢駅前は更に混沌とした感。 
滝田ゆうが「寺島町奇譚」で描いた「ぬけられます」みたいな貼り紙があったり。

タウンホールまで行ってしまって戻ったりしつつ現場を確認し、しばし時間を潰してから入場待ちの列に並ぶ。
この時点ではさほどの数にはなっておらず多少の不安は有ったが、私が入ってからも開演まで陸続と客は増え続けて「大入り」と言ってしまっても良い集客。
「じゃあ押上でつ離れしなかったのは何だったんだ」とやり場の無い怒りが湧いて来たりしつつ開演待ち。
開演までの間繋ぎのDJは蛇足。 誘った友人は此処で一気に萎えたと話していたが、これには一言も無い。

アルバム曲とこれまでの衣装総ざらえで、今のメグリアイを可能な限り観て貰おうという意図は伝わってきた。
早替えを想定した衣装ではないので脱ぎ着には相応の時間が掛かり、岡崎や山田のソロ曲の前は残りの5人で演って繋いだりしていたが、間延びしたところはあり、ワンマンライブをやるとなるとこの辺りが課題になってくる。
なんだかんだ文句を言いながら観ていたAKB48ではあったが、公演の構成に関しては図抜けていたことを改めて思い知る。

岡崎みさとのソロ曲「I WISH ~キミダケヲ~」は天性の鼻濁音も相俟って丁寧な歌唱。 岡崎の声は張ると高音が金管楽器のようにピリピリするのだけれど、鼻濁音で適度なミュートが掛かって耳に優しい。

山田渚のソロ曲「迷宮Fantasia」は本人の声質や音域に合わせて書かれているので思う存分声を出せており、軽く振りが付いた事で曲の世界観に入り込んだまま歌い切れていた。
山田は全篇通して表情が豊か。 興奮して寝付けず、完徹で臨んだとのことで、寝不足による何でもカンでも楽しい状態であったのかも知れないが、表層的ではない心からの笑顔を見られたように思う。

最後に3曲演って、4期メンバーのお披露目。

白鳥愛花(19)
佐々木澪(15)

白鳥は長身の美形、佐々木は beauty より funny 寄りの高校一年生、LinQの伊藤ちゃんに似た雰囲気。

メンバーの変動があっても、言わなくて良い事・明らかにしなくて良い事については触れないのは良かった。 それが辞めて行った者、残った者、入ってくる者、それを見ているしかない客、それぞれの幸せだと私は思う。

友人が何人か来ていたのだけれど、終演後に会食した友人は否定的な見解。 良否よりは好悪に寄った話であったが

「岡崎と山田だけ突出」
「曲がみんなアニソンみたい」

このあたりに関してはその通りと言えばその通りであって、それが駄目となると仕方が無い。

メグリアイの楽曲に関しては、様々なグループと並べて聴く機会に較べてみると丁寧に作り込まれているのが判るのだけれど、「耳に引っ掛からない」と言われることもまま有る。
逆に言うと邪魔にならないので何かしながらでも(現に今、こうして)聴いている事が出来るのだけれど、B面の佳曲みたいなところはあって、その辺りの歯痒さは正直なところ私も感じている。

岡崎ワントップの状態から山田が並び立つところまで来たのであるが、浅原や山中も振りが大きくなって来たとは言え前列後列のバランスが悪いのは確か。
坂本樹莉はシームレスで柔らかい動きで歌唱も安定しているのだけれど、小さく纏まってしまっている感はあり、この人がもう少し弾けるとバランスも良くなってくるのではないかと思う。

下北沢シェルターは会場規模としては身の丈に合っていたと思うが、6人からが歌って踊るには些か狭すぎる。
ワンマンライブをやるのであれば、メンバーが思い切り動ける広さの舞台でお願いしたい。

_ asfi presents アイドル合戦!「私達は、この曲を歌いたくてアイドルを始めたんです!の陣vol.2」

どれくらい混むのか予想もつかなかったので早めに横浜へ。
会場は運河の上の橋上広場で、客が暴れると橋ごと揺れる。
そして太鼓橋状になっているので、ステージから離れて後ろへ行けば行くほど低くなっていて、どこから観ても平等に見辛い。
それでも街のド真ん中で4時間から大騒ぎ出来る会場ってのも中々無い訳で、いつも乍ら asfi の送り手の創意工夫には恐れ入る。

このイベントの送り手は、全篇見て行くような物好きは寧ろ少なく、目当てだけ見て「ワッ!」と騒いで帰って行く蝗のような当世のアイドル客の習性を熟知していて、顔付けも其れを踏まえて組んでいるのでトリだから格上と言う事もなく、喰い付きやごく浅い時間に出るところ以外はそれぞれのグループの都合に合わせて出演順が決められている。
なので主催の asfi もトリと言う事は無く、ヒザに上がったステーション♪の方がトリのメグリアイより持ち時間が長かったり、雑なようでいて丁寧、よく考えてある。
ステージや観覧エリアも客民度を低めに見積もった設え。 客の理性・品性に頼っていないので注意事項の告知などしなくても、トラブルは起きない。
このあたりの柔軟で合理的な思考が出演者の多いイベントを切り回す事を可能にしているのだと思う。
出演順や時間が判り難いくらいで、客として不満なところもなく、いろいろなアイドルを纏めて見てみたい向きにはオススメのイベント。

印象に残ったグループを幾つか。 悪印象が強すぎて罵詈讒謗を書き散らかしたい衝動に駆られたのも幾つか有ったが、それは言はぬが花と言う事で。

シブヤDOMINION
何度か観ているが、その度に練度が上がっている。
レッスンだけでなく、客前に出る経験によるものではないかと思う。
left
吉野ていら(シブヤDOMINION)
制服と言うより軍服と言ったほうが近い衣装にはシャホヴニツァを思わせる赤白チェックの布地が使われており、裏方に相当なマニアがいそうな予感。

choice?
メンバーのうち二人が神奈川県民とのことで、表情に出るくらい興奮していたのが微笑ましかった。

渡辺くるみ(choice?)
オケの作りは少々安っぽいのだけれど、曲そのものは良く出来ていて、歌が付くと聴くに堪えるものになるのが面白かった。

ハニースパイス
「超絶美少女系アイドルユニット」と自ら名乗りつつ、看板に偽りが無いのに驚く。

吉沢七海(ハニースパイス)
美形揃いなのに吊り合わず衣装が安っぽく、更には一人だけ違うものを着ていたので衣装でも忘れたのかと思ったら、それが正式の衣装らしく二度驚く。

ステーション♪
思ったより移動と動きが激しく、撮影は大惨敗に終わったので写真は無し。
「綺麗」より「親しみやすい」寄りの見た目なのであるが、ぽっちゃりしていても侮れない動きの滑らかさ激しさ。 舞台の前後左右の客に対する気配り目配りもぬかりなく。
荒くれる客も多いが棲み分けも出来ていて、そう言う客は観覧エリア中央に集まるので、そこにさえ居なければ静かに観ている事も可能。

asfi
ハロープロジェクト楽曲のカバーを演る意味については懐疑的であったのだけれど、このライブで考えが変わった。
先に演ったカバー曲で喰いついて来た通りすがりの高校生集団がそのあとのオリジナル曲で盛り上がって物販に殺到しており、集客と認知に関して一定の効果は有った。

市川咲(asfi)
「良く知られてはいるが昨日今日の曲ではない」という選択も、贋物感を薄くしているように思う。

メグリアイ
連休と言う事も有ってか、遠隔地(愛知)在住で幽霊部員状態にある高田淳美も居る六人体制。
まだ4期メンバーを投入する局面には無いようだ。

坂本樹莉(メグリアイ)
カメラ本体はデジタル化したもののそれ以外は使い慣れた昭和の機材で廻しているので撮り始めると普段にも増して凶悪な人相になり、およそ楽しそうには見えないそうだが、これでも私自身は楽しく見て(撮って)いる。
閑話休題、メグリアイの話。
坂本樹莉が気になったので重点的に観察(そして撮影)。 手を抜いたりする訳ではないのだけれど、偶にポカがあるのと、滑らかで柔らかい動きながら纏まりすぎて伸びやかさに欠けるようなところがある。
グループの浮沈の鍵となるのはこの人なのではないかと、私は考えている。

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2013-04-28 思い出はモノクローム [長年日記]

_ ダイバーシティ フェスティバル広場 asfi presents アイドル合戦!「私達は、この曲を歌いたくてアイドルを始めたんです!の陣

asfi 主催のショーケース的アイドルイベント。 出演者の全貌やタイムテーブルが当日になっても分からなかったり、内包する問題が無いではないが、一遍に玉石混交さまざまなアイドルを観る事の出来る有難いイベント。 但し、体調が芳しくないのと"お台場"と言うインチキ臭い安手の祝祭空間が苦手なのとで、目当てのメグリアイだけ観て帰宅。

すっかり「熱心なメグリアイファンの人」みたいになってきているが、可処分所得に限りがあるのは相変わらずなので物販にはなかなか辿り着けず、その点に於いては熱心とは程遠い状態にある。

五月三日に四期メンバーがお披露目になる迄は、愛知県在住で偶にしか呼ばれない高田淳美を除いた五人で廻して行くのだと思うが、四期メンバーが入ってからはまた最大五人で呼ばれたり呼ばれなかったりと言う感じになるのかもしれない。
そんな訳で撮って良さそうな状況だった今日、五人のメグリアイを切り取ってみた。 一瞬の中に永遠が宿りますように。
(写真はこのへんに。)

持ち時間は少ないのであっという間に終わってしまったが、先日出たアルバムに収録されている「恋の果実」が聴けたのは嬉しかった。
ライブの〆に似合う曲ではありつつ、ライブイベントが活動の中心にあるアイドルが嵌りがちな陥穽である「低脳な客が手っ取り早くヨッシャ行って騒げるアッパーチューン」にはなっていない佳曲。

ごたごたしたり、頑張りが空回りするさまを目にしたりもするのだけれど、AKB48の最初の二年を追い掛けていた頃のような楽しさが、今のメグリアイにはある。

_ 今日の一枚

久しぶりに晴れた昼間のアイドルライブ写真。
撮れると思っていなかったので、持っていたレンズは ペンタコン50mm/f1.8 一本。
そんな訳でiso100にして広めに撮ってトリミング対応。
トリミングで構図を切り直す・・・と言えば私の中では安井仲治なのであるが、まぁあんな風には行かない。

メグリアイ
サムアップする坂本樹莉。


2013-04-27 一騎当千 [長年日記]

_ やっぱりここでも メグリアイ厨!

すっかり熱心なメグリアイファンみたいな事になっているが、今日も夕方から押上へ。 スマートフォン向け配信番組を観覧。
一寸早目には着いたのだけれど、整理券に振られた番号が若くて驚くと同時に厭な予感。

番組本編は浅原の持ち込み企画の「ヘリウムガスを吸って声を変えて暴露トーク」がガス切れで沙汰止みとなり、五月三日のショーケースでお披露目となる4期メンバーの人となりなどを語り合う企画に差し替え。

何人入るかはまだ秘密との事であったが、会話の中の「どっちか」「もう一人」などから二人であろう事は察せられた。
企画が企画として成り立っていないなど、段取りそのものはまだ良いとは言えないが、そこで用意してきた二の手三の手を繰り出して持ち直すなど、少しずつ番組としての体は成しつつある。

番組本編終了後に、現地観覧特典としてミニライブ。
最初期の「ふり向いて」「ネライ撃ち」と最新曲の「恋の果実」、あまり演らなくなってしまった曲と、まだあまり演られていない曲の組み合わせ。
曲数は少ないながらも、それなりに広い舞台とやわらかく光の廻る照明、何より座って観られるのが年寄りには嬉しい。

つ離れしない入りのライブと言うのは、演る方も心穏やかには演り辛いとは思うが、観る方は観る方で気が重い。
悔しさであったり、遣る瀬無さであったり、歯痒さであったり、負の感情が湧いてしまうのは仕方が無いとして、それを舞台の上に立つ人間としてどう処理するか、その答えの出し方にメンバーそれぞれの個性が現れていた。

「それはそれ」として通常営業を心掛けようとする山田渚。
意図しているのかいないのか、時折表情に影が差す坂本。 影が差したと感じた次の瞬間にはもう微笑んでおり、影が差した事に気づかぬ人も居るであろう。
感情の奔流に抗う浅原と山中。 今日は今日として、明日以降のライブには切り替えて臨めるとお互い幸せなのであるが。

岡崎みさとは、逆境に置かれれば置かれる程、輝きを増す。
正確な言い回しは失念したが、どんな場所でも「俺が(落語を)やる場所が神殿なんだ」と語った立川談志にも通ずる気概。 岡崎みさとと同時代に生きている幸せを噛み締める。

観たいときにふらっと行っても苦労せずに観られる現状は有難いが、もう少し客が増えてくれないと先々が不安。 売れて欲しい。


2013-04-13 夏まで生きていようと思った。 [長年日記]

_ 愛乙女★DOLL 3rdワンマンライブ(新宿BLAZE)

一寸早めに新宿ミラノ前の広場へ。 入場待ちの客が工事中で狭くなっているガードレールの内側にほぼ収まっていたのに驚く。 もっと大変な事になっているとばかり思っていた。

酒盛りをしたりする連中はおらず、立ち去った後にゴミが残るような事も無く、客民度は平均以上。 客に占める女子率も高かった。
何処へ行ってもそうなのだけれど、女性客は「失礼の無い格好」であるのに対し、男性客は概して失礼のある格好。 まぁ現場に出ればティーシャツ一枚になるので、それまでの服装はどうでも良いのかもしれないが。

直前になってから買ったので、チケットの整理番号は300番台。 (ちなみにアークジュエルのネットショップで購ったのだけれど、家人に頼んだこちらからの振込みに不備があったのにも関わらず、非常に丁寧な対応だった。)
整理番号順入場で私が階段を下りて行く際には350番台が呼ばれており、その後も陸続と入ってきた事から考えても相当数入って居たとは思うが、ほぼ満員だが立錐の余地くらいは有る感じで大入りとまでは行かなかったようだ。

「近い」より「見易い」「快適」を採って後方二段目から観覧。
前方は圧縮からサークルモッシュまである修羅場だったが、二段目はほぼ平和裏に。

ほぼ時間通りに開演。 オーバーチュアが流れる中、人形振りからスタート。 序盤の衣装は都築かなのブログに拠ると「DOLLin Wonderland ver.」とのこと。 年齢にも背丈にも幅のある6人が、傾向を揃えつつもそれぞれに異なる衣装を着ると若草物語の趣。

佐野友里子が加入してから暫く経つ訳であるが、今日が6人揃って全曲演る初めてのライブである由。
佐野は万事丁寧だが器用不器用で分けると後者になるので、客前に出せるようになるまで時間を掛けたのかもしれない。

4曲目に新曲を披露。 後方だとバスドラが遅れて聞こえるので、速いテンポで打たれるこの曲では音がこんがらがってしまって聞き取りにくかったが、前方の盛り上がりを見るに悪い曲ではなさそう。
初披露ながら既に客前に出せる質にまで高められていて、歌にも振りにも覚束無いところは無かった。 これは当たり前といえば当たり前の事なのだけれど、残念ながら出来ていない所の方が多い。

カバーも計5曲演ったのだけれど、これも余興としてのオマケ品質ではなくしっかり作り込まれていた。
その内「風よはやく」「デモサヨナラ」「nerve」と、関わりの深いドロシーリトルハッピーの持ち歌から3曲。 本家に忠実でありつつ、無駄に高度化した部分の振り付けは突き詰めてコピーしないのは良い。
これが竹中夏海の言う「アイドルダンス」と言うものか・・・と考えつつ見ていた。 振り付けの難度を上げすぎない事により、歌声と歌っている表情に柔らかさが保たれている。

カバー曲の出来も悪くないのだけれど、演り慣れた持ち歌になると練度が違うのでパフォーマンスの質は更に上がる。 練り上げられて、身体に染み付いた自然な動きの美しさ。
愛迫と岩崎が要所々々を〆る、様式美と言うか伝統芸能に通ずる安心感も心地よい。

芦崎麻耶は重心の低さを生かした地を這うような横移動が美しかった。
愛乙女★DOLLの曲は身体を大きく反らせて戻す動きが多く、髪を躍らせると映えるのだけれど、髪が暴れ過ぎると踊りにくい。 側頭部を編みこんで動き易さと見栄えのバランスを取ったヘアアレンジも良かった。

ハルナは、動きの質と言うかダンスを組み立てる文法というか、そもそも言語体系から違う感じで攻撃的な動き。 それでも浮き上がらず、溶け込みはしないが分離もしない「乳化」したような状態で安定しているのは、全体のバランスを取るダンスの先生がしっかりしているからであろう。
それぞれの個性は活かしつつ、全体の調和は取る。 生け花や盆栽に通ずる本邦文化の特質。

都築かなは客のTシャツへの書き込みの技倆がグラフィティライター並。 描く文字や絵も上手いが、割付けにセンスがある。 そして筆遣いにためらいが無い。

佐野友里子は上背があって脚も長いのだけれど、骨太でスラリとした感じは無い。 身体も柔らかくは無いので振り付けは繊細より豪快寄り。 しかし意識としての「丁寧に」が常にある所為か、止め撥ね払いには常念が宿る。
2年のブランクと加入してから短時日であるのとで未だ表情にも硬さは目立つのだけれど、ふとした瞬間に綻んだ表情の柔らかさに惹き込まれる。
佐野友里子のファンはこの落差にやられているのではないかと思う。 目立とうとしていない事で逆に目を惹く。
アンコールでは、3rdワンマン限定で販売されたTシャツをそれぞれがカスタマイズしたものを着て出ていたのだけれど、佐野は襟刳りを大きくし過ぎてしまい、汗で布地が張り付くことにより、動けば動くほど片肌脱ぐような危うい状態に。
下に一枚着ているので事故にはならなかったが、困った顔はしつつも袖に捌けずに勤め遂せていたのには感心した。
頑張る事が裏目に出る間の悪さが、マイナスに振れずに人を惹き付ける方に、それも加虐心に火を点けるのではなく、見守りたくなる方に働く不思議。

重大な発表がある旨暗示されていたが、それは愛迫みゆから岩崎夢生にリーダーが禅譲されると言う事であった。
年長で且つグループアイドルとしての活動歴も長い愛迫みゆは、経験としては適任でも性格的にリーダー向きではないと自覚していて、姐御肌の岩崎夢生に譲る決断をしたとのこと。
会場の空気として拍子抜けしたようなところは有ったが、悪いニュースではなかったのでほっとした。

アンコールで二つ目の発表が有り、6/18に3rdシングル、夏にはアルバムが出るとのこと。
ゆっくりではあるが、良いほうに転がり出しているのではないかと思う。

2時間からの長丁場では有ったが、映像を流すタイミングが悪かった以外はダレ場も無く、実に楽しいライブであった。

_ やっぱりここでもメグリアイ厨

新宿から移動して、押上にてメグリアイのスマートフォン向け配信番組を観覧。
開場20分前くらいに到着したが、整理番号は8番。 番組開始時間直前にパラパラと入って結局 つ離れ はしたが、少々寂しい入りではあった。

今回はアルバム発売に合わせてスタジオライブと言う趣向。 凝った照明機材は無いし、スピーカーも少ないけれど、ステージは十分な広さがあり、座って見る事が出来るのでCD小売店でのインストアイベントより、観る環境としては確実に上。 メグリアイを試しに観て・聴いてみたい向きにはお奨め。
今回は全篇ライブと言う特別な編成だったけれど、通常の放送時でも15分程度のライブはある。

今回から新衣装。 山田と浅原と坂本が黒を基調にしたもの、岡崎と山中は白を基調にしたもの。
当面はこの五人での活動が主になると思うが、岡崎が白で山田が黒というのは面白い。

汎用性を持たせようとしたのかもしれないが、山中のスカートのウエストが緩過ぎてスコブル踊り難そうだったのは実に気の毒だった。 着回せるようにするのであれば、最低限の調整機能は付けるべき。

山田渚のマイクは例によって絞られていたのだけれど、芝居で鍛えられて声が通るようになり、音域も広がったようでいつもより聴き取れた。
山田渚の存在感が増したことで、これまでどうしても岡崎ひとりでメグリアイを背負わざるを得ないようなところがあったが、漸くグループとしてバランスが取れて来た。

今回はアルバム発売に伴うスタジオライブだったので、新たに収録された新曲も披露。
メグリアイの曲は「悪くは無いけれどフックが無い(引っ掛からない)」と言われる事がまま有ったが、「恋の果実」はこれまでとは一と味違う感じ。 ライブで観る機会は未だ少ないが、この先定番曲になって行くのではないかと思う。

山田ソロの「迷宮ファンタジア」は、宛て書きなのか音域も合っており、前述の通り芝居で鍛えられて表現力に幅の出た事で、歌うだけで精一杯と言う感じでは有りつつも歌だけとって見れば及第点の出来。
ソロの持ち歌は岡崎に続いて二人目だが、軽いながらも振り付けがあり、客席にも目配り気配りをしながら歌えている岡崎に比して、山田の方はほぼ直立不動の「東海林太郎式歌唱」。
惜しむらくは間奏で照れが出たのか含羞笑顔が出てしまった事。 (大島優子がAKB48の公演で日々やって来たことであるが)ここは曲の世界観に没入したまま一と幕物の芝居として押し切って欲しかった。

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2013-04-08 歯痒さ [長年日記]

_ 山田渚独演会(高田の馬場 ムトウ楽器店)

アルバムを一人で500枚売り切ると言い切ってしまった山田渚の為に、ムトウ楽器店の名物店長が意気に感じて一と肌抜いて行われた謎のイベントに、万難を排して行ってみた。

定時で逃げ出しつつ、乗り換えと乗り継ぎで蹴躓いて19:00頃現地着。
何処でやるのか判らないので店内を一周するも、店内でやる気配は無く、店を一旦出たら店頭でゲリラライブ的なものが始まった。
山田渚、坂本樹莉の二人で始まり、ゲストと言う事で岡崎みさと。
マイクは2本しか無いので、岡崎が歌っている間は坂本が道行く人々にチラシ配り。
メグリアイのフライヤーは無駄に紙質が良く、重めの両面コート紙にカラー印刷なので持ち運びには難儀すると思うが受け取った時のインパクトは大きい。 虚像ではあるがメジャー感もある。
それでも矢張り受け取ってくれたり、くれなかったり。 学生の多い土地柄と言う事もあってか、若者は受け取ってくれたり、立ち止まって見て行ったりしていた。
遠巻きに気を揉みつつ観ているご夫人が居たのだけれど、これが坂本樹莉の御母堂。

簡易スピーカーとラジカセ。 蜜柑箱すらない修羅場であったが、いつもの客がいつものように盛り上がって(盛り上げて)居たので思ったより悲惨さは軽減されていたし、機材が良くない分歌声には切実さがあった。

「このまま店頭で山田渚のひとり語りが始まったら、さながら赤尾敏の数寄屋橋辻説法だなぁ」と思ったが、トークライブ的なものは店内で。
一人でも多くの人が見られるように・・・と、店長がレジ前の売り場を圧縮して店内を開放。

此処から先は何をどうするか決めていなかったようでもあり、また山田渚も自分一人言いたい放題で良いのかと言う葛藤があったらしく、序盤は話が盥回しになった挙句何処かへ行ってしまうような感じだったが、こんな大勢の前で楽屋のようには喋れないと居直った辺りから、遅まきながら風向きが変わった。
後ろを向いて喋ったり、目を瞑ったまま喋ったり、へんな事をしているうちに興が乗ってきたらしく、漸く地が出てきたところで時間切れ。

山田渚にはやる気と実行力は有っても、企画力に欠けるのは判り切っており、ここで助け舟を出すのがプロデューサーの仕事ではないかと傍から見ていて思うのだけれど、何か指示を出して素直に言う事を聞くかは微妙なところでもある。

メンバーが3人居て、プロデューサーが居て、作曲担当の綾部薫氏も来ているのに、メンバー3人がお題も無く淡々と喋ってお仕舞い。 それなりに面白くはあったが、それ以上に歯痒い催しであった。

買ったアルバムを帰宅後に聴いてみたが、これがまた面白い出来。
変化の途上にあるメグリアイの現在を、良くも悪くも現している。


2013-04-07 厚みのある芝居 [長年日記]

_ HIROSE PROJECT LIVE vol.14 『神様と過ごした10日間』

川崎駅前のショッピングモール、ラゾーナ川崎の5階にある「プラザソル」にて、ヒロセプロジェクト・第14回公演『神様と過ごした10日間』を観覧。

舞台の上手と下手が、入り・捌けを立体的にする為に二段になっている他に大道具らしい大道具は無い簡素な舞台なのだけれど、音響と照明による情景描写が細かい。
電車が通り過ぎる場面でも、劇場の後方から前方に向けて電車の音が迫ってくる。
雪を降らせる場面では、BGMに硬質な音を入れ、照明の色見も夕映えの暖色から寒色に変えて温度変化を暗示して、最初のひとひらは紙で舞わせて印象付けおいてから器械で降らせる芸の細かさ。
何も置かない舞台を上手く利用して観客の想像力に訴える演出の妙。

キッズミュージカル経験者、ジュニアモデル、アイドルetc...種々雑多なキャストを組み合わせて廻しているのだけれど、使える(芝居の出来る)役者と客の呼べる役者と、それぞれにちゃんと見せ場がある。
ゲスト主役を客寄せパンダにせず、地味でも使える役者にはそれなりの見せ場を与える事で芝居としての厚みも増している。
芝居の巧拙、経験の多寡に関わらず「見せ場」があると言う事は、役者夫々にそれなりの負荷は掛かっているはずなのだけれど、芝居としてきちんと纏まっていて破綻が無い。

夭折した少女の「心残り」を10日間のモラトリアムで解消していくのを幹に、少女たちの対立と融和や成長が枝葉として描かれ、終幕ではストーリーの幹の部分に絞った展開。 枝葉については幸せな結末を暗示するに止めているのだけれど、台詞の無い群像劇にした端折り方がまた上手い。

山田渚は「オカルト研 部長」と言うほぼ宛て書きな役どころ。
おどろおどろしい芝居をすべきところではおどろおどろしく、ドスを効かせるべきところでは凄みのある科白、脇に廻るべきところではスッと色を消す。 舞台二度目にして早くも演出家として計算に入れられる役者に育っていた。
歌って踊る部分でも動きに貯めが利くようになっていて、メグリアイに戻っての岡崎みさととの対比も面白い事になりそう。

他に目に付いたところでは、生徒会長役の秋元美優果。 顧問の教師の忠実な僕の生徒会長が自意識に目覚めて葛藤し、変わっていくさまを巧みに表現していた。
秋元美優果は顔立ちとしては地味なのだけれど、演じる事で化けるタイプ。

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2013-02-24 闖入者 [長年日記]

_ 第90回 浅草早朝寄席

東京マラソン当日とあって、訳知りの都民は浅草に近付かず、情報弱者の地方民が大挙押し寄せて混乱の巷。
そんな訳でゲストが豪華な割にはいつも通りの入り。

「豆屋」錦魚
「権助提燈」談奈
「歌うスタンダップコメディー」寒空はだか
<弁当幕>
「五貫裁き」錦魚

土地柄っちゃ土地柄なのであるが、談奈さんの「権助提燈」のあたりで舞台に介入するタチの酔漢が闖入、はだかさんの漫談の言葉尻を捉えてグチグチ絡む。
客の雰囲気が悪くなる前に弄って笑いに転化。 それでも黙らないと見るや弄りに弄って怯ませて鎮まらせる腕は流石だった。

一旦出て行ったと思ったらまた戻ってきて、トリの錦魚さんがマクラに入ったところで「声が小さい」と介入。
マイクの角度をちょちょいと直してからマクラはぶった切って噺に入り、あとは噺で畳み掛けて黙らせていた。
怪我の功名で良いものを観て帰宅。

_ 更新情報

こらむ置き場に

TIFで死人が出ていないのは僥倖に過ぎない

をアップロード。

様々なアイドルが一堂に会するフェスティバル的なものの楽しさは否定しないが、TIFの運営はお粗末に過ぎる。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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