ファンクラブ枠も一般抽選も全敗。 カフェの片隅で観覧。
中に入らない事にはどうにもしょうがないので雑感のみ。
前田と高橋とか、秋元と宮澤とか、これまで棒組みで動いていたのを分けているのが目に付いた。 感心したのは、大島優子が入る事によるバランスが上手く取られていた事。
大島は動きの質が違うので何処に居ても目立つ。 これは中西や秋元についても言える。
自己紹介では、各メンバーに大体均等に声援が飛ぶのだけれど、研究生のところではカフェから聴いていてもあからさまに声援の音量が凹んでいて、舞台上のメンバーが盛り上げる様が温かいと言うか世知辛いと言うか。 とりわけ佐藤亜美菜のところでは微妙な空気で、カフェもざわついていた。
気が付くと、舞台上では今日は出ない筈の小嶋陽菜が何食わぬ顔で踊っている。 この人も異質な動きなのですく判る。
途中のMCで「初日だけはどうしても出たかったので、無理言って出させて貰いました。」と説明するも、何の誰兵衛だか名乗らないところが小嶋らしいと言えば小嶋らしい。
小嶋とダブルキャストになっている(・・・と巷間言われている)佐藤亜美菜が後半どうなったのか、モニターからでは判らなかったが、前半のみの出演って事になるとまた世知辛い話ではある。
メンバーが喋るコーナーは増えたが、喋るとなるとチームKの方に一日の長がある。 仕切るほうでは大島と秋元が、盛り上げるほうでは佐藤と野呂が良い仕事をしていた。 特に野呂が凄い。
全曲終わって佐藤夏希誕生日企画。 野呂の仕切りで流れるような進行。 盛り上げ用に野呂が持ち出したタンバリンを、私のものだとばかりに取り上げる小野が良い味。
佐藤夏希が髪型をストレートにしたのは去年の8月の事だった。 「佐藤ってこんなに可愛かったっけ」と言うことで身の回りが盛り上がっていたのを憶えている。 私も驚いた口だった。
今年はどんな驚きを見せてくれるだろうか。
これ迄あまり見られなかった「可愛らしい動き」が、違和感なく出来ていたので感心した。
中で観たい。
オフィシャルサイトからも公式ブログからもリンクされていないスポニチサイト内のAKB48 SEEDのページにしか情報が無いので実に判り難いのだけれど、そこでは「研究生」となっているのでそれに従った。
3人目の佐藤、3人目のワタナベ、中西ではない里菜、里菜ではない中西、成田梨紗ならぬ成瀬理沙etc...。 昔の阪神の中継ぎ抑えわかりにくいトリオ「福間・引間・福屋」を思い出した。
さて、選抜されなかった14人のSEEDは、今後どうなるのだろうか。
万障繰り合わせて秋葉原。 チームA4th公演の千秋楽と言うより、チームA・チームK体制の終焉となる節目の公演。 柄にも無く手紙なんぞ書いてみたりしつつ、公演までの時間を潰す。
抽選開始前にスタッフ野寺氏より、入り口で星野みちる手書き(コピー)の「ガンバレ!」の歌詞に直筆サインを入れたものを配るので、公演のインターバルで流れる際に歌って欲しい旨おはなし。
抽選入場はそれなりに早く呼ばれて、最後列乍らド真ん中の席を確保。 俯瞰できる場所に座れるのは Beobachter 冥利に尽きる。
開演前の影アナは星野。 なんとなく上ずった声。
普段は楽屋出口あたりでやる開演前の気合入れを、今日は舞台上で。 幕の内側から漏れ聞こえる円陣の声に盛り上がる会場。
オーバーチュアで幕が開き、一曲目が始まると、泣き腫らしたような目をしていたり、泣き疲れて虚脱したような表情だったり、ぐっと堪えた表情だったりするのが其処此処に見られたが、振りや移動をトチらないのは流石。
あっと言う間に三曲終わって自己紹介。 成田の声の裏返るのを久し振りに見た。
さんざ泣いたあとの様な腫れぼったい目でいて、強気な姿勢を貫く峯岸。
自己紹介に限らず、「賢く見られたい」峯岸と「賢い」戸島の語り口の違いが面白い。 そんな峯岸は、ファンクラブサイトのブログの文章も生硬で面白い。 あまり書かないけれど。
「7時12分の初恋」は大江を見ていることが多かったが、今日は全体的に目配り。 最早お飾りではない前田の存在感。
増山の背が伸びたのを改めて感じたり、駒谷の灰汁の抜けた動きに、「クラスメイト」の頃の無駄なやる気に満ち溢れた動きからの確かな進歩を見て取ったりしつつも、ひとわたり観察をすると、矢張り大江に目が行き、大江のソロパートに耳を澄ませる事になる。
上ずった声ながら破綻しない大島に感心する「春が来るまで」。
星野は最初期には梃子摺っていた高低差の激しいメロディラインを上手く歌いこなしていた。
舞台中央から発せられる通称「殺人レーザー」の直撃を受けながら見る「純愛のクレッシェンド」。
ビブラートと言えなくも無い不規則振動を伴う峯岸の歌の脳髄に与える影響について考えつつ、歌とは反対に継ぎ目の無い滑らかな峯岸の動きに溜息をつく。
「Faint」は戸島。 ヨー・ヨーマのチェロのような、それ以上やると下品になってしまうぎりぎりまで溜めた動き。 強い意志をもった眼と気怠げな表情。
川崎が思ったよりきちんと踊れていて驚いたり。
「帰郷」は、「ああ ごめんね」あたりでクネクネと動く佐藤の動きに目が行ってしまう。
歌の後のMCでは、「わたしたち、隠し事はないよねぇ」と釘を刺しつつ、本を出した(共著というか、収録されたと言うか、そんな感じではあるが。)事を黙っていた篠田を問い詰める佐藤。 はぐらかす篠田。
「ダルイカンジ」では、眼鏡着用の峯岸が目を惹く。
峯岸にしろ、板野にしろ、ダンス大好きを公言し、言うだけの事は出来ているメンバーと、そうでないメンバーが並んで踊ってもバランスが崩れないのは、ダンスの素地が無かったメンバーがそれだけ進歩したと言うことなのだと思う。
隠し芸大会でパラパラをやっただけの事はある川崎の動きが美しい「Mr. Kissman」。
歌詞も曲調もべったべたな曲だが、そのべたべたぶりが楽しい。
秋元康の「軽さ」がよく出た曲の様に思うが、厭な軽さではない。
ライトノベルに救われる人生もある。
「君が教えてくれた」では、タンクトップ着用の小嶋の姿態に目が行ってしまうが、あからさまに其処ばかり見ている訳にも行かないので、あっちを見たり、こっちを見たり。
7月発売のシングルになる「BINGO!」。 プロモーションビデオは、人生の酸っぱさがあからさまに出た、映るメンバーとそうでないメンバーの扱いの差が物凄い代物だが、舞台上で歌って踊っているのを見ている分には楽しい曲。
歌の後の「大江先生のダンス講座」のところで、中西誕生日企画。 寄せ書きをした傘を贈っていたのだけれど、その意味を説明する大江の詩的な語り口が印象に残った。
19歳になっての抱負を訊かれた中西は「『淋しい』と言わない」
そう言えば昔は(・・・と言っても高々一年前だが)よくそんな事を口にしていた。 上京して最初の年越しを一緒にした折井は、これを聞いて何を感じただろうか。
メンバーが入れ替わって井戸端会議。 自由な上にも自由に喋る小嶋と、理知的な戸島と、理知的に見せようとする峯岸。
〆ようとする高橋の声が上擦って、表情も崩れかかるが、なんとか持ち直して「軽蔑していた愛情」。
歌い出せばいつもの高橋。
曲が終わって掃けて暗転。
アンコール一曲目「LOVE CHASE」。 蜘蛛の糸を投げる小嶋が素に戻った楽しそうな笑顔。
「制服が邪魔をする」は峯岸と中西を見比べて楽しむ。 中西の過剰なまでに思い切った動きの凄さ。
一旦掃けて暗転。
練習風景の映像に合わせて星野の「ガンバレ!」が流れると、客が歌い出す。
細かい節回しまで揃っていたのは、それだけ皆聴き込んでいるからなのだろう。
再び明転して「なんて素敵な世界に生まれたのだろう」。
そんなに好きな曲ではなかったのだけれど、今日は心に染みる。
この曲で一年有半にわたったのチームAの公演もお仕舞い
千秋楽の千秋楽と言う事で、一言づつ将来の目標など。
「なんだかんだで芸能界に生き続けるような芸能人になりたい」と語る佐藤。
何になりたいかは決まっていないが、毎日千疋屋のフルーツを食べられるようになりたい・・・と峯岸。 銀座千疋屋なのか、京橋千疋屋なのか、千疋屋総本店なのか、そこが問題だ。
「役者です」と強く言い切る戸島。 女優と言わない気概。
最後に星野が「ガンバレ!」を生で歌って、星野の送別企画へ移行。 既に増山に身長を越されたくらいで、突っ立っていると小さい星野だが、歌いだすと大きく見えてくる。
歌が終わって、一人づつ星野に餞の言葉を。
「二十歳になったら呑みに連れてってね。」と成田。
酒にまつわる話が禁止になって久しいが、星野の酒の話にはいつも夢があった。
「うん、わかった。」「庄屋ね。」と星野。
から揚げをポチャッと醤油に落として、撥ねた醤油がピチャッと耳に入った話の舞台も庄屋だったのだろうか。
星野との思い出に絡めつつも、小嶋はいつも通り自分の話を。
なにやら星野の耳元に囁く前田。 楽屋のトイレ掃除を請け負ってきた星野に、「トイレのことは任せて」か何か言っていたようだった。
それを受けて星野は例によってニヤニヤしながら「アイドルなんだから、そう言うことはしなくて良い。」「そう言うのは由加理ちゃんあたりにやらせれば良い。」
やさぐれる佐藤。
「私も卒業できるようにがんばる。」と川崎。
そう言えば、満を持して辞める様に感じるのは星野が初めてだ。
大島の番が廻ってくると、星野は「来た・・・」と言いながらニヤニヤ。 泣きそうになるたびに黙る大島。 泣き崩れずに言葉を繋いでいた。
他のメンバーの星野とのやり取りを遠くから眺めていた戸島は、自分の番が廻ってきても星野の傍に寄ろうとせず、頭脳の明晰さは保ったまま幼児退行して駄々を捏ねたり甘えたり泣いたり、揺れ動く気持ちを詳細に解説したり、「笑わせるつもりで喋ってるんじゃないのにお客さんが笑う」と更に泣いたり。
珍しくピーピー泣きじゃくる増山。 泣きじゃくりながらも上手の袖で見ている折井を横目で見つつ、折井の時はあまり泣かなかったので気まずいなんてのは、矢張り増山らしくあった。
星野は最期まで星野らしく、前歯を見せながらニヤニヤしていた。
普段は不得要領な事をボソボソしゃべって、言葉に詰まると「お願いします」で無理矢理纏めて誤魔化す星野が、最後だけあってしっかりした言葉でこれからに向けた抱負とこれまでの感謝の言葉を述べて〆。
「せーの!」で手繋ぎ挨拶。
いつものように手を振りながら左右に掃けて、いつも以上にいつものような終演。
最後の最後の星野の影アナを聞いて劇場を出た。
ニコニコ→前田、中西
ニヤニヤ→小嶋、星野
ニタニタ→川崎
抽選対象内2枚と言う惨状。 抽選対象外で詰め込むも、目の前でお仕舞い。 虚しくカフェ観覧。
移動が忙しくなると振り付けが適当になる仲川。 初期の小林を思い出した。
井上は思い切りの良さはそのままに、動きが止まるべきところで止まるようになって来た。
舞台の上の人としての表情を保てるようになって来ているし、喋るほうも着実に進歩している。
米沢の自己紹介が簡潔になり、野口や多田のそれも客の反応を確かめない形に変わっていた。
客の反応がマンネリ化しつつあったので、こうした変化は良いと思う。
例によってMC部分は碌に聴き取れないので、聴きたい部分は耳を欹てたり、聞こえる場所へ移動したり。
自己紹介のお題は髪型がどうのと言う話。
編みこみに二つ縛りと編みこみでストレートの日が有ったが、今は編みこみでストレートにしています・・・と、さりげなく話を終わらせようとするも、横から柏木に「私、本当の理由知ってます。」と口を挟まれて狼狽する片山。
柏木:「ホントは帰るとき恥ずかしいからだよね?」
片山:「なんで、なんで言うのー。」
てな感じで、嘆く片山と、そうじゃないなら黙ってれば良いのに・・・と、にべも無い柏木。
この二人のやり取りはいつも楽しい。
ここに限らず、柏木の蕎麦屋の湯桶ぶりは楽しい。
厭味にならず、オチもある。
「Blue rose」のマイク蹴り倒し・引き起こしが四者四様で面白い。
引き起こすとき、毎度マイクが上を向いてしまって直すのに手間取っていた米沢が、引き起こしを早くして歌いだしの前にマイクを直せるようにしていた。
こうして少しづつ進歩していく様を見ているのは楽しい。
「雨の動物園」のあとの動物奇想天外なMCでは、「禁じられた2人」の科白部分を4人で。
素読みの多田、小手先で弄る早乙女、教科書を音読するような片山、棒読みの野口。
生真面目そうでいて隙の多い片山が良い味。
「日付変更線」の後のテストにまつわる話で「『いいくにつくろう鎌倉幕府」を「よいくにつくろう鎌倉幕府』と憶えていて、4192年だと思っていた」と、さらっと物凄い事を言い放つ野口。
おそろしい。
柱の内側しかカメラには映らないので、魅惑の三白眼は一瞬しか見られず。
朝寝をしてのんびり出掛けたら、土曜にしちゃ人が多い。
夜は落語なのでキャンセル待ち覚悟で割り込み防止券を貰ったら、矢張りキャンセル待ち9番。
9人くらい抽選枠内で入れるだろうと思ったら、抽選枠内は8枚で打ち止め。 抽選枠外1番目に入場で立ち見2列目。 立ち見最前列は大人しい顔ぶれで立ち見乍らそれなりに見やすい。
柏木が前髪に分け目を付けており、上がったり下がったりする左眉が表情を生かしていた。
激しく踊っても微動だにしない仲谷の前髪が面白い。 隙を見せないキャラクターを象徴しているように思った。
今日もダボハゼのように全ての話題に喰らい付いて行く仲川。
オチも何も無い事が多いが、前へ出ようとする姿勢は買える。
アンコールで片山が消えて、どうなるかと思ったが「シンデレラは騙されない」で復帰。
口ずさみながら踊る菊地と多田の間で、唇を真一文字に引き結んで妖しく踊る魅惑の三白眼を堪能。
終演後に平嶋仕切りで7月に出るシングル「BINGO!」のPVを鑑賞。 平嶋の顔がやけに紅潮していて、声も枯れていたのが気になった。
PVの方は、食事で腐った肉を出されて暴動を起こす映画みたような物。
モンタージュの多用はエイゼンシュタインへのオマージュだろうか。
夜の落語までの間繋ぎに出掛けてみたが、思いの外出品枚数が多く、閉館ギリギリまで鑑賞。
多すぎて何処に何があるのか非常に判りにくく、メキシコの写真が集められた一角にスペインでのものが混じっていたり、分類も大まかというかいい加減と言うか。
楽しくはあるが疲れる写真展だった。
「アンリ・ミショー展 ひとのかたち」と「所蔵作品展 近代日本の美術」も併せて鑑賞。
結局、常設展が一番面白くて、小杉未醒の「水郷」とか中村彝の「エロシェンコ氏の像」とか岸田劉生の「道路と土手と塀(切通之写生)」、鏑木清方の「明治風俗十二ヶ月」の中の「金魚屋」と「菖蒲湯」あたりが見られたのは嬉しかった。
戦争記録画も2点。 見たかった宮本三郎のは無かったが、福沢一郎の「船舶兵基地出発」と言う震洋を描いたのがあって驚いた。 島尾敏雄の乗っていたのはこれか・・・。
立川流の前座二つ目3人の同期の噺家さんの会。
開口一番の千弗さんも含めて7月から全員二つ目。
「うなぎ屋」千弗
「佐野山」談大
「死神」志らら
<中入り>
「短命」吉幸
なかなかの入りで良いお客さん。
談大さんの「佐野山」は珍しく登場人物の殆どが怖くない。
志ららさんの落語は久し振りに聴いたが、思ったよりちゃんとしていた。
吉幸さんは今日も良かった。
客席の空気を自分の色や温度に変えられる人は出世すると思う。
ファンクラブ枠で外れた時点で終戦、休むためには休む為の根回しや段取りが必要になるが、あまりに時間が無い。
観るためには先ず原資としての賃金を得なければならないし、開演はいつもより1時間早いし、外れた時点でカフェ観覧すら望むべくも無い。
残業だナンダとひっ絡まって、劇場に着いたのは8時を廻った頃。 流石にアンコールまで終わってやがった。
「私の時間ですから」と、野呂仕切りで暫し進行。 梅田の話を聞いたりなんだりしているうちに風呂敷を頭から被った頭の打ち所の悪い人みたいな高田が登場し、去年の11月のゴングショーで物議を醸した腹筋背筋をやりながら山手線の駅名を言う芸とも言い難い芸を披露。
これを二度見られるたぁねぇ・・・長生きゃするもんだ。
場が和んだところで端から千秋楽にあたっての所感など。
まぁ詳しい事ぁ書くべき人が書くだろうし、ビールをチェイサーにBeefeater舐めながら書いているので既に記憶も曖昧、私的備忘録にとどめる。
小野が1stの頃にやっていた「みんなと心を一つにする良い方法を思いついた」と言って、皆でチームKのポーズをするってのをほぼ一年ぶり、・・・いや、1stの公演を再演した際にもやっていたかも知れないが、兎に角久し振りに再現。
あの頃は正直なところ辟易しながら観ていたのだけれど、こうして見せられるとその「辟易していた思い出」そのものが懐かしく愛おしい。
野呂のは辞めるメンバーについて話が及ぶと「まぁ、辞める奴も二人居ますが・・・」てんで「卒業」なんて陳腐な言葉を使わずに通していた。
「子供っぽい部分もあるので、そのあたりも出したかったけど、本当の子供には勝てない」など、野呂の面白味がよく出た挨拶だった。
一通り終わったところで、もう一度「草原の奇跡」。
歌は聴けないと思っていたので、これは嬉しかった。
辞める二人が最後に挨拶。 高田のだらだらした話も、これが聞き収めかと思うと寂しい。
そのだらだらした話に「長い!」と割って入った今井が挨拶をした後、この日の為につくったと言う自作曲「ありがとう」を披露。
タイトルを聞いた瞬間に頭の中で歌い出した水前寺清子をなんとか追い払って謹んで拝聴。
最後に手繋ぎ挨拶をやり直して〆ていたが、こう言う時にはいつも音頭を取って纏めていた秋元が次の仕事で抜けてしまった後だったので、グダグダで幕。
公演の本編は観られなかったが、最後の瞬間に立ち会うことが出来て良かった。
何も無い平日のチームB公演だから見られるだろうとタカを括って秋葉原。
劇場には開演前に着いたものの、何時に無く混んでいる。
何とかチケットは買えたので入り口へ向かうと団扇を配っている。 明日が早乙女の誕生日なので、一日早く生誕蔡。
平日にしちゃ混んでいて、立ち見3列目くらい。
なんとか全体を見渡せる位置に陣取って、開演を待つ。
片山が意外に面白いことに気付いたので、前の人の頭の間から井上を見たり、柏木を見たり、片山を見たり。
見たい所が見えない日は、普段見ない部分で面白そうなところを注視。
「Blue rose」は渡邊を中心に。 派手さは無いが、綺麗な止め撥ね払いが美しい。 楷書の芸。
「禁じられた2人」は仲谷。 柏木にばかり目が行っていたけれど、仲谷の科白廻しも凝っている。
「雨の動物園」は片山の歌を聴く。
程好く上手くて、歌いだしのタイミングがずれないので、聴いていて疲れない。
「ふしだらな夏」からの四曲は、あっちを見たりこっちを見たり。 カールグスタフみたいな井上と、ドラグノフみたいな柏木。
「シンデレラは騙されない」は三白眼の片山が見たかったのだが、柱の影で見えないので遠くの仲谷を見たり、近くの井上を見たり。
終演後に八幡山の駅前のあたりから来たような浦野の寒いシンデレラの仕切りで楽しく早乙女の誕生日を祝う。
早乙女の喜び方が初々しくて良い。
手繋ぎ挨拶をやり直して終演。
例によって開演直前に劇場へ。
今日から野口復帰と言うことで、なんとか入れたが混んでいる。
三曲終わり際に米沢がするするっと入って来たが、気が付くと渡邊が居ない。 差し引き13人で自己紹介。
不得要領だが何故か許せてしまう野口の自己紹介を久し振りに聞いた。
毎度ツッコミどころの多い片山の自己紹介に茶々を入れる柏木が楽しい。 ツッコんでもツッコまれても絵になる柏木。
自己紹介1列目と2列目はこうやって話が拡がったり膨らんだりするが、3列目になると寂しくなる。 菊地は頑張っているが。
まだ治りきらないのか、話し始めて咳き込み、眉をハの字にして涙目になりながら言葉を繋いでいく米沢は美しかった。
自己紹介の今日のお題…「今だから言えること」
ナルハン井上のお答えは、浦野の「(前頭部を指差しながら)ここにティアラが見えるの〜」ってのを聞いた時に
「なにがティアラだよ(←吐き捨てるように)…と思った」
ジョージ・ワシントン並に正直な井上。 井上だから洒落になる。
今は「うっすらと」見えるそうだ。
「Blue rose」でも眉がハの字になりがちな米沢。 ご自愛いただきたい。
マイクをそぉ〜っと蹴って、素早く引き戻して角度やら何やらを直す時間を稼ぐ井上と、ゆっくり引き戻して歌いながら角度を直す米沢の対比。
井上のコートは腹が出ないようにする為か、翻らないように細工がしてあるのだけれど、これは野暮だ。
一時期野呂が着ていた継ぎ足しTシャツを思い出した。
化け物じみた大島優子と比較される宿命の重荷を背負った柏木は、大島同様常に試行錯誤。 本人は大変だと思うが、面白い。
それを見て仲谷は何を感じているのか。
野口復帰で人数の増えた「雨の動物園」だが、歌は片山のワンマンショーの趣。 喋りになると野口が持っていってしまう。
「転がる石になれ」の頃になると顎が上がって肩で息をする仲川と、舞台の上の人の顔を保ちつづける平嶋の差が出てくる。
「元気」とは何かについて考える。
「シンデレラは騙されない」では今日も片山中心に。
片山の目つき顔つきが何かに似ていると思っていたのだけれど、「柳生一族の陰謀」の烏丸少将(成田三樹夫)だった。
秋葉原から廻せないのは判っていたので、そっちは蹴飛ばして越谷へ。
「漫才」宮田陽・昇
「河川漫談」世界のうめざわ
「コント」三遊亭王楽とガッポリ建設
陽・昇さんは、サラリーマンは実は働いていないと言う壷算みたいなネタ。 話には聞いていたが面白い。
世界のうめざわは師匠のコロムビア・トップの話で温めてから河川ネタへ。
都内の河川が専門なので、埼玉に来てどうするんだろう・・・と思ったら、ちゃんと下調べをしてご当地ネタを仕込んで来ていた。
ガッポリ建設は、いつものネタで温めたところで王楽さんを呼び込み。
ガッポリネタ→コテコテの落語家的所作→ガッポリネタ
という流れで、ステレオタイプな落語家像を演じる王楽さんが大した事はしていないのに自棄に面白く、いい流れで終演。
メール予約が当たらなくても昼夜分まのチケットを確保。
開演までの間繋ぎに、御徒町でつけ麺を手繰ってから裏町を歩いていたら天体望遠鏡屋を発見。 冷やかしがてら覗きに行ったら、店頭でオペラグラスの投売り。
「これさえあれば何処でも最前列」てんで洒落で購入。
このおふざけが凶と出て、抽選入場の籤運は最悪で最終順入場。
お立ち台の片隅が空いていたので其処へ。
公演やら練習やらに絡んだ怪我で松岡と渡邊が、そうではない怪我で野口が、気管支炎で米沢が、更には学校行事で平嶋が休演。
流石に舞台上はスカスカなのだけれど、音だけ聞いている分には左程気にならない。
片山の安定した歌唱が救いになっている。 むしろ片山が歌った方が安定するくらい。
菊地が泣くのを我慢して無理に笑っている表情で気にはなったのだけれど、開演前にまた何かあったのか、コンタクトがずれたのか、汗が目に入ったのか、その辺りはよく判らないが、以前より表情に強さが出て、良い顔になっている。
仲川があからさまに振り付けを間違えたり、凍りついたり、絶望的な表情を出さなくなったので、どう変わったのか観察してみた。
相変わらず口が半開きだったりするが、「隙があるほうが可愛い」と言う向きも有るようなので、これはこれで良いのだろう。
振り付けに関しては「仲川的解釈」に基づいて、完全に正しくは無いが間違ってもいない流れに沿った動きにはなっていて、小林とはまた違った方向で特異な動きをしていた。
進歩ではあると思う。
井上が髪の色を明るくしたのは賛否有りそうだが、緩く巻いた二つ縛りの髪型は良く似合っていた。
時折、上方の言葉を使うが、増田ほどのコテコテ感が無いのは居住地域の差だろうか。
柏木は前髪を多少切ったのか、眉が見えるか見えないかくらいになっていて、表情に変化が付いていた。
オペラグラス越しでも目が合ったような気にさせるところがまた恐ろしい。
普段は中央しか見ない「シンデレラは騙されない」は下手側に注目してみる。
他の曲では柔らかい笑みを浮かべる片山も、この曲では顎を引いて挑戦的な顔になる。
顎を引くと三白眼になるきらいはあるが、曲の世界観には合った妖しげで良い表情。
台本を使っての進行も上手くなっているし、歌も走らず遅れず外さずで安定して上手いし、始めの二た月は印象が薄かったが、今月に入ってからは注意して観るようにしている。
まったく籤運が無い日で、ソワレも最終順に近い入場。
椅子席はなんとか確保。
この劇場の大きさでオペラグラスを使うと、舞台上からは誰を見ているのかあからさまに判ってしまうので政治的にあまり宜しくないし、そもそも怪しい。
視野が狭くなりやすいし、AやKでは一寸使い難い。
渡邊の喋りが楽しい。 チームAでは自己紹介以外では殆ど喋る部分が無かったので隠れていた美点が良い形で出て来ている。
激しい曲が多いセットリストではあるが、浦野の柔らかい動きの美しさは、ゆったりした曲の中で出てくるので、「Don't disturb!」では浦野も見ていただきたい。
ソワレは平嶋も出演。
どこのMCだったか、「チームBで一番元気」と主張する仲川に異議を唱える平嶋。
元気が公演の最後まで持続しているのは平嶋なので、私は平嶋に軍配を上げる。
今月に入って私の中での評価が上がったのは片山と菊地、特に片山。
千秋楽まであと二回。 楽日の開演がいつもより一時間早く、メールでの完全抽選ということも有って、今回も望み薄。
頑張れる時に頑張って見てみようと朝から並んでみた。
始発で出て五時半前には着いたのだけれど、既にボーダーラインは越えており、キャンセル待ちになる可能性がある旨告げられつつ、しばし並ぶ。 結局キャンセル待ちにはなったが、望みの有る番号ではあった。
抽選枠内のキャンセル待ちが8枚出て、何とか入場。 松原誕生日企画が重なり、比較的早く呼ばれたものの、センターブロックは全て埋まっており、下手側の通路脇を確保。
今日はプレスやら関係者やら取引先やらが大挙やって来ており、上手袖の扉前だけでは収まりきらずに、下手柱前通路にもズラリ並んでいた。
「友よ」が始まって秋元と高田が柱で見えない事に気付く。 まぁ、仕方が無い。
河西が早くも涙目になっていたが、最後まで泣き崩れるようなことは無かった。
千秋楽で今井と高田が辞めるのと、チームKとしての公演も一区切りつくのとで、色々と思うところはあるのだろう。 泣かないまでも涙目になっているメンバーもちらほら。
自己紹介コーナーの最後で、小林から梅田が休演であることの告知。
2ndの途中で怪我をして以来、断続的に出演はしていたが、結局公式ブログでの告知も無いくらい恒常的な休演になってしまった。
「泣きながら微笑んで」の大島は今日も良い仕事。 間奏部分でも表情や視線の動かし方、足の運び、すべてに説得力がある。
「MARIA」は出だしで走るようなことも無く、増田の歌唱が終始安定していた。
大堀の表情や動きの艶やかさを今日も堪能。
千秋楽まであと二回と言うことで、湿っぽくなりそうな空気にならぬように、努めて明るく振舞おうとする統一した意思のようなものが感じられた公演だったが、中でも秋元が率先して盛り上げていたのが印象に残った。
これは今井が「脳内パラダイス公演」の千秋楽を持ってAKB48を辞める事を発表した日もそうだったのだけれど、この日も纏めるべきところ、締めるべきところで良い仕事をしていた。
全曲終了後にケーキと花束が運び込まれて松原誕生日企画。
声を震わせつつも、泣き崩れずに乗り切る松原。
千秋楽は6月の頭だと思っていたので、チームKで誕生日は迎えられないと思っていたが、チームKの公演で祝ってもらえて嬉しいというような事を話していた。
それを聞き乍ら、ニット帽を目深に被り、後の扉に凭れて泣き顔を見せまいとする大島が左右から突付かれていた。
最後も秋元が明るく〆めて大団円。
開演後に入場。
チラシには
シャチの恩返し(原作・横田順彌・・・とあったが、前半は落語無しで三四楼的宇宙論。
他 古典落語2席
嫌なら帰れば良い。 そして二度と行かなきゃ良い。
木戸銭が惜しけりゃ返してもらえば良い。
「俺はきみの落語が聞きたい」ならわかる、しかし「みんな」ってのは何なのか。
こいつは帰らずに最後まで居た。
チラシに書いた内容を説明無しにやらないのは悪いが、怒り方があまりに大人げ無い。
後半は普通に(普通でもないが)落語。
「青菜」をみっちり。
Chocolove from AKB48のイベントが有ったが、色々煮詰まって遠出する気力も無く、今週末のAKB48がらみの行動は日曜のソワレのみ。
秋元も中西も宮澤も好きだが、そもそも握手会と言うものが苦手なのと、今回の楽曲がどうも好みで無いと言うか、個性が生かされていないと言うか、音域が余りに嘘臭いと言うか、あのメイクはねぇだろうと言うか、兎に角まぁそう言う事なのとで、どちらに行くべきか天秤に掛けて、判断がつかずにどちらも蹴飛ばして引き篭ろうとしつつも、劇場公演に未練が残ってのこのこ秋葉原へ出掛けた次第。
罰が当たって最終順に近い入場。 足取り重く劇場に入ると、未だ椅子席に空きがある。
最終順で入った友人も立ち見最前列を確保出来ており、ソワレのチケットは押さえたものの、横浜の奥地でのChocoloveイベントから開演までに戻って来られなかった連中の分の隙間が相当有ったようだ。
引き続き怪我の3人が休演。 マチネには居た上村がソワレで消えて今日で一年。 怪我の3人は戻って来られるのだろうか、戻って来て居場所はあるだろうか・・・と開演前に友人と暗く話したりもした。
早乙女がメイクと髪型を変えて来た。 試行錯誤をしている点は買える。
一列目二列目と較べるとドーンと地味になる印象の強かった自己紹介三列目は、菊池が他のメンバーの部分に上手く絡んで盛り上げていた。 菊地は歌も踊りもさることながら、喋るほうでも実に良い仕事をしていて、日毎に客の声援も大きくなって来ているように感じる。
高いレベルで安定している柏木は、今日も良い仕事。 細かいニュアンスをより遠くへ伝える為なのか、仰角の付いた動きが面白い。
脊髄反射で好きな事を喋る多田が面白い。 身も蓋も無いことを口走ってもしょうがないと思わせるコドモの強み。
井上が他の人が振った話に喰い付いて行けるように成ってきた。 黙って頷くだけだったのを考えると、大きな進歩ではある。
片山の歌の美点は、技巧の高さそのものではなく、程好い上手さとその安定性にあるように感じた。 鼻濁音も綺麗だった。
チームBは、公演としての完成度然り、移籍組や出来すぎる一部のメンバーを除く各自の現段階での能力然りに関しては矢張りチームAやチームKに及ばないが、発展途上にあるものの成長を見守れるという点に於いては、既に何者かになりつつあるチームAチームKに比しての面白味は有る。
柏木由紀・・・フンメル
例によって開演直前にチケットを購入して、抽選外で入場。
空いていたお立ち台の隙間に潜り込む。
舞台中央の美味しいところは丸で見えないが、何を喋っているか聞こえるだけでもカフェ観覧に較べれば精神衛生上格段に宜しい。
昨日同様4人休演。 渡邊は復活したが、中谷がアンコールを休んだり、全部出たものの浦野の右膝にサポーターが巻かれていたり、更に休演が増えそうな危うさはある。
然し乍ら人数の少なさや潜在的怪我人の存在が悲壮感や焦燥感に繋がらずに、明るく楽しい公演に終始していたし、穴を埋める立場の人間も大きく成長していた。 菊地と片山が実に良い。
終演後に友人と軽く立ち話。 意見が一致した点としては
・浦野は灰汁が抜けて見やすくなった
・片山の歌の上手さは救いだ
・菊地の動きが良い
の三点
「Blue rose」はマイクをゆっくり蹴り倒して素早く引き戻す井上の動きが面白い。
曲の途中で米沢のマイクのシールドがセリに絡んでしまい、袖からスタッフ氏が色々頑張っていたが、曲の終わりで米沢のマイクスタンドを引き倒してしまったところで時間切れ。 「禁じられた2人」の後の暗転が長引せて調整していたがそこでは直しきれず、「雨の動物園」が終わったところで漸く修復。 機械への損傷は無かったようで後半はつつがなく。
「シンデレラは騙されない」の前のMCで渡邊が怪我で休演のメンバーのうち、松岡の名前を言い忘れて客席が軽くざわつく。
あの夜から一年・・・。
久し振りに平日公演を抽選対象で見た。 籤運はそれなりだったが、米沢誕生日と言う事も有って入場した客が中央に集中していた。
上手下手の前の方は未だ空いていたが、全体を見たいので中央6列目。
渡辺。松岡、野口が怪我で、平嶋が修学旅行でお休み。 麻疹で休演していた渡邊は一部復帰。
前回観覧時に気になった井上を中心に見る。
出だしで表情が冴えなかったような気がしたが、途中から気にならず。
膨張したように見えるが動きは寧ろ良くなっており、勢い余って流れるような部分は目に付かなくなった。 下に付いた筋肉が上部の脂肪を消費しきれていないのだと思われる。
この人は動きに集中すると表情が硬くなる傾向があるが、それも目に付かなくなって来たという事は、それだけ振り付けが身体に馴染んできたということなのだろう。
口下手だったMCも含めて、概ね改善傾向にあったので安心した。
「Blue rose」は渡邊が復帰。 居ると場が安定する。
浦野の動きがこなれてきて、過剰なロック姉ちゃんぶりへの違和感が無くなった。
こちらが慣れただけかもしれないが。
井上の思い切りの良い動きと、浦野の手練手管を駆使した動きの対比も面白い。
「禁じられた2人」は、歌が走りがちな中谷とじっくり溜める柏木の違いが面白い。 微妙なバランス。
休んでいる四人がごっそり抜けた「雨の動物園」だったが、片山の歌の上手さが光っていた。 小林があれだけ梃子摺っていた曲を難なく歌いこなしていたので驚いたが、単に小林が下手過ぎたのかも知れない。
然し乍ら小林はあの絶望的な歌唱力でもあの曲を見世物として成立させていた訳で、それはそれで凄い。
米沢誕生日企画は「僕の打ち上げ花火」と「シンデレラは騙されない」の二段階で。
終演後の影アナで今日の担当者である渡邊が米沢に一言喋らせてたのは良い仕事だった。
ダメ元で秋葉原へ。 開演直前だったが、なんとかチケットを購入。 立ち見二列目。
TBSの追加撮影があるとかで、抜かれそうな位置は客の密度も薄目。 カメラの死角になりそうで、且つ見やすそうな場所を確保。
チームBを見るのも先月の13日以来。 足の怪我で松岡と野口と渡辺が、麻疹で渡邊が休み。 チームKからの助っ人の投入も無く、12人での公演。
休演するメンバーが多いと欠落感やら悲壮感が漂いがちになるけれど、こう言う時の平嶋の明るさは救いだ。
暫く見ぬ間に井上がビバンダムみたいになっていて驚く。
菊地が瀧夜叉姫みたいなザンバラ髪になっていて、こちらも驚く。 良い方に転んだとは思う。
表情が明るくなったのは田名部と仲川と早乙女。 後半のバテバテ感とこの世の終わりのような絶望的な表情を見せなくなったのが好印象。
浦野も良い具合に肩の力が抜けたと思う。 人数の割にしっかりした公演であった。
給料日に明細を見ると憂鬱になる今日この頃ではあるが、気散じに酒田へ。
途中鶴岡に寄って、アートフォーラムで 「パレットの記憶」展。
渡邊榮一さんの絵を見て来た。
古今東西の画家のパケットと絵画を並べて展示する企画展。
香月泰男と宮本三郎が見られたのは良かった。
渡邊さんは油彩と銅版画とコラージュを何点か。
面白い絵は他にも有ったが、部屋に飾りたいと思ったのは、渡邊さんのものだけだった。
「やまと桜」の出品酒を嘗めながら煮魚と蕗でつなぐ。
マハタ、オーヨ、モーヨ、コブダイ、フグ(白子のせ)、ショウフクジ(味噌のせ)、生ハモ(塩で)、生シャコ、タラバエビ、ガサエビ、オキニシ貝。
えーと…、もう一杯何か(失念)注いで貰って、カワマス、ワラサ、生アンキモから、最後にエビコ、ヒラメコ、ムラサキウニの軍艦三連弾で締め。
抜けはあると思うけど、18カン。
オマケで生牡蠣四つ。
味噌汁はエビの頭のダシに白身のしんじょ。
ごちそうさまでした。
仕事帰りに秋葉原。 早めに離脱出来たが山手線が遅れやがったので、劇場へは開演直後に到着。
平日で雨と言うこともあってか、カフェの客は少な目で、いつもよりは静か。
三曲終わって自己紹介コーナーに入るが、千秋楽が決まったとどんより話し出す大島。 洒落のめしては居たが、水面下で色々な動きがあることは客の方も承知しているわけで、見ていて辛い場面ではあった。
先日から始まった携帯サイトで募集したお題。 今日は「客席から見るなら何処から見るか」。
佐藤の「本芸ポジ」ってのと、今井の「その日の抽選に任せる」ってのがネタとしては面白かった。
音がよく聞こえた分、動きにも注意して見てみると、大島の動きに関する意識の高さに気付く。
「片思いの卒業式」では、イントロから何人かづつ歩いて入ってくるのだけれど、大島は常に曲のテンポに合わせて歩いている。
増田は意識が移動する方に行っている時には普通に歩いているが、自分のパートが近付いて歌に意識が行き始めると歩き方がゆっくり丁寧になる(これは大島が良くて増田が悪いという話ではないので念のため。)
増田の歌へ意識が集中していくさまも、見ていて非常に興味深い。
このあたりは演技の人と歌の人との違いなのかもしれない。
「花と散れ!」での秋元のキレのある動きが面白い。
足首の捻りで踵を飛ばしたり、深く沈み込んでも体が流れなかったり、ダンスの素養だけでは出来ない動きの妙。
長らく絶えて無かった週末のチームK公演。
「いざ鎌倉」ってんで気合を入れて5時半前に並んだものの、割り込み防止券を貰ってみれば200番台。
潜り込もうとした鼠が目の前で一匹排除されていたが、相当な数の鼠が居たようだ。
排除された鼠もそのままウロチョロしていたのを見ると、隙を見て別の穴に潜り込んだのだろう。
朝っぱらから並ぶのも疲れるが、並んでいる間にこうした醜悪な人間模様を見ると更に疲れが増す。
数ヶ月ぶりの週末チームK公演に劇場限定版B.L.T.(・・・と言うよりオマケの生写真)と劇場公演500回記念生写真セットの発売が重なった結果がこの騒ぎだった訳だが、
紅梅キャラメルの昔から変わらぬ光景が劇場周辺の其処此処で見られた。 こんなのは未だマシな方で、バラバラんなったのが道端で風に飛ばされていたりもしていた。 流石にそんなのは撮る気にもならなかったけれど。
気を取り直してUDXで茶漬け掻っ込んでから入場抽選待ち。 籤運は最悪乍ら、とりあへず立ち見二列目を確保。
立ち見最前列の連中が暴れたいが為に広めに場所を取ってくれるお陰で、多少の御乱行に目を瞑れば二列目もそれなりに見やすい。 まぁ多少では済まない事もまま有って、今日も終演後に掴み合いの喧嘩が起きかけていた。
私の前の御仁も柵にゃ登る喚く暴れるでそりゃもう酷いものでは有ったが、人間だと思わなければ左程腹も立たない。
出来るだけ心穏やかに舞台を注視。
オーバーチュアで幕が開き、明転して「友よ」。 大島と河西と秋元がデコ出しの髪形なのが珍しい。
早野は石景山遊楽園の雌鼠のキャラクターのような、丸い耳が2つ生えた様な髪型。 私はあまり好きではないが、衝撃的ではある。
ダイエットを始めた高田は、早くも昔日の美少女の面影を取り戻しつつあり、二つ縛りのお下げ髪が良く似合っていた。 表情も終始明るく、良い感じ。
フワフワにしたがる野呂が珍しくボリウムを抑えて七分三分にわけていたが、これも良い感じ。
「脳内パラダイス」「気になる転校生」と進んで自己紹介コーナーへ。 今回から携帯サイトで募集が始まった質問がお題になっており、「何月何日をどんな記念日にしたいか」。 小林さまのお答えが実に秀逸で、
「全部今日にしたい。」
昨日は今日になってしまうし、今日は明日になってしまうから「全部今日にしたい。」
実に哲学的。 今日のマチネの小林には、様々な神が降りて来ていた。
「さっきちょっと泣いてしまったんですが・・・」と小野。 楽日まで公演があまり無い中、夜の公演を休まなければならないかららしく、目を潤ませ、声を震わせつつも、グズグズにならずに持ち直すのは流石だった。
うっかり「こんばんは」と言ってしまった奥の「すいません」も久し振りに見られた。
「泣きながら微笑んで」の大島は今日も色々と。 聴かせる歌としては上手く無いが、歌の見せ方が巧い。 足の運び、表情、視線、全てに意味をもたせて、日毎に新しい。 眼福。
「MARIA」は大堀の見ていてハラハラするくらいの思い切った動きに驚く。 今月は色々な事が有ったので、大堀も期する所が有ったのだと思う。 素早く動くべきところは素早く、ゆっくり動くべきところはゆっくりと。 上手くは無いが味のある歌と、「セクシー担当」を自称するだけのことはある艶っぽい動き。
この曲では増田を見ている事が多いのだけれど、今日は大堀ばかり見ていた。
「君はペガサス」は矢張り秋元。 Chocolove from AKB48で脇に廻った経験が生きてきたのか、抑えた動きや抑えた歌唱の良さが増した様に感じた。 これは宮澤にも言えることで、表情も豊かで落ち着いたものに成って来ていると思う。
「ほねほねワルツ」は小野の丁寧な動きが目を惹く。 口に入る髪の毛をどけたり、髪をどけた拍子にずれたヘッドセットマイクを直したり、それでまた口の中に髪の毛が入ったりと忙しい奥の動きも楽しい。
「くるくるぱー」での大堀には、また別趣の良さが有る。 こちらは明るく楽しく。
試行錯誤が中々プラスに振れなかった今井が醸していた重い空気が何時の間にか消えており、奇人揃いのユニットを上手く廻して良い仕事。
現公演の千秋楽でAKB48を辞める事を発表してからの今井は、何か吹っ切れたのか良い方向に変わって行っているように思う。
歌の後は小林の「似てねーものまね大会」。 小道具として持っていた色鉛筆を選ばせ、それにあわせてメンバーの物真似をするのだが、この「小林的解釈」のフィルターを通した物真似なるものがまた良い意味で碌でも無いもので、馬鹿馬鹿しくて宜しい。
〆に入って高田が喋っている最中に色鉛筆ケースの蓋を閉めそこねた小林が色鉛筆をぶちまけてしまい、自分で拾ったり本多芸能の若い衆に拾わせたり、高田そっちのけで遣りたい放題の小林と、むくれる高田の対比がまた面白い。
ここでの小林には、喜劇の神様が降りて来ていた。
「ねぇねぇ、色鉛筆の赤と緑といえばクリスマスだよねぇ」と何時に無く上手く纏める松原。 この辺りの筋書きは誰が書いているのだろうか。
なし崩し的に「クリスマスがいっぱい」、そして「シアター・パイレーツ」。
「シアター・パイレーツ」の出だしでカチューシャを飛ばしてしまう秋元。 ここ二た月ばかりChocolove from AKB48での抑えた動きしか見ていなかったので、力強い秋元を見るのは久し振り。
今日は「強気」がモットーの秋元にしては珍しく涙腺がゆるみがちで、アンコールの「草原の奇跡」のさなかに大島などから突っ込まれて苦笑しながらペコペコする場面も見られたが、歌や振り付けが乱れるようなことは無く、その辺りはいつもの秋元らしくあった。
週末の公演が3ヶ月ぶりであった事にも象徴される公演数の少なさの中で、公演の質を保っている事に驚く。
自主練習の積み重ねの中で振り付けの解釈が各自で多少異なってしまっても、バラついた感じにはならずに、緩やかな統一感の中で纏まっている。
今月は「客席に頼るな」「まとまりがない」等、客から罵言に近い駄目出しを喰らったりもした様であるが、何を見てこう言う発言が出てくるのかが私には判らない。
チームKの公演が客の盛り上がりに寄り掛かっていると言うより、客の方がチームKの公演に寄りかかっているように私には感じられる。 公演そのものがしっかりしているから、悪目立ちしたい幼児性の高い客が暴れても騒いでも公演が公演として成り立っているのであって、「客席に頼るな」なんざ思い上がりも甚だしい。
三桁のキャンセル待ち券では抽選外ですら入れず、虚しくカフェ観覧。
飲み食いする訳でもなく、モニターを見ているわけでも音を聴いているわけでもなく、ひたすら喋っているようなのが増えた。
そんな訳で歌以外は殆ど聞き取れず。
メディア収録しとかで小野が休み。 楽器担当者が休んだ公演は初めて観たが、小野の担当楽器であるところのタンバリンの音はしていた。 楽器オケもあるようだ。 増田が叩いていたようだ。
カフェでは碌すっぽ聴こえやしないのだけれど、そこはまぁロハなんで文句は言えない。 ただ、マイクで拾った音だけしか聴こえない故に生歌感は高くてその日の喉の調子なんぞは良く判る。
小野が居ない所為もあって、生歌率は何時もより高目だったが、音量があからさまに凹むような場面も無く、全員でよくカバーしていたと思う。
良く見えない分、全体の中での個人の動きについて考えながら見てみると、小林の振り付けが違和感無く周囲に溶け込んでいるのに気付く。 移動の際にドタドタ歩くような事も、張子の虎みたような首の変な動きも無くなり、詰まらないと言えば詰まらないが、確実に進歩していることは見て取れた。
終演時に掃けて行く佐藤と宮澤が上手の袖で立ち止まって振り返り、手を繋ぎながら「今日もあたたかい声援をありがとうございました!」てんで深深とお辞儀。
それに値する客なのかどうかは別として、宮澤と佐藤の意識の高さには感心した。
# ゆたかの [小野が休みのときは増田がタンバリンだよ。(以前もそうだった) 唯一代理が使える楽器だな。 他の楽器が休みのときは代わ..]
# ゆたかの [あの曲で増田の位置は柱の裏だからモニタじゃよく見えないよ。]
# 墨田ペトリ堂 [訂正しました。 久し振りに<s>なんてタグを使った。]
# Chunccron [brataceWerb <a href="http://avsKekdncsk.com">yf5d</a>]
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# equavadraibre [<a href=http://buyonlineaccutanenow.com/#wukxd>buy accutan..]
皆様にお知らせです!
ずっとこの発表を待っていたかとは思いますが・・
ついにみなさんお待ちかねの
ひまわり組
の初日が決定致しました!
AKB48の次のシングルであるところの「BINGO!」のカップリングが「Only today」でがっかりする夢を見た。
コメント欄を開放したら収拾がつかなくなり、長らくコメントが付けられない状態になっていた宇佐美友紀公式ブログのコメント欄が復活。
「そんなに突っ張らからなくても良いのではないか?」と思う事も、「おいおい、あんたそりゃまずいだろう。」とツッコミたくなる事も有ったりするが、更新されればついつい見てしまう。
正直な人の正直なブログ。
コンサートツアー写真集の握手会も有るので、並びも大したことは無いだろうと高を括って出掛けたが、案に相違して結構な行列。
片山誕生日直近公演とあってソワレのチケットから売れて行き、マチネのチケットのみ確保。
最終順入場ながら奇跡的に椅子席にありつき、のんびり鑑賞。 怪我の松岡は今日も休演。 前髪を切ったと言う菊地は表情も明るく良い感じだった。
「Blue rose」の井上が良かった。 動きに強弱が付き、勢い余って流れる部分が目立たなくなっていた。
井上は髪の毛の先が目に入るのか、汗が流れ込むのか、目をしょぼしょぼさせる場面が何度か見られたが、眉毛の動き一つで表情がくるくる変わる。
「禁じられた2人」の柏木の科白廻しは、また変わっていた。 今後どうなって行くか楽しみ。 仲谷の方は科白が少々走りがち。 こちらも工夫の跡は見られる。
褐色の動物4匹の雑談コーナーでは、野口喋らず。 小林によく有った緘口令の日か?。
浴衣着替え待ちの仲川・渡辺質問コーナーでは、「ピーマンは、なんで苦いんですか?」と質問する渡辺に場内悶死。 こんな質問を口から発しても許される渡辺。 野次も飛ばない。
終演後、友人知人と雑談。
後半のヘロヘロになった頃合の仲川に注目とか、渡辺に掛かっている「可愛く見える魔法」とか、移籍組みの3人はチームBに来て良かったねぇ・・・とか。
「野口は大江・小林枠だよねぇ」と野口の話をしていたら、何時の間にか小林は如何に凄いかと言う、小林がこれまでに起こしてきた奇跡についての話になり、小林を褒め称えつつ、小林を選んだ秋元康は矢張り凄いという話に落ち着いた。
嗚呼、チームKが見たい。
夕方から上野広小路亭へ。 年二回の鯉枝独演会。
「新聞記事」瀧川鯉八
「鯉枝の由来」春風亭鯉枝
<中入り>
「漫才」宮田陽・昇
「十二支来院」春風亭鯉枝
鯉八さんは多少滑り加減のマクラから「新聞記事」。 落語に入ればしっかりと。
アル中で入院した話から「鯉枝の由来」。 枝葉をぶった切って幹だけで押し捲る芸風は相変わらずで、えへら笑いをし過ぎて腹筋がおかしい。
中入りを挟んで陽・昇さんの漫才。 「(頭のてっぺんから)バカヤロー!!」「二度は言えない」、何度見ても笑ってしまう。 腹筋が痛い。
鯉枝さんがもう一席「十二支来院」。 ニヤニヤし過ぎて表情筋が弛緩したまま戻らない。
東武練馬駅から徒歩数分のタイヤ屋さんの地下の地域寄席での二人会。
客の殆どが地元の皆さんで、他所から来ている物好きは私ともう一人くらい。
前回同様中入りになんとか間に合って後半2席。
「近日息子」立川フラ談次
「幇間腹」立川吉幸
恐い兄弟子が楽屋で聴いているので演りにくそうなフラ談次さんだったが、よく受けていたし、酔漢の茶々入れも上手くいなしていた。
吉幸さんの方は納得の一席。 走って行った甲斐は有った。
昨年の1月12日から始まったAKB48オフィシャルサイトの動画日記「AKB48日誌」は、長らくチームAメンバー(…と、チームB移籍組の三人)のみの更新だったが、5月9日からついにチームKにも開放された。
初日は大島優子が担当。
削除・差し替えも偶にあるので、日付が変わって更新されたらすぐにご覧になる事をお奨めする。
ちなみに、宇佐美絡みは根こそぎ削除されている。
先日の「うんこ手掴み」の件から、改めて推敲と言う事について考えている。
朝っぱらに「解放」と書いたものの、どうもしっくり来ない、間違っている様な気がするので「開放」に直してみた。
帰宅し次第、辞書を引き直す予定。
帰宅して、とりあへず辞書を引いてみる。 「ときはなつ」ではなく「あけはなつ」方が矢張り正解。
「前進の反対は解放」と言う左翼小噺を思い出した。
マチネがチームB、ソワレがチームAと言う変則日程。 何時に並べば買えるのか見当がつかないので、4時半に起きて夢遊病者のように秋葉原へ。
私が並んだ段階で150人くらい。 割り込み防止券はAの4に対してBが1くらいの割合に成っていた。
遅めの入場で最近の定位置と化している下手後方の椅子席を確保。
一昨日とは打って変わって全体的に良い出来で、表情も明るく、動きにも切れが有るように感じた。
各MCでも積極的に絡んでいく姿勢が見られたし、司会を担当するメンバーにも拾ったり拡げたり繋げたりする努力が成されている。
以下、短評。
大阪出身の井上が大阪弁で喋るのを初めて聞いたが、増田のそれとは少々印象が違った。 居住地域の差だろうか?。
オーディションの際に歌った曲として渡辺が挙げていたのが北出菜奈(曲名は失念)だったのには驚いた。
前回公演で様子のおかしかった自己紹介4列目のメンバーは、お互いの自己紹介に絡めて話を膨らませており、野口のキャラクターに寄り掛かり過ぎない進行が好印象。
「禁じられた2人」の柏木の台詞回しが強めの口調に変わっていた。 かつて大島優子がそうしていたように、千秋楽まで試行錯誤を重ねていくのだろうか。
「雨の動物園」後のMCは片山の仕切りが向上。 過剰な演出は無くなっていたが、早乙女を引き立て役に廻らせ過ぎている様に感じられる。
アンコールの二曲が終わったところで早乙女がささっと袖に掃ける場面が有った。 すぐに戻っては来たが、表情は硬めで、一寸辛そうだった。
最後に映画「伝染歌」の予告編・・・のようなものを上映。 映像やストーリーより、大島優子の化け物染みた凄みが恐ろしい。
抽選外で入場。 頭の隙間から全体を見る。
チームBの出来も良かったのだけれど、午前午后で見比べてしまうとその力量の差は歴然。
峯岸や板野や中西の動きは将にプロのそれなのだけれど、全体の中で浮いていない。 つまりダンスが得意でなかったメンバーの地力がそれだけ付いていると言う事なのだろう。
立ち見3列目では流石に死角が多くなるので、聴く方に集中してみる。
動きは完璧に近い峯岸も、こと歌に関しては「いやぁー、峯岸くん。 頑張っとるねぇ〜」とニヤニヤしてしまいたくなる感じではあるのだけれど、一生懸命は伝わって来る。
「春が来るまで」の星野は、以前歌い難そうに感じた部分が格段に巧くなっていて、その説得力に改めて驚く。
アンコールの「制服が邪魔をする」が終わり、着替え待ちの間に稽古風景の映像のBGMとして流される星野みちるの「ガンバレ!」に合わせて客が歌いだすと、ざわついていた場内には歌声だけが響き、暖かい空気の中で最後の曲「なんて素敵な世界に生まれたのだろう」へ。
色々な意味に於いて改めて驚かされたチームA公演だった。
混むと踏んで早目にお台場へ。 10時半過ぎに着いたら既に結構な人出。
例によって折井登場→Chocolove呼び込み→歌と言う流れ。 折井の司会振りも板に付いて来た。
音を拾わないマイクの為か、秋元のマイクを持つ角度が微妙に口から外れていたりもしたが、それ以外はしっかり仕事をしていた。
一曲終わってAKB48の紹介。 Chocoloveの3人の受け答えもしっかりして来たし、中西と宮澤は足元をよく見るようになり、ケーブル捌きのお兄さんを困らせるような場面も無くなっていた。
チームKの大島、奥、小野の3人が呼び込まれて、これまでに発売されたAKB48のシングルの紹介。 奥の身長がまた伸びていた。 喋ると11歳だが、喋らなければとても11歳には見えない。
ジャンケン大会では「チョキを出します。」と言ってチョキを出さない秋元。 立場上、秋元の言を信用した私は敢え無く敗退。 今日は当たり大盤振る舞いで、大量にチョコレートを配っていた。
ゲスト3人が掃けて「スカルマン」の番組紹介を折井が軽くやって、最後にもう一度歌を演ってお仕舞い。
今日の私のAKB48活動も、これでお仕舞い。
昨年の今日もほほ同じ事をやっていた。
8時過ぎにドン・キホーテ前に行ったら並び列など何処にも無く、不安になって友人に電話をしたら・・・
「今日はチームK公演です。 お間違えのない様にお願いします。」
と厭味ったらしく言われたのを憶えている。 まぁ、久々に朝寝をしようとしていたのを叩き起こした私が悪い訳ですが。
一年後の今日、ほぼ同じ時間に並びに行ったら既に220人から並んでいる。 何とかチケットは確保。
遅目に呼ばれたので椅子席はほぼ埋まっていたが、何とか舞台中央が見える席を確保。 ちと遠いが贅沢は言えない。
「禁じられた2人」で仲谷の科白が走っていて、どうなるかと思ったら柏木は間を取りすぎて遅くなってしまっていて、一寸ちぐはぐ。
「雨の動物園」後の茶褐色の動物しか居ないMCはいつにも増してグダグダな展開。 野口をオチにする展開が多すぎる様に感じた。
田名部の動きが良い。 自分の「見せ場」が何処に有るのか考えているのだと思う。
ソワレの印象が強すぎて、マチネの印象があまり無いが、全体的に何となく狎れてしまっている様な感じはした。
空いていた5列目に滑り込む。 「第5列」と言う単語が頭を掠める。
一曲目が始まって異変に気付く。 表情が硬く汗だく涙目なのが何人か、泣きそうな顔なのも居る。
このあたり確信が持てなかったので終演後に知己に訊いてみたが、そのうち何人かはマチネからそんな感じだったらしい。 ただ、私以外は特に変だとは感じなかったようなので、私の見方が100%正しいとは言えなくもあるのだけれど、一応書き留めておこうと思う。
平嶋がどこかのMCで「今日は昼公演と夜公演の間にスタッフさんたちと昔話をしました。」と前置きして、昔は良く泣いたり鼻血を出したりしたけれど、もう泣かないし鼻血も出さないなんて話をしていた。
舞台上の雰囲気としては、チームAの「アンコールが掛からなかったら今日はアンコール無しでした事件」の時と似たような感じ。 あの日も大島が涙目だったり、不安げな顔がちらほら見られたりしていた。
あれも高橋が内幕を話さなければ何だか解らなかった訳で、今日も何か有ったのかも知れない。
始めは二回公演の二回目だから疲れてでもいるのだろうと思っていたが、どうも変だ。
いつもは井上の面白い動きを目で追ったり、特定の部分にしか目が行かないのだけれど、気に成り始めると全体を見渡していたくなってしまい、没入できずに様子のおかしい部分を観察。 古参の3人と柏木、井上、渡辺あたりは硬いながらも舞台の上に立つ人としての表情を保っていたが、自己紹介三列目あたりが特におかしい。
三曲歌って自己紹介。 様子のおかしかった連中も、ぎこちない笑顔だったり、泣いた後のような震えた声だったりしながらもなんとか自己紹介。
ユニットコーナーは出来の良し悪しが分かれた。
「Blue rose」は良かった。 入れ事をしない渡邊と米沢の過不足無い綺麗な動きと、遣り放題の浦野、思い切りの良い井上、良いバランス。 井上は動きの大胆さに目が行き勝ちだけれど、マイクの角度を細かく調整する細心さも持ち合わせている。
「禁じられた2人」も良い。 科白部分のずれはしっかり補正されていた。
「雨の動物園」は表情が硬く、音を外しっぱなしだったりするのも居て、一寸頂けなかった。 こう言う時に平嶋がいると目の遣り場に困らずに済む。 平嶋と渡辺は良かった。
歌の後の茶褐色の動物4匹のMCは短く。
「ふしだらな夏」からの4曲。 田名部が良い動き。
「Virgin love」の途中で下手に掃けた浦野が戻ってきたと思ったら渡邊にぶつかったり、古参組も一寸おかしくはあった。
浴衣着替え待ちのMCでは、渡邊が良い仕事。 最近の渡邊は、ナスティボーイズみたいな明るいヒールぶりが楽しい。
アンコールではそれまでと打って変わって皆明るい表情。 柏木の目力が凄い。 成田屋みたいな良い睨み。
「シンデレラは騙されない」着替え待ちのMCでは渡邊が顎に皺を寄せて何か感情を噛み殺すような素振りを見せたが、話し始めてからは明るく。
平嶋と浦野も上手く話を膨らませて、明るい雰囲気に変えて公演を終わらせて呉れた。
厭な汗を掻きながら観たが、後味は良かった。
連休中だがチームB、お台場ではChocolove+オマケ、六本木ではベイエフエムの公開録音。 客足が読めないので早目に秋葉原。 なんとかマチネのチケットと、微妙な番号ながらソワレのキャンセル待ち券を手に入れた。
例によって入場抽選の籤運はそれなりで、舞台中央が何とか見える椅子席を確保。
松岡が怪我の為休演。
公式ブログ等での告知は無かったが、怪我で一部出演となっていた仲谷が全面復帰。 全治三週間のところ、一週間半で治ったとの事。 これが若さか。 良い笑顔で良い動き。
髪をバッサリ切った渡邊が好印象。 一生懸命が報われ始めた事がどんどんプラスに働いてきていて、表情も明るく、振りも過不足無く綺麗な動き。
MCでも新規加入メンバーの個性を引き出す良い仕事をしており、渡邊がしっかりしている分、浦野もボケたりツッコんだり自由に動けていて、公演そのものが上手く廻る原動力になっている様に感じられた。
マチネとソワレの間に恵比寿へ。 ガーデンプレイスの東京都写真美術館にて、「マグナムが撮った東京」展を鑑賞。 見るべきものは大体70年代までのものに多く、90年代以降のものは詰まらない物が多い。
これはTIME・LIFE的フォトジャーナリズムに乗っかって発展してきたマグナムの宿命的な特質だと思う。
連休中とあってあまりに人が多くて集中して見られず、図録を買って退散。
ウェルナー・ビショフとカルティエ=ブレッソン、濱谷浩の「血のメーデー」が良かった。
ミュージアムショップにて、公開時に買えなかった「ドキュメンタリーの時代」展と「アンドレ・ケルテス」展の図録を購入。
私の撮る写真は70年代以前の機材と感光材料による前時代的落穂拾いなので、買う写真集の趣味嗜好も、どうしてもそのあたりに行ってしまう。
ダメで元々と貰っておいたキャンセル待ち券で、抽選外乍ら入場。
ぽっかり空いていた立ち見二列目へ。
未だ一部器械体操の域を出ない動きのメンバーも居るが、+αとしての情緒が足りないだけで動きとしては揃って来ており、初演から暫くは中盤に続く四曲やアンコールの激しい二曲の後に疲労困憊して見るも無残な表情になっていたメンバーも、とりあへず舞台に立つ人としての表情を保てるようには成って来た。
この辺りは3人の先任伍長の功績が大きいと思う。
三曲終わって自己紹介。 始めに挨拶をする井上も鍛えられてきていて、息も絶え々々に頭のてっぺんから甲高い声を出していたのが、かなり落ち着いて来ていた。
米沢の声優喋り臭の強い自己紹介は賛否の分かれるところであり、私はどうも受け入れ難いのだけれど、喜んでいる客は喜んでいる様であるし、プラスにしろマイナスにしろ「米沢瑠美」と言う人間の印象を客に確実に焼き付けていると言う点に於いては成功していると思う。
野口が口を開くと、その場は野口色に染まってしまい、全部野口が持っていってしまう。 天然の馬鹿力。
渡辺の拙いながらも必死に言葉を紡いでいく姿に悶絶する客多数。 「まゆゆ」と叫びたいだけの客や認知されるべくあの手この手でMCに介入してくる客をどうあしらって行くかが、今後課題に成って行くと思う。
周りのフォローも有るが、田名部が喋りで前に出て行ける様に成って来た。
「カントリーマアムに似ていると言われた」とか何とか話す片山に古参客は微妙な反応。 (ここの「カントリーマアム」「小林香菜」の項を参照のこと)。 そう言えば、片山も小林も「雨の動物園」ではキリンだ。
「Blue rose」の井上が面白い。 手足をブンブン振り回す思い切りの良い大きな動きと、指先まで情感を込めようとする細かい動きの両立。 歌うときと踊るときで切り替わる表情、上下する眉、真一文字に引き結んだり大きく開いたりする口、見開いたり細めたりしながら見つめたり流したりする目。 柏木がエースだとすると、井上は4番と言った感じ。
隣の浦野も色々工夫していて、コートの裾を摘んで踊ったり、ヘッドバンギンクしながら歌ったり。
細く締まったウエストと蠱惑的な肋骨。 量感のある二の腕が可愛らしい井上と並ぶと、ソマトーゼの広告のようだ。
「禁じられた2人」は怪我の癒えた仲谷がブランクを感じさせない動き。
日毎に演り方を変えてきていた大島優子も凄かったが、柏木も金の取れる仕事をしている。
妨害に近い形で介入してくる客に惑わされずに良くやっていると思う。
「雨の動物園」は矢張り平嶋。 曲が終わって掃けて行くところまで客の目を惹き付けている。
曲の後の間繋ぎMCでは、子供らしく身も蓋も無いことを言い出す多田や、奇想天外なボケを繰り出す野口に苦労しつつも話を纏めて行く片山が良い感じ。
「ふしだらな夏」からの4曲では、ユニットコーナーで無任所の田名部と仲川が中央に配置される場面が幾つか有り、田名部が良い動き。 仲川の振りの間違いも目立たなく成ってきた。
「僕の打ち上げ花火」では、16ビートを刻んで倍クロックで動く柏木が面白い。 そう言えば「桜の花びらたち」の宇佐美もこんな感じだった。
チームB初演からそろそろ一と月。 一日三回公演や酷寒のお台場で揉まれたチームA、初演から12日間ぶっ通しで公演を打ったチームKと較べると、客前で演る機会は少ないのだけれど、その分レッスンに費やしているのか見世物としての質が向上するスピードは速いように思う。
これにはチームAからの移籍組3人が良いお手本になっている事や、柏木と井上が初演前からコンサートで経験を積んだ事も影響していると思う。
チームAもチームKも中々満員にならぬ日々を経験してきた訳だが、客の分母が増えた現在に於いてチームBはそう言う経験が出来ない。
そんな中でチームBがどう育って行くのか、興味は尽きない。
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