親子連れ買い物客向けの抽選会を挟んで昼夕二回廻しのイベントの二回目を観覧。
此処のところ寒暖の差の激しい日々が続いていたが、急に暑くなった日曜。 買い物客も多い。
ステージ前ベンチを柵で囲い、その内側がCD購入者向けの優先観覧スペース。 CD購入者を一と通り入れ終えてから一般客にも解放。
この柵の内側でのみ、ライブ中の撮影は可能とのアナウンス。 ただし、一般客や周辺店舗にレンズを向けないよう釘を挿される。 一般客にレンズを向ける手合いが居たことに苦情が来て、サンストリート全面撮禁と聞いていたのでこれは嬉しい誤算であった。
CD購入特典や、撮影に関する注意事項の説明も丁寧であり、入場に係る手際も良く、毅然としつつも居丈高ではないところに感心。
当たり前に出来て然るべきことが出来ない業者があまりにも多い。
開演時間となり、袖のテント楽屋からステージへ。
気合入れの儀式なども無く、ニコニコと。
タンクトップの上にTシャツを重ねたような、あまり夢の無い衣装。 以前フェアリーズが着ていた様なレッスン着のような感じの物なのだけれど、悪くは無かった(良くも無い)
エース(ウェザーガールズ)
メイクは白塗り感のある濃い目のもので、髪色も日本の流行とは少々違う色味なのが異国情緒か。
昔のバスケットシューズのような形のブーツを履いているのだけれど、これのヒールが恐っそろしく高い。 流石に動きにくそうで振り付けは激しくないが、立ち姿は美しい。 曜日担当が決まっているので自己紹介などの並びは固定のようだが、曲によって立ち位置も変わり、縦横の移動も多いので、どこから見ていても七人満遍なく見られる。
自己紹介から歌詞からすべて日本語で、早口になると聴き取りづらいところもあるが、大意は汲み取れるくらいの会話力はある。 外貨稼ぎの為に身に付けた商売用の日本語ではないからなのか、教科書には載らない類の「必要度は低い部分の語彙」が豊かなのも面白く、好感が持てた。
間繋ぎで「ものまねをやります。 みたいですか?」と言って突っ込んだ根多が「ビートたけし」「谷啓」「小島よしお」。 悪い客が握手会か何かで仕込んだらしく、ホンモノとはかなり違うが、見目麗しき婦女子の「がちょ~ん」は和む。
煽り方も客の反応も当世風のそれとは一線を劃していて一寸古風ではあるが、それが却って心地よい。 世界三大「ヨッシャ行かないアイドル」のひとつ。
特筆すべき点は「年相応である」と言う事、大人っぽさを殊更強調する事も無く、若作りでもない。 本邦の売れ筋が園芸品種だとすると、より原生種に近いような、矮化していない成熟した女性の等身大の美しさ・可愛らしさがある。
途中ダレ場が無い訳でもなかったが、楽しもう・楽しませようとする盛り込み方が尋常ではなかったので飽きるような事も無く、終演して時計を見たら40分を超えていたので驚いた。
無料ライブとしては絶対時間として余りに長く、体感的にはそれこそ「あっと言う間」。
邯鄲一炊の夢を逆さまにしたような、不思議な時間感覚であった。
「やっぱりここでもメグリアイ厨」の特別篇、岡崎みさと誕生日直近と言う事もあってか、放送時間ぶち抜きで無料ライブ。
無料と言う事で入場システムがいつもと違い、階段に整列待機。 ちと暑い。
誕生日とあって岡崎みさとファンの人は仕込みに大わらわ。 自己顕示に走らず、皆で盛大にお祝いしようとする意思が感じられる仕切り。
いつもは駆け込むように現場に入るメグリアイ連中も、今日は早くから入念なリハーサル。 漏れ聞こえる音からも感じられる意気込み。
入場してみると立ち見も出る入りで一と安心。 全篇ライブと言う事で、自己紹介もソコソコに歌で押す構成。 普段は途中でCMを挟んで進行を止めるのだれけど今回はそれも無く、流れを切らずに畳み掛けてくる。
始めは新衣装で既存メンバーのみで。 素材と構造の所為で矢張り通気性は悪いらしく、動くと見るからに暑そう。
山中のスカートのウエスト部分は直したらしく、今日は初見の時ほど気にならなかった。
二曲終わって4期メンバーも合流。 致し方ないのだけれど、既存の衣装なのでサイズがあっておらず、危うさもあったりしたがその辺りは大過無く。
白鳥は髪色を暗くしてきたが、これが実に良かった。 アイドルとして求められる姿と、同世代のしているお洒落とは、往々にして異なるものなのである。
本人は「墨汁みたいな色」と自虐していたが、黒く染めると艶が出にくいので、「うばたまの」と枕詞を付けたくなるような烏の濡れ羽色にするには伸びて生え変わるのを待つしかない。
佐々木は両側頭部に編み込み。 首を傾げている事が多いのだけれど、童顔と相俟って頑是無い可愛らしさがある。
二人とも初演よりはマシになって、ロボットから操り三番叟くらいにはなってきたが、観ているこちらが冷や汗をかくような覚束無さ加減は相変わらず。
その分浅原と山中が下支えしていて、目で励ましたり立ち位置を修正したり。
白鳥はダンスの勘はよろしくないが、ハウリングを起こしたときの反応は早く対処も的確だった。 なんとなく、「あっさり辞めてしまうのではないか」と言う危惧を抱かせるようなところがあったのだけれど、髪を染めた辺りに括った腹が見えたような気がした。
佐々木はダンスや歌の拙いのを愛嬌で補おうとするようなところがあり、岡崎のソロパートを横から賑やかしたりする茶目っ気が楽しい。
山田渚は岡崎が主役の日と言う意識が働いたのか、単にそういう日だったのか、一寸引いて淡々と演る感じ。 引いてはいても過不足は無い。
主役の岡崎はリハーサルから頑張ったらしく、開演した時点で既に大汗。 目からも汗をかいていた。
「鶏口牛後」と文字にするだけなら簡単であるし、綺麗事でもあるのだけれど、岡崎には岡崎の苦悩があり、闇もあるのではなかろうか。 それでも一と度舞台に上がればそんなことは億尾にも出さずに明るく振舞うのが岡崎みさとであり、それが見るものの心に響くのだと思う。
繁忙期につき土曜出勤。 朝から汗みずくで働いた帰りだったのでアトラクションには参加せずに帰宅したが、そちらも盛況だったらしく、良い誕生日になったのではないかと思う。
仕事帰りに錦糸町へ。 一時期は櫛の歯が抜けるようにテナントが仕舞って行ったオリナスモールもとりあへずは持ち直したようで、買い物客もそれなりに。
南側吹き抜けに設えられた簡易ステージの前にはCD購入者向けの優先観覧スペースが作られ、Tシャツやら何やらで武装した客が前方に陣取り、中ほどから後ろに仕事帰りの背広組が並ぶ。 開演直前におひざ送りのお願いと前説。
傍流とは言えアップフロントだけの事はあり、固定客がいる強みで私がこれまでに此処で観たインストアイベントの中では屈指の入り。
自動ドアの前に通路スペースを空けてステージ下手側面まで観覧スペースにしているのは初めて見た。
吹き抜けとは言え周囲をテナントに囲まれた屋内なので何時もながらオケもマイクも音量は抑え目。 前説でも控えめな応援のお願い。
自己紹介が冗長且つ早口で、マイク音量が絞られていることとも相俟って聞き取り辛い。 自己紹介もそうなのだけれど、誕生日を迎えた古川小夏の挨拶やら海洋生物の物真似(それ自体は良く出来ていた)やら、「アップアップガールズ(仮)」が何であるか知っていないと分からない事を優先観覧スペースにのみ向けて延々と演っているところが、アップフロントの驕りと言うか何と言うか。 傍流に置かれたとは言え親藩か悪くても譜代で少なくとも外様ではない、踏ん反りかえっていても客が金を置いて行く殿様商売の腐臭が鼻に衝いた。
苦虫を噛み潰して観ているのは私くらいで、他の客は概ね楽しそうであったし、予備知識なしにふらりと来て最後まで見て行った買い物客も居たので、インストアイベントとして失敗であったとまでは言わないが、「ここで客を捉まえよう」「名前だけても知って貰おう」と言う気概は感じられなかった。
これは本人たちではなく、送り手の大人の責任に係る部分であり、どう言う場所で何のためにイベントを打つのか、目標や目的が不明確で戦略も戦術もヘッタクレも有りゃしない状況下、現場の兵卒の頑張りで何とかする帝国陸軍的な泥縄。
同じタワーレコードのインストアイベントでも、新宿店と錦糸町店では全く状況が異なる。 店内なのかオープンスペースなのか、屋内なのか屋外なのか、目当ての客だけなのかフリの客はいるのか、対象が変われば見せ方も変わって然るべきなのだけれど、そんな事を考えずに能天気にやっていても客が勝手に来て金を落としてくれるのが大手の強みなのであろう。
近隣店舗からの苦情が来やすい場所でのイベントなので、音も小さめなのだけれど、舞台の上から煽るから大人しくしていた客も徐々に箍が外れ、前説でのお願いなどは吹っ飛んでしまって乱痴気騒ぎ。 嗚呼、「愛国無罪」。
演る曲そのものは好みは別として良く出来ているし、マイク音量が小さくとも通る声、蜜柑箱に毛が生えた程度の猫の額に7人から乗って狭いなりに何とかして踊る対応力、竹中夏海の手加減なしの悪ふざけにも付き合えるだけの地力はあるから、周辺状況を横に置いて舞台の上だけを見ている分には十分楽しいのだけれど、見せ方が下手すぎる。
これは前述の通り送り手の大人の責任。
面白いには面白いが、不愉快と言うか虚しさと言うか、苦みが強く残って後を引くイベントであった。
例によって定時で逃げ出して亀戸へ。
六時半頃に着いてみると、ベンチは前二列が埋まったくらいでどうなるかと思ったが、仕事帰りに飛んできた向きが多かったと見えて、始まる頃には殆ど埋まって立ち見二列くらい。
缶ビール片手にした客もちらほら。 このグループにはそんな楽しみ方も似合う。
他のイベントが入っていない、週末だが平日の夜とあって、舞台袖にはテント楽屋が無くて、物販の長机のみ。 そしてこの物販が淡々としていて、売ってます的な告知は最後まで無かった。
楽屋が無いので、開演時間が近付くといつのまにかメンバーが舞台袖に。 ここで誰も茶々を入れに行かない平和な現場。
袖で気合を入れる儀式的なことをやり、その流れで開演。
客のノリや振る舞いがアイドル固有のそれとは異なっていて、巷間よく見られる「通りすがりの民間人が奇態な振る舞いのアイドルヲタを嘲笑するの図」は見られず、それが敷居を下げていて、足を止めて観ていく買い物客もちらほら。
オケのレベルが高すぎるのと、各々の声にあわせてマイク音量を調整していない為に中々どうして聴き取りづらいのだけれど、歌そのものの巧拙はさておき「楽しませる技術」に関してはなかなかのもので、煽りながら繋いで行く。
開演まではベンチに腰掛けていた客も、始まった途端に殆どが立ち上がり、最前列に居た連中はかぶりつきで観ているような状態でありつつ、前述の通りガツガツしないので平和裏に進行。
演った曲数や時間以上の満足感を得られた楽しいひと時。
メンバーの高校生組は中間テスト期間と言う事で、19歳組四人でお届け。
仕事が忙しくなると悠長な事も言っていられなくなるのだけれど、きちんと学校に行かせてもらえるのは良い。
浅原の仕切りで進行。 けして器用な質ではないのだけれど、見るたびに進歩はしていて上手く廻している。
山田渚はこれまで作りこんでいたクールなキャラクターを放棄して楽屋のままの放埓と言うかなんと言うか、「ひとり学級崩壊」のような感じの自由な振る舞い。 これがまぁ、実に面白い。
山田渚が突拍子もないことを言う→山中が怯える→浅原が掘り下げる→白鳥が冷静に突っ込む・・・。 良い循環。
本放送終了後のオマケライブは3曲。
白鳥の覚束無さ加減に驚く。 戸惑いつつも何とか歌って踊っているのだけれど、時折振りが止まる。
振りが止まるのは移動で戸惑った時だけで、あとは何とか繋がっているので、一人では或る程度踊れているのだと思う。
どう言うレッスンをしているのか全く知らないのだけれど、メグリアイで歯痒く思うのは「全体の擦り合わせ」に重きが置かれていない事。 それが面白くもあるのだけれど、客前に出すレベルには達していないものをポンっと出してしまうのは如何なものかと思う。
白鳥に関しては、踵重心で立っているので初動が遅いのと、動ける身体になっていないのとで、まだ一寸時間は掛かるかもしれないが、泣きが入ってもおかしくない状況でもとりあへず勤め遂せてはいるので、長い目で見て行きたい。
それでもライブとして形になっているのは、山田渚が楽しそうにパキパキ動いているのと、山中と浅原が自信無さ気なそぶりを見せなくなったのとで、観ていていたたまれなくなる瞬間がとりあへずは無くなったから。
なんだかんだ言っても、楽しいのである。
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田原町までバスで出て、地下鉄で末広町まで行きゃ良いや・・・と安直に考えていたのだけれど、三社祭だと言う事をコロッと忘れていたと言うか、嫌いなので情報を遮断していたと言うか、兎に角そんな訳で開演直前に駆け込み入場。
秋葉原Twin Boxは秋葉原の雑居ビルの地下に防音を施してライブハウスの体裁にした箱。
階段を下りると踊り場に受付があり、さらに降りるとバーカウンターと物販スペース。 防音扉の向こうがライブスペース。
そんな訳で敷地面積の割りにライブスペースは狭くて、音場設計も下手糞なので音がグルグル廻っちゃっていて、無理にかさ上げした舞台、低い天井から色々ぶる提げた照明器具の満艦飾。 演る方も演りづらく、客は客で見づらく聴きづらいと言う三拍子揃っている。 今回は木戸銭も安かったので収支としてはトントンであったが、value for money に大いに難があるハコ。
規模に比して物販スペースを広く取っているので、そちらに重きを置く向きには良いのだろう。
T!P(ティップ)
話には聞いていたが充分以上にビジュアルレベルは高い。 ただ、曲が全く耳に引っ掛からなかったのと、タオルを振り回す曲で悪臭と埃が充満したり、客の手拍子がまったく曲のリズムに合っていなかったり、私が楽しめる要素は皆無。
遠山えりい
好きな歌手の好きな曲を歌ってみんなで盛り上がろう式な、けれど自分の声質や可動音域とはまるで合っていないと言う、褒めるところのない演目。
メグリアイ
4期メンバーはお休み。 浅原、岡崎、坂本、山田、山中の5人。
低くて狭いので不慣れな新人には酷な現場だったので、妥当な人選。
山田渚の、両即頭部にお団子をこさえた髪型がツボに嵌った。 これは良い。
無理に作った表情ではなく、今やっている事を楽しめている表情なので安心してみていられるし、そうしていられるのが見る側の幸せでもある。
坂本は一時期の体調不良からは本復した(若しくはいろいろ吹っ切れた)ようで、歌も振り付けもしっかりしていて感情の綻びと言うか切れ目と言うか、そういった物を出さなくなった。
首の据わらない感じの動きが愛らしい。
浅原と山中は動きも大きく表情も明るくなっていて、ふとした瞬間に目が行くようになった。
ちょっとした切っ掛けで化けるかもしれない。
岡崎は天井が低いので一寸踊りづらそうなのが気の毒だった。
面白かったのは、振り付けの動きを小さくするのではなく、動きの中でよけようとしていた事。 しかも、そちらに目をやらずに。
こう言う「細かく判りづらいストイシズム」も、岡崎の魅力を構成するものの一つなのではないかと思う。
私が見たい・身を置いて心地よいアイドルライブと別の位相にあることは分ったので、メグリアイまで観て会場を出たが、次に上がったステーション♪までは観ておくべきだったかも知れない。
本日より開催の表題の写真展。
行こうと思った時間帯に本人来場のレセプションが入っており、その時間帯は落ち着いて写真を見られる訳も無いので終わった頃合を見計らって出向いたのだけれど、まだ南明奈本人が在廊中と言う気まずさ。 程なくしてお帰りになられたので、じっくりと一と通り。
例によって、入り口以外の壁三面を使っての展示で、左側と奥が額装した大きなもの。 右側には2Lのプリントが壁一面に。
額装した大きなプリントはそれなりに値は張る(それでも質に比して廉価だとは思うが)のだけれど、壁に直接貼られたプリントは、1050円で買う事も出来る。 印刷だとどうしても潰れてしまう部分がプリントだと残っているので、図録も売ってはいるが、私はこのプリントの方をお奨めする。
今回はタイトル通り全篇モノクロなのだけれど、色合いとしてはアグファのスカーラのような、銀塩ネガのモノクロとは違う軽さがある。
南明奈と言う被写体は、モデルとしての振る舞いはまさにプロなのだけれど、その分カメラの前で正体を現さないようなところがあり、今回も些か撮らされているようなところは有るのだけれど、それがこの人の個性でもあり、プロとしての仕事はしている。
そこで気負って切り込んでいかずに、撮らされているようでいて「商売用で無い南明奈」がこぼれたような瞬間も上手く切り取って写真にしているのが正面奥に飾られた、ベッドにちょこなんと腰掛けた逆光気味のカットであるように思った。
右側の壁一面に貼られたプリントの中でまず目に付いたのは、車の後部座席に座らせたり寝転ばせたりして撮ったカット。
狭い閉鎖空間での間合いの取りかたであったり、構図の切りかたであったり、カメラマンの技倆の出た写真。
などと書きつつも私が一枚撰んで買ったのは、草原に仰向けに寝転んだところを縦位置で切り取ったもの。
どれを買おうか悩みながら見る写真展と言うのも楽しい。
今日一番の不愉快は、見に来ていたオツムの出来の怪しそうな客が、額の大きな値札(それでも妥当と言うか安い)が付いた写真見ながらギャラリーのお姉さんに「(これだけ払ってガッツキ特典は)握手とサインだけですか?」と真顔で聞いていたこと。
金で接触時間を買う思考回路で生きている。
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リリースイベント最終日は亀戸サンストリート二回廻し。 世帯主としてのもろもろに忙殺されて2部のみ観覧。
亡者どもが豪華景品に群がるビンゴ大会の喧騒が去ってから会場へ。
バニラビーンズは民間人が嫌悪する「ヲタヲタしいヲタ」が少ない所為が、いつもは大きなおともだちばかりの椅子席にも親子連れの姿がそこここに。 これはバニラビーンズと言う名前を聞いたことくらいはあるからでもあろう。
自己紹介やこのあとのインストアイベントの告知なども挟みつつ、「ノンセクション」「マスカット・スロープ・ラブ」「ジュエルメモリーズ」の3曲。
先日来気になっていた外ハネの人の振りつけの雑なのは影かたち。 とりあへず一と安心。
カジヒデキによる新曲は、「女性ボーカルならBridgeになるかも」と言う淡い期待は裏切られて、カジヒデキらしいカジヒデキ楽曲。
カップリングの方は、私が食いついて狂喜した最初期の曲に近い味わい。 生楽器の音の扱いが、トーレ・ヨハンソンっぽいと言うかタンバリンスタジオ風味。
新私服(世間で言うところの歌衣装)は初見だったが、相変わらず無駄にスカートが短い、短すぎる。 風が語りかけるくらい短い。
「脚を綺麗に見せる」のが目的であり、「スカートの丈」ってのは手段に過ぎないのであるが、どうも手段が目的をおいてけ堀にして一人歩きしているように思えてならない。
明示するより仄めかすに止めたほうが上品であると、私は考える。
これはまぁ、月刊Neoの田舎臭さにも通ずるものなのであるが。
これを書きながら聴いている「ジュエルメモリーズ」。
「こりゃスゲー!!」・・・と興奮するたちの曲ではないが、聴いているうちに耳に馴染んで行く佳曲。 B面の夏。
亀戸で友人から「こんなのがありやすぜ旦那」と吹き込まれ、ふらふらと秋葉原へ。
新装なったタワーレコード秋葉原店のイベントスペースは、一間四方の簡易ステージが設置され、「地べた」から「蜜柑箱」に昇格。
開演に先立ち、ディレクターの田中紘治氏から注意事項
「えー、・・・ものを壊さないでください」
撮影も可とのことで、とりあへず廻してみた。 写真はこのへんに。
仲野珠梨(BELLRING少女ハート)
セットリストも決まっておらず
メンバー:「なに演るんですか?」
「田中:「なに演りたい?」
なんてやりとりもあったが、オケのイントロが流れればササッと陣形を組みなおして歌いだす。 切り替えが早い。
これまでは「やらされてる感」が強かったBELLRING少女ハートであるが、なかなかどうしてやらされてなど居なかった。 実に面白い。
宇佐美 萌(BELLRING少女ハート)
最後の曲の感想部分、「ものを壊さないように、さわいでね。」 → 凶悪なサークルモッシュと言う流れもどうかしていて良かった。
なんとなく、そして柄にもなく握手会にも行ってみたのだけれど、ピンク担当兼エースのガツガツ来るのに気圧されたり冷や汗をかいたり。
台湾で日本語を教えたりしていた友人にそんなこんなを話したら
「台湾女子は距離近いし無邪気だしわがままだし、超かわいいですよね。」
まさにそんな感じであった。
繁忙期につき、一と仕事してから押上へ。 メグリアイのネット配信番組を観覧。
出演は高田を除く3期までのメンバーと4期の二人。 ショーケースと4期メンバー加入の御祝儀相場で観覧車数は増えたが、元が少ないので大入りとは行かず。 4期メンバーは、気が付いたら「4期研究生」となっていた。
配信される番組本編では、4期生の人となりを掘り下げたり、ショーケースの反省会をしたり。
4期の二人は、何か振られたときにとりあへず何かしようとする姿勢が良かった。
秋葉原の頃は一定時間垂れ流してお仕舞いだったので進行もへったくれも無かったが、押上に移ってからは何度かCMを挟む為、厭でも構成を考えねばならず、漸く番組としての体を為して来つつある。
30分の本放送の後は観覧者向けオマケライブ。
岡崎 out、佐々木 in で「Candy*Girl」
佐々木・山田 out、岡崎・白鳥 in で「乙女桜」
山田・岡崎 out、佐々木・白鳥 in で「大好き☆」
の3曲。
出番の無いときは袖で体育座りをして、ニコニコと言うかニヤニヤと言うか、4期生を見守る山田渚と言う図。
スタジオ入りの時、既に4期の二人はこの夜の終わりのような顔をしていたのである程度想像はしていたが、それ以上の覚束無さであって、ドキュメントとして楽しめない事も無いが、ライブとしては一寸辛い出来。
歌って踊って移動すると言うのは矢張り大変な事らしく、立ち位置と移動で戸惑うと振りや歌詞が飛ぶ、振りや歌詞が飛ぶとどちらにどう移動するかわからなくなる悪循環。
二人とも能力として「出来ない」のではなく、状態として「出来ていない」だけなので、先々変わって行く筈であり、現状を肯定していない事は表情からも見て取れたので、折れず腐らず前を向いて欲しい。
この先大きく伸びるかもしれないし、腐って萎れてしまうかもしれない。 直近にそうした前例があるからこそ、4期の二人は大事に育てて頂きたい。
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愛乙女★DOLLの次のシングルの予約イベントを観る為に池袋サンシャインシティへ。
別件で居た表参道からバス移動にしたのが裏目に出て、開演5分前に現地着。 前のイベントが長引いたとかで物販は長蛇の列、尻尾に並んで漸く予約手続きを終えたのが18:20過ぎ。
私がこれまでに観た此処でのインストアイベントの中では一番の入りで、無料観覧の人々まで含めてだが店の入り口辺りまで埋まっていた。
そんな寿司詰めなので前から二列目辺りまで着席観覧のお願いが出され、、三列目で見えるか見えないか位の状態だったのが立ち見最前列になる幸甚。
曲間に自己紹介や告知を挟みながら「ビターチョコ・バレンタイン」「Paradise in the Summer」「キミはストーム」の3曲。
近かったと言うのもあるが、曲数以上の満足感。
六人乗ると擦れ違うだけでも一苦労の狭さなのだけれど、涼しい顔で歌って踊る。 大きく踊るので、上背の無いメンバーでも天井から吊り上げられたモニターをブン殴りそうになるのだけれど、見切ってかわしてぶつからない。
近く観て初めて判る事と言うのは矢張り有って、それは頑健そうに見える佐野友里子の足が意外に細い事であったり、芦崎麻耶の表情が振り付けの見せ場でギラつくことであったり、愛迫みゆの皮膚の薄さであったり、この距離で観た記憶の蓄積がイベントやライブ・コンサートの規模が大きくなってから「思い出補整」に効いて来るのだと思う。
愛迫みゆと岩崎夢生のリーダー交代は、双方に良い影響を齎していて、愛迫は負荷が軽くなったことで動きと表情がより凄艶になり、岩崎に移動した負荷は「遣り甲斐」となって生き生きとした表情を生み出していた。
終演後の握手会に「初めて来ました」設定で参加。 急いでいて握手券をそのへんに居た人にあげてしまったりなんだりで、ライブやイベントで観た事は有っても実際「握手会」と言うものは初めてなので、本当の本当ではないが真っ赤な嘘でもない。
印象に残ったのは岩崎の反応
「広いところではまた印象も変わるので、ライブにも来て下さい。」
こんな感じの、下町の商店街の八百屋の看板娘と言うか、保険屋の凄腕外交員と言うか、ざっかけない気安さや親しみやすさが愛乙女★DOLLのグループとしての魅力にもなっているのだと思う。
うっかり入れ込むと破産しかねないので、つかず離れず、適切な距離を保って行きたい。
東京タワー前の広場にて、ベイビーレイズと愛乙女★DOLLの出る公開収録を観覧。
吹き抜ける風は爽やかだが照りつける日差しは既に初夏のもので、暑くてどうなる事かと思ったら11時を廻った頃合にフットタウンの陰が出来て一気に涼しくなり、寺田寅彦の「涼味数題」を思い出したり。
この公開収録はラジオ日本の「J-POP1422」の為のもので、司会として番組を担当している声優の佐倉薫さんが登場。 紺のワンピースにヒールの有るストラップシューズ、腰までのおさげ髪と言う清楚な上にも清楚な出で立ち。
収録の趣旨が説明され、11時過ぎに愛乙女★DOLLがリハーサル。 4tトラックの仮設ステージなので、軽く踊っただけで盛大に揺れる。 ベイビーレイズもリハーサルをするが、同様に揺れてメンバーも動揺。
中継ではなく「収録」なのでタイムテーブルにはゆとりがあるらしく、予定時刻を少し過ぎて開演。 先ずはベイビーレイズ。
ベイビーレイズ
リハーサルから一人だけ明らかに顔色が悪く、目も虚ろだったのだけれど、そのまま始まった。
完全に生歌で、音程に少々怪しいところはありつつも、しっかり歌えてはいた。 音響がヘッポコだったので、オケの音がとれずにずれてしまったのかもしれない。
自己紹介曲の中程で「名乗り」が入るのだけれど、これが寺山風味なのが面白い。 そしてその曲が終わってから改めて自己紹介。
滑舌も発声もしっかりしており、きちんと育てられているのが見て取れる。 衣装にも金が掛かっていて、流石のメジャー感。
後半に入ると顔色の悪かったメンバーは他の連中が激しい動きの中で上気して行くなか、一と人だけますます青ざめて行き、振り付けもワンテンポ遅れ出したり蹴躓いたり実に危なっかしい。 それでも大過なく演り遂せたのには感心した。
曲は全く好みではないが、よく作り込まれている。
転換
舞台上にはモニタースピーカーが一台ずつ、スポットライトが3基ずつ。 モニタースピーカーは不安定ながらも何とか安定していたが、クランプで括りつけられたライトの留め螺子が経年劣化でバカになっており、揺れの激しさに負けてめげてしまい、転換中に螺子が生きているものに付け替えられていた。
交換したのは良いがコードの捌きが雑で、ライト本体のコードはぶる提がって伸びきってしまっていたり、通路部分にコードがぐちゃぐちゃに打っちゃらかしてあったり、機材の扱いが兎に角雑だったのには呆れた。
愛乙女★DOLL
厭な予感がする中、愛乙女★DOLLが登場。
のっけから「ビターチョコ・バレンタイン」で一見さんを掴みに行く戦略。 キラーチューンが有ると、こういう場では強い。
4tトラックの荷台なので1mからの高さがある割りに狭くて、しかも爪先下がりになっている上に揺れると言う碌でもない舞台。 やりにくいどころか恐怖すら感じたのではないかと思うが、いつも通りの手抜き・手加減なしで30分。
愛迫みゆと佐野友里子は床のグラグラするのにも或る程度は慣れているとは思うが、それにしても揺れすぎではあった。 さながら震度6を再現中の起震車。
左右にステップを踏む曲になると事態は更に悪化。 上下だけでなく、前後左右に大きな揺れ。 適当に噛ましてあるだけの車止めにタイヤが乗り上げて徐々に外れ始めて揺れは倍率ドン、さらに倍と言った趣。
揺れの激しさより、その状況にスタッフの誰一人として危機感を抱かないのが恐ろしかった。
音響も酷くて、モニタースピーカーの返りは弱いし、そもそも総じてスピーカーがヘッポコな上に高音を上げすぎていて音は割れ放題。 リハーサルをやっているときに音量チェックをしていないのでオケとマイクのバランスも悪く、これを録音して果たして放送に耐え得るのか心配になる程。
ハウリングも気付いてから収束までに掛かる時間は及第点なのだけれど、音が割れすぎていて気付くまでに時間が掛かる。
愛乙女★DOLLはこんな修羅場でも通常営業。 悪かったところは何一つ無いのだけれど、請け負ったイベント屋が粗悪に過ぎて全く集中できないまま時間だけが過ぎて行く。
司会の佐倉薫さんが入ってアトラクション的な間繋ぎをしてから後半2曲。 愛乙女★DOLLが提供するものは量的にも質的にも充実していたが、入る器が碌でもなかった。
ステージトラックと仮設ステージでは時間的にも資金的にもかなり違ってくるので、易きに流れたくなるのも判らないではないが、歌って踊る演者を呼ぶのであれば、それに合わせたお膳立てはして然るべき。 平坦な場所なら未だしも、傾斜地に水平を出せないステージトラックを停めると言う発想が私には理解できない。
イベントを仕切る業者が粗悪なのと、ラジオ日本がイベントを打ち慣れていないのと(そもそも無定見でもある)で、どちらも悪いのだと思うが、「複合汚染」と言わざるを得ない全く以てヒドいイベントであった。
町田発のアイドルグループであるミラクルマーチ主催。 近隣自治体を拠点に活動するアイドルを集めて、ゲストに lyrical school
新宿から小田急の快速急行に乗れば町田までは4駅。 気分的・感覚的距離は遠いが、時間的距離は意外に近い。
横浜線のほうの町田駅のビルの端にある吹き抜けのイベントスペースが会場。 音が篭りやすいと聞いていたが、さほど気にならず。 天井が奥に向けて高くなっていくので、篭って聞こえやすいのかもしれない。
会場に着いたら丁度 Pop Lip の出番が終わって、物販とアトラクションが始まったところ。
並行物販ではなく、それぞれの出番の合間に物販とアトラクションを挟むタイムテーブルらしい。
このあたりの精神的ゆとりが、物販で収益を上げられるか否かが切実な問題になってくる芸能事務所系アイドルとの違いで、のんびりして居心地の良いイベントになっていた。
暫く間があって lyrical school 。
lyrical school
ヒップホップは守備範囲外なので脇でボーっと見ていたら、PAブースに石田ショーキチ師がふらりと現れた。
思えば学校をよして住まいを引き払う際に売れるものは殆ど売り払って引越し資金にしたのだけれど、手元に残したCDのうちのいくつかの中に Spiral Life の 2nd と Scudelia Electro の1stがあった。
リリカルスクールの客層は、まだあまり売れていないアイドルの中では一寸毛色が違っている。 しかし変な荒れ方はせず、楽しく盛り上がっており、アトラクションも長蛇の列で理想的な状態。
T-Paletteの「功」の部分。
ミラクルマーチ
正月にイトーヨーカドー古淵店で見て以来なのだけれど、すくすく育っていて且つ擦れていない。 持ち歌も増え、自信を持って歌って踊れている。
あやね(ミラクルマーチ)
そのほかの写真はこのへんに。
写真を撮りながら、ミキサー卓を弄る石田ショーキチ師を観察。
メンバーの動きを見、音を聞きながらチョチョイ上げたり下げたり捻ったり。 シレッとやっているが、仕事が細かく的確で速い。 こっちを見ているだけでも愉しい。
そんな仕事ぶりをミラクルマーチのスタッフが真剣に見ながら時折写真も撮っていたのには感心した。
こう言う向上心のある人が居るところは信用できる。 盗める技術はどんどん盗んでいただきたい。
ストレスの溜まる現場の後だったので、気分的にも救われた、楽しいイベントだった。
小田急地下化で半ば廃墟と化した下北沢駅前は更に混沌とした感。
滝田ゆうが「寺島町奇譚」で描いた「ぬけられます」みたいな貼り紙があったり。
タウンホールまで行ってしまって戻ったりしつつ現場を確認し、しばし時間を潰してから入場待ちの列に並ぶ。
この時点ではさほどの数にはなっておらず多少の不安は有ったが、私が入ってからも開演まで陸続と客は増え続けて「大入り」と言ってしまっても良い集客。
「じゃあ押上でつ離れしなかったのは何だったんだ」とやり場の無い怒りが湧いて来たりしつつ開演待ち。
開演までの間繋ぎのDJは蛇足。 誘った友人は此処で一気に萎えたと話していたが、これには一言も無い。
アルバム曲とこれまでの衣装総ざらえで、今のメグリアイを可能な限り観て貰おうという意図は伝わってきた。
早替えを想定した衣装ではないので脱ぎ着には相応の時間が掛かり、岡崎や山田のソロ曲の前は残りの5人で演って繋いだりしていたが、間延びしたところはあり、ワンマンライブをやるとなるとこの辺りが課題になってくる。
なんだかんだ文句を言いながら観ていたAKB48ではあったが、公演の構成に関しては図抜けていたことを改めて思い知る。
岡崎みさとのソロ曲「I WISH ~キミダケヲ~」は天性の鼻濁音も相俟って丁寧な歌唱。 岡崎の声は張ると高音が金管楽器のようにピリピリするのだけれど、鼻濁音で適度なミュートが掛かって耳に優しい。
山田渚のソロ曲「迷宮Fantasia」は本人の声質や音域に合わせて書かれているので思う存分声を出せており、軽く振りが付いた事で曲の世界観に入り込んだまま歌い切れていた。
山田は全篇通して表情が豊か。 興奮して寝付けず、完徹で臨んだとのことで、寝不足による何でもカンでも楽しい状態であったのかも知れないが、表層的ではない心からの笑顔を見られたように思う。
最後に3曲演って、4期メンバーのお披露目。
白鳥愛花(19)
佐々木澪(15)
白鳥は長身の美形、佐々木は beauty より funny 寄りの高校一年生、LinQの伊藤ちゃんに似た雰囲気。
メンバーの変動があっても、言わなくて良い事・明らかにしなくて良い事については触れないのは良かった。 それが辞めて行った者、残った者、入ってくる者、それを見ているしかない客、それぞれの幸せだと私は思う。
友人が何人か来ていたのだけれど、終演後に会食した友人は否定的な見解。 良否よりは好悪に寄った話であったが
「岡崎と山田だけ突出」
「曲がみんなアニソンみたい」
このあたりに関してはその通りと言えばその通りであって、それが駄目となると仕方が無い。
メグリアイの楽曲に関しては、様々なグループと並べて聴く機会に較べてみると丁寧に作り込まれているのが判るのだけれど、「耳に引っ掛からない」と言われることもまま有る。
逆に言うと邪魔にならないので何かしながらでも(現に今、こうして)聴いている事が出来るのだけれど、B面の佳曲みたいなところはあって、その辺りの歯痒さは正直なところ私も感じている。
岡崎ワントップの状態から山田が並び立つところまで来たのであるが、浅原や山中も振りが大きくなって来たとは言え前列後列のバランスが悪いのは確か。
坂本樹莉はシームレスで柔らかい動きで歌唱も安定しているのだけれど、小さく纏まってしまっている感はあり、この人がもう少し弾けるとバランスも良くなってくるのではないかと思う。
下北沢シェルターは会場規模としては身の丈に合っていたと思うが、6人からが歌って踊るには些か狭すぎる。
ワンマンライブをやるのであれば、メンバーが思い切り動ける広さの舞台でお願いしたい。
どれくらい混むのか予想もつかなかったので早めに横浜へ。
会場は運河の上の橋上広場で、客が暴れると橋ごと揺れる。
そして太鼓橋状になっているので、ステージから離れて後ろへ行けば行くほど低くなっていて、どこから観ても平等に見辛い。
それでも街のド真ん中で4時間から大騒ぎ出来る会場ってのも中々無い訳で、いつも乍ら asfi の送り手の創意工夫には恐れ入る。
このイベントの送り手は、全篇見て行くような物好きは寧ろ少なく、目当てだけ見て「ワッ!」と騒いで帰って行く蝗のような当世のアイドル客の習性を熟知していて、顔付けも其れを踏まえて組んでいるのでトリだから格上と言う事もなく、喰い付きやごく浅い時間に出るところ以外はそれぞれのグループの都合に合わせて出演順が決められている。
なので主催の asfi もトリと言う事は無く、ヒザに上がったステーション♪の方がトリのメグリアイより持ち時間が長かったり、雑なようでいて丁寧、よく考えてある。
ステージや観覧エリアも客民度を低めに見積もった設え。 客の理性・品性に頼っていないので注意事項の告知などしなくても、トラブルは起きない。
このあたりの柔軟で合理的な思考が出演者の多いイベントを切り回す事を可能にしているのだと思う。
出演順や時間が判り難いくらいで、客として不満なところもなく、いろいろなアイドルを纏めて見てみたい向きにはオススメのイベント。
印象に残ったグループを幾つか。 悪印象が強すぎて罵詈讒謗を書き散らかしたい衝動に駆られたのも幾つか有ったが、それは言はぬが花と言う事で。
シブヤDOMINION
何度か観ているが、その度に練度が上がっている。
レッスンだけでなく、客前に出る経験によるものではないかと思う。
吉野ていら(シブヤDOMINION)
制服と言うより軍服と言ったほうが近い衣装にはシャホヴニツァを思わせる赤白チェックの布地が使われており、裏方に相当なマニアがいそうな予感。
choice?
メンバーのうち二人が神奈川県民とのことで、表情に出るくらい興奮していたのが微笑ましかった。
渡辺くるみ(choice?)
オケの作りは少々安っぽいのだけれど、曲そのものは良く出来ていて、歌が付くと聴くに堪えるものになるのが面白かった。
ハニースパイス
「超絶美少女系アイドルユニット」と自ら名乗りつつ、看板に偽りが無いのに驚く。
吉沢七海(ハニースパイス)
美形揃いなのに吊り合わず衣装が安っぽく、更には一人だけ違うものを着ていたので衣装でも忘れたのかと思ったら、それが正式の衣装らしく二度驚く。
ステーション♪
思ったより移動と動きが激しく、撮影は大惨敗に終わったので写真は無し。
「綺麗」より「親しみやすい」寄りの見た目なのであるが、ぽっちゃりしていても侮れない動きの滑らかさ激しさ。 舞台の前後左右の客に対する気配り目配りもぬかりなく。
荒くれる客も多いが棲み分けも出来ていて、そう言う客は観覧エリア中央に集まるので、そこにさえ居なければ静かに観ている事も可能。
asfi
ハロープロジェクト楽曲のカバーを演る意味については懐疑的であったのだけれど、このライブで考えが変わった。
先に演ったカバー曲で喰いついて来た通りすがりの高校生集団がそのあとのオリジナル曲で盛り上がって物販に殺到しており、集客と認知に関して一定の効果は有った。
市川咲(asfi)
「良く知られてはいるが昨日今日の曲ではない」という選択も、贋物感を薄くしているように思う。
メグリアイ
連休と言う事も有ってか、遠隔地(愛知)在住で幽霊部員状態にある高田淳美も居る六人体制。
まだ4期メンバーを投入する局面には無いようだ。
坂本樹莉(メグリアイ)
カメラ本体はデジタル化したもののそれ以外は使い慣れた昭和の機材で廻しているので撮り始めると普段にも増して凶悪な人相になり、およそ楽しそうには見えないそうだが、これでも私自身は楽しく見て(撮って)いる。
閑話休題、メグリアイの話。
坂本樹莉が気になったので重点的に観察(そして撮影)。 手を抜いたりする訳ではないのだけれど、偶にポカがあるのと、滑らかで柔らかい動きながら纏まりすぎて伸びやかさに欠けるようなところがある。
グループの浮沈の鍵となるのはこの人なのではないかと、私は考えている。
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asfi 主催のショーケース的アイドルイベント。 出演者の全貌やタイムテーブルが当日になっても分からなかったり、内包する問題が無いではないが、一遍に玉石混交さまざまなアイドルを観る事の出来る有難いイベント。 但し、体調が芳しくないのと"お台場"と言うインチキ臭い安手の祝祭空間が苦手なのとで、目当てのメグリアイだけ観て帰宅。
すっかり「熱心なメグリアイファンの人」みたいになってきているが、可処分所得に限りがあるのは相変わらずなので物販にはなかなか辿り着けず、その点に於いては熱心とは程遠い状態にある。
五月三日に四期メンバーがお披露目になる迄は、愛知県在住で偶にしか呼ばれない高田淳美を除いた五人で廻して行くのだと思うが、四期メンバーが入ってからはまた最大五人で呼ばれたり呼ばれなかったりと言う感じになるのかもしれない。
そんな訳で撮って良さそうな状況だった今日、五人のメグリアイを切り取ってみた。 一瞬の中に永遠が宿りますように。
(写真はこのへんに。)
持ち時間は少ないのであっという間に終わってしまったが、先日出たアルバムに収録されている「恋の果実」が聴けたのは嬉しかった。
ライブの〆に似合う曲ではありつつ、ライブイベントが活動の中心にあるアイドルが嵌りがちな陥穽である「低脳な客が手っ取り早くヨッシャ行って騒げるアッパーチューン」にはなっていない佳曲。
ごたごたしたり、頑張りが空回りするさまを目にしたりもするのだけれど、AKB48の最初の二年を追い掛けていた頃のような楽しさが、今のメグリアイにはある。
久しぶりに晴れた昼間のアイドルライブ写真。
撮れると思っていなかったので、持っていたレンズは ペンタコン50mm/f1.8 一本。
そんな訳でiso100にして広めに撮ってトリミング対応。
トリミングで構図を切り直す・・・と言えば私の中では安井仲治なのであるが、まぁあんな風には行かない。
メグリアイ
サムアップする坂本樹莉。
すっかり熱心なメグリアイファンみたいな事になっているが、今日も夕方から押上へ。 スマートフォン向け配信番組を観覧。
一寸早目には着いたのだけれど、整理券に振られた番号が若くて驚くと同時に厭な予感。
番組本編は浅原の持ち込み企画の「ヘリウムガスを吸って声を変えて暴露トーク」がガス切れで沙汰止みとなり、五月三日のショーケースでお披露目となる4期メンバーの人となりなどを語り合う企画に差し替え。
何人入るかはまだ秘密との事であったが、会話の中の「どっちか」「もう一人」などから二人であろう事は察せられた。
企画が企画として成り立っていないなど、段取りそのものはまだ良いとは言えないが、そこで用意してきた二の手三の手を繰り出して持ち直すなど、少しずつ番組としての体は成しつつある。
番組本編終了後に、現地観覧特典としてミニライブ。
最初期の「ふり向いて」「ネライ撃ち」と最新曲の「恋の果実」、あまり演らなくなってしまった曲と、まだあまり演られていない曲の組み合わせ。
曲数は少ないながらも、それなりに広い舞台とやわらかく光の廻る照明、何より座って観られるのが年寄りには嬉しい。
つ離れしない入りのライブと言うのは、演る方も心穏やかには演り辛いとは思うが、観る方は観る方で気が重い。
悔しさであったり、遣る瀬無さであったり、歯痒さであったり、負の感情が湧いてしまうのは仕方が無いとして、それを舞台の上に立つ人間としてどう処理するか、その答えの出し方にメンバーそれぞれの個性が現れていた。
「それはそれ」として通常営業を心掛けようとする山田渚。
意図しているのかいないのか、時折表情に影が差す坂本。 影が差したと感じた次の瞬間にはもう微笑んでおり、影が差した事に気づかぬ人も居るであろう。
感情の奔流に抗う浅原と山中。 今日は今日として、明日以降のライブには切り替えて臨めるとお互い幸せなのであるが。
岡崎みさとは、逆境に置かれれば置かれる程、輝きを増す。
正確な言い回しは失念したが、どんな場所でも「俺が(落語を)やる場所が神殿なんだ」と語った立川談志にも通ずる気概。 岡崎みさとと同時代に生きている幸せを噛み締める。
観たいときにふらっと行っても苦労せずに観られる現状は有難いが、もう少し客が増えてくれないと先々が不安。 売れて欲しい。
一寸早めに新宿ミラノ前の広場へ。 入場待ちの客が工事中で狭くなっているガードレールの内側にほぼ収まっていたのに驚く。 もっと大変な事になっているとばかり思っていた。
酒盛りをしたりする連中はおらず、立ち去った後にゴミが残るような事も無く、客民度は平均以上。 客に占める女子率も高かった。
何処へ行ってもそうなのだけれど、女性客は「失礼の無い格好」であるのに対し、男性客は概して失礼のある格好。 まぁ現場に出ればティーシャツ一枚になるので、それまでの服装はどうでも良いのかもしれないが。
直前になってから買ったので、チケットの整理番号は300番台。 (ちなみにアークジュエルのネットショップで購ったのだけれど、家人に頼んだこちらからの振込みに不備があったのにも関わらず、非常に丁寧な対応だった。)
整理番号順入場で私が階段を下りて行く際には350番台が呼ばれており、その後も陸続と入ってきた事から考えても相当数入って居たとは思うが、ほぼ満員だが立錐の余地くらいは有る感じで大入りとまでは行かなかったようだ。
「近い」より「見易い」「快適」を採って後方二段目から観覧。
前方は圧縮からサークルモッシュまである修羅場だったが、二段目はほぼ平和裏に。
ほぼ時間通りに開演。 オーバーチュアが流れる中、人形振りからスタート。 序盤の衣装は都築かなのブログに拠ると「DOLLin Wonderland ver.」とのこと。 年齢にも背丈にも幅のある6人が、傾向を揃えつつもそれぞれに異なる衣装を着ると若草物語の趣。
佐野友里子が加入してから暫く経つ訳であるが、今日が6人揃って全曲演る初めてのライブである由。
佐野は万事丁寧だが器用不器用で分けると後者になるので、客前に出せるようになるまで時間を掛けたのかもしれない。
4曲目に新曲を披露。 後方だとバスドラが遅れて聞こえるので、速いテンポで打たれるこの曲では音がこんがらがってしまって聞き取りにくかったが、前方の盛り上がりを見るに悪い曲ではなさそう。
初披露ながら既に客前に出せる質にまで高められていて、歌にも振りにも覚束無いところは無かった。 これは当たり前といえば当たり前の事なのだけれど、残念ながら出来ていない所の方が多い。
カバーも計5曲演ったのだけれど、これも余興としてのオマケ品質ではなくしっかり作り込まれていた。
その内「風よはやく」「デモサヨナラ」「nerve」と、関わりの深いドロシーリトルハッピーの持ち歌から3曲。 本家に忠実でありつつ、無駄に高度化した部分の振り付けは突き詰めてコピーしないのは良い。
これが竹中夏海の言う「アイドルダンス」と言うものか・・・と考えつつ見ていた。 振り付けの難度を上げすぎない事により、歌声と歌っている表情に柔らかさが保たれている。
カバー曲の出来も悪くないのだけれど、演り慣れた持ち歌になると練度が違うのでパフォーマンスの質は更に上がる。 練り上げられて、身体に染み付いた自然な動きの美しさ。
愛迫と岩崎が要所々々を〆る、様式美と言うか伝統芸能に通ずる安心感も心地よい。
芦崎麻耶は重心の低さを生かした地を這うような横移動が美しかった。
愛乙女★DOLLの曲は身体を大きく反らせて戻す動きが多く、髪を躍らせると映えるのだけれど、髪が暴れ過ぎると踊りにくい。 側頭部を編みこんで動き易さと見栄えのバランスを取ったヘアアレンジも良かった。
ハルナは、動きの質と言うかダンスを組み立てる文法というか、そもそも言語体系から違う感じで攻撃的な動き。 それでも浮き上がらず、溶け込みはしないが分離もしない「乳化」したような状態で安定しているのは、全体のバランスを取るダンスの先生がしっかりしているからであろう。
それぞれの個性は活かしつつ、全体の調和は取る。 生け花や盆栽に通ずる本邦文化の特質。
都築かなは客のTシャツへの書き込みの技倆がグラフィティライター並。 描く文字や絵も上手いが、割付けにセンスがある。 そして筆遣いにためらいが無い。
佐野友里子は上背があって脚も長いのだけれど、骨太でスラリとした感じは無い。 身体も柔らかくは無いので振り付けは繊細より豪快寄り。 しかし意識としての「丁寧に」が常にある所為か、止め撥ね払いには常念が宿る。
2年のブランクと加入してから短時日であるのとで未だ表情にも硬さは目立つのだけれど、ふとした瞬間に綻んだ表情の柔らかさに惹き込まれる。
佐野友里子のファンはこの落差にやられているのではないかと思う。 目立とうとしていない事で逆に目を惹く。
アンコールでは、3rdワンマン限定で販売されたTシャツをそれぞれがカスタマイズしたものを着て出ていたのだけれど、佐野は襟刳りを大きくし過ぎてしまい、汗で布地が張り付くことにより、動けば動くほど片肌脱ぐような危うい状態に。
下に一枚着ているので事故にはならなかったが、困った顔はしつつも袖に捌けずに勤め遂せていたのには感心した。
頑張る事が裏目に出る間の悪さが、マイナスに振れずに人を惹き付ける方に、それも加虐心に火を点けるのではなく、見守りたくなる方に働く不思議。
重大な発表がある旨暗示されていたが、それは愛迫みゆから岩崎夢生にリーダーが禅譲されると言う事であった。
年長で且つグループアイドルとしての活動歴も長い愛迫みゆは、経験としては適任でも性格的にリーダー向きではないと自覚していて、姐御肌の岩崎夢生に譲る決断をしたとのこと。
会場の空気として拍子抜けしたようなところは有ったが、悪いニュースではなかったのでほっとした。
アンコールで二つ目の発表が有り、6/18に3rdシングル、夏にはアルバムが出るとのこと。
ゆっくりではあるが、良いほうに転がり出しているのではないかと思う。
2時間からの長丁場では有ったが、映像を流すタイミングが悪かった以外はダレ場も無く、実に楽しいライブであった。
新宿から移動して、押上にてメグリアイのスマートフォン向け配信番組を観覧。
開場20分前くらいに到着したが、整理番号は8番。 番組開始時間直前にパラパラと入って結局 つ離れ はしたが、少々寂しい入りではあった。
今回はアルバム発売に合わせてスタジオライブと言う趣向。 凝った照明機材は無いし、スピーカーも少ないけれど、ステージは十分な広さがあり、座って見る事が出来るのでCD小売店でのインストアイベントより、観る環境としては確実に上。 メグリアイを試しに観て・聴いてみたい向きにはお奨め。
今回は全篇ライブと言う特別な編成だったけれど、通常の放送時でも15分程度のライブはある。
今回から新衣装。 山田と浅原と坂本が黒を基調にしたもの、岡崎と山中は白を基調にしたもの。
当面はこの五人での活動が主になると思うが、岡崎が白で山田が黒というのは面白い。
汎用性を持たせようとしたのかもしれないが、山中のスカートのウエストが緩過ぎてスコブル踊り難そうだったのは実に気の毒だった。 着回せるようにするのであれば、最低限の調整機能は付けるべき。
山田渚のマイクは例によって絞られていたのだけれど、芝居で鍛えられて声が通るようになり、音域も広がったようでいつもより聴き取れた。
山田渚の存在感が増したことで、これまでどうしても岡崎ひとりでメグリアイを背負わざるを得ないようなところがあったが、漸くグループとしてバランスが取れて来た。
今回はアルバム発売に伴うスタジオライブだったので、新たに収録された新曲も披露。
メグリアイの曲は「悪くは無いけれどフックが無い(引っ掛からない)」と言われる事がまま有ったが、「恋の果実」はこれまでとは一と味違う感じ。 ライブで観る機会は未だ少ないが、この先定番曲になって行くのではないかと思う。
山田ソロの「迷宮ファンタジア」は、宛て書きなのか音域も合っており、前述の通り芝居で鍛えられて表現力に幅の出た事で、歌うだけで精一杯と言う感じでは有りつつも歌だけとって見れば及第点の出来。
ソロの持ち歌は岡崎に続いて二人目だが、軽いながらも振り付けがあり、客席にも目配り気配りをしながら歌えている岡崎に比して、山田の方はほぼ直立不動の「東海林太郎式歌唱」。
惜しむらくは間奏で照れが出たのか含羞笑顔が出てしまった事。 (大島優子がAKB48の公演で日々やって来たことであるが)ここは曲の世界観に没入したまま一と幕物の芝居として押し切って欲しかった。
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アルバムを一人で500枚売り切ると言い切ってしまった山田渚の為に、ムトウ楽器店の名物店長が意気に感じて一と肌抜いて行われた謎のイベントに、万難を排して行ってみた。
定時で逃げ出しつつ、乗り換えと乗り継ぎで蹴躓いて19:00頃現地着。
何処でやるのか判らないので店内を一周するも、店内でやる気配は無く、店を一旦出たら店頭でゲリラライブ的なものが始まった。
山田渚、坂本樹莉の二人で始まり、ゲストと言う事で岡崎みさと。
マイクは2本しか無いので、岡崎が歌っている間は坂本が道行く人々にチラシ配り。
メグリアイのフライヤーは無駄に紙質が良く、重めの両面コート紙にカラー印刷なので持ち運びには難儀すると思うが受け取った時のインパクトは大きい。 虚像ではあるがメジャー感もある。
それでも矢張り受け取ってくれたり、くれなかったり。 学生の多い土地柄と言う事もあってか、若者は受け取ってくれたり、立ち止まって見て行ったりしていた。
遠巻きに気を揉みつつ観ているご夫人が居たのだけれど、これが坂本樹莉の御母堂。
簡易スピーカーとラジカセ。 蜜柑箱すらない修羅場であったが、いつもの客がいつものように盛り上がって(盛り上げて)居たので思ったより悲惨さは軽減されていたし、機材が良くない分歌声には切実さがあった。
「このまま店頭で山田渚のひとり語りが始まったら、さながら赤尾敏の数寄屋橋辻説法だなぁ」と思ったが、トークライブ的なものは店内で。
一人でも多くの人が見られるように・・・と、店長がレジ前の売り場を圧縮して店内を開放。
此処から先は何をどうするか決めていなかったようでもあり、また山田渚も自分一人言いたい放題で良いのかと言う葛藤があったらしく、序盤は話が盥回しになった挙句何処かへ行ってしまうような感じだったが、こんな大勢の前で楽屋のようには喋れないと居直った辺りから、遅まきながら風向きが変わった。
後ろを向いて喋ったり、目を瞑ったまま喋ったり、へんな事をしているうちに興が乗ってきたらしく、漸く地が出てきたところで時間切れ。
山田渚にはやる気と実行力は有っても、企画力に欠けるのは判り切っており、ここで助け舟を出すのがプロデューサーの仕事ではないかと傍から見ていて思うのだけれど、何か指示を出して素直に言う事を聞くかは微妙なところでもある。
メンバーが3人居て、プロデューサーが居て、作曲担当の綾部薫氏も来ているのに、メンバー3人がお題も無く淡々と喋ってお仕舞い。 それなりに面白くはあったが、それ以上に歯痒い催しであった。
買ったアルバムを帰宅後に聴いてみたが、これがまた面白い出来。
変化の途上にあるメグリアイの現在を、良くも悪くも現している。
川崎駅前のショッピングモール、ラゾーナ川崎の5階にある「プラザソル」にて、ヒロセプロジェクト・第14回公演『神様と過ごした10日間』を観覧。
舞台の上手と下手が、入り・捌けを立体的にする為に二段になっている他に大道具らしい大道具は無い簡素な舞台なのだけれど、音響と照明による情景描写が細かい。
電車が通り過ぎる場面でも、劇場の後方から前方に向けて電車の音が迫ってくる。
雪を降らせる場面では、BGMに硬質な音を入れ、照明の色見も夕映えの暖色から寒色に変えて温度変化を暗示して、最初のひとひらは紙で舞わせて印象付けおいてから器械で降らせる芸の細かさ。
何も置かない舞台を上手く利用して観客の想像力に訴える演出の妙。
キッズミュージカル経験者、ジュニアモデル、アイドルetc...種々雑多なキャストを組み合わせて廻しているのだけれど、使える(芝居の出来る)役者と客の呼べる役者と、それぞれにちゃんと見せ場がある。
ゲスト主役を客寄せパンダにせず、地味でも使える役者にはそれなりの見せ場を与える事で芝居としての厚みも増している。
芝居の巧拙、経験の多寡に関わらず「見せ場」があると言う事は、役者夫々にそれなりの負荷は掛かっているはずなのだけれど、芝居としてきちんと纏まっていて破綻が無い。
夭折した少女の「心残り」を10日間のモラトリアムで解消していくのを幹に、少女たちの対立と融和や成長が枝葉として描かれ、終幕ではストーリーの幹の部分に絞った展開。 枝葉については幸せな結末を暗示するに止めているのだけれど、台詞の無い群像劇にした端折り方がまた上手い。
山田渚は「オカルト研 部長」と言うほぼ宛て書きな役どころ。
おどろおどろしい芝居をすべきところではおどろおどろしく、ドスを効かせるべきところでは凄みのある科白、脇に廻るべきところではスッと色を消す。 舞台二度目にして早くも演出家として計算に入れられる役者に育っていた。
歌って踊る部分でも動きに貯めが利くようになっていて、メグリアイに戻っての岡崎みさととの対比も面白い事になりそう。
他に目に付いたところでは、生徒会長役の秋元美優果。 顧問の教師の忠実な僕の生徒会長が自意識に目覚めて葛藤し、変わっていくさまを巧みに表現していた。
秋元美優果は顔立ちとしては地味なのだけれど、演じる事で化けるタイプ。
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東京マラソン当日とあって、訳知りの都民は浅草に近付かず、情報弱者の地方民が大挙押し寄せて混乱の巷。
そんな訳でゲストが豪華な割にはいつも通りの入り。
「豆屋」錦魚
「権助提燈」談奈
「歌うスタンダップコメディー」寒空はだか
<弁当幕>
「五貫裁き」錦魚
土地柄っちゃ土地柄なのであるが、談奈さんの「権助提燈」のあたりで舞台に介入するタチの酔漢が闖入、はだかさんの漫談の言葉尻を捉えてグチグチ絡む。
客の雰囲気が悪くなる前に弄って笑いに転化。 それでも黙らないと見るや弄りに弄って怯ませて鎮まらせる腕は流石だった。
一旦出て行ったと思ったらまた戻ってきて、トリの錦魚さんがマクラに入ったところで「声が小さい」と介入。
マイクの角度をちょちょいと直してからマクラはぶった切って噺に入り、あとは噺で畳み掛けて黙らせていた。
怪我の功名で良いものを観て帰宅。
こらむ置き場に
TIFで死人が出ていないのは僥倖に過ぎない
をアップロード。
様々なアイドルが一堂に会するフェスティバル的なものの楽しさは否定しないが、TIFの運営はお粗末に過ぎる。
16:20くらいに現地着。 熱心な客はステージ正面の優先観覧エリアに集まっており、2階3階は冷やかしの客が中心。
モニタースピーカーはステージのデベソ部分のステージ前縁の延長線上に二つ、両袖に二つ配置。 両袖に向けられた物のはステージ中央付近に向けられていて、舞台を大きく使おうとしているのが見て取れる。
アルバム購入者の優先観覧エリアは左右に椅子席、舞台正面に広く立ち見エリア(ここに問題がある)。
立ち見客が想定より多かったらしく、椅子を片側2個ずつ片付けて両端へ持っていったり。
主催者側から「節度ある応援」についてお願いがあったりしつつ、まずは前座のシブヤDOMINIONから。
シブヤDOMINION
制服と言うか、軍服風衣装。 セーラー服っぽく大きく作られた襟がハート型になっている。
将校・下士官・兵卒と言った感じに白、ピンク、黒と色分けがなされており、白の中の一人にキャプテンマークが付いて小隊長の趣。
肩章も付いていたが階級を分けるものなのかどうか、遠目からは解らなかった。
一曲目が終わって兵卒が二人はけて一人入り、最後にはけた二人も合流。
フォーメーションも何となく軍事教練的なのだけれど、個人の能力はそれなりに高く有りつつ統率は取れていないところがイタリア陸軍っぽい。
翌日のワンマンライブの告知をして退場。
小桃音まい
出囃子を流し、鳴らし終わってから入場。
ゆるゆると歩いて舞台中央で歌いだし。
正面を向いて歌う時間は長く、其処に居並ぶ古参客はしっかり押えつつ、要所々々四階まで目配りするところは流石。 振り向く動きに合わせて噴水広場全体を見渡す。
スーッと動いてピタリと止まる、日本舞踊のような不自然で自然な動きが美しい。
スカートが翻りそうに激しく動く際にはそっと手を添えたり、全てに於いて危うさが無い。
一般的知名度は無いに等しいのであるが、やっている事の説得力で客の足を止めている。
前座から起算しても一時間近く演っていたのだけれど、客は増えこそすれ減ることは無く、二階から見ていた私も後ろから横から押され、足元には子供が潜り込み、大メジャー以外のイベントでは異例の喰い付きのよさだった。
旗を振って左右に移動する曲でシブヤDOMINIONがバックダンサーとして登場(白5人、ピンク3人、黒3人)
この期に及んで未だ「民族大移動」を売りにするらしく、フリの客にも移動とフリコピーを推奨。
上手側の客は自主的に椅子を片付けてしまって動く場所を確保。 下手側も大半の客が立ち上がってしまい、座って観ている客に同調圧力か掛かる惨状。
優先入場エリアに入っても、座ってのんびり観る事は事実上不可能と言う理不尽。
少々頭に来ることが別件であって、そちらはそちらで纏めようとは思っているのだけれど、騒いで沸くだけがライブの楽しみ方ではない訳で、それを送り手側から規制してしまうってのは如何なものかと思う。
そもそも曲のリズムに乗って手拍子も出来ないような手合いが我が物顔ってのもお笑い種。
「最後の曲になります」ではなく「ラストスパートに入ります」と断っての終盤戦。
再びシブヤDOMINION(白4人)がバックダンサーで付いたのだけれど、これが面白いくらい揃っていなくて、解釈もバラバラで立ち位置もずれていて、しかし下手糞ではない。
単に揃える時間が無かっただけだと思うが、そのあたりもイタリア陸軍っぽくあった。
アイドル戦国時代だなんだと騒がれても、それはグループに限っての話で、ピンでアイドルをやりやすい時代では決して無い。
最後の最後で目を潤ませ、声を震わせながら「オリコン39位以内」と言う生々しい目標を掲げていたが、それは古参客にもっと買えと言う事ではなく、足を止めて観ていてくれた振りの客への語り掛けであった。 もし興味があったら、安くは無いけれど手に取ってくださいと。
美しい涙だった。
現地に着いてみると思ったより少な目の集客。 あまりの寒さに近隣店舗で開演までビバークしていたり、物販ブースに居たりしたらしく、開演が迫るにつれ増えては行った。
昨年のアイドルフェス in BOATRACE TAMAGAWA vol.4(2012/5/6)で見た時のような、小田原攻めの遅参の侘びに白装束で出て来るような過剰な気負いは薄れていて(無い訳ではない)、楽しく観る事が出来た。
相変わらずのダンスインフレで、聴かせる曲でも振り付け過剰で視界が煩いのには閉口したが、バレヱの動きを取り入れた振り付けなどの激しいだけでは無い新機軸は面白かった。
ただ全般的に "こともなげ" ではあるのだけれど "さりげなく" は無く、ともすれば "これみよがし" になりがちな息苦しさはダンススクール由来である宿命(素人である親の目にも解る進歩を見せなければならない)から逃れられていない事を示しているように思った。
前述の通り聴かせる曲でも常にバックダンサーが激しく動いていて鬱陶しい。 見せる事にばかり力点が置かれていて、聴かせる事については等閑にされている。
被せオケだが生歌感は有り、激しく動いた割りに息も上がらないし回復も早い。 調子の悪いマイクを曲間に換えに行ったりするくらいで歌うたいとしての矜持もある。 しかしそれを送り手側が活かしきれていない。
「間が取れない」と言うか何と言うか、隙間を作る事を恐れて過剰に詰め込みたがる、緩急強弱をつけられない単調な演出。
終演後に知己とした立ち話の中で出たのは
・「一品料理ばかりでコースを作った感じ」
・「そして一と品多い」
・「でも、だいぶ食べやすくはなった」
・「東京に来ると言う事に漸く慣れてきたのではないか。」
・「山邊未夢を5人集めた感じ」
地方発のアイドルの魁たるSHIPを見てきた者として、東京で評価されている事になっていないと地元では評価され難いのも判るし、それ故に肩に力が入りがち(※SHIPはそうで無かったので念の爲)なのは仕方が無いとも思うのだけれど、送り手が見せ方について考えてやらないと彼女らが積み重ねた努力が無駄なものに成りかねない。
アイスクリームが適度に空気を含ませないと素材そのものの味わいだけでは重ったるくて美味しくならないように、エンターテインメントと言うものにも素材を生かすための緩急強弱は有って然るべき。
楽しさと画竜点睛を欠くもどかしさの綯い交ぜになった複雑な気分で帰宅。
浅草ROXの上にあるコシダカシアターで幾つかユニットの出るイベントがあるというので出かけてみた。
千円で2ドリンクだが木戸銭は掛からないとあって、一杯の入り。
オフィシャルの告知はざっくりしていて、殆どの出演者は and more で済まされており、自己紹介も聞き取りにくいのでグループの名前はわかってもメンバーの名前はほとんど把握できず。
普段はレストランシアター的な形態での営業なので舞台は広いが低い。
舞台の中央に花道が付いている。
テーブルと椅子はすべて片付けられ、オールスタンデイング。
舞台の回りにテーブルを並べるなど、客席と舞台の間に緩衝物を置く工夫はしていたが、舞台を十重二十重に囲んだ客がそれで防ぎ切れる筈もなく、花道に付けられた電飾が壊れたり、スポットライトが明後日の方向を向いてしまったり。
座って観る場所だからこそ舞台と客席の間に柵や仕切りが無い訳で、その場に合わせた観方と言うのがあって然るべきなのだけれど、いつも通りオールスタンディングにしてしまったことで生まれた混沌。
イベントの趣旨と出演者・客の親和性は高いが、このコシダカシアターと言う箱とこのイベントとの親和性が絶望的に低い。
ライブハウスならこれでよいのかもしれないが、ここは劇場である。「舞台」と言う特別な場所と演者への畏敬が丸で無い。
煽った演者に呼応した客が舞台の上に上ってしまうなんてのは以ての外なのだけれど、そのあたりの常識が客の側に無く、主催者側も鈍感。
見に来る・聴きに来る客はごく少数で、盛り上がりに来ている客が大半。
出演者の持ち時間は十分かそこらで、入れ替わり立ち替わり出てきて物販の告知をして客と共に去ってゆく。
主催者や出演者から再三舞台に(テーブルに)さわらぬよう注意がなされたが、並行物販で演者が変わる度に客も入れ替わるので注意事項は浸透せず、演者が入れ替わる度に破壊は繰り返され、自業自得ではあるが主催者は頭を抱えていた。
このライブで参ったのは、顔付けも香盤も雑なこと。 子供が遅い時間に出られないと言うこと、主催の asfi がトリであること以外はまさに玉石混交。
玉石の石の部分が多く、ガイドメロディ付きのカラオケ音源で歌いたい歌を唄って客に宴会的な盛り上げを強要する土人のお祭りみたいなのが間に挟まるのには閉口した。 トリとヒザに観たいのが有ったので我慢したが、それこそ何度帰ろうと思ったかわからない。
これは主催者にイベントに対する定見が無く、出てくれそうな所に片っ端から声を掛けて、出演料は無い代わりにノルマも無し、物販の売り上げは出演者の総取りくらいな条件で出演者を集めて、手前ぇの子飼いがトリで他は出演時間を割り振るくらいの漠然としたタイムテーブルしか切っていないから。
以下、メモから。
「幼女が出てきてギターのおもちゃ抱えて村下孝蔵の「踊り子」を歌うカオス」
「漫研の副部長みたいなのが出てきて水城奈々のカラオケ(ガイドメロディー付きカラオケ音源)で客にケチャを強要」
「客は楽しそうなのでそう言う文化なのだろう、舞台に客が上ったり土人のお祭りみたいになってきた」
「場所柄か魔女軍団ステファニーみたいなのが出てきた(クリックドールズ)」
「ここでカラオケ大会に戻る(イトウミカ)」
「アイカレ練習生、忘我系白痴客押し寄せる」
印象に残ったグループを幾つか。
ステーション♪
沸ければ良い客。
しっかり作りこまれてはいるが、衣装以外に鉄道要素が希薄で、PASPO☆と較べてコンセプトに迷走感。
怪傑!トロピカル丸
手拍子もMIXも曲のスピードに追いついていない練度の低い客。
取材名目で入ったと思しき半ヲタ半陰陽が客になって最前列に紛れ込む二股膏薬。
主催者が再三再四訴えていた注意事項を無視して沸いていたのには呆れた。
クレヨン日記
ももいろクローバーの「行くぜっ!怪盗少女」。 名乗りに自分たちではない個人名が入る曲を客前で演る神経が判らない。
Love La Doll
キャラクター設定が濃すぎて好みではないが、作り込み過多な芸風は面白い。
それまで潜伏していたコアなファンが揃いの法被を着込んで張り切っていたのも微笑ましかった。
BELLRING少女ハート
感想はこちらを参照のこと。
凄かった。 久々に脳髄に鉄槌を喰らった感。 仕掛ける側の「堕落論」を地で行く感じのダメさ加減が素晴らしい。
モッシュが始まったり、近くで観ようとするとそれなりの覚悟が必要になるが、遠巻きに観ている分には楽しい。
asfi
一曲目からいきなり客が沸騰。 待たされ続けた鬱憤を晴らすかのように一気に弾けた。
自己紹介もそこそこにアッパーチューンで飛ばす構成。 この現場に来るだけで或る程度の幸福は得られる、元本保証のあるアイドル。
いろいろ有った長丁場のイベントであったが、最後の二た組で帳尻が合い、差し引きでプラスにはなった。
# Dwightsa [zithromax itchy skin <a href=http://dstvmediasales.com/si..]
昼から大宮へ。 西口のソニックシティで万年筆研究会の例会に出て、東口のLOFTで愛乙女☆DOLLのインストアイベントを観てから秋葉原まで戻り、閉まる間際の時間だったが駆け込みで見てきた。
グループ展開催の経緯などはリンク参照のこと。
小川町のオリンパスギャラリーは見る環境としては良いのだけれど、日祝休廊と言うのはいただけない。
(品川と銀座の便所カメラ屋のギャラリーも日曜が休み)
会期中の土曜日は今日だけ。
今回のテーマは"colors"と言う事で門嶋淳矢→緑、吉田裕之→ピンク、小池伸一郎→青、三輪憲亮→赤、松田忠雄→黄色を担当。
色の使い方は各自違っていて、パートカラー的に際立たせたり、担当色のものを背景に配置したり。
三輪憲亮と吉田裕之は絵の具ぶちまけ・絵の具まみれ系の写真も出していた。
吉田のパートカラーっぽく撮る画面構成は悪くなかったし、三輪のそうでは無い写真には面白いものもあったが、一寸安易な印象。 まぁこれは私がマン・レイっぽいものが嫌いである部分に係っている好みの問題では有る。
小池伸一郎は衣装とライトで青を表現。 ぎりぎりまで光を落とした暗闇の中にぼんやり浮かび上がる青であったり、無茶の仕方が大胆で面白い。
松田忠雄はケレン味の無いオーソドックスなポートレート。 色で視点を誘導せず、画面全体が気だるく黄色味掛かっている。
ピントの置き場にも深度にも、きちんと意味がある。 一見外れたように見えるカットも、必然性のあるアウトフォーカス。
ベールの下の唇にピントの来ているものと、画面隅にある指にピントが来ていて全体をぼかしたものが良かった。
門嶋淳矢はテーマに忠実と言うより誠実と言ったほうが良いくらいで、小道具や衣装だけでなくロケーションや画面の中に入ってくるものにまで緑を使っていた。
画面の中に何種類もの緑があり、組み込まれたそれらを探すのも楽しい。
例えば撮影場所が緑の歩道橋、信号待ちで停まるトラックもヤマト運輸だったり。
意図したものでは無いそうだが、背景の緑である原っぱに生えている草が馬鈴薯だったのが妙に可笑しかった。
仕事で撮るグラビアと較べると、モデルも写真を構成するものの一つとして扱ってはいるのだけれど、暗闇で緑の風船を持つ写真なども潰しすぎずに表情が読み取れるくらいで止めていて、モデルを殺しすぎないのも良かった。
耐震性の問題とかで閉店が決まっている大宮LOFTのHMVで行われたインストアライブに行ってみた。
営業不振で仕舞う訳ではないので活況を呈した店内と閉店の告知がどうもしっくり来ないまま6階へ。 受付開始の時間はとうに過ぎていたが店の人の姿は無く、ただ予約受け付け用紙のみが机の上にあり、先に来ていた客と同じように必要事項を記入して出来ていた列に並ぶ。
開場時間になってもリハーサルが続いているのはどうかと思ったが、リハーサルそのものはきっちりやっており、その点には好感が持てた。
リハーサルが終わって即客入れ。 場内はステージ両端の延長線上にある柱の内側が観覧エリアになっている。 椅子が3列並べられており、その後ろは立ち見。
矢張り観に来る・聴きに来るより騒ぎに来る向きが多く、早く入っても立ち見に行く人が居たお陰で観やすい席に座ることが出来た。
開演時間はとうに過ぎており、客が入り終えたらすぐ始まるであろう事は判る筈なのに、最前列に座った初老の客がやおら服を脱ぎ始めて半裸になったのには開いた口が塞がらなかった。
客席にはうら若き女子も居るのだけれど、そんな事は目に入らぬらしい。
下着として来ていた白シャツを脱いで勝負Tシャツに着替えたようなのだけれど、気を配る方向が盛大に間違っている。 アイドルに限らず女流講談などでもそうなのだけれど、団塊ピンチケは常識が欠如していて実にタチが悪い。
実社会を駄目にした次は、趣味社会を崩壊させようとしている。
閑話休題、インストアイベントの話。
Doll☆Elements
結局20分程遅れて開演、先ずは出囃子のあとで姉妹ユニットのDoll☆Elementsが登場。
過不足無く可愛らしく、ちゃんと歌って踊れているが、技量に少々開きがあり、地味な顔立ちの娘の方がより扇情的で、「美なる者は面を以て沽ることを謀る、故に手に疎なり。」と成島柳北先生「柳橋新誌」にあるのを思い出した。
3曲演って、お後と交代。
愛乙女☆DOLL
こちらも出囃子の後に登場。 HMVのポロシャツに色違いのパニエと言う出で立ちだったのだけれど、動画で観たワンピースの衣装では判らなかった粗が出てしまっており、ことこのユニットに関しては腰でスカートの高さが決まってしまうツーピースの衣装は着ないほうが良いように思った。
自己紹介が簡潔で聴き取りやすいのは良い。 AKB48のKチーム(当時)が発端であろうと思われる平安時代の合戦作法さながらの長い名乗りが業界標準となって久しいが、名前を憶えて貰うには簡潔であるに越したことは無い。
Doll☆Elements と較べると矢張り一日の長があり、歌にも振り付けにも緩急強弱を付けられる地力のゆとりが感じられる。 そして高いレベルで平均し、安定もしている上での個性の発露。
愛迫みゆは非常にエモーショナルな動きや表情を見せるのだけれど、遣り過ぎないので観ていて重くない。 これは他のすべてのメンバーについても言える事で、歌って踊っての部分に関しては非常に良く出来ていた。
明確な売り上げ目標を掲げる保険の外交並に積極的な営業には少々閉口したが、或る程度の実績を残していかなければ活動も続かないのが資本主義社会の常でもあり、売れている(ことになっている)ものにしか飛びつかない衆愚を相手に商売をしなければならない以上致し方ない事ではある。
しかし、ここの送り手は売り上げ目標をノルマとして課す事があったり、そもそもグループ名の表記からして田舎の暴走族みたいなインパクト勝負の判読不能なものをつけてみたり、(厭な言葉ではあるが)「消費マインド」を冷え込ませることに鈍感なところがあり、それが一寸引いて観ていたくなる要因になっている。
それを差し引いてもこのグループの楽曲には良いものが多く、今般の新曲『ビターチョコ・バレンタイン』の出来も素晴らしい。
ステージ上の練度の高さからもきちんとレッスンをしている事は見て取れるし、AKB48が握手屋に堕してしまった昨今、佐野にしても上遠野(愛迫)にしても良い居場所を見つけたと思う。
売れて欲しい。
ネット配信番組の公開収録。 山田渚は芝居の稽古の為、暫くメグリアイとしての活動を控えるとの事で、岡崎みさと、北山愛織、柳真倫、山中香穂の4人。
前回と較べればまぁ多少下準備はした気配はあったが、途中からはクッダグダ。 CMに入るたびに「バイバーイ!」ってのは流石にどうかと思った。 CMのあとの展開に期待を持たせることで視聴者を繋ぎとめるのが仕事。
製作側の台本・進行表も紙ッペラ一枚なので、それを膨らませるのも大変だとは思うが、番組を持っていると言う自覚に乏しいのはいただけない。
岡崎が例によってザックリと進行。 北山は自由に喋り、山中はニコニコしている。 柳が要所々々で岡崎に助け舟。
前回はライブなのにブーツの踵がもげてしまい、この日も歯医者に駆け込んで治療してから現場入り。 災難続きの柳だが、こうして積んだ善根でいつか報われる日が来るのではないかと思う。
30分で番組本編は終了。 そこからの15分はエクストラタイムと称してミニライブ。
グッダグダの本編とは打って変わってパリッとした動きになるのが面白い。 4人での変則フォーメーションではあったが、大過なく。
山田が休みだと岡崎の華やかで大きな動きが際立つ。 残りの三人も悪くは無いのだけれど、山田の過剰さがバランスを取る為には必要であるようだ。
柳は一寸腰が引けた感じで、あまり上手くは無いのだけれど、全体の調和をとろうと言う意思は見て取れる。
山中はヒールの高い靴で一寸踊りにくそうにしていたのだけれど、これも岡崎との身長差を考えての事だったかもしれない。
柳真倫は自信が無いのか笑顔を作ろうとするとぎこちなく引き攣るのだけれど、自然にこぼれた笑みは柔らかく、落差の所為もあってか数倍可愛らしく見える。
すっかり忘れていたが、駄文置き場に
憂鬱な会話
2012 俺アワード <悪戯部門>
をアップロードしていた。
# Dwightsa [cialis effect <a href=http://www.rwuk.org/?product=kamagr..]
宿題が溜まりすぎて何から手を付けてよいか分らなくなってしまったり、口に糊するだけで難渋していたり、色々書きにくくなったり、サボりにサボってきたが宿題はさておき直近のものから再開することにした。
# Dwightsa [zithromax safe for children <a href=http://dstvmediasales..]
サンシャインシティの新星堂店内のイベントスペースで三回廻しのアイドルフェス的なもの。 その一回目と二回目にメグリアイが出演。
いつものインストアイベントよりは多めの集客で、秋葉原で大規模な無料イベントがあった割には健闘していたと思う。
もっとも向こうは満点札止め、入場規制まで行われていたし、そもそも金の掛かり方が違うのであるが。
例によって低くて狭いステージなので演りにくそうでもあり、こちらも見づらいが、近い。
注意事項に
当イベントでのMIXや口上など、大声を出しての応援は禁止させて頂きます。
また、ジャンプ等も禁止させて頂きます。
先日終了した秋葉原でのネット配信番組の代替と言うか何と言うか、類似番組が始まった。
押上の交差点から浅草通りを十間橋方向に少し行ったところのビルがスタジオになっており、3階の受付の券売機で整理券を購入して時間潰し。
秋葉原時代より良くなったのは、とりあへず空調の効いたところで待てること。
質問募集とのことで、紙が置かれていたので「とりあへず一枚」と思ったが、他の客は「なんだまた質問か」くらいの反応で誰も書きゃしないので何枚か書いておいた。
スタジオは照明も直当てではなく、音響もまぁまぁ良い。
ハウリングの収束が遅かったが、ライブをやるスタジオではないので仕方が無いし、許容できるレベルでは有った。
ミニライブだけではなく、通常放送の部分もあり、これまでと違ってCMが挟まる為に進行が複雑なのだけれど、第1回の司会が山田渚と言う暴挙。
そもそも向いていないところに持ってきて、前もって準備をしていないから進行は無茶苦茶で、あまりに破滅的であるが故の面白さはあったが、番組としては破綻していた。
あまりのヒドさにPAの横で見ていたプロデューサー氏が天を仰いだり頭を抱えたりしていたが、それは自明の理であり、やらせるならそれなりの準備をして然るべきだと私は思う。
他のメンバーが助け舟を出して何とか進行していたが、下北FMなども時間に追われる様な進行なので話を膨らませない癖がついてしまっている。
質問を募っても、ささっと答えてしまってどんどん先に進んでしまう。
ライブ部分は一転してピリッとするのがメグリアイらしさか。
放送と言う事もあってか生きているマイクが5本用意されていたので、普段はダニーマイクを持たされる後列担当メンバーの山中と柳だけリハーサルをしていた。
山田渚の声はアイドルにしては低く太いので、普段はかなり絞ってあるのだけれど、今日は生きていたのでよく聞き取れたが、音域のあった曲に関しては割と上手い。
他のメンバーについても言えるのだけれど、宛書きなのだからもう少し本人たちの可動音域に合わせた曲作りをしてやっても良いのではないか。
# Dwightsa [levitra psychological ed <a href=http://dstvmediasales.co..]
メグリアイが出ることしか知らないロックバンドとの対バンらしいイベントへ。
屋根裏が引っ越したビルの地下のさらに下と言う立地。狭いハコだが、フロアの隅にベンチがあるのは有り難い。
ライブハウスらしくフロア全面喫煙可なので、服から持ち物から煙草臭くなってしまったのが難と言えば難。
ステージ前にはスクリーンが下げられているが、バンドセットが見える。
重低音がしっかり出る音響で、これが吉と出たり凶と出たりしていた。
Cover's Doll
カバー曲だけを演ることは否定しないが、ガイドメロディー付きのカラオケ音源は興醒め。
JASRAC に絡まれると大変なのでセットリストは書かない。
後半は渋く盛り上がる選曲。
佐藤兄弟
4人編成。
ベース、ギター、ドラム、ボーカルがエレアコとブルースハープも担当。
冗談めかして本当の兄弟だと言っていたが、本当に本当らしく何となく似通った顔立ちをしていた。
最前列は入れ替わって女性客に。 アイドル方面の客と違って見られて恥ずかしくない服装、そして喫煙率が高い。
延々首を横に振り続けるノリ方は初めて見た。
曲は割と好みでそれぞれ巧い。 アイドルと対バンと言う事で最後に「ヴィーナス」。
ギターがキーボードパートまでやる大奮闘の巻。 このあたりも面白かった。
メグリアイ
客筋はガラリ入れ替わってむくつけき男たちがズラリ。
浅原桃子はストレート、岡崎みさとはポニーテール、北山愛織は小さめのお団子二つ、山田渚はロングボブ、山中香穂は巻いたツーテール(これが良かった)。
山田渚は今日も山葵の利いたピリッとした動き。 これが有ると岡崎みさとの優雅な動きがより引き立つ。
前述の通り笑っちゃう位の重低音でモニタースピーカーからの返りが悪いらしく、少々歌い難そうではあったが大過なく。
メグリアイは八人居るメンバーの中から何人かが出てくるのだけれど、このシステムでは練度上がりにくい爲、狭いステージだとぶつかりそうになった際に見切って体をかわせない。
多少ぶつかってしまっても仕方が無いと私は思うのだけれど、躊躇して停まってしまう(そして表情に怯えの色が出たり、素に戻ってしまったりもする)のは少々いただけない。
もう一つ気になるのは、生きているマイクが3本だけなのは仕方ないとしても、それ以外があからさまなダミーマイクであること。
繋がっていないワイヤードマイクは哀しい。
「乙女桜」の岡崎みさとは、今日も金の取れるジャンプ。 実際の滞空時間以上に長く感じられるのは、それだけ目を惹いているからだと思われる。
山田渚は首でリズムを取ることがあるのだけれど、何時か何処かで見たような・・・と思ったものの正体は、川本喜八郎の人形劇『三国志』であった。
トックリポックリ
メグリアイの出番が終わって、殆どの客は物販に行ったまま戻って来なかったのであるが、最後に出たこのバンドが実に面白かった。
こう言う拾い物があるから対バンイベントは面白い訳で、途中から入って来て目当てだけ見て帰ってしまうってのも実に勿体無い。
烏天狗みたいなお面をつけてフード付きのコートを着たベースとバタヤン持ちで白塗りのギターとドラム(これは普通の風体)の掛け合いセッションで始まり、暫くしてフランケンシュタインみたいな大男と民間人風の好青年が登場。 これがツインボーカルなのであるが、歌うより叫んでいる時間の方が長い。 で、叫ぶだけかと思ったら歌も聴かせる。
ギターもベースも打楽器的に激しく弾く事も出来るし、繊細な音も出せる。
こう言う呆れるくらい巧い連中が厭味無くやるバカってのは実に楽しい。
ジャンルとしてどう括られているのかよく分からないが、まぁ兎に角面白いものを見せてもらった。
売れる売れないは度外視して好きな事をやっているようにも見えつつ、主催イベントの告知では女房子供が出来たドラマーを「送る」と言う表現を使っていたり、世知辛さも垣間見せてはいたが、実にどうかしていて楽しい一と時であった
殺伐としたライブでしか見ることの出来にくい種類のバンドを平和裏に見られる幸福。
よく見掛けるアイドル客が最初から最後まで撮っていたが、撮影可かどうか確認してこなかったので、私は会場雑感を押さえるに留めた。
客層がまったくと言って良いほど被らず、相互乗り入れも無さそうだったのは残念だったか、尻上がりに面白い良イベントであった。
昨年は公私共にいろいろ有りすぎて、余計なことをしている気分的(そして金銭的)余裕の無い年だった。
また、ツイッターやフェイスブックのような、時間の経過と共に書いた物が流れ去ってしまう物に書いて、殴り書きを書きっぱなしにして文章として纏めなかった結果、何をし何を考えていたのか、思考と行動を記録出来ていないまま過ぎてしまった一年。
仕事に関しては一と息つけそうな雲行きなので、公私の切り替えをきっちりして、余計なことをする時間的精神的ゆとりを持ちたい。
# Dwightsa [kamagra does it work <a href=http://dstvmediasales.com/si..]
明治通りと渋谷川の間、渋谷と恵比寿の丁度中間にある Tokyoarts gallery で開かれている写真展。
松田忠雄撮影による杉原杏璃の最新写真集「vole de kyaa」に連動したもので、その中で使われた物やアザーカットで構成されている。(※2/21 訂正、全てアザーカットとのこと)
圧巻は300×147cmの巨大プリント三枚。
400×600cmのものも十分大きいのだけれど、この大判の前には霞んでしまう。
流石にざらついた感じはあるが、合焦位置と深度は適切。 薄目のピントで視点を誘導。
かなり横長のプリントなのだけれど、離れて見てみると視野一杯に収まり、寄って見てみると細部を確認出来る。
展示はこの他に2Lのプリントを壁一面に張り付けたもの。 こちらは残念ながら午後に行われるギャラリートークと撮影会終了後の公開ということでトレーシングペーパーが被っていて全体は見ることが出来なかったが、ちらりと見える部分の何枚かは面白かった。
これを含めて全ての写真は正札付き。 中でも2Lのものは一枚1050円。 昨今のアイドル現場で売られているヤッツケ仕事の生写真なるものが法外な値段で売られている事を考えれば、これは破格。
80年代を引き擦った旧態依然の詰まらない構成の写真集を接触営業で纏め買いさせて捌くような商売が未だに罷り通っているが、それで写真集というジャンルも衰退するばかり。
この写真展は販促イベントとしても面白い物になっていると思う。
追記
気になったのでメグリアイのインストアが終わってから再訪。
(会期中は毎日八時まで開けているとのこと。)
昼間見られなかった入って右側の壁面には2L判のカラープリントが一面に貼られており、気に入った物があったら剥がして購入出来る。(減った分は貼り足して行くとギャラリーの人は言っていた。
午後にギャラリートークと撮影会があったので、既に半分くらい無くなっていたが、それでもかなり見応えはある。
全体的に絞りを開けて撮ったピントの薄いカットが多いのだけれど、タクシーの車内などで寄って撮っている物が特に面白く、私も財政事情が厳しい中一枚購入。
金があったらそれこそ根こそぎ買いたい。
何で撮ったのだろうかと考えながら見ていたが、明るい単焦点の広角レンズであろう事までは分かったものの、カメラに関しては皆目見当がつかない。
ふと撮影者近影のようなものを見るとブラックボディのライカを構えていて漸く腑に落ちる。
職業写真家が2012年にライカを構えていると言うことは、伊達や酔狂で無い限りM9で間違いない。
M9だと悟ってから改めて全体を見ていると、写真そのものよりM9が欲しくなってきてしまい、慌てて邪念を振り払う。
カメラを買ったからと言って写真が上手くなるわけではないが、そんな錯覚すらさせるくらい引き込む力のある写真が揃っていた。
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コラム置き場に
はてなブログへの移行を中止するの記
をアップロード。
わりかし評判の良い「はてなブログ」であったが、看過し得ない落とし穴があった。
定期的に検索があるので、これまでの宮坂浩見関連のグラビア評を纏めておく。
週刊ヤングジャンプ 2011 51号(フレンチ・キス)
週刊ヤングジャンプ 2012 03号(岡本玲)
週刊ヤングジャンプ 2012 31号(岡本玲)
週刊ヤングジャンプ 2012 34号(フレンチ・キス)
全て惨憺たる出来。
# Dwightsa [buy cialis online next day delivery <a href=http://dstvme..]
西麻布の交差点から少し南青山寄りの路地裏にあるギャラリー イー・エムで開かれていた写真展を見てきた。
ヴィム・ヴェンダースの『ベルリン・天使の詩』(Der Himmel über Berlin)から着想したと言う、モノクロのみの、小品を中心とした展示で、全紙が何点かある他は全てキャビネ。 それを何枚か組み合わせたり、一点で飾ったり。
冬のベルリンの曇天、小さい画面、覗き絵の小宇宙。
兎に角、プリントが美しい。 デジタルからのモノクロームプリントでここまでのものが出来るようになっていたとは。
そしてライティングが良い。 ほの暗い室内に、暖色系の照明を眩しく無い角度で。
黒から灰色にかけての色調が豊富で、長く見ていても飽きない。 見れば見るほど、一枚のプリントの中に発見がある。
単焦点のレンズを開けて撮ったカットが多い。 寄って撮ったものはアウトフォーカスも美しく。
教会の長椅子を撮ったものが心に残った。
キャビネなら額装込みでも頑張れば買える値段がついており、大いに悩む。
売る気満々の画廊などでは興が削がれるが、こうしてさりげなく価格を明示してくれるのは有り難い。
コラム置き場に
批評と審査 (私の規範について)
をアップロード。
アイドル楽曲大賞批判に深入りしすぎたので、自戒の意味も込めて改めて私の規範について記してみた。
# Dwightsa [levitra 10 mg price <a href=http://dstvmediasales.com/sit..]
コラム置き場に「アイドル楽曲大賞」絡みの雑文
別箇に進んで別箇に撃て ~俺アワードのすゝめ~
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ハロプロ客にこっち方面に食指を伸ばすゆとりがある事に、寺田は危機感を持つべき。
気の進まないNゼロにメグリアイ出演と言う事で、足取り重く池袋へ。
会場の"イーストステージ・いけぶくろ"は、豊島区役所と公会堂の裏手に有る、区民センターの6階にあるホール。開場する頃合を見計らって行ってみると、Nゼロ客とは別にメグリアイの客を誘導、ゲスト枠と言う事なのか先に入れていた。
メグリアイ客の皆さんは前の方に行く中、修羅場を避けて着席。
「見たい奴は前、騒ぎたい奴は両脇か後ろ」と言うのがルールとして明文化されているのは良い。
鞄の中からマ・クベ専用モビルスーツの武器みたいな長尺ものの光り物とか、カリオストロ伯爵の部下のジョドーの鈎爪みたいな光り物を出して動作確認する客に先ず驚く。 この人は装備が大袈裟な割に回りに気を配る最低限の常識を身につけていて、それにも驚いた。
この日最大にして最悪の迷惑野郎は 朝日新聞 の記者章を付けた若造。
曲がりなりにも有料入場のライブの最中にストロボ焚きまくって写真を撮り続けるってのも非常識であるし、明らかに「奇態な振る舞いをする客」を選って撮っている。(ストロボを焚いて客の後ろからステージを撮ると言う事は、客を含めて撮っていると言う事である。) 写真の上がりを見なくても、撮り方から特定の客を戯画化して貶めて晒し者にしようとしているのはありありと判る。
どんなデッチアゲ記事を書くんだか知らないが、最後の一人までが全体ではあるが、一人を論って全体であるかのように見せるのは報道機関として如何なものかと思う。
そしてこの 朝日新聞 の記者章を付けた馬鹿、チョコマカとよく動く。 ロビーに出たり、また入ってきたり、前に行ったり後ろに戻ったり、実に忙しなく私の視界を遮ったり横切ったり。
報道して頂く立場からか、無作法客の移動には釘を挿すスタッフも、この無作法記者には何も言わない。
"朝日らしい" と言えばまぁその通りなのであるが、実に不愉快であった。
次に不愉快だったのがスタッフの技量不足。
何度も使っている筈の会場なのに場当たりも出来ていない、音響も雑、照明は下っ手糞。
舞台上で前に出過ぎると当然照明は当たらない訳であるが、どの辺りまで使えるのか調べていないし、当然バミってもいないから歌ってる最中に当たり前のように前に出てくる。 歌っているのが一人ならスポットで追うって手も無い事ぁ無いが、何人も纏めて前に出てきたら何も当たらない状態になる。 当然真ッ暗。
まぁ、金の取れる仕事ではない。
音響はハウリングこそしないものの、オケとマイクの音量のバランスがスコブル悪い。
メグリアイの一曲目なんざほぼ口パク状態。 徐々に補正はしていたが、リハーサルで確認くらいしないのだろうか。
三つ目の不愉快は学級崩壊みたような客の振る舞い。 前の方に居っぱなしの客も、最後列で騒ぎっぱなしの客も、無作法は無作法としても舞台の上で行われていることを蔑ろにはしていない。
ところがそれ以外の第三勢力が居て、この手合いは前に行ったり後ろに行ったり、ロビーに出たり入ったり、目当てのNゼロが舞台の上に居ても、見るでもなく踊るでもなく、舞台に背を向けて車座になって雑談。
今日のNゼロでも痛感したのは、学級崩壊系の客の振る舞いの元凶は「ゆとり教育」などではなく、家庭での躾けにあると言う事。やって良いことと悪いことの区別が付かず、人さまに迷惑を掛けてはいけない事を知らない、自己客観視が出来ない。全ては親の親くらいからの躾けに起因した、数十年スパンでの歪み。
割った話が、馬鹿なのではなくて「常識が無い」。 人様に迷惑を掛けてはいけないという基本的なことを知らない。 判らないんじゃなくて「知らない」
あんまり酷いのにはスタッフが釘を挿していたが、釘を挿された当人は当惑の体。 何が悪いのかまるで判っていないようであった。
イベントそのものは先ずNゼロのライブを30分程、ゲストのメグリアイを呼び込んで"試練の十番勝負"なるものをやり、物販と交流会(接客営業)と言う流れ。
Nゼロのライブは前述の通り照明も音響も素人から毛を抜いたような惨状だったが、歌ったり踊ったりは及第点。 「運営の是非はともかく楽曲は良い」と聞いていたが、オケが薄っぺらで曲そのものも耳に引っ掛からなかった。
琴線には触れないものの不愉快なほど低劣でもなく、振り付けと歌はしっかりしていたので、ライブそのものは楽しく観覧。
"試練の十番勝負"は6対6の尻相撲と4曲ずつの歌対決。 尻相撲は骨格的に重心の低いメンバーの多いNゼロが圧勝。 歌対決は客の投票で決まるのだけれど、総入場者に占めるメグリアイ客の割合が低いので、出来の如何に関わらず負けは見えていて(こういう場合、客観的な判断で投票する客は先ずいないと考えて良い)、結果を見ずに会場を後にしたのでどうなったかは判らない。
メグリアイをちゃんとした舞台で見るのは実のところ初めて。
これまで見てきた蜜柑箱とは比べ物にならぬ広さの舞台の上で伸び伸びと歌い踊るメグリアイは実に見応えがあった。
今日の出演は岡崎みさと、山田渚、坂本樹莉、柳真倫、山中香穂、浅原桃子の6人。 歌対決では前半に浅原、後半に山中が出演。
華やかな岡崎とキレのある山田の間で坂本が可愛らしく歌い踊る。 前に見た時より格段の進歩を見せており、振り付けの解釈に擦り合わせが行われてより揃ったものになっていた。
客が前の方に固まっていたので仕方の無い事ではあるが、目配りが客席前方に集中していたのは宜しくない。 入りがどうでも大きなハコでは大きなハコなりの振る舞いをする癖を付けた方が良い。 気になったのはそれくらいで、予想以上に良い出来だった。
最後に安原サニー芽生と山田渚で「禁じられた二人」。
山田が大島パートで、安原が河西パート。
無加工のカラオケ音源だったのは残念だったが、山田渚が大島優子の狂気の幾許かは体現できていたのを見る事が出来たのは収穫だった。
イベント総体では不愉快事も多かったが、ことメグリアイのライブに関しては満足出来た。
それ以上の不愉快を避ける為、物販の喧騒を横目に退出。
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