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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。

1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2008-10-25 Three Cheers for our side〜握手会へ行くつもりじゃなかった [長年日記]

_ AKB48「大声ダイヤモンド」劇場盤 劇場即売・握手会

平日に仕事をサボって行く訳にも行かず、更には給料日前。
単価が高い事もあって、今回は一枚のみ購入。
日曜は混みそうなので、土曜に絞って握手会も一回のみ。

始発で出掛ける積りがうっかり寝過ごして、気が付くと6時半。 慌ててひとっ風呂浴びて、身繕いをして秋葉原へ着いた頃には、8時過ぎ。
貰った割り込み防止券も380番台。
CDの販売開始時間迄は約2時間。 昔は仲間内で馬鹿っ話をしているうちに勝手に時間が過ぎてくれたものだが、今日は知己が影もかたちも無く、一人淋しく時間潰し。
何とかCDと希望時間の握手券はせしめたが、実に疲れた。

喫茶店で紅茶飲んで繋いで、指定時間に劇場へ。
この場に用が無い奴から何から訳の判らない人ごみ。 大恐慌の時の取り付け騒ぎみたいな状態の劇場前。
開始時間を少し過ぎて漸く扉が開き、亡者共が血相を変えて入り口に殺到。
私も仕方が無いので流れに身を任せて劇場内へ潜り込み、戸島の列に並ぶ。

劇場を横に使い、ベンチで仕切って列が作られているのだけれど、矢張りそれなりに人気の濃淡は出ていた。 世知辛い。

野郎は大抵(私を含めて)時間一杯まで粘ってスタッフに流されて行く訳なのだけれど、隣の河西の列の女子高生は、上擦った声で二た言三言会話した後、感極まってか自分から離脱。

戸島の列は比較的長くて、平日に較べると流れも速いとの事だったが、流されるまでの短い時間に訊きたい事はあらかた。
この日記の立ち位置や書き方について、色々迷いも有ったのだけれど、その辺りに踏ん切りが付けられたと言う点に於いては、有意義な時間だった。

如何に塗りが上手くとも、隠せないものは有り、劇場公演で遠目から見ても岡田茉莉子みたいな物凄い隈が目の下に棚田を作っていて絶句した事もあったが、今日は舞台用のメイクでない事もあってか、塗りも薄目で、目の下もスッキリしており、髪の傷みも気にならず。

劇場公演にほぼ常駐する年長者として、かつて折井がそうであったように、自分の事だけを考えてもいられなかった時期も有ったのではないかと思うが、表情も晴れやかで、何か吹っ切れたような明るさがあった。

戸島が入ったと言う事は、その大学も私がかつてトグロを巻いていたような鼻毛を抜きながらでも卒業できるヘッポコ大学とは訳が違い、卒業にはそれなりの努力が必要なのだろうとは思うし、それと芸能活動を両立させて行かねばならないとなると、此れ迄とはまた違った形での苦労が有ると思うが、何とか乗り越えて「なりたい自分」になっていただきたい。

出口へ向かう途中、ふと右を見ると佐藤亜美菜。
すっきり垢抜けていて、一瞬誰だか判らなかった。

_ 謝辞

ほんの数日前迄は、握手会に行く事なんざ考えてもいなかった。
何か大きな渦に巻き込まれるような、想像もつかない出来事から流れに任せて参加した握手会だったが、非常に濃密で有意義な一日を過ごす事が出来た。
誘っていただいた方には、感謝申し上げたい。

_ ワニブックス@モバイル 小林香菜「よのなか入門」 第18回

前回に続き、「はまぎんこども宇宙科学館」にて宇宙のお勉強。
先週はアトラクションで楽しく遊び呆けていたが、今週は天文の先生から宇宙の真実についての講義。

導入部の写真から既に先生は引き攣り笑顔。
万有引力から「星は何故丸いのか」に話を持っていく先生。 普通はこれで大丈夫、しかし今回は相手が悪かった。

「星って丸いんですか?」

このカエル跳びパンチでペースを乱した先生は完全に小林のペースに巻き込まれていく。
先生は先生で一筋縄では行かない小林に梃子摺り、小林は小林で理解の範疇を超えた話に脳みそが飽和。
小林が「この世の終わり」みたいな表情になったところで講義打ち切り。

「本日学んだ一番のポイント」を絵に描くのだけれど、これが発電所のときより更にスゴイ。 これは是非、ご自分の目で確かめていただきたい。

いやもう、これをよく連載の形に纏めたものだと思う。

小林という「一人常温核融合」みたいなエネルギーは膨大だが有効活用するのが困難を極めるものを、上手く切り貼りして笑いに昇華しているのは驚嘆に値する。

_ Club 333 Night View DJ(DJ:折井あゆみ)

金曜の分だが、色々有って後回しにしていた。

雨に煙る東京。
七時過ぎには既に止んでいたが、かなり強い雨が夕方まで降っていた所為か、人影はまばら。
それでもエレベーターを待っている間に
「16名様です」
「では、3号機に」
てな感じで、断続的に海外からの団体のお客さんが来ている様だった。

今日の折井は、東京タワーのイメージキャラクターのノッポン兄弟と同じような色のモコモコしたニットワンピース。
空調が効き過ぎていた所為か、袖口をすぼめて一寸寒そうな素振りを見せたりも。
そもそも展望台に居る人が少ないので、リクエストは比較的少なかったようで、ミズノ氏の選曲で掛かる曲が多かったが、今日は黒っぽい曲が多かった。

例によってエレベーターで人が上がってきて暫くするとステージ前にも波がやって来て、そのタイミングで誰かリクエストを書いていると、次々に網に掛かっていくのだけれど、この日は8時過ぎに大波が来ていた。

折井のお奨めの一曲として、DREAMS COME TRUEの「WINTER SONG」が。
11/3に行なわれる、東京タワーのクリスマスツリー点灯式のイベントで、ゲストの星野みちると一緒にクリスマスソングを2曲歌うとの事で、そのうちの一曲がこれ。
ミズノ氏が間違えて日本語バージョンの「雪のクリスマス」が掛けてしまう一と幕もありつつ。
ちなみにもう一曲は、ご存知「あなたとクリスマスイブ」。

カフェ・ラ・トゥールから一品頼むコーナーでは、「女の子にお奨め」「私のお気に入りの」と言う事で、ティー・フロートを。
折井曰く、上に乗ったソフトクリームがミルク感たっぷりで堪らないのだそうな。

カップルが互いに曲を送りあったり、家族連れが子供の誕生日のメッセージを添えてリクエストを送ったりしていて、リクエストが読まれ、曲が掛かるたびに、当事者から小さな歓声が上がっていた。
展望台と言う閉鎖空間の中でのみ流れる擬似ラジオのようなDJショーだが、折井は毎週小さな幸せを、聴くものに届けている。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

# テッド [土曜日にSKE48を観て「あなたとクリスマスイブ」を聴き感激。このオリジナルが聴けるなら何があっても東京タワーに行く..]

# Uwcipoep [ http://www.stlouisbusinesslist.com/business/5021837.ht..]


2008-10-24 さらに振り返る金曜 [長年日記]

_ 戸島花をどう書いてきたか その2

2006年、8/28

AKB48 チームA公演
サラサラストレートになった髪型に言及。
戸島は重馬場に強い。

2006年、9/2
差異について考える
メジャーデビューシングル「会いたかった」の選抜メンバーについての考察。
戸島が初めて選抜に入った。

2006年、10/31
AKB48 チームA公演
この間、二回チームAを見ているのだけれど、二回とも戸島は休み。
ハロウィンの話をしたらしい。

2006年、11/4
AKB48 1stコンサート 「会いたかった〜柱はないぜ!」(マチネ)
はじめてのホールコンサート。
戸島は「雨の動物園」でライオンを担当。 楽しそうにやっていたようだ。

飛んで2007年、1/2
今更乍ら昨年のAKB48を振り返る
戸島と浦野は客を見ているので目が合わないように気をつけている。
なんて書いてある。
実際、怖かった。

2007年、1/5
AKB48「柱の会」
暮れに出た給料で、漸くファンクラブに入会。
戸島の写真の話になると、口角筋の話になってしまう。

2007年、1/7
AKB48ファンクラブイベントゲーム大会 昼の部
ゲーム大会では戸島のチームになった。
戸島は夢が無い位化粧が上手くなっていて驚く。
実際、驚いた。

2007年、3/12
嘆きの天使
「春のちょっとだけ全国ツアー〜まだまだだぜAKB48!〜」二日目を見ての感想。
久し振りに戸島のソロパートが聴けたので、多少興奮気味に筆が走っている。

2007年、3/27
AKB48 チームA公演
戸島がボディコン衣装を着ていることの重要性を力説。
我ながら大人気ない。

2007年、4/18
告悔
唐突に戸島に謝罪。
大人気ない。

2007年、4/27
AKB48 チームA公演(マチネ)
カフェ観覧続きだったが、漸く中に入れた。

2007年、6/27
AKB48 チームA「ただいま 恋愛中」公演千秋楽
星野歓送で幼児退行する戸島。

2007年、7/8
AKB48 ひまわり組公演(マチネ)
戸島が出ないのは知った上で並びつつ、「なんだ戸島でねぇーのかよ!金返せ!!」などとヤサグレていたら、板野がブッ倒れて戸島が召集され、やっと戸島の出るひまわり組を見られた。
その割に感想らしい感想を書いていない。

2007年、7/15
AKB48 ひまわり組公演(昼夜)
荒天のお陰で昼夜二回廻し出来た日。
並んでチケット買って観ただけで精根尽き果ててしまい、感想らしい感想は無く。
戸島、コワイ。
私は何をそんなに怯えていたのだろうか。

2007年、7/16
AKB48 ひまわり組公演(昼夜)
この頃は戸島も小林の扱いに慣れておらず、暴走を止めるだけだったが、次第に上手く泳がせられるようになって行く。

2007年、8/11
AKB48 ひまわり組公演
戸島、夏風邪で半休

2007年、8/12
AKB48 ひまわり組公演(ソワレ)
引き続き夏風邪の戸島。

2007年、9/1
AKB48 ひまわり組公演(昼夜)
漸く本復して、前半の4曲も出られるようになったが、その分辛そうだったり。
「愛しさのdefense」に峯岸。 戸島と並ぶと凄かった。

大島(優)と秋元に「花ちゃんの体が好き」と言われた話など。

2007年、9/2
AKB48 ひまわり組公演(マチネ)
戸島は出ない日だが、戸島の話が幾つか。

2007年、9/4
AKB48 ひまわり組公演
駄菓子屋に行った事が無い戸島。

2007年、9/15
AKB48 ひまわり組公演(昼夜)
「ヒグラシノコイ」にて、戸島が代演。 これは凄かった。

2007年、9/22
AKB48 ひまわり組公演(昼夜)
兎に角、戸島について熱く。 それだけ良かったのだ。

今日もとりあへずここまで。


2008-10-23 振り返る木曜 [長年日記]

_ 戸島花をどう書いてきたか その1

ここ二日ばかり、戸島の事を考えていた。 まぁ、いろいろありまして。
そんな訳で「私にとって、戸島花とは何だったのか」、その辺りを振り返ってみることにした。

最初に戸島に関する記述が現われるのは、2006年の4/9の
AKB48(Aチーム)を忠臣蔵に例えると
だった。
この頃は大江と戸島が棒組で「おーとじ」と称していた。
忠臣蔵が判らないと何が何やらサッパリだとは思うが、あの頃はこう言う事を考える余裕があった。

次に戸島に関する記述が出てくるのは、2006年の5/28の
AKB48 Aチーム昼公演
さらっと触れただけだが、触れようにも見せ場らしい見せ場が無かった。

2006年、6/16の
AKB48 チームA公演
この間に「Aチーム」から「チームA」に呼称が変わっている。 こまごまと感想を書き始めたのは、この頃からだったようだ。
戸島のアルカイックスマイルなんて書いてある。

2006年、6/22.
DVDを借りて見る
初期「クラスメイト」に言及。
あの頃は休んでも歌入りオケがそのまま流れていたので、戸島が休んだ回に初めてあのパートを戸島が歌っていたことに友人が気付き、それから戸島の歌に聞き耳を立てるようになった。

2006年、6/24.
AKB48 チームA公演
「未来の扉」が終ってから「AKB48」のイントロでジャケットを脱ぎ損ねた事が。
ここは星野の隠れた見せ場で、脱ぎ損ねてバツの悪そうな顔をするのを楽しみにしていた。

2006年、6/27に忠臣蔵に続いてのネタ企画
AKB48 チームAを航空機に例えると
こう言うのを考えるのが好きなんですが、最近はそんな余裕も無いし、メンバーが増え過ぎて個々人に対する印象が相対的に希薄に成って来ていて、ネタも浮かばない。

2006年、7/12.
AKB48 チームA公演
この日は戸島の誕生日企画の日だったのだけれど、「涙の湘南」が渡邊から小嶋に差し替えられた日でもあった。
この日初めて、戸島の涙を見た。

2006年、7/23
AKB48 花やしきツアー
バスの中で戸島にお菓子を貰ったのを思い出した。

2006年、8/1
AKB48 チームA公演
戸島は浴衣の着こなしが上手かった。

2006年、8/2
AKB48 チームA公演
「アンコール…無しヨ!未遂事件」の日。
いつもと違って明らかに舞台の上の様子がおかしいのに、いつも通り陽気に盛り上がっている客席が気持ち悪くて、いつも以上に醒めた気分で公演を観ていたのを思い出す。
浴衣の戸島は、こまめに襟元や髪を直し、着崩さないように抑制した動きで踊りつつ、指先で柔らかくアクセントを付けていた。
この指先の動きが艶っぽくて、内心ドキドキしながら平静を装うのに苦労したのも、今では遠い想い出。

2006年、8/9
AKB48 チームA公演
私的千秋楽。
戸島が「業の深いヲタエピソード」を暴露されたと書いてあるが、肝心の内容が書いてない。 何をやっておるのか、私は。

2006年、8/21
AKB48 チームA夜公演
「誰かのために」公演二日目。
僞和風の曲で始まるのがそもそも不快だったし、相変わらず戸島は冷蔵庫の残り物で作ったごった煮みたいなユニットに放り込まれっぱなしで、どうにも楽しめる部分が少ない上に客が殺到してチケットが買い辛くて、相変わらずチームAとは縁の薄い日々が続く。

2006年、8/23
AKB48 チームA夜公演
他の人の話を聞いている時の戸島に言及。
感情を抑制しきれずに破綻した時の戸島は、実に良い表情だった。
戸島の出ていた「ライダー」について。
遠くない未来の「さようなら」を思いながら聴く。
と書いてある。

2006年、8/25
戸島の美意識
意地でも引っ込まないで直すってのが気に入った。
秋元だと、早めに見切りをつけて引き千切って投げ捨てている(そして小林が拾う)だろうと思う。

今晩はとりあへずここまで。


2008-10-22 [長年日記]

_ ワニブックス@モバイル 小林香菜「よのなか入門」 第17回

前週までの小林的宇宙論を踏まえて、はまぎん子供宇宙科学館へ。

先日の収録でテレビ屋に壊された足が本復しない為、松葉杖をついた小林が痛々しいのだけれど、表情が明るいのが救い。

宇宙についてのレクチュアの前に、宇宙化学館のアトラクションを体験する小林。 「月面ジャンプ」で1/6になった重力を体験し、壊れたような笑いこけ、「空間移動ユニット」を自分で動かして自分で驚いて固まる小林。
相変わらずアトラクションで遊んでいる間の小林は実に楽しそう。 松葉杖なんざ打っちゃらかして楽しそうに遊んでる。
この辺の写真は実に活き活きした表情なので、実際にご覧頂きたい。

最後に一転してこの世の終わりのようなドンヨリ顔の小林の写真で次週へ。
小林に何が起きたのかは次回のお楽しみ。
次回更新は10/23予定との事。

始まる前は携帯サイトの小さな写真と細切れの文章で小林の楽しさが伝わるかどうか不安だったのだけれど、回を追うごとに小林も慣れてきて、劇場で見られるあの「くるくる変わる表情」が出せるようになってきたし、サイズは小さいながらも小林の小林っぷりが伝わる写真は使われており、編集氏も小林の灰色の脳細胞から紡ぎだされる奇想天外な言葉たちを上手く構成して読み物にしている。
小林は良い仕事を貰ったと思う。

メンバーのバラ売り仕事も増え、それぞれの移籍先事務所がてんでバラバラに展開する囲い込み型のコンテンツ商法との競合も有り、色々大変だとは思うが(そもそも本誌が売れてくれないと困る)なんとか続いて欲しい連載である。


2008-10-19 [長年日記]

_ いまさら「ひまわり組 2nd」DVD鑑賞会

友人の新居にお邪魔して、今更乍ら「ひまわり 2nd」を鑑賞。
所謂「表公演」から見たのだけれど、前田と板野がこれでもか!と映っていて、如何にその辺を見ていなかったかを痛感。
汗をかかない前田と、やる気の無い表情をまったく見せない板野がなんとも嘘臭い。 特撮みたいだ。
気がつくと佐藤(由)とか佐藤(N)を目で追っていて、カメラが振られて切られ、画面が切り替わって切られ、徐々にストレスが溜まっていき、あまり楽しめないまま終了。

そのまま裏公演へ。 こちらは「私が見たいAKB48」(と早野の腹の肉が)テンコ盛り、感涙に咽びながら見た。
引きの画で見るコマタニの動きの美しさ、そこに戸島が居ることの安心感、これが無いA公演を、私は未だに想像出来ない。
息せき切って喋ると裏返る成田の声、ジタバタする大江、(ここには既に居ないが)リミッターを切ったような中西の激しくも儚く美しい動き、これらも過去のものになってしまった。

反面チームKには「私の見たいチームK」がより進化した形で残っている訳で、峯岸のシームレスな動きとか、常に手抜き無しの高橋とか、佐藤(由)の「かるみ」であるとか、敢えて見所を探さないと見る気が起きないチームAからは、益々足が遠のきそうだ。

青木正児先生も書いている通り「適口者珍」
口に合った物が、その人にとっての「美味しい物」であり、豪華オールスターキャスト+三階さんの「満漢全席」みたいなこれからのチームA公演よりも、地味だが噛むほどに味の出る「宍道湖七珍」みたいだったかつてのチームA公演が私の口には合っていたと言う事。 まぁ今更何を書いても詮無い事で、財布と相談して、少ない可処分所得を見たいものに重点配分しようと思う。

_ 週刊プレイボーイ第40号付録「AKB48秋葉所番付表」

現在のAKB48内での序列があからさまに出ているってんで、コンビニ巡りをして先程漸く手に入れた。 結局、最寄の店に有ったと言う皮肉。

チームAは前田・篠田・大島、小嶋・峯岸・板野と、ホリプロ尾木プロ太田プロの大看板が大きな扱い。
研究生からの昇格組は昇格した順に。
大看板と研究生の間に並んだ面子の後ろの4人が、先日辞めた連中なのを見て、啄木じゃないが「墨を塗りつつ秋風を聴く」心境に。

チームKは小野・宮澤・大島、河西・秋元・大堀が大きな扱い。 大島の前に宮澤が居て驚く。
以下、小林・増田・奥・梅田、松原・佐藤、野呂、早野。 昇格組はこちらも昇格した順。
小林が前頭筆頭みたいな位置に居て驚く。

チームBは渡辺・柏木・多田、仲川・浦野・平嶋が大きな扱い。
以下、仲谷・片山・米沢・松岡、早乙女・田名部・野口・井上の順。
昇格組はこちらも香盤の順。 名阪のコンサートで幕下付け出しみたいな扱いで華々しく登場した井上の前頭13枚目みたいな位置が悲しい。 井上とは対照的に、見えない力が働いているかのように高い松岡の位置に驚く。

研究生のページには、既に私の理解の範疇を超えた投資会社の格付け表みたいなのが載っている。
大きな扱いは、石田・小原・内田、中塚・高城、野中。
この高城と野中の扱いから、既に劇場での活動にはあまり重きが置かれていない事が見て取れる。
小原はともかく、「使える連中」の扱いが軒並み低い。
鈴木なんざ一番後ろだ。 最早「株」どころか「先物」の領域ですな。


2008-10-17 週末恒例 [長年日記]

_ Club 333 Night View DJ(DJ:折井あゆみ)

コンビニエンスストアで事前に入場券を買っておいたので、入場券売り場に出来た長蛇の列を横目にエレベーターへ直行。
お陰で七時半前には展望台に上がれた。

ここ二週「目当て」で来ている客が多く、人だかりがしているので、ステージ横のテーブルでも誰かしらリクエストを書いており、そこで更に人が立ち止まる良い循環で動いている。
常連客のリクエストも、一時期の耳を塞ぎたくなるようなものは減り(無くなっては居ない)、折井も話を拡げやすいものになってきている。

珍しくCDの音が飛んだり、曲を掛け間違えたりする日で、流石に折井も狼狽えていたが、狼狽えながらも何とか繋いでいたのは流石。

カフェ・ラ・トゥールから一品頼むコーナーでは、「最近嵌っているので」と、アイスココア。
テリヤキチキン・アンド・タマゴも気になるが、食べながら喋る訳にも行かないとのこと。

リクエストでレミオロメンの「粉雪」が掛かったのだけれど、丁度サビの部分で通りかかった女子二人組が、拳を固め、眉間に皺を寄せて、五木ひろしのような形で唄いながら歩いて行ったのが、自棄に可笑しかった。


2008-10-10 [長年日記]

_ Club 333 Night View DJ(DJ:折井あゆみ)

降ったり止んだりの一日だったが、三連休を前にして東京タワーを訪れる人は多かったようだ。
私が七時半前には、展望台への入場券売り場に列が出来ていた。

今日の折井は白いフワフワした帽子を被り、赤いチェックのシャツにベストを羽織って、足元はブーツ。
深まる秋を感じる着こなし。

目当てで来ている人もいつもより多かったが、立ち止まって見ている人が居れば行き交う人の興味も引く訳で、足を止めていく人も多く、その分リクエストも多い。
展望台の中に居る人の数は、エレベーターの運行にあわせて満ち足り引いたりするのだけれど、満ちてきたタイミングで誰かがリクエストを書いていると、後から来た人も何かしら書いて行く。
結局9時前まで当日のリクエストだけで番組が廻る、良い循環で動く日だった。
折井の表情も明るく、DJミズノ氏も何時になく饒舌。

リクエストで松田聖子の「時間旅行」が掛かった。
「些細な行き違いから20年前に別れた彼との思い出の曲」らしい。
二十年、長いようで短い。 他人事ながら甘く苦く切ない気分に。

カフェ・ラ・トゥールから一品頼むコーナーでは、今週もアイスココア。 例に依って「あっという間」に到着。 ガムシロップを一つ入れて、軽くステアしてから口に運んでいたが、一瞬素の「美味しい物を飲んだ顔」になるのが微笑ましい。
折井は毎週のように「飲み物のほかにもミルクプリンイチゴサンデーとか、女の子の喜びそうなメニューもあります。」とミルクプリンイチゴサンデーに言及するのだけれど、「食べてたら喋れないので」と軽く恨み節。
立って見ている我々のところにも、時折トーストを焼く香りが漂ってくるのだけれど、こちらも食べながら見られない。
いや、見られる席も有るにはあるのだけれど、トースト一枚で一時間半粘るのも野暮だ。

外に出たら、雨が降ってきた。


2008-10-09 「小林はわれわれの小林だけではなかった」 [長年日記]

_ ワニブックス@モバイル 小林香菜「よのなか入門」 第16回

あっという間に一週間。 小林的宇宙論の続きが更新された。

UFOを見たことがあると言い出す小林。 それは北関東によくあるパチ屋のアレでは無いかと突っ込みを入れようとした編集氏はハタと気付いて、「宇宙人は地球に居ないから宇宙人なのではないか」と小林に打てそうなボールを投げてみる。

すると何やら書き足す小林。 ・・・丸書いて中に人が沢山。

佐藤勝彦氏の「宇宙はわれわれの宇宙だけではなかった」を縮小解釈したかのような、「小林の宇宙=地球」 の隣に 「宇宙人の宇宙=地球’」

一見おかしいようだが、これもまた間違いではなく、大枠としての宇宙に我々の棲む地球と宇宙人の住む某惑星が並列に存在するのではなく、我々の棲む宇宙と宇宙人の棲む宇宙が並列に存在するとも考えられる訳だし、そもそも膨張宇宙論を逆算したビッグバン理論なんて、小林の鼻息一つで吹き飛んでしまうかもしれない。

困惑する編集氏をよそに、小林は例に依ってクルクルかわる表情で可愛くもアリ可愛く無くもアリ、好事家には堪らない山海の珍味みたいな写真がズラリ並んでいる。
眼福。

次回更新は10/12予定との事。


2008-10-07 [長年日記]

_ なりたい自分になると言う事

AKB48ばかり見過ぎていた所為か、AKB48至上主義と言うかAKB48絶対主義と言うかAKB48原理主義と言うか、まぁそう言うものに知らず知らず毒されてしまって、なりたい自分になるための方便の一つであるはずのAKB48を、その中に留まり続けて居なければ成らないもののように考えてしまっていた。
メンバーの方も、何者かになるためのAKB48だった筈が、何時の間にかAKB48であることそのものが自己目的化してしまっていたのではないだろうか。
勿論、AKB48でありつづける事のメリットもある訳で、その為に努力をするのも「アリ」だとは思うが、それは「その先」を見据えての物でなければならないと思う。
(大堀は「その先」まで見ていると思う)

ステージの上で(下でも)頑張った娘が、AKB48の中で必ずしも報われる訳ではない事は、2006年の2月19日の時点で既に明らかに成っている訳で、素人受けしない連中がいくら頑張ったところで、なかなかド真ん中には立たせてもらえない。
私が2nd以降のチームAをあまり見なくなったのも、その辺りの不快感があったからだった。
そんな中でも今回辞める5人は、よく粘って自分の色を出してきたと思う。
特に戸島。 あの無茶苦茶な状況の中でも高校を卒業し、チーム2を纏め、裏だなんだと言われつつも重要なパートを任され→こなし、事務所も決まり、ファシストの体操にも抜擢され、何時の間にか大学にも受かっていた。  まったく・・・、喰えない奴だ。
常に緊張している口角筋がふと緩んだ瞬間の、感情のゆらぎが立ちのぼって消えるようなあの表情が好きだった。

_ 公式ブログ 5人からのメッセージ

こちらに。
アメーバブログは過去記事が埋もれて探しづらいので自分用にメモ。

_ 独立

成田の挨拶の中に
これからは独立して芸能活動をしていきますので見守ってください
とあり、これが印象に残った。
史記の蘇秦傳にも
寧ろ鶏口と為るとも牛後と為る勿れ。(<諺曰>、寧爲鶏口勿爲牛後。)
とある。 頑張っていただきたい。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

# Dwightsa [priligy cialis <a href=http://dstvmediasales.com/sitemap...]


2008-10-06 [長年日記]

_ ワニブックス@モバイル 小林香菜「よのなか入門」 第15回

怪我で休演中の小林の言動に接する事の出来る貴重な連載が更新されている。
前回に続き「小林香菜、宇宙を語る」の巻。
「地球=宇宙」論が詳細に語られる。

「地球と宇宙って同じですよね」

小林ならではの大雑把な捉え方だけれど、小林にとっての宇宙≒世間(小林を取り巻く目に見えるもの)だと仮定すると、言わんとする事はなんとなく解る。
学問的には間違っているが、埼玉と東京を往復する小林の生活圏≒世間≒宇宙を中心とする天動説的宇宙観が見えてくる。
小林にとっては「埼玉=宇宙」なのかもしれない。
(「埼玉県地図さえ持っていれば、日本全国どこへ行っても大丈夫」と言うゆうきまさみの格言が思い出される。)

「宇宙の中に住んでいる」

「地球の中にも住んでいる」

「よって宇宙と地球は同じである」
と言う理屈。
小林が三段論法を使ったことに先ず驚く。

小林の説明は要領を得ないのだけれど、小林の語った事を細かく見てゆくと、直覚的に理解した事を上手く説明出来ないだけで、視点そのものは鋭い。
「夜」と「太陽」が何故地球図の上で並んでいるのか問われると、

「だって夜になったりするじゃないですか!」
「で、太陽だって見えるじゃないですか! だからどっちも"こっち"ですよ!!!」


無茶な事を言っている様では有るが、埴谷雄高の宇宙論にあるように、「未出現の宇宙」であったり「無出現の宇宙」であったり、多様な宇宙が存在したりしなかったりする事を考えてみると、「夜」も「太陽」も出現宇宙に"在る"ものであり、小林にとって"ある"ものは有り"ない"ものは無いのだから、"ある"ものである「太陽」も「夜」も

「どっちも"こっち"」

なのである。

「ぜんぶひとくくりなんですよ!!! 地面とか海とか太陽とか、全部ココに入ってるんですよ!!」

同じところにあるなら太陽まで歩いて行けるのかと問われて、太陽は海に沈むので泳げば行かれると言い出す小林。
水平線の彼方に沈んだ夕陽の行方を、我々は情報として知っている(つもりになっている)だけなので、自分の目で見たもの"だけ"に基づいて考えている小林を、安易に物知らずと馬鹿には出来ない。
ショーペンハウエルは自分で考え抜いた事のみが、その人の知識となると書いているが、それに照らすと情報を知識と取り違えている我々より、その総量はともかく知識の割合においては小林の方が上なのではなかろうか。

テレビ屋に壊された小林の脚の快復具合が気になるところであるが、次回更新は10/9予定とのこと。

_ 小林香菜「よのなか入門」 追記

この連載で凄いのは小林のくるくる変わる表情を捉えた写真。
普通のグラビアでは捨ててしまうようなカットも上手く拾っている。


2008-10-05 Ten Little Indians [長年日記]

_ Ten Little Indians

先日、チームBの井上奈瑠がその日の公演の最後で自ら発表して辞めた訳だが、今日のチームA公演にて大江朝美、駒谷仁美、戸島花、中西里菜、成田梨紗の5名が千秋楽を以って辞めるとの発表が有った由。
公式ブログでの発表はまだ(23:57現在)無く、これは見てきた友人からの伝聞。
ガチャガチャ売ってる暇があったら告知をきちんとして欲しいんだが、AKB48の活動の根幹を為す劇場公演やそれに関する広報より、ガチャガチャの方が重要であると判断しての事ならまぁ致し方無い。

長い事やっていれば、それはまぁトレードや任意引退だけでなく戦力外通告や自由契約があるのは判っていると言えば判っているのだけれど、事務所が決まらないまま辞めていくってのはどうにも切ない。

こうなってみると、一見唐突に見えた井上の件が一連の流れの中にあったように思えてくる。

明日も仕事なんだが、こんな日は飲まずに居られない。
虎の子のボウモアを引っ張り出して、ヴィソツキー聴きながら一杯だけ飲って、とっとと寝ようと思う。

ハナニアラシノタトエモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ

_ 追記と言うかなんと言うか

ガチャガチャに関する記述は、読み返すと八つ当たりに等しいのだけれど、あえてそのままにしておく。
友人の一人が「今のAKB48を楽しいと言えるのは、本当に楽しかった頃を知らない人たちですよ。」と言っていたのを思い出す。
あれから更に一年。 皆さん、楽しいですか?


2008-10-04 The show must go on. [長年日記]

_ AKB48 チームB公演(おやつ)

籤運良く、4列目真ん中辺り。
座布団の上には、チームB尾木プロ4人組のユニット「渡り廊下走り隊」のチラシ。 以前なら鞄にしまえば良かったが、持ち込めないからこう言うときに困る。 仲川がもっともらしい顔で写っているのが可笑しい。
これも状況次第では5人組だった訳か・・・。

私が見に来ないうちに井上が辞めており、松岡がまた休んでまた復帰していた。
"The show must go on." と言うか「犬は吠えるがキャラバンは進む」と言うか、遣り切れない乾いた気分を引き摺ったまま観覧。

何やら収録が有ったらしく、柏木と渡辺と指原が休み。 休みの告知で指原の名前が出たのを初めて見た。 
一部休演と公式ブログに書かれていた佐伯は両膝をぐるぐるとテーピングで固定。 私が見る限りにおいて、全部出ていたように思う。

「天使のしっぽ」
多田が居るのに、曲が始まったら石田が出て来て驚く。
振りも大きくなり、表情に余裕も出て来てはいて、仲谷と並んでも「ダメダコリャ」と言う感じには成らなくなっていた。
見た目に実力が付いて来つつある。

「パジャマドライブ」
玉突き人事で渡辺パートに多田。
衣装は何時の間にかコート着用に戻っていて、季節の流れを感じる。
多田は緩急強弱の付いた綺麗な動き。 仲川はどうだか判らないが、その他の尾木プロ組の三人はモラルが高いので、代演になろうと何だろうと安心して見ていられる。

「純情主義」
井上が抜けた穴には仲谷。 これが実に良かった。
天使のしっぽの可憐な動きから一転して、強く大きく。
片山だけが頭抜けていた感が有ったが、バランスが良くなった。
研究生がチームAの穴埋めのレッスンで忙しいのか、バックダンサーは石田以外チームBの連中。
下手に早乙女、石田、田名部、上手に野口と米沢。
研究生より、なんとなくギラギラした感じなのは「渚のCHERRY」で辛酸を舐めた連中が並んでいる所為か。

「てもでもの涙」
柏木の位置に仁藤。
仁藤は自己紹介の際に今日のテーマとして「振りを大きく」と話していたが、きちんと実践。
仁藤に対する声援が予想以上に大きくて驚いたのだけれど、新らし物好きの客の心理もさる事ながら、AでもBでも一部のメンバーに時折見られた「低いレベルで安定した手馴れた感じ」が無いのが客の心を掴むのだと思う。
仁藤のみならず、研究生の連中は自己紹介の順番待ちの時間に不貞腐れたように立っている事なぞ先ず無い。

「鏡の中のジャンヌ・ダルク」
指原も休みなので、真ん中に瓜屋。
特に動きが良い訳ではなく、むしろもっさりした感じすらしたのだけれど、今日の瓜屋は今まで見た中で一番良かった。
良かったと言うか、今出来る事を精一杯やっているのが伝わって来たと言うか。 微笑を絶やさない仁藤や自信たっぷりな石田と較べると、余裕の無い硬い表情だったりするのだけれど、何と言うか味のある表情をしていた。

間繋ぎでは、早乙女に罰ゲームをさせるために仕込まれた「成瀬理沙ゲーム」で、予定調和の罰ゲーム。
罰ゲームは「格好つけて童謡を唄う」と言うものだったが、歌詞がわからなくなって詰まると「やり切れ、早乙女!」と米沢あたりから突っ込。
早乙女はなんとかやり切って、ちと弱いが落ちはち付けていた。

研究生と研究生上がりの仁藤は出入りが激しく、後半の全体曲は出たり出なかったり。
そんなこんなでアンコール明けの研究生コーナーは無し。
石田も瓜屋もチームBの自己紹介には出させてもらっていたので実害は無く。

「白いシャツ」で終演。
渡り廊下の三人が最後まで残って挨拶をして掃けてから「大声ダイヤモンド」のPV上映。

「大声ダイヤモンド」PV
話には聞いていたが、まったく知らん人が大写しになって驚く。 「あぁ、秋元だな・・・。」と醒めた気分で最後まで。
小芝居たっぷりなのだけれど、脇に廻って光る宮澤や大島(優)や秋元にチームKの強さを感じた。

女子高の文化祭で出し物をやる設定なのだけれど、振り付けが憶えられなくてしつこく反復練習をさせられた前田がキレてトンズラをこくシーンが有り、あまりにリアルな黒前田っぷりに驚く。

その他大勢の役で、そこかしこに井上が写っている。
このタイミングでは編集で消せなかったのだろう。 井上の名前はCDに記載されるのだろうか?
虎死して皮を残す。


2008-10-03 深まる秋 [長年日記]

_ Club 333 Night View DJ(DJ:折井あゆみ)

19:30過ぎにスタート。
今日の折井は秋らしい色のワンピースにファーのベスト。 髪は真っ直ぐ肩に垂らして、足元はブーツ。

席に着くと先ず、マイクの高さと向きを調整。 このあたりはレギュラーならではの細かい仕事で、誰か代打で入ると大抵疎かになる。

通りすがる客が多い割にリクエストを書いて行く人が少ない日だった。
その日その場に居る人の多寡に関わらず、リクエストが多い日は多いし少ない日は少ないのだけれど、今日に限ってはリクエストを書く机を長時間占拠していたオタンコナスの影響が有ったと思う。
仮にもファンだと高言するなら、折井の仕事の邪魔をしないってのは最低限持つべきモラルだと思うのだけれど、自己顕示の為なら折井を踏みつけにして平気の平左であると言う事が、奴さんが常人ではないと言う事を如実に示している。

距離が近いとは言え接客系のイベントでは無いし、折井は既にアイドルと言う括りには入らないかもしれないし、喋って曲を掛ける「だけ」と言えばそれまでのイベントなのだけれど、四季折々また時間や天候に依っても変化する東京タワーからの眺望は素晴らしいし、ミズノ氏の選曲はハイセンスだし、折井の声は耳に心地良いし、無作法な観光客が騒ぎ出す事もあるが、それ以外は精神衛生に悪影響を及ぼすような事は前述の特定個人の言動くらいしか無いので、+−で言えば確実に+に振れる、見て損は無いイベントだと思う。

AKB48劇場も仕事帰りにふらっと寄って入れた時代はとうに過ぎ去り、カフェすら劇場の中で起こっている事には興味の無い向きが屯するただの薄暗い歓談スペースになってしまっている事を考えると、何時行ってもそれなりの場所で見られる Night View DJ は、完全な代替には成り得ないとしても、それなりに受け皿には成りうると思う。
「メールが当たらない」「カフェが煩い」と嘆く前に、一度東京タワーへ是非。

東京タワーのライトアップが、夏用の白いものから秋冬用の暖色のものに変わったとの事。
これが窓枠にも反射するので、夜景の見え方も少し変わってくる。

カフェ・ラ・トゥールから一品頼むコーナーでは、「ちょっとアイスが食べたい気分なので・・・」と、抹茶フロート。
この抹茶フロート、甘さ控えめに成っていてガムシロップで調整するので、甘いものが苦手な男性にもお奨めと折井。

秋も深まり、空気も澄んで来て、遠く千葉方面まで見渡せるようになって来た。
八時半頃には、ネズミーランドの花火も、小さくだが見える。


2008-09-26 澄んだ空気 [長年日記]

_ Club 333 Night View DJ(DJ:折井あゆみ)

例によって東京タワーへ。
駅から歩く道すがら、コンビニエンスストアでお茶を買おうと思ったら「東京タワー割引入場券あります」の貼紙。
通常、大人820円のところ、740円になる。 たかが80円、されど80円。 毎週昇ることを考えるとバカにならない。

週末の東京タワー。 給料でも出やがったのか、いつもよりカップル率高目。
折井が冒頭で簡単にプロフィールを紹介するのだけれど、「AKB48と言うアイドルグループを卒業して・・・」のくだりで、隣に居たカップルが「おー、スゲえ!!」と盛り上がっていた。 AKBもメジャーになったと言うことか。

秋が深まり、空気が澄んできた所為か、薄曇りながら千葉の奥のほうまで見渡せた。
晴海埠頭あたりの水面に映る船の灯りも見えるくらい。

断続的に通り掛るカップルがリクエストを書いて行き、立ち止まる人が少ない割りにリクエストは多かったようだ。 一と組足を止めると、釣られてもう一と組足を止めるのが面白い。

カフェ・ラ・トゥールから一品頼むコーナーでは、珍しくアイスココア。
いつもは事前に考えているようだったが、今日はその場で選んでいた。
例によって「あっという間」に届いたアイスココア。 曲の間に口に入れて目を見張る折井。 それだけ美味しかったと言う事らしい。
こうした表情の細かい変化も楽しい。

折井のプロ意識が垣間見られるのは、話を広げにくいリクエストや挙動不審な客が粘着したときの対応。
ほとんど負の感情を出さず、冷静に対処している。

目を覆いたくなるような瞬間ってのが、行けば一度はあるのだけれど、目を伏せることは有っても、表情には殆ど感情を表さずに遣り過ごしている。
プロだ。


2008-09-25 宇宙のファンタジー [長年日記]

_ ワニブックス@モバイル 小林香菜「よのなか入門」 第14回

そろそろ昼休みと言う時間に、ワニブックス@モバイルのメールマガジンが届いた。
「あぁ、今日は小林連載の更新日だったなぁ・・・」ってんで、読んでみたら

「本日は白石美帆さんの連載を更新云々」

ズッコケた。

そんなこんなで小林の「よのなか入門」も回を重ねて14回。
今回から「〜めぐりあい宇宙編〜」がスタート。

以前、小林に地球の絵を描かせたら、地球に台が付いていたことがあったのだけれど、今回はそのあたりを掘り下げて「小林的宇宙観」を探るところから。

地球ではなく「地球儀」ではないかと問いかける担当編集氏に
「私が見る地球はこうですよ!」
と言い放つ小林。
実際の地球は土台とかは無くて、宙に浮いていて・・・と説明する担当編集氏に
「何で宙に浮くんですか!?」
とトドメを刺す小林。

で、まぁさらに奇想天外な遣り取りがありつつ、小林的地球図が描かれる訳なのだけれど、これは是非ご自分の目で確認していただきたい。
地球儀的地球図に「光」「朝」「太陽」「夜」等の文字を配して地球を表現。
とぐろを巻いた蛇の上に乗った亀の甲羅に象が乗り、その上に半球状の地球が乗った古代インドの地球図よりさらに抽象的であり、遠近法を超克したキュビスム的視点を意図せず駆使して「宇宙=地球」と言う小林的世界観を表した怪作。
小林先生、「なぜ地球に太陽がひっついているのか」と担当編集氏に問われて曰く

「宇宙って、地球と一緒ですよね」
「宇宙って、地球と一緒ですよね」
「宇宙って、地球と一緒ですよね」
「宇宙って、地球と一緒ですよね」
「宇宙って、地球と一緒ですよね」
「・・・、・・・・・・・・」

近代どころか、近世も中世も飛び越えて、先入観や予備知識無しに直接事物と向き合う古代ギリシャの哲学者と同じやり方で、自分を取り巻く世界を捉える小林。

我々が知識(だと思い込んでいる「情報」)として知っている事に照らして小林の言動を見ると奇異に感じることはまま有るが、それを取っ払って小林の言に耳を傾けると、実に示唆に富んでいる。

試しに図書館(もしくは本屋)に行って、ディオゲネス・ラエルティオスの「ギリシア哲学者列伝」をパラッとめくってみて欲しい。
小林より小林っぽい逸話が沢山見つかるはずだ。

_ AKB48 チームK公演(カフェ観覧)

小林宛のファンレターを劇場のインホネーション(※小林語で「インフォメーション」の意)に預けに行ったついでに、カフェで暫し観覧。

話には聞いていたが、既に公演にあぶれた人が中の音に聞き耳を立てるような状況ではなく、何をしに来たのだか解らない人たちが歓談しており、MCどころか歌すら聴き取れない。

居るだけ不愉快なので、ユニット曲が終わったあたりで退散。

ユニット曲の小林パートは奥が担当。
小林の真似ではなく、上から目線の鼻持ちならない子供っぷりを常軌を逸した可愛らしさで帳消しにする奥ならではの持ち味を出していた。

佐藤の喋るときの立ち方や客との向き合い方が綺麗。 喋る姿がさまになってきた。

秋元は大きくは無い画面でも、どこからどう見ても秋元。 大胆且つ繊細。

宮澤の足の長さを生かした動きが美しかった。
重心の高さを上手く活かした腰づかいの妙。

仁藤の自己紹介はカフェでも聞き取れた。
張らなくても通る声質なのか。

_ 訂正

宮澤の「澤」の字が間違っておりました。
失礼致しました。

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# 佐江ちゃんファンです [初めてコメントかかせていただきます。 すごく細かいことで非常に恐縮なんですが・・・ 佐江ちゃんの名字は「宮澤」です。..]

# 佐江ちゃんファンです [黒田さんの書かれている内容がとても好きで、 納得出来ることだけに、 気になってしまって・・・すみませんでした。 あり..]


2008-09-19 [長年日記]

_ Club 333 Night View DJ(DJ:折井あゆみ)

台風が近付く中、東京タワーへ。
この天気の中東京タワーに昇ろうという日本人は少ないらしく、外国からのお客さんが目に付く。

雨と言うこともあってか、折井の髪は両肩にサラリ垂らしたストレートで大人っぽく。

エレベーターが着いて暫くすると客がワッと増えて、波が引くようにすーっと減って行き、またワッと増える。
この繰り返しでステージ前の客もかなり増減するのだけれど、この客の満ち引きに合わせてさり気なく喋り方を変えている。
その所為なのか何なのか、東京タワー内に居る人の数そのものが少なくて、ステージ前を通りすがる人は少ないながらも、ジュークボックスリクエストを書いていく率は高かった。

今日の折井のお勧めの一曲は、星野みちるの「ガンバレ!」。
「この曲で何度泣いたかわからない」と折井。 我々も何度泣いたかわからない。
歌詞は秋元なので然程感興を催すものではないが、星野みちるの声は胸に迫るものがあり、何度聞いても涙腺が刺激される。

カフェ・ラ・トゥールから一品頼むコーナーでは、「一寸冷えてきたので」てんでホットミルク。
「久しぶりですねぇ」とミズノ氏。

去年の春、小林さくらの代打で初めてこの仕事をした折井が頼んだのがこのホットミルクだった。
あの時は緊張していて碌に口も付けられなかったが、今日は曲が掛かっている間に口に運ぶ余裕があった。
唇に膜が付いたのか、一と口飲んでから一瞬たじろぐ折井。 微笑ましい光景。


2008-09-18 [長年日記]

_ ワニブックス@モバイル 小林香菜「よのなか入門」 第13回

今回まで、間繋ぎ企画のお絵描き大会。
間繋ぎと言ってもそこは小林。 期待に違わぬ小林っぷりで今回も楽しく。

先ずは前回の続きで「100年後の未来」。
年老いた自分じゃなくて、未来の世の中をって事で描かれたのは動く歩道だらけの世界。
動くのが面倒臭いから飛行機もヘリコプターも電車価格で乗れる世の中。 埼玉の奥地から通ってくる小林らしい発想。
何やら家らしきものが描かれているのだけれど、これはスーパー。 スーパーがあれば暮らしていけるのだろう。 安上がりでよろしい。

次のテーマは「大ブレイク」。
小林的「大ブレイク」とは、テレビと雑誌とCD。
テレビはクイズ番組。 例に依って「KAアイドル(クイズ大好きアイドル)」と注釈付き。
小林が出られるクイズ番組となると、「史上最低のクイズ王決定戦」くらいしか思い浮かばない。

CDは3人くらいのユニットで、あくまでセンター。 ソロじゃないのは「歌の下手なのが目立つから」。
謙虚なんだか傲慢なんだか微妙なところがまた小林らしい。

最後のお題は「埼玉県」。
なにやら丸いものを描く小林。 書き足された注釈は「草加せんべい」
小林が「草加」を漢字で正しく書けた事に驚いた。

次週からいよいよ「めぐりあい宇宙編」。
この次週予告のページに小林的地球図を持って微笑む小林の写真が使われているのだけれど、初回に撮ったと思われる表紙のページの硬い笑顔と較べていただくと、小林がこの現場に順応してきているのがお分かり頂けると思う。
劇場の小林は更に凄い訳だが、サッパリ観に行けない現状では、その片鱗が窺えるだけでも有り難い企画。 長く続く事を祈らずにはいられない。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

# かな推し [私もペトリ堂さんのこの日記が長く続く事を祈らずにいられません。]


2008-09-12 すっかり、秋。 [長年日記]

_ Club 333 Night View DJ(DJ:折井あゆみ)

サニーデイ・サービスの「万華鏡」でスタート。 一般客のジュークボックスリクエストで掛かる曲はベタな物が多いが、ミズノ氏の選曲センスは実に良い。

折井はホットパンツだけれど足元はブーツ。 夏のような秋のような。

「小さい頃から治らない癖は何かありますか?」と言う質問に、
「うつ伏せになって、なるべく小さくなって布団を頭からかぶって寝ること」
と答えていた。 例によって薄倖そうなエピソード。

カフェ・ラ・トゥールから一品頼むコーナーでは、期間限定の「お月見スイーツ」を注文。
これはアイス・グリーンティーと最中と白玉のセット。
感想を言う為に、曲の間に急いで食べようとして飲み込めず。目を白黒させて狼狽えるさまが微笑ましかった。

大展望台では、座るところが基本的にカフェしか無いので客は基本的に回遊しているのだけれど、ステージの前に居るその時々の客の濃淡にあわせてしゃべり方や客の煽り方を変えられるようになってきた。
今日もミズノ氏ともども良い仕事。

_ 更新情報

9/5分も併せて更新。

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# テッド [折井さん、趣味が弓道と私と同じなので是非1度は観に行きたい。でも不思議と金曜日は抽選に当たるので行けません。]


2008-09-11 [長年日記]

_ ワニブックス@モバイル 小林香菜「よのなか入門」 第11回

下書きのまま、気がつくと一週間経ってしまっていた。

まだまだ続く晩夏の特別編。 今回は「小林香菜、二宮金次郎を語る」の巻。

そこら中に二宮金次郎の銅像がある町で育った小林は、二宮金次郎像が好きだ。
しかしと言うか当然と言うか、二宮尊徳先生が何をした人かは全く知らない。 知らないどころか伊能忠敬と混同している始末。

例の展開で「絵に描いてみましょう」。
出來た絵がまた小林ならではのうろ覚えどころか虚構の二宮金次郎。
オマケに表記が「金じ路」 しかも足偏に各じゃなくてマロ。 簡体字作った中国人もビックリだ。

好きな事を語る小林は、空前の良い笑顔。

_ ワニブックス@モバイル 小林香菜「よのなか入門」 第12回

前回のレビューを書こうと思って覗いたら、更新されていた。
今回は「お絵描き大会」

最初のお題は「天国」と「地獄」
描き忘れて描き足した地獄の鬼はネコにしか見えない。
小林が描くと、むしろ地獄の方が楽しそうなのが面白い。

次なるお題は「100年後の未来」
何故かヒト(・・・のようなもの)を描く小林。
100年後の自分なのだそうな。
「100年後の未来」と言われて、「100年後の世の中」ではなくて、「100年後の自分」を描く所がまた小林らしい。

次回も引き続きお絵描き大会。 次々回、9/25更新分から宇宙編スタートとのこと。


2008-09-07 [長年日記]

_ AKB48 チームK公演(ソワレ)

六月の頭に見て以来、久々のチームK公演。 タイミングが合わなかったり、当たらなかったり、金が無かったりして、漸く二回目。 裏を返せた。

入場抽選の籤運は悪く、呼ばれるのは遅かったが割と前の方に。

影アナは、低い声でネットリと。 野呂かと思ったら大堀。

オーバーチュアから幕が開いて一曲目が始まり、舞台から押し寄せる「やる気」に慄然とする。 メモんなんざ採るだけ野暮。 観る事に集中した。

秋元、大島、小野、河西、増田、宮澤が休演。 飛車角落ちどころか、六枚駒落として1/3が研究生。
それでも研究生公演にならずにチームKの色にしていた。
研究生の中には動きが揃わないのも居たが、それでも一つの公演を作り上げようとする統一した意思のようなものは有り、拙くとも持てる力を出し切ろうとするひたむきさが漲った、良い公演だった。

あたたかい空気、お座成りでないアンコールetc...
とりあへず、「良かった」と言う事だけは書いておきたい。

_ 研究生雑感

全体が見渡せない位置に居たので、総勢何人出たのか判らないが、冨田、仁藤、瓜屋、藤本、畑山あたりは確認。 大家はバックダンサーの格好で終演の手繋ぎ挨拶に出ていたって事は、バックダンサーだけだったのかも知れないが、兎に角それぞれ出来る事を目一杯やっていて、秋元才加にトイレに流されてしまいそうな気の抜けた動きをする者は居なかった。
粗が無い訳では無いが、よくやっていたと思う。

特に目に付いたのは冨田。
他で見たときはピンと来なかったが、チームKでの冨田は実に良かった。

部分出演でその片鱗しか見えなかったのは残念だったが、仁藤の評価が高いのも理解できた。 じっくり見たい。

畑山も、あやふやな部分はありつつも、常に目は生きていた。

_ AKB48 チームK公演(ソワレ 追記)

三回公演の三回目なので、曲間は長めに時間をとって喋らせているのだけれど、佐藤と野呂が良い仕事。
状況に依ってボケたり突っ込んだりキレたりする野呂も良かったが、仕込んで落とす佐藤に感心した。
野呂は膨張しているのが目に付いたが、三回公演の三回目でもしっかり動けているし、喋っても頭は回っているし、目も死んでいない。

ユニットコーナーはチームKのメンバーで休演部分を補っているのだけれど、これも良かった。

秋元や大島の華やかさは無いのだけれど、格落ち感は無く、そこに秋元や大島が入ることを知らない人が見れば違和感を感じないくらい自然に歌って踊っていた。

やる気は漲っているが気負い込んだ重苦しさは無く、目に入るもの全てが輝きを放っていて、舞台から一瞬たりとも目が離せない。

公演が終って外へ出たら、急に酒が飲みたくなった。
酒が飲みたいというか、誰かと祝杯を挙げたい。 そんな気分にさせる、今年一番の素晴らしい公演だった。

_ レスなど

カギさん
求められるものが大きければ大きいほど頑張れる子なのでは無いかと思いました。
ルビコンを渡った者の強さと言うか、肚が出来てますね。
Aに行って朱に交わらない事を願うばかりであります。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

# カギ [やっぱり冨田さんですよね(^_^)。我が意を得たりという感じです。冨田さんはほかの公演でも頑張っているのですが、K-..]

# Dwightsa [legal online viagra <a href=http://dstvmediasales.com/sit..]


2008-09-06 一と月一と昔 [長年日記]

_ AKB48 チームB公演(マチネ)

7/26以来のAKB48。 その間に菊地彩香が休演し、馘首された。
私にとっては菊地の居ない初めての公演となる。

のんびり朝寝をしていたら既に昼に成りかかっていて、押っ取り刀で秋葉原。
キャンセル待ちだったが、何とか抽選枠内で入る事は出來た。

比較的早めに呼ばれてセンターブロック4列目。 まずまずの席。

影アナは佐伯だったが、名乗るまで誰だか分からなかった。 佐伯と言うと、切羽詰ったような感じで喋るような印象があったのだけれど、落ち着いた語り口になっていた。

今日は多田と渡辺が全休。 加えて浦野と平嶋がマチネを休演。 その分代演で何人か入っていたのだけれど、扱いの違いに遣り切れなさを感じた(後述)。

休演の多田パートには石田、渡辺パートには北原。 誰のパートだか分からないが瓜屋も入っていた。 この3人は自己紹介も有り。
チームBに昇格した事になっている指原はユニット曲のみ菊地パート。 あとは研究生枠のバックダンサーとしての出演だった。 同時期に昇格した仁藤に到っては、影も形も無かった。

北原は渡辺の出るところには全て出ていたが、石田は相変わらず出たり引っ込んだり。
初めて出た日の「操り三番叟」みたいな動きに較べると、だいぶ見られるようにはなったが、まだまだ立ち位置と振り付けはあやふや。 それでも愛嬌を振りまく余裕は出ていた。
これを「可」とするか「否」とするかは人それぞれだろうが、私はよろしくないと思う。

自己紹介のお題は、「移ろわないもの」。 田名部の答えが秀逸。
「一生ダミ声です。」 爽やかな自虐。

石田と瓜屋は、「研究生の何某です」と名乗る訳だが、北原が「チームAの北原里英です。」と名乗っていて驚く。
名目上は昇格しつつも、実際の役回りは研究生なのは判っているが、チームAから代演に出るってのは初めて見た。
指原はと言うと、研究生コーナーに出て来て「大分県出身、17歳の指原莉乃です。」
あの状況で「チームBの」とは言い難いのかも知れないが、研究生でもなく正規メンバーでも無い宙ぶらりんな感じが居たたまれない。
この辺り、「研究生」と言うものも含めて、チーム制度が有名無実化して来ているのを象徴しているように感じた。

「天使のしっぽ」
多田パートに石田。 一と通りの振り付けは憶えたようだったが、立ち位置は覚束ない様子。 手を放した位置は悪かったが、何とか風船は天井の隙間に収まってくれた。
仲谷や野口と較べると、衣装の尻尾の揺れ方が不規則で、小さい。 基本的なステップがきちんと踏めていない事が見て取れる。
確かに「可愛いは正義」なんだが、正義だけ振り回されると鼻に付く。
脚が長い事もあってか、野口は尻尾の扱いが上手く、一と際大きく揺れる。
仲谷は振り付け全体が丁寧で美しく、表情も多彩。

「パジャマドライブ」
渡辺パートに北原。 平嶋パートは代役無し。
平嶋パートの歌は二人で分担したらしく、仲川の歌をたっぷり聴けた。
仲川リサイタル。
北原は意外に上手かった。
北原は、便利屋として色々やらされている所為か、細部の詰めが甘い部分はあるが、指先まで神経を通わせた繊細さと、手足を大きく動かす大胆さの両方があり、非常に良かった。

「純情主義」
途中で軽くハウリングが起きて気付いたが、生歌率高目。
聞き耳を立ててみたが、片山の歌唱は激しい動きの中でも殆ど破綻しなかった。
研究生が気になりつつも、片山を見てしまう。
バックダンサーで誰が出ているのか見たら、指原が居て驚く。

「てもでもの涙」
柏木は、伸びた前髪を六分四分にわけて、以前より眉が出て表情が良く見えるようになっていた。
逆に佐伯は髪で顔を小さく囲い過ぎて表情は見え辛いが、肩の力が適度に抜けて柔らか味が出ていたように感じた。

「鏡の中のジャンヌ・ダルク」
斬られた馬謖の後釜で真ん中に指原。 休演の浦野パートには仲谷。
仲谷が実に良かった。 代役である事を感じさせぬ出来で、田名部、早乙女、米沢も演り易そうだった。
指原は何となく演り難そうな感じ。
前任者の辞め方も後味が悪かったし、出番がここだけと言うのも哀れ。
曲の後の間繋ぎでは、指原の考えたお題で進行。 それなりの配慮はなされているようだ。

「僕の桜」
休演が多いので生歌祭り。 片山が上手いのは判っていたが、米沢が思ったより上手かった。

暗転するとすぐに、散発的な拍手から自然発生的にアンコール。 ここ迄は良かったんだが、野暮天が頓狂な声で
「アンコール行くぞー」
こんなのは蛇足も良いトコであって、叫びたきゃ始まった手拍子に乗せて「アンコール」なり「サンポール」なり被せて叫びゃ良いんで、一々「あんこーるいくぞー」なんて間抜けな仕切り直しは、好い加減止めにしていただきたい。

アンコール前の研究生コーナーは、代役出演が多い所為か、四人。
この中に指原が入っているのが前述の中途半端感に繋がる。

アンコールから休演と告知されていた平嶋が出てきた。
上背が有る訳でもなく、顔立ちも地味な方だが、この人が舞台の上に居ると空気が変わる。
良い感じで盛り上がって終演。
欠けたピースを埋めるのに腐心する重苦しさが基調低音としてあったような公演だったが、平嶋の登場でで空気が変わって、後味良く終れた。


2008-09-05 遡って更新 [長年日記]

_ Club 333 Night View DJ(DJ:折井あゆみ)

残業だなんだで定時離脱に失敗。 小走りに増上寺の脇を抜けながら、秋の虫の声に驚く。
昼間はまだまだ暑いが、何時の間にやら秋が来ていた。

19:45頃、大展望台着。
夏休みが終わった反動なのか、何時に無く人の少ない東京タワー。 カフェ・ラ・トゥールも空席が目立つ。

今日は花柄のチュニックにホットパンツ。 髪もだいぶ伸びた。
髪が伸びると、折井の顔の小さいのが際立つ。

一般客が少ない割に、リクエストは早々と八時前に締め切っていたが、リクエストが少ない訳でもなく、番組としてはしっかり成り立っていた。
折井のリクエストからの話題の拾い方・拡げ方が上手くなっているので、安心して見ていられる。

カフェ・ラ・トゥールから一品頼むコーナーでは、「たまにはシンプルも良いかな・・・と」てんでオレンジジュース。 いつも以上の「あっと言う間」に届いていた。

東京タワーから見える好きな景色の話になり、東南面、お台場方向を推す折井に対し、DJミズノ氏は西南面、夕方の横浜富士山方向。 今日もミズノ氏の発言が興味深い。

そのミズノ氏の選曲で Earth, Wind & Fire の「september」が掛かって、ここでも秋を感じた訳なのだけれど、折井は Earth, Wind & Fire を「あーす。 ういんどあんどふぁいやー」と読んでいて一寸驚く。 Earth と Wind と Fire は並列なので、続けて読むんだけど、折井の歳じゃこんなバンド知らないか・・・。


2008-09-03 赤道直下、マーシャル群島 [長年日記]

_ 失礼な話

帰宅したら、午後2時過ぎのタイムスタンプで、メールが届いていた。
鈴木土下左衛門 様

いつも「柱の会」をご愛顧いただき誠にありがとうございます。

突然の連絡にて申し訳ございませんが、システム調整の不具合により 鈴木様のID:dogeza@dogeza.net が使用出来ない状態となってしまいました。

至急ID・パスワードを手配しましたので、メールにて後ほど送信いたします。

この度は大変申し訳ございません。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
AKB48オフィシャルショップ
(後略)

日付が変わった今現在、IDもパスワードもヘッタクレも送られて来ていない。
長い「後ほど」だネ。
(追記:翌日の午前中には、新しいIDとパスワードが送られて来ていた。)

_ ワニブックス@モバイル 小林香菜「よのなか入門」 第10回

小林の「よのなか入門」も、回を重ねて早くも10回。
今週もクイズ大会の続き。
エジソンの写真(1:9分けの無理の有る髪型の奴)を見せて「この人は誰?」
小林の答えは「ブッシュ大頭りょう」。 スケッチブックを掲げて良い笑顔。
正解は「海原はるか」な訳だが、それはさておき。 次なる問題はアインシュタインのベロ出し写真を見せて「この人は誰?」。
ひとしきりバカ受けしたあと「音楽系の雑誌ですよね?」
まぁ、ジーン・シモンズに見えない事もない。
小林の答えは「ペリー」。 小学校の時の社会科のテストで、「米将軍と呼ばれたのは誰か」と言う設問に「ペリー」と書いた奴が居たのを思い出した。
ちなみに小林は歴史上の人物では、ペリーと卑弥呼と二宮金次郎しか知らないらしい。

良い笑顔から眉間に皺を寄せて考え込む微妙な表情まで、写真は相変わらず良い。
次回更新は9/4。

_ アップトゥボーイ 10月号 拾遺

先日、研究生からチームAへの昇格が決まった北原里英で2P。
渡辺麻友の代役で初めて舞台に立った日からソツ無くこなしている所しか見たことが無かったのだけれど、このグラビアで初めて隙の有る表情を見た。
とりあへず笑ってみたような硬い笑顔であったり、どうして良いか判らない不安げな表情であったり、北原の原石としての可憐さが出ていて唸った。
気を抜いて笑うと上の歯が一列ズラリと見えるのだけれど、撮られる表情を工夫し始めると、笑い方も変わってくるのだろう。
仲川遥香もそうだが、「色は黒いが、南洋じゃ美人」。


2008-08-25 [長年日記]

_ 雑誌レビュー「アップトゥボーイ 10月号」

長くなるので結論から先に書く。 予想外に良かった。
写真を「見る専門の人」の嗜好には合わないかもしれないが、撮る人は見ておいたほうが良い。
特にお仕着せの撮影会で撮るニコパチには飽き足らなくなってしまった人には強くお奨めしたい。
撮影技術に特化した雑誌より、技術に於いても構図を切るセンスに於いても、撮る上でのヒントは多いと思う。

前号は「歌姫復権」だったが、今号「キャスター〓LOVE」※〓はハートマーク
キャスターとは何ぞや、と思ったら、キャスター≒セントフォースだった。 そんな訳でセントフォースオールスターキャストでお届け。

表紙・巻頭は小林麻央。 撮影は鈴木さゆり。
ビッグコミック・スピリッツが良くやる、所謂「キャスターグラビア」。 版型が大きい分、人物を小さめに撮っても写真になるので、構図の自由度は高く、それを生かした写真が何点か。
引きの写真に面白い物が多い。
正面からの写真だけでなく、色々な角度から撮っている様でありつつ、下目からで且つ向かって右からの写真が多いのは、それが映える角度なのだろう。

続いて橋本雅司で杉崎美香の和服グラビア。
橋本のコッテリした画造りと和服が良く合っている。 ・・・と言うか、橋本が巧い。
粗を隠したり(敢えて指を見て欲しい)、美点を引き立たせて視点をずらしたりしつつ(唇を見て欲しい)、モデルの良いところだけを見せている。
二枚目が特に秀逸。 目線が来ているニコパチばかりが写真ではないのです。 これは良い。

甲斐まり恵を鳥巣佑有子で。 これも驚いた。
甲斐まり恵をド真正面から撮った写真はただの一枚も無いし、明らかに前ピンのものもあるが、ボケ切らないギリギリのところにピントを置いて画にしている。
アップの写真では微細なピントも出しているので、あれは意図したアウトフォーカスなのだと思う。
縦長のページを敢えてスクエアに使っているのも面白い。 もっともこの辺りは編集のセンスだと思うが。
ハイキーで好みでは無いが、良い写真だと思う。

ゴルフをする八田亜矢子で4P。 撮影は渋谷健太郎。
橋本雅司以外ズラリとハイキーな写真が並んでいるのだけれど、渋谷健太郎は普通に撮っている分詰まらない。
向かって左下から撮った横顔の写真だけは面白い。

掛貝梨紗と大澤亜季子と岩崎千明で1Pずつ、普通のニコパチ写真。
ベタで嫌いな写真だが、顔見世グラビアとしては及第点だろう。
撮る側の自由度は限りなく低そうなので、カメラマンについては論評できない。

高樹千佳子をロック姉ちゃんに仕立てて5P。 撮影、外山繁。
3P目のアップの写真のピントの置き場が面白い。 「唇の縦の線に合わせるんです」と写真館の爺さんが言っていたと柳沢保正が書いていたのを思い出した。

オーバーエイジ枠の中田有紀を熊谷貫で5P。
前半は粗が出ないように上手く撮った感じだが、最後の一枚が凄い。
モノクロではなく、色抜きカラーなのだけれど、構図と言い深度と言い絶妙。

皆藤愛子を藤代冥砂で8P。 渋谷直角のショートストーリー付き。
藤代冥砂の不健全な画に皆藤愛子の健全さが勝って、良い具合に仕上がっている。
特に4Pから7Pにかけての、上町の駅前の怪しいカレー屋とその隣のペットショップで撮ったと思われる写真が秀逸。
触る事すら許されないものに極限まで近付いてしまった切なさのようなものが写りこんでいる。
藤代冥砂はモデルに負けたときの方が良い仕事をするような気がする。

特集部分の読み物記事は、「杉崎美香"夏を乗り切る"特撰料理を紹介」「密着 8月9日の高樹千佳子」「岩崎千明×大澤亜季子 仲良し2人のクロストーク」「次世代のキャスターたち 松本あゆ美・伊藤友里・鷲尾春果」「小林麻央ロングインタビュー」の5本。
専門外なので感想は無しと言う事で。

巻末グラビアはアイドル
真野恵里菜を西田幸樹で4P。
版型の大きさを生かした、見開きドアップの写真が良い。
隈隠しなのか、メイクが濃い目なのが疵だが、表情は良い。
東急の駅を借景にした最後の写真も一瞬の永遠性を感じさせるもの。

成海璃子を橋本雅司で見開き2P。
橋本のコッテリ感に負けない成海璃子の強さ。
こう言う顔でカメラに向かえる人は少ない。

黒瀬真奈美・大政絢・前田敦子でドラマ絡みのインタビューグラビア。
立ち位置に力関係が見えて萎える。
前田は劇場で見せるとてつもなく可愛く見える瞬間が、どうも写真になると上手く出ない恨みが有る。

先日チームAへの昇格が決まったAKB48の北原里英を桑島智輝で2P。
初のソログラビアと言う事で、緊張がモロに顔に出ていて、その硬い笑顔と不安げな表情からなんとか使える写真を捻り出している。

いくつか飛ばしてアライテツヤの連載「団地少女」
第2回は松嶋友貴奈。
一枚できっちり画にして来る。 間が良すぎる感じもするが、上手い。

小池里奈の最新写真集からのものが、今号の唯一の水着グラビア。
中三にして端境期ってのも厳しい。

売れに売れている多部未華子を谷口巧で4P。
多部の勝ち。 多部未華子の良さが、多部未華子の力で出ている。
良し悪しより、好き嫌いで書きたくなる嫌いな写真。

最後に中川翔子を長野博文で5P。 これが凄かった。
最初の一枚からして凄い。 瞳の中にカメラマンと小道具類が写り込む訳だが、良く見ても訳がわからない。
そんな訳で調べた。 こちら参照のこと。
レフ板を使わず、自然光を上手く廻して撮ると言うのに唸る。 道理で表情が柔らかい訳だ。 目も活きている。

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2008-08-22 不定期更新 [長年日記]

_ ワニブックス@モバイル 小林香菜「よのなか入門」 第9回

隔月刊の本誌との連動企画で、本誌に掲載出来る分でしか外でのロケが出来ないような事が仄めかされつつ、クイズ大会。

自称「KAアイドル」の小林。 ちなみに「KA」とは「クイズ大好き アイドル」の略。
小林の中では全ての横文字がローマ字表記なので、QuizはKUIZUだし、IdolはAIDOLUなのだ。 私は小林全肯定なので小林が黒だと言ったら白でも黒なのだ、馬でも鹿なのだ、赤坂でも青山なのだ、これでいいのだ。 賛成の反対なのだ。

閑話休題、回を重ねるごとに小林の表情が良くなっている。 今回も考え込んだり、へたり込んでスケッチブックを抱えて横座りしたり、誰が見ても可愛い表情から、好事家向けのあばらかべっそんでべけんやな表情まで取り揃えてズラリ。 携帯サイトなのでサイズは小さいが、質は高い。

第1問は埴輪の写真が示され「これらの名前は何でしょうか? そして何のために使われるものでしょうか?」
小林さまのお答えは
「はにわ こうじをする時の赤いやつのかわり」
得意げにスケッチブックに書いた答えを見せる小林。

第2問は、古墳の航空写真が示され「これは何でしょうか?
「横浜のビーチ」と書いたスケッチブックを得意げに見せる小林。
答えも、答えを書いてあるスケッチブックの持ち方も、左手のVサインも、全てが可笑しい。
普通は左手でスケッチブックを持って右手でVサインだと思うのだけれど、このあたりも小林らしい。

その後も「日本一大きい湖」に「あら川」と答えたり、風流人には堪えられない小林の小林っぷり。

次回はクイズ大会の後編で、8/28更新との事。

_ Club 333 Night View DJ(DJ:折井あゆみ)

お盆で一週空いて、二週間ぶりの Night View DJ。
4分押してスタート。
今日の折井はホットパンツだったが、スタッフが気を利かせて膝掛けを出していた。 良い仕事。
前髪を伸ばしている折井は真ん中辺で分けて、側頭部後方で一つ縛り。 だいぶ印象が変わってきた。

今週はアベック(死語)が多く、楽しげにリクエストを書く姿が見られた。
麻布十番祭りと重なった事もあってか、浴衣率も高目。

夏休み中は大展望台までの600段の外階段が開放されていると言う話題から実際に登った友人の話。
火曜日に仕入れた根多だと思うが、上手く使っていた。

盆休みに長野へ帰った折井は諏訪湖の花火大会を見てきたそうで、その辺りの話。
人口5万人の町が、その日だけ50万人に膨れ上がり、新宿に負けない都会気分ってのが面白かった。

カフェ・ラ・トゥールに一品頼むコーナーでは、曲間にDJミズノ氏と綿密に打ち合わせ。
メニューが変わったそうで(「少しですけどね」ミズノ氏談)、その中からミズノ氏お奨めの黒糖ラテを注文。 今週もあっという間に届いていた。
これはアタリだったようで、コーヒーが飲めない折井も美味しく飲めたようだった。
新メニューには「ミルクプリンのイチゴサンデー」なんてのもあるらしい。

折井の仕事ッぷりは今日も安定していて、帰り際に持って帰ろうとした黒糖ラテをこぼしてしまった以外は目立った失敗も無く。
安心して観ていられて、しかもそれなりに楽しい。
劇場のような「わくわく感」は無いが、気が付くと時間が経っている。
騒がずガツガツせず観る向きにはお奨めのイベント。 来週も七時半から。

_ 戸島花の事務所移籍を言祝ぐ

多士済々のAKB48に於いて、「可憐さ」「初々しさ」ではどうでも、こと「使える」と言う点において衆目の一致するところであろうと思われる戸島花の事務所移籍が、漸く決まった。
移籍先はドレスコード
出来たばかりで、まだ海とも山ともつかぬ事務所であるが、この時期に戸島を獲ったと言う事は即ち「わかっている」と言う事だと思うので、ここは素直に祝福したい。

この事務所は「所属アーティスト」が「タレント」と「文化人」に分かれていて、「文化人」として所属しているユリーカさんのブログが、なんと言うか「隼人ピーターソン口調」で凄いのだけれど、それはさておき戸島の話。

戸島は器用では無いがやらせれば何でもこなし、やる気を剥き出しにはしないが決して手を抜かず(ひまわり組に於いて板野と裏表だったのは実に sarcastic だった)、素直では無いが正直で、可愛げは無いが無さ過ぎ加減が一回りして可愛らしく、夢が無いくらいに化粧が上手いがケバケバしくは無く、畳の上で正座して生活してきた典型的な昭和日本人の体形だが妙に艶かしく、無駄に他人行儀だが情には厚く、奥ゆかしくてもどかしく、歯痒くってじれったい。

舞台の真ん中に立っている事は少ないが、戸島の居ない公演は締まらない。
何時だったか、MCがぐだぐだに成り掛けたとき、小嶋陽菜が言った。
「やめなよ、今日戸島居ないんだよ。」
大江が倒れた時もそうだったが、たいてい戸島がなんとかして来た。

将来なりたいものを訊かれた時の答えが忘れられない。
「役者です。」
女優ではなく役者と答えたところに、戸島の気概を感じた。

とまれ、事務所が決まったと言うだけで、全てはこの先の話だ。
傍で見ていて辛いのは飼い殺しにされる事で、「あのままAKSに居たほうが、まだ良かった。」なんて事にならぬよう、ドレスコードには頑張って戸島に合った仕事を獲ってきてやっていただきたい。
獲ってきた仕事は、きっと次に繋げてくれると思う。

_ 遅蒔き乍ら青田買い

研究生の小原春香も、上記のドレスコードへの移籍が決まったそうだ。
チームに所属しないメンバーを研究生と言う形で囲うようになってから、既に各チームへ割り振られた連中も含めても、研究生出身で所属事務所が決まったのは小原が初めて。

カフェの売り子からAKB48劇場の舞台の上の人になったのは、篠田・大堀に続いて三人目だが、現状では厚遇されているとは言い難い。
そんな中でも、少ない出番を遣り切る姿勢への評価は高く、AKB48劇場の舞台の上での経験こそ少ないが、名前で検索すれば広い舞台も経験しているのが判る。
戸島もそうだが「出来る・使える」連中を撰ぶ、この事務所の獲得方針が面白い。

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2008-08-15 不快不可解 [長年日記]

_ ワニブックス@モバイル 小林香菜「よのなか入門」 第8回

今回は「晩夏の特別編」と題して、小林が大の苦手の「こわい話」。
この仕事にも慣れて来たらしく、のほほんとした表情で写っている。
公演中でも怖い話になると異常なくらい取り乱す話から、小林の想像するオバケの図が。 これがまたヒデーのなんの(※褒めてます)。
そこから劇場でも首から上だけの女の人を見た(実際には首から下が隠れてただけ)とか、それの絵(これも凄い)とか。
このあたり、白ホリのスタジオにへたり込んで、スケッチブックを抱えて描いているのだけれど、このへたり込み方がまた小林らしい。

河西智美あたりだと、綺麗にしなを作って横座りになるのだけれど、そこは小林。 腰抜かして座り小便しちゃったみたいな、見事なへたり込み方。

最後に小林の怖がりエピソードが入るのだけれど、これがその、実に小林らしく、ここのところのあれこれを忘れさせる面白さ。

一人で寝られない小林は秋元と同室になる訳だが、小林が怖がりだろうが何だろうが頓着しない秋元は先に寝てしまい、ひとり残された小林は恐怖にうち震えつつ、CDを大音量で流しながらシャワーを浴びたり、テレビを大音量で見たり。
そこまでやられても起きない秋元も凄いが、ここからの小林がもっと凄い。

寝つづける秋元の寝顔を見ながらアイスを食べる小林。 おばけも怖いが、勝手に食べたのがバレて目覚めた秋元に怒られるのも怖い。 下手すりゃトイレに流されてしまう。
「あきもとぉ〜、冷蔵庫のアイス食べちゃうよ〜」と言いつつ、アイスを鼻先に持って行って匂いを嗅がせたり(でも起きない秋元)。
起こした後の秋元が怖いのか、起こさないでおく優しさなのか、そのあたりが微妙なところだが、その後もアイスを食べながら秋元の耳元で囁き続けたと言う、兎に角小林らしいエピソードではあった。

人類は史の謎に迫ると言う次回更新は8/21とのこと。

_ 菊地彩香を惜しむの記

先日来休演の続いていた菊地は、結局解雇という事になった。
先ずAKB48を統括するAKSの窪田社長から公式ブログでの発表があり、続いて所属事務所であるプロダクション尾木の尾木社長からも専属契約解除の発表

菊地は軽率なだけで、別に法に触れるような事や、人倫に悖る事をした訳でも無く、何故此処まで厳しい処分が下るのか理解し難いのだけれど、クビになってしまったものは仕方が無い。

菊地にとって痛いのは、AKB48をクビになった事より尾木プロをクビになった事だろうと思う。
尾木プロをクビにされた人間を何処が拾うか・・・。 実に厭な話ではあるが。

私個人としては、さして関心のあるメンバーでもなく、菊地が真ん中で歌っている曲では他のメンバーを観ている事の方が多かったが、舞台上での菊地はそれなりに輝いていたと思うし、不快に思うような手抜きやトチリも目にした事が無い。

其れ迄の人生と決別して、人相が変わるくらいこの仕事に賭けていた菊地がこのまま消えてしまうのは実に不憫。
既に「火中の栗」という訳でも無く、半年と言わず名古屋で言うところの「八十日目」くらいに何処かにひろわれて、ヒョッコリ人前に出てこられるよう願っている。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

# テッド [8月14日夜公演終了後に写真が無くなっているのを見た時、予想はしていましたがむごい事をと思いました。再起して欲しい。]

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2008-08-08 Day by day. [長年日記]

_ ワニブックス@モバイル 小林香菜「よのなか入門」 第7回

横浜火力発電所編もいよいよ佳境。 発電所の心臓部である8基のタービンを見学するも、体感しないとその物の凄さを理解出来ない小林は「ふーん」と言う感じの気の無い表情。
それが構内移動の電気自動車に乗る段になるや、一転して楽しげに。 本能で生きる女、小林香菜

発電所のシンボルである二本の煙突「ツインタワー」に登る。
「こっちが才加で、あっちが佐枝〜♪♪」
平和だ。
展望台から下界を眺める小林の横顔は、実物以上の美少女っぷり。 これも新たな引出しなのではないだろうか。
ワニブックスモバイルで唯一不満なのは、画像が保存できない事。 この横顔なんざ実に良い写真なのだが、観たくなったらブックマークに入れておいて、その都度アクセスするしかない。

今回の見学の纏めとして、画用紙にイラストを描くのだけれど、案の定遊園地的アトラクションとツインタワーの記憶しか無い。
それでも発電所もAKB48劇場と同じように、沢山の裏方さんに支えられている事は理解できたようなので、まぁ良かったのではないでしょうか。

次回更新は8/14との事。 新章スタート。

この連載が始まってから、小林のファンクラブブログであったり携帯サイトの当番ブログであったりの内容が明るく楽しいものになっているように思う。
私はキャリアが非対応なので直接は読めないが、友人の話を聞いたり実際に見せてもらったりした限りにおいては、配信されるメールも同様で、時折「迷子になった」とか「オバケが怖い」とか頭を抱えたくなるものもありつつ(それも小林らしくて良いが)明るい内容であるようだ。
一つの仕事が刺激になって良い循環で動き出した訳だが、根拠なんか無くて良いので、このまま自信満々鼻高々で突き進んで欲しい。
他のメンバーも時折書いているが、小林には周囲を幸せにする力がある。

_ Club 333 Night View DJ(DJ:折井あゆみ)

夏休みと有って、大展望台へのエレベーターも無茶な混み様。
何回か待って漸く大展望台へ。
番組中に折井も話していたが、リニューアル工事中だった一号機が九日から運用開始との事で、混雑も緩和されると思う。

今日の折井はノースリーブのワンピース。
座ると危うい丈だったが、下にスパッツを穿いていたので膝掛けは無し。

例のオタンコナスは例に依って例の如しで、こう言う服装の日もド真正面に陣取って凝視。
多少のモラルがあれば立ち位置も考えると思うのだけれど、そんなものが有れば全世界に向けて性衝動丸出しの書き込みをしたりもしない訳で、いやはやなんとも。
他にもイベント中に折井に突っ込んで行きそうな挙動の怪しい客も居たが、とりあへず何事も無かったのは不幸中の幸い。

閑話休題、フットタウンの三階に「タワーギャラリー 3・3・3」なるものが出来た話。
東京タワー50年の歴史を辿る写真展や、国内外の著名店舗と共同開発したお土産を売るスペース、甘味やソフトクリームが食べられてアルコールも提供されるマザー牧場カフェがあるとのこと。
ここで折井から話を振られたDJミズノ氏は、カルボナーラが安い事を力説。
「いまどきカルボナーラが500円ですよ!!」
妙に可笑しかった。

カフェ・ラ・トゥールに一品頼むコーナーでは、珍しくアイス抹茶。
今週は混んでいたらしく、一分とは行かなかったが、それでも二分と掛からずに届いてはいた。
味の方は折井曰く「オトナの味」。
女の子はガムシロップを2個くらい入れると丁度良いなんて話をしていた。

スタッフの打ち合わせが長引いたり、機械トラブルがあったりすると、折井が繋がなければならない事があるのだけれど、慌てず騒がず自然に繋いでいる。
耳で聴いている分には殆ど気にならない。
舞台で付いた度胸が上手く活きているように思う。

_ レス

テッドさん
素人以下の運営をしている側が、素人めいた振舞いを断罪する資格の有りや無しやってのを考えると、実に滑稽。
秋元康ならただクビにしたりせずに、逆手に取った売り方を出来ると思うんですが、大所帯になりすぎて小回りが利かないのでしょうか、動きがありません。

_ 匿名の破廉恥漢へのレス

12の分を纏めて。
便所の落書きは便所でお願いします。
捨てハンドルで書いた場合、今後は消しますので悪しからず。

2008-08-05 事後処理 [長年日記]

_ レスに先だって

前回更新の後、往復十数時間の旅に出て、なんとか無事に帰って来たものの疲労困憊。
とりあへず携帯から軽く更新。

本件とは関係なさそうな、私個人に対する怨恨から来る自慰手淫に類する書き込みについては後回しにしますが、こちらについても後ほど。

_ 「資格」について

恐らく出て来るだろうと思っていた「ステージに立つ資格云々」が予想通り出て来た。
「ステージに立つ資格云々」について語る資格の有無に関しては後ほど。

今回の件はステージに立つ者の倫理に係る問題ではなく、自分を商品として売って行かねばならない者が犯した営業戦略上の過ちだと私は捉えているのだけれど、それについても後ほど。

とるものもとりあへず書いておきたいのは、捨てハンドルで罵言を書きなぐる人間の醜さ。
「資格」に絡めてチャンドラーの言を借りて書けば、この手合いには「生きて行く資格が無い」し、そもそも「生きて行けない」だろう。

_ 不条理

好きならば
好きだと言おう
胸の内
さらけ出そうよ

曝け出した結果、こうなっている。
あの歌を笑顔で聴いていた同じ人間が、口を尖らせて騒いでいる。
意図して書かれた不条理劇より、世の中に転がる出来事のほうがより不条理であることはまま有る。

客がアイドルとして求めているのは Frau ではなく Madchen なのであるけれども、それは「実際のところどうか」ではなく「イメージとしての処女性」にある訳で、宮﨑あおいがそうであったように、表沙汰になりさえしなければ、私生活がどうであっても仕事には支障を来たさない。

菊地の不幸は無闇に彼女自慢をしない男にも、温かく見守ってくれる口の堅い友人にも恵まれなかった事に有る。

宇佐美友紀が一昨年の秋に、AKB48のメジャーデビューにあたって書いたブログの一文、メジャーデビュー「会いたかった」を読んでいただきたい。
客の皆さんは菊地を叩く前に、菊地は世を儚む前に。

_ 匿名の破廉恥漢へのレス

破廉恥漢 1
私の容姿が醜悪で有ると言う点は否定も異議申し立てもいたしませんが、それと今回の件とは何ら関係がありません。
「変な否定」とやらが具体的に何を指すのか判りませんので、お答え出来かねます。
先ずは小学校レベルの国語力を身につけてから出直すことをお奨めいたします。

破廉恥漢 2
私の性的嗜好が正常かどうかは定かでありませんが、スカトロ趣味と加虐・被虐趣味は御座いません。
錦糸町界隈で羽目を外すこともありません。 ちなみに錦糸町は墨田区ではなく、江東区です。
繰り返しますが、小学校レベルの国語力を身につけてから出直すことをお奨めいたします。

破廉恥漢 3
確かに落語協会は好きでは有りません。 然し乍ら落語協会を批判するような記事を書いた憶えはありません。
何を以って「落語協会の批判」と書かれたのか、具体的な論拠をお示しください。 話はそれからです。
しつこいようですが、小学校レベルの国語力を身につけてから出直すことをお奨めいたします。

破廉恥漢 4
付ける薬がありません。
45億年遡って、先カンブリア紀から人生やり直すことをお奨めします。

_ レス

はしもとしんやさん
捨てハンドルで悪罵を書き散らかすあなたの方に、人間としての何かが欠落しているように思います。
「ステージに立つ資格」が菊地には無いとの事ですが、私から見ればステージの上での菊地は十分及第点であり、手抜きが目に余る連中を尻目に「ステージに立つ資格」云々で菊地が叩かれるのは納得が行きません。
「素人のダチとプロフやって名前と顔出しプリまで載せてるんだから、これだけでもプロとして失格」ここまでは同意できないにしても言いたい事はわかります。 しかしそれが「ステージに立つ資格」が無いと言う事にどう結びつくのかが理解できません。 説明していただければ幸いです。

すぺんさーさん
上にも書きましたが、今回の件は職業倫理より商品としての自らの価値を下げる事に無自覚だった事の問題だと私は思っています。
それによって事務所や劇場側が被った迷惑や損害に関しては償わなければなりません。
菊地は馬鹿だとは思いますが、最低の人間だとは思いません。
親身になってくれるスタッフは居るようですが、何か下手を打ったら半殺しにされかねない三島無玄氏のような強面が居ない為に、箍が緩んでいるのではないでしょうか。

テッドさん
15歳の、親から「AKB=彩香・菊地・バカ」と言われて喧嘩してしまうような、株式投資の話を聞きながら「カブって食べ物の蕪?」と訊いてしまうような、そんなオツムの弱い中学生のオツムの弱さ柔らかさ加減を知りつつ管理し切れなかった劇場側にも、一定の責任は有ると私は考えます。

のぞみすとさん
他所のブログをあまり読んでいないので、全体的にどう言う論調なのか把握しきれていませんが、私が見て廻った限りにおいては、叩く側の幼稚さが目に付きました。
菊地をクビにすべき理由を納得の出来る形で書かれたものを、まだ目にしていません。
本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

# テッド [AKB48の運営側は素人が勉強しながら覚えて行くスタイルですので管理責任を問うのは酷でしょう。メンバーも研究生、名古..]

# 墨田ペロペロ堂…の本音 [俺のチ○ポのハンドルを握る前に運子を巻き散らかす貴方の方に、人間としての何かが欠落しているように思います…と言っても..]

# 墨田ペロペロ堂…の本音2 [「オナニー…無しヨ!」問題について考える 何度か書いているし、今日も書いたが、チ○ポで手コキとも取れる様な動きをした..]


2008-08-01 てめぇ何さま、お互いさま。 [長年日記]

_ Club 333 Night View DJ(DJ:折井あゆみ)

今週も仕事帰りに東京タワー。 駅から東京タワーまではなだらかな上り坂なので、この陽気だと着いた頃には汗だくだく。
大展望台に登ると冷え冷えなので、芯から冷えて来る。

ほぼ定時にスタート。 今日の折井はノースリーブのワンピースに黒いレース地だかニットだかのベストを羽織って二の腕祭り。 細い。

今日は外つ国からのお客さまが多くて、足を止める人も少なめ。 やり難そうな状況ではあったが、何時も通りの良い仕事だった。

季節と言う事で花火の話など。
折井のお奨めは郷里である長野の、諏訪湖の花火大会。
火の粉や灰が降ってくるくらいの至近距離で見られる大迫力でありつつ、冷涼な気候なので浴衣で出かけても汗でべたつくようなことも無く快適とのこと。
DJミズノ氏も大きく頷いていた。
東京タワーからも、八時半頃にはネズミーランドの花火が見えたりするのだけれど、今日は南の空に横浜の花火が見えたらしい。

折井のお奨めの一曲を掛けるコーナーでは、AKB48の「Baby! Baby! Baby!」ドコモさまの携帯のみの配信な訳であるが、放送用の音源は(当たり前だが)有るようだ。

デフ何とかで無くても、ロンパリ海坊主のインディーズレーベル(※AKBペディアのダイキサウンドの項参照のこと)でも何でも良いから、とっとと円盤状の商品にして売って頂きたい。

カフェ・ラ・トゥールから一品頼むコーナーでは、珍しくアイスココア。
今週も音速デリバリー。 ストップウォッチで計ってみたが、ジャスト1分で届いていた。

DJミズノ氏は、今週も渋い選曲。 リクエスト以外に掛かる曲の質が高い。

_ ワニブックス@モバイル 小林香菜「よのなか入門」 第6回

ワニブックスモバイルの構造が少し変わって、閲覧し易くなっている。

前回の続きで、今週も横浜火力発電所。 発電の基礎を説明されても脳味噌のキャパシティを超えた内容にフリーズして呆けたところから再開。

スタッフ氏が抜いた伝家の宝刀「手回し発電機」により、漸く"ちからをでんきにかえるしくみ"をおぼろげながら理解した小林の、心の底からほっとしたような表情がまた判り易くて良い。
ココから先は何時もの根拠の無い自信に満ち溢れた「勝ったも同然」な表情。
いやはや担当編集氏の心労たるや・・・。

次回更新は8/6とのこと。 まだ「火力発電所の巻」は続く。
東京電力の皆様、お手数をお掛けしまして申し訳御座いません。 小林本人に成り代わりまして、お詫び申し上げます。

しかし凹んだり立ち直ったり図に乗ったり。 小林の"らしさ"がここまで判り易く出るってのも稀有な連載だと思う。

_ 「二面楚歌」は菊地彩香嬢を全面的に擁護します

軽率の謗りは免れ得ないとしても、別に法に触れるような事をした訳でもなく、何を騒ぐ必要があるのか私には全く理解出来ない。 (法に触れるような事が明るみに出れば、それは仕方の無い事ではありますが。)
耶蘇は嫌いだけれど、一文を引いておく。

汝らのうち罪無き者のみこの女を石もて打て

「てめぇ何さま、お互いさま」、騒いでる連中がどれほどの善男善女なのかなんざ怪しいものだ。
メンバー各位に自覚していただきたいのは、如何に自分たちが悪意に取り巻かれているかと言う事であり、一般大衆の「幸せ」など、最早望むべくも無いと言う事。
事の是非はともかくとして、何かを捨てなければ何かを得る事は出来ないのです。
C'est la vie.

本日のツッコミ(全8件) [ツッコミを入れる]

# はしもとしんや [確かに菊池彩香は法にはふれてないが、タレントとしては失格である。 素人のダチとプロフやって名前と顔出しプリまで載せて..]

# 万個入連蔵 [おい、ペトリ堂!!手前の変な否定は糞以下には呆れて物が言えんわい!! お前の糞ブログの方が底辺以下だ!!ウルトラセブ..]

# ペトリ星人 [ヒヒヒ我々はペトリ星人だ!! 今日も楽しいオナニー風呂具で運古をばら撒くぞー!! 悪の批評論文の男、趣味SMプ..]

# ペトリ星人の生態 [落語協会の批判を得意としてAKB劇場にも潜伏する根暗な糞男である。 趣味葉高速オナニーである。 ペットは野獣を飼..]

# オナニーなどするな!! [自慰行為の好きな君たちの人間性の否定をしてるのは俺だ!!オナニーをしてくる連中 など無視せよ。それならチ○ポを女にシ..]

# すぺんさー [法に触れなきゃって最低の人間でしょう それぞれの仕事に倫理や秩序があり、それを乱した者には、その仕事のやり方で罰する..]

# テッド [15歳の女の子に何を求めてるんだか。私は二面楚歌さんに全面的に同意です。]

# のぞみすと [はじめの5件のコメントは、理性の片鱗も感じさせませんね。もしかすると、菊地バッシングはこの程度のレベルであるという見..]


2008-07-26 久々の二回当選 [長年日記]

_ AKB48チームB公演(マチネ)

6月8日以来のチームB公演。 結論から先に書いてしまうが、実に楽しかった。
良い意味での余裕が出ていて、練れて来ている。
今日は休演が無く、オリジナルメンバー勢揃いだった事も、公演の質を高める要因になっていたと思う。

籤運良く、早めに呼ばれて二列目。 妙に狭いんだが贅沢は言えない。
贅沢は素敵だが敵だ。

影アナは浦野で、オカズ入れすぎの様な気もしないでもないが、上手く盛り上げてはいた。

オーバーチュアで幕が開いて、例の小芝居から。
今日は隅田川の花火大会だとか、夜公演と被ってるから行けないとか、客が流れちゃったらどうするんだとか、「花火」ネタは有りだが「花火大会」ネタは禁止とか、そんな話から円陣を組んで「初日」。

多田が面白い。 他のメンバーと視線を絡めて頷き合ったり、肩をポンと叩いてニッコリ笑ったり、脇腹を突付いてみたり。
MCでもボソッと鋭い突っ込みを入れたり、身も蓋も無い駄目出しをしたり。 まさに enfant terrible.

三曲終わってここ迄の曲紹介から自己紹介へ。
仲川の「2人乗りの自転車」の発音が"じんしゃ"に戻っていた。 微笑ましい。

浦野はその場の思い付きでテキトーに喋っているようでいて、客を弄りながら上手く盛り上げて纏める。
早乙女はネタを仕込んで来つつも、客と上手く絡めずに尻すぼみで終ってしまう。
それでも以前のように話の途中でその話の受けが悪い事に気付いて絶望的な表情になって話を終らせていた頃に較べれば、長足の進歩ではある。
話の筋そのものは通っているので、ネタ帳をつけて研究すると良いのではないかと思う。
早乙女のこのもどかしさも、嫌いではない。

「天使のしっぽ」は多田に目が行き勝ちなのだけれど、今日は近い事もあって仲谷を見ていた。
派手さは無いが動きが大きくて綺麗なのに気付く。
髪で顔の輪郭を小さく囲っているのだけれど、激しく動いて髪が乱れた時に見える横顔も良い。
ブーツの紐が解けていてハラハラしたが、何事も無く終了

「パジャマドライブ」では、平嶋と渡辺は夏パジャマでサンダルなのに、仲川だけ冬パジャマ(コートは無し)でバスケットシューズ。 間違いなのか狙いなのか。
脇を固める仲川と平嶋は、前髪を留める兎のピンと、髪を縛る白いポンポン付きのゴムがお揃い。 この辺りの細かい小道具を探して見るのも楽しい。

「純情主義」は研究生を観察しようと思っていたのだけれど、片山が凄すぎて片山ばかり見ていた。
相変わらず生歌率は低いのだけれど、これだけ激しい動きなら仕方が無い。
片山は大きく激しく深く動いて、それでいて表情にはゆとりがあり、歌もしっかり歌っている。
激しく動くと流石に歌声が揺らぐ瞬間があり、その一刹那だけ生歌と歌入りオケが聴き分けられる(逆に言うと、聞き耳を立ててみても殆ど判らない)。

「てもでもの涙」は柏木と佐伯の動きの質の違いが面白い。
釣り竿に例えると、胴調子で身体全体をしならせくねらせる柏木と、先調子で手先のニュアンスで表現する佐伯。
時折目を細める柏木と、瞬きもせず目を見開く佐伯。

「鏡の中のジャンヌ・ダルク」 浦野のアイパッチが廃止されていた。
菊地を囲む四人が実に良い動き。 特に浦野の足首のスナップで左右に飛ぶ動きが美しい。
流石、伊達や酔狂で長く演って無い。 亀の甲より(略)
私の座った位置は浦野が正面に来る事が多い、所謂「LFL席」(※ Lets fall in Love の略、TPD用語)で、危うく恋に落ちそうになったが、なんとか徳俵で堪えた。

曲の後の間繋ぎMCでは、宝くじで三億円当たったらどうするかと言うお題から株式投資の話になり、元本割れについて優等生の早乙女が説明している横で
「カブって食べ物の蕪?」
と菊地が呟いたのを田名部が暴露。
小林とはまた別趣のイカレっぷりが面白い。

「命の使い道」では、妙に月蝕踊りが上手いのが居て、誰かと思ったら仲川。
こう言うのは不得手だと思っていたので驚く。

「キスして損しちゃった」まで終って、間繋ぎMC。
話の流れで「TPOが大事なんだよ」と平嶋。
「そもそもTPOって何だ?」って事になり、振られた平嶋。 Tは「時と場合」、Pは「ピーポー」、Oは「オーシャン」と答えつつ引き攣り笑い。
Time, Placeまでは出たがOが出ない所に
「OはOccasionだよ、でもOccasionの意味は判らない」
と浦野。
上手くオチが付いた。

アンコール前の研究生コーナーでは、今日も藤本が落とし込みプレイ。 大家を血祭りに。
横に居た指原は「沙羅・・・恐ろしい子!」と白目を剥いていた。(←多少脚色)

アンコールでは佐伯だけ靴が違う。 さては浦野に燃やされたか・・・と思ったら、レッスン用の靴を間違えて履いて出たらしい。
佐伯は右ふくらはぎと左膝にテーピング。 動きにも表情にも出さないのが凄い。

仲谷は注意して観ていると、地味に良い動き。
MCでも地味に良いフォロー。 本人がもう少し前に出てくれると良いのだけれど・・・。

_ AKB48チームB公演(おやつ)

最悪の籤運で、最終順に沈む。 それでも何とかお立ち台の一角を確保。
舞台中央が丁度見えない位置だが、立ち見で人の頭の間から見るよりは精神衛生上良い。

一時期はお立ち台も派手に踊るバカが多くて辟易したものだが、客が薄くなった分治安は良くなった。

舞台中央が見えないので、上手下手の柱外を中心に観覧。
中心にと言うか、そこしか見えない。

おやつ公演も良い意味での「余裕」が有って、比較的振り付けの自由度が高い曲では、ちょっかいを出し合ったり、じゃれ合ったり。
それでいて客に狎れる事は無く、公演の質そのものは高く保たれている。

マチネで観た仲川が予想外にちゃんとしていたので、おやつ公演では仲川を中心に観覧。
仲川のような、脳味噌まで筋肉で出来た色黒の体育会系女子と言うのはどうも良い思い出が無く、これまで余り視界に入れて来なかったのだけれど、意外に繊細な動きが出来ていて興味深く観た。
特に、身体をくねらせるような動きであったり、月蝕踊りのようなカクカクした動きであったり、比較的難易度が高くてコツが必要な動きが上手い。
指を開いたり閉じたりする動きも丁寧なのだけれど、強く握ったグーと、強く開いたパーの間で力強く動く指が微笑ましい。
これで力を抜いて動けるようになれば、もっと良くなると思う。

今日一番の収穫は浦野。
力の入れ方抜き方が絶妙で、腕を捻りながら指を開いたり閉じたりする動きの優美さに感歎。

「天使のしっぽ」は、柱で多田が殆ど見えないので、野口と仲谷を見る。
仲谷は注意してみていないと判りづらいのだけれど、大きく綺麗に動いている。 実に丁寧。

「パジャマドライブ」も柱で渡辺が殆ど見えないので、仲川と平嶋を注視。
仲川は難しい振り付けは綺麗なのだけれど、簡単な部分で流しすぎるように思う。
平嶋は高いレベルで均質。

「純情主義」は柱で研究生しか見えない。
自棄糞で研究生を観察。
過不足無い動きの鈴木、一寸喰った動きの中西。
バックダンサーとしては鈴木の方が正しいのだけれど、中西の攻めの姿勢も有りだと思う。
大家の半径1mだけは、曲と関係なく牧歌的な雰囲気。
アンコール明けの研究生コーナーでは、大家大爆発で、全部持っていってしまっていた。 ペンペン草も生えないくらいの焦土。
大江枠なのか小林枠なのか、物凄い逸材。

「てもでもの涙」も柱で見えない。
仕方が無いので柏木の影を見る。
手足が長く、コンパスみたいな体形の佐伯。
独特なグルーヴの動きが面白い。
手旗信号のようにカクカクしていつつも、手首から先の動きを柔らかくして綺麗に見せている。

「鏡の中のジャンヌ・ダルク」も柱で真ん中に居る菊地が見えない。
下手花道に来た早乙女の睨め付けるような流し目が良かった。
激しく走り回った後、そのまま間繋ぎMCに入る訳なのだけれど、呼吸の落ち着きが実に早い。
呼吸器・循環器まで含めて、体力が付いているのだと思う。

結局最後まで(当たり前だが)真ん中は見えないので、下手側に来た連中を中心に観覧。
まぁ兎に角浦野が良かった。
強く激しい動きから、弱く優しい動きまで、硬軟緩急自在に。
指先まで神経を通わせつつも、適度に力を抜いた動きの妙。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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